おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
ショートオムニバス・シリーズ 『母を犯されて』 ケース12 母・聡美31歳 「うん、そのうち……」 僕は言葉を濁しながら、素っ気なく電話を切った。もう何年もこの調子でやり過ごしている。独立してから僕は一度も実家に帰っていない。たまには顔を見せろと母は言うが、どうもそんな気にはなれないでいた。 そもそも僕は、両親と馬が合わない。二人とも血のつながった実の親ではあるのに変な話だろうが、どうしても苦手である。というのも、幼い頃に経験したある出来事が関係していた。夢のようにあやふやながら、確かに事実であろうある出来事が…… 父の知人に岩本という男があった。仕事仲間なのか学生時代の友人なのか来歴はよく知らない。ただ父とはある程度親しくもあり、僕も何回か顔を合わせていた。 その夜は彼を家に招いて共に夕食をとった。この客人がどんな人柄や外見だったか、僕に対してどんな態度だったかなど、全くといっていいほど覚えていない。何しろまだ保 育 園 児だった自分であり、記憶が曖昧だ。彼に興味もなかったのだろう。 ともあれ、食事が済むと、 「もう寝なさい」 と母に言われ、僕一人先に床に就いたのは確かだ。母は僕を寝かしつけるために、しばらく付き添ってくれていた気がする。 それからどの位の時間が経ったのか、夜中にふと僕は目を覚ました。真夜中のように感じたが、今の感覚でいうとそれ程遅い時刻ではなかったのかもしれない。とにかく僕は布団を出て、ふらふらと夢遊病者のように部屋を出た。尿意を催したのではなく、寝室に母も父も見当たらなかったからである。 リビングに出ると煌々と灯りが点いており、テーブルの上には皿やら空き缶やら、まるでさっきまで宴会をやっていたままの状態に残されていた。が、そこにも人影はない。となると、当時住んでいた3LDKのもうひと部屋ということになる。話し声や物音など、人の居る気配は確かにそちらからしていた。 その時、なぜだろうか、僕は胸がワクワクするのを感じた。これは大人になった今忘れてしまった感覚。夜には何か得体の知れない楽しみがあって、大人達は子 供にそれを隠しているのだと。無論夫婦の営みもその中に含まれるのだからあながち間違いではないが、そういう明け透けなものではなくて、その頃はもっと神秘的で幻想的な世界が広がっているように感じていた。多分そういう昂りでもって、僕は大人の世界を覗いたのだ。 だが、世界の深淵はあまりにも深過ぎた。部屋には予想通り父と母がいた。それに岩本も。裸だった。三人とも裸だった。後になればその意味も分かるが、分かりたくないことだったし、克明に描写したくもない。しかし、あれを夢でなかったと認めるならば、その上で乗り越えなければならないならば、やはり記録するべきだろう。 部屋の奥にこちら向きの岩本がいた。ちょうどその股間に母の頭がある。母は彼の腿を掴む体勢で、斜めになって奥を向いており、こちらから見ると体の左側面が後方寄りから見える格好。彼女は膝を床についており、その背後から父がくっ付いている。有り体に言ってしまえば、母は岩本にフェラチオしながら、父にバックで挿入されていたのだ。そういう視覚情報が、バンッと一気に僕の目に飛び込んできた。 もちろん僕には、その時何が起こっていたのか分からない。それでもしばらくは見ていたのだろう、続きの記憶も僅かにあるから。 父も母も斜め奥を見ているから僕の存在にはまだ気付かない。だが、岩本とは目が合ったと思う。彼は、しかしリアクションすることなく、悠然としていた。母の髪をまるで犬でも撫でるようにグシャグシャに撫でまわして、息子である僕に見せつけるかのように自分のペニスをしゃぶらせていた。 そう、まさに母は犬のようだった。四つん這い気味で岩本の下半身にじゃれつき、右手で竿を握ってそれをペロペロと舐める。思い出すだに気持ち悪いが、その時は無知だから返って観察できたのかもしれない。 「ンーンー、ンーンー……」 母から定期的に発せられる、声というより喉から鳴る音のような唸りがいまだに耳にこびりついている。いやこれは、あるいは後から付け足された印象だろうか。それとも真実の記憶だろうか。 目の前では狂った大人達が次なる展開を見せる。間もなくして父と岩本が位置を入れ替えた。“狂った”というのはこの時の父ゆえの表現である。岩本の位置に彼が来たということは、当然僕が視界に入るという意味だ。現に奴は僕を認識した。しかし行為をやめなかった! 夫である奴が知人に妻を抱かせるということ。つまり、夫が許可しているわけで、これは浮気でないことになる。公認で妻をシェアし、さらにあろうことか二人一緒に妻とセックスを愉しむという。イカレタ野郎である。では、妻の方はどうなのか。 イカレチ○ポが抜けた直後、穴を見た。僕は母と風呂に入っていても、そういう所はまじまじと見てこなかった。だからそこがどういう風になっているかなど知る由もなかったし、そもそもあまり疑問にも感じなかったと思う。その日たまたま見せつけられたそこは、なんとも不可思議で、それが何なのかも全く分からなかった。またご丁寧にも岩本は自分が挿入する前に割れ目を広げて観察してみせたものだ。 その時、母は確かに言ったと思う。 「やだ、恥ずかしい」 媚びたような、じゃれ合うような調子。女、だった、と思う。女もイカレ野郎とグルで、二人の男に挟まれて、いや二本のチ○ポを一度に相手にして、愉しんでいたんじゃないだろうか…… 女は夫でない男に後ろからハめられながら、やっぱり、 「ンーンー、ンーンー……」 と繰り返し鳴きながら、さっきまでハめていたチ○ポをしゃぶり出した。もし僕が泣き出さなかったら、こんなことを代わる代わるずっと続けていったことだろう。 そう、僕は気づくとワンワン泣いていた。目まぐるしく与えられる情報量に、とうとう頭がパンクしたような感じ。あるいは本能的にこれ以上見てはいけないと察知したのかもしれない。とにかく僕が泣き出したことで、母が慌てて服を着て飛び出してきた。