おことわり
R18
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

育てる夫(10)おばさん女房


十八歳



 理生が高校に上がった頃、彼の両親は離婚した。こうした時、いつも割を食うのは子供である。そして、今回の場合、ひとみも不利益を被った。

 母に親権を預けられた彼は、家を出なくてはならなくなった。幸い学校は変わらないし、また母の仕事の都合から遠方への引っ越しではない。しかし、ひとみとはこれまでのように気軽に会うことが難しくなった。

 それでも彼は募る思いを抱いて、精勤にわざわざ家まで訪ねてきた。だが、既に成人然とした男性をしばしば招き入れるのは人目に立つ。仕方なしに、逢瀬はホテルで行うことになった。すっかり背の伸びた彼とは並んで歩いても見劣りしない。ひとみは、若いカレシに誇らしさを感じつつ、デートを楽しんだ。

 もっとも、こと性欲に関しては両者とも不満が残った。あれだけしつこく体を求め合ってきた者達が、限られた時間内で満足出来るわけもない。

 思い切って、ひとみは別にマンションを借りた。仕事部屋の名目である。

「へえ、そうなんだ……ンン……ッ!」

今日もその部屋で電話を受けている。相手は海外にいる娘だ。

「……ねえ、ママ、ひょっとして風邪引いてる? なんかさっきから声変だよ」

「そっ、ォオ、そうかしらぁ? ン……ちょっと風邪気味かもぉ……」

彼女は後ろ手に男の腕をはたく。相手はめげることなく、それを乳房へ伸ばした。ここ数年でまた実り、今ではFカップにまでなっている。成長期でもないのにふしだらに育ったものだ。今しもそれを持ち上げられながら、彼女は全裸で娘と会話していた。

「エー、気を付けてよ。もう若くないんだから」

「バカねぇ、ン、まだまだぁ、ア、若いわよぉ、オオォ……」

ひとみは時折口元を押さえながら、辛うじて意識を保っていた。気を抜くとアクメの波に飲み込まれてしまう。盛りのついた肉体は、とっくに雌と化して男根を食いしばっている。

「あ、真来た。真! グランマだよ」

電話の向こうで、娘が息子を呼び寄せるのが聞こえる。その瞬間にひとみは受話器を押さえ、眉根を寄せた顔で振り返って首を振った。無茶をしないで、という合図である。

 孫である真は現在大学生で、今は休暇の為に実家へ帰省していた。日本に住んだことはないが母親の影響はもちろんのこと、親日家の父の教えもあって、漢字の名前を持つと同時に、日本語もそれなりに流暢に使えた。

「ハイ、グランマ。元気ですか?」

「うん、ン……ッ、元気ぃ! 久しぶりねえぇ……アハァッ……ン……ハハ……」

喘ぎそうになるのを、必死で笑っているようにして誤魔化す。それがとりあえず上手くいって、真は祖母へ親し気に話しかけた。もっとも、彼とて想像だにしないだろう、孫の自分と電話で話しながら、自分より年下の男にペニスを刺されて、今まさにセックスしている最中だなんて。

 理生はこのマンションへ、ほとんど半同棲のような形で頻繁に訪れていた。来れば決まって愛欲の時間となる。今日も今日とて愉しんでいたところ、電話が掛かってきたわけだ。出ない選択もあった、性交をしない選択もあった。しかし、二人が選んだのは最悪手であった。

 彼は電話中のひとみを後背位から貫いたものだ。

「学校はぁ、ア、ァ、楽しいぃ、イ、ヒ……?」

踏ん張って頭を回転させ、会話の接ぎ穂を探す。後ろからは休む暇なく責め立てられ、家族で居たい頭と、雌に堕ちたい体がちぎれ飛びそうだ。

「ガ、ガールフレンドはぁ、いるのぉ、ォ、オ、オオー……?」

真は、仲良くやっているよ、などと答え、照れ笑いを浮かべた。彼が付き合っているのは同じ学校の同級生である。親より一回りの女性が性の対象になるなんて、思いつきもしない彼である。

 その意味では、理生はやはり特殊であったろう。それ以上に、ひとみは異常だ。己の孫より一つ年下の少年を男と定め、劣情を催すというのだから。

 パンパンという、肌と肌のぶつけ合う音が部屋に響き渡る。ぬめりを帯びた剛直はテラテラと光って、淫肉の発情を語るよりも明らかに示していた。

「日本にもまた行きたいよ」

真は人懐こく話し、祖母に会いたいと言ってくれたが、この時ひとみはもう、家族のことなんてどうでもよくなっていた。今体内にある男根が全てである。

「ウン……イくぅ……!」

「あ、グランマが来てくれるの?」

噛み合わない会話も当然だ。それは再び電話口に現れた娘にも同様だった。

「ねえ、ホントに大丈夫? 真も何だか変だったって。お医者さんに行った方がいいんじゃない?」

「イ、    イッてるぅ!」

「ああ、行ってんのね。それじゃ、いいけど」

その間も理生は益々腰を打ち付けて、このどうしようもない淫乱母の痴女穴を苛めぬいている。母はもう母ではなく一匹の淫獣と化して、呆けた顔に涙とよだれを垂れ流し、結合部からは小便まで漏らしていた。

「今度の休みには、またみんなで帰るからね」

電話が切れた途端、ひとみは気を失ってその場に崩れ落ちた。もうあと一秒遅かったら、狂い死にの断末魔を海外に届けていただろう。

「頑張ったね」

理生は彼女の髪を撫でながら、その口へ剛直を押し込んだ。すると、すぐに覚醒したひとみが、それを反射的にしゃぶり出す。

「ひどいわぁ」

「ごめんね。でも、興奮しちゃった」

「バカァ……」

理生は彼女の肉穴が、心なしかいつもよりキュッと収縮していたように感じられ、肉体的にも実際気持ち良かったのだ。

 彼の愛欲には、このところいよいよ拍車がかかっていた。会えない時間が増えてから、彼の中で一層ひとみの存在は大きくなっていった。中学以降、友達は全然いない、同世代のほかの女の子にも興味はない。そんな彼にとって、もはや彼女こそ生きることの全てであった。

 体で繋がった関係だから、セックスを抜きにして語れはしない。しかし、セックスとは関係性の極致ではないのか。互いの全てをさらけ出して向き合うからこそ、内なる愛がダイレクトに、それはもう心から信じられる。二人はこの点、一心同体の境地だった。

 彼の求めに従って、ひとみはかつての夫にさえ開かなかった扉を解放した。

 性交中に、理生がアナルに興味を示していたことは知っていた。そこを何度も愛撫された。彼女は戯れの一部と受け取っていたが、果たしてそうではない。彼はある時から真剣にそこを欲しがった。

 ひとみは戸惑った。アブノーマルが過ぎると思った。だが、彼が単に好奇心のみから所望するのでないことも知らされた。理生は、ひとみの初めてが欲しかったのである。ここまで愛し合う仲となった以上、それに応えるのが正道だと思われた。

 彼女は受け入れた。怖さはあったが、彼との初めてにときめきもした。ローションを加えて、丹念にゆっくりとほぐされていく。事前に念を入れて洗浄したつもりでも、火の出るように恥ずかしかった。尻を突き出し、座薬を入れられるような感覚で、まずは指を挿入される。

「ウッ!」

「痛かった?」

「ううん、大丈夫……」

つい笑顔も固くなった。処女を奪われた時も、こんなに緊張しただろうか。ふと遠い昔に思いを馳せたが、若さ故の勢いで当時は軽くかわしたような気がする。年齢を重ね、常識を積み重ねた今だからこそ、余計に怖いのかもしれない。

 やがて、亀頭が菊門に押し当てられた。ローションの所為で冷たく感じられる。ひとみは中空を睨みながら、それの埋まっていくのに耐えた。

「もう少し、力を抜いて」

そんな指示をされたが、これが難しい。理生は尻を優しく撫で回して出来るだけリラックスさせるように努めながら、最後は思い切って、剛直を突き刺していった。ミシミシと音が鳴りそうな窮屈さがあって、竿が隠れていく。最初の出っ張りが入ると、後は意外にすんなりと通っていった。

「ハッ!」

大きく息を吸い込むひとみ。膣とは全然違う苦しさがある。というより、苦しさしかなかった。

「どう? 気持ちいい?」

逸る気持ちを抑えきれずに理生は問うたが、これに、

「ん……分かんない……」

と答えたのは、彼女の率直な気持ちである。

「全部入ったよ」

肛門の皺に、理生の陰毛が絡まっている。根元まで入った証拠だ。

その報告を受けると、ひとみの脳裏に、あの見慣れた男根の絵が浮かんだ。もはや一流の太さと長さを兼ね備えた、見るからに雄々しい立派な男性器である。比べて申し訳ないと思うが、かつての夫より既にサイズは上だと思われた。

 あれが全部入ったのだという。彼女は信じられない気持ちであった。今はただ、割り箸を刺された飴細工のように、一ミリも動ける自信が無い。

「理生君は、どうなの? 気持ちいい?」

やっとの思いで訊いた。一番の関心事だ。

「うん……気持ちいいよ」

彼は感極まった調子で答えた。そして、こうも言った。

「これで、ひとみさんの処女を、ぼくがもらったんだね」

「ええ……」

それを聞くと、ひとみは全て報われた気分だった。そして、初めてのこの共同作業がどんなに困難でも、二人なら乗り越えられると確信した。

「動くね」

理生は告げると、ゆっくりと肉棒を引きずり出していく。途端に、ひとみの確信が不安定になり出す。

「オ、オオオ……待ってぇ……」

内臓ごと引っこ抜かれるようだ。

「痛い?」

「ううん、そうじゃないけど……」

今度は押し込まれると、また息が出来なくなる。これの何が良いというのか。もしも愛する理生が相手でなかったら、とっくに諦めていただろう。

「ひとみさんのお尻の穴、気持ちいいよ。オマンコとは全然違う気持ち良さで。ひとみさんのアナル、素敵だよ」

彼は興奮して盛んに褒めそやしながら、次第に出し入れを速めていく。ひとみは彼からの称賛を糧に、四つん這いになった肘をグッと張ったまま、彼の満足するまで耐え忍ぶのであった。

 ようやく解放されて、ローションの所為でブブッと放屁のような音が鳴った時は、普段ならもっと赤面したはずだが、苦しさが終わった安堵の方が大きくて、彼女はボーっとしたままだった。

 さて、一旦それが性器に変貌すると、当然それからも役割を与えられていく。理生は以降もそのメンテナンスに余念がなく、ひとみのアナルはどんどん開発されていった。特に生理中や危険日などは、これまで口や胸でもてなしてきたのが、そこに肛門性交もラインナップされることになった。

「ひとみさんのケツマンコ、もうすっかりオマンコと一緒だね」

などと、わざと下品な言い回しで理生が揶揄すれば、

「ヤダァ、理生君の所為で、また広がっちゃうぅ」

と、ひとみも甘えた声で応じる。今ではアナルファックがすっかり日常に溶け込んでいた。その効能で、彼女はお通じもよくなり、益々健康になっていった。

 それだものだから、セックスもどんどん活発になる。互いに準備したコンドームも、一晩で一箱の内に残る枚数が減っていき、果ては二箱目を開けるのも普通になった。

 理生は泊まっていくことも多い。彼の母親は、息子に女が出来たらしいことを薄々察していたが、あえて干渉はしなかった。望みの学校にも通わせられたし、そちらで問題を起こす様子もないし、順風満帆な学生生活を送っているものと高をくくっていた。相手の女がかつての隣人であり、自分より一回りも年上だと知ったら、さすがにひっくり返って驚いただろうが。

 しかし、理生は、実際にはそんなでもないような気がしている。形式的に反対はしてみせるだろうが、あくまで世間体を考えたパフォーマンスに過ぎず、結局は現状を追認するだろう。よしんば認められなくても、たとえ縁を切られても構わないと、彼は考えている。彼は、ひとみと終生を共にする覚悟だ。

「オ、オオ、オオォウゥ……ッ!」

幸せに失神と覚醒を繰り返しながら、ひとみは一晩中イき続けた。

男性が射精と同時にエクスタシーに達して後も、女性はにわかには体が冷めず、この齟齬がすれ違いを生んでいく。だから心ある男性は、自分の射精後も後戯をして、女性を満足させてやるのだが、理生のような絶倫が相手だと、わざわざそんな気遣いは要らない。火照った体は冷めることなく、何となれば新たに火を点けて、長い長いオーガズムが愉しめるのだ。

 ひとみが目覚めると、ずっと居座っていた肉茎は、その胎内で朝立ちし始めた。彼とてさすがに萎れる時もあるが、その間も挿入しっぱなしにしていたのである。

「ウフフ」

体の中でムクムクと男性が育っていくのは嬉しい。彼らは朝立ちを利用し、早速寝覚めの一発を決めるのであった。

 射精が終わると、いそいそと仕事終わりの男を口で慰める。ひとみにとって、朝一番に口にするものはペニスであった。

 理生は、こちらに向いている彼女の股へ目を向けた。アナルもヴァギナもパックリとくり抜かれたまま穴を広げっぱなしになっている。もう閉じている暇もない。理生は、この次はどちらで愉しもうか、と思案していたが、しかし当座は別のものを催してきた。

 ひとみを見ると、向こうも目配せしている。

「ちょうだい」

理生の下半身から一気に力が抜けていった。それと同時に、ひとみの口の中へ温かい水が流れ込んでくる。すぐに満水になりそうなのを、必死で喉へ送り込む。ひとみは朝起きるとまずペニスを食べ、そのあと小便を飲む。そうやって腹を満たすのだ。これも健康の秘訣である。

 今では日常となったこの行為だが、決して理生が強制したのではない。ひとみの方から望んで飲ませてもらっているのだ。理生だって、交尾使用後の膣からお漏らしを飲んでいる。ギブ・アンド・テイクである。

 それが終わると、二人して浴室へ移動する。といっても、ひとみは腰が抜けて立てないから、理生に運んでもらうことになる。当然のように結合してだ。

「オマンコとケツマンコ、どっちがいい?」

「スケベ。知らない」

プイッと横を向く彼女の、後ろの穴を選んで彼は挿し、その身を抱え上げた。アナルに入れながらヴァギナを責めると、両方の締まりが良くなる。逆もまた然りだ。

「あんまりいじめないでよぉ」

首に腕を回し、落っこちそうになるのを何とか耐えながら、ひとみは運搬されていった。

 風呂場に行ってもやることは同じ。もちろん体も洗うが、結局は淫らな時間となる。

「んもう、お化粧ボロボロォ」

顔に精液をぶっかけられて、彼女は今さらながらに嘆いてみせた。

「ひとみさんはスッピンでも綺麗だよ。出会った時からちっとも変わらない」

理生は言ったが、それはお世辞でなく常々本当に思っていることだった。その綺麗な顔へ、続けざまに小便をかけていく。

「ヤダァ、またおしっこぉ?」

ビチビチと顔面を尿が弾く。終わると海綿体でそこをゴシゴシとこすられもし、ひとみはキャッキャと笑いながら、それを捕まえてしゃぶり込んだ。

 風呂から上がると、彼女の姿は鏡台の前にあった。今日は生憎午後から打ち合わせの予定である。化粧をしながら、鏡越しに会話をする。

「今晩は時間ある?」

「あるけど。あなた、明日学校でしょ?」

「ううん、休み」

それを聞くと急に不安になって、ひとみは振り向いた。

「ダメよ、ズル休みしちゃ」

二人きりの時にどれだけ変態であっても、社会に対しては真っ当でなければならない。これが彼女の方針だ。

「大丈夫だよ。うちの学校、明日は本当に休みだから」

理生は笑って答えた。

「今晩さ、外で会おうよ」

彼は約束の時刻と場所を伝えると、彼女にキスした。

 キスは今までに何回もしてきたが、ここ数年来、特に真に迫った意味を持ち出している。情熱的なそれは、本当に愛し合う男女が、愛を確かめ合う行為だ。

「あ……」

唇が離れる時、名残惜し気にひとみは追いかけた。だが、すぐに思い直した。

「汚れちゃうから、ダメ」

彼女は彼とキスするだけで、アクメする体になっているのだった。

「ねえ、聞いたわよ!」

会社に出ると、理美に早速声を掛けられた。

「あんた、この前男と歩いてたらしいじゃん!」

どこからそんな情報を仕入れてくるのか、油断できないものである。いつぞや理生の父親を見かけたようなことは、当然我が身にもあって然るべきということだ。

「それも、結構年下のイケメンだったって」

「いや、そんな別に……」

ひとみにしてはいつになく歯切れ悪い調子に、女の勘はすぐに気付いた。恋する心は隠せないもので、女は特に良い人を匂わせたがる。彼を褒められでもしたら、つい調子にも乗ってしまうものだ。

