おことわり
R18
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

育てる夫(10)おばさん女房


十八歳



 理生が高校に上がった頃、彼の両親は離婚した。こうした時、いつも割を食うのは子供である。そして、今回の場合、ひとみも不利益を被った。

 母に親権を預けられた彼は、家を出なくてはならなくなった。幸い学校は変わらないし、また母の仕事の都合から遠方への引っ越しではない。しかし、ひとみとはこれまでのように気軽に会うことが難しくなった。

 それでも彼は募る思いを抱いて、精勤にわざわざ家まで訪ねてきた。だが、既に成人然とした男性をしばしば招き入れるのは人目に立つ。仕方なしに、逢瀬はホテルで行うことになった。すっかり背の伸びた彼とは並んで歩いても見劣りしない。ひとみは、若いカレシに誇らしさを感じつつ、デートを楽しんだ。

 もっとも、こと性欲に関しては両者とも不満が残った。あれだけしつこく体を求め合ってきた者達が、限られた時間内で満足出来るわけもない。

 思い切って、ひとみは別にマンションを借りた。仕事部屋の名目である。

「へえ、そうなんだ……ンン……ッ!」

今日もその部屋で電話を受けている。相手は海外にいる娘だ。

「……ねえ、ママ、ひょっとして風邪引いてる? なんかさっきから声変だよ」

「そっ、ォオ、そうかしらぁ? ン……ちょっと風邪気味かもぉ……」

彼女は後ろ手に男の腕をはたく。相手はめげることなく、それを乳房へ伸ばした。ここ数年でまた実り、今ではFカップにまでなっている。成長期でもないのにふしだらに育ったものだ。今しもそれを持ち上げられながら、彼女は全裸で娘と会話していた。

「エー、気を付けてよ。もう若くないんだから」

「バカねぇ、ン、まだまだぁ、ア、若いわよぉ、オオォ……」

ひとみは時折口元を押さえながら、辛うじて意識を保っていた。気を抜くとアクメの波に飲み込まれてしまう。盛りのついた肉体は、とっくに雌と化して男根を食いしばっている。

「あ、真来た。真! グランマだよ」

電話の向こうで、娘が息子を呼び寄せるのが聞こえる。その瞬間にひとみは受話器を押さえ、眉根を寄せた顔で振り返って首を振った。無茶をしないで、という合図である。

 孫である真は現在大学生で、今は休暇の為に実家へ帰省していた。日本に住んだことはないが母親の影響はもちろんのこと、親日家の父の教えもあって、漢字の名前を持つと同時に、日本語もそれなりに流暢に使えた。

「ハイ、グランマ。元気ですか?」

「うん、ン……ッ、元気ぃ! 久しぶりねえぇ……アハァッ……ン……ハハ……」

喘ぎそうになるのを、必死で笑っているようにして誤魔化す。それがとりあえず上手くいって、真は祖母へ親し気に話しかけた。もっとも、彼とて想像だにしないだろう、孫の自分と電話で話しながら、自分より年下の男にペニスを刺されて、今まさにセックスしている最中だなんて。

 理生はこのマンションへ、ほとんど半同棲のような形で頻繁に訪れていた。来れば決まって愛欲の時間となる。今日も今日とて愉しんでいたところ、電話が掛かってきたわけだ。出ない選択もあった、性交をしない選択もあった。しかし、二人が選んだのは最悪手であった。

 彼は電話中のひとみを後背位から貫いたものだ。

「学校はぁ、ア、ァ、楽しいぃ、イ、ヒ……?」

踏ん張って頭を回転させ、会話の接ぎ穂を探す。後ろからは休む暇なく責め立てられ、家族で居たい頭と、雌に堕ちたい体がちぎれ飛びそうだ。

「ガ、ガールフレンドはぁ、いるのぉ、ォ、オ、オオー……?」

真は、仲良くやっているよ、などと答え、照れ笑いを浮かべた。彼が付き合っているのは同じ学校の同級生である。親より一回りの女性が性の対象になるなんて、思いつきもしない彼である。

 その意味では、理生はやはり特殊であったろう。それ以上に、ひとみは異常だ。己の孫より一つ年下の少年を男と定め、劣情を催すというのだから。

 パンパンという、肌と肌のぶつけ合う音が部屋に響き渡る。ぬめりを帯びた剛直はテラテラと光って、淫肉の発情を語るよりも明らかに示していた。

「日本にもまた行きたいよ」

真は人懐こく話し、祖母に会いたいと言ってくれたが、この時ひとみはもう、家族のことなんてどうでもよくなっていた。今体内にある男根が全てである。

「ウン……イくぅ……!」

「あ、グランマが来てくれるの?」

噛み合わない会話も当然だ。それは再び電話口に現れた娘にも同様だった。

「ねえ、ホントに大丈夫? 真も何だか変だったって。お医者さんに行った方がいいんじゃない?」

「イ、    イッてるぅ!」

「ああ、行ってんのね。それじゃ、いいけど」

その間も理生は益々腰を打ち付けて、このどうしようもない淫乱母の痴女穴を苛めぬいている。母はもう母ではなく一匹の淫獣と化して、呆けた顔に涙とよだれを垂れ流し、結合部からは小便まで漏らしていた。

「今度の休みには、またみんなで帰るからね」

電話が切れた途端、ひとみは気を失ってその場に崩れ落ちた。もうあと一秒遅かったら、狂い死にの断末魔を海外に届けていただろう。

「頑張ったね」

理生は彼女の髪を撫でながら、その口へ剛直を押し込んだ。すると、すぐに覚醒したひとみが、それを反射的にしゃぶり出す。

「ひどいわぁ」

「ごめんね。でも、興奮しちゃった」

「バカァ……」

理生は彼女の肉穴が、心なしかいつもよりキュッと収縮していたように感じられ、肉体的にも実際気持ち良かったのだ。

 彼の愛欲には、このところいよいよ拍車がかかっていた。会えない時間が増えてから、彼の中で一層ひとみの存在は大きくなっていった。中学以降、友達は全然いない、同世代のほかの女の子にも興味はない。そんな彼にとって、もはや彼女こそ生きることの全てであった。

 体で繋がった関係だから、セックスを抜きにして語れはしない。しかし、セックスとは関係性の極致ではないのか。互いの全てをさらけ出して向き合うからこそ、内なる愛がダイレクトに、それはもう心から信じられる。二人はこの点、一心同体の境地だった。

 彼の求めに従って、ひとみはかつての夫にさえ開かなかった扉を解放した。

 性交中に、理生がアナルに興味を示していたことは知っていた。そこを何度も愛撫された。彼女は戯れの一部と受け取っていたが、果たしてそうではない。彼はある時から真剣にそこを欲しがった。

 ひとみは戸惑った。アブノーマルが過ぎると思った。だが、彼が単に好奇心のみから所望するのでないことも知らされた。理生は、ひとみの初めてが欲しかったのである。ここまで愛し合う仲となった以上、それに応えるのが正道だと思われた。

 彼女は受け入れた。怖さはあったが、彼との初めてにときめきもした。ローションを加えて、丹念にゆっくりとほぐされていく。事前に念を入れて洗浄したつもりでも、火の出るように恥ずかしかった。尻を突き出し、座薬を入れられるような感覚で、まずは指を挿入される。

「ウッ!」

「痛かった?」

「ううん、大丈夫……」

つい笑顔も固くなった。処女を奪われた時も、こんなに緊張しただろうか。ふと遠い昔に思いを馳せたが、若さ故の勢いで当時は軽くかわしたような気がする。年齢を重ね、常識を積み重ねた今だからこそ、余計に怖いのかもしれない。

 やがて、亀頭が菊門に押し当てられた。ローションの所為で冷たく感じられる。ひとみは中空を睨みながら、それの埋まっていくのに耐えた。

「もう少し、力を抜いて」

そんな指示をされたが、これが難しい。理生は尻を優しく撫で回して出来るだけリラックスさせるように努めながら、最後は思い切って、剛直を突き刺していった。ミシミシと音が鳴りそうな窮屈さがあって、竿が隠れていく。最初の出っ張りが入ると、後は意外にすんなりと通っていった。

「ハッ!」

大きく息を吸い込むひとみ。膣とは全然違う苦しさがある。というより、苦しさしかなかった。

「どう? 気持ちいい?」

逸る気持ちを抑えきれずに理生は問うたが、これに、

「ん……分かんない……」

と答えたのは、彼女の率直な気持ちである。

「全部入ったよ」

肛門の皺に、理生の陰毛が絡まっている。根元まで入った証拠だ。

その報告を受けると、ひとみの脳裏に、あの見慣れた男根の絵が浮かんだ。もはや一流の太さと長さを兼ね備えた、見るからに雄々しい立派な男性器である。比べて申し訳ないと思うが、かつての夫より既にサイズは上だと思われた。

 あれが全部入ったのだという。彼女は信じられない気持ちであった。今はただ、割り箸を刺された飴細工のように、一ミリも動ける自信が無い。

「理生君は、どうなの? 気持ちいい?」

やっとの思いで訊いた。一番の関心事だ。

「うん……気持ちいいよ」

彼は感極まった調子で答えた。そして、こうも言った。

「これで、ひとみさんの処女を、ぼくがもらったんだね」

「ええ……」

それを聞くと、ひとみは全て報われた気分だった。そして、初めてのこの共同作業がどんなに困難でも、二人なら乗り越えられると確信した。

「動くね」

理生は告げると、ゆっくりと肉棒を引きずり出していく。途端に、ひとみの確信が不安定になり出す。

「オ、オオオ……待ってぇ……」

内臓ごと引っこ抜かれるようだ。

「痛い?」

「ううん、そうじゃないけど……」

今度は押し込まれると、また息が出来なくなる。これの何が良いというのか。もしも愛する理生が相手でなかったら、とっくに諦めていただろう。

「ひとみさんのお尻の穴、気持ちいいよ。オマンコとは全然違う気持ち良さで。ひとみさんのアナル、素敵だよ」

彼は興奮して盛んに褒めそやしながら、次第に出し入れを速めていく。ひとみは彼からの称賛を糧に、四つん這いになった肘をグッと張ったまま、彼の満足するまで耐え忍ぶのであった。

 ようやく解放されて、ローションの所為でブブッと放屁のような音が鳴った時は、普段ならもっと赤面したはずだが、苦しさが終わった安堵の方が大きくて、彼女はボーっとしたままだった。

 さて、一旦それが性器に変貌すると、当然それからも役割を与えられていく。理生は以降もそのメンテナンスに余念がなく、ひとみのアナルはどんどん開発されていった。特に生理中や危険日などは、これまで口や胸でもてなしてきたのが、そこに肛門性交もラインナップされることになった。

「ひとみさんのケツマンコ、もうすっかりオマンコと一緒だね」

などと、わざと下品な言い回しで理生が揶揄すれば、

「ヤダァ、理生君の所為で、また広がっちゃうぅ」

と、ひとみも甘えた声で応じる。今ではアナルファックがすっかり日常に溶け込んでいた。その効能で、彼女はお通じもよくなり、益々健康になっていった。

 それだものだから、セックスもどんどん活発になる。互いに準備したコンドームも、一晩で一箱の内に残る枚数が減っていき、果ては二箱目を開けるのも普通になった。

 理生は泊まっていくことも多い。彼の母親は、息子に女が出来たらしいことを薄々察していたが、あえて干渉はしなかった。望みの学校にも通わせられたし、そちらで問題を起こす様子もないし、順風満帆な学生生活を送っているものと高をくくっていた。相手の女がかつての隣人であり、自分より一回りも年上だと知ったら、さすがにひっくり返って驚いただろうが。

 しかし、理生は、実際にはそんなでもないような気がしている。形式的に反対はしてみせるだろうが、あくまで世間体を考えたパフォーマンスに過ぎず、結局は現状を追認するだろう。よしんば認められなくても、たとえ縁を切られても構わないと、彼は考えている。彼は、ひとみと終生を共にする覚悟だ。

「オ、オオ、オオォウゥ……ッ!」

幸せに失神と覚醒を繰り返しながら、ひとみは一晩中イき続けた。

男性が射精と同時にエクスタシーに達して後も、女性はにわかには体が冷めず、この齟齬がすれ違いを生んでいく。だから心ある男性は、自分の射精後も後戯をして、女性を満足させてやるのだが、理生のような絶倫が相手だと、わざわざそんな気遣いは要らない。火照った体は冷めることなく、何となれば新たに火を点けて、長い長いオーガズムが愉しめるのだ。