父は動かず、笑っていたような気がする。岩本は知らない。 「お し っ こ?」 そう決めつける母によって、僕は行きたくない便所に無理矢理連れていかれ、そこを出た足で再び布団へ戻らされた。今度も母は付き添ってくれ、散々泣いた僕もいつしか眠りに落ちていた―― 翌朝、目が覚めると岩本の姿はなく、父もなぜか居なかった。いつもよりかなり早くではあるが既に出勤したらしい。母はけろりとした表情で、まるで昨日何もなかったかのよう。そうだ、それ故に、僕自身の幼さとも相まって、夢か現か分からないといった結論に至ったのである。 だが本当は、夢であってほしかったとの願望なのである。成長するにつれて当然知識も増えてくると、返ってまざまざと記憶のリアリティが増してくる。これには散々困らされた。僕はイカレ野郎とは違う。少なくとも両親の3Pで欲情する変態ではない。気持ちが悪い。 考えたくないことだが、あの晩はあれで終わったのか。あの厚顔無恥共はあの後も続けたのではあるまいか。息子さえダシに使って、コソコソと興奮していたのではないか。あの日以前も、あの日以降もヤッていたのでは? ひょっとしたら別の野郎とも? 考えたくないことだが。考えたくないことだが! 夢と言い切っていいほどに昔の、それも人生における些細な出来事であったが、それでもいまだに親と必要以上に距離をとりたがるのは、やっぱりあの件が関係しているからだろうと思わずにはいられないのである。 〈おわり〉 テーマ:エロ体験談・告白・官能小説 - ジャンル:アダルト |
増えた観客の前で、新しいキャストは早くも演戯を始めた。登場、即挿入。それはわずか五秒と経たない内に。 「ンアアーアァ……ッ!」 二本目のペニスも軽く飲み込んで、ミナミは惰性で喘いでいる。 当初二人は対面して合体していたが、タイガが気を利かせて指示したので、すぐに男が背面に回る格好になった。彼の膝の上で大股開きする母。息子からは彼らの結合部が丸見えというわけである。 「うわあ、派手にヤッてんなあ」 ジンがぼそりと言った。そしてまた、 「おっ、アイツは……」 と、タイガに目を止めてつぶやいた。タイガは合体中のミナミに口淫をさせ始めていた。 「こんなとこで3Pかよ。よくやるよな、誰が見てるかも分からないのにさ」 ジンはそう言ってコウの共感を誘ったが、生憎相手は無反応であった。そればかりか彼の横顔が妙に深刻そうであったので、ジンは方針を改めた。彼としては、少年のマセた覗き趣味をからかってやるつもりだったのである。 「そういえば君は……」 まじまじとコウを見つめていて、ジンは少年の素性を思い出した。コウはちょっとビクッとして振り向き、その時やっとジンが、テレビでよく見る有名人だということに気が付いた。二人は以前、既に一度挨拶を交わしていた。その際は、ミナミも同席である。 ジンはコウのことを覚えていたが、その母親の顔までは記憶していなかった。ただ、この子役のただならぬ気配に接し、目の前の状況と見比べて、なんとなくの推測を立てた。 「知ってる人?」 と、ミナミを指して尋ねてみる。コウは無言で肯いた。ジンはそれを受け、さらに踏み込む。 「……お母さん?」 すると、少年はまた素直に肯いた。ジンは彼の目をじっと覗き込んだ。相手は視線を逸らし、あくまでも母の方が気にかかる様子である。彼にとって今は、スターとの会話にも価値がないらしい。 「いいのかい?」 ジンは訊いた。それは、目の前の状況をこのままにしておいていいのか、という意図であったが、コウには通じなかったようだ。そこで彼は、別な提案に変えた。 「止めてやろうか」 コウはちょっと考え、そして困ったような顔をした。まだよく意図が伝わっていないようだ。そう判断したジンは、少し訊き方を改めた。 「嫌ではないの? その、お母さんが、アイツらとセックスして」 慎重に、しかし核心を突く形で尋ねる。コウはこれでも答えに窮していた。ウーンと考え込む風で、何も言わない。ジンはまだ色々訊きたかったが、あまり質問攻めにするのもかわいそうだと思い直した。ただそれとなく感じたのは、この幼い者が、ひょっとしたらこの現状に関して明確な判断材料を持っていないのではないかということである。 その頃、眼前の痴態には動きがあった。挿入を解いた男が、射精を始めたのである。それもミナミの顔面に向けてだ。 「うわあ、ひでえことしやがる……」 ジンは、横目でチラチラとコウを見ながらつぶやいた。コウは相変わらず無言である。その表情からは、怒りも悔しさも読み取れなかった。ただ、まんじりともせずに、ザーメンのシャワーを浴びる母の顔を凝視していた。 ペニスから噴射するこってりとした白濁液は、容赦なく彼女の顔面に降り注ぐ。働きづめの男の、溜まりに溜まった欲棒汁、それは濃かった。プルンとした形のままで、容易に流れ落ちもしない。それが、綺麗に塗られたアイシャドーや頬紅に上塗りしていく。 「ヌマちゃん、はえ~よ。ていうか、すんげえ出たな」 タイガは、ヌマタの挿入から射精までの時間の短さと、それに比して精液の量の多いことを揶揄して、ゲラゲラと笑った。顔面への射精は、彼の指示である。観客へのサービスであった。 ミナミは彼の陰茎に加えて、今射精を終えた陰茎も同時にしゃぶらされた。片方を口に入れている間はもう片方を手でしごき、時には舌を伸ばして二本同時に舐めさせられもし、またあるいは頬ずりもさせられた。 「AVの見過ぎだっての」 ジンは呆れて苦笑いである。 片や、コウは汚されていく淫母の顔を真剣な眼差しで見つめていた。二人の男と一遍にセックスしてしまう母。タイガはおろか、見ず知らずの、しかも小汚いオヤジの“おちんちん”までもあっという間に、タイガが使った後のあの穴に入れさせてしまう母。そして、“おしっこ”のようでそれとは違う白い汁を顔に浴び、その後“おちんちん”をまた食べて……。 『多分その辺の男みんなにオマンコさせてるから』 以前タイガから聞いた断片的な情報が脳裏をよぎる。“ママはいつもこれをみんなとやっていたんだ”と、コウは判断を抜きにして、ただただ理解だけした。