おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
「なんか、いっぱい来たっぽいけど?」 脱衣所の騒がしさを聞いて、慶介が大人達の顔を見回した。ちょうど自分の番を迎えようという時だったが、思わず手を止めて。 「ああ、年寄り連中の朝風呂だろ。タダで入れるんだよ」 矢板が答えてやった。 「マズいんじゃねえの?」 「何が?」 彼らの会話が終わらぬうちに、さっそく客達は入ってきた。男が二人、女が三人の老人達だ。 「あれまあ珍しい!」 「先客がいるじゃないの」 彼らが驚くのも無理はない。一番風呂でないのは初めてのことだったのだ。 「まあ、若い人がこんなに」 混浴だから男女が交じるのは普通だが、年若い者と入るのはかつてないことである。年寄り達は嬉しがり、先客に興味津々。特に少年達には質問責めで、問われる方はたじたじとなった。 「こっちの人はエラいベッピンさんじゃのお」 同じく有紀もまた注目を集めた。 「はて、どっかで見たことあるような……」 「すんごい、お尻みたいなお乳!」 色々と話しかけられるも例によって彼女はぼんやりして無反応。 「大丈夫? のぼせてるんじゃないかしら」 「いやいや、実はね……」 鎌先が横から口を出した。 「この奥さん、どうしようもない助平でね。この混浴にも男漁りに来てるんですよ」 突拍子もない話に聞き入る一同。ここぞとばかりに語る鎌先。 「実は今朝もね、我々揃いも揃って搾り取られまして。ね? 有紀さん」 「へ?」 有紀は間抜けな返事をした。新しい客が来たことも、自分が見つめられていることも分かっているが、全く判断力が働かない。 鎌先は論より証拠とばかり彼女の背後に回るやゴソゴソと水中で何かやった後、むんずとその乳房を鷲掴みにし、それを持ち上げる形で彼女の身ごと浴槽のへりへ上がった。 「ウウッ!」 胸の突っ張りに耐え呻く有紀。他方、一同は驚嘆の声を上げた。 「おおっ!」 「まあっ!」 「んんっ、これは!」 水しぶきの中から現れた男女の肉体は、互いの性器でガッチリと結合されていた。 「ズッポリ入っとるでないの!」 「これ、よう見てみい、ケツじゃ。ケツに挿しとる!」 ただでさえ面食らう光景なのに、その上イレギュラーな性交とあって、老人らは目を丸くしてさらに驚いた。 こういう場合、男ならまだしも女の中には顔をしかめる者もいようが、三人の老婆達は全く動じる様子もなく、あけすけな下品さでゲラゲラと笑っていた。その内の一人があることに気付いて指をさす。 「トクさん、あんたほれ!」 指摘された方、白久という老人は中腰になって局部に見入っていたが、その陰茎は硬く持ち上がり出していた。それを見つけて、また老婆らは手を叩いて喜ぶ。 「わしもじゃ、ほれ!」 もう一人の老爺、姥子は自ら立ち上がって勃起を見せつけた。ワーワーと昔の女子達が囃す。子宝温泉の効能はてき面とばかり、年齢に似つかわしくない硬度であった。 「こんなエエおなご見たら、たまらんわ」 「どうぞ、お試しなさいよ」 鎌先が勝手に許可を与えて、肉びらを開いてみせた。 「ええのんか?」 「いいですよいいですよ。このどスケベマンコ、チンポ欲しくて仕方ないんだから。どうかここは人助けだと思って慰めてやって」 「そういうことなら……」 姥子は用意された収納孔へ、いきり立つ肉棒をはめ込んでいく。熱い肉にくるまれる時には、さっきよりもっと若々しく角度を付けていた。この期に及んでまた見ず知らずの男性が有紀の身を貫く。 「そういえば、これ二本も入って」 はめてから男は気が付く。当たり前に入れてはみたが、長年の人生でも初めてだ。だが、有紀にはこれが正常運転。出会って数分の交尾も含めて。 「ほら、こっちの口も空いてますよ。どうぞ、食べさせてやって下さい」 白久は導かれるままに口腔へ肉茎を挿した。口の中でますます膨らみを増す。 「まあ! 三本も!」 ギャラリーは一層喜んだ。セックスは娯楽である。言葉も知識も必要としない、最も古典的な人類共通の愉しみ。一番簡単に人を笑顔にする。 年寄り達はまるで青春時代を取り戻したかのように生き生きと性を謳歌した。白久は有紀の頭を掴んで自ら出し入れし、姥子は腰の振りをよどみなく繰り返した。 「こんなベッピンさんと腰を使えるなんて」 剛直は隆々、白い泡立ちをまぶして光り輝く。姥子は傍で見守る中 学 生よりも無邪気に性の階段を一目散に駆け上った。 「ああっ!」 体の芯から飛び出した精子が、恍惚となる彼の性具から解き放たれる。生気そのものを放出したかのごとき様相だ。胸に沈み込んで、残りの汁まで全部出す。 休む間もなくして、白久と場所を替わった。 「久しぶりだ」 感慨深げに白久は述べた。挿入と同時に湯に浸かった時のような吐息が出る。温く包まれるのは芯棒だけながら、全身がカッカと火照ってくる。思い出以上の快感だった。 打ち下ろされる玉袋がキューッと引き締まっていくのを見ていると、観客の老婆達も段々悶々としだした。発情は連鎖するもの。手近の少年に手を出しはじめる。 祥吾は股間を明らかにまさぐられ困惑していた。相手は彼のストライクゾーンよりかなり上へ外れていたし、何発も出した後だから余計冷めていた。それなのにコチョコチョとペニスを転がされれば、惰性的に勃起してしまう。 「ウフフフフ……」 老婆は不敵な笑みを浮かべた。この時、雅也も別の者から同様の被害に遭っていた。やはり反射的に種付け軌道に入ってしまう。年の功の手練手管もあって、不本意ながら気持ちいい。 もしもこの時袋田が呼びにこなかったら、このまま襲われていたかもしれない。 「先に来たお客さん達、そろそろ上がってください」 ツアー客でも呼ぶような装いで招集されると、真っ先に竜二が立って応じた。その肉茎はビンビンである。実は彼もイタズラされていたのだ。 結局白久と鎌先が打ち上げてすぐに有紀らは風呂を上がることになった。老婆達は恨めしそうに若い勃起群を見送る。 「お姉ちゃん、またおいでよ」 先端から粘り汁を滴らせつつ、白久が去り行く背中に呼びかけた。有紀の割れ目から彼の残り汁がこぼれ、それを踏んだ足がピチャピチャと鳴った。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大浴場 有紀、鎌先、矢板、慶介、浩樹、竜二、松倉、七里川、祥吾、雅也、鈴木、比嘉、浪岡 ▼客室 金光 ▼館内 袋田 ▼バス 藪塚 ▼電車移動 前原 ▼帰宅 恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添、島田、服部、花村、羽根沢、森岳、沼尻、高橋、小林、俊之、克弘 〈輪姦記録〉 挿入男根:37本 射精回数:161発 (膣80・口23・尻41・乳7・顔8・髪1・外1) |
大浴場にて大輪姦。会場を変えてもやることは同じだ。二穴は常に塞がるのが当たり前で、今は竜二の跡に俊之、薮塚の跡に克弘が収まり、足だけ浸かった湯をバシャバシャ波立たせながら激しく前後をこすり上げていた。
克弘と俊之は、学校以来とうに帰宅していたものだが、悶々として辛抱堪らず、なんと夜中に家を抜け出してわざわざ駆け付けたものである。 「なんだよ、ガキがまた来たよ」 それは大広間を出た一行がちょうどロビーを通りかかったタイミングだった。正面玄関から覗く二人の顔を見て、慶介は鬱陶しそうに言ったものだ。ただ言葉とは裏腹に全然煙たがってはいなくて、むしろ率先して後輩らを輪に迎えてやったのである。 「ああ、メッチャ気持ちよかった!」 満足そうに克弘は言って、浴槽のふちの方へ向かった。ほぼ同時に終わった相方に初アナルの感想を訊かれ、 「マジ最高! メチャメチャ締まるわ」 などと、今日まで童貞だった少年が調子に乗って評している。二人は祥吾と雅也の傍へ腰かけた。後輩達は問われるがままにこれまでの経緯を説明する。それを聞くと、再合流組は素直に羨ましがった。 「そういえばさ」 俊之も自分達の経験を話し始めた。ここへ来る途中で佳彦を見かけたというのである。 「アイツ、真っ裸でさ、チンコ出して道路にうずくまってんの」 「ヤベーよな。マジでヒいたわ」 克弘も同調した。両名はあえて関わらず、自転車で遠巻きに通り過ぎたのだという。 彼らの視界では尻の七里川、膣に浩樹、口は松倉と服部の奪い合いという安定の四人乗り体勢が繰り広げられていた。四人の少年はそれを見るともなしに見ながら、それぞれに次を期していた。克弘と俊之はまだ半勃起状態、残りの二人はもう充実している。四本とも包皮がツルリと剥けて亀頭が露出しており、表面には皮むき器たる有紀の淫汁が染み込んでいる。もし、単に温泉に浸かるだけだったら、思春期の彼らのこと、とても大っぴらには股間を出したりしないのだが、今となっては何の恥じらいもなかった。 「お前ら来るんだったらさ、ほかのガキも呼んでやったら良かったのに」 兄貴分の慶介が俊之らに言う。日中の企てに参加したのは、まだ年下に五人もいる。だが、彼らは家を出にくい事情があったし、何より自分のことしか頭になかった中三コンビは、誘おうとも思わなかったのが実際である。 とはいえ、日頃からワルぶっている慶介が気に掛ける位、有紀の穴を通じて、彼らに連帯意識が強く芽生えていたのは事実だった。今はまったりと湯に浸かっている者も準備万端で番を待ち構えている者も、この空間にいるのは等しく仲間であった。 「ンン……ンフン……ッ!」 ペニスをくわえながら有紀が鼻孔を広げる。サンドイッチの二本からほとんど同時に熱が上がってきた。 「まだ出てます?」 とは前の穴の浩樹。 「俺まだ三発目だから全然よ」 とは後ろの穴の七里川。彼が続けて、 「若いんだから、まだまだぶっ放せんだろ」 と言うと、彼らは肉棒をびくつかせながら、女の肩越しに目を見合わせて笑った。 間髪入れず、七里川からバトンを受け取ったのは羽根沢、浩樹から繋がったのは鈴木だ。 「僕ね、アナルファック初めてなんですよ。こんなにいいもんだとは! 食わず嫌いしてたんだなあ」 と、羽根沢がおもむろに語り出す。すると、日頃口下手な鈴木も打ち明け始めた。 「わたしなんか、普段こんなに回数出来ないんですよ。でも、このベッピンさんは格別だなあ」 有紀を挟んで、まるで世間話するような二人である。 「なあ、お前ら何発ヤッた?」 慶介に問いを向けられて、祥吾は考え込んだ。冷静に整理すれば分かりそうだが、焦って回答時間を過ぎてしまう。 「なんだよ、分かんねえのかよ」 先輩は小突いたが、彼だってカウントはあやふやだった。一発一発が貴重な一対一のセックスなら覚えてもいようが、いつでも出来ると思うとつい思い入れが希薄になる。 「オレは八発かな」 浩樹が自ら答えた。 「え、何、お前八発もヤッてんの? 普段どんだけオナッてんだよ」 「いや、お前もそれぐらいヌいてっから」 友人同士じゃれていると、小林が会話に加わってきた。 「どうだ、若者諸君、ヤッとるか」 「こいつ、八発出したらしいっすよ」 「なんだなんだ、それぐらいで。まだたったの一桁か。