 ひとみが目覚めると、ずっと居座っていた肉茎は、その胎内で朝立ちし始めた。彼とてさすがに萎れる時もあるが、その間も挿入しっぱなしにしていたのである。

「ウフフ」

体の中でムクムクと男性が育っていくのは嬉しい。彼らは朝立ちを利用し、早速寝覚めの一発を決めるのであった。

 射精が終わると、いそいそと仕事終わりの男を口で慰める。ひとみにとって、朝一番に口にするものはペニスであった。

 理生は、こちらに向いている彼女の股へ目を向けた。アナルもヴァギナもパックリとくり抜かれたまま穴を広げっぱなしになっている。もう閉じている暇もない。理生は、この次はどちらで愉しもうか、と思案していたが、しかし当座は別のものを催してきた。

 ひとみを見ると、向こうも目配せしている。

「ちょうだい」

理生の下半身から一気に力が抜けていった。それと同時に、ひとみの口の中へ温かい水が流れ込んでくる。すぐに満水になりそうなのを、必死で喉へ送り込む。ひとみは朝起きるとまずペニスを食べ、そのあと小便を飲む。そうやって腹を満たすのだ。これも健康の秘訣である。

 今では日常となったこの行為だが、決して理生が強制したのではない。ひとみの方から望んで飲ませてもらっているのだ。理生だって、交尾使用後の膣からお漏らしを飲んでいる。ギブ・アンド・テイクである。

 それが終わると、二人して浴室へ移動する。といっても、ひとみは腰が抜けて立てないから、理生に運んでもらうことになる。当然のように結合してだ。

「オマンコとケツマンコ、どっちがいい?」

「スケベ。知らない」

プイッと横を向く彼女の、後ろの穴を選んで彼は挿し、その身を抱え上げた。アナルに入れながらヴァギナを責めると、両方の締まりが良くなる。逆もまた然りだ。

「あんまりいじめないでよぉ」

首に腕を回し、落っこちそうになるのを何とか耐えながら、ひとみは運搬されていった。

 風呂場に行ってもやることは同じ。もちろん体も洗うが、結局は淫らな時間となる。

「んもう、お化粧ボロボロォ」

顔に精液をぶっかけられて、彼女は今さらながらに嘆いてみせた。

「ひとみさんはスッピンでも綺麗だよ。出会った時からちっとも変わらない」

理生は言ったが、それはお世辞でなく常々本当に思っていることだった。その綺麗な顔へ、続けざまに小便をかけていく。

「ヤダァ、またおしっこぉ?」

ビチビチと顔面を尿が弾く。終わると海綿体でそこをゴシゴシとこすられもし、ひとみはキャッキャと笑いながら、それを捕まえてしゃぶり込んだ。

 風呂から上がると、彼女の姿は鏡台の前にあった。今日は生憎午後から打ち合わせの予定である。化粧をしながら、鏡越しに会話をする。

「今晩は時間ある?」

「あるけど。あなた、明日学校でしょ?」

「ううん、休み」

それを聞くと急に不安になって、ひとみは振り向いた。

「ダメよ、ズル休みしちゃ」

二人きりの時にどれだけ変態であっても、社会に対しては真っ当でなければならない。これが彼女の方針だ。

「大丈夫だよ。うちの学校、明日は本当に休みだから」

理生は笑って答えた。

「今晩さ、外で会おうよ」

彼は約束の時刻と場所を伝えると、彼女にキスした。

 キスは今までに何回もしてきたが、ここ数年来、特に真に迫った意味を持ち出している。情熱的なそれは、本当に愛し合う男女が、愛を確かめ合う行為だ。

「あ……」

唇が離れる時、名残惜し気にひとみは追いかけた。だが、すぐに思い直した。

「汚れちゃうから、ダメ」

彼女は彼とキスするだけで、アクメする体になっているのだった。

「ねえ、聞いたわよ!」

会社に出ると、理美に早速声を掛けられた。

「あんた、この前男と歩いてたらしいじゃん!」

どこからそんな情報を仕入れてくるのか、油断できないものである。いつぞや理生の父親を見かけたようなことは、当然我が身にもあって然るべきということだ。

「それも、結構年下のイケメンだったって」

「いや、そんな別に……」

ひとみにしてはいつになく歯切れ悪い調子に、女の勘はすぐに気付いた。恋する心は隠せないもので、女は特に良い人を匂わせたがる。彼を褒められでもしたら、つい調子にも乗ってしまうものだ。

「いいな、いいな。上手い事やっちゃって。ね、あたしにも紹介してよ」

「ウーン……」

やっと十八になったばかりの彼を、公明正大に紹介してよいものだろうか。多分良くないだろう。真実の恋ではあっても、茨の道を選んだものである。

「そのうち、ね」

「エー、絶対だよ」

理美は言うと、すぐに違う方を指さして言った。

「ほら、見て。ムッツリーニが拗ねてる」

目を向けると、こちらの方を窺っていたらしい寺山が慌てて視線を逸らした。彼に情報を吹き込んだのも理美だ。一体に噂話を喧伝して回るのが彼女なのであった。

 ひとみは近頃すっかりストレスを感じなくなって、タバコを吸うこともなく、約束の時間に、真っ直ぐ待ち合わせ場所へ向かった。

「ごめん、待った?」

その会話は、完全に恋人同士のそれである。

 理生が指定したのは、垢抜けたレストランだった。

「ヘー、シャレた店知ってんじゃん」

高校生が来るには、ちょっと値段が心配だったが、

「大丈夫。お金貯めてるから」

と、彼は笑い飛ばし、実際その店は彼のおごりであった。高校に進んでから、アルバイトを熱心にやっているのである。

 食事の後は、二人で海沿いの道を歩いた。黒い海の上に、対岸の灯りが揺らめいている。春の風が心地よかった。

「出会ってもう、十三年になるね」

理生は懐かしそうに言った。

「初めての時はびっくりすることばっかりで。ほら、ひとみさん、チンポとキンタマ、丸ごと呑み込んだりしたよね」

「ちょっとちょっと、外でそんな話しないでよ」

周りの目を気にして、声を潜めるひとみ。言われて困るようなことを、幾つも積み重ねてきた彼女である。

「あれからずっとひとみさんに惹かれて……ひとみさんはどんどん魅力的になって……」

ふいに理生は歩みを止めた。

「ねえ、約束覚えてる?」

「え?」

自然、ひとみも立ち止まり、振り返る。

「ぼくもう十八になったよ」

四月二日生まれの彼は、学年で一番に十八歳になっていた。この間、誕生祝いもしたところである。

「ひとみさん」

理生は急に真剣な眼差しになって言った。

「ぼくと、結婚してください」

「え……」

予想外の言葉だった。しかし、待ち焦がれていたような気もした。我知らず、涙が溢れてくる。

「わたしで……いいの?」

搾り出すように言う。

「だって、こんな……」

皆まで言わせず、理生は彼女を抱きしめた。

「結婚してください」

 その夜は、マンションではなく、久しぶりに自宅へ彼を招いた。幾つもの思い出を重ねたベッドで、二人は抱き合う。

 コンドームのストックは尽き、彼らは出会った頃のように、ありのままで結ばれた。何度も絶頂させられ、朦朧とする中、身内に広がる情熱を感じた時に、ひとみははっきりと意識した。

「ああ……受精……」

二人はまどろみながら、幸福な夢の中へ落ちていった。







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[2023/03/28 22:00] | 「育てる夫」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
大輪動会-プログラム#55-
 克弘と俊之は射精要員として追加で呼びつけられた。高橋はもっと大量な顔面パックをやはり諦めきれなかったのである。

「え……けど……」

克弘はともかく、俊之はつい先程友人から感想を聞かされていた手前、次は初アナル体験へと暗に意気込んでいたので少し渋った。ぼちぼち我が出てきた少年らである。

「若いんだから、まだ何発でも出るだろう」

結局丸め込まれて俊之はスタンバイに立つ。その間に、小林が出た後の穴には鎌先が収まった。

「うん、久々だが具合よく育ってるね」

彼の感想を俊之は恨めしそうに聞いていた。とはいえ、顔射もまた初めての行為ではある。少年は先に出された白濁液を避けて首の方へ勃起を回した。女の首の骨が肉茎の裏筋をコリコリと撫で、亀頭の先は顎下のラインをこする。改めて見下ろしてみると、股間間近に女の顔があって、しかもペニスでそれを弄んでいる特異性に気付き、興奮するものだ。

 相方の克弘は逆サイドからうなじへ雁首を滑らせ、そのまま茶髪の森へと陰茎丸ごと潜り込ませていった。後頭部の髪の中へ入れると、シャリシャリとした独特の質感が意外な程気持ちいい。また不道徳的な感じもする。先っぽから漏れた粘り汁が女の頭皮に染み込んだ。

「まだイくなよ。出す時は顔な」

高橋がニヤニヤしながら念を押してきたが、言われるまでもなくわきまえている。ただ、鈴口と亀頭のおもて面にチクチクする毛先の感触が、何か別な方向へ刺激を与えていることに克弘は深い自覚がなかった。

 眼下では祥吾が終わり、花村にバトンタッチした。膣合体した彼は、

「ケツ穴経験した後だと、なんだかまた違った実感があるよね」

などと述べている。これには向こう正面の鎌先が同意を与えていた。

 そんな中、先に俊之が射精した。それは顎からずり上げたビンビンの肉茎を抑えつけ、その先端の丸く柔らかい肉で有紀の下唇をめくり返していた時だった。裏返った下唇と裏筋の縫い目がネチョネチョと摩擦された時、絶頂を迎えたものだ。彼の迸らせた濁り汁は、歯茎に染みわたり、下の歯の隙間に絡まり、さらに飛んだ分が鼻の穴に入った。

「おお、割と出たな」

高橋が褒めると、まだ居残っていた慶介らも覗き込んだ。これで計四発のザーメンが顔の上に載ったことになる。まもなく五発目だ。

 克弘は焦りを感じた。早く出さねばという気持ちは高まるが、海綿体は当初のガチガチからボッテリとした感じで、重量は維持しているもののいつもの臨界感がない。むしろムズムズと落ち着かないのである。彼は側頭部から耳の輪郭をなぞって移動させていき、こめかみから頬骨へと抜けた。その時である。

「あっ! わっ! お前!」

取り巻いている連中が驚いた。

「え? 何?」

下にいた花村は咄嗟には分からず、いち早く状況を把握した鎌先は豪快に笑った。

「お前、これ、ションベンじゃん!」

慶介が叫ぶと、離れて会話していた連中も一斉にそちらを見た。彼が率先して音頭を取り、有紀を浴槽から遠ざけさせる。高橋はただゲラゲラと笑っていた。

 一度飛び出した尿は止まらず、有紀の頬を伝って滝のようにどんどん流れ落ちていく。漏らした当人はもう開き直るしかなく、友人らが呆気にとられる中、まるで狙ってやってやったとでもいうように返って堂々と立っていた。顔を赤らめながらではあるが。

「勘弁してよ」

遅れて気付いた花村は薄黄色い滝を散々腹にかぶって苦笑しながら、しかし、己の用事はきっちりと最後まで済ませてから離れた。

「これがホントの肉便器ってやつ?」

よほど可笑しかったと見え、高橋は今や涙目である。そこへ、

「おっ、いよいよそっちも解禁かい」

と、いかにも嬉しそうに集まってきた者がある。その第一が沼尻であった。

「じゃあ、おいらも」

来て早々言うやいなや、彼は迷いなく陰茎をつまむと、呆け面の有紀目掛けて一気に放 尿しだした。バシャバシャと豪快な顔面シャワー。

「わっ! マジか!」

相変わらず驚いている慶介を尻目に、

「あぁ……」

と、沼尻はため息交じりに恍惚としている。その横に並んで、同じように立ち小 便しだしたのは森岳だ。便器は勿論、有紀の顔である。チョロチョロと細い筋からやがて力強く太いものとなって、陰茎と顔面に橋が架かる。

「いやあ、助かるねえ」

 実は姦淫の待ち時間に、袋田のサービスで酒類が振る舞われており、温泉に浸かりながら手酌を楽しんでいる者もいたのであるが、彼らもそうした口であった。

ベチベチと音を立てて有紀の頬に黄色い水しぶきが弾ける。緩み切った口に奔流の狙いを定められれば、ジョボジョボと奥へ水たまりが出来る。そのまま外へあふれ出る分も多かったが、人間便器は時にごくりと溜まった分を飲み込みもした。