「いいな、いいな。上手い事やっちゃって。ね、あたしにも紹介してよ」

「ウーン……」

やっと十八になったばかりの彼を、公明正大に紹介してよいものだろうか。多分良くないだろう。真実の恋ではあっても、茨の道を選んだものである。

「そのうち、ね」

「エー、絶対だよ」

理美は言うと、すぐに違う方を指さして言った。

「ほら、見て。ムッツリーニが拗ねてる」

目を向けると、こちらの方を窺っていたらしい寺山が慌てて視線を逸らした。彼に情報を吹き込んだのも理美だ。一体に噂話を喧伝して回るのが彼女なのであった。

 ひとみは近頃すっかりストレスを感じなくなって、タバコを吸うこともなく、約束の時間に、真っ直ぐ待ち合わせ場所へ向かった。

「ごめん、待った?」

その会話は、完全に恋人同士のそれである。

 理生が指定したのは、垢抜けたレストランだった。

「ヘー、シャレた店知ってんじゃん」

高校生が来るには、ちょっと値段が心配だったが、

「大丈夫。お金貯めてるから」

と、彼は笑い飛ばし、実際その店は彼のおごりであった。高校に進んでから、アルバイトを熱心にやっているのである。

 食事の後は、二人で海沿いの道を歩いた。黒い海の上に、対岸の灯りが揺らめいている。春の風が心地よかった。

「出会ってもう、十三年になるね」

理生は懐かしそうに言った。

「初めての時はびっくりすることばっかりで。ほら、ひとみさん、チンポとキンタマ、丸ごと呑み込んだりしたよね」

「ちょっとちょっと、外でそんな話しないでよ」

周りの目を気にして、声を潜めるひとみ。言われて困るようなことを、幾つも積み重ねてきた彼女である。

「あれからずっとひとみさんに惹かれて……ひとみさんはどんどん魅力的になって……」

ふいに理生は歩みを止めた。

「ねえ、約束覚えてる?」

「え?」

自然、ひとみも立ち止まり、振り返る。

「ぼくもう十八になったよ」

四月二日生まれの彼は、学年で一番に十八歳になっていた。この間、誕生祝いもしたところである。

「ひとみさん」

理生は急に真剣な眼差しになって言った。

「ぼくと、結婚してください」

「え……」

予想外の言葉だった。しかし、待ち焦がれていたような気もした。我知らず、涙が溢れてくる。

「わたしで……いいの?」

搾り出すように言う。

「だって、こんな……」

皆まで言わせず、理生は彼女を抱きしめた。

「結婚してください」

 その夜は、マンションではなく、久しぶりに自宅へ彼を招いた。幾つもの思い出を重ねたベッドで、二人は抱き合う。

 コンドームのストックは尽き、彼らは出会った頃のように、ありのままで結ばれた。何度も絶頂させられ、朦朧とする中、身内に広がる情熱を感じた時に、ひとみははっきりと意識した。

「ああ……受精……」

二人はまどろみながら、幸福な夢の中へ落ちていった。







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[2023/03/28 22:00] | 「育てる夫」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
育てる夫(9)十年愛
 ある一組のカップルが仲睦まじそうに寄り添って歩いている。誰が見ても恋人同士の逢瀬である。

「あれは……」

ひとみにはその男性に見覚えがあった。間違いなく理生の父親である。隣にいるのは知らない若い女だった。二人は見られていることも気付かずに、ホテル街の中へ消えていった。

「フーン……」

自分の不道徳は棚に上げて、ひとみは白い目で見送る。

 彼とは一度家の前で挨拶したことがある。値踏みするようにこちらの体をイヤらしい目で見てきて、ちょっとゾッとしたものだ。これは決してひとみの自意識過剰とも言い切れず、実際に女へ向ける視線だったのである。

 親子だから女性の好みが似ていたり、あの子にしてこの親ありという、性欲の旺盛さはあるのかもしれない。だが、この場合は一種不愉快な感じがした。

 といって、彼の妻に同情もしなかった。子供より自分が可愛いという典型的な女で、そういう性分が垣間見えると、同性としてはあまりいい気がしない。あまつさえ、こちらは理生に思い入れもある。彼の味方になりこそすれ、母親までも愛す義理はなかった。

 あるいは嫉妬かもしれない。彼女も息子の隣人への異様な懐きぶりを不快に思っているようだし、お互い様と言ったところか。妨害をしてこないだけマシかもしれなかった。

「それにしても……」

理生の母親は、隣へ越してきた頃まだ三十代前半で、約十年経った今では四十そこそこ。それでも出会った当時のひとみよりは若いわけだ。改めて言うでもないが、理生はとんでもなく年上の女を相手にしたものである。自分の母親より一回りも上で、その事実は永久に動かない。そんな女と対等に子作りし続けているのである。

 裸で抱き合えばただの男女であるが、ふいに現実を思い出すと、ひとみはクラクラする思いである。時に、セックスの間にもそれを思い知らされる場面が多くなった。

 中学生の少年は素晴らしく絶倫である。日に何度も体を求めてくるし、飽きることを知らない。片や、五十路の女も大したもので、“五十ござむしり”を体現するかのように、いよいよ性欲が強烈になって男を受け入れる。折しも閉経前の妊娠機会を最後ととらまえるが如く、肉体は子種を貪欲に求めた。

 この点で、彼らの年齢差は、こと肉体関係においては抜群に相性が良かった。男性の性欲が十代から精々二十代前半にピークを迎えるのに対して、女性は四十代以降に伸びていくもの。もちろん個人差はあるが、二人には的確に当てはまっており、この説を実地に証明してみせていた。

 しかし、体力となると別問題である。育ち盛りの肉体が疲れを知らぬのに対して、人生も折り返しを迎えようとする身では到底対等に渡り合えない。欲求はあっても、体がついて行かないのである。

「ま、待って……」

事を終え、少年が事後の口淫を欲しても、ひとみは急に起き上がれないでいた。してやりたいとの気持ちが逸る程に、体は緩慢である。散々男根で突きまくられた後はクタクタで、情けないことに足腰に力が入らなかった。

 また、合体中に余程踏ん張っていたのであろう、彼が離れた後、下半身がガクガクと痙攣して治まらなかったこともある。ひとみはその所為で、何回も恥をかかされた。射精後例によって、しばらく静かに抱きしめていてくれたのにである。惨めである。

 時には、とっくにピストン運動は終了しているのに、惰性で喘ぎ続けたこともあった。

「オゥ……オゥ……オ、オォゥ……」

自分でも分かっているのであるが、どうにも長いアクメを止められない。最近ではその声も段々獣じみてきて、女らしい繕いの欠片もない無遠慮なものになっていた。

「オ、オ……待ってぇ……お、おば、おばちゃん、イ、イき過ぎちゃってぇ……」

そんなことを口走ってしまって、自ら恥の上塗りをしてしまう。

 実は最初に交わった頃からこうした予兆は見られたのだが、五十を一年、二年と経過する内には、著しく激しくなっていった。それでもセックスはやめられない。

 理生は彼女のそういう姿を好ましく見守っていた。一つには、己の手で女の肉を歓喜させられたことへの優越感がある。獣のような声は、女が真に快楽を得た時にのみ聞かれる音で、決して年齢の所為ばかりではない。取り繕った演技の声に始まり、やがて情熱的な女の叫びになる。そうして最後に、獣の咆哮が出るのだ。そういう変化に、少年は徐々に気付いていった。そして、ひとみの鳴き声は、彼の股間をも奮い立たせるのだった

 また、彼女が足腰を振るわせて、いじらしくも耐えている姿には、なんとも言えない愛おしさを禁じえなかった。あの凛とした大人が、赤ん坊のように無力に、ひっくり返って自力で起き上がれないでいる。普段の佇まいを知っているだけに、そのギャップが余計可愛く見えた。しかもこれは、自分だけに見せてくれる真の姿だ。容姿は若く美しく保っているくせに、セックスの後は年齢をさらけ出してしまうのも微笑ましい。

 とにかくひとみには悪いが、こんな有り様を見せつけられると、もっと困らせたくなってしまうのである。それでなくても、欲棒はビンビンだ。

 理生は自分の家まで招いて交わることもあった。こんな時、親がほとんど居ない環境は便利である。

 ひとみは初めて理生の部屋へ入った時こそ、

「ヘー、綺麗にしてるじゃない」

などと、若いカレシの生活スペースを興味深く眺め、余裕ある年長者の対応をしていたが、数分後には彼のベッドの上で、いつも通り正体もなく淫乱性をさらけ出している。

それでも、人の家ではあり、親がいつ帰ってくるかも分からない。彼は大丈夫だと言っているが不安だし、何よりさすがに後ろめたさもあった。よその家のお子さんを年増女が誘惑している事実に直面するからだ。見つかったらどう言い逃れするのか。

「お宅のお子さんに犯されまして」

とは言えないし、言うつもりもない。

「わたし達、愛し合ってるんです」

とでも宣言するか。でも今の淫乱ぶりに一番しっくりくるのは、

「ごめんなさいお母様、お宅の息子さんのオチンポ勝手に頂いています。息子さんのオチンポ、気持ちいいんです」

といった気分である。言うわけないが、土台あり得ない関係性だから、真面目に思案するのも馬鹿らしいというものだ。

それにしても考えてみれば、親の目を盗んでセックスするだなんて若い子がするような経験を、この歳になってするとは思いもしなかった。幾つになってもハラハラするものだ。そのハラハラが、余計に興奮のエッセンスともなる。

「アン、ア、ダメェ……オ、オォウ、オゥゥ……!」

少年の匂いが染みついた寝具の上へ、熟女のエキスを撒き散らす。幼少期から使用しているベッドをギシギシと鳴らし、大人の女がイき狂う。

「オアァゥアア……イぐぅ……!」

子供部屋に似つかわしくない、情けない雌の鳴き声がこだました。

 長期休暇ともなると、帰宅部の彼であるから時間はふんだんにあり、小学生の頃以上に戯れはとめどもなかった。午前中から夕暮れに至るまで、ひとみの家で離れる暇なく体を重ね合う。そこはもう、セックスする為だけの家であった。

 朝の部の子作りを終えて、ひとみがよろめく足で昼食の準備に取り掛かった時も、理生は背後にピッタリとくっ付いてきた。

「コラ、危ないから」

やんわりと止めても、もちろん言うことを聞かない。尻に押し付けられた剛直は午前中の疲れも見せずに隆々で、柔らかい肌を深くえぐっている。

「ダメだってばぁ」

もはや気もそぞろで、彼女は尻に押し当てられた勃起のことばかり考えだした。理生の手が後ろから彼女の乳房を鷲掴みにする。

 ひとみは裸である。以前は何か一枚でも羽織るようにしていたが、近頃は彼がそうさせてくれず、家の中を全裸でウロウロしていた。いつ犯されても準備万端といった格好である。

 こうなると、宅配の人が来た時に厄介だ。慌ててシャツを被り、ちぐはぐなスカートを履いたが、例によって足腰が弱い。ヘロヘロになりながら何とか玄関へたどり着いた。

「具合でも悪いんですか?」

などと、気の良い運送屋に心配されたが、後から我が身を振り返れば、ノーブラだし、パイズリで出されたザーメンでシャツは貼り付いているし、口の中も白濁汁が残っており、喋るとあぶくが糸を引いたし、ノーパンの割れ目からは愛液が膝へ流れ落ちているしで散々な有り様だった。仮に犯されても文句は言えない淫乱女である。

 さすがにひとみは非難したが、理生は愉快そうに余裕の笑みを浮かべているのが口惜しかった。彼を受け取りに出せばいいが、家に居るのが変に思われはしないかと危惧したのである。

「アッアッアッ……!」

調理の手も完全に止めて、台所でバックから突かれるひとみ。身長差がほとんどなくなった理生は、僅かにかかとを上げるのみで立ったまま挿入出来る。

「ほら、ひとみさんのお昼ご飯だよ」

彼は絶頂が近くなるとひとみを床に座らせ、その口内に射精した。

「バカ」

親爺のような下らない冗談に苦笑しつつも、ひとみは有難くその熱いスープを飲み干す。本当に腹が膨れるようだった。ただこればかり飲んでいると、腹の中がチャポチャポ言いそうだ。

 それを言えば、こんなことがあった。

「出そう」

と彼が言うので、口に受け止めるべくペニスをくわえて待っていたら、出たのは何と別の液体だった。

「ンンッ!」

すぐ違和感に気付いて、ひとみは慌てて口を離す。手に握った陰茎を見れば、そこから薄黄色い噴水がチョロチョロと湧き出ていた。幸い普段程の本格的量ではなかったが。

「コラッ!」

彼女は足を叩いて叱る。理生は驚いて焦った。実は本当に射精するつもりだった彼である。それがどういうわけか刺激の方向性が間違って、放尿してしまったものだ。いわば事故なのである。

 彼は必死に謝って事情を説明し、何とか誤解は解けたが、さて困ったのは汚れたシーツである。

「もう!」

ひとみはふくれっ面を作って、お冠である。その怒りっぷりに、些か理不尽さを感じたのが理生であった。

「ひ、ひとみさんだって、お漏らししたことあるやんか」

今は彼女の前でだけ出す懐かしい関西弁で、彼は唇を尖らせる。ひとみとしては、思わぬ反撃にあったものだ。

「あ……」

思い当たる節が多過ぎる。いわゆる潮ではなく、交わりの最中に漏らした経験が確かにあった。あれもいわば事故である。その対策で、シーツの上からタオルを敷いてもいる。認めたくないが、年の所為で緩くなってきていた。

「そ、そうね……」

「ぼく何回も、ひとみさんのおしっこ飲ん――」

「言わないでそれ以上。分かったから」

ひとみは顔を真っ赤にして謝った。自分もひどいことをしていたものだ。お互い様である。

 ただこれをきっかけに、理生には新しい境地が開けたようだ。

「漏れちゃう! 漏れちゃう!」

と言いながら、彼は風呂場で度々小便した。ひとみは快く思わなかったが、緊急事態とあれば仕方がない。湯船に浸かっていると、立小便する陰茎の放尿口を下から眺める形となった。

「ヤだ、かかってるってばぁ」

床のタイルに当たった飛沫。彼女は湯をすくって、バシャバシャとそちらの方へ掛け相手ごと追いやった。

「汚いじゃない、もう」

「シャワーでジャーッて流したら大丈夫やって」

あっけらかんと言って、理生は何食わぬ顔。

「ひとみさんもおしっこして見せてよ」

こんなリクエストも出してきた。見たい見たいとあんまりしつこいので、つい調子に乗って、彼女は要求に従った。和式便器に跨る要領で床にしゃがむと、股の間からシャーッと尿を出す。理生にとっては、事故で漏らすのではなく正式に放尿する姿を初めて見たから、大変興味深かった。それも、惚れた女の一番隠したい姿であると思えば。

