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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

「師匠のお筆」4-5-9
『師匠のお筆』


4-5-9


枕必は身悶える鈴美を、胸と股間の両責めで制圧し、彼女が絶頂から逃げられないようにした。

「ひぃぁああぁ……っ!」

すさまじい快感が体中を駆け巡り、鈴美の全身からどっと汗が噴き出す。それでもなお膣へのピストンとクリトリスへの愛撫は続いた。しだいに発汗のせいか寒気めいたものを感じる一方で、肉体は燃えるように熱くもあるという不安定なコンディションのために、鈴美は宙に浮いているような感覚だった。そうして彼の体の上で、されるがままの状態だった。

枕必は、そんな鈴美をなすがままに操る。合体したままで鈴美を起き上がらせ、彼女の腰をつかんで下から垂直に突き上げた。

「うっ、んっ、はっ……!」

騎乗位の姿勢は背筋を上手く支えられず、手をふわふわとさせて鈴美はぐらぐら揺れた。やがて枕必も体を起こし、鈴美の背中に密着する。枕必の膝の上に鈴美が座る格好だ。

「あんんっ……!」

鈴美は下腹部を押さえた。まるで胃の辺りまで陰茎でえぐられるような気がする。そんなはずはないのだが、角度が変わって下から垂直に立ち上がった陰茎が、穴の天井を持ち上げんばかりに深く突き刺さっているせいで、そのように感じたのだ。

他方、穴の天井、すなわち子宮に、立ち上がった陰茎の突き上げが直撃し、鈴美の体の中心に大きな響きを与える。

(深い……っ!)

子宮にズンズン響く重低音の乱れ打ちは、彼女に女としての性の悦びを教えた。つまり彼女の肉体が、真に愛するパートナーと認めた、枕必の子を孕みたいと望んでいるということであった。

「あうっ!」

両腕を引っ張られて体全体を下に押さえつけられると同時に、それとは逆にペニスは上へと深く突かれ、その状態でしばし合体が停止する。鈴美は、このままペニスに体を引き裂かれるのではないかと錯覚した。

(奥……に、届いてる……)

鈴美はこれまで漠然と、ヴァギナという穴には底がないのではないかと思っていた。知識としてその奥の構造は知っていても、それを実感したことはなかった。だが今は違った。ヴァギナの奥の一番深い所に、ペニスが届いているからだ。それを体が持ち上がらんばかりにビンビン感じているからだ。

そうして、鈴美のイメージでは、体を持ち上げようかという勢いのペニスがつつく奥底には、鈴美の子宮が、日頃慎ましいその口をあんぐりと開けていて、亀頭は今にもその口に割って入りそうなのであった。今射精されれば、漏れなく精液が子宮内に亀頭の穴から直接注入されることになる、彼女はそう考えていた。

子宮の穴まで開いたつもりの鈴美は、心も体も文字通り枕必に開いていたのである。それが、女にとっての幸いであると言わんばかりに。


<つづく>



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