 高い水位を維持するオーガズム状態も、繰り返す波と波の合間に差し掛かれば、やや気が覚めることもある。ちょうどそんな時に真正面の陰茎から鼻先目掛けて放水された。反射的に目をつぶったが、生温かいシャワーは途切れることなく続き、鼻頭や頬を叩く。

「熱い……」

穴と言う穴を犯され、自慢の顔すら使われたことは夢うつつながら、既に我が身を男根に捧げ尽くした感のある有紀。ここにきて慌てるということはなかった。

「奥さん、ケツの穴チンポでほじられながら、ションベンぶっかけられるの、たまらんでしょう?」

背後から鎌先が囁きかけてくる。彼の肉棒はいまだ深々と肛門を塞いでいた。彼女は彼女で便をしているような感覚ともいえる。

「オ シ ッ コ……? エ、エー……」

微かに眉根を寄せて、脇へ逃れとする。それが小 便だと教えられれば、さすがに拒絶感はあるもの。だが、足にも腰にも力が入らない。あまつさえ尻穴に男が刺さっている。有紀はすぐに諦めた。虐げられることに慣れ過ぎた女は現実を受け入れるのも早い。

「口開けて……」

言われるまでもなく、口という口は上も下も開きっぱなしである。

「お し っ こ飲んで……」

口内に注がれる二筋、三筋の温水。意外な程スムーズに喉を通った。

「ホントはイヤ……なのに……?」

ゴクリゴクリと喉が鳴る。

「男の人のお し っ こ、美味しいでしょう?」

「男の人の、オ シ ッ コ……あぁ……」

 三人目の連れ小 便は羽根沢。彼の放水は頭髪から額に流れたり、耳に当たったりした。

「年取ると近くなって困るねえ」

脱衣場の便所まで行くのも億劫だと言う。

「ああ、ああ、ヤベーな」

慶介は呆れつつ、後ろでまだ頑張っている鎌先に恐る恐る声を掛けてみた。

「ん? 何が嫌だって? 君もやってごらんよ。女にションベンするのは快感だよ。見てごらん、彼女も悦んでるだろう?」

言われて見てみれば、心なしか口角が上がっているようではある。とはいえ、全面的に信じられなかったが。

「後でちゃんと洗ってよ。まだ使うんだからさ」

ちゃんと伝わったかどうか怪しかったが、若者は腕を組んでブツブツ言う。性的嗜好や許容基準は人によって色々である。

 鎌先は腸内に精を送り込むと、事後はアナル女に口淫で浄めさせ、そのまま自分も放 尿していった。

「ゴブンッ! ゴブブブ……!」

口の中にまだ太い海綿体を丸呑みさせられたまま小 便されると、一遍に水量が口内にあふれ返って、とても飲み下せるものではない。有紀はむせて、唇からのみならず、鼻の穴からも汁を出しつつ、喉の方へ必死に送り込んだ。

 そんな彼女の後頭部から温尿シャワーが降り注ぐ。これは七里川だ。飲 尿と浴尿、二人同時に使用出来る有紀便器である。

「ああっ、俺もかけてえな」

高橋は悔しがったが、生憎彼は今出ないのだった。そうこうする内に、トイレタイムはひとまず終了となった。有紀の顔と頭から湯気が立ち昇っている。

 と、そこへ、タクシー運転手の浪岡がひょっこりと浴室の扉から顔を覗かせた。

「ああ、良かった。まだヤッてた」

離れた所から同僚の松倉が手を振る。浪岡は自分も振り返すと、すぐに脱衣所で服を脱いで戻ってきた。

「ねえ、今何時かね」

島田が袋田に問う。そろそろ時間が気になりだした頃だ。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大浴場
有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田、俊之、克弘、浪岡
▼客室
金光
▼ターミナル駅前ホテル
前原
▼帰宅
恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添


輪姦記録〉
挿入男根:35本
射精回数:137発
(膣68・口23・尻29・乳7・顔8・髪1・外1)


world200*40




テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

[2021/04/05 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
詩 「母の独白」

お母さんね、輪姦されちゃった。
あなたより年下の男の子達に、何度も何度も。


この前のキャンプの時ね、お母さん、お手伝いに行ったでしょ?
あの時、お風呂を覗かれて……
可笑しいでしょ? こんなオバちゃんの裸見て、若い子が興奮するなんて。
あるわけないって思うでしょ?


「デカパイ」とか「爆乳」とか言われて。
そうよね、こんなはしたない体をしているお母さんがいけないのよね。
きっと若い男の子って、性欲が有り余って、好奇心だって旺盛。
相手がオバちゃんでもムラムラしちゃう位。
女だったら誰でもいいって。


だけど、誰彼構わずレ イ プさせるわけにはいかないじゃない。
犯罪を起こさせるわけにいかない、まだ将来のある子達よ。
だったら……
……ええ、あの子達は悪くないわ。
お母さんがレ イ プ、させてしまったのよ。


年長の男の子達のロッジに連れ込まれて、そこからはもうあっと言う間だった。
床に押さえつけられて、服を剥ぎ取られて、オチンチン見せられて、そのまま、いきなり……
逃げられなかった。
寄ってたかって力ずくで押さえられたら動けなかった。


たくさん居たわ。
それも、後から後から増えていって。
その子達が一人一人順番にわたしに入ってきた。
みんなの見ている前で、次から次へと犯された。
一緒に来た子、別のグループの子、向こうの地元の子や知らない子達までみんな。
わたしたった一人で、その場にいる全員の、大勢の男の子達のセックスの相手よ。
ひどいでしょ。
ダッチワイフとおんなじね。
休みなく、ただひたすら。
飽きもせずに、繰り返し……


つらかった。
でも大丈夫だから、聞いて、ね?
お願い。


相手はみんな年下だった。
年下って言っても、普通の年下じゃないのよ。
一番年上の子でもね……じゅ、十八歳。
……そう、あなたより、自分の息子より一回りも年下。
信じられないでしょ?


でも、もっと信じられないのは、一番年下の子で。
一番年下は――本当に、信じられないことだけれど、考えたくもないことだけれど――ア、アーちゃんより、その、年下で……
ああ……怖い。
今でも怖い。
本当に、口に出すのも恐ろしいし、異常なことだって分かってる。
でも、確かに、わたしより……よ、四十五歳も年下だった。
みんなにゲラゲラ笑われたわ。
「このババア、孫より年下のガキにチンポ入れられてるよ」って。


もう現実離れし過ぎて訳分からないでしょ?
頭おかしくなりそうでしょ?
お母さんもね、おかしくなりそうだった。
もう、おかしいのかもしれないね。


――保 育 園 児って言ってたかな。
要するに、まだ小 学 校にも行かない子。
わたしなんかからすると、生まれて間もない、って言ってもいいぐらい。
昨日今日しゃべれるようになったんじゃないかって。
そんな子らと、ね……


あ、もっと上の子ね、小 学 生は小 学 生で沢山いたのよ。
けどどっちみち、みんな、セックスはもちろん初めて。
当たり前よね。
そんな年でね。
自分でもしたことない子が多かったみたいだし。
その……オ、オナニーっていうか。


知ってるのよ、そりゃあ、お母さんだって男の子の母親やってきたんですから。
思春期の男の子がね、部屋で何してるか。
勉強するって言って、部屋にこもってナニにしてたか。
知ってたのよ、言わなかったけどね。
男の子だったら、当然のことよね。


そうそう、射精も初めての子がいてね。
あなた覚えてる? 初めて射精した時のこと。
朝起きてきて、なんか変だって泣きそうな顔して。
あの時は結局、お父さんになんとかしてもらったんだっけね。
わたしも初めてでびっくりしちゃって。


母親だからね、経験があったから、今度は驚かなかったけど。
でも、初めての射精をさせた、っていうのは、やっぱり特別なことよね。
わたしが、初めての射精をさせたんだ、って。


大体射精したこともないのにレ イ プしてるのよ。
そもそもセックスの意味も分かってるの?
まだ学校で習ってもいないでしょ?
それどころか、まだ学校行ってない子だっているんですもの。
何やってるかも分からなかったでしょうね。
そんな子らとよ! わたし、子 供つくってた!
セックスを知らない子に孕まされようとしてた。


周りの先輩達が教えるのよ、呆れる位いっぱいいる先輩らが。
「セックスだ」「射精だ」「初体験だ」って。
「筆おろし」ってね、言うのね。
童貞に初めてのセックスやらせてあげることよ。
わたし、それをやってたわけ、一日にたっくさんね。
沢山沢山筆おろしして、みんなの初めての女になった。
わたしがセックスを教えた。


そうね、結局ほとんど初めての子だったと思う。
生意気に、大人の女を乱暴して、童貞を捨てたのよ。
一体幾つ年上だと思ってるの。
きっとね、自分の母親よりも上。
ひょっとしたら、自分のおばあちゃんぐらいかもしれないのに……
そんなにしたかったの?
そんなにわたしとしたかった?


そういえば射精すら出来ない子もいたわね。
でも、セックスは出来るの。
不思議じゃない?
オチンチンは硬くするの。
こんなオバちゃん、いいえ、おばあちゃんを相手にしても、勃起するの。
わたしを見て、勃起するのよ。


久しぶりだった。勃起したオチンポ。
十年ぶりのセックス。
ううん、もっとかしら。
お父さんね、もうとっくに立たないの。
あら、ごめんなさい、こんな話聞きたくないわよね。
息子のあなたに何言ってるのかしらね。
でも聞いて、ほんとの話よ。
子供を産んでから、セックスもほとんどなし。


ええ、分かってるわ。
そんな問題じゃない。
お父さんにも、あなた達にも、申し訳ないって思ってる。
本当に、本当にごめんなさい。
でも、でも、仕方なかったの。
ねえ、分かるでしょ?


皮もむけていない、お毛けも生えていない、小っちゃな小っちゃなおチンポくん。
でも、ご立派に勃起してるの。
一生懸命、硬くしているの。
わたしの為によ? わたしを見てよ?
小っちゃくても男らしいわ。
うんと年上の女を抱いて、健気に硬くしてくれて。
硬い、ほんとに硬い。
それがコリコリ当たって、一生懸命こすって。


わたし、イッたの!
初めて、セックスでイッた。
お父さん、ごめんなさい。
お父さんとのセックスで一度もイッたことないわたしが、五歳児にイかされました。
何人も何人も連続でこすられて、みんなの前で何度もイきました。
だって、硬いの。
仕方がないの。
分かって。


それに、お父さん、あなたには一度もしたことがないことも沢山しました。
フェラチオなんて、結婚前の彼氏にして以来よ。
あなたってば、不潔だとか言って、させてくれなかったわよね。
あんなことをするのは変態だ、とまで言ってたわよね。
わたし、してあげたかったのに。
三十年ぶり位にオチンポを口に入れたわ。
お母さんね、フェラチオ上手いんですって。
高校生位の子が、「うちのカノジョより上手い」って、「さすが人妻だ」って。
人妻になってからはしてないのにね、おかしいでしょ?
すごく褒めてくれるのよ。
「孫のいるマンコとは思えない」って言ってくれた子もいたわ。


胸だってそう。
お母さん、胸大きいの気にしてるでしょ。
子供の頃から胸ばっかり育っちゃって、いつもイヤらしい目で見られてるの知ってた。
男の人って、おっぱいが好きなのね。
言われたわ、「スケベな体して」って、「スケベな事ばかり考えてるから、こんなデカ乳になったんだろう」って。
恥ずかしかった。


でも、これが男の人の役に立つんだってこと、教えてもらった。
ねえ、“パイズリ”って知ってる?
おっぱいとおっぱいの間にオチンポを挟むの。
挟んで、ズリズリしごくの。
すごく喜んでくれるのよ、おっぱいが大きくないと出来ないんですって。
きっと、この為に大きくなったのね。
おっぱいってオチンポ挟む為にあったのね。
わたしにこんな特技があったなんて、目から鱗が落ちるようだった。


「乳マンコ」とも呼ばれたわ。
お乳でオマンコするから“乳マンコ”、お口だったら“口マンコ”、お尻だったら“ケツマンコ”
面白いこと考えるわよね、男の子って。


ああ、おケツ?
そうなの、おケツの穴にもおチンポ入れられました。
だってね、おチンポ君は沢山いて、その子達の相手を一人でしなきゃならないのよ。
とても間に合わないじゃない。
子 供達に群がられて、体中におチンポ押し付けられて、みんな勃起してて、したくてしたくてたまらないのよ。
それで、ね?
仕方ないじゃない。


初めてよ、初めて。
お母さん初体験。
アナルの処女奪われました。
誰だったのかしら、あの時の相手。
わたしの処女を奪った相手。
ダメね、考えたって分からないわ。
誰だか分からないけど、とにかくその人に処女を捧げたの。
お父さん、ごめんなさいね。
でも、あなたはお尻の穴にチンポ入れたいと思わないでしょ?