 実はこういう戯れに及ぶ以前に、彼との交尾によって散々女体は絶頂させられている。いわば発情しきった肉体と、恍惚とした満足感の中で行われるものだ。もちろん常識は辛うじて働くから、恥ずかしいとか汚いとか思うが、性戯の一環として位置付けると受け入れやすくなっている面はあった。

 二人が互いの小便を掛け合うようになるのにも、それ程の時間は要さなかった。初めはひとみの放尿に合わせて理生も出し始めただけだったが、二人で一つの水たまりを作る内に、段々と奔流を合成させるようになり、一つとなった奔流がさらに遡って、水源までたどり着いたものだ。

「かけないでよ、ちょっとぉ」

尿道口を探るように、理生の放尿がひとみの小陰唇にぶっかかる。鮭肉色の粘膜に、ビュービューと勢いのある温水が当たり、性毛も彼の尿でズブズブとなる。

 逆に、ひとみが理生へ向けて放尿させられることもあった。

「ひとみさんのおしっこ、あったかくて気持ちいい」

「恥ずかしいこと言わないでよぉ」

この戯れは我ながら愉快だった。性的興奮にしてはあまり直接的でなかったが、彼との距離をこれ以上ない程詰めている感じが快かった。

 二人はキャッキャと嬌声を上げながら、同時に放尿するようになった。立ったまま、互いに互いの尿を浴びせ合う。ひとみにはこの遊びが、まるっきり若い恋人同士のイチャつきに感じられた。実際相手は若いから、こういう発想も自然なのだろう。

「ひとみさんのおしっこだったら、全然汚くないよ」

少年はそう述べて跪き、その身に浴びるばかりか、口元を近づけさえした。仕舞いには陰裂へ直接口を付け、ガブガブと彼女の尿を飲んだ。口からジャブジャブと汁が溢れ、喉から胸を伝って膝へ流れ落ちる。

「イヤァ……」

羞恥で頬を染めながら、ひとみは何とも言えぬ高揚感を味わった。汚くないと言うが、自分ならどうだろうか。好きな人のものなら確かにそうかもしれない。まして、これはもう排泄というより、セックスの一部であるから。

 ある時、理生は彼女に服を着せたまま、その胸の谷間へペニスを挿し込んでいた。彼がずっと好んでいるプレイである。そして、そのまま射精すると、おもむろに言った。

「ねえ、おしっこもしていい?」

「ええ……?」

その後の片づけを思えば断りたいところだ。しかし、既に発情しきった身の上。それに、彼の望むことは何でもさせてやりたい。ひとみは今や、少年の思うがままだった。

「うん……」

しおらしく頷くと、直後に温かいものが乳房の間に広がりだした。まだ勃起している蛇口から、ジョロジョロと振動が肌に伝わってくる。カップの中はたちまちプールのようになり、そこから漏れ出た温水は腹から下も水浸しにする。

 ここのところしつけられた所為か、条件反射のように尿意が湧いてくる。彼女は相手の下腹に頬を寄せたまま、自らも漏らしてしまった。下着の濡れていくのが何とも背徳的である。

 理生は相手の頭を抱いたまま、女の服の中へたっぷりと排尿を終えると、己のホースをズルリと抜き出す。ビショビショに濡れ光って現れたそれを、ひとみはためらいもなくうっとりと頬張るのだった。仕事を為した男根を浄めるのは、女の口の務めだとばかりに。

 とにもかくにも、彼らは少しずつ行為自体にアブノーマルな試みを加えながら、飽きることなく愛を深め合っていった。

 受験勉強を要しない少年にとっては、勉強といっても定期試験の対策位である。ひとみはそちら方面がからっきしだったから、人生の先輩ではあっても教師をしてやることは出来ない。しかし、そんな彼女でも力になれることがあった。

 わざわざ夜中まで起きて試験勉強に挑んでいた理生は、夜分にもかかわらず、ひとみに連絡を寄越してきたものだ。予め今晩のことを伝えられてはいたから、彼女もうつらうつらとしながら一応完全には寝ていなかった。

 彼の指示通り、家の中の指定の場所に立つ。そこはちょうど、向かいの理生の部屋が見える窓だった。

「ねえ、おっぱい見せて」

少年の要求に、趣旨をおおよそ察した彼女は、

「まだまだ子供っぽいな」

と苦笑しつつも、素直に服をずり上げた。下着の内から、ブルリと豊乳がまろび出る。それと同時に、理生も下半身を露出していた。いつものように元気である。

オナニーの見せ合いっこしよ」

それは、例えば隣に住んでいる幼馴染の恋人と、ドキドキしながら親の目を盗んで行うような遊びだった。少年は、どうしてもこれがやりたかったのである。ひとみも嫌いではない。恋人ごっこは楽しいし、何よりもやはり、彼の企画なら喜んで受ける。

 椅子の上に座ると、同じく下半身を露出し、大胆にも彼女は外へ向かって股を広げて見せた。恥じらいは奥へ隠し、

「どうかしら? 興奮するんでしょう?」

といった、あえて挑発的な気分を前面に出す。幸い世間は寝静まって、秘密の邂逅に気付く者は猫の子一匹いなかった。

 理生は向こうの裸を見つけて歓喜したものの、月明りだけでは見えづらい。そこで、こちらのように電気を点けて欲しいと頼んだ。さすがに家の者にバレるからとためらったが、押しに弱いひとみは結局従ってしまう。煌々と灯りの点いた部屋で、彼女は裸体を披露するのだった。

「おおっ!」

理生は興奮して怒張を握りしめる。といっても、やはり自慰習慣のない彼である。いつでも欲求を発散できる快楽穴があって、それを下回る快感を自分で求める理由がなかったからだ。それで、自分から言い出した企画ながら、ただ漫然と肉棒を撫でるのみだった。

 一方のひとみは、これはもう熟練のオナニストである。理生と深い仲になる前は盛んに自分で慰めたものだ。慣れた手つきで陰裂に指を這わせると、やがては肉穴をほじり始めた。見られてするオナニーは初めてで、これには思いもがけず興奮する。彼女は室内の明るさも忘れて、ライトアップされたステージに猥褻なショーを繰り広げた。

 とはいえ、彼女にも物足りなさはあった。理生から愛されるようになってからは実際自分ではしていない。そんなことをしなくても欲求は満足していたし、そもそもそんな体力は残っていなかった。

「ねえ、これからそっちに行ってもいい?」

「ええ? ダメよ。見つかったら大変」

「大丈夫だよ。ぼくもう我慢出来ない」

そんなやり取りがあって直後には、ひとみの家から肉のぶつかり合う音が響いていた。

「ああ、やっぱり本物がいい」

互いにそう思い合い、相手の体を強く求める。

「アアーッ、ア、オ、オ、オオーンッ!」

深夜の交流の中、ひとみはアクメと疲労と睡眠欲に翻弄され、途中で失神してしまった。

 気が付いた時には、もう外が白々と明るくなり出していた。理生はまだ体の中にいた。

「え? ええっ!」

ガチガチに硬いままの肉棒が、股の間にぶっ刺さっている。

「あ、ひとみさん、起きた」

爽やかに彼が言う。ひとみは確かに起きたが、起きた傍からすぐイッてしまった。前代未聞の起き抜けオーガズムである。

「ごめんね、ひとみさん。ぼく我慢出来なくて。ごめんね……」

理生は申し訳なさそうに謝ってくる。彼女の体をまるでオナホールのように、自分の快楽の為だけに使っている気がして、後ろめたかったのである。

「謝らないで……」

朦朧とする頭で、ひとみは言った。惨めな気持ちになる。正気なら腹を立てていたところだ。二人は同じ気持ちで愛を営んでいるはずなのだから。

 結局一晩中セックスしていただけの彼が帰る時、ひとみは呆れ顔で訊いてみた。

「今日の試験、大丈夫?」

すると、少年は笑顔で答えた。

「バッチリ! 今日の科目、保健体育だから」

ひとみが赤面しながら、その頭を小突いたのは言うまでもない。





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[2023/03/27 22:00] | 「育てる夫」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
花見客の公衆便所にされた母
ショートオムニバス・シリーズ 『母を犯されて』


ケース9
母・香菜 32歳


 ざわめきから遠ざかった茂みの中に母娘はいた。

「全部出た?」

「うん」

香菜の問いに娘は頷く。下草と枯れ葉に水たまりが染み込んでいた。母はそれからあえて目を逸らし、パンツを上げた娘の手を引き何食わぬ顔で宴席へ戻ってゆく。

 誰も気に留めることのない中、二人は元の位置に座った。ビニールシートの上には食べ散らかした弁当やつまみ。そこに頭上から降り注ぐ花びらが彩を添えている。空は青く澄み、春の風が穏やかに吹き渡る。

 赤く染まった頬に心地よくそれを受けながら、香菜はつい杯を重ねた。普段の酒量は決して多くないが、元来飲めない口ではない。清々しい外気が彼女の気を後押しもする。陽気に浮かされた子 供達は、腹が膨れると走り回って遊びだし、大人達は一層話に身を入れた。

 それでも二、三時間経てば退散する者が出てくる。しつこいのは酒飲みばかり。ただこの会の場合、そういう勢力の方が多かった。

 さて、春の日といっても太陽が西へ傾くにつれて肌寒くなる。カーディガンの上から二の腕をさすりながら、香菜は席を立った。ここ高台の広場は見晴らしも良く、住民にとって絶好の集会場所であるが、用足しに不便なのが玉に傷だ。裏の寺にある公衆便所一択となるが、そこまで参道をはるばる上ってゆかねばならない。

 階段の入り口で夫にばったりと出会った。

「トイレか?」

明け透けに言って、フラフラとよろめく。この分ではあの階段を上まで行ってはいまい。そう妻がいぶかる先から、

「その辺で済ましちゃえば」

と、彼はゲラゲラ笑った。日頃にもない粗雑さである。こういうとき、女は理不尽を感じずにいられない。切羽詰まった生理現象が尚更腹立たしくさせた。

 山中はひんやりと涼しく、その中を香菜はトボトボと進む。家へ下りるよりは近い。だが上にたどり着いても空室とは限らない。じりじりする焦りもあって、彼女は低い段差で何度か躓いた。

「ちょっと飲み過ぎたかな……」

人のことをとやかく言えた立場ではないと思った。見渡せば周囲の緑は外から見るよりも深く、どこまでも覆い隠すよう。男らが出来心を起こすのも無理はない。実は香菜も娘にごねられて先程その茂みで野 小 便をさせた。寺から例年苦情が出ていることも知っている。だがこれだけの自然だ。実際は何ほどの影響があろうか。

 酒で鈍った理性が彼女の脚をそそのかした。道から外れて草を踏み、ようやく身の丈を隠しおおせる位置に来た。緩んだ気持ちが急速に尿意を高める。香菜は下着を下ろし、とうとうその場にしゃがみ込んだ。

「ホッ……」

淡い背徳感が漏れてゆく。出始めると一気だ。普段意識する以上に沢山出るように感じた。

 その時である。一体どこから湧いてきたのかと思う位唐突に人の影が動いた。

「えっ!」

咄嗟に身を縮こまらせる。もうこれ以上はしゃがめない程に。水流は未だ衰えない。爪先にぐっと力を込めて踏ん張る。不安定な斜面で窮屈になった筋肉が悲鳴を上げた。

「早くどっか行って!」

必死で念じる。だが、次に目を開いた時、その願いは空しくも砕け散った。

「おっ、奥さん!」

それは、下田という、顔と名前位は知っている程度な、上の年代の男性であった。やはり今日の花見に参加している。

「やあ、驚いたなあ。奥さんも野ションですか」

 彼は初めこそ驚いていたものの、すぐに我が事の方が重大とばかり段取りを始めた。ズボンの前を開き、中からイチモツを取り出す。

「えっ、ちょっと!」

香菜の動揺が静まらぬ中、下田は彼女の横に立って立 小 便を始めたのだ。立っているのと座っているのと、男と女との違いはあれど、二人並んでジョロジョロとやる。

 すると、そこへもう一人の酔客が現れた。大沢という中年男性だ。下田と親し気に挨拶していたが、その陰に香菜がいると知って驚いた。一瞬二人の関係を疑ったが、そうではないと知ると、

「最近は女の人も立ちションすんだねえ」

と呆れたように言い、彼もまた当たり前に小用を始めた。香菜を挟んで右隣りである。

「ちょ、ちょ、ちょっと……」

顔のすぐ横に男性の性器が並んでいる。自分の夫のだって、放 尿する場面など見たことがないのに。香菜はぐっと下を向いて出来るだけ視界にそれらが入らないようにした。

 目を閉じたいがそれは出来ない。身を低くしている方が当然小水と近い位置になる。すると、男らの放つ跳ねっ返りや蒸気が香菜の脚の方へ舞ってくるが、これが気になって仕方がない。変な緊張を強いられて早くも体中が痛い。

「いやあ、大自然の中でのションベンは開放的でいいですね」

下田は呑気なことを言っている。

 香菜は耳まで真っ赤にしてただ俯くだけ。悲鳴を上げることも出来ない。恨めしいのは止まらない尿だ。草や葉にぶつかってチョロチョロと流れていく音が実際以上に大きく聞こえた。

「ふう……出た出た」

そう言って先に動いたのは下田だった。香菜はまだうずくまっている。

「あれ? 奥さんまだですか」

酒で出来上がっている下田は露骨に下品である。

「ひょっとして大きい方ですか」

「違います!」

香菜は反射的に否定したが、その瞬間あれが目に入って慌てて下を向いた。彼はまだ仕舞っていなかったのである。薄暗い中で一層黒ずんで見える萎びた茄子だった。

 その内に大沢も終わった。やはり気になるのは香菜の様子だ。

「早く行ってよ」

香菜は心に願ってみるが、どうしたことか二人はもたもたしている。この間抜けな場面を面白がっているのかもしれない。そう思うと、一層惨めに感じた。実は香菜、とうに終わっていたのだが、足がつって立てなかったのである。

 下田はじっと見下ろしていた。露に剥かれた白い双丘が後ろ髪を引く。彼はゴクリと生唾を飲み込んだ。

「大丈夫ですか。どこか具合でも」

「だ、大丈夫ですから。早く行ってください」

この時香菜はふいにゾッとする寒気を背筋に感じた。羞恥とは異なる危険を感じたのである。それは彼女の心中をざわつかせ、体勢を崩させた。

「あっ!」

ほとんど同時に叫んで、香菜が後ろにひっくり返ろうとするところを、咄嗟に下田が後ろへ回って受け止める。

「大丈夫ですか」

「大丈夫です……」

下田が支えなければ斜面を転げ落ちてしまう。だが、香菜には感謝よりも大きい懸案があった。彼女のショートボブの後ろに、明らかに彼の股間がある。それは今しがた見た茄子とは打って変わって、太く実り切っていた。

「あの、あの、もう……」

やんわりと助けを断ろうとしたが男は離さない。それどころか一層強く密着してくる。今やすりこぎのように成長したものが、後頭部を押している。

 大沢の目も爛々と輝きだしていた。彼もまた一歩、一歩とじりじり歩を詰めてくる。

「あの……ホントに、もう……」

「でも離したら転びますよ」

 下田の鼻息はいつしか荒くなっていた。心臓の鼓動も早まっている。思いは違えど、それは香菜も同じだった。現場を急速に緊迫感が取り巻いた。

 下田は両脇から腕を入れて香菜を助け起こす。その手は明らかに胸に触れていた。香菜の足元がよろめいたのに合わせて、男は前方の木に彼女を押し付ける。咄嗟に手を突かなかったら顔面を強かに打っただろう。

