おことわり
R18
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

育てる夫(10)おばさん女房


十八歳



 理生が高校に上がった頃、彼の両親は離婚した。こうした時、いつも割を食うのは子供である。そして、今回の場合、ひとみも不利益を被った。

 母に親権を預けられた彼は、家を出なくてはならなくなった。幸い学校は変わらないし、また母の仕事の都合から遠方への引っ越しではない。しかし、ひとみとはこれまでのように気軽に会うことが難しくなった。

 それでも彼は募る思いを抱いて、精勤にわざわざ家まで訪ねてきた。だが、既に成人然とした男性をしばしば招き入れるのは人目に立つ。仕方なしに、逢瀬はホテルで行うことになった。すっかり背の伸びた彼とは並んで歩いても見劣りしない。ひとみは、若いカレシに誇らしさを感じつつ、デートを楽しんだ。

 もっとも、こと性欲に関しては両者とも不満が残った。あれだけしつこく体を求め合ってきた者達が、限られた時間内で満足出来るわけもない。

 思い切って、ひとみは別にマンションを借りた。仕事部屋の名目である。

「へえ、そうなんだ……ンン……ッ!」

今日もその部屋で電話を受けている。相手は海外にいる娘だ。

「……ねえ、ママ、ひょっとして風邪引いてる? なんかさっきから声変だよ」

「そっ、ォオ、そうかしらぁ? ン……ちょっと風邪気味かもぉ……」

彼女は後ろ手に男の腕をはたく。相手はめげることなく、それを乳房へ伸ばした。ここ数年でまた実り、今ではFカップにまでなっている。成長期でもないのにふしだらに育ったものだ。今しもそれを持ち上げられながら、彼女は全裸で娘と会話していた。

「エー、気を付けてよ。もう若くないんだから」

「バカねぇ、ン、まだまだぁ、ア、若いわよぉ、オオォ……」

ひとみは時折口元を押さえながら、辛うじて意識を保っていた。気を抜くとアクメの波に飲み込まれてしまう。盛りのついた肉体は、とっくに雌と化して男根を食いしばっている。

「あ、真来た。真! グランマだよ」

電話の向こうで、娘が息子を呼び寄せるのが聞こえる。その瞬間にひとみは受話器を押さえ、眉根を寄せた顔で振り返って首を振った。無茶をしないで、という合図である。

 孫である真は現在大学生で、今は休暇の為に実家へ帰省していた。日本に住んだことはないが母親の影響はもちろんのこと、親日家の父の教えもあって、漢字の名前を持つと同時に、日本語もそれなりに流暢に使えた。

「ハイ、グランマ。元気ですか?」

「うん、ン……ッ、元気ぃ! 久しぶりねえぇ……アハァッ……ン……ハハ……」

喘ぎそうになるのを、必死で笑っているようにして誤魔化す。それがとりあえず上手くいって、真は祖母へ親し気に話しかけた。もっとも、彼とて想像だにしないだろう、孫の自分と電話で話しながら、自分より年下の男にペニスを刺されて、今まさにセックスしている最中だなんて。

 理生はこのマンションへ、ほとんど半同棲のような形で頻繁に訪れていた。来れば決まって愛欲の時間となる。今日も今日とて愉しんでいたところ、電話が掛かってきたわけだ。出ない選択もあった、性交をしない選択もあった。しかし、二人が選んだのは最悪手であった。

 彼は電話中のひとみを後背位から貫いたものだ。

「学校はぁ、ア、ァ、楽しいぃ、イ、ヒ……?」

踏ん張って頭を回転させ、会話の接ぎ穂を探す。後ろからは休む暇なく責め立てられ、家族で居たい頭と、雌に堕ちたい体がちぎれ飛びそうだ。

「ガ、ガールフレンドはぁ、いるのぉ、ォ、オ、オオー……?」

真は、仲良くやっているよ、などと答え、照れ笑いを浮かべた。彼が付き合っているのは同じ学校の同級生である。親より一回りの女性が性の対象になるなんて、思いつきもしない彼である。

 その意味では、理生はやはり特殊であったろう。それ以上に、ひとみは異常だ。己の孫より一つ年下の少年を男と定め、劣情を催すというのだから。

 パンパンという、肌と肌のぶつけ合う音が部屋に響き渡る。ぬめりを帯びた剛直はテラテラと光って、淫肉の発情を語るよりも明らかに示していた。

「日本にもまた行きたいよ」

真は人懐こく話し、祖母に会いたいと言ってくれたが、この時ひとみはもう、家族のことなんてどうでもよくなっていた。今体内にある男根が全てである。

「ウン……イくぅ……!」

「あ、グランマが来てくれるの?」

噛み合わない会話も当然だ。それは再び電話口に現れた娘にも同様だった。

「ねえ、ホントに大丈夫? 真も何だか変だったって。お医者さんに行った方がいいんじゃない?」

「イ、    イッてるぅ!」

「ああ、行ってんのね。それじゃ、いいけど」

その間も理生は益々腰を打ち付けて、このどうしようもない淫乱母の痴女穴を苛めぬいている。母はもう母ではなく一匹の淫獣と化して、呆けた顔に涙とよだれを垂れ流し、結合部からは小便まで漏らしていた。

「今度の休みには、またみんなで帰るからね」

電話が切れた途端、ひとみは気を失ってその場に崩れ落ちた。もうあと一秒遅かったら、狂い死にの断末魔を海外に届けていただろう。

「頑張ったね」

理生は彼女の髪を撫でながら、その口へ剛直を押し込んだ。すると、すぐに覚醒したひとみが、それを反射的にしゃぶり出す。

「ひどいわぁ」

「ごめんね。でも、興奮しちゃった」

「バカァ……」

理生は彼女の肉穴が、心なしかいつもよりキュッと収縮していたように感じられ、肉体的にも実際気持ち良かったのだ。

 彼の愛欲には、このところいよいよ拍車がかかっていた。会えない時間が増えてから、彼の中で一層ひとみの存在は大きくなっていった。中学以降、友達は全然いない、同世代のほかの女の子にも興味はない。そんな彼にとって、もはや彼女こそ生きることの全てであった。

 体で繋がった関係だから、セックスを抜きにして語れはしない。しかし、セックスとは関係性の極致ではないのか。互いの全てをさらけ出して向き合うからこそ、内なる愛がダイレクトに、それはもう心から信じられる。二人はこの点、一心同体の境地だった。

 彼の求めに従って、ひとみはかつての夫にさえ開かなかった扉を解放した。

 性交中に、理生がアナルに興味を示していたことは知っていた。そこを何度も愛撫された。彼女は戯れの一部と受け取っていたが、果たしてそうではない。彼はある時から真剣にそこを欲しがった。

 ひとみは戸惑った。アブノーマルが過ぎると思った。だが、彼が単に好奇心のみから所望するのでないことも知らされた。理生は、ひとみの初めてが欲しかったのである。ここまで愛し合う仲となった以上、それに応えるのが正道だと思われた。