それにしても、息子である自分とは、したくないと言うのに! 再びタイガが挿入する。仰向けに寝かせたミナミの尻を高く持ち上げ、ほとんど自分は真下へ垂直に入れるような角度で。その入った瞬間に、母の目が一瞬裏返ったのを息子は見逃さなかった。 「アアウッ、ア、アハアァ……!」 彼女の声は艶めかしく、明らかにヌマタの時とは違った。彼女にとって、男性器の大きさだけで判定するものでないらしい。その意味で反応は正直だった。小さき男の背に手を回し、 「きぼちいひぃ~……」 と、露骨にメスの悦びを謳歌しさえしてみせる。 それを見たジンは、 「言っちゃなんだけど……」 と、ちょっと遠慮しながらも、 「君のお母さん、結構スケベだね……」 と、コウを試すように言った。息子の立場ならば、既に激昂、下手をすると発狂していてもおかしくない場面。しかしコウは、やはり静かだった。ジンはそっと、彼の股間を窺った。 他方ミナミは、ヌマタにフェラチオしながら、タイガの肉棒に女陰を掘削されていたが、やがてタイガがまた膣内に子種汁を注入し始めると、その状況説明を彼の命でやり出した。 「あぁ……出てるわぁ、タイガ君の精子、オマンコの中、入ってくるわぁ~……」 彼女はそれが、無知な息子に向けた解説だとはつゆ知らない。 タイガが離れると、すかさずヌマタが代わって交尾を始めた。すると、先程よりもミナミの反応は薄くなった。やはり、タイガの技巧には届かないらしい。歳は上でも、ヌマタとタイガでは経験数が違うのだ。こうなると、もはやヌマタの性欲解消にミナミが一方的に使われているようなものである。 一方タイガは、今日は二発で満足したらしく、つと立ち上がるとコウの方を見て言った。ジンはすぐさま身を隠す。 「オレ、もう行くわ。後は好きなようにヤッてよ」 それは、表向きヌマタに言ったようであったが、その実コウに向けての合図だったことを、コウは知っていた。コウは肯き返して応じた。それを見ると、タイガは実際去って行った。 二人のやり取りを、これまた鋭く見抜いたジンは、彼らが知り合いであるらしいことを察知し、その上で、ヌマタを指して訊いた。 「あの男も知り合いかい?」 コウは首を振った。結局ヌマタだけを二人とも知らないのだった。 その知らない男が一番厚かましくミナミを抱く。彼は二発目を膣内に注ぎ入れると、またしゃぶらせたり、乳房に挟ませたりした挙句、三回目、そして四回目と挿入をやった。ミナミはダッチワイフだ。ひたすら精液の排泄を受け止める。 その様子を見守りながら、ジンはまたコウに話しかけた。 「君は、ヤらないのかい?」 すると、コウはまた困った顔でジンを見返した。今度はさらに悲しみを帯びた目だったので、慌ててジンはフォローした。 「ごめんごめん、スるわけないよな、自分の母親なんかと」 この一言はコウにとって衝撃的だった。彼は目を見開いた。ジンの問いかけに対して、初めて示した反応らしい反応だった。 相手が急に身を乗り出したのでちょっとびっくりしつつも、ジンは丁寧に言葉を付けたした。 「いや、だって、母親と普通シないもんな。君は、シて……るの? まあ、シてるんだったらそれはそれだけど」 コウはブンブンと首を横に振った。その表情は、パッと明るいものに変わった。それを見て、ジンは悟った。彼が本当に性に対して無知らしいことを。 「そう、よかった。近親相姦になっちゃうからね」 「キン……?」 「要するに、親子でセックスは出来ないよってこと」 やっと打ち解けられた喜びから、愛おしそうに目を細めるジン。コウもコウで、急に射し込んだ希望の光に、眩しそうに笑った。彼はもう、全ての悩みから解放されたのである。 そこへ、ジンが新たな課題を投げかけた。 「君は、セックスしたことあるの?」 コウは恥ずかしそうに首を振った。母に嫌われていないと分かった今、童貞であることに落ち込みはしなかったが、ただなんとなしに照れを感じていた。それこそ、性の目覚めだった。 「タイガともまだヤッてないんだ?」 意外な質問に、“ん?”という感じで、見つめ返すコウ。タイガとセックスする、その発想はなかった。 「じゃあさ……」 ジンはコウの耳元にグッと近寄った。 その時、ヌマタに向けてミナミが言った。 「いつまでヤッてんのよ、この早漏」 下手なセックスのおかげで次第に体が冷めてきた彼女、しつこくも五回目の合体を始めた彼を咎めたものである。これにはヌマタも恐れをなした。 それでも、 「これで最後にしなさいよ」 と、ラストの一発を許すあたり、彼女自身も弱さがあった。ミナミはもはや喘ぎもせず、口をへの字に結んで横を向きながら、ただただ射精を待つ。まるで職業的な性交である。 ヌマタはそこへガシガシと腰を振るが、さすがに五発目の連射である上に、怒られて面食らった所為もあり、今度はイくのが遅かった。 これにイラついたのがミナミである。 「さっさと出しなさいよ」 と急かすが、そう言われると余計にプレッシャーを感じて萎縮するのが男心というもの。そこでやめさせるのは簡単だが、そうはさせないのもミナミである。彼女は相手の尻を掴んで、グッと手前に引き寄せてやった。すると、たまたまその際にタイガが開発したスポットにヌマタが当たったものだ。 「ンッ……!」 思わず、久しぶりのメスの声が漏れた。その反応に興奮を覚えたヌマタ、ここぞとばかりにラストスパートをかけた。 「ちょっ、待っ……!」 弱い所に当たったままで突かれ、にわかにミナミは焦りを覚えたが、二人の交尾はもう止まらない。結果、同着で昇天した。その後ミナミは、正気であれば絶対に拒絶するはずの接吻を交わし、汗みどろの出っ腹や胸毛と密着して抱き合いながら、彼の鎮まるのを待った。そして、 「はい、もういいでしょ」 と言うのがやっとだった。それを聞くと、ヌマタはいともあっさりと身支度をして帰っていった。 残されたミナミは気だるそうに起きると、ポケットティッシュを取り出して陰唇を拭う。二人計六発の精液を自らの指で掻き出す。続いて、ハンカチで胸を中心に拭き、コンパクトを取り出して顔を確認。そしていそいそと服を着ると、トイレに向かって去って行った。 後に残ったのは彼らの汁と、そして傍観者一人。ジンはもう居ない。 コウは高潮した頬で、ぼうっとさっきジンにささやかれた一言を考えていた。 「ボクと、セックスしてみない?」 幼い股間は密かに温もりを帯びていた。 〈つづく〉 |