わたしね、「汚くない?」って聞いたの。
そしたら、「気持ちいい」って、「オバサンのケツマンコ最高」って、言ってくれた。
ううん、気持ちいいのはこっちの方よ。
おケツとマンコと両方におチンポ挿されると、中でこすれて、びっくりする位気持ちいいのよ。
全然痛くはなかった。
最初の内は訳も分からなかったけど、両方入れられるともうダメね。
わたし、イきました。
ていうか、ずっとイきっぱなし。


こんなの輪姦でしか味わえないわよね。
おしゃぶりしながら、マンコとアナルに一遍におチンポ入れられて。
それどころじゃないのよ。
お口に三本、マンコにもアナルにも三本ずつ入れられたりもしたのよ。
体の中にね、同時に九本もおチンポ入ってたの。
びっくりするわよね。
ちっちゃな子達だから出来たことでしょうね。
それからね、指の間でしょ、右のおっぱい、左のおっぱい、ほっぺた、おでこ、頭、うなじ、背中、脇、太もも、膝、ふくらはぎ、足の裏……もう! もう沢山!
ほんと体中でオマンコした。
二十人以上乗られたんじゃないかな。


でもね、生憎その最中の記憶って曖昧なの。
マンコに三本入ってるとことか実際に見たいじゃない?
でも、やってる時は意識が飛んでて、訳分からないの。
ただ天国に行ってるような感じ。
気持ちいい! っていうすごい感覚だけ。


はっきり覚えてることはね、そうね……精液の味とか。
精液飲んだの、生まれて初めて。
美味しいのよ、若い男の子の精子。
ドロッドロして、甘くって。
若い子って、キンタマにいっぱい精子詰まってるのね。
何回射精してもトロットロ。
男の子ってね、出す時ブルブルッて震えるのよね。
それがかわいいのよ。
全部飲んであげたくなる。
おチンポをストローみたいにしてね、残ってる分までチューチュー吸い出すの。
キンタマ揉み揉みして、溜まってる分まで全部。


キンタマもかわいいわよね。
キュッキュキュッキュ引き締まったり、ポニョポニョしたりして。
お尻の穴をほじくって、股の間から顔出して、キンタマ丸ごと頬張って、それからね、キンタマとおチンポ、一遍に丸呑みしちゃうのよ。
ちょっと苦しいけど、おチンポとキンタマの欲張りセットで大満足。


キンタマを舌で転がしている間に、顔の上に乗ってたおチンポから射精してもらったりもした。
顔射”って言うんでしょ?
お母さん、もう顔射され放題でね。
なんだか、アダルトビデオでやってることを真似してるらしいわ。
あと、普段偉そうにしてたり、真面目そうに叱ったりしてる顔にザーメンぶっかけるのがいいんですって。
わたし、そんなに普段澄ましてるかしら?
でも、もしそうだとしたら申し訳ないから、いっぱいぶっかけてもらった。
顔中ドロドロに精液を塗りたくられて、もう、折角お化粧していたのに台無しよ。
顔で妊娠しちゃいそう。
その顔でまたオチンポこすったりして。


そうそう、お母さんね、顔だけでおチンポイかせられるのよ。
手を使わないでね、ほっぺたや鼻やおでこでこすって、おチンポ射精させるの。
二人一遍でも出来るわよ。
“顔マンコ”っていうの。
“ケツマンコ”や“口マンコ”とおんなじね。
ああ、覚えることが多くて大変だわ。


それとね、“マンコ顔”なんですって、わたし。
マンコ見せながら、外歩いているみたいな。
顔自体が猥 褻物だってこと。
捕まっちゃうわね、そのうち。
だから、みんなこの顔見て勃起するんだって。
それは嬉しいけどさ、スケベがバレちゃうみたいで恥ずかしいわ。
でも、おチンポにお似合いの顔って言われて、やっぱり喜んじゃった。


ベチンベチンっておチンポで顔面叩かれたりもした。
不思議ね、幸せな気持ちになるの。
顔射もそうだけど、おチンポに支配されるのって気持ちいいわ。
ねえ、ザーメンパックのお陰で、お母さん肌きれいになったと思わない?


それだけじゃなくてね、その内に、おしっ こしだす子が出てきて。
射精した後にね、お漏らししちゃうのよ。
それがね、一人二人と増えて、今度は“おしっ こぶっかけ”が始まったわ。
顔中おしっ こシャワー。
髪の毛にもかけられた。
精液がシャンプーでおしっ こがシャワーって感じ?
頭からおしっ こいっぱいかぶっちゃった。


そしたら、ある子が笑ってね、「これじゃ、ほんとに便器だよ」って。
その前にね、“精液便所”って呼ばれ出してたの。
わたし、自分がダッチワイフのようとは思っていたけれど、もうそんなレベルじゃないのね。
精子を排泄するだけの、便所だったみたい、わたし。
そういえば、“肉便器”って言葉もあるのよ。
ほんと、男の子って面白いこと思いつくわよね。


それでね、今度はほんとにおしっ こまで出されちゃったから、もうほんとの意味で便器ってわけ。
マンコにもアナルにも、ザーメン中出しされた後、おしっ こ入れられた。
体の中に流れ込んでくる感じってすごいの。
ねえ、お尻とお口って繋がってるでしょ?
お口から飲んだおしっ こと、浣腸されたおしっ こって、体の中で出会うのかしら。
とにかくね、若い男の子のおしっ こ、本当に美味しいの。
もうね、大好物。
グラスにおしっ こを注いで、上からザーメンを入れて、黄色いクリームソーダみたいのがあったらすぐに飲み干すわ。
でも、やっぱり直接おチンポから飲む生搾りが一番だけど。


ああ……もう、お母さんね、お母さんもう頭おかしくなってきて。
いい歳をして、ね? ほんと情けないわよね。


朝から晩まで輪姦輪姦
若い男の子の性欲って、ほんとにすごいのね。
一晩中かかって犯され続けたと思えば、次の日もずっと中出しセックス。
セックス漬け、おチンポ漬け。
麻薬と一緒。
もうオチンポなしじゃ生きていけない。
オチンポ狂いよ。


ねえ、許して。
仕方ないの。


アナルもすっかり拡げられて、おチンポの形にくり貫かれたまま開きっぱなし。
お口だって、ご飯食べてるより、オチンポくわえている方が多いわ。
もうね、輪姦の良さを知ってしまったら、普通じゃ満足できない。
マンコもアナルもお口も同時に塞いでもらって、そこからのスタートじゃないと、輪姦中毒者には無理なの。
もう輪姦専用の体になってしまったのよ。


実は、キャンプから帰ってからもね、毎日肉便器してるの。
近所では“乳マンおばさん”って呼ばれて、すぐヤらせてくれるって有名になっちゃった。
今日もね、これからマワされに行くのよ。
ああ、今日は何人かしら。
しばらく帰らないと思うから、後のこと宜しくね。


スケベなお母さんを許してね。


羞恥の風
ましゅまろくらぶ
ひとみの内緒話
妄想の座敷牢




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[2018/09/01 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ママの枕 ~ステージ16~


 一瞬で、ミナミの頭は真っ白になった。聴覚も失われたようで、何も耳に入ってこない。まるでただ一人、世界から取り残されたようだ。

 円形ステージの上には、小さな人影がぞろぞろと二十人ばかり並んでいた。男も女もないまぜに、体格の差こそあれ、ある一定の年齢層に属する範囲の者達。それを見た瞬間に彼女はハッとした。まだ“確認”する前から、直覚的に“確信”していたのである。

「ちょっとおばさん、どこ行くのさ」

我知らずよろよろと歩み出したミナミの尻を、若者が引き寄せて止めた。彼と今繋がっているのであった。ところが、ミナミにはそれが感じられない。体内に陰茎がはまっているのに、それさえ忘れているのである。

 彼女は人の頭の間から目を凝らした。認めたくないという気持ちはあった。が、探さざるを得なかった。見つけてどうしようということは決めていない。というより、何も考えられない。それでも彼女は探した。

 そんな中、先の若者がブルブルッと震えたかと思うとさっと離れて去っていった。用足しを終えたのだ。すぐさま別の紳士が取って代わる。心ここにあらずの女は、まさに穴を開放して使用させるのみ。男達はただそれへ排泄するのみだ。

 女というより便器は、しかし自走式らしく前進をし出した。肉茎を離した両手で空を泳ぎ、前へ前へと歩みを進める。

「ハッハ、どこ行くんだい、お嬢さん」

今度の紳士はそれを止めさせず、面白がってむしろ彼女を後ろから押して進む。二人は交尾したままでステージの方へと寄っていった。

 視線の先では、“子役”と紹介された者達がダンスを踊っていた。妙な振り付けの踊りである。腰を回し、尻を振り、なんとなく卑猥である。彼らは皆短いスカートを履いていた。男の子もである。そして、ミナミは気が付いた。彼らは下着を履いていなかった。彼女の心臓が、いよいよ早鐘を打ち出した。

 手前にいる女子は発育が良かった。Tシャツと一緒にプルプルと胸が揺れている。太もももピチピチで張り裂けそうだ。一方、その横の女の子は、平べったい胸にお下げ髪で、さっきの子よりずっと幼く見える。その横の男の子は、さらに幼くて……

 ここでミナミは一気に胸が締め付けられるように苦しくなった。が、彼は“違った”。振りをこなすのに精いっぱいらしく、難しい顔をして必死に踊っていた。知らない顔だった。その横も男の子。だが彼はずっと背が高い。胸を撫で下ろす暇もなく、彼女は視線を移していった。

 舞台を眺めまわせる位置で彼女が止まると、また男達が群がりだした。いつしか体内のペニスも別人のに交代している。豊乳は両脇から鷲掴みにされ、手に手に男根を握らされる。口にもねじ込まれそうになったが、これは拒絶した。前が見えなくなるからだ。すると、その男は強引に彼女の頭を押さえつけた。

「しゃぶれって」

乱暴な彼は、無理矢理に口内へ挿入すると、自ら腰を振った。腕力では敵わない。やむを得ず口腔膣を開放した。ゴリゴリと舌の上を喉の方まで剛直が滑る。彼のものは一際太かった。

 と、その時、頭上でダンス音楽が止んだ。すると、視界の端にさっき見たピチピチの太ももが横切った。スカートの色にも見覚えがある、間違いない。舞台から下りたようだが……?

「オラ、飲め」

男の声がして、太いパイプから臭い汁が溢れ出てきた。それが一気に喉へぶち当たったものだから、ミナミは思わずむせ返った。

「イテッ、歯立てんじゃねえよ」

頭をはたかれる。ミナミは白目を剥いて耐えた。喉奥一杯にゼロ距離射精。苦しくて息もできない。

「オ、オエ、オエー……!」

口の端から粘液を垂らして悶えるが、男は許してくれない。おまけに、今度は放尿まで始めた。但し、それは一遍の放射でなく、小刻みである。要は、飲み下すことを前提に加減しているのだ。ミナミに選択権はなかった。

「ゴブッ、ンンッ……!」

尿の味はタイガやヌマタの所為で知っていた。といって慣れるはずもない。一体に、この世に男性の尿を飲むことを生業にしている女が何人いるだろうか。とはいえ、彼女は少しずつ供給されるそれを着実に胃袋へ収めてはいく。

 他方また、これらの苦悶の所為で僅かに感覚が戻り、膣内射精も思い出すようになった。途端に女体の反応が蘇る。彼女は再び目を裏返した。今度の絶頂はとりわけ大きかった。不感症の間もアクメは続いていたらしいが、意識が戻って一気に来た。飲尿しながら種付けされ、そして絶頂。一瞬、記憶が飛んだ。

 その間入れ替わった次の交尾相手は、

「疲れた」

と言って、ちょうど傍にあったソファーに座った。繋がったままでミナミも座るが、無論これは男の膝の上である。その頃には飲尿も終わっていたが、口内には別の肉棒を入れておかねばならなかった。

 彼女は先程よりややぐったりとしながら、改めて前方を見た。体位のおかげで見やすかった。見れば、先の少女が今までのミナミと同じように前後から男に挟まれていた。そればかりではない。その周囲のあちらこちら、あるいは舞台上でも乱交が繰り広げられていた。そう、彼ら、あのダンサー達のだ。

 記憶を飛ばした為に焦点の定まらぬ目で、ぼんやりとミナミはそれらを眺めていた。にわかには目の前の状況が理解できなかった。やがてその中に、よく見知ったような人影を見つけた。彼女の瞳孔が急速に開いていく。とうとう見つけてしまった、ずっと探していた者を! 彼女は静止した。

“彼”はまな板ショーよろしくステージ上で横向けに寝そべり、ちょうどこちらの方へ見える角度で股を開いていた。スカートはめくれ、その中身が丸見えだ。するとその露わな恥部を隣に寝る男性がまさぐっている。主に中枢で屹立する生殖器をだ。いつかのCМ撮影時のように、それはあられもなく勃起していた。男性はそれをコリコリと手の中で転がしている。

 それだけでも目を覆いたくなるような光景だったが、母をさらに戦慄させたのは、彼の行為であった。なんと、股間をいじくる男性の陰茎を口に含み、舐めしゃぶっていたのである。言うまでもなく、している方もされている方も男である。

 ミナミの呼吸が止まった。心臓も止まるかと思われた。再び彼女を孤独な静寂が包む。

 その眼前でフェラチオは続く。頭を押さえつけられ無理矢理に、という気配は微塵もなく、明らかに彼が自発的に行っているようだ。それも、舌をチロチロと小刻みに動かすなど、極めて技巧的に。そういう風に仕込まれたのだろう。誰にだ?