 彼女は受け入れた。怖さはあったが、彼との初めてにときめきもした。ローションを加えて、丹念にゆっくりとほぐされていく。事前に念を入れて洗浄したつもりでも、火の出るように恥ずかしかった。尻を突き出し、座薬を入れられるような感覚で、まずは指を挿入される。

「ウッ!」

「痛かった?」

「ううん、大丈夫……」

つい笑顔も固くなった。処女を奪われた時も、こんなに緊張しただろうか。ふと遠い昔に思いを馳せたが、若さ故の勢いで当時は軽くかわしたような気がする。年齢を重ね、常識を積み重ねた今だからこそ、余計に怖いのかもしれない。

 やがて、亀頭が菊門に押し当てられた。ローションの所為で冷たく感じられる。ひとみは中空を睨みながら、それの埋まっていくのに耐えた。

「もう少し、力を抜いて」

そんな指示をされたが、これが難しい。理生は尻を優しく撫で回して出来るだけリラックスさせるように努めながら、最後は思い切って、剛直を突き刺していった。ミシミシと音が鳴りそうな窮屈さがあって、竿が隠れていく。最初の出っ張りが入ると、後は意外にすんなりと通っていった。

「ハッ!」

大きく息を吸い込むひとみ。膣とは全然違う苦しさがある。というより、苦しさしかなかった。

「どう? 気持ちいい?」

逸る気持ちを抑えきれずに理生は問うたが、これに、

「ん……分かんない……」

と答えたのは、彼女の率直な気持ちである。

「全部入ったよ」

肛門の皺に、理生の陰毛が絡まっている。根元まで入った証拠だ。

その報告を受けると、ひとみの脳裏に、あの見慣れた男根の絵が浮かんだ。もはや一流の太さと長さを兼ね備えた、見るからに雄々しい立派な男性器である。比べて申し訳ないと思うが、かつての夫より既にサイズは上だと思われた。

 あれが全部入ったのだという。彼女は信じられない気持ちであった。今はただ、割り箸を刺された飴細工のように、一ミリも動ける自信が無い。

「理生君は、どうなの? 気持ちいい?」

やっとの思いで訊いた。一番の関心事だ。

「うん……気持ちいいよ」

彼は感極まった調子で答えた。そして、こうも言った。

「これで、ひとみさんの処女を、ぼくがもらったんだね」

「ええ……」

それを聞くと、ひとみは全て報われた気分だった。そして、初めてのこの共同作業がどんなに困難でも、二人なら乗り越えられると確信した。

「動くね」

理生は告げると、ゆっくりと肉棒を引きずり出していく。途端に、ひとみの確信が不安定になり出す。

「オ、オオオ……待ってぇ……」

内臓ごと引っこ抜かれるようだ。

「痛い?」

「ううん、そうじゃないけど……」

今度は押し込まれると、また息が出来なくなる。これの何が良いというのか。もしも愛する理生が相手でなかったら、とっくに諦めていただろう。

「ひとみさんのお尻の穴、気持ちいいよ。オマンコとは全然違う気持ち良さで。ひとみさんのアナル、素敵だよ」

彼は興奮して盛んに褒めそやしながら、次第に出し入れを速めていく。ひとみは彼からの称賛を糧に、四つん這いになった肘をグッと張ったまま、彼の満足するまで耐え忍ぶのであった。

 ようやく解放されて、ローションの所為でブブッと放屁のような音が鳴った時は、普段ならもっと赤面したはずだが、苦しさが終わった安堵の方が大きくて、彼女はボーっとしたままだった。

 さて、一旦それが性器に変貌すると、当然それからも役割を与えられていく。理生は以降もそのメンテナンスに余念がなく、ひとみのアナルはどんどん開発されていった。特に生理中や危険日などは、これまで口や胸でもてなしてきたのが、そこに肛門性交もラインナップされることになった。

「ひとみさんのケツマンコ、もうすっかりオマンコと一緒だね」

などと、わざと下品な言い回しで理生が揶揄すれば、

「ヤダァ、理生君の所為で、また広がっちゃうぅ」

と、ひとみも甘えた声で応じる。今ではアナルファックがすっかり日常に溶け込んでいた。その効能で、彼女はお通じもよくなり、益々健康になっていった。

 それだものだから、セックスもどんどん活発になる。互いに準備したコンドームも、一晩で一箱の内に残る枚数が減っていき、果ては二箱目を開けるのも普通になった。

 理生は泊まっていくことも多い。彼の母親は、息子に女が出来たらしいことを薄々察していたが、あえて干渉はしなかった。望みの学校にも通わせられたし、そちらで問題を起こす様子もないし、順風満帆な学生生活を送っているものと高をくくっていた。相手の女がかつての隣人であり、自分より一回りも年上だと知ったら、さすがにひっくり返って驚いただろうが。

 しかし、理生は、実際にはそんなでもないような気がしている。形式的に反対はしてみせるだろうが、あくまで世間体を考えたパフォーマンスに過ぎず、結局は現状を追認するだろう。よしんば認められなくても、たとえ縁を切られても構わないと、彼は考えている。彼は、ひとみと終生を共にする覚悟だ。

「オ、オオ、オオォウゥ……ッ!」

幸せに失神と覚醒を繰り返しながら、ひとみは一晩中イき続けた。

男性が射精と同時にエクスタシーに達して後も、女性はにわかには体が冷めず、この齟齬がすれ違いを生んでいく。だから心ある男性は、自分の射精後も後戯をして、女性を満足させてやるのだが、理生のような絶倫が相手だと、わざわざそんな気遣いは要らない。火照った体は冷めることなく、何となれば新たに火を点けて、長い長いオーガズムが愉しめるのだ。

 ひとみが目覚めると、ずっと居座っていた肉茎は、その胎内で朝立ちし始めた。彼とてさすがに萎れる時もあるが、その間も挿入しっぱなしにしていたのである。

「ウフフ」

体の中でムクムクと男性が育っていくのは嬉しい。彼らは朝立ちを利用し、早速寝覚めの一発を決めるのであった。

 射精が終わると、いそいそと仕事終わりの男を口で慰める。ひとみにとって、朝一番に口にするものはペニスであった。

 理生は、こちらに向いている彼女の股へ目を向けた。アナルもヴァギナもパックリとくり抜かれたまま穴を広げっぱなしになっている。もう閉じている暇もない。理生は、この次はどちらで愉しもうか、と思案していたが、しかし当座は別のものを催してきた。

 ひとみを見ると、向こうも目配せしている。

「ちょうだい」

理生の下半身から一気に力が抜けていった。それと同時に、ひとみの口の中へ温かい水が流れ込んでくる。すぐに満水になりそうなのを、必死で喉へ送り込む。ひとみは朝起きるとまずペニスを食べ、そのあと小便を飲む。そうやって腹を満たすのだ。これも健康の秘訣である。