「催してきたんで……こっちの用も足しておきましょうよ」

硬いものが生白い尻に触れる。尻はビクッと痙攣して引いた。それを肉棒が追いかける。男の犯意は明白であった。

「やめてください」

助けを求めて大沢を見るがすぐに目を逸らす。彼の大きなわだかまりが目に入ったからだ。

「奥さんも尻出して誘ってたんでしょう」

「違います」

「どうせ恥ずかしいところ見られたんだから、お互いに恥ずかしいことしましょうよ」

議論の余地など端からなかった。男根は静かに入ってきた、膣に近接し互いの尿の雫をまといながら。

「イヤァッ!」

そんな悲鳴を最初の出会いで上げればよかったのだろうか。汚れるのも厭わずに逃げ出せばこんなことにはならなかったのかもしれない。そう考えてみても、今も現に彼女は声を出せずにいる。声を殺して耐えるしか出来なかった。

 下田は尻を引き寄せては押し返し、あるいは自分の腰を押し出しては引いて肉棒を出し入れした。香菜は樹木にすがりつき、尻を突き出してじっと耐えている。肉棒は次第に粘液にまみれテラテラと鈍く光った。それが白い谷間から出たり入ったりしている。

 それをすぐ傍で凝視しながら、大沢は自分の肉茎をゴシゴシとしごく。彼も含め三人の熱気は、山と春の冷気の中でもいや増すばかり。呼吸は入り乱れ、ジワリと汗が噴き出してくる。やがては白濁汁も噴き出した。

「うぅっ!」

「やっ、な、中は……!」

下田の終焉を悟って香菜はようやく声を上げたが、言いかけて半分以上は諦めていた。だが下田も思惑は同じだったようで、結局彼は射精の直前に抜いて尻にぶっかけた。勢いついた迸りはスカートにも沢山かかり、それ以外は尻の上にボタボタと落ちた。

 彼と入れ替わりで、大沢も当たり前に“用足し”に立つ。香菜も尻を突き出して待つよりほか仕方なかった。公 衆 便 所とは不特定の者に使用を許可された便 所であるが、不特定の者の“用を足す”のに彼女の体が使われるなら、彼女こそ“公 衆 便 所”と言えるだろう。大沢はその道理を証するがごとく、使用済みの便器に男根を突き入れた。

 やることと言えば同じく出し入れである。香菜は入れられる時に「グッ」と歯を食いしばり、出される時に「ハッ」と口を開けて眉根を寄せた。彼女はこらえていた。が、こらえる前に飲酒が過ぎたようだ。

「アァッ!」

と切なく啼いた。その直後に大沢も気付いて思わず離れる。バシャバシャと二人の間に水しぶきが起こった。去就を迷っていた下田も近寄って来る。香菜はまた漏らしていた。

「またオ シ ッ コして、しょうがないなあ」

「ごめんなさい……」

なぜ謝罪したのかを当人は自覚していない。大沢も意に介さず、下腹部をびしょ濡れにしたまま再突入する。

 ちょうどその頃、少し離れた草陰で彼らの様子を覗き見している者がいた。浅沼という少年である。あらかたの子 供は家に帰ってしまったが、酔っ払い家族の子は一部居残っていた。彼はほかの子との遊びにもいい加減飽き、ふと何気なく山の方へ入ってみた。そこで思いもかけない場面に遭遇したのである。

 彼は自分のペニスを握り締めながら、まんじりともせずに現場を見ていた。異様な興奮がその身を包み、既に一度射精している。それへまた思いがけない珍客がやってきた。

「どうしたの?」

見れば幼い女の子。あっと思って、咄嗟に浅沼は右手で彼女の口を塞いだ。あまり慌てていたので精液まみれの手の平だった。彼女こそ香菜の娘であることを彼は知っていたのだ。

 娘はびっくりして暴れ出す。浅沼はズボンを上げるのも後回しにして彼女を抑えつけた。それは彼なりの優しさだった。今の今、母親で搾り出した精液を娘の口に付けてさえ、守らねばならない捻じれた優しさだ。

 母は輪姦されていた。その事実を隠してやりたい。

 そんな気遣いも露知らず、大沢は香菜の膣内に子種汁を注ぎ込んだ。

「ア……ッ!」

香菜は愁眉を寄せて体の芯に熱い汁を感じる。そのしばらく後で、今度は別の汁が怒涛のごとく流れ込んできた。

「こうやって洗い流したら妊娠しないから」

大沢は膣の中で小 便していた。

「イヤァッ!」

さすがに敵わぬと身もだえする香菜だが、大沢はそれを許さじと抑えつけ、隙間なく密着して尿を注ぎ込む。当然穴の中に行き場はなく、それが溢れて香菜の脚を伝ってチョロチョロと滝のように流れた。

 すると、それに対抗するかのように、今度は香菜がまた漏らし始めた。既に大沢の栓が抜かれ、ガニ股に開いた脚の間からジャージャーと垂れ流す。

 それが終わってへたり込もうとするのを下田が受け止め、待ってましたとばかり海綿体を接続する。

「お行儀の悪い子には、お仕置きしないと」

彼も大沢に倣って、膣 内 放 尿をした。これでは文字通り、香菜の膣は便器である。

「すごいことしてる!」

浅沼はもう辛抱たまらんとばかり右手でペニスをしごき立てた。娘を抱きながら、非情にも母親でオナニーする。シコシコという振動が無垢な少 女に伝わろうとも関係ない。最初は持ち替えた左手でかろうじて彼女を押さえていたが、とうとうそれも及ばなくなった。

「ママー!」

娘は飛び出した。男達は脱兎のごとく逃げ出していく。余談だが、不慣れな山道を酔いどれが走ったために、下田は足を、大沢は腕を骨折する大怪我を負ったという。

「ママもここでオ シ ッ コしてたの?」

娘は屈託ない笑顔で尋ねた。母は水たまりの中で力なく笑い返した。


〈おわり〉


羞恥の風




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[2021/04/20 22:00] | 「母を犯されて」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#55-
 克弘と俊之は射精要員として追加で呼びつけられた。高橋はもっと大量な顔面パックをやはり諦めきれなかったのである。

「え……けど……」

克弘はともかく、俊之はつい先程友人から感想を聞かされていた手前、次は初アナル体験へと暗に意気込んでいたので少し渋った。ぼちぼち我が出てきた少年らである。

「若いんだから、まだ何発でも出るだろう」

結局丸め込まれて俊之はスタンバイに立つ。その間に、小林が出た後の穴には鎌先が収まった。

「うん、久々だが具合よく育ってるね」

彼の感想を俊之は恨めしそうに聞いていた。とはいえ、顔射もまた初めての行為ではある。少年は先に出された白濁液を避けて首の方へ勃起を回した。女の首の骨が肉茎の裏筋をコリコリと撫で、亀頭の先は顎下のラインをこする。改めて見下ろしてみると、股間間近に女の顔があって、しかもペニスでそれを弄んでいる特異性に気付き、興奮するものだ。

 相方の克弘は逆サイドからうなじへ雁首を滑らせ、そのまま茶髪の森へと陰茎丸ごと潜り込ませていった。後頭部の髪の中へ入れると、シャリシャリとした独特の質感が意外な程気持ちいい。また不道徳的な感じもする。先っぽから漏れた粘り汁が女の頭皮に染み込んだ。

「まだイくなよ。出す時は顔な」

高橋がニヤニヤしながら念を押してきたが、言われるまでもなくわきまえている。ただ、鈴口と亀頭のおもて面にチクチクする毛先の感触が、何か別な方向へ刺激を与えていることに克弘は深い自覚がなかった。

 眼下では祥吾が終わり、花村にバトンタッチした。膣合体した彼は、

「ケツ穴経験した後だと、なんだかまた違った実感があるよね」

などと述べている。これには向こう正面の鎌先が同意を与えていた。

 そんな中、先に俊之が射精した。それは顎からずり上げたビンビンの肉茎を抑えつけ、その先端の丸く柔らかい肉で有紀の下唇をめくり返していた時だった。裏返った下唇と裏筋の縫い目がネチョネチョと摩擦された時、絶頂を迎えたものだ。彼の迸らせた濁り汁は、歯茎に染みわたり、下の歯の隙間に絡まり、さらに飛んだ分が鼻の穴に入った。

「おお、割と出たな」

高橋が褒めると、まだ居残っていた慶介らも覗き込んだ。これで計四発のザーメンが顔の上に載ったことになる。まもなく五発目だ。

 克弘は焦りを感じた。早く出さねばという気持ちは高まるが、海綿体は当初のガチガチからボッテリとした感じで、重量は維持しているもののいつもの臨界感がない。むしろムズムズと落ち着かないのである。彼は側頭部から耳の輪郭をなぞって移動させていき、こめかみから頬骨へと抜けた。その時である。

「あっ! わっ! お前!」

取り巻いている連中が驚いた。

「え? 何?」

下にいた花村は咄嗟には分からず、いち早く状況を把握した鎌先は豪快に笑った。

「お前、これ、ションベンじゃん!」

慶介が叫ぶと、離れて会話していた連中も一斉にそちらを見た。彼が率先して音頭を取り、有紀を浴槽から遠ざけさせる。高橋はただゲラゲラと笑っていた。

 一度飛び出した尿は止まらず、有紀の頬を伝って滝のようにどんどん流れ落ちていく。漏らした当人はもう開き直るしかなく、友人らが呆気にとられる中、まるで狙ってやってやったとでもいうように返って堂々と立っていた。顔を赤らめながらではあるが。

「勘弁してよ」

遅れて気付いた花村は薄黄色い滝を散々腹にかぶって苦笑しながら、しかし、己の用事はきっちりと最後まで済ませてから離れた。

「これがホントの肉便器ってやつ?」

よほど可笑しかったと見え、高橋は今や涙目である。そこへ、

「おっ、いよいよそっちも解禁かい」

と、いかにも嬉しそうに集まってきた者がある。その第一が沼尻であった。

「じゃあ、おいらも」

来て早々言うやいなや、彼は迷いなく陰茎をつまむと、呆け面の有紀目掛けて一気に放 尿しだした。バシャバシャと豪快な顔面シャワー。

「わっ! マジか!」

相変わらず驚いている慶介を尻目に、

「あぁ……」

と、沼尻はため息交じりに恍惚としている。その横に並んで、同じように立ち小 便しだしたのは森岳だ。便器は勿論、有紀の顔である。チョロチョロと細い筋からやがて力強く太いものとなって、陰茎と顔面に橋が架かる。

「いやあ、助かるねえ」

 実は姦淫の待ち時間に、袋田のサービスで酒類が振る舞われており、温泉に浸かりながら手酌を楽しんでいる者もいたのであるが、彼らもそうした口であった。

ベチベチと音を立てて有紀の頬に黄色い水しぶきが弾ける。緩み切った口に奔流の狙いを定められれば、ジョボジョボと奥へ水たまりが出来る。そのまま外へあふれ出る分も多かったが、人間便器は時にごくりと溜まった分を飲み込みもした。

 高い水位を維持するオーガズム状態も、繰り返す波と波の合間に差し掛かれば、やや気が覚めることもある。ちょうどそんな時に真正面の陰茎から鼻先目掛けて放水された。反射的に目をつぶったが、生温かいシャワーは途切れることなく続き、鼻頭や頬を叩く。

「熱い……」

穴と言う穴を犯され、自慢の顔すら使われたことは夢うつつながら、既に我が身を男根に捧げ尽くした感のある有紀。ここにきて慌てるということはなかった。

「奥さん、ケツの穴チンポでほじられながら、ションベンぶっかけられるの、たまらんでしょう?」

背後から鎌先が囁きかけてくる。彼の肉棒はいまだ深々と肛門を塞いでいた。彼女は彼女で便をしているような感覚ともいえる。

「オ シ ッ コ……? エ、エー……」

微かに眉根を寄せて、脇へ逃れとする。それが小 便だと教えられれば、さすがに拒絶感はあるもの。だが、足にも腰にも力が入らない。あまつさえ尻穴に男が刺さっている。有紀はすぐに諦めた。虐げられることに慣れ過ぎた女は現実を受け入れるのも早い。

「口開けて……」

言われるまでもなく、口という口は上も下も開きっぱなしである。

「お し っ こ飲んで……」

口内に注がれる二筋、三筋の温水。意外な程スムーズに喉を通った。

「ホントはイヤ……なのに……?」

ゴクリゴクリと喉が鳴る。

「男の人のお し っ こ、美味しいでしょう?」

「男の人の、オ シ ッ コ……あぁ……」

 三人目の連れ小 便は羽根沢。彼の放水は頭髪から額に流れたり、耳に当たったりした。

「年取ると近くなって困るねえ」

脱衣場の便所まで行くのも億劫だと言う。

「ああ、ああ、ヤベーな」

慶介は呆れつつ、後ろでまだ頑張っている鎌先に恐る恐る声を掛けてみた。

「ん? 何が嫌だって? 君もやってごらんよ。女にションベンするのは快感だよ。見てごらん、彼女も悦んでるだろう?」

言われて見てみれば、心なしか口角が上がっているようではある。とはいえ、全面的に信じられなかったが。

「後でちゃんと洗ってよ。まだ使うんだからさ」

ちゃんと伝わったかどうか怪しかったが、若者は腕を組んでブツブツ言う。性的嗜好や許容基準は人によって色々である。

 鎌先は腸内に精を送り込むと、事後はアナル女に口淫で浄めさせ、そのまま自分も放 尿していった。

「ゴブンッ! ゴブブブ……!」

口の中にまだ太い海綿体を丸呑みさせられたまま小 便されると、一遍に水量が口内にあふれ返って、とても飲み下せるものではない。有紀はむせて、唇からのみならず、鼻の穴からも汁を出しつつ、喉の方へ必死に送り込んだ。

 そんな彼女の後頭部から温尿シャワーが降り注ぐ。これは七里川だ。飲 尿と浴尿、二人同時に使用出来る有紀便器である。

「ああっ、俺もかけてえな」

高橋は悔しがったが、生憎彼は今出ないのだった。そうこうする内に、トイレタイムはひとまず終了となった。有紀の顔と頭から湯気が立ち昇っている。

 と、そこへ、タクシー運転手の浪岡がひょっこりと浴室の扉から顔を覗かせた。

「ああ、良かった。まだヤッてた」

離れた所から同僚の松倉が手を振る。浪岡は自分も振り返すと、すぐに脱衣所で服を脱いで戻ってきた。

「ねえ、今何時かね」

島田が袋田に問う。そろそろ時間が気になりだした頃だ。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大浴場
有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田、俊之、克弘、浪岡
▼客室
金光
▼ターミナル駅前ホテル
前原
▼帰宅
恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添


輪姦記録〉
挿入男根:35本
射精回数:137発
(膣68・口23・尻29・乳7・顔8・髪1・外1)


world200*40




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[2021/04/05 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
詩 「母の独白」

お母さんね、輪姦されちゃった。
あなたより年下の男の子達に、何度も何度も。


この前のキャンプの時ね、お母さん、お手伝いに行ったでしょ?
あの時、お風呂を覗かれて……
可笑しいでしょ? こんなオバちゃんの裸見て、若い子が興奮するなんて。
あるわけないって思うでしょ?