 ミナミは気づいてしまった。仮面こそ着けているが見紛うはずもない。彼だ。ジンだ! あのジンが口淫奉仕の相手だ。途端に、ガツンと頭をぶん殴られたような絶望感を覚える。

 ふいに目が合う。そう、明らかに彼と目が合った。自分には分かる、彼が微笑んだことも。それは、いつも笑いかけてくれるのと同じだったから。彼の声はよく通った。まるで、世界には今彼の声しか音がないかのように、ミナミの耳に直接届いた。

「出すよ、おチンポミルク。飲んでくれる? コウ君」

コウが上目使いにはっきりと頷き返すのが見えた。直後、その小さな口の中へ何が流し込まれたか、ミナミには分かり過ぎる程分かってしまった。ちょうど時を同じくして、母の口内にもそれがあふれていた。期せずして、二人揃って口内射精を受けた母子である。


〈つづく〉


world200*40




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[2015/10/04 22:00] | 「ママの枕」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ママの枕 ~ステージ5~


 ミナミの日常は忙しい。炊事・掃除・洗濯など家事一般はもちろん、コウの幼稚園への送り迎え、そしてその間の"営業活動"。母として、あるいはステージママとして多忙を極めた。そこに"妻"としての務めが介在する余地などなかった。

 そんな彼女へ、ある日ふいに夫が声を掛けてきた。

「何か出来ることがあったら代わろうか」

それは、いつものように批判的でなく、自ら折れて相手を立てるような調子だった。

 妻は、しかし一瞥もくれずに返した。

「別に……」

彼女は今、インターネットでコウの評判を検索するので手一杯だった。例のドラマに出た効果は上々。"かわいい"という声、"名前が知りたい"という声が多数だ。

 だが一方で、"へたくそ""むかつく"といった心無いコメントも見られた。ミナミはその一々に一喜一憂しながら今後の方策を練る。つい先程、コウが眠る直前までも、セリフの言い回しを指導していた。

「(これからは……)」

考えながら、ふとカレンダーを見る。明日の予定は――

「――うおぉ、また出るぅ……!」

興奮で鼻を鳴らしながら男が叫んだ。太って、生白くて、汗だくで、髪はボサボサのずんぐりむっくり。ゴミ屋敷のような、足の踏み場もない部屋は、まさしく彼にこそ相応しい。

 ミナミはそこにいた。今日も"営業"だ。

「(営業? これも?)」

相手は女気の微塵もない、そして何より、権力に全く縁のない男! 彼女はそいつに後ろから交尾されていた。

 そのさらに後ろから、タイガが笑う。

「またイくの、ヌマちゃん」

魔少年は今日も冷酷な表情で、二人のまぐわいを見つめている。"ヌマちゃん"ことヌマタは、それへ見せつけるように軽く膣内へ射精した。

「(なんでこんな男に……)」

そう歯噛みしながら、本日五発目となる彼の中出し精液を受ける。その太い海綿体の跳躍も、不本意ながら慣れっこになってしまった。そしてそれとシンクロしてオーガズムの波が揺れる。

「クッ……ウゥ……」

悔しいが肉体の反応は制御できない。視界にタイガの股間が入る。彼もまたむき出しだ。ミナミはその日、二人から輪姦されていた。

「見なよヌマちゃん。ヌマちゃんのチンポで、ミナミまたイッてるよ」

十八も年上の男に対しても偉そうに言うタイガ。そもそもヌマタを引き入れたのも彼だった。

 ヌマタと初めて会ったのは、例のスタジオの秘密基地。タイガと交わっている最中に、いきなりぬっと現れたものだ。ミナミは心臓の止まりそうな程驚いた。

 片やタイガは落ち着いたものである。ミナミに覆いかぶさったまま、ちょっと首を回しただけで話しかける。

「あ、来た来た。こっち来なよ」

 ヌマタはおずおずと、しかしギラギラした目で二人の結合部を見つめながら入ってきた。

「ちょ、ちょっと……!」

ミナミは焦って起き上がろうとする。すると、タイガは巧みに彼女の内壁の、それも一際感じる筋を芯棒でこすり上げた。

「ンンッ!」

ミナミはのけ反り、また力を入れられなくなる。見物人を前に、一部始終を見せつけてのアクメ。タイガは腕力でなく、ペニスで彼女を従えたのだった。しかもその上で、悠々と言い放つ。

「悪い、ちょっと待ってて。すぐ済むから」

言うが早いか、ペタペタと小さな尻を振り振り、やがてそいつを引き抜くと、あっという間にミナミの口に持って行った。そして迸る汁をその中へ流し込む。

「ンンブッ!」

むせ返るミナミ。ピクピク痙攣してひっくり返ったまま、股も開けっ広げなままで、そこに空いた使用後の穴がヒクヒクしているのも、傍観者から丸見えだ。

「ヌマちゃん童貞だからさ。ミナミ筆おろししてやってよ」

全部出し終わって残り汁まで舐め取らせた後、立ち上がりながらタイガは言った。曰く、ヌマタにはこのスペースの見張りをさせていたのだという。その見返りとして、ミナミに彼とセックスしろというのだ。

 ヌマタも端からそのつもりで来たらしく、早くもカチャカチャとベルトを緩めだしている。

「イヤ……」

ミナミは裸の尻で後ずさった。なんのメリットもないセックス。拒否するのが当然だ。だが一方で、拒否できないことも知っていた。

 眼前に童貞が迫る。いつから履きっぱなしかも分からない泥だらけの作業ズボン、そして黄色い染みつきのよれよれなブリーフが続々と下ろされる。その下から現れたのは、ずず黒い皮かむり。すっかり勃起しているのに、先端の数センチしか顔を出していない。

 ミナミは顔をしかめた。鼻が曲がりそうだった。一体に彼は風呂の存在を知っているのか。包皮をめくると、そこにチーズのようなかすが溜まっていた。とても一日で付いた汚れではなかった。

 これをしゃぶれという。ミナミは涙を流した。嫌だからだけではない。刺激臭のようなものを感じたからだ。それでも結果は変わらない。彼女は、まださっきの精液が残っているネチャネチャした口を大きく開き、彼の汚物棒を震える舌に乗せた。

「オッ……ゴッ……!」

途端に吐きそうになる。唇も閉じられない。だがそれで許されるわけもなかった。

「ほら、チンカス舐めてきれいにしてあげて」

横からタイガの厳しい指示が飛ぶ。そのくせミナミがそれをやり出すと、

「うわ、そんな汚いやつよくしゃぶれるよね」

と言ってバカにした。

 それでもミナミはやるしかなかった。そもそも枕営業をやること自体我慢の連続なのだ。もはや開き直るしかない。彼女は鼻からの息を止めて、思い切って舌を滑らせた。舌先、舌の平で亀頭の輪郭をペロペロなぞり、唇をすぼめてチュパチュパ吸う。自分を殺せばどうということはない。

 だが、その麻痺感覚も、ヌマタの一言で一瞬にして消し飛んだ。

「すげ、イきそう……」

それを聞くと、ミナミは反射的に肉棒を吐き出していた。精液も彼の場合汚らしいものに思われた。この上それを口内に充満させられるなんて真っ平だった。一種恐怖ですらある。
 
 すると、彼女の対応には別に頓着せず、タイガがヌマタに向けてアドバイスした。

「駄目だよヌマちゃん、まだイッちゃ。ちゃんとマンコに出して童貞卒業しないと」

 ヌマタは下卑た笑いを浮かべながら、しゃがんでミナミの腿を引き寄せた。仰向けの彼女が背中をズルズルと滑らせて引っ張られる。

 ミナミはもはや抵抗しなかった。ただ、"膣もまた汚くされるのだ"と、諦めの中で考えていた。口の周りからは恥垢の臭いがまだ離れない。

 ヌマタはしばらくもたもたやっていて、タイガから指導を受けたりしてから、やっと入ってきた。

「ンフゥ……ッ!」

瞬間、ミナミは唸った。当たり前のことながら、大人である彼のものは、先程入っていたものよりずっと大きかった。決して大きければいいというものではない。が、連続してやると、そのコントラストが独特な脈動を生むのだ。

「ンッグ……ッ! ンフーッ、ンフーッ!」」

ミナミは歯噛みした。そして鼻腔を広げる。悔しいが既に温まってしまっていた体だ。耐えようとしても抗しがたい。

「(こんなキモい男に……こんな……こんな……)」

三十年近くも女性経験のなかったような、そしてそれも十分納得できる不潔な野郎に犯されて、まさか絶頂するなんて自分が許せなかった。そんなに性に飢えているかと思うと情けなかった。

 だがこうも思った。これは先にタイガのテクニックにさらされていた所為なのだと。決して、この気持ち悪い男の手柄ではないのだと。しかしそれは、自分で自分の首を絞めるような理屈だった。なぜなら、子供相手にアクメしたこと自体が情けないことなのだから。いずれにせよ、彼女に楽な道は開けていなかった。

「ああ、オマンコ気持ちいいよお」

ブヒブヒ鼻を鳴らしながら出っ腹を揺らし、ヌマタの一本調子な摩擦が産道をえぐる。

 タイガは二人の交わりを見てケタケタ笑っていた。まるで犬同士の交尾を見ているような態だった。

「イヤァ……ッ」

大波の予感に言いようのない恐怖を感じて、ミナミはズンズンと頭上へ逃げようとする。

「イ、イきそうだよお」

ヌマタは言い、タイガを見た。すると、タイガが答えた。

「ハハ、もうイくの? いいよ、そのまま中に出しな」

それを聞き、嬉しそうにスパートをかけるヌマタ。

「溜めてきたんだろ? ヌマちゃん」

「うん、三日間ヌいてない」

二人の会話をよそに、既に波に飲まれ出しているミナミ。

「イヤァー……ッ、イヤイヤイヤ……!」

夢中で頭を振り乱しながら、己との闘いだ。

 その口を、ヌマタの口が乱暴に塞ぐ。それと同時だった、絶頂汁が漏れ出したのは。

「ウゥ……ッ!」

恍惚とした表情で唇を吸いながら、ヌマタは人妻にたっぷりと子種汁を注ぎ込む。前言通り溜まりに溜まった濃い精子が、それはもう大量に、ヌマタの玉袋からミナミの胎内へとドクドク移動していく。彼はこの瞬間を少しでも長く愉しまんと、腕の中の美人妻をギュウギュウ抱きしめ、未練がましくヘコヘコと尻を振り続けた。

 それを見たタイガが、いかにも寛容な風で飼い主よろしく許可を与えてやる。

「時間あるからさ、もう一回ヤんなよ」

それを聞いたオス犬は、ハアハア息を吐いて肯いた。結局その日、犬妻は彼の三番搾りまで種付けされた。

 ヌマタにしてみれば、結婚して夫や息子と裕福な家庭を持つ美人妻なんて、精々オナペットにするのがやっとである。それと子作りまでできるだなんて、想像だにしないことだった。