 今では日常となったこの行為だが、決して理生が強制したのではない。ひとみの方から望んで飲ませてもらっているのだ。理生だって、交尾使用後の膣からお漏らしを飲んでいる。ギブ・アンド・テイクである。

 それが終わると、二人して浴室へ移動する。といっても、ひとみは腰が抜けて立てないから、理生に運んでもらうことになる。当然のように結合してだ。

「オマンコとケツマンコ、どっちがいい?」

「スケベ。知らない」

プイッと横を向く彼女の、後ろの穴を選んで彼は挿し、その身を抱え上げた。アナルに入れながらヴァギナを責めると、両方の締まりが良くなる。逆もまた然りだ。

「あんまりいじめないでよぉ」

首に腕を回し、落っこちそうになるのを何とか耐えながら、ひとみは運搬されていった。

 風呂場に行ってもやることは同じ。もちろん体も洗うが、結局は淫らな時間となる。

「んもう、お化粧ボロボロォ」

顔に精液をぶっかけられて、彼女は今さらながらに嘆いてみせた。

「ひとみさんはスッピンでも綺麗だよ。出会った時からちっとも変わらない」

理生は言ったが、それはお世辞でなく常々本当に思っていることだった。その綺麗な顔へ、続けざまに小便をかけていく。

「ヤダァ、またおしっこぉ?」

ビチビチと顔面を尿が弾く。終わると海綿体でそこをゴシゴシとこすられもし、ひとみはキャッキャと笑いながら、それを捕まえてしゃぶり込んだ。

 風呂から上がると、彼女の姿は鏡台の前にあった。今日は生憎午後から打ち合わせの予定である。化粧をしながら、鏡越しに会話をする。

「今晩は時間ある?」

「あるけど。あなた、明日学校でしょ?」

「ううん、休み」

それを聞くと急に不安になって、ひとみは振り向いた。

「ダメよ、ズル休みしちゃ」

二人きりの時にどれだけ変態であっても、社会に対しては真っ当でなければならない。これが彼女の方針だ。

「大丈夫だよ。うちの学校、明日は本当に休みだから」

理生は笑って答えた。

「今晩さ、外で会おうよ」

彼は約束の時刻と場所を伝えると、彼女にキスした。

 キスは今までに何回もしてきたが、ここ数年来、特に真に迫った意味を持ち出している。情熱的なそれは、本当に愛し合う男女が、愛を確かめ合う行為だ。

「あ……」

唇が離れる時、名残惜し気にひとみは追いかけた。だが、すぐに思い直した。

「汚れちゃうから、ダメ」

彼女は彼とキスするだけで、アクメする体になっているのだった。

「ねえ、聞いたわよ!」

会社に出ると、理美に早速声を掛けられた。

「あんた、この前男と歩いてたらしいじゃん!」

どこからそんな情報を仕入れてくるのか、油断できないものである。いつぞや理生の父親を見かけたようなことは、当然我が身にもあって然るべきということだ。

「それも、結構年下のイケメンだったって」

「いや、そんな別に……」

ひとみにしてはいつになく歯切れ悪い調子に、女の勘はすぐに気付いた。恋する心は隠せないもので、女は特に良い人を匂わせたがる。彼を褒められでもしたら、つい調子にも乗ってしまうものだ。

「いいな、いいな。上手い事やっちゃって。ね、あたしにも紹介してよ」

「ウーン……」

やっと十八になったばかりの彼を、公明正大に紹介してよいものだろうか。多分良くないだろう。真実の恋ではあっても、茨の道を選んだものである。

「そのうち、ね」

「エー、絶対だよ」

理美は言うと、すぐに違う方を指さして言った。

「ほら、見て。ムッツリーニが拗ねてる」

目を向けると、こちらの方を窺っていたらしい寺山が慌てて視線を逸らした。彼に情報を吹き込んだのも理美だ。一体に噂話を喧伝して回るのが彼女なのであった。

 ひとみは近頃すっかりストレスを感じなくなって、タバコを吸うこともなく、約束の時間に、真っ直ぐ待ち合わせ場所へ向かった。

「ごめん、待った?」

その会話は、完全に恋人同士のそれである。

 理生が指定したのは、垢抜けたレストランだった。

「ヘー、シャレた店知ってんじゃん」

高校生が来るには、ちょっと値段が心配だったが、

「大丈夫。お金貯めてるから」

と、彼は笑い飛ばし、実際その店は彼のおごりであった。高校に進んでから、アルバイトを熱心にやっているのである。

 食事の後は、二人で海沿いの道を歩いた。黒い海の上に、対岸の灯りが揺らめいている。春の風が心地よかった。

「出会ってもう、十三年になるね」

理生は懐かしそうに言った。

「初めての時はびっくりすることばっかりで。ほら、ひとみさん、チンポとキンタマ、丸ごと呑み込んだりしたよね」

「ちょっとちょっと、外でそんな話しないでよ」

周りの目を気にして、声を潜めるひとみ。言われて困るようなことを、幾つも積み重ねてきた彼女である。

「あれからずっとひとみさんに惹かれて……ひとみさんはどんどん魅力的になって……」

ふいに理生は歩みを止めた。

「ねえ、約束覚えてる?」

「え?」

自然、ひとみも立ち止まり、振り返る。

「ぼくもう十八になったよ」

四月二日生まれの彼は、学年で一番に十八歳になっていた。この間、誕生祝いもしたところである。

「ひとみさん」

理生は急に真剣な眼差しになって言った。

「ぼくと、結婚してください」

「え……」

予想外の言葉だった。しかし、待ち焦がれていたような気もした。我知らず、涙が溢れてくる。

「わたしで……いいの?」

搾り出すように言う。

「だって、こんな……」

皆まで言わせず、理生は彼女を抱きしめた。

「結婚してください」

 その夜は、マンションではなく、久しぶりに自宅へ彼を招いた。幾つもの思い出を重ねたベッドで、二人は抱き合う。

 コンドームのストックは尽き、彼らは出会った頃のように、ありのままで結ばれた。何度も絶頂させられ、朦朧とする中、身内に広がる情熱を感じた時に、ひとみははっきりと意識した。

「ああ……受精……」

二人はまどろみながら、幸福な夢の中へ落ちていった。







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[2023/03/28 22:00] | 「育てる夫」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
育てる夫(9)十年愛
 ある一組のカップルが仲睦まじそうに寄り添って歩いている。誰が見ても恋人同士の逢瀬である。

「あれは……」

ひとみにはその男性に見覚えがあった。間違いなく理生の父親である。隣にいるのは知らない若い女だった。二人は見られていることも気付かずに、ホテル街の中へ消えていった。