「デカパイ」とか「爆乳」とか言われて。
そうよね、こんなはしたない体をしているお母さんがいけないのよね。
きっと若い男の子って、性欲が有り余って、好奇心だって旺盛。
相手がオバちゃんでもムラムラしちゃう位。
女だったら誰でもいいって。


だけど、誰彼構わずレ イ プさせるわけにはいかないじゃない。
犯罪を起こさせるわけにいかない、まだ将来のある子達よ。
だったら……
……ええ、あの子達は悪くないわ。
お母さんがレ イ プ、させてしまったのよ。


年長の男の子達のロッジに連れ込まれて、そこからはもうあっと言う間だった。
床に押さえつけられて、服を剥ぎ取られて、オチンチン見せられて、そのまま、いきなり……
逃げられなかった。
寄ってたかって力ずくで押さえられたら動けなかった。


たくさん居たわ。
それも、後から後から増えていって。
その子達が一人一人順番にわたしに入ってきた。
みんなの見ている前で、次から次へと犯された。
一緒に来た子、別のグループの子、向こうの地元の子や知らない子達までみんな。
わたしたった一人で、その場にいる全員の、大勢の男の子達のセックスの相手よ。
ひどいでしょ。
ダッチワイフとおんなじね。
休みなく、ただひたすら。
飽きもせずに、繰り返し……


つらかった。
でも大丈夫だから、聞いて、ね?
お願い。


相手はみんな年下だった。
年下って言っても、普通の年下じゃないのよ。
一番年上の子でもね……じゅ、十八歳。
……そう、あなたより、自分の息子より一回りも年下。
信じられないでしょ?


でも、もっと信じられないのは、一番年下の子で。
一番年下は――本当に、信じられないことだけれど、考えたくもないことだけれど――ア、アーちゃんより、その、年下で……
ああ……怖い。
今でも怖い。
本当に、口に出すのも恐ろしいし、異常なことだって分かってる。
でも、確かに、わたしより……よ、四十五歳も年下だった。
みんなにゲラゲラ笑われたわ。
「このババア、孫より年下のガキにチンポ入れられてるよ」って。


もう現実離れし過ぎて訳分からないでしょ?
頭おかしくなりそうでしょ?
お母さんもね、おかしくなりそうだった。
もう、おかしいのかもしれないね。


――保 育 園 児って言ってたかな。
要するに、まだ小 学 校にも行かない子。
わたしなんかからすると、生まれて間もない、って言ってもいいぐらい。
昨日今日しゃべれるようになったんじゃないかって。
そんな子らと、ね……


あ、もっと上の子ね、小 学 生は小 学 生で沢山いたのよ。
けどどっちみち、みんな、セックスはもちろん初めて。
当たり前よね。
そんな年でね。
自分でもしたことない子が多かったみたいだし。
その……オ、オナニーっていうか。


知ってるのよ、そりゃあ、お母さんだって男の子の母親やってきたんですから。
思春期の男の子がね、部屋で何してるか。
勉強するって言って、部屋にこもってナニにしてたか。
知ってたのよ、言わなかったけどね。
男の子だったら、当然のことよね。


そうそう、射精も初めての子がいてね。
あなた覚えてる? 初めて射精した時のこと。
朝起きてきて、なんか変だって泣きそうな顔して。
あの時は結局、お父さんになんとかしてもらったんだっけね。
わたしも初めてでびっくりしちゃって。


母親だからね、経験があったから、今度は驚かなかったけど。
でも、初めての射精をさせた、っていうのは、やっぱり特別なことよね。
わたしが、初めての射精をさせたんだ、って。


大体射精したこともないのにレ イ プしてるのよ。
そもそもセックスの意味も分かってるの?
まだ学校で習ってもいないでしょ?
それどころか、まだ学校行ってない子だっているんですもの。
何やってるかも分からなかったでしょうね。
そんな子らとよ! わたし、子 供つくってた!
セックスを知らない子に孕まされようとしてた。


周りの先輩達が教えるのよ、呆れる位いっぱいいる先輩らが。
「セックスだ」「射精だ」「初体験だ」って。
「筆おろし」ってね、言うのね。
童貞に初めてのセックスやらせてあげることよ。
わたし、それをやってたわけ、一日にたっくさんね。
沢山沢山筆おろしして、みんなの初めての女になった。
わたしがセックスを教えた。


そうね、結局ほとんど初めての子だったと思う。
生意気に、大人の女を乱暴して、童貞を捨てたのよ。
一体幾つ年上だと思ってるの。
きっとね、自分の母親よりも上。
ひょっとしたら、自分のおばあちゃんぐらいかもしれないのに……
そんなにしたかったの?
そんなにわたしとしたかった?


そういえば射精すら出来ない子もいたわね。
でも、セックスは出来るの。
不思議じゃない?
オチンチンは硬くするの。
こんなオバちゃん、いいえ、おばあちゃんを相手にしても、勃起するの。
わたしを見て、勃起するのよ。


久しぶりだった。勃起したオチンポ。
十年ぶりのセックス。
ううん、もっとかしら。
お父さんね、もうとっくに立たないの。
あら、ごめんなさい、こんな話聞きたくないわよね。
息子のあなたに何言ってるのかしらね。
でも聞いて、ほんとの話よ。
子供を産んでから、セックスもほとんどなし。


ええ、分かってるわ。
そんな問題じゃない。
お父さんにも、あなた達にも、申し訳ないって思ってる。
本当に、本当にごめんなさい。
でも、でも、仕方なかったの。
ねえ、分かるでしょ?


皮もむけていない、お毛けも生えていない、小っちゃな小っちゃなおチンポくん。
でも、ご立派に勃起してるの。
一生懸命、硬くしているの。
わたしの為によ? わたしを見てよ?
小っちゃくても男らしいわ。
うんと年上の女を抱いて、健気に硬くしてくれて。
硬い、ほんとに硬い。
それがコリコリ当たって、一生懸命こすって。


わたし、イッたの!
初めて、セックスでイッた。
お父さん、ごめんなさい。
お父さんとのセックスで一度もイッたことないわたしが、五歳児にイかされました。
何人も何人も連続でこすられて、みんなの前で何度もイきました。
だって、硬いの。
仕方がないの。
分かって。


それに、お父さん、あなたには一度もしたことがないことも沢山しました。
フェラチオなんて、結婚前の彼氏にして以来よ。
あなたってば、不潔だとか言って、させてくれなかったわよね。
あんなことをするのは変態だ、とまで言ってたわよね。
わたし、してあげたかったのに。
三十年ぶり位にオチンポを口に入れたわ。
お母さんね、フェラチオ上手いんですって。
高校生位の子が、「うちのカノジョより上手い」って、「さすが人妻だ」って。
人妻になってからはしてないのにね、おかしいでしょ?
すごく褒めてくれるのよ。
「孫のいるマンコとは思えない」って言ってくれた子もいたわ。


胸だってそう。
お母さん、胸大きいの気にしてるでしょ。
子供の頃から胸ばっかり育っちゃって、いつもイヤらしい目で見られてるの知ってた。
男の人って、おっぱいが好きなのね。
言われたわ、「スケベな体して」って、「スケベな事ばかり考えてるから、こんなデカ乳になったんだろう」って。
恥ずかしかった。


でも、これが男の人の役に立つんだってこと、教えてもらった。
ねえ、“パイズリ”って知ってる?
おっぱいとおっぱいの間にオチンポを挟むの。
挟んで、ズリズリしごくの。
すごく喜んでくれるのよ、おっぱいが大きくないと出来ないんですって。
きっと、この為に大きくなったのね。
おっぱいってオチンポ挟む為にあったのね。
わたしにこんな特技があったなんて、目から鱗が落ちるようだった。


「乳マンコ」とも呼ばれたわ。
お乳でオマンコするから“乳マンコ”、お口だったら“口マンコ”、お尻だったら“ケツマンコ”
面白いこと考えるわよね、男の子って。


ああ、おケツ?
そうなの、おケツの穴にもおチンポ入れられました。
だってね、おチンポ君は沢山いて、その子達の相手を一人でしなきゃならないのよ。
とても間に合わないじゃない。
子 供達に群がられて、体中におチンポ押し付けられて、みんな勃起してて、したくてしたくてたまらないのよ。
それで、ね?
仕方ないじゃない。


初めてよ、初めて。
お母さん初体験。
アナルの処女奪われました。
誰だったのかしら、あの時の相手。
わたしの処女を奪った相手。
ダメね、考えたって分からないわ。
誰だか分からないけど、とにかくその人に処女を捧げたの。
お父さん、ごめんなさいね。
でも、あなたはお尻の穴にチンポ入れたいと思わないでしょ?


わたしね、「汚くない?」って聞いたの。
そしたら、「気持ちいい」って、「オバサンのケツマンコ最高」って、言ってくれた。
ううん、気持ちいいのはこっちの方よ。
おケツとマンコと両方におチンポ挿されると、中でこすれて、びっくりする位気持ちいいのよ。
全然痛くはなかった。
最初の内は訳も分からなかったけど、両方入れられるともうダメね。
わたし、イきました。
ていうか、ずっとイきっぱなし。


こんなの輪姦でしか味わえないわよね。
おしゃぶりしながら、マンコとアナルに一遍におチンポ入れられて。
それどころじゃないのよ。
お口に三本、マンコにもアナルにも三本ずつ入れられたりもしたのよ。
体の中にね、同時に九本もおチンポ入ってたの。
びっくりするわよね。
ちっちゃな子達だから出来たことでしょうね。
それからね、指の間でしょ、右のおっぱい、左のおっぱい、ほっぺた、おでこ、頭、うなじ、背中、脇、太もも、膝、ふくらはぎ、足の裏……もう! もう沢山!
ほんと体中でオマンコした。
二十人以上乗られたんじゃないかな。


でもね、生憎その最中の記憶って曖昧なの。
マンコに三本入ってるとことか実際に見たいじゃない?
でも、やってる時は意識が飛んでて、訳分からないの。
ただ天国に行ってるような感じ。
気持ちいい! っていうすごい感覚だけ。


はっきり覚えてることはね、そうね……精液の味とか。
精液飲んだの、生まれて初めて。
美味しいのよ、若い男の子の精子。
ドロッドロして、甘くって。
若い子って、キンタマにいっぱい精子詰まってるのね。
何回射精してもトロットロ。
男の子ってね、出す時ブルブルッて震えるのよね。
それがかわいいのよ。
全部飲んであげたくなる。
おチンポをストローみたいにしてね、残ってる分までチューチュー吸い出すの。
キンタマ揉み揉みして、溜まってる分まで全部。


キンタマもかわいいわよね。
キュッキュキュッキュ引き締まったり、ポニョポニョしたりして。
お尻の穴をほじくって、股の間から顔出して、キンタマ丸ごと頬張って、それからね、キンタマとおチンポ、一遍に丸呑みしちゃうのよ。
ちょっと苦しいけど、おチンポとキンタマの欲張りセットで大満足。


キンタマを舌で転がしている間に、顔の上に乗ってたおチンポから射精してもらったりもした。
顔射”って言うんでしょ?
お母さん、もう顔射され放題でね。
なんだか、アダルトビデオでやってることを真似してるらしいわ。
あと、普段偉そうにしてたり、真面目そうに叱ったりしてる顔にザーメンぶっかけるのがいいんですって。
わたし、そんなに普段澄ましてるかしら?
でも、もしそうだとしたら申し訳ないから、いっぱいぶっかけてもらった。
顔中ドロドロに精液を塗りたくられて、もう、折角お化粧していたのに台無しよ。
顔で妊娠しちゃいそう。
その顔でまたオチンポこすったりして。


そうそう、お母さんね、顔だけでおチンポイかせられるのよ。
手を使わないでね、ほっぺたや鼻やおでこでこすって、おチンポ射精させるの。
二人一遍でも出来るわよ。
“顔マンコ”っていうの。
“ケツマンコ”や“口マンコ”とおんなじね。
ああ、覚えることが多くて大変だわ。


それとね、“マンコ顔”なんですって、わたし。
マンコ見せながら、外歩いているみたいな。
顔自体が猥 褻物だってこと。
捕まっちゃうわね、そのうち。
だから、みんなこの顔見て勃起するんだって。
それは嬉しいけどさ、スケベがバレちゃうみたいで恥ずかしいわ。
でも、おチンポにお似合いの顔って言われて、やっぱり喜んじゃった。


ベチンベチンっておチンポで顔面叩かれたりもした。
不思議ね、幸せな気持ちになるの。
顔射もそうだけど、おチンポに支配されるのって気持ちいいわ。
ねえ、ザーメンパックのお陰で、お母さん肌きれいになったと思わない?


それだけじゃなくてね、その内に、おしっ こしだす子が出てきて。
射精した後にね、お漏らししちゃうのよ。
それがね、一人二人と増えて、今度は“おしっ こぶっかけ”が始まったわ。
顔中おしっ こシャワー。
髪の毛にもかけられた。
精液がシャンプーでおしっ こがシャワーって感じ?
頭からおしっ こいっぱいかぶっちゃった。


そしたら、ある子が笑ってね、「これじゃ、ほんとに便器だよ」って。
その前にね、“精液便所”って呼ばれ出してたの。
わたし、自分がダッチワイフのようとは思っていたけれど、もうそんなレベルじゃないのね。
精子を排泄するだけの、便所だったみたい、わたし。
そういえば、“肉便器”って言葉もあるのよ。
ほんと、男の子って面白いこと思いつくわよね。


それでね、今度はほんとにおしっ こまで出されちゃったから、もうほんとの意味で便器ってわけ。
マンコにもアナルにも、ザーメン中出しされた後、おしっ こ入れられた。
体の中に流れ込んでくる感じってすごいの。
ねえ、お尻とお口って繋がってるでしょ?
お口から飲んだおしっ こと、浣腸されたおしっ こって、体の中で出会うのかしら。
とにかくね、若い男の子のおしっ こ、本当に美味しいの。
もうね、大好物。
グラスにおしっ こを注いで、上からザーメンを入れて、黄色いクリームソーダみたいのがあったらすぐに飲み干すわ。
でも、やっぱり直接おチンポから飲む生搾りが一番だけど。


ああ……もう、お母さんね、お母さんもう頭おかしくなってきて。
いい歳をして、ね? ほんと情けないわよね。


朝から晩まで輪姦輪姦
若い男の子の性欲って、ほんとにすごいのね。
一晩中かかって犯され続けたと思えば、次の日もずっと中出しセックス。
セックス漬け、おチンポ漬け。
麻薬と一緒。
もうオチンポなしじゃ生きていけない。
オチンポ狂いよ。


ねえ、許して。
仕方ないの。


アナルもすっかり拡げられて、おチンポの形にくり貫かれたまま開きっぱなし。
お口だって、ご飯食べてるより、オチンポくわえている方が多いわ。
もうね、輪姦の良さを知ってしまったら、普通じゃ満足できない。
マンコもアナルもお口も同時に塞いでもらって、そこからのスタートじゃないと、輪姦中毒者には無理なの。
もう輪姦専用の体になってしまったのよ。


実は、キャンプから帰ってからもね、毎日肉便器してるの。
近所では“乳マンおばさん”って呼ばれて、すぐヤらせてくれるって有名になっちゃった。
今日もね、これからマワされに行くのよ。
ああ、今日は何人かしら。
しばらく帰らないと思うから、後のこと宜しくね。


スケベなお母さんを許してね。


羞恥の風
ましゅまろくらぶ
ひとみの内緒話
妄想の座敷牢




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[2018/09/01 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ママの枕 ~ステージ5~


 ミナミの日常は忙しい。炊事・掃除・洗濯など家事一般はもちろん、コウの幼稚園への送り迎え、そしてその間の"営業活動"。母として、あるいはステージママとして多忙を極めた。そこに"妻"としての務めが介在する余地などなかった。

 そんな彼女へ、ある日ふいに夫が声を掛けてきた。

「何か出来ることがあったら代わろうか」

それは、いつものように批判的でなく、自ら折れて相手を立てるような調子だった。

 妻は、しかし一瞥もくれずに返した。

「別に……」

彼女は今、インターネットでコウの評判を検索するので手一杯だった。例のドラマに出た効果は上々。"かわいい"という声、"名前が知りたい"という声が多数だ。

 だが一方で、"へたくそ""むかつく"といった心無いコメントも見られた。ミナミはその一々に一喜一憂しながら今後の方策を練る。つい先程、コウが眠る直前までも、セリフの言い回しを指導していた。