ミナミの日常は忙しい。炊事・掃除・洗濯など家事一般はもちろん、コウの幼稚園への送り迎え、そしてその間の"営業活動"。母として、あるいはステージママとして多忙を極めた。そこに"妻"としての務めが介在する余地などなかった。 そんな彼女へ、ある日ふいに夫が声を掛けてきた。 「何か出来ることがあったら代わろうか」 それは、いつものように批判的でなく、自ら折れて相手を立てるような調子だった。 妻は、しかし一瞥もくれずに返した。 「別に……」 彼女は今、インターネットでコウの評判を検索するので手一杯だった。例のドラマに出た効果は上々。"かわいい"という声、"名前が知りたい"という声が多数だ。 だが一方で、"へたくそ""むかつく"といった心無いコメントも見られた。ミナミはその一々に一喜一憂しながら今後の方策を練る。つい先程、コウが眠る直前までも、セリフの言い回しを指導していた。 「(これからは……)」 考えながら、ふとカレンダーを見る。明日の予定は―― 「――うおぉ、また出るぅ……!」 興奮で鼻を鳴らしながら男が叫んだ。太って、生白くて、汗だくで、髪はボサボサのずんぐりむっくり。ゴミ屋敷のような、足の踏み場もない部屋は、まさしく彼にこそ相応しい。 ミナミはそこにいた。今日も"営業"だ。 「(営業? これも?)」 相手は女気の微塵もない、そして何より、権力に全く縁のない男! 彼女はそいつに後ろから交尾されていた。 そのさらに後ろから、タイガが笑う。 「またイくの、ヌマちゃん」 魔少年は今日も冷酷な表情で、二人のまぐわいを見つめている。"ヌマちゃん"ことヌマタは、それへ見せつけるように軽く膣内へ射精した。 「(なんでこんな男に……)」 そう歯噛みしながら、本日五発目となる彼の中出し精液を受ける。その太い海綿体の跳躍も、不本意ながら慣れっこになってしまった。そしてそれとシンクロしてオーガズムの波が揺れる。 「クッ……ウゥ……」 悔しいが肉体の反応は制御できない。視界にタイガの股間が入る。彼もまたむき出しだ。ミナミはその日、二人から輪姦されていた。 「見なよヌマちゃん。ヌマちゃんのチンポで、ミナミまたイッてるよ」 十八も年上の男に対しても偉そうに言うタイガ。そもそもヌマタを引き入れたのも彼だった。 ヌマタと初めて会ったのは、例のスタジオの秘密基地。タイガと交わっている最中に、いきなりぬっと現れたものだ。ミナミは心臓の止まりそうな程驚いた。 片やタイガは落ち着いたものである。ミナミに覆いかぶさったまま、ちょっと首を回しただけで話しかける。 「あ、来た来た。こっち来なよ」 ヌマタはおずおずと、しかしギラギラした目で二人の結合部を見つめながら入ってきた。 「ちょ、ちょっと……!」 ミナミは焦って起き上がろうとする。すると、タイガは巧みに彼女の内壁の、それも一際感じる筋を芯棒でこすり上げた。 「ンンッ!」 ミナミはのけ反り、また力を入れられなくなる。見物人を前に、一部始終を見せつけてのアクメ。タイガは腕力でなく、ペニスで彼女を従えたのだった。しかもその上で、悠々と言い放つ。 「悪い、ちょっと待ってて。すぐ済むから」 言うが早いか、ペタペタと小さな尻を振り振り、やがてそいつを引き抜くと、あっという間にミナミの口に持って行った。そして迸る汁をその中へ流し込む。 「ンンブッ!」 むせ返るミナミ。ピクピク痙攣してひっくり返ったまま、股も開けっ広げなままで、そこに空いた使用後の穴がヒクヒクしているのも、傍観者から丸見えだ。 「ヌマちゃん童貞だからさ。ミナミ筆おろししてやってよ」 全部出し終わって残り汁まで舐め取らせた後、立ち上がりながらタイガは言った。曰く、ヌマタにはこのスペースの見張りをさせていたのだという。その見返りとして、ミナミに彼とセックスしろというのだ。 ヌマタも端からそのつもりで来たらしく、早くもカチャカチャとベルトを緩めだしている。 「イヤ……」 ミナミは裸の尻で後ずさった。なんのメリットもないセックス。拒否するのが当然だ。だが一方で、拒否できないことも知っていた。 眼前に童貞が迫る。いつから履きっぱなしかも分からない泥だらけの作業ズボン、そして黄色い染みつきのよれよれなブリーフが続々と下ろされる。その下から現れたのは、ずず黒い皮かむり。すっかり勃起しているのに、先端の数センチしか顔を出していない。 ミナミは顔をしかめた。鼻が曲がりそうだった。一体に彼は風呂の存在を知っているのか。包皮をめくると、そこにチーズのようなかすが溜まっていた。とても一日で付いた汚れではなかった。 これをしゃぶれという。ミナミは涙を流した。嫌だからだけではない。刺激臭のようなものを感じたからだ。それでも結果は変わらない。彼女は、まださっきの精液が残っているネチャネチャした口を大きく開き、彼の汚物棒を震える舌に乗せた。 「オッ……ゴッ……!」 途端に吐きそうになる。唇も閉じられない。だがそれで許されるわけもなかった。 「ほら、チンカス舐めてきれいにしてあげて」 横からタイガの厳しい指示が飛ぶ。そのくせミナミがそれをやり出すと、 「うわ、そんな汚いやつよくしゃぶれるよね」 と言ってバカにした。 それでもミナミはやるしかなかった。そもそも枕営業をやること自体我慢の連続なのだ。もはや開き直るしかない。彼女は鼻からの息を止めて、思い切って舌を滑らせた。舌先、舌の平で亀頭の輪郭をペロペロなぞり、唇をすぼめてチュパチュパ吸う。自分を殺せばどうということはない。 だが、その麻痺感覚も、ヌマタの一言で一瞬にして消し飛んだ。 「すげ、イきそう……」 それを聞くと、ミナミは反射的に肉棒を吐き出していた。精液も彼の場合汚らしいものに思われた。この上それを口内に充満させられるなんて真っ平だった。