 ミナミにとってはなおさらのこと、営業相手にとっても大いに役不足な、単なる制作会社のアシスタントディレクター風情、加えて夫より年収が低いことだって間違いない奴に抱かれるなんて、狂気の沙汰と思われた。

 それなのに、彼とのセックスはその日一度で終わらなかった。タイガに呼び出され、わざわざ男の家を尋ねてまで輪姦されている今日である。互いに交わるはずのなかった日常とは裏腹に、この日だけで六度目ともなる交尾に現に勤しむ二人。休日の朝から男の部屋でセックスなんて、まるで恋人同士だ。

「ウッ、ンッ、ンン~ッ!」

早焦点の定まらぬ目を天井に泳がせるミナミ。朝からヤられ通しで、はや4時間経過。すっかり正体もなくなっていた。常にでっぷりした腹で一部の隙もなく組み付かれ、いつしか体中が相手の汗にまみれ、体臭まで男と同じにうつされてしまった。局部に至ってはなおさらだ。恥垢と精液を中にたっぷり塗り込まれて、悪臭極まる穴となっている。そこに、母としての姿も、妻としての体もなかった。

「(出来ることがあったら代わろうか)」

昨夜の夫の言葉が白々しく思い出される。彼女は今、膣に一本、そして口にもう一本の陰茎を挿されていた。一人で二人の性処理を一度にだ。人生初の体験だった。

「(じゃあ、代わってくれる?)」

昨日出なかった言葉が冷笑と共に過ぎ去る。

「今度、ヌマちゃん家でミナミをマワすから」

先日、いきなりそう申し渡された。全ては今日オフであるタイガの発案である。ミナミはいわば彼にとって、ヌマタと遊ぶ時のおもちゃだった。

 二人は代わる代わる何度も何度もミナミを犯して笑い合った。どちらも性欲旺盛。ミナミは夫が一晩で二発以上射精するところをいまだかつて見たことがない。

「オゥブッ、ま、待っでぇ~……っ!」

絶え間なく発情させられた結果、憎らしいはずの相手の、贅肉だらけの背に腕を回す。めくれ上がった肉びらはまだ精飲を欲している。

「ミ、ミナミ、またイくのか?」

口元を歪めて、得意げにヌマタが言った。半日タイガから指導を受けて、彼もいくらかスキルアップしていた。その自信が、他人妻を呼び捨てにする。

「ヒ、ぐ……イヤァ~……イッぐぅ……!」

二人の年下男に見下されながら、ミナミは恥のかき通しである。

「(なんで、こんなことに……)」

理不尽な思いは消えない、たとえどんなに快楽に飲まれようとも。だが、逃れることはできないのだ。少なくとも自力では。

 間もなく、彼女は失神した。はっとして気が付いた時には、もう日が傾いていた。寝ている間にも輪姦されていたことは明らかだった。動かない彼女は、もはや本物のダッチワイフである。また、彼女が気を失っている間に、二人だけはカップラーメンで食事を済ませていたらしい。時間の経過が彼女を愕然とさせた。

 ヌマタからは“泊まっていけ”と言われた。もし彼の言う通りにしていたら、間違いなく一晩中種付けされていただろう。そして、もしその後コウを幼稚園に迎えに行く予定がなかったら、このまま力づくで引き留められていたかもしれない。だが、そこは母親としての強さがある。結果、それが二人を圧倒した。

 ミナミは強気で二人を振り払ったが、その様はまるで生まれたての仔馬のようだった。最後は情けないことに、犯された相手に支えられて部屋を出た。それでも使命は果たす。携帯を見ると幼稚園から何度も着信がある。遅刻だった。彼女は輪姦された挙句に、園から苦情を言われる羽目になった。しかし、最も傷ついたのは、そのことではない。それは息子から初めて、"ママ、臭い"と言われたことだった。

 地獄だった。もうこれ以上はないと思われた。が、この日はまだ始まりに過ぎなかった。別な日には、局の男子便所で二人からマワされた。あれだけバカにしているヌマタから、"精液便所"という蔑称で呼ばれながら。

「飲め、ミナミ……」

洋式便座に座ったタイガが、その前にしゃがむミナミにペニスをくわえさせる。そしてその口の中へ放尿を始める。彼は以前胸の谷間でして以来、彼女に小便することに味を占めていた。

 その脇にはヌマタが立っており、上向き加減の彼女の頬に、相変わらず恥垢の付いた陰茎を乗っけている。既に射精も済ませ、彼の吐き散らかしは彼女の目頭の窪みと眉にかけて溜まっていた。

「ングッ……ングッ……」

少年の尿が喉に流れ込む。溢れ出て、洋服を汚す。ミナミは逃げ出せず、怒れず、ひたすらに耐えている。

「(コウ……)」

 息子の為の試練はさらに重なる。タイガに触発され、なんとヌマタの先からも薄黄色い温水が出始めたのだ。それを見て、タイガが手を叩いて大笑いする。

「アハハ、ヌマちゃん、鬼。熟女は厚化粧が命なのにさ」

 ヌマタの小便はあっという間に額から、髪の毛の中にまで飛散した。化粧も無論剥げていく。タイガまで面白がって、口から陰茎を抜き出した。二人一緒になって、熟女の顔面に小便をぶっかける。

 ミナミは、まだ耐えるのか。耐えられるのか。

「(ほんとにこんなことまでしなきゃならないの……?)」

これは必要な犠牲なのか。ただただ涙がとめどなく頬を伝った。が、それは浴びせられる温水に混じって流れたので、男共には気づかれなかった。

「ギャハハ、きったねえ!」

やっと出し終わると、タイガはそう言い捨てて出て行った。ヌマタも続いて去る。

 すると、トイレからちょうど出た廊下で、タイガはある男に呼び止められた。

「よお、タイガ」

タイガの顔から一気に笑みが消える。

 全身ずぶ濡れのミナミがドアから出てきたのは、ちょうどその時だった。それを見た瞬間、男のキリリと冷ややかな眼光が、鋭くタイガの目を射た。

「おい、お前ら、何してる」

 タイガは、震える口を開いた。が、声を発するまでには至らなかった。

 ドサッ――三人の目の前で、ミナミが気を失って倒れた。


〈つづく〉


HIMEGURI-NET(200-40)




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[2014/06/19 22:00] | 「ママの枕」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
湯けむ輪(91) 04:12

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前四時十二分


吉野と入れ替わったのは袋田である。“サービス”の功績を讃えられ、急遽譲られたのだった。

尻穴には東郷が入った。やっと念願叶ったわけである。つい先程エレクトしたばかりの彼だったが、こと肛門となると凄まじい勢いでリバースしていた。

一方、口の“ソーセージ”はそのままそこで肉汁を吐いて萎れた。だが数には事欠かないわけで、次々と新しい肉棒が差し入れられる。松倉、榊原、鎌先と順調に白濁汁を放出していった。一度に三本同時にしゃぶらされる瞬間もあった。

「奥さん、ウインナー大好物だね」

と松倉が言えば、

「フランクフルトと言いなさいよ、あんた」

と鎌先が返し笑い合う。

倫子の口はすっかりふやけてしまって、硬くて太い肉棒でかき混ぜられても、もはやミルク飲み人形ほどの吸引力もない。だがペニス容器としては十分だ。むしろそのための穴だとすら言っていい。

「ンア……フハ……」

休みなく勝手にモゴモゴさせられながら、倫子は次第に酸欠状態になって意識が朦朧としてきた。

しかもそこへ、渡瀬が余計なことまでしだしたから大変だ。

「どや倫子ちゃん、倫子ちゃんも一杯どうや」

そう言いながら、彼がよこしたのはお猪口である。そこになみなみと注いだ酒を、なんと彼女の口の隙間から流し込んだのである。

わけの分からぬままに何でも飲み干してしまう倫子。おまけに酒をまぶした陰茎までしゃぶらされる。これも渡瀬の仕業である。

「こういうのなんて言うのかね。“松茸の酒蒸し”かな」

羽根沢がそんな命名をし、自身もそれをやってみる。

こうして倫子は精液の連射に続いて、清酒、そして清酒の沁みた陰茎、さらに精子と清酒の混合液、そしてまた清酒、また陰茎、と前代未聞のチャンポン飲みをさせられることになった。

さらに、さらに、だ。

「ああ、酒入ると近うなってかなわんわ」

と言い様、渡瀬が次に飲ませたのは小便である。彼はなんとあろうことか、倫子の口の中で放尿を始めたのだ。

「ビールやビール。生ビールや、へへ」

彼はそう茶化しながら、悪びれもせずに笑った。

「おや、奥さんはビールもいける口ですか」

そう言いながら、何も知らずに寄ってきたのは浪岡である。すっかり出来上がっている彼は、持っていた缶ビールを傾けて、彼女の口にこれまた流し入れた。

「ゴホッ! ゴホッゴホッ!」

大いにむせながら、しかしどちらもちゃんと飲み干す倫子。冷たいビールも、そして“温かい生ビール”も。たとえそれが小便であっても、彼女の喉は支障なく潤されていく。

もちろん浪岡は、“つまみ”を出すのも忘れない。ビールのあてはウインナーである。ただ今の場合、つまみは大量にあるので彼のものだけが食されるわけではない。先の羽根沢の分もまだあるし、後からは別所もこれに加わった。

「搾りたての生ビールは格別でしょう、奥さん」

羽根沢はそう言って、彼もまた“生ビール”を飲ませた。事情をわきまえている彼のものは、もちろん温かい方だ。倫子はゴクゴクと飲んでいく。飲みきれない分が、大量に喉を伝って流れ落ちる。精子の残滓の混じった、濁った液体である。黄味はあまりなかった。

「うわぁ、ちょっと勘弁してぇや」

下にいた須賀谷が、その液を下腹にしたたか浴びて苦言を呈する。彼は袋田の後を継いでいたのだ。

「ひどいことするねえ」

女体の裏からそう感想を吐いたのは、東郷の後を継いでいた沼尻である。後ろにいる彼は、幸い被害を免れていた。

倫子は今、湯船のへりに座って前後を挟み撃ちされつつ、仁王立ちした男らから口淫を強いられているのだ。数あるワイフの中でも、ダッチワイフはとりわけ忙しい身分なのである。

一方、男達の方はというといい気なもので、自分の出番でない間は離れて談笑したり飲食したりし、そうしてまた気分が出てくると、女に寄っていく気ままな生活である。酒席でちょっと席を立って用を足しに出ていき、また戻ってくるような感覚だ。

さて、羽根沢、浪岡が済むと、ちょっとの間単独になった別所は、なんと彼も口内放尿を始めた。

「こらこら、未成年のくせに“ビール”か」

下から須賀谷が苦笑いする。だが、無論飲酒ではないから、その意味で咎められる筋合いはない。

「へへへ」

当初に比べれば随分大胆になった彼は、諦めることなく行為を貫徹した。特に口を独占しているわけであるから、彼は倫子の頭をがっしりと押さえ、手で陰茎を支えることもなく、思い切り口内に小便を出した。

「オォ……」

尻をプルプルと震わせ、うっとりとため息をつく別所。

片や、飲尿妻は必死だ。むせ返りながら涙を流す。その半開きの目は、とうに何物をも見ていない。さっき須賀谷が袋田と交代し、そして射精したあたりから意識がなくなっていた。だから、素直に飲むというよりも、勝手に喉へ流し込まれているといった方が正しい。反射的にせき込みはするが、基本はされるがままである。彼女の喉は、尿瓶なのだ。

射精後の陰茎はまだ勃起していたが、それが次第に治まってくると、別所はどんどんと腰を前進させていった。それにつれ、海綿体が舌の上を滑って、奥へ奥へと侵入する。そして遂には、倫子の尿瓶喉へ直接尿が注ぎ込まれるという寸法だ。

別所は下界を見下ろして恍惚となった。女に小便を飲ませている。女の口に根元までペニスをくわえさせて、自分は女の口の中で小便を出している。深く挿入するが故に、彼女の唇はこちらの陰毛に覆い隠されているほどだ。彼の欲情は歪んだ快楽に目覚めていた。少年は女を支配する悦びを知ったのである。

すると、再び海綿体が硬直し始めた。別所は倫子の髪をつかんで、やや乱暴に腰を前後に振りだす。

「フゴッ! ングォッ!」

完全に目を裏返して、尿瓶女は断末魔の唸りを上げた。口辺からは泡を飛ばしている。様々な汁が雑多に混じった泡である。

別所は自分の出した尿の温もりの中で、ゴシゴシとペニスを滑らせる。性交に続き排泄、そしてまた排泄と、やりたい放題の彼である。人を人とも思わぬ所業だ。その穴は彼にとってただのオモチャなのである。