「(これからは……)」

考えながら、ふとカレンダーを見る。明日の予定は――

「――うおぉ、また出るぅ……!」

興奮で鼻を鳴らしながら男が叫んだ。太って、生白くて、汗だくで、髪はボサボサのずんぐりむっくり。ゴミ屋敷のような、足の踏み場もない部屋は、まさしく彼にこそ相応しい。

 ミナミはそこにいた。今日も"営業"だ。

「(営業? これも?)」

相手は女気の微塵もない、そして何より、権力に全く縁のない男! 彼女はそいつに後ろから交尾されていた。

 そのさらに後ろから、タイガが笑う。

「またイくの、ヌマちゃん」

魔少年は今日も冷酷な表情で、二人のまぐわいを見つめている。"ヌマちゃん"ことヌマタは、それへ見せつけるように軽く膣内へ射精した。

「(なんでこんな男に……)」

そう歯噛みしながら、本日五発目となる彼の中出し精液を受ける。その太い海綿体の跳躍も、不本意ながら慣れっこになってしまった。そしてそれとシンクロしてオーガズムの波が揺れる。

「クッ……ウゥ……」

悔しいが肉体の反応は制御できない。視界にタイガの股間が入る。彼もまたむき出しだ。ミナミはその日、二人から輪姦されていた。

「見なよヌマちゃん。ヌマちゃんのチンポで、ミナミまたイッてるよ」

十八も年上の男に対しても偉そうに言うタイガ。そもそもヌマタを引き入れたのも彼だった。

 ヌマタと初めて会ったのは、例のスタジオの秘密基地。タイガと交わっている最中に、いきなりぬっと現れたものだ。ミナミは心臓の止まりそうな程驚いた。

 片やタイガは落ち着いたものである。ミナミに覆いかぶさったまま、ちょっと首を回しただけで話しかける。

「あ、来た来た。こっち来なよ」

 ヌマタはおずおずと、しかしギラギラした目で二人の結合部を見つめながら入ってきた。

「ちょ、ちょっと……!」

ミナミは焦って起き上がろうとする。すると、タイガは巧みに彼女の内壁の、それも一際感じる筋を芯棒でこすり上げた。

「ンンッ!」

ミナミはのけ反り、また力を入れられなくなる。見物人を前に、一部始終を見せつけてのアクメ。タイガは腕力でなく、ペニスで彼女を従えたのだった。しかもその上で、悠々と言い放つ。

「悪い、ちょっと待ってて。すぐ済むから」

言うが早いか、ペタペタと小さな尻を振り振り、やがてそいつを引き抜くと、あっという間にミナミの口に持って行った。そして迸る汁をその中へ流し込む。

「ンンブッ!」

むせ返るミナミ。ピクピク痙攣してひっくり返ったまま、股も開けっ広げなままで、そこに空いた使用後の穴がヒクヒクしているのも、傍観者から丸見えだ。

「ヌマちゃん童貞だからさ。ミナミ筆おろししてやってよ」

全部出し終わって残り汁まで舐め取らせた後、立ち上がりながらタイガは言った。曰く、ヌマタにはこのスペースの見張りをさせていたのだという。その見返りとして、ミナミに彼とセックスしろというのだ。

 ヌマタも端からそのつもりで来たらしく、早くもカチャカチャとベルトを緩めだしている。

「イヤ……」

ミナミは裸の尻で後ずさった。なんのメリットもないセックス。拒否するのが当然だ。だが一方で、拒否できないことも知っていた。

 眼前に童貞が迫る。いつから履きっぱなしかも分からない泥だらけの作業ズボン、そして黄色い染みつきのよれよれなブリーフが続々と下ろされる。その下から現れたのは、ずず黒い皮かむり。すっかり勃起しているのに、先端の数センチしか顔を出していない。

 ミナミは顔をしかめた。鼻が曲がりそうだった。一体に彼は風呂の存在を知っているのか。包皮をめくると、そこにチーズのようなかすが溜まっていた。とても一日で付いた汚れではなかった。

 これをしゃぶれという。ミナミは涙を流した。嫌だからだけではない。刺激臭のようなものを感じたからだ。それでも結果は変わらない。彼女は、まださっきの精液が残っているネチャネチャした口を大きく開き、彼の汚物棒を震える舌に乗せた。

「オッ……ゴッ……!」

途端に吐きそうになる。唇も閉じられない。だがそれで許されるわけもなかった。

「ほら、チンカス舐めてきれいにしてあげて」

横からタイガの厳しい指示が飛ぶ。そのくせミナミがそれをやり出すと、

「うわ、そんな汚いやつよくしゃぶれるよね」

と言ってバカにした。

 それでもミナミはやるしかなかった。そもそも枕営業をやること自体我慢の連続なのだ。もはや開き直るしかない。彼女は鼻からの息を止めて、思い切って舌を滑らせた。舌先、舌の平で亀頭の輪郭をペロペロなぞり、唇をすぼめてチュパチュパ吸う。自分を殺せばどうということはない。

 だが、その麻痺感覚も、ヌマタの一言で一瞬にして消し飛んだ。

「すげ、イきそう……」

それを聞くと、ミナミは反射的に肉棒を吐き出していた。精液も彼の場合汚らしいものに思われた。この上それを口内に充満させられるなんて真っ平だった。一種恐怖ですらある。
 
 すると、彼女の対応には別に頓着せず、タイガがヌマタに向けてアドバイスした。

「駄目だよヌマちゃん、まだイッちゃ。ちゃんとマンコに出して童貞卒業しないと」

 ヌマタは下卑た笑いを浮かべながら、しゃがんでミナミの腿を引き寄せた。仰向けの彼女が背中をズルズルと滑らせて引っ張られる。

 ミナミはもはや抵抗しなかった。ただ、"膣もまた汚くされるのだ"と、諦めの中で考えていた。口の周りからは恥垢の臭いがまだ離れない。

 ヌマタはしばらくもたもたやっていて、タイガから指導を受けたりしてから、やっと入ってきた。

「ンフゥ……ッ!」

瞬間、ミナミは唸った。当たり前のことながら、大人である彼のものは、先程入っていたものよりずっと大きかった。決して大きければいいというものではない。が、連続してやると、そのコントラストが独特な脈動を生むのだ。

「ンッグ……ッ! ンフーッ、ンフーッ!」」

ミナミは歯噛みした。そして鼻腔を広げる。悔しいが既に温まってしまっていた体だ。耐えようとしても抗しがたい。

「(こんなキモい男に……こんな……こんな……)」

三十年近くも女性経験のなかったような、そしてそれも十分納得できる不潔な野郎に犯されて、まさか絶頂するなんて自分が許せなかった。そんなに性に飢えているかと思うと情けなかった。

 だがこうも思った。これは先にタイガのテクニックにさらされていた所為なのだと。決して、この気持ち悪い男の手柄ではないのだと。しかしそれは、自分で自分の首を絞めるような理屈だった。なぜなら、子供相手にアクメしたこと自体が情けないことなのだから。いずれにせよ、彼女に楽な道は開けていなかった。

「ああ、オマンコ気持ちいいよお」

ブヒブヒ鼻を鳴らしながら出っ腹を揺らし、ヌマタの一本調子な摩擦が産道をえぐる。

 タイガは二人の交わりを見てケタケタ笑っていた。まるで犬同士の交尾を見ているような態だった。

「イヤァ……ッ」

大波の予感に言いようのない恐怖を感じて、ミナミはズンズンと頭上へ逃げようとする。

「イ、イきそうだよお」

ヌマタは言い、タイガを見た。すると、タイガが答えた。

「ハハ、もうイくの? いいよ、そのまま中に出しな」

それを聞き、嬉しそうにスパートをかけるヌマタ。

「溜めてきたんだろ? ヌマちゃん」

「うん、三日間ヌいてない」

二人の会話をよそに、既に波に飲まれ出しているミナミ。

「イヤァー……ッ、イヤイヤイヤ……!」

夢中で頭を振り乱しながら、己との闘いだ。

 その口を、ヌマタの口が乱暴に塞ぐ。それと同時だった、絶頂汁が漏れ出したのは。

「ウゥ……ッ!」

恍惚とした表情で唇を吸いながら、ヌマタは人妻にたっぷりと子種汁を注ぎ込む。前言通り溜まりに溜まった濃い精子が、それはもう大量に、ヌマタの玉袋からミナミの胎内へとドクドク移動していく。彼はこの瞬間を少しでも長く愉しまんと、腕の中の美人妻をギュウギュウ抱きしめ、未練がましくヘコヘコと尻を振り続けた。

 それを見たタイガが、いかにも寛容な風で飼い主よろしく許可を与えてやる。

「時間あるからさ、もう一回ヤんなよ」

それを聞いたオス犬は、ハアハア息を吐いて肯いた。結局その日、犬妻は彼の三番搾りまで種付けされた。

 ヌマタにしてみれば、結婚して夫や息子と裕福な家庭を持つ美人妻なんて、精々オナペットにするのがやっとである。それと子作りまでできるだなんて、想像だにしないことだった。

 ミナミにとってはなおさらのこと、営業相手にとっても大いに役不足な、単なる制作会社のアシスタントディレクター風情、加えて夫より年収が低いことだって間違いない奴に抱かれるなんて、狂気の沙汰と思われた。

 それなのに、彼とのセックスはその日一度で終わらなかった。タイガに呼び出され、わざわざ男の家を尋ねてまで輪姦されている今日である。互いに交わるはずのなかった日常とは裏腹に、この日だけで六度目ともなる交尾に現に勤しむ二人。休日の朝から男の部屋でセックスなんて、まるで恋人同士だ。

「ウッ、ンッ、ンン~ッ!」

早焦点の定まらぬ目を天井に泳がせるミナミ。朝からヤられ通しで、はや4時間経過。すっかり正体もなくなっていた。常にでっぷりした腹で一部の隙もなく組み付かれ、いつしか体中が相手の汗にまみれ、体臭まで男と同じにうつされてしまった。局部に至ってはなおさらだ。恥垢と精液を中にたっぷり塗り込まれて、悪臭極まる穴となっている。そこに、母としての姿も、妻としての体もなかった。

「(出来ることがあったら代わろうか)」

昨夜の夫の言葉が白々しく思い出される。彼女は今、膣に一本、そして口にもう一本の陰茎を挿されていた。一人で二人の性処理を一度にだ。人生初の体験だった。

「(じゃあ、代わってくれる?)」

昨日出なかった言葉が冷笑と共に過ぎ去る。

「今度、ヌマちゃん家でミナミをマワすから」

先日、いきなりそう申し渡された。全ては今日オフであるタイガの発案である。ミナミはいわば彼にとって、ヌマタと遊ぶ時のおもちゃだった。

 二人は代わる代わる何度も何度もミナミを犯して笑い合った。どちらも性欲旺盛。ミナミは夫が一晩で二発以上射精するところをいまだかつて見たことがない。

「オゥブッ、ま、待っでぇ~……っ!」

絶え間なく発情させられた結果、憎らしいはずの相手の、贅肉だらけの背に腕を回す。めくれ上がった肉びらはまだ精飲を欲している。

「ミ、ミナミ、またイくのか?」

口元を歪めて、得意げにヌマタが言った。半日タイガから指導を受けて、彼もいくらかスキルアップしていた。その自信が、他人妻を呼び捨てにする。

「ヒ、ぐ……イヤァ~……イッぐぅ……!」

二人の年下男に見下されながら、ミナミは恥のかき通しである。

「(なんで、こんなことに……)」

理不尽な思いは消えない、たとえどんなに快楽に飲まれようとも。だが、逃れることはできないのだ。少なくとも自力では。

 間もなく、彼女は失神した。はっとして気が付いた時には、もう日が傾いていた。寝ている間にも輪姦されていたことは明らかだった。動かない彼女は、もはや本物のダッチワイフである。また、彼女が気を失っている間に、二人だけはカップラーメンで食事を済ませていたらしい。時間の経過が彼女を愕然とさせた。

 ヌマタからは“泊まっていけ”と言われた。もし彼の言う通りにしていたら、間違いなく一晩中種付けされていただろう。そして、もしその後コウを幼稚園に迎えに行く予定がなかったら、このまま力づくで引き留められていたかもしれない。だが、そこは母親としての強さがある。結果、それが二人を圧倒した。

 ミナミは強気で二人を振り払ったが、その様はまるで生まれたての仔馬のようだった。最後は情けないことに、犯された相手に支えられて部屋を出た。それでも使命は果たす。携帯を見ると幼稚園から何度も着信がある。遅刻だった。彼女は輪姦された挙句に、園から苦情を言われる羽目になった。しかし、最も傷ついたのは、そのことではない。それは息子から初めて、"ママ、臭い"と言われたことだった。

 地獄だった。もうこれ以上はないと思われた。が、この日はまだ始まりに過ぎなかった。別な日には、局の男子便所で二人からマワされた。あれだけバカにしているヌマタから、"精液便所"という蔑称で呼ばれながら。

「飲め、ミナミ……」

洋式便座に座ったタイガが、その前にしゃがむミナミにペニスをくわえさせる。そしてその口の中へ放尿を始める。彼は以前胸の谷間でして以来、彼女に小便することに味を占めていた。

 その脇にはヌマタが立っており、上向き加減の彼女の頬に、相変わらず恥垢の付いた陰茎を乗っけている。既に射精も済ませ、彼の吐き散らかしは彼女の目頭の窪みと眉にかけて溜まっていた。

「ングッ……ングッ……」

少年の尿が喉に流れ込む。溢れ出て、洋服を汚す。ミナミは逃げ出せず、怒れず、ひたすらに耐えている。

「(コウ……)」

 息子の為の試練はさらに重なる。タイガに触発され、なんとヌマタの先からも薄黄色い温水が出始めたのだ。それを見て、タイガが手を叩いて大笑いする。

「アハハ、ヌマちゃん、鬼。熟女は厚化粧が命なのにさ」

 ヌマタの小便はあっという間に額から、髪の毛の中にまで飛散した。化粧も無論剥げていく。タイガまで面白がって、口から陰茎を抜き出した。二人一緒になって、熟女の顔面に小便をぶっかける。

 ミナミは、まだ耐えるのか。耐えられるのか。

「(ほんとにこんなことまでしなきゃならないの……?)」

これは必要な犠牲なのか。ただただ涙がとめどなく頬を伝った。が、それは浴びせられる温水に混じって流れたので、男共には気づかれなかった。

「ギャハハ、きったねえ!」

やっと出し終わると、タイガはそう言い捨てて出て行った。ヌマタも続いて去る。

 すると、トイレからちょうど出た廊下で、タイガはある男に呼び止められた。

「よお、タイガ」

タイガの顔から一気に笑みが消える。

 全身ずぶ濡れのミナミがドアから出てきたのは、ちょうどその時だった。それを見た瞬間、男のキリリと冷ややかな眼光が、鋭くタイガの目を射た。

「おい、お前ら、何してる」

 タイガは、震える口を開いた。が、声を発するまでには至らなかった。

 ドサッ――三人の目の前で、ミナミが気を失って倒れた。


〈つづく〉


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[2014/06/19 22:00] | 「ママの枕」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
ママの枕 ~ステージ4~

「いやあ、タイガ君とコウ君、仲いいねえ」

 傍に寄ってきたプロデューサーのキジマが言った。周囲にいた幾人かも頷いている。皆の視線の先には、撮影の合間に戯れる二人の子役の姿があった。

 キジマは続ける。

「前にね、タイガ君と"どうしても合わない"ってことで、結局使えない子があったんだけど。コウ君は大丈夫そうだね」

 ミナミは曖昧に笑って聞いていた。本来なら"それこそコウの実力だ"と誇りたいところなのだが……。今はただ、ニヤニヤと媚びた笑いを浮かべるキジマに愛想笑いを返すばかりだった。