一種恐怖ですらある。 すると、彼女の対応には別に頓着せず、タイガがヌマタに向けてアドバイスした。 「駄目だよヌマちゃん、まだイッちゃ。ちゃんとマンコに出して童貞卒業しないと」 ヌマタは下卑た笑いを浮かべながら、しゃがんでミナミの腿を引き寄せた。仰向けの彼女が背中をズルズルと滑らせて引っ張られる。 ミナミはもはや抵抗しなかった。ただ、"膣もまた汚くされるのだ"と、諦めの中で考えていた。口の周りからは恥垢の臭いがまだ離れない。 ヌマタはしばらくもたもたやっていて、タイガから指導を受けたりしてから、やっと入ってきた。 「ンフゥ……ッ!」 瞬間、ミナミは唸った。当たり前のことながら、大人である彼のものは、先程入っていたものよりずっと大きかった。決して大きければいいというものではない。が、連続してやると、そのコントラストが独特な脈動を生むのだ。 「ンッグ……ッ! ンフーッ、ンフーッ!」」 ミナミは歯噛みした。そして鼻腔を広げる。悔しいが既に温まってしまっていた体だ。耐えようとしても抗しがたい。 「(こんなキモい男に……こんな……こんな……)」 三十年近くも女性経験のなかったような、そしてそれも十分納得できる不潔な野郎に犯されて、まさか絶頂するなんて自分が許せなかった。そんなに性に飢えているかと思うと情けなかった。 だがこうも思った。これは先にタイガのテクニックにさらされていた所為なのだと。決して、この気持ち悪い男の手柄ではないのだと。しかしそれは、自分で自分の首を絞めるような理屈だった。なぜなら、子供相手にアクメしたこと自体が情けないことなのだから。いずれにせよ、彼女に楽な道は開けていなかった。 「ああ、オマンコ気持ちいいよお」 ブヒブヒ鼻を鳴らしながら出っ腹を揺らし、ヌマタの一本調子な摩擦が産道をえぐる。 タイガは二人の交わりを見てケタケタ笑っていた。まるで犬同士の交尾を見ているような態だった。 「イヤァ……ッ」 大波の予感に言いようのない恐怖を感じて、ミナミはズンズンと頭上へ逃げようとする。 「イ、イきそうだよお」 ヌマタは言い、タイガを見た。すると、タイガが答えた。 「ハハ、もうイくの? いいよ、そのまま中に出しな」 それを聞き、嬉しそうにスパートをかけるヌマタ。 「溜めてきたんだろ? ヌマちゃん」 「うん、三日間ヌいてない」 二人の会話をよそに、既に波に飲まれ出しているミナミ。 「イヤァー……ッ、イヤイヤイヤ……!」 夢中で頭を振り乱しながら、己との闘いだ。 その口を、ヌマタの口が乱暴に塞ぐ。それと同時だった、絶頂汁が漏れ出したのは。 「ウゥ……ッ!」 恍惚とした表情で唇を吸いながら、ヌマタは人妻にたっぷりと子種汁を注ぎ込む。前言通り溜まりに溜まった濃い精子が、それはもう大量に、ヌマタの玉袋からミナミの胎内へとドクドク移動していく。彼はこの瞬間を少しでも長く愉しまんと、腕の中の美人妻をギュウギュウ抱きしめ、未練がましくヘコヘコと尻を振り続けた。 それを見たタイガが、いかにも寛容な風で飼い主よろしく許可を与えてやる。 「時間あるからさ、もう一回ヤんなよ」 それを聞いたオス犬は、ハアハア息を吐いて肯いた。結局その日、犬妻は彼の三番搾りまで種付けされた。 ヌマタにしてみれば、結婚して夫や息子と裕福な家庭を持つ美人妻なんて、精々オナペットにするのがやっとである。それと子作りまでできるだなんて、想像だにしないことだった。 ミナミにとってはなおさらのこと、営業相手にとっても大いに役不足な、単なる制作会社のアシスタントディレクター風情、加えて夫より年収が低いことだって間違いない奴に抱かれるなんて、狂気の沙汰と思われた。 それなのに、彼とのセックスはその日一度で終わらなかった。タイガに呼び出され、わざわざ男の家を尋ねてまで輪姦されている今日である。互いに交わるはずのなかった日常とは裏腹に、この日だけで六度目ともなる交尾に現に勤しむ二人。休日の朝から男の部屋でセックスなんて、まるで恋人同士だ。 「ウッ、ンッ、ンン~ッ!」 早焦点の定まらぬ目を天井に泳がせるミナミ。朝からヤられ通しで、はや4時間経過。すっかり正体もなくなっていた。常にでっぷりした腹で一部の隙もなく組み付かれ、いつしか体中が相手の汗にまみれ、体臭まで男と同じにうつされてしまった。局部に至ってはなおさらだ。恥垢と精液を中にたっぷり塗り込まれて、悪臭極まる穴となっている。そこに、母としての姿も、妻としての体もなかった。 「(出来ることがあったら代わろうか)」 昨夜の夫の言葉が白々しく思い出される。彼女は今、膣に一本、そして口にもう一本の陰茎を挿されていた。一人で二人の性処理を一度にだ。人生初の体験だった。 「(じゃあ、代わってくれる?)」 昨日出なかった言葉が冷笑と共に過ぎ去る。 「今度、ヌマちゃん家でミナミをマワすから」 先日、いきなりそう申し渡された。全ては今日オフであるタイガの発案である。ミナミはいわば彼にとって、ヌマタと遊ぶ時のおもちゃだった。 二人は代わる代わる何度も何度もミナミを犯して笑い合った。どちらも性欲旺盛。ミナミは夫が一晩で二発以上射精するところをいまだかつて見たことがない。 「オゥブッ、ま、待っでぇ~……っ!」 絶え間なく発情させられた結果、憎らしいはずの相手の、贅肉だらけの背に腕を回す。めくれ上がった肉びらはまだ精飲を欲している。 「ミ、ミナミ、またイくのか?」 口元を歪めて、得意げにヌマタが言った。半日タイガから指導を受けて、彼もいくらかスキルアップしていた。その自信が、他人妻を呼び捨てにする。 「ヒ、ぐ……イヤァ~……イッぐぅ……!」 二人の年下男に見下されながら、ミナミは恥のかき通しである。 「(なんで、こんなことに……)」 理不尽な思いは消えない、たとえどんなに快楽に飲まれようとも。だが、逃れることはできないのだ。少なくとも自力では。 間もなく、彼女は失神した。はっとして気が付いた時には、もう日が傾いていた。寝ている間にも輪姦されていたことは明らかだった。動かない彼女は、もはや本物のダッチワイフである。