その強烈な飲尿イラマチオによって、彼は再び射精した。彼の性器もまた、放尿と射精を繰り返すだけのただのオモチャになっていた。

「フー、フゥー……」

快感に目を細めながら、荒い息をついて別所は口性器の舌を無理やり引っ張り出す。そうして尿道口をその先でほじくらせた。すると、粘っこい汁に続いてまたぞろ生温かい液体がチョロチョロと湧き出す。彼は震えながら、時にはビクンと大きく尻を跳ねさせながら、夢中で女の口をもてあそび続けた。

その様を見て、宇川が呆れながらつぶやいた。

「悪ガッキゃなあ」

彼は須賀谷の後を受けて、そろそろ自分も、と陰門に入らんとしていたのだった。


<つづく>




(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53(051)23:54~(060)00:20
(061)00:24~(070)00:50(071)00:24~(080)01:36
(081)01:45~(090)03:59(091)04:12~(100)05:46

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[2012/12/10 04:12] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「青き山、揺れる」(59)

やがて水流は弱まっていき、ついには途絶えた。一呼吸置いて、祐子は口を離す。

すると、彼女があっと思う間もなく、横合いから伸びたいづ美の首が、今の今まで祐子のいた場所に素早く陣取ってしまった。そこで何をしだしたかというと、彼女も陰茎をくわえ、さらにその根元やその下の玉袋を手でグニグニと揉みほぐし始めたのである。

「まだ残っているのよ」

尿道から吸い上げるらしく頬をへこませていた彼女は、プッと管を吐きだしてからそう説明してみせた。

慌てて祐子もそれに倣い、放り出された肉管に吸い付いていく。あくまでも今日の仕事は譲りたくない彼女だ。なるほどやってみると、確かに残尿が、それも結構なまとまりをもって飛び出して来る。

「歳でしょう? だから、一遍に出ないのよ」

いづ美はそう言いつつ、黒岩の下腹部辺りを押さえたりもした。その上、まだ何か言い足りなさそうに、祐子に頬を寄せんばかりにして近づいてくる。

その圧力を察し、渋々祐子は位置を譲った。

「後はこうやって、きれいに……」

再び失地を回復したいづ美は、尿道口からその続きの縫い目を舌先で軽くほじって滴を切り、その後タオルで優しく押さえて湿り気を取った。これが、作法というものらしい。

しかし、その程度の段取りならば言われなくとも分かっていると、祐子はじりじりしながらそれを見ていた。そして、いづ美が退きかけるとまるで奪い返すように肉茎を引っつかみ、もう十分であるのにもかかわらず、さらに尿道口周辺を舐めまわし始めた。ただ彼女の場合、亀頭全体にかけて舌を絡めたので、それはもはや事後処理というよりも口唇愛撫であった。

すると、それに負けん気を触発されたのであろうか、いづ美までが何も言わずに肉竿の方へと唇を寄せてきたのである。結果、黒岩の股間に、二人の女が頬摺り合せてひしめく格好になった。

はじめ、祐子が亀頭に唇をかぶせ、いづ美が陰嚢をついばんでいたが、祐子が口を離した一瞬の隙をついていづ美が竿を奪うと、今度は祐子が袋を吸う番となる。こうして入れ替わり立ち替わり、女達はフェラチオに勤しんだ。

この二人がかりの愛撫に対し、男根の方もやはり黙ってはいられない。たちまちむくむくと頭をもたげ始める。

こうなると、ますますヒートアップするのが女達の動きだ。肉竿を中心として目まぐるしく舌と唇が行き交うことになる。

中でも、きらりと光るのはいづ美の技量、やはり一枚上手である。彼女の攻撃範囲は、時に祐子にまで及んだものだ。隙をつき、同志の唇をも奪ったのである。

これには祐子もドキリとさせられ、途端に心奪われた。競争心も一気に忘れ、ただただ久しぶりのいづ美との接吻に胸躍らせる。柔らかな反撥を優しい髪の香りが後押しして、絶妙な心地よさを演出する、ああこれがいづ美の唇だと、そう思い出すのにつけ、祐子の蜜壷はますます潤いを増した。

いづ美の、今日もきりりと整った眉の下、顎からうなじに至るまで油断なくきれいに形作られた容姿は、片や泥まみれの祐子とは大違いだ。祐子ときたら、まるで公園の便所に比すのが相応しい位の汚さなのである。

「じゃあ、祐子ちゃん」

ここで、唐突に黒岩が言いだした。それは、決して便所の清掃を申し出たのではなかった。

祐子は彼の命令の下、再び土俵へ戻ることになった。

彼女のいなくなった場所を一人占めして、いづ美はこちらを見向きもせずに淡々と連続吸引を行っている。夫と指をからめ合い、首だけをカクカク前後させて肉棒を口から出し入れしている。ジュッポジュッポと盛大な音が鳴り響くところ、相当に強烈な吸着がなされているのだろう。

その音に後ろ髪を引かれる思いで、しかし逆らうことはできずに、祐子は再びフラフラと土の上に立った。

今度は本格的な相撲をやれという。といっても、先程のぶつかり稽古とどこが違うというのでもないが、一応一線を区切って星取りをやってみろということである。

「ほい、青き山、前へ」

安直なしこ名を付けて、黒岩は祐子に土俵入りを促した。“青き山”というのは、彼女の姓をもじったものだ。

青き山は言われた通りに土俵中央に進み出る。対戦相手は黄本だ。号令一下、勝負は始まった。とはいえ、土台敵うわけがない。相撲の体すら成さないで、青き山は転ばされた。

すると、それを見かねた黒岩が、つと立って彼女の後ろにつけた。そして、助太刀とばかり、彼女の腰ら辺を持って支えたのである。

「もう一回」

彼は双方に再戦を申し渡した。

黄本は戸惑いながらも構えをとる。

祐子も虚ろな返事でそれに応えた。彼女は気が気でなかった。尻の間に、さっきいづ美と一緒に育て上げた剛直が、ブラブラと揺れながら当たっていたからである。それがこの後どう収まるのか、まさに期待と不安の入り交じった心境である。

果たして、事が起こったのは、ちょうど黄本と祐子がぶつかった瞬間であった。

「ウ、ウウゥ……ッ!」

祐子は悶絶した、それは決して取り組みからくる痛みのせいではなく、当惑と焦燥と、そして決定的な快楽のもたらす結果であった。

眼前に火花が散る。そしてその後ろから、まぶたに焼き付いて離れない、あのシルエットが浮かび上がる。太くてごつごつとした、あの雄々しさ極まる男性の像。見なくても分かる。いや、見るよりもより正確に認識できる気さえする。

黄本とがっぷり四つに組む青き山の尻穴に、黒岩の男根がすっぽりと刺さっていた。


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)




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[2011/05/02 21:00] | 「青き山、揺れる」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
「青き山、揺れる」(58)

名は体を表すというが、その名の通り黒岩の分身は影のように黒く、かつ全体にごつごつとした塊のような印象を与えるものだった。今は何らの変化をも示さず、どっしりとふてぶてしく居座っている。その中枢にある肉の棒をジャリジャリとした縮れ毛ごとつかみ、彼はこちらへ見せつけるようにブラブラと揺さぶってみせた。まるで、犬や猫を餌で誘うかのように。

すると、祐子はまんまと誘われて、素直にそちらへと這っていく。四つ足で移動する様は、まるっきりペットそのものであった。彼女は、主人に愛でてもらおうとでもするかのように、そのまま彼の股の間へ顔から潜り込んでいく。

その頬を撫で、張り付いている砂を払い落としながら、黒岩は支え持った肉茎をその口へと含ませた。併せて片手を伸ばし、彼女の肛門に何のためらいもなく中指を突っ込む。その上それをひっかけて、クレーンのように上へと持ち上げる。

「ンフンゥー……!」

くぐもった声で今や完全に媚びながら、この何の説明もない行為にもちゃんと言うことを聞いて、祐子は自ら尻を高く突き上げた。

黒岩は中指を内壁に沿ってグリグリと回し、門の入り口をほぐし広げていく。アヌスは、女性器としてすっかり出来上がっていた。彼は、それをやりながら、顎をしゃくっていづ美のことをも呼び寄せる。

いづ美はすぐに来た。その頬は、どことなく紅潮していた。

彼女の尻にも手を回しつつ、黒岩は話しかける。

「ほれ、祐子ちゃんの、大分広がった」

彼が言うよりも早く、いづ美は首を伸ばして祐子の尻の方を覗き込んでいた。

「まあ……すご……すごく、広がってるわね」

感嘆と羨望を隠しきれずに、彼女は言う。

その目の前で、黒岩は、今度は両の人差し指を左右からひっかけて、肉門をぱっくりと開いてみせた。

「ンッ! ンンフゥ……ッ!」

尻肉を波立たせ、祐子は呻く。その裏には、己の肛門について二人に噂されることへの照れ隠しの意図もあった。

夫婦は会話を続ける。

「お前より広がったかもしれないぞ」

そう言って夫は笑った、妻の尻の丸みを確かめながら。

「そうねえ……」

妻は曖昧に答えることで微かにプライドを守りながら、それと分からぬ位さりげなく尻を揺さぶって媚びた。妻であればこそ言うまでもなく、彼女もまた黒岩の手によって肛門を性器へと開発された者の一人である。まだ若かりし結婚当初からのことだ。以来夫との交わりは、専ら尻穴で行ってきた。二人に子供がないのも、あるいはこの為といって過言ではないかもしれない。

そんな間柄で久しく歳月を送ってきたものだから、いつしか夫の趣味は妻のそれと同一化していた。現に、彼女は今祐子の尻がいたぶられるのを見て、自身のうずきを禁じえないのである。

そんないづ美をよそに、黒岩の手は容赦なく祐子の肛門を弄ぶ。彼にとって、女性の肛門は格好のおもちゃである。

祐子は、彼ら肛門愛好の夫婦に見物され噂されながら体を熱くしつつも、ただひたすらに与えられた肉茎にしゃぶりつくのみであった。その口は、まるで母の乳を含む子犬のように一心不乱の体であったが、そう振る舞うことで、なんとか建前を通そうとしたのである。

が、そんな彼女も、さすがに想定外の試練にはたじろがざるを得なかった。衆人環視の下、尻性器をいじくられ、男根をしゃぶること以上に、まだ乗り越えねばならない課題が現れたのである。

「ン、ングゥ……!」

突如彼女は、戸惑いの声と共にむせんだ。その唇から僅かに漏れ出たしぶきが、その口内の異変を示していた。

すぐにそれと察したいづ美が、とっさに祐子の顎の下に手をかざす。

「ダメよ、祐子さん、こぼしちゃ。お稽古場は汚しちゃダメよ」

余人には予想だにしないことだったが、さすがに伴侶であるいづ美は落ち着いたものだ。常識的なこととして受け止め、冷静な対応を促す。

おかげで、はじめは度肝を抜かれた祐子も、そして今なお完全に平常の脈拍に戻せはしないものの、何とか最後の一線だけは堪えることができた。彼女は暴発しそうな口唇をきつく締めて、併せて親方と女将の間を泳がせていた目を軽く閉じ、腹をくくった。

黒岩が発したのは、尿だった。

“お稽古場を汚してはいけない”その言葉が、祐子に責任の重大さを喚起させる。相撲に対するある種崇高な気持ちは真実である彼女だ。結果、その喉は迷いなく上下に動きだしていた。後ろでは、今なお稽古が続けられているのである。その気配が、彼女の気持ちを一層引き締めさせた。

「全部飲んであげて」

いづ美は言った。後で聞いたところによると、これは親方の日常だという。つまり、指導に興が乗ってくると、中座して便所に行くのが億劫になる、そんな時、女将が傍に呼ばれるというのだ。そうして親方は彼女を使って用を足す。いわば、女将の口は尿瓶というわけである。くどいようだが、部屋の頂点たる親方の権威は絶対だ。そして女将はそのサポートに徹しなければならない。なればこそ、女将は時に彼の小便も飲んでやらねばならないのである。

祐子は飲んだ。次々と勝手に出てくるものを飲み続けなければならないというのは、かなり難しい仕事である。それでも諦めることなく彼女は飲んだ。僅かに漏れた分がその喉を伝うと、いづ美が手際よく拭き取っていく。いつの間にかその手にはタオルが握られていた。

「大丈夫? 飲めるかしら」

いづ美が聞いてくる。おそらくは思いやりの言葉だろうが、祐子はそれを素直に受け止めることができなかった。この飲尿行為は、通常女将の仕事だ。祐子は今、彼女の仕事を代理しているのであり、そのことは嬉しくもあり誇らしくもあった。女将と同列の立場で、部屋の仕事を請け負えるということがである。

ただ一方で、いづ美への対抗心めいたものも同時に覚えずにいられなかった。軽い嫉妬である。だから、どうしても途中で交代したくなかった。

幸い小便自体の味もにおいも、顔をしかめるようなものではなかった。いやむしろ、自分という便器に男から尿を排泄してもらえることに、幸福をすら感じていた。温かい迸りが食道を通って腹に収まっていくにつれ、心まで満たされていく感じだ。

バチン! バチン!