「(うちの子とあの子の仲がいい?)」

 ミナミは鼻で笑った。コウはそう信じているだろう。しかし、その白々しい実態を、彼女は知っているのである――。

「――ア……ア……ア……」

 母体に抜き差しされる肉茎。この現場でも、彼女の仕事はあった。子役の母として我が子のみならず、ほかの"ムスコ"の世話もしなければならなかった。

 昔使ったセットだとか大道具類が雑然と置かれた場所に、まるで秘密基地みたいな空きスペースがある。ミナミはそこに連れ込まれ全裸にさせられて、四つん這いとなり濡れ膣を差し出しては、それを男の性欲の用に供するのだ。

 男とはたとえ仕事の現場であっても劣情を抑えきれないもの。少なくとも彼はそうだった。こんないつ誰が来るともしれない場所でも性の誘惑から逃れられないでいる。それにつき合わされ、まんまと性欲処理機と化したミナミ。

「ン……ンア……」

 音量は控えているが、途切れ途切れの喘ぎは漏れる。このペニスもまた上手かった。ワダやカトウと比肩する程である。初対面ながら彼女の感じる筋を巧みに刺激する。

 ミナミはいつもと違い、この乗り気でない営業について、まさか気をやるとは思ってもみなかった。むしろ耐えようとしていた。だが……

「アッ! ンンン……ッ!」

唇を噛み締め、彼女は唸った。我慢しようとすればする程、返って意識してしまうもの。結局今日も盛大に快楽の門を開放していた。

 やがて男も達し、彼女の搾精器に勢いある子種汁をどっぷりと吸い込ませた。ハアハアと息をつき、男が言う。

「良かったよ。おばさん」

 滑舌よく聞き取りやすい明瞭な発音、小声ながらよく通る声は、場数を踏んだ名優さながら。ただその声音はまだ声変わり前のウブなものだった。もしそうでなければ、誰も彼が少年だとは疑わなかったろう。

 しかし、その溌剌とした笑顔と幼い容貌を見れば見紛うはずもない。彼こそれっきとした当代一の人気子役、タイガその人であった。そう、共演する子役の母親を犯し、膣内射精の上アクメにまで至らせていたセックス巧者は、二十四も年下の少年だったのである。

「(まさか、こんな子供と……)」

 それは、最中からずっと考えてきたことだ。そんな呆然とする熟母の陰唇との間に受精液のつららを架ける彼の亀頭。既に使い込まれた風格を漂わせ、男としても経験豊富なことを匂わせていた。

「しゃぶってよ」

 彼の指令によって、その男くさいのを口に含むミナミ。背の低い相手のこと故、かなり背中を丸めてのフェラチオになる。なにしろ、ミナミが膝立ちをしてやっと同じ位の身長だ。そんな小人のなりでありながら偉そうに仁王立ちし、母親と見紛う女に精液を舐めとらせるタイガ。

 さっき彼が、

「中に出すから」

そう宣言した時、ミナミは彼の年齢で本当にそれが出来るのかどうか半信半疑だった。すると、それを見透かしたように、続けてタイガは言ったものだ。

「オレ、もう精子出せるぜ」

 ハッとしたミナミ。だがもう遅かった。そもそもコンドームの持ち合わせなどない。彼女はされるがまま、この年端もいかぬ子供と子作りをしたのである。つまり、彼の体は早くもその資格を有していたわけだ。

 なんという早熟であろうか。女を知っているどころではない。この年にして、一体どれ程の女を喰ってきたのだろう。これが芸能界というものか。

 枕営業を求めてきたのも、彼からだった。

「おばさん、ヤらしてよ」

 屈託のない顔をして、ぬけぬけと言ったものである。最初、ミナミは聞き間違いかと思った。しかし、そうではないわけで。

「なんかさあ、あのコウって子、絡みにくいんだよね」

 タイガは、広告塔にもなっている愛くるしい顔に、急に大人びた表情を浮かべて意地悪く言った。ミナミの背筋にゾクゾクとうすら寒いものが走る。彼の進言がきっかけで、既に番組を下ろされた子があることを彼女は聞いていた。

 彼はこうも言った。

「どうせおばさんが寝て取った仕事でしょ?」

 これにはさすがにミナミも激昂した。するとどうだ。気色ばんだ彼女を見て、少年は急に素っ頓狂な声で悲鳴を上げたのである。その声は、離れた所にいる大人達を振り向かせるのに十分だった。

「どうしたの」

 真っ先に駆け寄ってきたのはタイガの母親、サオリである。彼女はカズエとは違い男に媚を売ることなく、今もスタッフ達と仕事のことを真面目に話し合っていた。

 ミナミは一気に窮地に立たされた。

「(こんなことで……)」

 今までの苦労も全てパーである。なんのために体を売ってきたのか分からない。このドラマに出れば知名度は飛躍的にアップするはずだ。スターダムにのし上がるのも夢ではない。それなのに……

 気づくと、ミナミはタイガの袖をつかんでいた。まさに藁をもつかむ思いだった。すると、ニヤリと口辺を上げて、タイガは母に向き直った。

「ううん、なんでもない。コウ君のお母さんと、ちょっとゲームしてたんだよ」

 サオリが去ると、二人は申し合わせて移動した。なんのことはない。彼自身が既に枕営業をかけられる側の人間だったのである。片や、こちらの母はこれからが本番だ。

「(まさか、こんな子供と……)」

 まだ現実に感じられない。これまでの対象はキャリアの豊富な、彼女が陰で呼ぶ所のいわば"おっさん"ばかりであった。営業の相手を選ぶ時にも、漠然とそれらしい男から探してきた。

 ところがどうだ。タイガはこの年にして、彼らより下劣な方法を当たり前のようにやってみせるではないか。しかも、いかにも慣れた態で。ミナミが相手を子供として話しかける口ぶりにも、まどろっこしそうに横柄に応じるだけだった。もはや子供が調子に乗って大人の真似をしているといったレベルではない。

「わたし、あなたのお母さんと同い年なんだけど」

いよいよという間際になって、ミナミは最後の手に出た。正直な所、これを言うかどうかは迷った。嫌われた場合、結局コウが下ろされてしまうことにもなりかねないからだ。だから、これを言ったのは、それでも大丈夫だろうという読みが多少はあったからである。

 案の定、タイガは関心を示さなかった。

「フーン、そう。それ位だと思ってた」

 このやり取りが、結果的に合意の合図になった。ミナミは卑屈にも、かつての同級生の息子に媚びて抱かれることとなったのである――。

 白濁液にまみれた生殖器を、チューチューと吸う。彼のものはまだ小さい。成人男性とは比べるべくもない。だがこれで、現にミナミはイかされた。決して、おままごとではなかった。正直な所、最初は高をくくっていた。彼の股間には、縮れ毛一本まだ生えていなかったのだから。これで女を抱くなどと、滑稽な話だと思っていた。

 事が終わって、残されたミナミは一人、散乱した服を拾った。先程自らストリップした衣服。薄暗闇の中、ひんやりとした床に伸びる下着が痛々しい。

 撮影現場に戻る。と、キジマの向こうからタイガがこちらを見てニヤついていた。魔少年とも評すべき悪どさだ。ミナミは生まれて初めて、小学生に対して恐怖を感じた。果たしてその恐怖たるや、決して誇大なことではなかったのである。

 コウとタイガの撮影は、その日の後日も続いた。驚くべきことに、台本にないシーンまで追加された。それというのも、コウとの仲睦まじさが画になるという雰囲気を、タイガが醸成するよう仕向けたからである。

 最初のきっかけは、出番を終えたコウをタイガがわざわざ現場に招いたことだった。単純に友人として、遊び相手として呼んだのである。コウもすっかり"タイガ兄ちゃん"に懐いており、喜んで遊びに行った。そうする内、予定にはない場面にも"ちょっと出てみないか"と現場判断で勧められるようになったわけである。

 まさに営業の甲斐があったというものだ。だがもちろん、一度きりの代償で全て上手くゆくわけがない。

「ねえ、早く済ませて」

「何おばさん、そんなにチンポ欲しいの?」

「違うわよ。早くシないと人が来ちゃうから」

まるでセックスフレンドのように対等に会話する二人。ミナミはコウに付き添いで来る度に体を求められた。そもそも、タイガの狙いはこっちにあったわけで。

「オレさあ、子役の母親犯すのにハマってるんだよね」

彼はそう語った。若い女でも抱けるが、あえて母親クラスを選ぶのだと。

「母親とヤッた後でそいつの子供と共演してさ、"お前の産まれてきた穴に、さっきチンポ入れてきたぜ"とかさ、思う訳」

その下劣な発想には呆れるばかりである。しかし彼はこたえない。

「ま、役作りだよ役作り。"芸のコヤシ"ってやつ?」

誰かの口真似なのか、悪びれる風もなくあっけらかんと言う。幼くして大人の世界で揉まれると、こういう風になるのだろうか。少年の心の闇を覗いた気がして、ミナミはぞっとした。しかし彼女自身、その闇に引き込まれることを拒絶はできないのである。

 彼の命令によって、胸で肉竿を挟む。タイガは当たり前のように"パイズリ"を知っており、また経験があった。

「スゲー上手いじゃん! さすがおっさんらとヤりまくってるだけのことはあるよね」

 彼は憎まれ口を叩きながら、熟女の谷間膣を愉しんだ。

「(こんな子供に……)」

屈辱的な思いが、玉の汗と共ににじみ出る。ワダによって仕込まれた技術を、こんな年端もいかない悪童に披露することになるとは思わなかった。それでも律儀に奉仕は続ける。

 ミナミの巨大な乳房に対して、少年のモノは余りに小さすぎた。陰茎はもちろんのこと、ギューギュー引っ張られて、睾丸まで谷間にすっぽりと埋もれてしまう。手で男根を固定する必要もない。ミナミはやけくそじみて、それら竿と玉をこれでもかという位、脂肪で圧迫してやる。

「うお、締まる。マンコより締まるよ、おばさん」

ませた口をきくタイガ。その先端からトロトロの粘液が先走り出る。それと女の汗とが混ざり、クチャクチャと鳴った。柔肉の全方位マッサージですっかり決行の良くなった肉棒は、筋という筋を伸びきらせていきり立っている。それが胸の中でビクビク痙攣しているのがミナミには分かった。

「(出すのね、このまま)」

 折しもタイガが腰を使いだした。相手の肩をつかみ、コリコリした突起を精一杯に出し入れする。

 女陰の奥から、事前に中出しされた精液が押し出されてきた。体の反応に合わせ、中の蠢動と分泌液が後押ししたものだ。ミナミは、屈んだ姿勢のまま一層尻を突き出した。フェラチオの時程ではないにしても、やはり低い位置にあるものへの愛撫は不恰好だ。とても冷静な気分では取り組めない行為である。

 だが今は真面目にやる。"どうぞ"とばかりに双丘を捧げ持つ。くねらせた尻の奥で、ジュンと子種穴が濡れそぼった。その日も彼女はイかされていた。

「イくっ! ……ミナミ!」

 やがて、タイガは胸と胸の間で、自分の性器がすっかり隠れた中で射精した。その見えなさ加減といえば、まるで本当に膣内に出したかのようであった。

「(出てる……)」

見えなくとも、受ける方には分かる。熱いものが広がり、その熱とそれを送り出す脈動が心臓を打つようだ。ミナミは、いささか達成感めいたものを感じた。ワダ相手にも経験のあることだが、実によく働く彼女の乳間膣であった。

 一方、タイガは腰振りをなおもやめなかった。そんな時、遠くから、

「タイガ君どこ行ったのかな」

といった話し声がした。

 それが聞こえてもタイガはやめない。それどころか、浮ついた顔でこんなことを口走ったものだ。

「ねえ、おしっこしてもいい? おっぱいの中で」

それまでと違い、ややつきものが落ちたような優しい口調だったが、その内容は到底首肯しがたいものだった。

「え? え?」

人の近づくことに焦りもあり、ミナミは狼狽した。それへ、少年は宣言通りの無茶をやり出す。すなわち、女の胸の間への放尿であった。

「ちょっ、やめなさ……!」

慌てて制止しようとするミナミ。すると、その顔面へ小便が直撃した。ちょっと手を離した瞬間に陰茎が飛び出たものだ。彼女は急いでもう一度パイズリ姿勢になった。といっても、いくら彼女の乳圧がすごいとはいえ、あふれ出る放尿を止められるものではない。

「もう……」

眉根を寄せて耐えるほかなかった。それが動揺した彼女の下した最善の判断だった。タイガが小便を終えるまでの僅かな間、ミナミは彼のペニスを乳で挟んで、尿が飛び散らないようにするというのである。

 さっきとは違う熱いものは、さっき以上の勢いで迸り出る。みぞおちから下ったものは縮れ毛を濡らして床に落ち、また別な流れは、胸の上部を伝って乳首より零れ落ちた。次第に広がる水たまりは、近くに落ちていたインナーシャツまで侵食する。

「あっ……!」

それをどかそうとするが、姿勢を崩すとまた大惨事だ。結局耐えるしかなかった、ジャージャーと水が管を通る振動を肌で感じながら。ここに至りなば、ミナミの乳は生殖器どころか小便器であった。

「ふう……」

やっと終わってブルブルとタイガが下半身を震わせると、それにつられてミナミの乳肉もプルプル揺れた。彼はその残尿を熟母の舌で舐めとらせると、さっさと去って行った。

「どこ行ってたんだ」

「すいません、ちょっとおしっこしてました」

遠くでそんな会話が聞こえた。

 ミナミはそれを聞きながら、濡れた膝頭で立ち上がると、例によって脱ぎ散らかした衣服を着始めた。シャツのみならず、ブラジャーもぐっしょり濡れていた。彼女はしかし拭いている暇もなく、乳房、いや小便器にそれを着ける。

 そんな体でコウの前に戻った時は、さすがに心苦しかった。ママはついさっきまで便所になっていたのだ、コウの大好きなタイガ兄ちゃんの。

『お前の産まれてきた穴に、さっきチンポ入れてきたぜ』

彼は今もそんなことを思っているのだろうか。コウと遊ぶタイガは、何の屈託もなく笑っていた。


〈つづく〉


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[2014/06/07 22:00] | 「ママの枕」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
湯けむ輪(97) 05:11

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前五時十一分


東郷がイく。すると西浦が入れ替わる。赤石がイく。すると伊東が入れ替わる。学生らは極めて粛々と席を譲っていく。

「熱心なこった」

「仲がいいねえ」

「恐ろしいガキどもだな」

見物していた羽根沢、矢板、鎌先が口々に感想を述べる。一見冷めた風であるが、そのくせ股間はまだやる気をたたえていた。

他方、彼らの視線もなんら気にすることなく部活動は続く。乳房には中央に栃尾、左に白峰、右に大牧の三本が挿さっていた。巨大乳に少年ペニスではこれぐらいがちょうどなのかもしない。

三人は額を寄せ合って一人の乳房を分け合った。隆々勃起の栃尾、半勃起の白峰、まだ勃起に至らない大牧の三者三様ながら、愉しみ方は皆同じだ。皆乳房が好きなのだ。

それを宣言するように、まず栃尾が精を吐いた。谷間の中に射精である。だが彼の愛情度合はそれに収まらなかった。その後もしばらく惰性で前後運動をしていると、その続きでなんとそこで放尿まで始めてしまったのである。胸の谷間に挟んだままの小便だ。

すると、それに触発されたかのように、右サイドにいた大牧も尿を漏らし始めた。彼の場合、尿道口を乳肉側面にめり込ませた状態での放尿である。

彼らは決して確信的に行ったのではない。射精後の恍惚の中で漏らした栃尾、勃起を焦りながらしごいているうちに別のスイッチが入ってしまった大牧とそれぞれに差はあるものの、結果として出てしまっただけである。