また、彼女が気を失っている間に、二人だけはカップラーメンで食事を済ませていたらしい。時間の経過が彼女を愕然とさせた。 ヌマタからは“泊まっていけ”と言われた。もし彼の言う通りにしていたら、間違いなく一晩中種付けされていただろう。そして、もしその後コウを幼稚園に迎えに行く予定がなかったら、このまま力づくで引き留められていたかもしれない。だが、そこは母親としての強さがある。結果、それが二人を圧倒した。 ミナミは強気で二人を振り払ったが、その様はまるで生まれたての仔馬のようだった。最後は情けないことに、犯された相手に支えられて部屋を出た。それでも使命は果たす。携帯を見ると幼稚園から何度も着信がある。遅刻だった。彼女は輪姦された挙句に、園から苦情を言われる羽目になった。しかし、最も傷ついたのは、そのことではない。それは息子から初めて、"ママ、臭い"と言われたことだった。 地獄だった。もうこれ以上はないと思われた。が、この日はまだ始まりに過ぎなかった。別な日には、局の男子便所で二人からマワされた。あれだけバカにしているヌマタから、"精液便所"という蔑称で呼ばれながら。 「飲め、ミナミ……」 洋式便座に座ったタイガが、その前にしゃがむミナミにペニスをくわえさせる。そしてその口の中へ放尿を始める。彼は以前胸の谷間でして以来、彼女に小便することに味を占めていた。 その脇にはヌマタが立っており、上向き加減の彼女の頬に、相変わらず恥垢の付いた陰茎を乗っけている。既に射精も済ませ、彼の吐き散らかしは彼女の目頭の窪みと眉にかけて溜まっていた。 「ングッ……ングッ……」 少年の尿が喉に流れ込む。溢れ出て、洋服を汚す。ミナミは逃げ出せず、怒れず、ひたすらに耐えている。 「(コウ……)」 息子の為の試練はさらに重なる。タイガに触発され、なんとヌマタの先からも薄黄色い温水が出始めたのだ。それを見て、タイガが手を叩いて大笑いする。 「アハハ、ヌマちゃん、鬼。熟女は厚化粧が命なのにさ」 ヌマタの小便はあっという間に額から、髪の毛の中にまで飛散した。化粧も無論剥げていく。タイガまで面白がって、口から陰茎を抜き出した。二人一緒になって、熟女の顔面に小便をぶっかける。 ミナミは、まだ耐えるのか。耐えられるのか。 「(ほんとにこんなことまでしなきゃならないの……?)」 これは必要な犠牲なのか。ただただ涙がとめどなく頬を伝った。が、それは浴びせられる温水に混じって流れたので、男共には気づかれなかった。 「ギャハハ、きったねえ!」 やっと出し終わると、タイガはそう言い捨てて出て行った。ヌマタも続いて去る。 すると、トイレからちょうど出た廊下で、タイガはある男に呼び止められた。 「よお、タイガ」 タイガの顔から一気に笑みが消える。 全身ずぶ濡れのミナミがドアから出てきたのは、ちょうどその時だった。それを見た瞬間、男のキリリと冷ややかな眼光が、鋭くタイガの目を射た。 「おい、お前ら、何してる」 タイガは、震える口を開いた。が、声を発するまでには至らなかった。 ドサッ――三人の目の前で、ミナミが気を失って倒れた。 〈つづく〉 |
その台詞に、祐子の気持ちはまたしても揺れ動く。つい今しがた、少女によって性欲を解消しようと決していたにもかかわらず、男根が登場するとあっては、やはりそちらも捨てがたいのである。 「入れるの?」 ふと横で、亜矢子が言った。ふわふわと浮ついた調子の声である。しかし、その行動たるや迅速で、早くもごろりと仰向きになってしまった。頭のぼんやりとしている彼女は、なぜか挿入イコール自分にだと早合点したようである。 これに焦ったのは祐子だ。 (え……?) 赤井は“どっちの”と言ったのであり、自分にも可能性はあるという心算をしていたのだ。思わず、彼の顔を見る。 すると、彼はニヤニヤしながら言った。 「祐子さんに入れたい気もするんだけど、どう?」 祐子に尋ねる。祐子にもちろん否やはない。それを分かっていて聞いているのである。 それでも、彼女は律儀に答えた。 「あ……ええ……」 さらには、その返答を補強するために、自ら股をMの字のように開いて挿入口をよく確認できるようにすらした。どれほど入れてほしいかというのが良く分かる態度だ。思いがけない競争となったが、体育会系で育った彼女にとっては、賞品以上に勝ちに対するこだわりが芽生えていた。 それなのに、そこまであからさまに意欲を見せたのに、審判が下した判定は彼女にとって酷なものだった。 「やっぱり亜矢子ちゃんにしよっと」 言いながら、さっさと亜矢子の腿を引き寄せる。その上、 「若い方がいいや」 とまで、ぬけぬけと言い放ったのである。 祐子は愕然とした。怒ってもいい場面であろうが、怒りよりも今は残念な気持ちの方が強かった。これでは初めに逆戻りである。いや、初めよりも性質の悪いことに、自分は全裸な上発情ぶりまでさらしたのだ。にもかかわらず、セックスにありつけず、年端もいかない子が快楽によがる様を、ただただ見守ることしかできないのだ! 失意の彼女は自分を慰めるべく、今一度“旦那様”に頼ることにした。幼き日より、いつも一人の寂しさを慰めてくれた“指チンポ”、それが彼女の偽りなき“旦那様”だ。 陰唇を開けば、中から熱い汁がとめどなくあふれ出てくる。彼女はそこへ、その定位置へと中指を沈めようとした、と、その時、急に赤井が呼んだ。 「祐子さん」 見れば、こっちこっち、と手招きしている。そして、それと反対の手の平が地べたに上向いて広げてあり、うち何本かの指もまた天井を向いて立てられていた。 祐子には、はじめよく意味が分からなかった。しかし、彼の手振りによって次第に意図が明らかとなってきた。それは、実に屈辱的な仕打ちだった。 「ほら、ここにまたがって、騎乗位」 赤井は言った。つまり、彼の手のひらの上に尻を落とし、彼の指をペニスのように見なして腰を振れというのである。彼の提案は、祐子を敗者にとどめるに飽き足らず、さらに奴隷的な境遇にまで落とそうというようなものだった。 さすがの祐子も呆れた、赤井の品のない思いつきに――いな、己の行動にである! 