後ろでは、稽古の激しい音が響く。他方その合い間には、盛んな水音も微かに聞こえるようである。室内の空気は引き締まり、静かだ。

祐子は尻穴をほじくられながら、目を閉じ静かに飲尿し続けた。


<つづく>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)




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[2011/04/22 21:00] | 「青き山、揺れる」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
おしっこ、ついてきて。

『おしっこ、ついてきて。』






深夜、私は目を覚ました。隣に眠る妻も、そして別の部屋にいる子供達もおそらく、皆等しく夢の中だ。私は彼らを起こさぬように気遣いながら、静まり返った廊下をそろりそろりと歩いて行った。

一階の端、庭に面して続く廊下は、位置こそ昔と変わらぬものの、フローリングの色もまだまだ真新しく、子供の頃に感じた、あのおどろおどろしい闇など微塵もなかった。

そう、あの頃、あの幼かった頃、この廊下は、いや、ひいてはこの家全体が恐ろしいまでの妖しさに満ちて見えた。なぜあんなに怖かったのか、今となっては分からない。

そして、その怖さが払拭されたのも、単に数年前のリフォームのせいばかりではないだろう。やはり、子供の心に特有のあの心細さというものが作用していたに違いない。

あの頃、この廊下の先は果てしなく長かった。その先は闇に包まれており、幼い心に奇々怪々の想像を否応なく強いた。薄い障子を一枚隔てて、そこには妖怪の類がいるとみて間違いなかった。

だから、尿意を催そうものなら、それは死活問題だった。廊下の突き当たり、この家の角に当たる所に便所はあったが、皆のいる居間からは離れており、そこは昼間ですら騙し騙しでなければ近づけなかった。

大体からして、古い家というもの自体に子供には馴染みづらい要素があるものだ。殊に田舎に立地するともなれば、街とは違う独特の雰囲気に、年に数度しか訪れない身にとっては違和感もひとしおである。

そして、夜――。

昼間は、この家へ来ることに、祖父母や親戚と会えることに単純に舞い上がっていた私も、夜ともなればその違和感のただ中にいる自分を直視しなければならなかった。まして、父母の下を離れては。

いつだったか、あれは確かまだ小学校に上がる前だったと思うが、その晩、私は両親とは別に、いとこ達や彼らの母、すなわち叔母と同じ部屋で寝た。

ついさっきまで、いつ果てるとも知れない戯れに一心不乱に暴れまわっていたというのに、何の前触れもなくそれは終息し、私たちは布団に横になった。やがて電灯も消された。

私は物足りなかった。もっと遊んでいたかった。しかし、いとこ達はいともあっさりと眠りに落ちてしまった。すぐに寝息が一定の長さで聞こえ出す。私は焦った。

眠れない。彼らが眠ったと思うと余計に眠れなかった。ぼんやりと目に映るのは、天井の木目、障子の影……。次第に恐怖が身にしみてくる。私はぎゅっと目を閉じた。

そんな時だ、尿意を感じたのは。膀胱を圧迫するあのどうしようもない感じ。初めのうちは、ごまかそうとか、早く寝てしまおうとか考えるのだが、意識すればするほど不安感は募るばかり。

私は、そんなことをしても何の効果もないと知りつつも、思わず股間を押さえ、そして貧乏ゆすりをしたりして何とか気を紛らせようとした。だが、もちろんどうにもならない。私は、最悪の結末をも意識した。

お漏らし――、それは選択肢とは言えない。しかし、便所に行くことが、今はそれ以上に怖かった。私はついに諦めた。もはやどうあがいても今からではどうせ間に合わない。そう思うことにした。

私は諦めた。確かに諦めていた。だから、その奇跡はまったくもって想像だにできないことだった。

「おしっこ?」

その声は叔母だった。横を向くと、叔母もこちらを見ていた。彼女が元々起きていたのか、私が目を覚まさせたのかは分からないが、私の様子がよほど目に付いたのだろう、気遣って声をかけてくれたのだ。

「うん……」

私は答えた。私はその時ほど叔母の心遣いを嬉しく感じたことはなかった。

叔母は優しく、また子供をよく可愛がる人だったが、私にとってはいとこ達の母であり、よその家の人として少しく遠慮を感じていたものだ。もしこれが母だったら、とっくに起こして便所へ付き添ってもらっていただろう。

本当によく気が付いてくれたものだと思う。私は、一気に重荷から解放された気分で、叔母に便所へ連れて行ってもらうべく、布団から出た。いや、出ようとした。だが、その必要がないと、そう言ったのは叔母だった。

「えっ?」

戸惑う私を尻目に、叔母はのそのそと私の足元の方へと這ってくる。私はどうしていいか分からない。どっちみち部屋の外へ一人で出て行く勇気などないのだから。

だから、すこしマシになっていた尿意が再び激しくなっても、ただ膝を震わせながらじっと寝転がっているしかなかった。そんな状態で、私は叔母の態度を不思議に思いながらも、彼女の指示をただ待っていた。

すると、彼女は驚くべき挙動に出た。なんと、私のパジャマのズボンを下にずらし始めたのである。私はたちまち不安になった、さては、ここでしろというのかと。そして、それはとてもできないとも思った。

だが、叔母はあっという間にパンツまで脱がしてしまったのだ。もはや、事態は明白だった。私は、驚きながらも、幼心に妙に納得してもいた。こういう緊急事態ならば、致し方ないのだろうと。

今はとにかく、おしっこがしたい、何よりもそれが一番の要請なのだ。どうやってするのかは分からぬが、叔母の指示通りにやれば間違いあるはずないのだから。

だが、そう覚悟を決めてみても、その先の顛末には、さすがにあっと驚かざるを得なかった。




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[2010/08/02 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
「師匠のお筆」 3-6-2-2
『師匠のお筆』


3-6-2-2


口の中に神雄のペニスがある。舌の上に乗っている。弾力がある。重さがある。

(ああ……)

この瞬間をどれほど夢見たことか。須美恵は恍惚となった。

やはり手と口とは感じ方が全然違う。この数日来手による感触は何度も味わっているが、口で、それこそ文字通り味わうというのは何と彼と自分の距離を近づけることか。須美恵は大きな喜びに包まれていた。間違いなくこれは、人生最良のフェラチオであった。

須美恵は唇をすぼめ、陰茎をすっぽりと口内に収めたまま蓋をした。

唇は陰茎の根元まで達した。そこにはまだ一本の陰毛も生えていなかった。また唇の開き具合、先端まですべて収めても十分に余裕がある具合からいっても、神雄のそれは細く短く、須美恵が見た中で最もスケールの小さなものではあった。

しかしそれがいいのだ。この幼稚さが。須美恵にとってはかけがえのないペニスなのだ。

(わたしが、育ててあげる)

そんな風に須美恵は思った。

須美恵は舌を動かしてゆっくりとその輪郭をなぞった。鈴口から亀頭、カリ、裏筋と……。

この感触は不思議だ、と須美恵は思った。固くなっているとはいえ表面はむしろ柔らかくもある。柔らかさの中に固さがあり、そしてそれは温かく、まったくほかに比較するものを思いつかない。地上でこれしかない特有の感触である。

須美恵は思い切り吸い上げた。いかに肉の中に管が通っているとはいえストローのようにそこから何かが出てくるというものではないが、イメージでは男の精がそこから直接供給されてくるような気がする。

その時、ざわざわと玄関から声が聞こえた。須美恵は心で舌打ちした。そうだった、制限時間は極めて限られているのだ。もっと丁寧に舐めてやりたいのに、と須美恵は残念がったがここは致し方ない。

須美恵は両手を神雄の尻や太ももに回して固定すると、激しく頭を振って陰茎に刺激を与え始めた。

妙齢の女が年端もいかない少年の足元にしゃがみ込み、その股間を一心不乱にむさぼっているこの光景、傍で見た人間の目にはどう映るであろうか。女は鼻腔をはしたなく広げ、いつしか口紅や尖った顎をよだれまみれにしている。やはり女の方のあさましい性欲をそこに見出すであろうか。

須美恵は頭を前後にストロークし、ペニスを口から出したり入れたりした。

こんなに熱心に口淫をしたことはかつてない。須美恵はこの行為を以前から軽蔑していた。かつての恋人にもほとんど挨拶程度にしかしてやらなかった。それが今は違う。今はこの行為に幸せをすら感じている。

汚らしいと思っている部分、いやそういう部分だからこそ直に、それももっともそういう部分を敬遠したいはずの口という器官で感じたい。それはある種の愛なのかもしれなかった。須美恵は夢中でしゃぶった。

亀頭上部に舌の裏側を乗せて、ちょうど舌で亀頭を挟むような格好で摩擦した。そうするうち、神雄の尻にぐぐっと力がこもりだした。

(来る……来る、そろそろ……)

須美恵は少し緊張しながら、口の中に初めて受け取る発射を待った。やがて神雄の身の硬直が極度に達しふるふると震えだしたかと思うと、亀頭の先から熱い熱い液体がほとばしり口の中に広がっていった。

(来た!)

待ち構えていたものが口内に来た。よし、飲もう、この貴重なる生命のエキスを、そう思った一瞬の後であった。

(これ……違……う……?)

勢いよくほとばしりくる液体は次から次へと湧いて出た。それは予期していたよりもずっとシャバシャバと流動的で粘性の薄いものだった。まるでお湯のような……?

(やっ……! これ、違う!)

気付いた時にはすでに口内いっぱいにその液体が浸透し、あまつさえ喉を通って体内に流れ込んでさえいた。

思わず須美恵は神雄を見上げた。しかしその表情からは現在の結果に対する特別な何かを読み取ることはできなかった。ひょっとしたら、今何が起こっているのかすら理解していないのかもしれない。

考えてみれば、射精そのものについてもつい最近知ったばかりで、しかもそれがどういう意味かさえなお分かっていないかもしれないし、フェラチオに至っては今初めてされたわけであるから、その結果がどういうものになるのか、口内で出すのがどういう感覚かなぞ想像だにできないことかもしれないのである。

須美恵にはとやかく考えている余裕はなかった。ただ行動に出るのみであった。彼女の前には、いち早く口に貯まったものを吐き出し神雄を叱りつけるか、あるいはトイレットペーパーを取りに走るなどの選択肢が並んでいた。

しかし、彼女はそのいずれをも選択しなかった。彼女は現状のすべてを受け入れたのであった。

(これ……おしっこ……)

須美恵ののどは静かに動いていた。

(おしっこ、されてる……口に……わたし……)

みるみる内に神雄の尿は口内に充満し、須美恵の頬は膨らむほどであった。ごくりごくりとのどの奥へと流し込むが、液はとめどなく湧き出でるために追いつかず、ついに陰茎と唇の接着部分から溢れだし、顎を伝い首を伝った。襟元から服の中まで流れ込んだのである。

(この子のおしっこ……わたし、飲んで……)

のどを抜ける尿は胸の中で熱かった。それは須美恵の気持ちの高ぶりと同調するようだった。

すべてを受け入れてやりたいと、須美恵は思っていた。汚らしいものであればなお一層。いや、これはもはや汚いものでもないのかもしれない。須美恵は半ば混乱し、半ば恍惚として飲尿していた。

すべてが終わって神雄親子を送り出した後も、まだ須美恵は夢うつつの境をさまよっていた。

彼女は一人トイレに戻ると、ブラウスのボタンをはずした。ブラジャーにも尿が染みて冷たかった。それをそっとはずして匂いを嗅ぎ、股間に手をやった。ぐっしょりと濡れていた。

そこをいじくるうち、須美恵は立ったまま、下着もつけたままに尿を垂らしていた。


<つづく>



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[2010/02/23 00:00] | 「師匠のお筆」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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