ところが、これらに連鎖すると見せかけて自覚的に尿を出した者らもあった。それが別所であり、また川棚である。

別所は後頭部を抱えながらそこで腰を振っていたが、地肌に塗り込むかのように精液を放出した後、そのまま小便までそこへしみ込ませたものである。

また川棚は、背中の上をツルツル滑って肉棒を摩擦していたが、そのまま射精、そして同じく排尿へと至っていた。薄い脂肪の柔肌に硬い突起をめり込ませ、その白い素肌の上に薄黄色い汁をぶっかけたものである。

それらを横目で見ていた関も、これまた密かに放尿していた。彼の場合は確信的でもあるし、仕方なしにでもある。許されたお漏らしといったところだろうか。口に含ませた海綿体が中々自立しない中で、先に尿が出たのである。それを彼はあえて止めようとしなかった。

さらに、とっさに焦って口から取り出したために顔面にしたたか小便がぶっかかった時も、やはりあえて避けようとはしなかった。美しい女の顔面に小便をかけている様をじっと見下ろして、言うに言われぬ感動を味わっていたのである。そこに彼はある種の愛おしさを見つけていた。

そこへ別所と川棚がやってくる。彼らは特に何を言うこともなく、関の横から女の頬を犯し始めた。やがては三人がかりで代わる代わるに口淫を強いることになる。

胸を占めていた三人は、栃尾が抜けたことで白峰が中央にスライドし、その横を大牧が補佐する形となった。

肝心のメインホールを使用中は伊東、そして裏口は西浦だ。最年少コンビで前後の二穴挿しをやる。こんな日が来るとはもちろん本人達も思わなかったし、そもそも世間でも滅多にない事態だろう。二穴挿しさえ希少なのに、しかも彼らの年でそれをやるなんて。

コンビは息を合わせて小さな腰を振った。時折目が合うと、互いに恥ずかしそうに逸らした。それでもタイミングはばっちりだった。結果、二人は同着でコトを終えた。

すぐさま前穴に玉造、後穴に三国が取って代わる。そうして熱に浮かされたように必死で肉茎をこするのだ。

「えらい忙しいこっちゃなあ」

遠くから渡瀬がからかったが、“忙しい”者達の耳には届かなかった。

「しかし、よくあんなに器用に立ち回れるもんだねえ」

矢板が言った。各自がくるくると立ち位置を変えてそれぞれ男根を女に届かせる様子を評したものだ。自分もやっていたことなのに、客観的に見ると感心するのである。もっとも、未熟な体型の少年らが主要な位置を占めることによって可能となる姿勢も確かにあった。

「ウッ……」

微かに呻いて関がイく。顔面放尿に味を占めた彼は、わざわざ寸前に口から出して相手の鼻の上に持っていった。そしてそこで搾り出した。

ここまでくると射精というでもなく、まるでエクスタシーというのが癖で巡ってくる感覚だ。それは皆に言えることだった。勃起すら待たずに挑みかかっていく様は、一種の自然の周期性の中に自分も取り込まれてしまった感じである。

白峰の絶頂もその一連の流れ。大体つい今しがたの射精の後で、そうそう十分な勃起が得られるでもない。それでもイくことはイくのである。ある種、女性的なオーガズムに近いかもしれない。

ピクピクと痙攣するは大牧。谷間を独占したのもつかの間のエクスタシーだった。彼のような達し方はまさに象徴的だったろう。ほとんど自分の手でまさぐりつつ、女乳との共同作業で昇天した彼にとって、絶頂とはまさにそれ以前と境を微妙にした境地となっていた。達してすぐこすり続けていくことで、セックスがもう循環的な習性になるのである。

玉造の後を受けた赤石が、二連続で抜かずの昇天を見せたのもその所為と言えた。ここに至っておよそ驚異的な活躍であったが、これもこの現状における独特な境地の表れなのである。


<つづく>




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[2013/01/29 05:11] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(83) 02:14

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前二時十四分


「うわっ、なんか出てきた!」

沼尻がそう言ってやや大げさに飛びのいたのは、ちょうど彼が精を放出し終えた直後だった。その液体は瞬く間にボンネットに広がり、果てはそこから滴り落ちていった。

「うわぁわぁ、漏らしよった!」

牛滝が、まるで揚げ足取りの悪童のように嬉しそうに叫ぶ。満面の笑みである。

彼の前で、倫子は車の上から崩れ落ちた。合体中すっかり相手に体を預け切っていた彼女は、今沼尻が離れて支えを失ってしまったのである。その手が、膝が、地面に広がりゆく生温かい水たまりの上につく。

「きったねえなあ」

鎌先がわざとらしく鼻をつまんで手をひらひらさせながら言う。

「ほんまやで奥さん、道の真ん中でションベンしてからに。犬やないねんから」

黙っていられない牛滝は、大いにはしゃぐ。ただ実際そのたとえは全く見当違いでもなかった。なぜなら今の倫子は、地面に手をつき四つん這い気味になって放尿を続けていたからである。反射的に手をついて起き上がろうともがきだした姿が、期せずして四足動物のように見えたものだ。

「おいメス犬、ワンワンいうて鳴いてみぃ」

牛滝はしまいにゲラゲラ笑いながら言った。

「オーオー、止まりませんなこりゃ」

矢板は苦笑するふりをしながら、しかし一時も放尿口から目を離さない。

彼ら衆人環視の下、倫子は自ら作った尿だまりの中でプルプルと肘や膝を震わせながら小便をし続けた。もう自分の意志で止められない。また力が抜けて立ち上がることもできない。何もできない彼女に残されたのは、恥ずかしげもなく天下の公道で排尿することだけなのだ。そしてまた、このような時に限って尿の量が多い。

「小便漏らすほど、気持ちよかったいうことやな」

カメラ越しにつぶやく須賀谷。倫子の放尿シーンもまた、彼によってばっちりと映像に残されていた。人の親でもある一人の女が、稚拙にもジャージャーと野小便をする真実だ。

その点を鋭く指摘して牛滝、

「ほらお母さん、こんなとこでおしっこしたらあかんのとちゃうの」

とダメ押しで倫子をいじめにかかる。

倫子はただただ、

「す、すみません……ごめんなさい……」

とか細い声で謝るだけだった。もちろん彼女の所為でこんな状況になったのではないのだが、朦朧とした意識の下では、ひどく気弱になっているものである。

だが彼女の不幸はこれだけにとどまらなかった。先の沼尻がふいに、

「アー、なんか見てたらムズムズしてきた」

と言いざま、彼女の傍の電柱へ立小便を始めたのである。そこまでは良かった。問題はその最中に、自身の飛沫を倫子の方へと振り向けたことである。

「うわ! かかったで、かかった!」

とっさに牛滝が叫ぶ。そして飛びのく。

それが故意だったのか、全くの偶発的出来事だったのかは分からない。が、結果として沼尻の尿は倫子の背に降り注ぎ、それを見た彼自身がゲラゲラ笑いだしたのは事実である。

「や、すまんすまん」

完全なる酔っ払いの彼は笑いを止めることもなく詫びた。詫びる気など元からないのが明らかだ。

それを見ていた須賀谷もくすくすと笑った。

沼尻はそれに力を得て、今度は確実にわざと、薄黄色い放物線を女の左肩に落とした。バチバチと白い肌が水をはじく。

やってしまったことではあり、周囲の男達はもはや止めに動くこともない。ただ成り行きを見守るだけになっている。止めれば、何やら女をかばう格好になるようで、そのことも決断を鈍らせた。

結局、最終的に場の流れを決定づけたのは牛滝の一言だった。

「うわぁ、えらいっこちゃで。ションベンしながらションベンかけられてもたで」

これで場が何となく和んだ。すると、その空気に乗じて森岳が進み出た。

「ああ、なんかオレも我慢できねえわ」

彼も陰茎をブラブラさせながら近寄り、そして彼はもう最初から明らかに狙って倫子目がけて放尿を始めた。ビチャビチャと飛沫を上げて、彼の尿は倫子の豊乳を射る。

「アーア、もう酔っ払いどもが止まらへんわ」

困ったという風な笑顔で、須賀谷が牛滝を見上げる。彼は倫子と同じ目線にしゃがんで、彼女が二人の尿を浴びる場面の撮影をしていた。

その目の前で、もう一筋シャワーが加わる。羽根沢のである。酔客の悪ふざけはとめどがなかった。

線が三本になったことで変な対抗戦まで始まる。すなわち、女体の様々な部分を狙い撃ちしだしたのである。その的が増える度に、周囲からは「ワー」とか「ギャー」とか歓迎とも拒絶とも取れる呻きが上がる。だが最も反応が大きくなったのは、放物線が顔面に集中した瞬間だった。

「うわうわっ! ちょっと、顔にションベンかけられてるよ」

鎌先が隣の矢板の肩を揺らしながら、いかにも悪行を非難する調子で言う。矢板も矢板で、

「ひどいことするねえ」

などと、応じる。しかし、彼らは口では非難しているようだが、その実そういう傍観者を演じているだけで、本当はこの一連の舞台に参加する役者なのである。

「ゲッ! 口の中にも入ってるよ!」

と、矢板、

「ひょっとして、今飲んだションベンをそのまま出してんじゃないの」

と、鎌先。もう余程水流は弱まったというものの、いまだチョロチョロと出ていた彼女の排泄を指さして言ったものだ。

酔っ払い達の尿は、倫子に負けず劣らず多かった。三者揃って勢いのいいほとばしりが、彼女の体中を濡らした。まるで土砂降りの雨に遭ったかのように、彼女のセミロングはぐっしょりとなってしまった。正真正銘、男達の小便シャワーのみによる結果である。まつ毛から滴り落ちる水も、もちろん黄味がかっている。

集中砲火を浴びた顔面はなおひどく、まぶたも鼻も頬も耳も、余すところなく小便で洗われている。あまりに激しいシャワーなので口を開けて息をしようとすると、すかさずその中が狙われる。おかげで倫子は三人の尿をそれぞれ飲まされてしまった。

その様子を評して、藪塚がぼそりと言った。

「マジで、肉便器っすね」

それを耳にした一同は、思わずくすりとほほ笑んだ。男子便所の小便器、それが倫子に追加された新しい肩書になった。


<つづく>




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[2012/09/23 02:14] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
「青き山、揺れる」(66・最終回)

「もっとこっちに来て」

いづ美にささやかれ、祐子は全身を責め貫かれたまま前進した。夢見心地の歩みだった。その歩みは、ちょうど緑川の頭部をまたぐような位置で止まった。

緑川は昇天後すっかり放心して、いまだ小刻みに痙攣したまま転がって、まるでただの肉塊のように無用の長物となっている。さっきの射精なしのエクスタシーというものは、余程の衝撃をもって彼を襲ったらしい。

しかし、誰も彼を心配することなく事態は推移していく。

風呂場に響く、ピチャピチャとかクチャクチャとかいった音は、全部祐子の体から発せられるものだ。

(イくっ……イくぅ……っ!)

祐子の頭の中は、もうそればっかりである。もはや一人では立っていられず、周りの人間の世話になりっぱなしだ。仕舞いには、緑川の頭に股間を乗せんばかりにまで腰砕けになってしまった。

そんな彼女に、いづ美がまた囁きかける。

「いいのよ祐子さん。ほら、出して」

彼女の指の動きに合わせて、ピチャピチャという音が跳ねる。やがて、ピチャピチャはバシャバシャに変わった。そして、

「ア、ア、アアァー……!」

汁の音にまぎれて、祐子は遠くに向かって咆哮していた。何かを諦めるような感覚、そして腰が軽くなっていく感覚が彼女を包む。

ピシャーッ! ピシャーッ! と、股間からは透明な液が連続して噴き出した。それがことごとく、緑川の頭から肩の辺りへと降り注いでいく。

そのことに気づいているのかいないのか、緑川はただ口をパクパクさせながら痙攣しているだけである。まだ祐子に謝っているつもりだろうか。

「あらあらあら、たくさん出るわねえ」

嬉しそうに笑いながら、いづ美が言った。彼女の右腕は、すっかり汁まみれになっていた。

やがて、その腕が離れれば、途端に祐子はその場に座り込んでしまう。黄本の腰も離れ、彼女は一遍に支えを失ったのだった。途中緑川の頭部にしたたかに股間をぶつけながら、彼女はペタリと床に尻をついた。

と、そこへ、この機を幸いと赤井が近寄ってくる。

「祐子さん、俺も出るわ」

彼は激しくしごきながら亀頭の先を祐子の鼻横に付けると、そのまま勢いのよい射精を彼女に見舞った。

すると、間髪入れないタイミングで、僕も、とばかりに白木も射精を始める。元来趣味の彼であるから、もちろんここも顔面に向けたものである。

さらには、背中の方から黄本が、頭をまたいで祐子の額に同じく精液を放出していく。期せずして、ここに三筋の精液が出そろうこととなったわけだ。

男たちは眼下に見下ろす祐子の顔へとそれぞれの蛇口を向け、一斉にエクスタシーに達する。もう何度も出しているため、さすがに濃い濁り汁が大量に出るわけではないが、それでも粘液にまみれた陰茎を、彼らは思い思いに彼女の顔面に擦りつけていった。

(アア……)

祐子はアクメの高波に揉まれながら、ひたすら幸福に包まれていた。彼らの体型上、つまり大きく出っ張った腹や太すぎる腿などの故に、三本の肉棒がきれいに顔の上に乗るのは難しく、そのため彼女の肩辺りまで巻き込んでの押し合いへしあいが発生するのだが、それがまた幸福感を倍加させる。肉の圧迫、ムンムンとする熱気、男であるのみならず力士である彼らからの奪い合いの中で、祐子の絶頂は果てしがなかった。

ある者は髪の毛を、またある者は口内を犯しにかかる。さらにまたある者は、いつの間にか放 尿まで始めた。いつもの黒岩の代わりにということであろうか。すぐに他の者も続いていく。薄黄色い液のシャワーが、髪、額、まぶた、鼻腔、口腔と、余すところなく濡らしていく。

「ンンゥー……ンハアァー……ッ!」

祐子は喜悦にむせんだ。息の苦しいのが、返って気分を盛り上げる。

(アア……幸せ……!)

三本のペニスから三筋の小便、祐子はそれらの受け皿として己が顔を開放しながら、幼少より積み重ねてきた密やかな趣味をも全て解放し、ありのままの自分をさらけ出して昇天できることに、絶対的な満足を感じていた。

  *

宴が終わり、彼女は家路につく。車窓から見える景色は、もう夕闇の中だ。

「泊まっていきなさいよ」

別れ際にいづ美の言った言葉が後ろ髪を引く。だが、祐子は帰らねばならなかった、彼女の日常に。

体中くたくたに疲れている。一方、足取りは宙に浮いているようにフワフワしている。体も心も温かい。

祐子はバッグを抱きしめた。その中には、先程貰った土産が入っている。ビニール袋の中に大量の使用済みコンドーム。ずっしりと重い。次はいつ来られるか分からないから、貴重なコレクションだ。

土産、といえばもう一つ、それは彼女を取り巻くにおいだ。男たちの汗、精液、小便、これらは体中に染み付いており、何度風呂に入ってもしばらくは取れることがない。一種のスリルである。

「ふう……」

うっとりとため息をついて、祐子は衣を内側へ引き寄せた。家に帰って、寝て、起きて、その頃には、今日の肉欲もすっかり衣で覆ってやらねばならない。それが彼女の生き方である。

明日からまた真面目な顔をして、彼女はテレビの中に帰る。


<おわり>




<目次>
(1)~(10)(11)~(20)(21)~(30)(31)~(40)(41)~(50)
(51)~(60)



ひとみの内緒話
リアル官能小説



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[2011/05/27 21:00] | 「青き山、揺れる」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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