「フーン……」

自分の不道徳は棚に上げて、ひとみは白い目で見送る。

 彼とは一度家の前で挨拶したことがある。値踏みするようにこちらの体をイヤらしい目で見てきて、ちょっとゾッとしたものだ。これは決してひとみの自意識過剰とも言い切れず、実際に女へ向ける視線だったのである。

 親子だから女性の好みが似ていたり、あの子にしてこの親ありという、性欲の旺盛さはあるのかもしれない。だが、この場合は一種不愉快な感じがした。

 といって、彼の妻に同情もしなかった。子供より自分が可愛いという典型的な女で、そういう性分が垣間見えると、同性としてはあまりいい気がしない。あまつさえ、こちらは理生に思い入れもある。彼の味方になりこそすれ、母親までも愛す義理はなかった。

 あるいは嫉妬かもしれない。彼女も息子の隣人への異様な懐きぶりを不快に思っているようだし、お互い様と言ったところか。妨害をしてこないだけマシかもしれなかった。

「それにしても……」

理生の母親は、隣へ越してきた頃まだ三十代前半で、約十年経った今では四十そこそこ。それでも出会った当時のひとみよりは若いわけだ。改めて言うでもないが、理生はとんでもなく年上の女を相手にしたものである。自分の母親より一回りも上で、その事実は永久に動かない。そんな女と対等に子作りし続けているのである。

 裸で抱き合えばただの男女であるが、ふいに現実を思い出すと、ひとみはクラクラする思いである。時に、セックスの間にもそれを思い知らされる場面が多くなった。

 中学生の少年は素晴らしく絶倫である。日に何度も体を求めてくるし、飽きることを知らない。片や、五十路の女も大したもので、“五十ござむしり”を体現するかのように、いよいよ性欲が強烈になって男を受け入れる。折しも閉経前の妊娠機会を最後ととらまえるが如く、肉体は子種を貪欲に求めた。

 この点で、彼らの年齢差は、こと肉体関係においては抜群に相性が良かった。男性の性欲が十代から精々二十代前半にピークを迎えるのに対して、女性は四十代以降に伸びていくもの。もちろん個人差はあるが、二人には的確に当てはまっており、この説を実地に証明してみせていた。

 しかし、体力となると別問題である。育ち盛りの肉体が疲れを知らぬのに対して、人生も折り返しを迎えようとする身では到底対等に渡り合えない。欲求はあっても、体がついて行かないのである。

「ま、待って……」

事を終え、少年が事後の口淫を欲しても、ひとみは急に起き上がれないでいた。してやりたいとの気持ちが逸る程に、体は緩慢である。散々男根で突きまくられた後はクタクタで、情けないことに足腰に力が入らなかった。

 また、合体中に余程踏ん張っていたのであろう、彼が離れた後、下半身がガクガクと痙攣して治まらなかったこともある。ひとみはその所為で、何回も恥をかかされた。射精後例によって、しばらく静かに抱きしめていてくれたのにである。惨めである。

 時には、とっくにピストン運動は終了しているのに、惰性で喘ぎ続けたこともあった。

「オゥ……オゥ……オ、オォゥ……」

自分でも分かっているのであるが、どうにも長いアクメを止められない。最近ではその声も段々獣じみてきて、女らしい繕いの欠片もない無遠慮なものになっていた。

「オ、オ……待ってぇ……お、おば、おばちゃん、イ、イき過ぎちゃってぇ……」

そんなことを口走ってしまって、自ら恥の上塗りをしてしまう。

 実は最初に交わった頃からこうした予兆は見られたのだが、五十を一年、二年と経過する内には、著しく激しくなっていった。それでもセックスはやめられない。

 理生は彼女のそういう姿を好ましく見守っていた。一つには、己の手で女の肉を歓喜させられたことへの優越感がある。獣のような声は、女が真に快楽を得た時にのみ聞かれる音で、決して年齢の所為ばかりではない。取り繕った演技の声に始まり、やがて情熱的な女の叫びになる。そうして最後に、獣の咆哮が出るのだ。そういう変化に、少年は徐々に気付いていった。そして、ひとみの鳴き声は、彼の股間をも奮い立たせるのだった

 また、彼女が足腰を振るわせて、いじらしくも耐えている姿には、なんとも言えない愛おしさを禁じえなかった。あの凛とした大人が、赤ん坊のように無力に、ひっくり返って自力で起き上がれないでいる。普段の佇まいを知っているだけに、そのギャップが余計可愛く見えた。しかもこれは、自分だけに見せてくれる真の姿だ。容姿は若く美しく保っているくせに、セックスの後は年齢をさらけ出してしまうのも微笑ましい。

 とにかくひとみには悪いが、こんな有り様を見せつけられると、もっと困らせたくなってしまうのである。それでなくても、欲棒はビンビンだ。

 理生は自分の家まで招いて交わることもあった。こんな時、親がほとんど居ない環境は便利である。

 ひとみは初めて理生の部屋へ入った時こそ、

「ヘー、綺麗にしてるじゃない」

などと、若いカレシの生活スペースを興味深く眺め、余裕ある年長者の対応をしていたが、数分後には彼のベッドの上で、いつも通り正体もなく淫乱性をさらけ出している。

それでも、人の家ではあり、親がいつ帰ってくるかも分からない。彼は大丈夫だと言っているが不安だし、何よりさすがに後ろめたさもあった。よその家のお子さんを年増女が誘惑している事実に直面するからだ。見つかったらどう言い逃れするのか。

「お宅のお子さんに犯されまして」

とは言えないし、言うつもりもない。

「わたし達、愛し合ってるんです」

とでも宣言するか。でも今の淫乱ぶりに一番しっくりくるのは、

「ごめんなさいお母様、お宅の息子さんのオチンポ勝手に頂いています。息子さんのオチンポ、気持ちいいんです」

といった気分である。言うわけないが、土台あり得ない関係性だから、真面目に思案するのも馬鹿らしいというものだ。

それにしても考えてみれば、親の目を盗んでセックスするだなんて若い子がするような経験を、この歳になってするとは思いもしなかった。幾つになってもハラハラするものだ。そのハラハラが、余計に興奮のエッセンスともなる。

「アン、ア、ダメェ……オ、オォウ、オゥゥ……!」

少年の匂いが染みついた寝具の上へ、熟女のエキスを撒き散らす。幼少期から使用しているベッドをギシギシと鳴らし、大人の女がイき狂う。

「オアァゥアア……イぐぅ……!」

子供部屋に似つかわしくない、情けない雌の鳴き声がこだました。

 長期休暇ともなると、帰宅部の彼であるから時間はふんだんにあり、小学生の頃以上に戯れはとめどもなかった。午前中から夕暮れに至るまで、ひとみの家で離れる暇なく体を重ね合う。そこはもう、セックスする為だけの家であった。