ヤりたい盛りだろ? おっちゃんが中 学の頃は、一日三十発とかザラだったぞ」 「ゲー!」 小林は反応に満足すると、 「じゃあ、おっちゃん行ってくるわ」 と、言って、羽根沢の次に陣取った。そして、時間差で鈴木が抜けると、少年らの方へ手招きした。 「あ、はい」 素早く祥吾が応じ、そそくさと肛門へ入る。 他方、口内で出した服部が屯する少年らに声を掛けた。 「オーイ、口空いたぞ」 しかし、その時たまたま膣か肛門を密かに志望する者ばかりだった為、その誘いは宙に浮いてしまった。 「コラ、贅沢言うな。遊ばしたらもったいないじゃないか」 冗談半分で叱る高橋がつと立って、自ら後継に名乗りを上げる。彼は男根を有紀の顔面になすり付けて、ズリズリとこすった。 「そうだ!」 さらに思いついて、準備完了している少年らを呼びつけた。 「なんすか、なんすか」 ブーブー言いながらも、慶介とそれに連れられて雅也がやって来る。高橋は彼らに提案した。 「どうせすぐ洗えるからさ、顔射してやろうぜ」 「エー、いやっすよ、そんなガキみたいな」 「うるせえっお前らこそガキだろうが」 結局二人もリーダーに倣うことになった。もっとも、この企画が心底嫌だったわけではなく、むしろ面白がっていた部分はあったが。 三人は射精に向けて動いた。といっても、今更己が手でシコシコとしごいたりなぞしない。こすらせるのは今回全て有紀の顔だ。生え際、額、眉間、眉、目蓋、鼻筋、小鼻、頬骨、頬、こめかみ、唇、顎、耳、あらゆるパーツに、三本のペニスが這いまわる。 「ムベァ……レルァエムゥ……」 生温かく硬い肉棒が縦横無尽に顔面を走る下を、開ききった口からだらしなくよだれを垂らし、有紀は息苦しさの中に特有の恍惚を覚えていた。匂いは感じず、濡れているのも精液か唾液か汗か蒸気か不分明。ただ肌は経験ない程カッカと熱い。 「有紀ちゃんの可愛いお顔が、すっかりマンコだねえ」 高橋のうっとりする呟きに対し、 「あんなに憎んでたのに」 と慶介が揶揄したが、反論はなかった。 有紀にも否やはなく、ただひたすらにペニスの居場所として自らの顔を提供し続けるのみ。小さな顔マンコにチンポが三本乗って、これぞ顔面ファックの4Pだ。 そうして、この顔面交尾の結果、彼らの種付けが行われた。高橋の精液が左小鼻の窪みに、雅也のが右目頭に流れ、そして、頭にまたがる格好だった慶介のが額へ掛かった。 だが、 「あんまし出なかったな」 と、高橋が苦笑した通り、彼が思い描いていたほど盛大には迸らなかった。 「やっぱりこういうのは、一発目の方がいいんだろうなあ」 彼が反省する一方で、ほかの二人はそれなりに満足し楽しめていた。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大浴場 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田、俊之、克弘 ▼客室 金光 ▼車中 浪岡、前原 ▼帰宅 恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:132発 (膣66・口23・尻27・乳7・顔7・髪1・外1) |
* 前原はタクシーの車内にいた。佳彦を送り届けた浪岡に拾われたのだ。固辞したが親切を押し売りされた。どのみち線路沿いを歩いてもどこまでいけるかは自信がない。ままよ、とやけ気味になって乗車した。これが前原にとって、今日唯一の好判断となった。車は町を出ていった。 * 大広間での大輪姦はグルグルとまだ続いている。三つの穴は常に満室。膣は松倉から沼尻、尻は浩樹から森岳、口は小林から雅也へと連なっていき、さらに右手と左手にも男根を握らされ、両の乳房は手すきの者によってそれぞれ玩具にされている。 男達は口々に「気持ちいい」「たまらん」「最高」などと言い合い、その内に「かわいい」とか「イイ女だ」などという称賛も増えていった。彼らの率直な欲望は、居並ぶ勃起群が証明している。そしてとうとう「有紀」という彼女の名前を呼ぶ声が出始めた。これまで“金光の嫁”でしかなかったのが、ようやく彼女そのものを認めだしたのだ。 ピクンッと体が反応する。心の敏感な部分に触れられたようなこそばゆい感じ。有紀はまるでつきものが落ちたように無垢な表情で、ピクンピクンとしなやかに体を跳ねさせた。 「有紀」「有紀さん」「有紀ちゃん」…… 老若ないまぜの男らが自分を求めている。性欲の器として自分を欲している。林立する男根の狭間、そこに己の居場所がある。社会も倫理もない。ここにはセックスする為だけに一人の女と無数の男がいるだけ。慰み者となっては自由も利かず、ただいいように消費されるが、返って責任を負わされず、何も決めなくて良い。そして、ここで彼女は絶対的に主役だ。 「これは……?」 有紀はなんだか分からなくなってきた。集団で強 姦されているはずではなかったか。それを飽きもせず、日が暮れても続けられている、もはや人間扱いもされていないような、異様な境遇ではなかったのか。それは間違いではないし、そんなことは分かっている。それなのに……? 「アア……ッ!」 のけ反って両穴に射精を受ける。 「気持ちいい……有紀……マンコ……」 誰かが囁いた。 「マンコ……? わたし……マンコ……」 そうかもしれない、自分は女と思っていたが、もはや“マンコ”そのものかもしれない。正気なら愚にも付かない説だが、今は言い得て妙な気がした。人格ではないのだ。この居心地はもう性器ゆえなのだとでもいうような実に馬鹿々々しい境地。 誰かが耳たぶを亀頭で弾いている。そうかと思えば振り返らされ、別の陰茎をしゃぶらされる。 「有紀ちゃん、チンポ食べて」 待ちきれないとばかり差し出された三本目に彼女は吸い付く。いつしか右には島田、左には鎌先、そして正面には高橋がいて、彼女は渡り鳥のように三本を交互にしゃぶらされた。 「いい子だ」 そう言って島田が髪を撫でれば、鎌先、 「素直に仕上がったね」 高橋は、 「かわいい顔にぶっかけてやろう」 と、毒気の無い笑顔で言った。 尻の森岳が射精すると体を前に倒され、新しく矢板を迎えやすくする。逆に膣の沼尻が済めば今度は後ろに倒され、新たに比嘉を受け入れていく。ギッコンバッタンと前後に忙しなく動いてはペニスの為に尽くすのだ。これが性の器なりの役目。誰でも当たり前にこなせるものではない。 だからこそ男達がやる気を失わない。どうしてここまで彼女一人にこだわって、その身をむさぼり尽くそうとするのか。尋常ではない。彼らが継続することこそが有紀の非凡さを証明していた。 鎌先がかつて評したように、輪姦向きの肉体という特質。故障もせず、使い減りもしないばかりか、時を経て益々艶を増し、男達の血を熱くたぎらせる。そうでなければとっくに使い捨てられていてもおかしくないのだ。今なお酔ったように男らは女肉をむさぼろうとするではないか。 花村が再合流して口腔に射精した。諸々の用事を片付けてきた袋田が尻穴に収まった。チンポは続々と列をなしている。沢山あるので充電も余裕だ。人がしている間にまたやりたくなる。 「ゾーン入ったな」 竜二の一言がしっくりきて、周りの若者が笑った。やがて、彼を膣に、薮塚を尻に挿して担がれ、マンコは宙を泳ぎながら次の会場へと場所を移していく。その周りをブラブラとチンポが続いた。 夜は更けて早日付を跨いだ。金光は既に就寝している。もっとも、彼のことなど皆忘れていた。妻である有紀さえも。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大広間 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田 ▼客室 金光 ▼車中 浪岡、前原 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:119発 (膣62・口21・尻23・乳7・顔4・髪1・外1) |
* 大浴場では金光らが貸しきり温泉を満喫していた。彼らの為にわざわざ開けられたものだ。猪瀬らも既に合流し、一緒に湯につかっている。 会話は少なかったが、自然と先程のプレイの感想には触れられた。金光は何気なく話していたが、他の三人には疑問であった。あれは本当に奥さんじゃなかったのか、夫はそれに気付いていなかったのだろうか、と。黙っている瞬間も考えるのはそんなことばかり。しかし、金光にそれを教えようとする者は一人もいなかった。 間もなくして、花村が入ってくる。一緒に宿まで乗り合わせてきた仲なので、ここでもわざわざグループ行動に合わせたのだ。 「おお、遅かったね」 「ヤッてたの?」 メンバーからの問いに一々反応しつつ、花村は早速湯につかる。例の女達については、 「帰りましたよ」 と、嘘をついた。すると誰もが疑わず、話題は値段の感想に移っていく。予期せぬ出費にしては高額で、特に村本にとってはかなりの痛手だった。いつもの不正経理でまた金策せねばならないと密かに計算する。そんなだから、今晩泊まっていこうと誘われても、応じることが出来なかった。財布の中身はスッカラカンである。 猪瀬と舛添も宿泊は断った。ちなみに、彼らは鎌先に支払いをせずに部屋を出てきたので現金の持ち合わせは村本よりあるが、単純に一緒に泊まるのが億劫だったのである。取り巻きではあるが、友人ではない。これ以上主人に気を遣うのは面倒だった。まして、すぐに帰れる地元なのだからなおさらである。 結局花村だけが宿泊に付き合うこととなった。金光が思い直してキャンセルしない為である。但し彼は、金光と違い普通に寝るだけのつもりは毛頭なかったが。彼以外の誰も、自分達のほかにもこの宿に大勢の男がいて、さっきの女を姦淫し続けているとは想像もしない。 同じ女体を貫いた陰茎が、まだその生々しい感触を記憶しながら、一つ湯船の中でたゆたっていた。 * 「儲けたねえ、おっちゃん」 佳彦を追い出して戻ってきた慶介が、思い出して鎌先に言った。金光らの払った金のことだ。 横から高橋が口を出す。 「そういえば、金出してたなアイツ。自分のカミさん犯されて、金まで払わされて。何代だよ」 相変わらず愉しそうにゲラゲラ笑う。 「取れるところからは取らないとね。商売、商売」 鎌先は冷静に答え、別の二人からは集金していなかったのでは、と尋ねられると、そっちはもうあえて追求しない、二人分の儲けで十分だと話した。これで猪瀬らの“喰い逃げ”が保証されたわけだ。 「あんたんとこの店は、いつもあれ位の値段取ってるの?」 服部が別の角度から質問を投げかける。 「いやいや、うちはもっとリーズナブルですよ」 「そうだよね。割といいクラスのソープ行ける位の値段だったもんね」 小林が鎌先の言葉を聞いて頷いた。 「じゃ、吹っ掛けたんだ」 服部が問うと、鎌先はニヤニヤ笑って認めた。服部はさらに問う。 「店は普段から本番あり?」 すると、鎌先はいよいよ笑って、 「なんですか、取り調べですか?」 