一瞬の後、彼女は彼の手の上に移動していた。自分が何をしようとしているのか、冷静な目で見ればこれがどれだけ恥ずかしい格好なのか、もう何が何だかわからない。大量の愛液が、早くも彼の手の上に落ちる。 祐子は、和式便器にまたがるように男の手のひらにしゃがみ込んでいった。そうして、彼の指を膣内に挿し入れていく。 「ア……ア、ンン……ンンァ……!」 太い指が奥へと進むにつれ、下腹がカクカクと震える。拳を胸の前で握り、本当に便でも催しそうな調子で力む。 「イッ……ア、ハアァァ……!」 やがて、全てを飲みこんだ。尻の肉が、ペタリと赤井の手の平に密着する。 「そのまま自分で腰振って、気持ちよくなって」 彼は言った。 それを真に受けた祐子は、素直に腰の上げ下げを開始する。まさに“騎乗位”である。 「ウン……ウン……ン、ン、ン……!」 次第に自分のペースをつかみ、腰の動きをリズミカルにしていく。男と交わってはいるが、その概要はオナニーと変わらない。彼女は手も足もグーにしながら、どんどんとこの他人の指を使った自慰行為に没頭していった。 と、この没頭をまるで遮るかのように、ふいに亜矢子の嬌態が目と耳に飛び込んでくる。 「イイッ! アッ、すごっ! アン、それすごっ! アンッ! アン、アン……!」 以前よりも真に迫った感じで、彼女は快楽に身悶えている。その姿は華々しくさえ見えた。 祐子の胸に、また悔しさがこみ上げてくる。亜矢子がしているのは、れっきとした性行為である。それに引き換え、代用品で我慢しなければならない我が身の哀しさだ。しかも情けないことに、自分はそれで今にも満足しそうになっているのである。なんという惨めな体たらくであろうか。しかし、それでも火照った体を鎮めるには今はこれしかないのである。 (ウゥ……イくぅ……!) 彼女は歯がみしながらも、そのまま指の上で果ててしまった、現にセックスをしている亜矢子らよりも先に。その日はその後も、ついにペニスを入れてもらえなかった――。 ――赤井との間には、こんなことがあった。彼は別に祐子のことをいじめたいわけではない。ただとにかく若い子を相手としたいだけなのであって、祐子との交わりは、いわばついでというに過ぎないのである。 「さあ、着いたよ」 浴場の前で、彼は祐子を下ろした。 「俺も一緒に入るよ。……まあ、さっきシャワーはしたんだけどさ」 彼はそう言って、今行ってきたばかりの風俗店の話を始めた。彼の話題は、いつもこれだ。もう何度も聞かされてきた。そして、そこでどんなサービスが行われるかも、彼女は手取り足とり教えられてきた。 二人は相撲部屋にならではの広い浴室に入っていく。まずは、祐子が簡単に体を洗う。赤井はそれを手伝って、ボディーソープを彼女の体に塗りたくったりするが、ほとんど邪魔しているようなものだ。 その上で、ここからが本番、とばかり、彼は腰かけに座って言った。 「じゃあ、いつもみたいにやって」 祐子はしおらしくうなずき、彼の体に身を寄せていった。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
「ヒィッ! キモイッ!」 局部を襲うおぞましい感覚に、悲鳴を上げる亜矢子。だがしかし、彼女の受難はまだ始まったばかりに過ぎなかった。続いて、生温かく柔らかい物体が股間を刺激しだす。薄々覚えのある感触だ。そいつが陰唇をなぞると、身の毛もよだつ不快感と、ある種の恐怖を彼女は覚えた。 「ヤッ! マジ、ありえない!」 発狂しそうな勢いで身じろぎする。しかし、それは剛腕の檻の中のこと、拷問からの脱出など夢のまた夢だ。そうするうちにもザラザラとした表面の軟体は、陰裂と肛門との中間部分を妖しく突き動かす。その瞬間、下腹にぐっと力を込めて、亜矢子は背筋を凍らせた。 その力みきった尻肉を、祐子はこれまたぐっと力を込めて、左右にかき分ける。そうして、その狭間へと容赦なく鼻先を突っ込んだ。今彼女は、犬のように背を低くして前方へと伸び、その顔面を亜矢子と赤井の結合部へと押しつけている。傍から変態と謗られようとも構わない、いな、むしろ自ら望んで変態に成り下がりたいという決意の構えだ。 彼女は舌先を鋭くして陰茎と陰裂の隙間にそれを押しこみ、そこから湧き出ずる蜜液をすすり、さらに唇をすぼませてそこいら中を吸引していく。肛門にも吸着した。肛門と唇の接吻である。不潔だなんて思わない。もう慣れたものだ。男性に対してもだが、相手が女性であってもである。 ここで物を言うのが彼女の遍歴である。女子校仕込みの女体あしらいは、伊達ではない。たちまち亜矢子は息も絶え絶えになってきた。逃れられない拷問を受け続けてきたせいで、頭がマヒしてきたようである。 「ヒッ! アヒッ!」 終始落ち着かない様子で、ピクピクと体のあちらこちらを痙攣させる。 「どうしたの、亜矢子ちゃん。気持ちいいの?」 向かい合う赤井が、意地悪く尋ねる。亜矢子はそれに、ぶんぶんと首を横に振って応じるのがやっとだった。 彼女の高揚感が、祐子には手に取るように分かる。それは、相手の言動を待つまでも無いことだ。経験で分かる。体温・汗・鼓動、ありとあらゆる材料が、少女の絶頂の近さを物語っていた。 「ウフゥン……」 わざと艶めかしい声を出して気分を盛り上げつつ、祐子は亜矢子のアナルを舐めほじる。十代の尻はきれいなものだ、尻の谷間中毛むくじゃらの祐子を持ち出すまでもなく、仮にいづ美と比較してもそう思う。いづ美の尻は美しくシェイプアップされているが、亜矢子のそれにはいづ美にすら無い瑞々しさがあるようである。 彼女はその尻たぶをプルプルと揺らして愛しみながら、やがて、太ももと腰のあたりにかけて、やや爪を立て気味にさすり始めた。こうしてやることで、ぞくぞくとする間接的な快感がせり上がってくるはずなのだ。 「ア、ア、ハアァ……」 案の定、亜矢子の口から甘い吐息が漏れ始める。若い肉体は、快感に対して素直である。もっとも、こう行き場も無く体を固定されてしまっては、快感へ向けて進むしかほかに道はないのであったが。 