 朝の部の子作りを終えて、ひとみがよろめく足で昼食の準備に取り掛かった時も、理生は背後にピッタリとくっ付いてきた。

「コラ、危ないから」

やんわりと止めても、もちろん言うことを聞かない。尻に押し付けられた剛直は午前中の疲れも見せずに隆々で、柔らかい肌を深くえぐっている。

「ダメだってばぁ」

もはや気もそぞろで、彼女は尻に押し当てられた勃起のことばかり考えだした。理生の手が後ろから彼女の乳房を鷲掴みにする。

 ひとみは裸である。以前は何か一枚でも羽織るようにしていたが、近頃は彼がそうさせてくれず、家の中を全裸でウロウロしていた。いつ犯されても準備万端といった格好である。

 こうなると、宅配の人が来た時に厄介だ。慌ててシャツを被り、ちぐはぐなスカートを履いたが、例によって足腰が弱い。ヘロヘロになりながら何とか玄関へたどり着いた。

「具合でも悪いんですか?」

などと、気の良い運送屋に心配されたが、後から我が身を振り返れば、ノーブラだし、パイズリで出されたザーメンでシャツは貼り付いているし、口の中も白濁汁が残っており、喋るとあぶくが糸を引いたし、ノーパンの割れ目からは愛液が膝へ流れ落ちているしで散々な有り様だった。仮に犯されても文句は言えない淫乱女である。

 さすがにひとみは非難したが、理生は愉快そうに余裕の笑みを浮かべているのが口惜しかった。彼を受け取りに出せばいいが、家に居るのが変に思われはしないかと危惧したのである。

「アッアッアッ……!」

調理の手も完全に止めて、台所でバックから突かれるひとみ。身長差がほとんどなくなった理生は、僅かにかかとを上げるのみで立ったまま挿入出来る。

「ほら、ひとみさんのお昼ご飯だよ」

彼は絶頂が近くなるとひとみを床に座らせ、その口内に射精した。

「バカ」

親爺のような下らない冗談に苦笑しつつも、ひとみは有難くその熱いスープを飲み干す。本当に腹が膨れるようだった。ただこればかり飲んでいると、腹の中がチャポチャポ言いそうだ。

 それを言えば、こんなことがあった。

「出そう」

と彼が言うので、口に受け止めるべくペニスをくわえて待っていたら、出たのは何と別の液体だった。

「ンンッ!」

すぐ違和感に気付いて、ひとみは慌てて口を離す。手に握った陰茎を見れば、そこから薄黄色い噴水がチョロチョロと湧き出ていた。幸い普段程の本格的量ではなかったが。

「コラッ!」

彼女は足を叩いて叱る。理生は驚いて焦った。実は本当に射精するつもりだった彼である。それがどういうわけか刺激の方向性が間違って、放尿してしまったものだ。いわば事故なのである。

 彼は必死に謝って事情を説明し、何とか誤解は解けたが、さて困ったのは汚れたシーツである。

「もう!」

ひとみはふくれっ面を作って、お冠である。その怒りっぷりに、些か理不尽さを感じたのが理生であった。

「ひ、ひとみさんだって、お漏らししたことあるやんか」

今は彼女の前でだけ出す懐かしい関西弁で、彼は唇を尖らせる。ひとみとしては、思わぬ反撃にあったものだ。

「あ……」

思い当たる節が多過ぎる。いわゆる潮ではなく、交わりの最中に漏らした経験が確かにあった。あれもいわば事故である。その対策で、シーツの上からタオルを敷いてもいる。認めたくないが、年の所為で緩くなってきていた。

「そ、そうね……」

「ぼく何回も、ひとみさんのおしっこ飲ん――」

「言わないでそれ以上。分かったから」

ひとみは顔を真っ赤にして謝った。自分もひどいことをしていたものだ。お互い様である。

 ただこれをきっかけに、理生には新しい境地が開けたようだ。

「漏れちゃう! 漏れちゃう!」

と言いながら、彼は風呂場で度々小便した。ひとみは快く思わなかったが、緊急事態とあれば仕方がない。湯船に浸かっていると、立小便する陰茎の放尿口を下から眺める形となった。

「ヤだ、かかってるってばぁ」

床のタイルに当たった飛沫。彼女は湯をすくって、バシャバシャとそちらの方へ掛け相手ごと追いやった。

「汚いじゃない、もう」

「シャワーでジャーッて流したら大丈夫やって」

あっけらかんと言って、理生は何食わぬ顔。

「ひとみさんもおしっこして見せてよ」

こんなリクエストも出してきた。見たい見たいとあんまりしつこいので、つい調子に乗って、彼女は要求に従った。和式便器に跨る要領で床にしゃがむと、股の間からシャーッと尿を出す。理生にとっては、事故で漏らすのではなく正式に放尿する姿を初めて見たから、大変興味深かった。それも、惚れた女の一番隠したい姿であると思えば。

 実はこういう戯れに及ぶ以前に、彼との交尾によって散々女体は絶頂させられている。いわば発情しきった肉体と、恍惚とした満足感の中で行われるものだ。もちろん常識は辛うじて働くから、恥ずかしいとか汚いとか思うが、性戯の一環として位置付けると受け入れやすくなっている面はあった。

 二人が互いの小便を掛け合うようになるのにも、それ程の時間は要さなかった。初めはひとみの放尿に合わせて理生も出し始めただけだったが、二人で一つの水たまりを作る内に、段々と奔流を合成させるようになり、一つとなった奔流がさらに遡って、水源までたどり着いたものだ。

「かけないでよ、ちょっとぉ」

尿道口を探るように、理生の放尿がひとみの小陰唇にぶっかかる。鮭肉色の粘膜に、ビュービューと勢いのある温水が当たり、性毛も彼の尿でズブズブとなる。

 逆に、ひとみが理生へ向けて放尿させられることもあった。

「ひとみさんのおしっこ、あったかくて気持ちいい」

「恥ずかしいこと言わないでよぉ」

この戯れは我ながら愉快だった。性的興奮にしてはあまり直接的でなかったが、彼との距離をこれ以上ない程詰めている感じが快かった。

 二人はキャッキャと嬌声を上げながら、同時に放尿するようになった。立ったまま、互いに互いの尿を浴びせ合う。ひとみにはこの遊びが、まるっきり若い恋人同士のイチャつきに感じられた。実際相手は若いから、こういう発想も自然なのだろう。

「ひとみさんのおしっこだったら、全然汚くないよ」

少年はそう述べて跪き、その身に浴びるばかりか、口元を近づけさえした。仕舞いには陰裂へ直接口を付け、ガブガブと彼女の尿を飲んだ。口からジャブジャブと汁が溢れ、喉から胸を伝って膝へ流れ落ちる。

「イヤァ……」

羞恥で頬を染めながら、ひとみは何とも言えぬ高揚感を味わった。汚くないと言うが、自分ならどうだろうか。好きな人のものなら確かにそうかもしれない。まして、これはもう排泄というより、セックスの一部であるから。