と逆質問してきたので、服部は、そうじゃない、と手を顔の前でブンブン振って否定した。彼は純然たる好奇心から訊いていたのである。鎌先は正直に、店としては原則認めていないが、嬢との個別交渉は黙認していると説明した。彼の店はいわゆるピンクサロンである。 さて、そんな会話がされる中も、舞台上では輪姦劇が続いている。一体何場構成のショーなのか、かなりの長時間公演だ。下で見ている者も、時機が来たら自分が出演者となる。まるで、今日の運動会で、出場競技の出番待ちをしているようだ。 現在は、松倉が膣、浩樹が尻、鈴木が口、羽根沢が乳房の間の四本。その前に、薮塚から受け継いだ服部が腸内射精していた。初感触の締まりは刺激的だとて、彼は自分でも思いがけなく早くに発射した。今入れている浩樹も尻性交は初めて。ほかにも、その経験自体はあるものの、今回はまだという者も何人か控えている。そんなわけで、目下オナホール有紀の一番人気はアースホールであった。 有紀はもうあまり鳴かない。ちょっと高位の絶頂が続き過ぎて正体を失っているのだ。 「ヘヘヘエ、イッてんのかい」 騎乗する彼女の頬を愛おしそうに撫でる松倉。島田など積年の恨みを持つ者ですら認識が変わってきているのに、なんの因縁もない彼などには尚更ただの可愛い女であった。 口に挿入している鈴木も改めて感慨ひとしおである。あの居丈高な猛女がどうだ、口にペニスを出し入れされ、為す術もなくひとりでに使われるがままではないか。その受動性とまるでCGのように作り上げられた体躯が相まって、本当にラブドールのように見えてくる。整ったその顔を見下ろしていると、自分の汚い性器をくわえているのがフィクションのようだ。そんな思いが強まると、彼の性感は急速に高まった。 「わあ、顔射っすか」 後背位中の浩樹が視線の先にそれを見る。鈴木の吐き散らかしはそれ程量が出たわけではなかったが、鼻の下から顎にかけてトロリと一筋垂れた。実は口内で出すつもりが、抜くのが早すぎてこうなったものだ。 鈴木が頭を掻きながら離れると、代わって収まったのは小林である。 「うわあ、奥さん、風呂入った方がいいんじゃない?」 白濁汁を乗せたそのほっそりと尖った顎を、彼は持ち上げた。そして、己の勃起でその汁を伸ばして肌に塗りつけていった。彼女の小顔の上では、大抵の男根がその顔面を縦断しつくしてしまう。小林の道具も特別大き過ぎることはないのだが、有紀の顎先に玉袋を当てれば、自然と亀頭の先は前髪の中に埋まった。割れ目から先走り汁が滴り落ちる。鼻すじは肉棒で完全に隠れた。 小林はねっとりと腰を出して、竿の裏を顔面になすり付ける。長時間の輪姦運動で化粧は大分落ちていたが、それに追い打ちをかけるような仕打ちだ。というよりむしろ、新たに化粧を施しているとも言えた。白濁子種汁のファンデーションである。これを海綿体パフで塗り込んでいくわけで。 「奥さん、スッピンの方がカワイイじゃん」 肉竿越しに見る有紀の顔は、今朝のケバケバしいギャル然とした濃いメイクとは打って変わって、素朴で且つ幼く見えるものだった。 「あ、ホントっすね」 浩樹も納得している。今朝の“ババア”呼ばわりもどこへやらだ。有紀の好感度もにわかに上昇したものである。 そのふっくらと盛り上がった薄桃色の下唇に沿って裏筋を下降させていくと、だらしなく開きっぱなしの口がめくれて歯と歯茎が露出する。その隙間にも粘々した汁が染み通っていった。小林は下の歯に親指を引っ掛けて口を開かせると、その奥へ亀頭から順に埋め込んでいった。 「おお……」 恍惚としてため息をつく。人妻は眠った少女のように無垢な健気さで当たり前のようにペニスを頬張っている。だが、一定の域を過ぎた辺りで、苦し気にむせ返った。 「オグォホッ!」 たちまち眉間に皺を寄せる。目覚めだった、喉まで男根を挿し込まれて。反動で歯を立てそうになると、小林は彼女の小鼻をクイクイと摘まんでたしなめた。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大広間 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉 ▼大浴場 金光、村本、猪瀬、舛添、花村 ▼客室 袋田 ▼車中 佳彦、浪岡 ▼夜道 前原 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:104発 (膣59・口17・尻19・乳5・顔2・髪1・外1) |
* 「なんだよ、あのオッサンまたヤんのかよ」 竜二が不服そうに画面の端の高橋を指さす。 カメラは薮塚の手を離れ、随分前から定点に固定されていた。その為、一応全体の展開は追えるものの、角度によっては見づらい場面も多かった。 「ていうか、もうお客さんいなくなったんだから、あっちに行ってもいいんじゃね?」 慶介の言葉に同意して、我も我もとその場の者達が部屋の移動を始める。 そんな中、比嘉が島田の傍に寄って、別な提案を持ち掛けた。島田も思う所あるらしく、大いに頷いている。二人の視線は、まだ舞台上に居残っている佳彦に向けられていた。 * 「おお、これがアナルか」 にやけた面で呟いて、花村が排泄穴を突き下す。さっきは経験者を装っていたが、これで晴れてアナル童貞卒業である。実は薮塚も、有紀の肛門はまだ試していないので使いたかったのだが、ここはアナルファックそのものが未経験だと打ち明けた花村に先を譲り、自分は本日四回目の膣に甘んじた。 高橋は口を使いながら花村の感想を聞き、 「何、そんなにイイの? やるね、奥さん! アナルも名器か?」 と言って、まるでペットを愛しむように彼女の髪をグシャグシャと撫でた。役割を終えた覆面は既に剥ぎ取られていた。 「さすがに夫をイかせただけのことはあるな」 彼はこうも言って笑った。すっかり上機嫌である。 「でも金光の奴、自分のカミさんとヤッてもまだ気づかないなんてバカ過ぎるよな」 彼の手が相変わらず髪の毛をまさぐる時、うなじの中にある彼女のホクロが見え隠れした。金光が確認しようとしたものだ。 「知り合いに目の前でマワされてさ……そんで、おまけに自分はケツの穴だぜ」 「好きだねえ、あんたはそういうノリ」 呆れたように鎌先が評する。彼と矢板は周囲で成り行きを見守っていた。 「だって息子と二穴挿しだよ? 自分の息子が母親に中出ししてんの、目の前で。その間に自分はケツマンコ。なんにも知らないでさ。知ったらどんな顔するんだろうね」 唾を飛ばして高橋はまくしたてる。まだしつこくも先の趣向を味わい尽くすつもりだ。彼は佳彦にジロリと目線を向けた。 「お前はどうよ? 親父と一緒にお母さんレ イ プしてどうだった?」 佳彦は黙っている。律儀にもまだマスクはかぶったままだ。彼は答えなかったが、その陰茎はピーンと起立していたので、それを見た高橋はあえて追及しなかった。 「仲のいい家族なこった」 そう吐き捨てると、ヘラヘラと笑う。 そこへ、仲間の男連中がガヤガヤと入ってきた。 「こりゃまた賑やかになったな」 舞台の上から矢板が呆れていると、早くも竜二が駆け寄ってきて、次回の予約を始める。 「次、オレ! アナル!」 「ダメだ。アナルはオレが使う」 有紀の下から薮塚が反対した。 「オッサ……お兄さん、マンコヤッてるじゃん」 「だから、ここで出さないでケツで出すの」 「なんだよ、それ」 「そん次はおれがアナルだからな」 高橋が割って入り、さらに話を混迷させた。 「エー、じゃあいいよマンコでも。早くヌかしてくれよ」 「いや、やっぱマンコにしようかな」 高橋はさらに言って竜二をやきもきさせたが、これで冗談だと知れた。上機嫌の彼は、 「ウソウソ。とりあえず口使いな」 と、気前よく口腔を明け渡した。勃起したままで後ずさる。 竜二は喜んで舞台に上がったが、その進路上に佳彦が突然出てきたので、 「邪魔なんだよ」 と、思わずこれを突き飛ばした。実は佳彦は自分も口を犯そうとしていたのである。自己中心的な彼は周りの存在が見えていなかった。 「おいおい、手荒にしてやんなよ」 高橋が言うと、竜二は素直に謝った。彼としてはそこまで力を入れて突いたつもりはなかったのだが。 尻もちをついたことで、佳彦はマスク以外全裸だったことを思い出した。板張りに叩きつけられた陰嚢が痛い。理不尽に感じた彼は、バンバンと床を叩いて怒りを表した。思い通りにいかない時はいつもこうだ。 そんな態度を見て、普段を知らない者達も些か彼の人間性に疑問を持ち始めた。加えて、実の母親と性交し、なおまだヤりたがる異常性も見ている。彼の存在はなんとなく場を白けさせだしていた。 * 前原は夜道を一目散に駆け下りていた。途中盛大に躓き、冷たい道路に叩きつけられては、手の平と膝を擦りむいて流血した。彼は歯を食いしばって地面から顔を起こすと、強い決意を持って再び走り始める。 空気のように影の薄くなっていた彼は、金光らが風呂場へ行った後、猪瀬らが合体を始めたどさくさに紛れて部屋を出ると、荷物をまとめて旅館を脱走していたのだ。 この時間この田舎で交通機関に頼ることは難しいが、とにかく一刻も早くこの町から、たとえ一歩でも出ることを、固く心に誓っていた。 * 竜二は薮塚に早めに交代してもらい、膣内に収まった。実は、薮塚がこのまま漏らしてしまいそうになったので譲ったのである。尻で出したいという彼の願望は本当だった。 「ングバグ……」 両腕を頭上に高く引っ張り上げられながら、有紀は今度は七里川の勃起をしゃぶっている。腕ごと前後に振られる度に、そのたわわな胸肉が揺れ踊った。 その動きに催眠術をかけられたかのようにフラフラと進み出た羽根沢が彼女の横にしゃがむと、その巨大な膨らみの一つを左脇腹の方へ真横に引っ張りだす。横に向けられてもなんのその、大量の脂肪なので十分にボリュームがある。彼はそれを両手でギューッと引っ張り伸ばしたままで、手の輪っかで搾った先をプルプルと揺すった。まるでオモチャである。 「アー……出る!」 おっとりと気持ち良さそうに言って、花村が射精した。ブルブルッと、用足しの後みたいに震える。排泄穴への排泄である。 彼が退出すると、予約の通り薮塚の番だ。だが、ここで、また佳彦が進み出てきて、横入りしようとした。 「おい、次オレって言ってたろ」 子 供相手にも本気になって、薮塚が彼を押し出す。もちろん腕力で敵わない少年は、またしてもよろめいて倒れた。 そんな彼を押しとどめて、鎌先が声を掛ける。 「ボク、キミだけのマンコじゃないからね」 彼はまた、“これもう返してくれるかな”と言いながら覆面を取ると、 「公衆便女だからね、これ」 とも言って、柔らかく、しかし厳然とルールを伝えた。無法なことをしながら、彼らなりには秩序があるのだ。 佳彦は物凄い形相で、鎌先を睨みつけた。 「(僕のお母さんだぞ)」 自分の物だから自分が優先的に使う権利がある、というのが彼の言い分だ。彼にとって母は自分の家の便器なのだ。それに、口も尻もまだ未経験である。どうしてもヤッてみたい。だが彼は、そういう者が自分のほかにまだいることには思い至らなかった。 