そんな彼女のすらりと伸びた背筋を、背骨に沿って祐子はゆっくりと舐め上げていく。その間、亜矢子の震えはもう止まらない。あれほど充満していたはずの不快感を、今完全に快感が凌駕してしまったのである。それを確信した祐子は、自信を持って小麦色の肌を湿らせていった。 責めと受けの立場は、両者の力関係によって決まるものだが、いづ美との交渉では後手に回る祐子も、亜矢子との間では自然先手を取ることとなるのだった。本来それは年齢的なものではなく、祐子の場合も後輩から責められることが多々あったが、今回は経験値に差があり過ぎた。おまけに、男まで介在している。たとえ祐子一人であっても決着は明らかであったろうが、赤井が入ったのではさらに話にならない。 結果、首筋に噛みつきながら祐子が乳房を揉みしだいた頃には、亜矢子はずっかり絶頂の極みをさ迷っていた。 「イッ、イヒィッ、ヒッ……ハェェ……!」 身も世も無く悶えて、彼女のアクメは止まらない。 祐子は、少女のたわわな乳房を愉しみながら、そんな彼女を優しく見守っていた。 「おっと、亜矢子ちゃんイッてるね? おマンコ、きゅうきゅう締まってるよ」 あからさまに卑猥なことを言って、赤井も優しげに亜矢子の腰を引き寄せる。そうして相手に尋ねる。 「どう? 気持ちよかった?」 だが、聞かれた当人は顎元を微かに震わせただけで返答できない様子だった。 そんな様を見た後、彼はふいに目を転じると、祐子に問いかけた。 「そうだ、祐子さんも脱いだら?」 それを聞くと、祐子ははにかみながら、しかし、いそいそと服を脱ぎ始めた。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
それは、祐子の経歴からすれば当然ともいえる経過だった。たちまちのうち彼女の瞳には、亜矢子の日に焼けた黒い肌が魅惑的なスイーツのように映りだす。彼女は手に持っていたタオルを、赤井の背からそちらの方へと移した。 「なっ、何すんの?」 思いがけぬ祐子の挙動に、亜矢子は仰天して肩を反らす。彼女にしてみれば、理解を越えた所業であり、気味が悪くて仕方がなかった。見知らぬ女が、自分達のセックスをのぞき見したばかりか、こちらの体に触れてきたのである。とても常人のなせる業とは思われなかった。 しかし、動き出した祐子は止まらない。今の彼女にとっては、亜矢子にどのような印象を与えようとも、懸念の材料にはならなかった。たとえ変態と蔑まれようとも、今は甘んじてそれを受け入れる覚悟だった。 タオルは、小麦色の上を滑らかに這い始める。 (きれいな肌……) 祐子は目を細めた。きめ細やかな肌だった。先程赤井に感じたのとは違う甘酸っぱい気持ちが、祐子の心に広がっていく。 彼女はもう片方の手で、直接その肌に触れた。しっとりと湿っている。そして、若さ故の反発力が手のひらを押し返す。薄い脂肪は温かくかつ柔らかく、それはまるでウサギか何かのような小動物を思い出させた。 祐子はその辺りを撫でまわす。と、見る間に手の下で産毛が逆立っていく。 「き、気持ち悪い!」 亜矢子は悲鳴を上げて、さらに肩を反らせた。 しかし、逃さじと赤井の太い腕が彼女の薄い背中を抱き締める。そして言った。 「そうだ、亜矢子ちゃんも拭いてあげて」 遅ればせながら、祐子の行動を歓迎する彼である。もっとも、祐子にしてみれば、わざわざ彼に指示されなくとも既に心は決している。憐れ少女は小鳥のように空しくもがきながら、淫らな大人二人の間でその羽を封じられたのだった。 「ヤッ! ちょっ、やめてよ!」 少女が身をひねると、その筋肉の柔らかさを確かめるように、祐子は背中を下へ下へと撫で下ろしていく。やがて、こんもりと盛りあがった、桃のような丸みに出会った。その丘のカーブをなぞりつつ、さらに谷の方へも食指を向けていく。 鋭敏にそれと察した亜矢子が、腰を前に引きながら背を反らす。 「マジ、やめてってば! ちょっと!」 しかし、彼女の願いも虚しく、祐子の狙いはとっくにそちらへと定められていたのだった。ひと度狙われたからには、逃れる術はない。 (かわいい……) 口元を緩めて、彼女はそこへ手を伸ばした。白さまぶしい水着跡の中央に、うっすら影のようなおちょぼ口が、彼女の目的地である。彼女はそこを親指で軽く撫でた。 「ヒッイッ……!」 静電気に触れたかのように、亜矢子がビクリと跳ねる。さらに、二度三度も跳ねたが、やがて少しずつ静かになった。慣れたわけではないが、衝撃の度は収まっていったようである。 祐子は、そこを親指の腹でイジイジと何度も撫でさする。もはや、体の汗を拭きとることなど忘れてしまっていた。彼女は、穴と丘とを撫でまわしながら、その視線をさらに下部へと這わせていた。 少女の細い体でよくもここまでと思うほどに、そこにはぱっくりと大胆に開いた大口があった。言うまでもなく、その口には野太い肉棒が沈みこんでいる。鮮やかな桃色の柔肉を脇へと盛り上げて、それはふてぶてしくもその口をいっぱいに占領していた。 祐子はうっとりと、美しいものを見る目でそこを見つめた。彼女にとっては、交合そのものがもう愛おしい。それを体で表現するかのように、祐子はその局部へと手を伸ばした。ちょうど赤ん坊が手で触って物を確かめるように、思わず手が出てしまったものだ。 まず触れたのは剛直の棒、続いてそれをくわえ込む肉襞。俗に貝に例えられる肉の土手は、言い得て妙な程に伸縮自在に外部からの侵犯をくるみ、上手に受け入れていた。 かつて見た、いづ美と黄本の場面が思い出される。ただ、あの時と少し違っているのは、受け手の方の溌剌とした若さである。それは、必死に開いてくわえ込んでいるのであるが、その様子たるや切ない程であった。ふちからは涙とも汗ともとれる、頑張った証が漏れ出ている。祐子の触れる指先が、そのねばつきでどろどろに濡れた。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
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