 ある時、理生は彼女に服を着せたまま、その胸の谷間へペニスを挿し込んでいた。彼がずっと好んでいるプレイである。そして、そのまま射精すると、おもむろに言った。

「ねえ、おしっこもしていい?」

「ええ……?」

その後の片づけを思えば断りたいところだ。しかし、既に発情しきった身の上。それに、彼の望むことは何でもさせてやりたい。ひとみは今や、少年の思うがままだった。

「うん……」

しおらしく頷くと、直後に温かいものが乳房の間に広がりだした。まだ勃起している蛇口から、ジョロジョロと振動が肌に伝わってくる。カップの中はたちまちプールのようになり、そこから漏れ出た温水は腹から下も水浸しにする。

 ここのところしつけられた所為か、条件反射のように尿意が湧いてくる。彼女は相手の下腹に頬を寄せたまま、自らも漏らしてしまった。下着の濡れていくのが何とも背徳的である。

 理生は相手の頭を抱いたまま、女の服の中へたっぷりと排尿を終えると、己のホースをズルリと抜き出す。ビショビショに濡れ光って現れたそれを、ひとみはためらいもなくうっとりと頬張るのだった。仕事を為した男根を浄めるのは、女の口の務めだとばかりに。

 とにもかくにも、彼らは少しずつ行為自体にアブノーマルな試みを加えながら、飽きることなく愛を深め合っていった。

 受験勉強を要しない少年にとっては、勉強といっても定期試験の対策位である。ひとみはそちら方面がからっきしだったから、人生の先輩ではあっても教師をしてやることは出来ない。しかし、そんな彼女でも力になれることがあった。

 わざわざ夜中まで起きて試験勉強に挑んでいた理生は、夜分にもかかわらず、ひとみに連絡を寄越してきたものだ。予め今晩のことを伝えられてはいたから、彼女もうつらうつらとしながら一応完全には寝ていなかった。

 彼の指示通り、家の中の指定の場所に立つ。そこはちょうど、向かいの理生の部屋が見える窓だった。

「ねえ、おっぱい見せて」

少年の要求に、趣旨をおおよそ察した彼女は、

「まだまだ子供っぽいな」

と苦笑しつつも、素直に服をずり上げた。下着の内から、ブルリと豊乳がまろび出る。それと同時に、理生も下半身を露出していた。いつものように元気である。

オナニーの見せ合いっこしよ」

それは、例えば隣に住んでいる幼馴染の恋人と、ドキドキしながら親の目を盗んで行うような遊びだった。少年は、どうしてもこれがやりたかったのである。ひとみも嫌いではない。恋人ごっこは楽しいし、何よりもやはり、彼の企画なら喜んで受ける。

 椅子の上に座ると、同じく下半身を露出し、大胆にも彼女は外へ向かって股を広げて見せた。恥じらいは奥へ隠し、

「どうかしら? 興奮するんでしょう?」

といった、あえて挑発的な気分を前面に出す。幸い世間は寝静まって、秘密の邂逅に気付く者は猫の子一匹いなかった。

 理生は向こうの裸を見つけて歓喜したものの、月明りだけでは見えづらい。そこで、こちらのように電気を点けて欲しいと頼んだ。さすがに家の者にバレるからとためらったが、押しに弱いひとみは結局従ってしまう。煌々と灯りの点いた部屋で、彼女は裸体を披露するのだった。

「おおっ!」

理生は興奮して怒張を握りしめる。といっても、やはり自慰習慣のない彼である。いつでも欲求を発散できる快楽穴があって、それを下回る快感を自分で求める理由がなかったからだ。それで、自分から言い出した企画ながら、ただ漫然と肉棒を撫でるのみだった。

 一方のひとみは、これはもう熟練のオナニストである。理生と深い仲になる前は盛んに自分で慰めたものだ。慣れた手つきで陰裂に指を這わせると、やがては肉穴をほじり始めた。見られてするオナニーは初めてで、これには思いもがけず興奮する。彼女は室内の明るさも忘れて、ライトアップされたステージに猥褻なショーを繰り広げた。

 とはいえ、彼女にも物足りなさはあった。理生から愛されるようになってからは実際自分ではしていない。そんなことをしなくても欲求は満足していたし、そもそもそんな体力は残っていなかった。

「ねえ、これからそっちに行ってもいい?」

「ええ? ダメよ。見つかったら大変」

「大丈夫だよ。ぼくもう我慢出来ない」

そんなやり取りがあって直後には、ひとみの家から肉のぶつかり合う音が響いていた。

「ああ、やっぱり本物がいい」

互いにそう思い合い、相手の体を強く求める。

「アアーッ、ア、オ、オ、オオーンッ!」

深夜の交流の中、ひとみはアクメと疲労と睡眠欲に翻弄され、途中で失神してしまった。

 気が付いた時には、もう外が白々と明るくなり出していた。理生はまだ体の中にいた。

「え? ええっ!」

ガチガチに硬いままの肉棒が、股の間にぶっ刺さっている。

「あ、ひとみさん、起きた」

爽やかに彼が言う。ひとみは確かに起きたが、起きた傍からすぐイッてしまった。前代未聞の起き抜けオーガズムである。

「ごめんね、ひとみさん。ぼく我慢出来なくて。ごめんね……」

理生は申し訳なさそうに謝ってくる。彼女の体をまるでオナホールのように、自分の快楽の為だけに使っている気がして、後ろめたかったのである。

「謝らないで……」

朦朧とする頭で、ひとみは言った。惨めな気持ちになる。正気なら腹を立てていたところだ。二人は同じ気持ちで愛を営んでいるはずなのだから。

 結局一晩中セックスしていただけの彼が帰る時、ひとみは呆れ顔で訊いてみた。

「今日の試験、大丈夫?」

すると、少年は笑顔で答えた。

「バッチリ! 今日の科目、保健体育だから」

ひとみが赤面しながら、その頭を小突いたのは言うまでもない。





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[2023/03/27 22:00] | 「育てる夫」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
育てる夫(8)リクエスト


十四歳



 ひとみはたまに、契約している会社へ打ち合わせに行く用事がある。

「ひとみちゃん、来てたんだ」

会議室から出たところで、ふいに呼び止められた。

「ああ、寺山君」

彼は小学校時代の同級生だった。この会社に勤めており、ここで偶然再会したのである。

 軽く挨拶を交わした後、彼は言った。

「どう、この後食事でも」

「ごめんなさい。今日は家族が来てて」

嘘をついた。家庭の事情を持ち出すのは、誘いを断る常套手段である。

 その足で彼女は屋上に向かった。無人の灰皿に近寄って、タバコに火を点ける。ストレスが溜まった時は、帰る前に一服していくのがルーティンである。今日は良い天気だ。

「見たわよ、ひとみ」

急に背後から声を掛けられた。一人の女が階段のドアを開けて立っている。理美という彼女はやはりこの会社の人間で、ひとみとは同い年ということもあり心安い仲だ。子供はいるが離婚して今は独身。細身で、ひとみともいい勝負の美人である。