「おおコワ」 睨まれても動じることなく、鎌先は矢板と顔を見合わせた。矢板も肩をすくめている。 一連を見ていた慶介が口を挟んだ。 「おい、お前、あんま調子乗んじゃねえぞ」 彼としては、先程友人にとった態度からして気に食わないのだ。もっとも、友人本人は今快楽に夢中で、過ぎたことをもう忘れていたが。 そこへ、少し遅れて島田と比嘉が到着した。彼らは真っ直ぐに佳彦の許へ向かう。事前に話し合った結果、彼を先に帰そうという結論に達したのである。二人としては、やはり近親相姦を長々と見せられることに寝覚めの悪さを感じていたのだ。 また、中広間へ片付けに戻ってきた袋田から、金光が今晩宿に泊まる気らしいことを知らされた点も影響していた。つまり、有紀を帰宅させる必要は取り急ぎなくなったわけで、ということは、淫乱至極の男共のこと、まだ粘って輪姦するだろうという見立てである。もちろん自分達のスケベ心も否定出来ない。ここにきて有紀に対するある種の愛しさと、素朴な性欲がムラムラと沸き上がっていた。そうなると、有紀が不憫にも思えてくるし、それに純粋な性戯の前に息子の存在は邪魔だった。 「イヤだ!」 佳彦は激しく抵抗した。慶介と比嘉が両脇から掴んで、動こうとしない彼を連れ去ろうとする。その際、屹立し続けの包茎ペニスがブンブンと空を切った。 「あいつらだってまだいるじゃないか!」 佳彦は同級生の二人を指し示す。脱ぎっぱなしの彼の衣服を控え室から持って出てきた島田は、 「ああ……」 と、立ち止まって考えた。子 供はもう帰すべきかもしれないと。 「一緒にすんじゃねえよ。キモいんだよ、お前」 慶介が一喝する。それに次いで、浩樹が冷静に言った。 「こんな半端な時間に帰したら怪しまれるだろうが」 これを聞いて、島田は“なるほど”と思った。祥吾と雅也は金光家に泊まると伝えているのだから、夜中に帰ってきたら家族から変に見られるかもしれない。ただ、相手が金光であるから、そういう異例があるかもしれないと思われそうな気もしたが。 まだギャーギャーと騒いで居残ろうとするクラスメイトを祥吾と雅也は終始冷めた目で見ていた。ついさっきまで借りて来た猫のように大人しかったが、やっと普段通りの獣ぶりに戻ったなと思った。 他の者はというと、ある者は驚き呆れ、ある者は冷ややかに笑うなど、様々な反応であったが、競争相手が減ることは皆歓迎していた。二十人以上もいて便器一つとなると、中々用足しの順番が回ってこないのである。 「お前、車出してやれ」 松倉がイラマチオ中の後輩に命ずる。 「エー、オレっすか」 七里川は不満そうに唇を尖らせた。すると、 「ああ、いいよいいよ、まっつぁん。おれが出すよ」 と申し出たのは、同僚の浪岡である。七里川は“あざっす”と満面の笑み。松倉も礼を言って彼を送り出した。 佳彦を連れて慶介、比嘉が出ていき、タクシーを出す浪岡と佳彦の服を持った島田も去った。ひと悶着が終わって、会場は一転静かになる。 その間、問題児の母は、すっかり息子の存在など眼中になくて、前後左右の性欲処理にひたすら勤しみ、合間合間に断続してアクメしていた。 「アアー……!」 膣、尻、口と三穴立て続けに精液を飲まされ、有紀はまた意識を天国に飛ばした。ここにはまだ何本もの男根が己の肉を欲して待ち構えており、これらを一身でこれからも満足させてゆかねばならない。そのゾッとする未来を前にどうしてもアクメがこらえられなくなるのだった。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大広間 有紀、花村、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉 ▼大浴場 金光、村本、猪瀬、舛添 ▼客室 袋田 ▼車中 佳彦、浪岡 ▼夜道 前原 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:102発 (膣59・口17・尻18・乳5・顔1・髪1・外1) |
* 「あれ、やっぱなんか外すみたいだぜ」 「ああ、あれだよ口のやつ」 「猿轡?」 「なんとかいう名前だって言ってたな、あのオッサン」 「ボール……なんだっけ?」 “ボールギャグ”である。視聴者は中継映像を肴に飲み食いしていた。 「でもさ、あれ外したら、しゃべっちゃうんじゃない?」 竜二が疑問を口にしたが、実際それは他の者にも気になるところだった。その中には、別にしゃべられても構わない者もいれば、そうでない者もいる。 「さあ、これからどうなりますでしょうか」 ひと事みたいに言う小林。こちらは自分のことを暴露されても気にならない口だ。酔って気が大きくなった所為もあるが、最初から当人に顔も知られているし、この期に及んで焦っても仕方がないと思ったのである。 他方、祥吾と雅也は恐れていた。彼らは自宅に“金光邸へ泊まる”旨を連絡した後で、この嘘が果たして良い選択だったのかどうかと不安になっていた。 * 「アガハァー……」 口を塞いでいた玉が取れて、有紀は大きく息を吸い込んだ。間もなく肉棒でまた塞がれるだろうが、その前に声を発する方がもちろん早い。彼女は夫に視線を定めた。 その頃、相手は部屋の奥からこちらに向かって大きく呼びかけていた。 「おい、村本君、風呂行くぞ、風呂」 「へ、風呂ですか」 呼ばれた方は名残惜しそうに、しかし拒むことは出来ず、仕方なしに舞台から遠ざかる。やってきた彼に、金光はさらに言った。 「ああ、君、プレイ代払わんといかんよ」 「え、金要るんですか?」 「そりゃそうだろう」 二人がそんな会話をしているのを、有紀は遠めに見つめていた。ケチで人望がない夫。いつも通りの態度だ。そう、ついさっきしていたことも忘れ、すっかり興味を失った今こちらには目もくれず、もはや有紀など置き物のごとし。 「(コイツが当てになるだろうか)」 答えは自明だった。妻の為に動いたことなど一度もないではないか。いつも自分のことだけで。 彼女が逡巡している僅かの間に、男達はフォーメーションを変更。猪瀬が仰向けになり下から、舛添が後背からそれぞれ突っ込む体勢となって、薮塚と花村が代わる代わるに口淫を強いることになった。 「ほら奥さん、お口が寂しかったでしょ」 薮塚が先行で口に挿入する。有紀は拒むが、結局くわえさせられてしまう。ボールギャグの所為でベトベトになっていた口周りと、彼の男根が共にヌメヌメと光を反射した。 男なんて勝手な生き物だ、なんて、今更悟りを得たかのように謳うつもりはなかったが、続柄にも濃淡がない点に有紀は初めて気づかされた。それは同時に、先程までの課題に一応の仮説を打ち立てさせるものだった。 つまり、我が身をむさぼった男共は皆自分本位であるが、その中に含まれていた家族はこちらの仲間であるべしと無意識に信じていたのが問題だったのだと。妻の裸を見て正体に気付かない夫や、知っていて救出したりせめて抵抗したりもせずに率先して悪事に加担した息子。そういう心のつかえが、性的反応を阻んだのだと彼女は結論付けたのである。 そんな中、薮塚は、 「三つの穴を全部塞いでもらわないと気持ちよくなれないよね?」 と、調子づいて有紀を辱めた。彼女の理論と全く一致しない見立てだ。有紀はただ、口を大きく広げ、太くて硬いものを喉奥まで挿し込まれる苦しさの中で、しかし、いつしか瞳をとろけさせ、割れ目から愛液を滴らせていった。 「オーイ、君らも風呂行かんか?」 遠くで夫が呼んでいる。猪瀬と舛添は、 「もうちょっとで終わりますから、先に行ってて下さい」 「奥さんが気持ちよくて……すいません。ああっ、しゃぶらされて、また締まりが良くなった」 と、口々に答えて行為を継続した。金光はあっさり見限って、村本を連れて部屋を出ていく。 「スマンが、宿代の方は事務所に請求書を送ってくれるか」 先導に立つ袋田に掛けたのが、この大広間で聞こえた彼の最後の声となった。 有紀はとうとう助命嘆願の機会を逸してしまった。もっとも、今の彼女は四人の男との性行為に忙しい身となってしまい、ほかへ気を回す余裕をなくしていた。リスタートしたその淫肉は、やはり慰み者として即応機能してしまう。まさに鎌先が賞した“輪姦向き”の体質を証明する結果となっていた。 花村のモノを深く押し込まれる。交代した薮塚の分は左手で握り締めさせられた。無理やりくわえさせられて、頭を掴まれ出し入れされるので、右手は竿を支えることを許されず、不安定を回避する為に自然と花村の腿に巻き付ける格好となる。傍目にはまるで媚びているようだった。 「おお、いいアナルだ。粘り付いてくる」 剛直を埋めた肛門を見下ろしつつ、舛添は快感に打ち震えた。二穴挿しが生む初めて知る快楽が彼とその相方である猪瀬を一種の感動に導いた。一体こんな世界があるものかと。 この行為を目の当たりにするまでは、両人とも複数プレイをしたいとは思いもしなかった。独り占めする方がいいと決め込んでいた。ところが、いざ目にしてみると参加せずにはいられない誘惑がある。有紀の肉体美には大いにそそられたし、何よりこの痴戯自体が愉しそうだった。 そうして始めてみるとどうだ、二本の肉棒が内部で擦れ合って絶妙な刺激を生むではなか。直接ほかの男と触れ合うと想像すれば気持ち悪いが、実際はそうではなく、強くなった圧迫の中で、ただひたすら女の味わいが増すのである。これはもうヤッてみないと分からない。 このことは女の方にも、いや女の方にこそ強く言えることである。現に有紀は三本の男根を難なく身内に受け入れているではないか。これが正ポジションだとばかりにすっかり当たり前に。本人がどう考えようと、結果が全て。彼女はヤッてみたら出来た人であり、且つそれで何度も絶頂させられてしまったのである。 「……く……ッく!」 “イく”と言った。花村から再び薮塚へ渡る刹那に。それが口枷を外されて最初に発した言葉だった。マスクの下の表情こそ悔しそうに眉根を寄せていたが、言葉は正直になっていた。 結果的に小休止となった親子の時間を経て、女体は再び燃え上がった。腹の奥がカーッと熱くなって、汗も全身から吹き出す。求められ、自分の位置を再自覚する。真に存在を認められている感覚。前の部屋でぼんやり感じていたものが、夫の態度を前にして余計浮き彫りになったものだ。 「うわあ、エロいなあ奥さん」 薮塚と自分の間を行ったり来たりして肉茎をパクついている有紀を見下ろし、花村が気持ちも新たに言った。この女を選んだこと、この女を輪姦する愉しさを改めて噛み締めたものだ。もし有紀ではなく、例えば今日の運動会に来ていた他の人妻であったなら、ここまで愉しめなかっただろうという確信がある。そういう意味で、男から見ても彼女は“輪姦向き”だった。その容色、匂い立つエロティシズムに刺激されて、欲情が止まらない。 「ンブゥアァー……」 唇の膨らみを乗り越え、よだれの滝が猪瀬の腹に垂れる。有紀の口は締まりがなかった。同様に緩んできた精神で先程来の感覚が渦を巻く。男達にエロスを感じられ、素直に劣情を向けられることによる一種の快感。これが確かにあって、次いで極めて無邪気に体を求めてくる彼らへの母性みたいな優しさが湧いてくる。続柄や身分を超えた、純粋な肉体に対する評価、これが輪姦の正体であるように彼女は解した。 もっとも、こういう解釈は自尊心を守るのに都合がよいとも取れる。誰しも己を正当化しないと存在し続けられない。血脈を憎悪してみたり、快楽に流されたり、要するに希望通りの選択にその都度フラフラしているだけだ。 「おお……おっ、おおっ!」 猪瀬は射精しそうだった。だがこういう場合、“イく”などと言う習慣がない彼は、それを宣言するのが気恥ずかしく、終わらせ方が分からなかった。それで黙って精液を発射し、目を閉じて動かないことにした。女体に騎乗されている体勢上、抜け出しにくくもある。 すると、舞台に戻っていた司会者が目ざとく見つけてくれた。 「おおっと、ヴァギナの挑戦者、フィニッシュか!」 猪瀬は目を開け、はにかみながら頷く。 「お見事! 中出しを決めました!」 その宣言に連れて、彼が抜けやすいように周りが動く。口淫の両名は有紀の腕を取って引き上げた。すると、猪瀬が起きようとするタイミングで、ちょうど相方も腸内射精した。 「ああ、待ってくれ、おれも……出る!」 「アナルもフィニッシュ! ダブル中出しが決まりました!」 二人の中年がほくほく顔で輪から外れる。 「いやあ、気持ちよかったな」 感想を言い合いながら、彼らはそのまま部屋を出て行った。主人と風呂場で合流する為である。 彼らと入れ替わりで、花村と薮塚、二本の勃起が動く。さらに袖からはもう覆面なしの高橋が出てきた。有紀が入れる次の三本である。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大広間 有紀、花村、藪塚、鎌先、佳彦、高橋、矢板 ▼中広間 服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、慶介、浩樹、竜二、小林、島田、鈴木、比嘉、祥吾、雅也 ▼大浴場 金光、村本、袋田 ▼移動中 猪瀬、舛添 ▼? 前原 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:98発 (膣58・口16・尻16・乳5・顔1・髪1・外1) |
お母さんね、輪姦されちゃった。 あなたより年下の男の子達に、何度も何度も。 この前のキャンプの時ね、お母さん、お手伝いに行ったでしょ? あの時、お風呂を覗かれて…… 可笑しいでしょ? こんなオバちゃんの裸見て、若い子が興奮するなんて。 あるわけないって思うでしょ? 「デカパイ」とか「爆乳」とか言われて。 そうよね、こんなはしたない体をしているお母さんがいけないのよね。 きっと若い男の子って、性欲が有り余って、好奇心だって旺盛。 相手がオバちゃんでもムラムラしちゃう位。 女だったら誰でもいいって。 だけど、誰彼構わずレ イ プさせるわけにはいかないじゃない。 犯罪を起こさせるわけにいかない、まだ将来のある子達よ。 だったら…… ……ええ、あの子達は悪くないわ。 お母さんがレ イ プ、させてしまったのよ。 年長の男の子達のロッジに連れ込まれて、そこからはもうあっと言う間だった。 床に押さえつけられて、服を剥ぎ取られて、オチンチン見せられて、そのまま、いきなり…… 逃げられなかった。 寄ってたかって力ずくで押さえられたら動けなかった。 たくさん居たわ。 それも、後から後から増えていって。 その子達が一人一人順番にわたしに入ってきた。 みんなの見ている前で、次から次へと犯された。 一緒に来た子、別のグループの子、向こうの地元の子や知らない子達までみんな。 わたしたった一人で、その場にいる全員の、大勢の男の子達のセックスの相手よ。 ひどいでしょ。 ダッチワイフとおんなじね。 休みなく、ただひたすら。 飽きもせずに、繰り返し…… つらかった。 でも大丈夫だから、聞いて、ね? お願い。 相手はみんな年下だった。 年下って言っても、普通の年下じゃないのよ。 一番年上の子でもね……じゅ、十八歳。 ……そう、あなたより、自分の息子より一回りも年下。 信じられないでしょ? でも、もっと信じられないのは、一番年下の子で。 一番年下は――本当に、信じられないことだけれど、考えたくもないことだけれど――ア、アーちゃんより、その、年下で…… ああ……怖い。 今でも怖い。 本当に、口に出すのも恐ろしいし、異常なことだって分かってる。 でも、確かに、わたしより……よ、四十五歳も年下だった。 みんなにゲラゲラ笑われたわ。 「このババア、孫より年下のガキにチンポ入れられてるよ」って。 もう現実離れし過ぎて訳分からないでしょ? 頭おかしくなりそうでしょ? お母さんもね、おかしくなりそうだった。 もう、おかしいのかもしれないね。 ――保 育 園 児って言ってたかな。 要するに、まだ小 学 校にも行かない子。 わたしなんかからすると、生まれて間もない、って言ってもいいぐらい。 昨日今日しゃべれるようになったんじゃないかって。 そんな子らと、ね…… あ、もっと上の子ね、小 学 生は小 学 生で沢山いたのよ。 けどどっちみち、みんな、セックスはもちろん初めて。 当たり前よね。 そんな年でね。 自分でもしたことない子が多かったみたいだし。 その……オ、オナニーっていうか。 知ってるのよ、そりゃあ、お母さんだって男の子の母親やってきたんですから。 思春期の男の子がね、部屋で何してるか。 勉強するって言って、部屋にこもってナニにしてたか。 知ってたのよ、言わなかったけどね。 男の子だったら、当然のことよね。 そうそう、射精も初めての子がいてね。 あなた覚えてる? 初めて射精した時のこと。 朝起きてきて、なんか変だって泣きそうな顔して。 あの時は結局、お父さんになんとかしてもらったんだっけね。 わたしも初めてでびっくりしちゃって。 母親だからね、経験があったから、今度は驚かなかったけど。 でも、初めての射精をさせた、っていうのは、やっぱり特別なことよね。 わたしが、初めての射精をさせたんだ、って。 大体射精したこともないのにレ イ プしてるのよ。 そもそもセックスの意味も分かってるの? まだ学校で習ってもいないでしょ? それどころか、まだ学校行ってない子だっているんですもの。 何やってるかも分からなかったでしょうね。 そんな子らとよ! わたし、子 供つくってた! セックスを知らない子に孕まされようとしてた。 周りの先輩達が教えるのよ、呆れる位いっぱいいる先輩らが。 「セックスだ」「射精だ」「初体験だ」って。 「筆おろし」ってね、言うのね。 童貞に初めてのセックスやらせてあげることよ。 わたし、それをやってたわけ、一日にたっくさんね。 沢山沢山筆おろしして、みんなの初めての女になった。 わたしがセックスを教えた。 そうね、結局ほとんど初めての子だったと思う。 生意気に、大人の女を乱暴して、童貞を捨てたのよ。 一体幾つ年上だと思ってるの。 きっとね、自分の母親よりも上。 ひょっとしたら、自分のおばあちゃんぐらいかもしれないのに…… そんなにしたかったの? そんなにわたしとしたかった? そういえば射精すら出来ない子もいたわね。 でも、セックスは出来るの。 不思議じゃない? オチンチンは硬くするの。 こんなオバちゃん、いいえ、おばあちゃんを相手にしても、勃起するの。 わたしを見て、勃起するのよ。 久しぶりだった。勃起したオチンポ。 十年ぶりのセックス。 ううん、もっとかしら。 お父さんね、もうとっくに立たないの。 あら、ごめんなさい、こんな話聞きたくないわよね。 息子のあなたに何言ってるのかしらね。 でも聞いて、ほんとの話よ。 子供を産んでから、セックスもほとんどなし。 ええ、分かってるわ。 そんな問題じゃない。 お父さんにも、あなた達にも、申し訳ないって思ってる。 本当に、本当にごめんなさい。 でも、でも、仕方なかったの。 ねえ、分かるでしょ? 皮もむけていない、お毛けも生えていない、小っちゃな小っちゃなおチンポくん。 でも、ご立派に勃起してるの。 一生懸命、硬くしているの。 わたしの為によ? わたしを見てよ? 小っちゃくても男らしいわ。 うんと年上の女を抱いて、健気に硬くしてくれて。 硬い、ほんとに硬い。 それがコリコリ当たって、一生懸命こすって。 わたし、イッたの! 初めて、セックスでイッた。 お父さん、ごめんなさい。 お父さんとのセックスで一度もイッたことないわたしが、五歳児にイかされました。 何人も何人も連続でこすられて、みんなの前で何度もイきました。 だって、硬いの。 仕方がないの。 分かって。 それに、お父さん、あなたには一度もしたことがないことも沢山しました。 フェラチオなんて、結婚前の彼氏にして以来よ。 あなたってば、不潔だとか言って、させてくれなかったわよね。 あんなことをするのは変態だ、とまで言ってたわよね。 わたし、してあげたかったのに。 三十年ぶり位にオチンポを口に入れたわ。 お母さんね、フェラチオ上手いんですって。 高校生位の子が、「うちのカノジョより上手い」って、「さすが人妻だ」って。 人妻になってからはしてないのにね、おかしいでしょ? すごく褒めてくれるのよ。 「孫のいるマンコとは思えない」って言ってくれた子もいたわ。 胸だってそう。 お母さん、胸大きいの気にしてるでしょ。 子供の頃から胸ばっかり育っちゃって、いつもイヤらしい目で見られてるの知ってた。 男の人って、おっぱいが好きなのね。 言われたわ、「スケベな体して」って、「スケベな事ばかり考えてるから、こんなデカ乳になったんだろう」って。 恥ずかしかった。 でも、これが男の人の役に立つんだってこと、教えてもらった。 ねえ、“パイズリ”って知ってる? おっぱいとおっぱいの間にオチンポを挟むの。 挟んで、ズリズリしごくの。 すごく喜んでくれるのよ、おっぱいが大きくないと出来ないんですって。 きっと、この為に大きくなったのね。 おっぱいってオチンポ挟む為にあったのね。 わたしにこんな特技があったなんて、目から鱗が落ちるようだった。 「乳マンコ」とも呼ばれたわ。 お乳でオマンコするから“乳マンコ”、お口だったら“口マンコ”、お尻だったら“ケツマンコ” 面白いこと考えるわよね、男の子って。 ああ、おケツ? そうなの、おケツの穴にもおチンポ入れられました。 だってね、おチンポ君は沢山いて、その子達の相手を一人でしなきゃならないのよ。 とても間に合わないじゃない。 子 供達に群がられて、体中におチンポ押し付けられて、みんな勃起してて、したくてしたくてたまらないのよ。 それで、ね? 仕方ないじゃない。 初めてよ、初めて。 お母さん初体験。 アナルの処女奪われました。 誰だったのかしら、あの時の相手。 わたしの処女を奪った相手。 ダメね、考えたって分からないわ。 誰だか分からないけど、とにかくその人に処女を捧げたの。 お父さん、ごめんなさいね。 