「あんたまたムッツリーニに誘われてたでしょ」

ムッツリーニというのは、彼女が付けた寺山のあだ名である。独身で結婚歴もなく、どうにも冴えない彼のことを女性達は裏でからかっていた。

「そうなのよ」

渋い顔を作って、ひとみは横に来た友人に答える。

「でも、あの人やっぱ本気みたいよ。だって、あたしらのことは誘わないもん」

寺山の好意は確かにあからさまで、ひとみならず周囲の誰でも気づくレベルだった。本人は気にしなくても、こちらには迷惑な話である。

「だから面倒なんじゃん」

フーッと煙を吐き出す。彼以外にも言い寄ってくる男は何人もいた。それは、気さくで明るく、ざっくばらんに猥談にすら加わる、その社交的な彼女の方が原因を作っていたのだが、そんなことは意識する由もない。男も女もこだわりなく、楽しくやっているだけである。

「一回合コンとかしてあげればいいじゃん。お互い独身なんだしさ」

「ウソでしょ? マジで言ってんの?」

いかにも不本意そうに、ひとみが気色ばむと、理美は答えず、ケラケラと笑った。ひとみにすれば、寺山のことは良くも悪くも何とも思っていない。ただ、面白くない男は昔から恋愛対象として好みでなくて、その点彼が全然面白くなかっただけだ。

「もういっそフッてあげれば?」

「そうねえ……」

ひとみはタバコを消した。

「告白でもされたら、そうするわ」

 愛の告白なら既に八年も前から予約を受けている。手紙には平仮名ばかりの文字で、

「けっこんしたい」

と書かれていた。それはいまだに何枚も大事に残してある。当時は子供らしい振る舞いをただ微笑ましく感じたものだ。

 ひとみは、少なく見積もっても十は若く見えると評判だったが、近頃は、

「十歳若返ったとて」

と、悲観的に感じている。現実に年齢差が縮まることはないし、仮にそうなっても、意中の人との差はまだ依然として大きいわけで。

 理生は念願の私立中学に合格し、今は片道一時間以上かけて電車通学をしている。小学校から続けてきた流れで、何となく剣道部に入ったが続かず、夏合宿を終えると自然と部活からフェードアウトしていった。

 小学四年頃から始まった思春期のただ中ですっかり後ろ向きになり、おまけに両親の仲の悪さがいよいよ決定的となったことも、彼の性格形成に暗い影を落としていた。

 そんな少年のよすがは、やはりひとみであった。彼女がいればこそ生の意味を感じられる。

 学年で二番目か三番目に背が高かった六年生の頃、実は女子から好かれることも多かった。ほかの男子には決して無い、謎に大人びた余裕も魅力であった。しかし所詮は小学生のこと、恋愛に発展することはなかったし、何より彼自身全くこの件に気付いていなかったのは、その眼中にひとみしか居なかったからである。

 入学した中学は高校との一貫校で、よりにもよって男子校だったから、一層彼の周りから女っ気は遠ざかっていった。

「彼女出来た?」

などとは、訊くも愚かで形式的に過ぎると、ひとみはあえて口に出さずにいた。だが確認してみたい気持ちはあった。身内なりのひいき目を差し引いても、この頃の彼は女を引きつける雰囲気を醸し出していたから、出会いさえ掴めば上手くいきそうに思えたのである。

 もしも彼が恋を見つけたなら、喜んでやりたい。自分との関係は所詮夢のような気の迷いであり、いつまでも続く類のものではない。だからこそ、真人間としての少年の一歩を応援してやるべきなのだ。そう思って、しかし同時に、彼女はその日を恐れてもいた。

 理生は、ビデオや本などからも性の知識を仕入れだして、ひとみへの要求もどんどん積極的になっていった。

「もう、こんなイヤらしいこと、どこで覚えたのよ」

呆れたように揶揄しながらも、結局いつも彼女は受け入れてやる。それが彼の興味を繋ぐ為の姑息な悪あがきだと自嘲しつつも、反面彼の願いを何でも叶えてやりたくもあり……

初めて、

「おっぱいに挟んで」

とリクエストされた時もそうだった。乳房と乳房の間に陰茎を挟むという。こんなことは夫にもしたことがない。それは致し方ない部分もある。なぜなら、ある程度のボリュームがないと出来ない技だからだ。彼女らには、その発想すらなかったのである。

「こう? こうかしら?」

いつぞや初めてクンニリングスをされた時のように、今度は逆にひとみの方から教えを請わなければならなかった。酸いも甘いも経験したはずの女が、これから将来に向けて羽ばたいていく少年に性活指導を受ける。

理生とて初めての経験ではあり、最初は互いに覚束なかったが、繰り返しやる内に、指で竿を押さえず、乳肉だけで挟むのが気持ちいいと分かり、彼女も次第にそれが出来るようになっていった。

 ひとみの胸はここ数年でさらに肥大化し、ある時からもうワンサイズ大きい、Eカップのブラジャーを着けるようになっている。これは単に加齢による肉付きの為ばかりではない。盛んに男性と交わり続けた結果、ホルモンが過剰に刺激を受けたことも影響しているらしい。いまだ閉経もせず、更年期すら訪れていないのも、その所為であったろう。

「うんしょ、うんしょ」

重くなった乳房を持ち上げて、屹立した勃起にまとわせる。中身のたっぷり詰まった、重量感のある乳房である。張りの弱い肌はモチモチとしており、そこへ固まった肉棒が掘るように食い込んでいく。

「垂れてきちゃうのよ」

天然物の証として、自然に出てくる愚痴である。肩がこるなどという副作用も、昔なら考えられなかった悩みだ。おまけに理生からしこたま愛されて、どんどんと猥褻にも豊かに育っていく。それは彼の成長と同期するようだった。

 理生は、このいわゆるパイズリという戯れを好んだ。舐めたり吸ったりの末は、クライマックスとして最後は必ず所望した。必然的に、ひとみもパイズリ上手にさせられてしまった。

「イく! イく!」

遂に彼女は、フェラチオもせずに、乳房だけで射精へと導けるようになった。豊かな脂肪球に埋もれた中で、精液が噴射する。膣の中とも口の中ともまた一味違った、中出しの満足感。それは両者ともにあった。

 あるいは、乳の谷間から亀頭が出た瞬間に、ザーメンが噴き上がることもあった。

「キャアッ!」

これにはひとみも参った。予想もつかない角度で、胸元から顔射される。おかげで目に少し汁が入ってしまった。

「もう!」

相手の膝を叩いて抗議したが、しかし怒る程ではない。

相変わらず顔射は苦手だったが、それをしたがる彼を尊重し、以来何度もさせている。その内に、その熱とむせ返るような匂いに興奮を覚えるようになってきた。男の物になる満足感もある。心なしか肌の調子も良くなったように感じたが、これは精液を浴びた為ばかりでなく、そもそもセックス自体の効果が大きいのだった。