でも、あなたはお尻の穴にチンポ入れたいと思わないでしょ? わたしね、「汚くない?」って聞いたの。 そしたら、「気持ちいい」って、「オバサンのケツマンコ最高」って、言ってくれた。 ううん、気持ちいいのはこっちの方よ。 おケツとマンコと両方におチンポ挿されると、中でこすれて、びっくりする位気持ちいいのよ。 全然痛くはなかった。 最初の内は訳も分からなかったけど、両方入れられるともうダメね。 わたし、イきました。 ていうか、ずっとイきっぱなし。 こんなの輪姦でしか味わえないわよね。 おしゃぶりしながら、マンコとアナルに一遍におチンポ入れられて。 それどころじゃないのよ。 お口に三本、マンコにもアナルにも三本ずつ入れられたりもしたのよ。 体の中にね、同時に九本もおチンポ入ってたの。 びっくりするわよね。 ちっちゃな子達だから出来たことでしょうね。 それからね、指の間でしょ、右のおっぱい、左のおっぱい、ほっぺた、おでこ、頭、うなじ、背中、脇、太もも、膝、ふくらはぎ、足の裏……もう! もう沢山! ほんと体中でオマンコした。 二十人以上乗られたんじゃないかな。 でもね、生憎その最中の記憶って曖昧なの。 マンコに三本入ってるとことか実際に見たいじゃない? でも、やってる時は意識が飛んでて、訳分からないの。 ただ天国に行ってるような感じ。 気持ちいい! っていうすごい感覚だけ。 はっきり覚えてることはね、そうね……精液の味とか。 精液飲んだの、生まれて初めて。 美味しいのよ、若い男の子の精子。 ドロッドロして、甘くって。 若い子って、キンタマにいっぱい精子詰まってるのね。 何回射精してもトロットロ。 男の子ってね、出す時ブルブルッて震えるのよね。 それがかわいいのよ。 全部飲んであげたくなる。 おチンポをストローみたいにしてね、残ってる分までチューチュー吸い出すの。 キンタマ揉み揉みして、溜まってる分まで全部。 キンタマもかわいいわよね。 キュッキュキュッキュ引き締まったり、ポニョポニョしたりして。 お尻の穴をほじくって、股の間から顔出して、キンタマ丸ごと頬張って、それからね、キンタマとおチンポ、一遍に丸呑みしちゃうのよ。 ちょっと苦しいけど、おチンポとキンタマの欲張りセットで大満足。 キンタマを舌で転がしている間に、顔の上に乗ってたおチンポから射精してもらったりもした。 “顔射”って言うんでしょ? お母さん、もう顔射され放題でね。 なんだか、アダルトビデオでやってることを真似してるらしいわ。 あと、普段偉そうにしてたり、真面目そうに叱ったりしてる顔にザーメンぶっかけるのがいいんですって。 わたし、そんなに普段澄ましてるかしら? でも、もしそうだとしたら申し訳ないから、いっぱいぶっかけてもらった。 顔中ドロドロに精液を塗りたくられて、もう、折角お化粧していたのに台無しよ。 顔で妊娠しちゃいそう。 その顔でまたオチンポこすったりして。 そうそう、お母さんね、顔だけでおチンポイかせられるのよ。 手を使わないでね、ほっぺたや鼻やおでこでこすって、おチンポ射精させるの。 二人一遍でも出来るわよ。 “顔マンコ”っていうの。 “ケツマンコ”や“口マンコ”とおんなじね。 ああ、覚えることが多くて大変だわ。 それとね、“マンコ顔”なんですって、わたし。 マンコ見せながら、外歩いているみたいな。 顔自体が猥 褻物だってこと。 捕まっちゃうわね、そのうち。 だから、みんなこの顔見て勃起するんだって。 それは嬉しいけどさ、スケベがバレちゃうみたいで恥ずかしいわ。 でも、おチンポにお似合いの顔って言われて、やっぱり喜んじゃった。 ベチンベチンっておチンポで顔面叩かれたりもした。 不思議ね、幸せな気持ちになるの。 顔射もそうだけど、おチンポに支配されるのって気持ちいいわ。 ねえ、ザーメンパックのお陰で、お母さん肌きれいになったと思わない? それだけじゃなくてね、その内に、おしっ こしだす子が出てきて。 射精した後にね、お漏らししちゃうのよ。 それがね、一人二人と増えて、今度は“おしっ こぶっかけ”が始まったわ。 顔中おしっ こシャワー。 髪の毛にもかけられた。 精液がシャンプーでおしっ こがシャワーって感じ? 頭からおしっ こいっぱいかぶっちゃった。 そしたら、ある子が笑ってね、「これじゃ、ほんとに便器だよ」って。 その前にね、“精液便所”って呼ばれ出してたの。 わたし、自分がダッチワイフのようとは思っていたけれど、もうそんなレベルじゃないのね。 精子を排泄するだけの、便所だったみたい、わたし。 そういえば、“肉便器”って言葉もあるのよ。 ほんと、男の子って面白いこと思いつくわよね。 それでね、今度はほんとにおしっ こまで出されちゃったから、もうほんとの意味で便器ってわけ。 マンコにもアナルにも、ザーメン中出しされた後、おしっ こ入れられた。 体の中に流れ込んでくる感じってすごいの。 ねえ、お尻とお口って繋がってるでしょ? お口から飲んだおしっ こと、浣腸されたおしっ こって、体の中で出会うのかしら。 とにかくね、若い男の子のおしっ こ、本当に美味しいの。 もうね、大好物。 グラスにおしっ こを注いで、上からザーメンを入れて、黄色いクリームソーダみたいのがあったらすぐに飲み干すわ。 でも、やっぱり直接おチンポから飲む生搾りが一番だけど。 ああ……もう、お母さんね、お母さんもう頭おかしくなってきて。 いい歳をして、ね? ほんと情けないわよね。 朝から晩まで輪姦輪姦。 若い男の子の性欲って、ほんとにすごいのね。 一晩中かかって犯され続けたと思えば、次の日もずっと中出しセックス。 セックス漬け、おチンポ漬け。 麻薬と一緒。 もうオチンポなしじゃ生きていけない。 オチンポ狂いよ。 ねえ、許して。 仕方ないの。 アナルもすっかり拡げられて、おチンポの形にくり貫かれたまま開きっぱなし。 お口だって、ご飯食べてるより、オチンポくわえている方が多いわ。 もうね、輪姦の良さを知ってしまったら、普通じゃ満足できない。 マンコもアナルもお口も同時に塞いでもらって、そこからのスタートじゃないと、輪姦中毒者には無理なの。 もう輪姦専用の体になってしまったのよ。 実は、キャンプから帰ってからもね、毎日肉便器してるの。 近所では“乳マンおばさん”って呼ばれて、すぐヤらせてくれるって有名になっちゃった。 今日もね、これからマワされに行くのよ。 ああ、今日は何人かしら。 しばらく帰らないと思うから、後のこと宜しくね。 スケベなお母さんを許してね。 |
* 「ふう……」 前原は湯船に浸かって溜め息をついた。大浴場が貸切だ。しかしちっとも嬉しくない。 宿に到着した当初、これからどうなるものかと身構えたが、部屋を与えられ、入浴を勧められ、なんだかんだで人並みの扱い。捕虜には礼を以て遇するということだろうか。 荷物は部屋に入れてきた。旅館的でも、ビジネスホテル的でもない、前時代の文化住宅みたいな垢抜けない部屋。とにかく造りが古い。土壁とか柱にはひっかき傷があちこち見られた。それでも鍵が掛かるだけ有り難く――とはいえ、奴らならば簡単に開けられるのだろう、などと考えると不安は尽きないが――今は文句をこらえてやり過ごすことにした。 実際、ここの宿泊料金は格安であり、日頃は学生らの合宿に利用されもする。あるいは温泉マニアがわざわざ探して当てて来るか、安さのみに惹かれて変わり者が来るか、外からの客はそんなもの。大体が期待もしていず、安いので文句も言わない。 「(それにしても――)」 前原は湯をすくって、バシャバシャと顔を洗った。先程嫌と言う程洗ったが、まだにおいが付いているような気がする。 「(あいつら……)」 彼が別行動をしている間も、鬼畜の所業は飽きずに続いているらしい。頭を振って、その事実を遠ざける。忘れてしまおうと思った。もうそれしか出来ることはないと。 だが思考は続く。結局、比嘉という熱血漢も、服部という刑事も、みんなグルだった。 「(そりゃまあ、そうだろうな)」 分かってみれば、なんら驚くに値しない。あるいは、後から仲間になったのかもしれないが、そんなことはどちらでもよかった。この分ではほかの二人、島田や鈴木も同類なのだろう。 「はあ……」 溜め息をついて湯に沈む。監視はされていないようだ。今の内に逃げ出せないか、ふと思った。来る時に車窓を見ていると、随分急な山道を走ってきたようだったが、あの暗い道を走って下り、行ける所まで行くか。それとも、鍵を閉めて部屋にこもり、朝一番で車を呼ぶか。 やがて、いずれかに決心した彼は、すっくと浴槽から立ち上がった。 * 「おお~っ!」 出会い頭に合体して、七里川は卑猥に歓喜した。組み合う相手とは縁もゆかりもない。顔も知らない。なんとなれば、彼女の夫、金光議員のことさえ知らなかった。そんな輩が、今しがた会ったばかりの女と子作りしている。 「初回からアナルとは、こりゃ参ったね」 松倉もその点同様。しかも彼は、肛門性交というイレギュラーなプレイを見ず知らずの人妻といきなり行っていた。二人は、比嘉と服部が折よく終わったのを見て、挨拶もそこそこに早速輪姦に連なったものだ。 「やれやれ……」 新人二人の悦びようを横目で追いながら、島田は呆れ顔を浮かべた。 「それで、首尾は」 向き直って小林に尋ねる。 「ああ、僕もさっきまた一発ヤッてね。なんとアナルですよ。それからまあ、ずうっとあんな風に、三つの穴を塞ぎっぱなしで……」 「いや、そんなことを訊いているんじゃない」 とぼけた答えに焦れる島田。 「分かってますよ」 小林は笑いながら現状を報告した。前原を別室に泊めていること、金光らは大広間に入ったこと、そして袋田と藪塚もそちらへ奉仕に回ったこと。 「それでまあ、こっちはこの通り、みんなで仲良くやってますよ」 それは聞かなくても分かる、と島田は応じ、とりあえず状況を把握して一息ついた。だが、落ち着くには至らない。そして、“こいつらには不安はないのだろうか”と訝しんだ。 その気を知ってか知らずか、慶介が寄ってきて、人懐っこく言う。 「おっちゃんもヤるんでしょ」 いかにも気楽そうな声音である。それを聞いて、彼らには後先の計算も何もない、というのがはっきりした。こんな所まで無理矢理引っ張ってきて、わざわざ延長戦をやろうというのも、結局は目先の欲望に駆られているだけだ。 金光を連れてきたのも場当たり的な対応だった。当初は、運動会の開催中にケリをつけ、旦那が帰宅する前に自宅へ送り届ける手はずだったのが、打ち上げに乗じて延長、挙句場所を移してまた延長。その上、金光までがこの同じ屋根の下に。 「(確かに、あいつがここにいる限り、妻の所在が問題になることはなかろうが、しかし――)」 ワイワイ騒ぐ一同を見回しては眉をひそめる。 「あんまり大きな声出すと、聞こえちゃうよ」 鈴木が大広間を意識してたしなめると、服部も、 「そうだそうだ」 と同調し、唇の前に人差し指を立てた。 七里川はわざとらしく照れを作りながら肩をすくめる。しかし、行為は止めず、むしろ激しさを増して、濡れそぼった勃起を肉穴でこすりまくった。尻の松倉、口の矢板も各々の悦楽壺を離そうとはしない。その奥に溜まった蜜を余さずこそげ取るようなつもりで、肉棒をねちっこく操った。 「ンア……カ、ハ……ッ!」 トロンとした目で明後日の方を見ている有紀。彼女の魂はここに無いようだ。首も座らず、一人ではもう用足しも出来ない状態。この部屋に来てからでも、小林、服部、浩樹、袋田、比嘉、藪塚、矢板と、常に三人同時の連続で凌辱され、またぞろ自然な流れで松倉、七里川を受け入れた。それが今朝から数えてちょうど三十本目のペニスだったことを彼女は自覚していない。 「いいペースだ」 鎌先は満足そうに言った。自分が開発した第三の穴によって、一度に参加出来るプレイヤーが増えたことを誇っているのである。曰く、“輪姦は回転率だ”とのこと。 もはや子 供をつくるというセックス本来の意義は無視され、さりとてなんの為かと再定義されもしない。どれだけ複数のオスと交わったところで、孕めるのは一人の種だけ。それなのに一日で三十人と交尾するなんて、交配としてなんの意味もなかった。そのなんの意味もない行為をしつこくやっているのが有紀という女である。 「ふうむ……」 どことなく以前と違う感想を抱いて、島田は腕を組んだ。今の有紀はいつもの毒々しい虚飾とは似ても似つかない、まるで憑き物が落ちたような、ある種の清々しささえ感じる風貌である。にっくき隣人、金光の妻であったのは本当に彼女だろうか。どことなくしおらくもあり、悩ましそうでもあり…… そんなことを考えていると、それを別な懸念のせいと捉え違えた慶介が、また明るく声を掛けてきた。 「大丈夫っすよ、こっちには警察も付いてるし。向こうより人数も多いし。いざとなったらなんとかなりますって」 あくまでも楽観論の彼である。 するとその時、その楽観路線をさらに助長しうる人物が入り口に現れた。 「よお、ヤッてるヤッてる、ハハ」 高橋である。既に帰宅したはずの彼が、なぜかそこに居た。高橋は、その疑問をぶつけられる前に自ら説明した。すなわち、鈴木から状況は聞かされており、居ても立っても居られなくなって、家族には飲みに行くと偽り出てきたとのことである。彼の後ろには鈴木が居た。いつの間に中座していたものか、玄関まで迎えに出ていたらしい。 「うわあ、しかし、狭い所にまあ大勢お揃いで」 高橋はニヤニヤしながら部屋の中央まで進んだ。大広間を金光用に確保した関係上、次に広い部屋が今の場所しかなかったのだが、それでも人数に比すると確かに圧迫感は否めなかった。 かつての仲間達が集まってきて旧交を温める。ちょうど矢板も終わって合流した。彼の跡は浪岡が継ぐ。 「チンポまみれで嬉しそうだな、この淫乱女」 大きく笑っている内に、高橋の股間は隆起しだしていた。次に空きが出れば、間違いなく入るだろう。 “また厄介な奴が戻ってきたな”という目で島田が見ていると、高橋がふいに振り向いて訊いた。 「あいつ、居るんでしょ?」 途中離れていた為もあってか、彼の怨恨はいまだ衰えていないらしい。それが今再び発露しようとしていた。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼中広間 有紀、佳彦、慶介、浩樹、竜二、小林、比嘉、祥吾、雅也、服部、矢板、鎌先、羽根沢、森岳、沼尻、島田、鈴木、浪岡、松倉、七里川、高橋 ▼大浴場 前原 ▼大広間 金光、花村、猪瀬、舛添、村本、袋田、藪塚 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:30本 射精回数:86発 (膣52・口15・尻11・乳5・顔1・髪1・外1) |
彼をこれまで躊躇わせていた存在、それはまだそこに居る。何も語らない瞳で、しかし大いに熱気を迸らせて、じっとりとしつこい目線をこちらに送ってくる存在。佳彦だ。 バスからこの部屋まで、一団の最後尾に付いてきて、そのまま今も入り口付近に座っている。どうして佳彦が居残るのか、比嘉にはいまださっぱり分からない。狂気の沙汰だと思った、そう仕向けた人間も、素直に従っている彼自身も。 「ワッ、フゥ……」 有紀が軽い呻きを発して前に倒れる。服部が気を利かせて仰向けになってくれたのだ。おかげで比嘉は挿入しやすい位置に女体の背を眺め降ろすことが出来た。合体中の服部に覆いかぶさって、有紀の臀部から背中にかけての曲線が鮮烈に艶めかしく映える。もう辛抱堪らんと、比嘉はその尻に手を掛けた。 いつだったか、学校の階段で、彼女の尻を下から眺める機会があった。バレてはまずい、そうは知りながらも、彼は盗み見ないわけにいかなかった。網タイツの奥、ショッキングピンクに黒いラインの入ったテカテカした下着。そしてその脇からあり余る脂肪の丸み。鮮明に記憶している。これで彼の中のオカズは、さらにリアリティを増したのだ。 「ンウヴンンフ……ッ!」 排泄器官にまた硬いものが逆流してきて、有紀は口の中に居る同種のものをモゴモゴしながら呻った。 三つの内二つまで埋まっていたから、比嘉が選べるプレイスポットは一穴しかなかった。もっとも、彼にとっては端から望むところである。アナルファック、初めての体験。 熱い熱い圧迫が握り締めてくる。進ませると、思いのほかスムーズに入った。むしろ、あれよあれよと言う間に引き込まれていく感じ。気がついたら、根元までいっていた。モジャモジャした陰毛で、桜色に縁取られたおちょぼ口がすっかり隠れてしまう。今、彼の全部が彼女の中に居た。 「ああ……」 声が出ていた。廊下で幾度となく見送った、プリプリ揺れるあの尻。ハイヒールの靴音高く、その度左右に触れていたあの尻を、妄想ではなく現実に征服したのだ。 それは、これまでの躊躇が嘘みたいに小さく感じられる程の感動だった。息子の眼前で犯す禁忌の所業、いや、彼だけでなく、それ以外の生 徒だって居る前で、しかし踏み出したこの一歩は大きかった。きっと、何か大事なものを失っただろう。教師として、人間として。いずれ後悔する日が来るかもしれない。だが今は悩まない。素直にクズだと認めよう。性欲に支配された、ただの獣でいいじゃないか。 「ああ……くっ……」 されている方以上に気分を出して、比嘉は肛虐を愉しんだ。教え子らの前で、保護者を犯すことを。否、決して背徳が彼の心を昂らせているのではない。もっと純粋に、快楽への探求心が勝ったのだ。立場も理性も吹っ飛んだ。 「ンボヘ……エ……ッ!」 人並み以上にサイズの大きい剛直で、しかも遠慮なしに激しく摩擦を繰り返され、有紀は背筋をピーンと硬直させて震えた。ブベッ、ブボッ、と肛口の縁から粘り気を伴った空気が漏れる。 この激しさは、下で頑張っていた服部にも影響した。壁越しに伝わる振動と熱、さらには自分が使っている穴自身の悦び方にも圧倒されて、射精してしまったのだ。 「おほぉ……気持ちよかった……」 しばらく待って、全部出しきった後、服部は女肉の下から這い出た。 彼に代わってその場所を受け持つのは藪塚である。比嘉は服部がしてくれたように、今度は自分が仰向けに体勢を変えて、藪塚が入れやすいようにしてやった。 「ンンミイィー……ッ!」 前倒し状態から一気に反り返させられる有紀。この頭の遠心移動は地味に体力を消耗する。加えて、移動後にすぐ口を塞がれるのもこたえた。どんな体位になろうと、袋田はすぐ付いてきて口腔に収まるのだ。 「ンブッ、ンゴッ、ブヒッ、ウヒッ……!」 前よりもっと高い位置へ快感の水位が上がったのではないかと思われる程、有紀は意識を高みへ飛ばした。キーンと耳鳴りするような緊張感か、逆に一切の力みを失った弛緩か、まるで自覚出来ない体調。だがもやは混乱もしない。ただされるがまま。 「フン、フン、フン……ッ!」 上の藪塚は相手のふくらはぎを高々と肩に乗せて、一気呵成にリビドーをぶつける。下の比嘉といい、どうもこの二人は速くて大きなグラインドに方向を見出しているようだ。おまけに両者とも体格が良く、そうして剛直も並より太く長い。 「グフィイィー……ッ!」 有紀はすっかり正体を失って、宇宙を彷徨うかのよう。その下半身にて、発火しそうなまでにドスドスと叩き込まれる二本の肉棒。これらが発動機となって、彼女を果てまでぶち上げる。 彼らが剛だとすると、こちらは柔とも言うべき袋田、強い振動を受けながらも静かに我が事を終えた。 「可愛いもんだ」 頬に張り付いたほつれ毛を直してやりながら、自分の汁を飲む女を撫でてやる。ただその顔を見た何人の人が、彼同様に“可愛い”と讃えるかどうか。かつて傍若無人に取り澄ましていた彼女も今は昔、現在はあの世へ逝ったかのような目つきである。 袋田はすぐさま矢板にバトンタッチ。矢板は笑顔で友人の排泄し終えた口に性具を挿し入れた。まるで小便器の順番待ちをしていたかのようだった。有紀は呆けた口を開いたまま、勝手に男根を頬張らされる。外からは、くわえる相手の変わったことに気付いていないようにも見えた。 比嘉は下から乳房を鷲掴みにして揉み回した。ちょうど雅也がそこで淫ら遊びを終えた直後である。だから、乳房を握る手にも、青くさい吐き終わりが付着した。だがそれでも構うことはない。教え子の精液に触れようと、彼の目に己の痴態を焼き付けようと、もうどうでもよかった。それ程までに、良かった。 過去に“無能”とまで罵られた憎むべき敵。比嘉の歪んだ欲望は、彼女を否定しながらも妄想で凌辱することで調和を図ってきた。だが今はどうだろう。不思議と憎しみはなかった。逆に憐みもない。袋田ではないが、愛おしさのようなものだけが湧いてくる。 彼女のみならず、男達の方でも心境に些か変化が見られだしていた。一つには長丁場のせいであり、また一つには一体感のせいであり。情とは千変万化、流転し続けるものらしい。 ここに一人、新たな具体的行動に出る者も居た。すると、目ざとくそれに気づいた者達が傍へ寄ってくる。 「何してんの、金光君?」 佳彦はビクッと肩をこわばらせて、手の動きを止める。その手は股間の上にあった。被服越しではあるが、彼は初めての自慰を試みていたのである。誰に教えられたわけでもなく、本能的に、興奮を鎮めようと。 「オナニー、してたの?」 祥吾が言った。 「お母さん見ながら?」 雅也も言った。二人は立ったまま、床に座り込んでいた佳彦を見下ろしている。その表情に感情の起伏は見えなかった。 佳彦は答えない。ビクビクしながら尋問に耐えている。彼は初めての自慰を同級生に見つかったのだ。 「おばさん、レ イプされてるんだよ。いいの?」 「自分のママがセックスしてるの見て、興奮出来るんだ?」 同級生達は口々に言った。責めているようでもあり、尋ねているだけのようでもあった。またその顔は、笑っているようでもあり、軽蔑しているようでもあった。 わずか数分前にも、子種汁を女に発射した二人。雅也は乳に、祥吾は頭髪にそれぞれ擦り付けて発散した。そしてその足で、女の息子のもとへ来た。 佳彦は沈黙を守っている。 「変態だね、君」 「マザコンってさ、ほんとに母親とセックスしたいんだ」 普段と力関係が逆転した。顎で使ってきた二人に、何も言い返せない。虎であったはずの母から、もう借りられる威は無い。 祥吾と雅也は、佳彦を挟んで座った。 「金光君のおばさんさ、すっげえ気持ちよかったよ」 実のところ、二人にはまだ戸惑いがあった。急に力を得てしまって、まだ使いこなせている気がしないのだ。ただ彼らを支えていたのは、相手との圧倒的な経験の差、そしてそこから来る自信である。男と少年の違いだった。 彼らは自分達の実力を、一つ一つ確信していけるように、とつとつと言葉を紡ぎだす。 「金光君もさ、おばさんとヤりたい? ヤッてみたら?」 この時、もしこのまま何事もなければ、この審問会に何らかの結論が出たかもしれない。しかし実際には、最後の発言と、それを聞いて佳彦が顔を上げたのと、慶介が注進を告げたのとはほぼ同時であり、会話は中断されることになった。 「旦那さん来たよ」 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼中広間 有紀、佳彦、慶介、浩樹、竜二、小林、比嘉、祥吾、雅也、服部、藪塚、矢板、鎌先、羽根沢、森岳、沼尻 ▼大浴場 前原 ▼廊下 金光、花村、猪瀬、舛添、村本、袋田 ▼玄関前 松倉、七里川 ▼移動中 島田、鈴木、浪岡 ▼帰宅 高橋、俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:28本 射精回数:83発 (膣51・口14・尻10・乳5・顔1・髪1・外1) |