 理生の求めはエスカレートする。服の襟首から覗く谷間に、そのまま挿入したいと言い出した。

「エッチなんだから」

例によって勿体をつけながら、結局はやらせてやる。ざっくりと開いたキャミソールの胸元から、無理矢理に下へ向けた勃起ペニスを挿入する。もちろん下着も着けたままだ。

「こんなのがいいの?」

ちょっと前屈みになって入れやすいようにしながら、腰を振る少年と乳房で交尾する。体の中に入れられているような不思議さだ。元へ戻ろうとする竿のバネが、胸の底を激しくノックする。

「イヤらしい」

ひとみはいたずらっぽい笑みを浮かべて、眼前の下腹へキスした。

 普段着から見える胸の谷間をオマンコにして、そこへチンポを挿入する。憧れのシチュエーションに理生の興奮は最高潮だった。漫画で覚えた“乳マンコ”とは、まさに言い得て妙だと思った。彼はひとみのうなじを持って彼女の頭を抱き寄せ、そのまま下向きに精を流し込んだ。

「あっ!」

胸の中でドクドクといっているのが分かる。谷間に中出しされて、ひとみは下腹に顔を抑えつけられたまま、静かに彼が治まるのを待ってやった。この後、ベトベトになったインナーと、腹から流れ落ちた汁によってボトムスの縁まで濡れているのを見て、苦笑したのは言うまでもない。服の中は白濁汁まみれで、谷間上部には陰毛が貼り付いていた。

 性毛が生えだした小四の頃は、同級生の内でも早かったので、理生は大変恥ずかしがったものだ。皆で旅行に行った時なども、温泉で必死に隠していたという。それが今ではボーボーになって、皮も剥けているから堂々としたものだ。

 陰茎はすっかり大人仕様になって、もはや成人のそれと遜色ない。ただ若さ故に、その勃起の勢いはすさまじく、腹に対してほとんど鋭角である。どれだけ前日にひとみへ射精しても、次の朝には起きると立っている。この年頃なら普通だが、理生の場合、体が先に性の深奥を一通り覗いてしまったから、股間は成熟した男でも、心はまだまだ少年というアンバランスさがあった。

「ひとみさん」

中学に上がってから、理生はそれまでの“おばちゃん”呼びからこの呼び方に突然改めた。同時に“パパ”とか“ママ”とかも言わないようになったが、ひとみの場合だけはもっと特別な想いがあった。

「ひとみさん」

名前で呼ばれるのは、何だかこそばゆい感じだ。それで、

「“おばちゃん”って呼んでくれていいのに」

とひとみは言ったが、これだけは頑なに譲らなかった。

 一方で、

「ヤらせて」

などと言ってきたこともある。ひとみはムッとした。それ以前にも同級生のことを、

「童貞のくせに」

などと馬鹿にしたことがある。いずれの時も、彼女は厳として叱りつけた。きっぱりと突き放し、

「もう帰って」

と冷たく申し渡しもした。

理生はたちまち狼狽した。別に深い考えあってのことではなく、何となく同世代の流行りに乗って、覚えたてのことを言ってみたかっただけなのである。それよりも、ひとみを失うことは身を切られるよりも辛かったので、彼は平謝りに謝った。

そのしょげ方が滑稽な程極端だったので、ひとみは彼を許さざるを得ず、

「似合わないことを言ってはダメよ」

と優しく諭すのだった。

 喧嘩した後のセックスは燃えるという。二人の間に諍いはまずなかったが、たまにこうして気まずいことがあると、返って興奮の度が増したりもする。

「アアッ、イイッ!」

ひとみは彼の激しい腰つきに悶絶しつつ、相手の背にじわじわと腕を回した。彼女とて嫌われたくはなく、好んで説教するのではない。今回はよっぽどの場合ということだ。男の育ち方は女次第である。彼女は、その責任を知っていた。

 ところで、今日肉棒に装着されているのは、少年自ら用意したコンドームである。以前映画館へ二人で行った時も、喫茶店に入った時も、支払いはもちろんひとみだったが、それが理生には情けなかった。さすがに子供料金でなくなったのは良かったが、一緒に歩いていても親子のように見られるのが悔しい。せめてもの抵抗として、ひとみとの性交で使う避妊具は自分で用意したのだ。

「無理しなくていいのに」

よく意図も分からず、困ったような顔で彼女は言った。理生はまだアルバイトさえ出来ぬ年だ。そのコンドームは結局親の金で買ったものだった。

「ひとみさん、ひとみさん……」

抱きしめながら、理生はひとみの耳元へ囁く。

「ひとみさん、好き……」

名前で呼ばれると気恥ずかしくて、ひとみは耳まで真っ赤にしながら、しかし胸の奥はキュンキュンとして、同じように相手へ抱き着く。腕は背へグルリと回し、長い脚は、最初膝の裏辺りにかかとを掛けていたものが、次に尻の方へ移動し、遂には腰の上で足と足を交差させる事態になった。まるで抱き枕にしがみついているような格好だ。

「ああ……リオ君……」

硬い芯棒で身を貫かれながら相手にしがみついていると、彼の全身そのものが男根のように感じられる。それ位の存在感が体の芯にある。全く立派に成長したものだ。彼の肉体は生き生きと波動を発し、女に生のエネルギーを与えてくれるに相違なかった。

「好き……ひとみさん……ひとみさん……」

「リオ君……リオ君……リオ……アッ、アア……ッ!」

股間と股間は隙間なく接合し、離れる際には共に切なくなり、再びくっ付く時には共に幸せになった。二人の体と心はピッタリとシンクロしていたのである。

「イきそう! ひとみさん」

「あたしも……あたしもぉ!」

本当はとっくにイッていたが、ひとみは二人の同時を大切にしたがった。

「イく!」

「イく!」

共に宣言があって、二人の間では子種汁の譲渡が始まる。ゴム越しでも彼の子種が元気であることが、ひとみには内側の肌で分かった。

 理生が帰った後、ベッドには使用済みのコンドームが残されていた。どれもずっしりと重く、最後のものはまだ温かかった。ひとみは摘まみ上げたそれを、ちょっと頬に寄せてみる。

「今日も頑張ったわね」

呆れる程タフである。近頃はついて行くのもやっとだ。それにしても、夕方から始めてわずかの間に三つだ。ほかで出した分もある。

「すぐ無くなるだろうなあ」

折角理生が買ってきたコンドームであるが、やっぱり自分でも準備しておこうと、ひとみは密かに思うのであった。







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[2023/03/26 22:00] | 「育てる夫」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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