「着いたぞ」 小林が言った。すぐ後から来ていたバスも停まり、その中からわらわらと乗客が降りてくる、皆々待ち切れぬといった風情。強奪者達はまだまだ果実の芯までもむしゃぶりつくすつもりだ。 「ほら奥さん、着いたよ。運んであげよう」 車を降りるなり、小林は飛び掛からんばかりに後部座席のドアを開けた。 「フェ……」 よだれと精液を垂らした有紀が引っ張り出される。まだ呆けたままだ。 小林が彼女を抱き上げようとした時、慌てて服部が駆け寄ってきた。 「ひとりじゃ危ないですよ。一緒に運びましょう」 「ああ、では、わたしは後ろを」 「わたしは前を」 二人は有紀の腿を開いて抱え上げ、小林はアナルに、服部はヴァギナに当たり前のようにスッと串刺しし、二人して女体の運搬を開始した。 「あっ、ズルい。もうヤッてんすか」 走ってきた竜二が妬むと、服部が、 「うるせえ、オレはまだ一発しかヤッてねえんだ。お前散々ヤッたんだろ」 と一喝。強引にこれを退けた。 「悪いね、おじさん達にも花持たせてよ。すぐ順番回ってくるからさ」 小林も同じく譲らず、二人とその荷物は後から追いついてきた男共に囲まれて玄関へ進む。急いで先回りした袋田が、鍵を開け屋内の照明を点けた。 「おっさんら、体力もつの?」 慶介が憎まれ口を叩く。 「うるせえ」 服部がやり返す。 「そのプレイ、今までやったことあんの?」 「初めてだよ!」 一行は談笑しながら輪姦移動していった。小林と服部は横歩きして有紀を運ぶ。率直な所、前進しながら腰を振るのには無理があった。一人ならまだしも二人挟み撃ちである。だから、結局彼らが本腰を入れたのは目的の部屋に着いてからであった。そして、その時には浩樹が素早くもう一つの穴、すなわち口腔へ挿入していた。 もはや有紀の定位置となった三穴挿入体位。輪姦経験者でも、誰もがこれ程迅速にこの体勢となれるものではないだろう。これもシェイプアップの賜物か。いずれにせよ、並み居る男根達を全て愉しませなければならない役回りから、精液便所らしく使える穴は常に開放しなければならないのだ。 「オッ、ゴッ、グゥ~……ッ」 有紀はキョロキョロジタバタしだした。不思議なもので、三穴挿入という過激な合体にも関わらず、快感度合の波は高いから低いに移ろう場合がある。要するに、波は波であって、一定高止まりすることはないのだ。水位そのものは高い所にあり続けるとしてもだ。そうして、波の落ちていく時にまた意識が戻ってくる。その時彼女は狼狽える。 欲しい欲しい、と彼女の肉を求める怨嗟の声。その心はある種純粋、すなわち劣情一辺倒だ。すると、その欲しがられていることが、“必要だ、必要だ”に変換されてくる。どこへ行ってもしっくりこなかった自分が必要とされていると錯覚しだす。 「アァ……」 目の周りにほんのりと赤みが差す。 「おぉ、おばさん、積極的じゃん」 今までになく吸引されているのを感じて、浩樹が誰に言うともなしにぼそりと呟いた。その思いがけぬ口撃に隙を突かれ、彼は我がペースを取り戻そうと腰を振る。されているのではない、しているのだと、女の口にペニスを出し入れする。その陰嚢が、彼女の顎で押されてムニャリと形を歪めた。 彼が頭を掴む逆側で、別の者が股間を彼女の後頭部にこすり付けだす。髪の毛にまみれた勃起から我慢汁が出て、地肌に染み通っては塗りつけられていく。 「ああ、気持ちいい……」 恍惚とする少年は祥吾だった。このまま射精しそうな勢いである。待ち切れなくて、女体を感じていたくて寄って来たものだ。 見渡せば所狭しと男が群がり寄っていた。ある者は亀頭で乳頭をめり込ませ、またある者は脇の下に挟み、背中、腿、ふくらはぎ、二の腕、手、いずれにも肉棒がこすりつけられていた。まさに全身性交の観。 気が付くと、有紀は一か所も地面に接着していなかった。完全に他人に支えられている状態。いわば、擬似的に宙に浮いている格好だ。その不安定かつ他者に依存しなければいられない境遇と、覚醒しきらない意識が、激しく迷妄を助長していく。日頃の彼女なら一笑のもとに否定する愚行。すなわち、男への奉仕に自己の価値を見出すということ。 もっとも、それの延長は幸か不幸かまた断絶させられることとなった。 「ンブホァッ!」 亀頭の隙間から悶絶する。一見むせたようであるが、その実アクメだ。それも複数同時姦にならではの、強烈なやつがバシンと叩き付けてくる感じの。 「(あが……また……またぁ!)」 揺り戻しの波に押し切られ、スーッとこだわりが抜けていく。洗い流されて、矮小な己という檻が去っていく。 「いい顔になったもんだ」 さも満足そうに鎌先がそれを見下ろして言った。 「悔しそうな顔も悪くなかったが、ようやく自分の立場を受け入れたね。ここまできたら折角なんだし、やっぱり輪姦の愉しさを満喫してもらわないと」 「チンポのハーレムだからね」 矢板が同調して続く。 「今この人が世界で一番気持ちいいんじゃない」 「ハハハ、いや全く。こういう輪姦体質の人は幸せだね」 「ちょ、“輪姦体質”ってなんすか」 と、ここで思わず疑問をぶつけてきたのが慶介だ。中々順番が回ってきそうにないからと、こちらの輪に入ってきた。 「ああ、それは――」 好奇心旺盛な生 徒を得て、鎌先は得意げに語り出す。 「向き不向きかな。あんだけ連チャンでパコパコやられりゃ、とうに体が参っちゃってもおかしくないだろ? 怪我したりとかさ。集団レイ プなんて、悲惨な結末がほとんどじゃん」 「でも、それがイイってヤツもいる」 「もちろんもちろん。ただ、それは男側の趣味の話でね。今問題にしてるのは女の方の資質のこと。輪姦を受けるに相応しいマンコ、輪姦受けが上手なね。あるいは、そこに悦びを感じられる体質ってこと」 「う~ん、能力者、みたいな話?」 慶介は振り返って、竜二と笑い合った。依然彼らの性欲は絶倫なるも、段々とその昂りは和やかになっていた。確実に性処理出来る安心から、焦りがいつしか失せている。 そこへ、もう一人の仲間、浩樹が合流した。アクメ息を吐く有紀の口へ、結局彼も早々に果てたものだ。 すると彼と入れ替わりで要領よくその後釜に座った者がいる。いつの間にか会話の輪をすり抜けて行った矢板である。彼はまず分身を有紀の口に収めてから、懇意の袋田を手招いた。次に空くいずれかの穴の跡を継げという意図である。 袋田は些か控えめな性分で、つい人に先を譲ってしまうことが多い。まして、己の職場であるここに来た場合なおさらで、奉仕精神が自然と出てしまうのだ。とはいえ、いずれ何かと用事に立ってもらうことも必然で、その辺の配慮から矢板は彼を気にしたものである。 一方、そんな気遣い無用なのが藪塚だ。袋田と同じ立場ながら、彼は厚かましさを隠そうともしない。 「早く代わってくれよぉ」 やる気満々で、服部にプレッシャーを掛けている。但し、掛けられている方は素知らぬ体で、己の快楽追求に没頭しているが。 矢板は横目でそういったやり取りを追いながら、他の二穴が空かないことに焦れだした。それで、とうとう袋田に言った。 「ここ、先に使っちゃってよ」 そうして、腰を引く。唇から糸を引いて、勃起が外気に触れた。 「いやいや、いいよいいよ」 慎み深く固辞する袋田。だが矢板も引かない。 「どうせさ、旦那達が来たらまた色々動いてもらわないといけないんだから。ね、それまでに。ほら、時間無いから先に」 また、こうも付け足した。 「なんかね、いい具合にこなれてきてるよ。おしゃぶりのコツをつかんできたみたい」 こうして肩を押さんばかりに勧められ、袋田も遂に折れた。無論、元来好き者ではある。いそいそと股間を露出して、肉茎を彼女の口元へ持っていった。 「お、おお、おお!」 途端に矢板を振り向き、納得した様子で肯いて見せる。蕩けた唇からのどの始まりまで、柔らかな温もりがトロトロと肉棒を包み込む、それも微かな蠢動を伴って。なるほど、これは美味だと、彼は得心した。そして、これなら果てるまでここで愉しめそうだとも。 「――運もあるけどなあ」 一方こちらでは鎌先の講義がまだ続いていた。不良少年らも面白そうに聞いている。猥談は世代間の溝を埋めるらしい。 「段々とアイドリングしていく、段階を踏んで育てていくっていうのが女体で、それもちょうどいい加減で出来上ったんじゃない、彼女の場合。それはまあ、運だよね」 「アナル作ってたもんね、おっちゃん」 「そうそう、あれもちょうどいい時だった」 竜二の言葉に目を細める鎌先。 「マジ気持ちいいよなアレ。オレ今まで全然興味なかったけど」 そう慶介も続けると、鎌先は益々気を良くした。 「ありゃ傑作の輪姦マンコだから、それに、まだまだ若いチンポも沢山あることだし、バンバンマワして愉しんであげようじゃない」 そうやって話している時、ちょうど小林が退いて、すぐさま別の者が取って代わった。それは、藪塚でも矢板でもなく、ここへきて初めて積極的に立候補して出た比嘉だった。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼中広間 有紀、佳彦、慶介、浩樹、竜二、小林、比嘉、祥吾、雅也、服部、藪塚、袋田、矢板、鎌先、羽根沢、森岳、沼尻 ▼別室 前原 ▼移動中 金光、花村、猪瀬、舛添、村本、島田、鈴木、浪岡、松倉、七里川 ▼帰宅 高橋、俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:28本 射精回数:79発 (膣50・口13・尻10・乳4・顔1・外1) |