おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
有紀はまた例の運搬方法で輸送されていく。後ろに矢板、前に比嘉。二穴結合でガッチリ固定され、盤石の態勢で廊下から玄関へと至る。当たり前に全裸だ。外へ出る時も、靴さえ履かせてもらえない。一方の男達は服を着る。ただ一部、慶介、浩樹、竜二のトリオを除いて。開放的な気分の三人は屋外へ出ても素っ裸で、役割を終えた前任者達から引き継ぎ、浩樹が膣、慶介が尻に入れて大空の下豪快に挟み撃ちした。 「ア~最高!」 慶介の歓喜が澄み切った空気に吸い込まれていく。同時に鳴りやまない肉ひだのさざめきもまた静かな木立ちの揺らめきに消えた。振り仰げば朝日を浴びてきらめく建物の窓々。その一つにはかの夫もいようが見られたらアウトだ。開けたロータリーに集団が屯し、女一人を公然と輪姦である。 終わって服を着る二人に代わって、男でただ一人まだ裸の竜二、しかし恥ずかしがりもせず膣に組み付く。向かい合う相方は七里川。 「いやあ、今日はよく働いたよ」 重労働でもこなしたかのように言う。実は先程来帰宅する者が出る度に運転手達は交代で車を出していたのであり、その点で確かに働いてはいた。もっとも、彼の意味するところは別にあるのだったが。とまれ、これから最後の奉仕が残っている。 「チェッ、もう終わりか~」 全行程を終え、あれだけヤッたのにまだ足りたい風で後ろ髪を引かれている竜二と友人二人を乗せて、七里川のタクシーが発車していった。これが最終第一便。歩いて下りられない距離でもないがサービスである。松倉と浪岡もそのつもりで待機中だ。 「これが最後だよ」 鈴木に念を押されて、祥吾と雅也が周囲の顔色を窺った。若さ故どうしてもヤりたい。そのことは重々承知で大人達は彼らに次を促した。残った大人は、残り時間が少ない事も勘案し、余裕の精神で遠慮を決めている。ただ一人、バス送迎を終えた薮塚だけがいきり立っていたが。 寛容に勧められた二人は、しかしか細い体躯故に立位でサンドイッチできず、やむなく一人ひとり順番に済ませることになった。いよいよ最終種目リレー。バトンは友人母の産道だ。地べたに背中を付かせるのは忍びなく、必然的に後背位を選んでのスタート。それも女が膝を地につかんばかりに腰を下げ、バスの下部にやっと掴まる体勢での合体だ。裸足が冷たいアスファルトを踏みしめ、息子の同級生の最後の頑張りに耐える。 まずは祥吾、続いて雅也。万感の思いを込めて腰を繰り出す。いびられた過去などもう遠い昔。こうやってただ気持ちよくしてもらうだけの肉の穴だ。今となってはモンスターペアレンツや問題児の影さえちらつかない。彼らは幸福に包まれながら種付けした。 「もう満足した?」 鈴木に訊かれて、少年達ははにかみながら素直に頷いた。 他方、当然のように次を始めようと進み出たのが薮塚だ。助平と呑兵衛は元来往生際が悪い。 「おい、いい加減にしないか」 袋田にたしなめられるも両手を合わせて頼み込み、半ば強引にぶち込んだ。バスの側面に手をつかせ、足を広げさせて後ろから太い物をガシガシと突っ込む。彼の腰のグラインドのせいで車体がゆさゆさと揺れた。 それを背景に祥吾と雅也は浪岡の、鎌先は松倉の車に乗って帰っていった。矢板は自分の店に戻る。袋田は鈴木らに申し訳なさそうに愛想笑いしていたが、同僚が望みをかなえて戻ってくるとこれを蹴飛ばして叱責した。 「さあ奥さん、帰りますよ」 鈴木が声を掛けた時、有紀はタイヤに額をもたせてうずくまっていた。彼女を使い終わった薮塚がそのまま手を放して放置したからである。比嘉がこれに肩を貸して起き上がらせ運ぶ。乗るのは彼女の家のワゴン車である。彼が裸体の女を後部座席に積み込む頃、運転席の鈴木がエンジンを掛けた。袋田と薮塚が去り行く車を見送る。 それと入れ違いで一台の黒塗りの車が入ってきて玄関に横付けした。金光を迎えにきた車だった。 「先生はまだ?」 車から出てきたスーツ姿の男は開口一番尋ねる。 「さあ……まだお休みかと思いますよ」 袋田は答えたが男は一瞥もくれず、黙って携帯電話を操作しだした。 「ああ、もしもし先生、着きました」 * 有紀を乗せたワゴン車は自宅に到着した。外で待ち構えていた島田がもどかしそうに駆け寄る。 「遅いじゃないか」 そうして三人で有紀を助け下ろすと彼女の自宅へと運び込む。途中門扉の脇に裸の佳彦が座っていて一団を睨んだ。この少年はとうとう一晩中素っ裸で屋外にいたのである。男らは荷物――かつてこの家の女主人だった物を、屋内に入って一番近くの部屋にあったソファーへ投げ出した。 有紀は呆然と天井を見ている。満たされた疲労と反比例な空虚が体内に渦巻いてクラクラする。帰宅したのは分かっているが思考は随分と遅れてくるようだ。いざ何から手をつけて良いか判断がつかない。 「ぼ、ぼく、お母さんを頼んだよ」 後から付いてきていた佳彦に対し、手持無沙汰だった鈴木がとりあえず声を掛けた。当然のように相手は無視である。そして彼は真っ直ぐに母のもとへ歩んでいった。大人達の胸には、 「この子に任せて大丈夫か?」 という不安が一斉によぎったが、これ以上打つ手はなかった。三人はそそくさと退散した。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼自宅 有紀、佳彦、清美、瑞穂 ▼大輪館 袋田、藪塚、金光、枝野 ▼電車移動 前原 ▼帰宅 恵太、優斗、豊、聡、翼、村本、猪瀬、舛添、島田、服部、花村、羽根沢、森岳、沼尻、高橋、小林、俊之、克弘、慶介、浩樹、竜二、七里川、祥吾、雅也、浪岡、鎌先、松倉、矢板、鈴木、比嘉 〈輪姦記録〉 挿入男根:37本 射精回数:170発 (膣86・口23・尻44・乳7・顔8・髪1・外1) |
ショートオムニバス・シリーズ 『母を犯されて』
ケース9 母・香菜 32歳 ざわめきから遠ざかった茂みの中に母娘はいた。 「全部出た?」 「うん」 香菜の問いに娘は頷く。下草と枯れ葉に水たまりが染み込んでいた。母はそれからあえて目を逸らし、パンツを上げた娘の手を引き何食わぬ顔で宴席へ戻ってゆく。 誰も気に留めることのない中、二人は元の位置に座った。ビニールシートの上には食べ散らかした弁当やつまみ。そこに頭上から降り注ぐ花びらが彩を添えている。空は青く澄み、春の風が穏やかに吹き渡る。 赤く染まった頬に心地よくそれを受けながら、香菜はつい杯を重ねた。普段の酒量は決して多くないが、元来飲めない口ではない。清々しい外気が彼女の気を後押しもする。陽気に浮かされた子 供達は、腹が膨れると走り回って遊びだし、大人達は一層話に身を入れた。 それでも二、三時間経てば退散する者が出てくる。しつこいのは酒飲みばかり。ただこの会の場合、そういう勢力の方が多かった。 さて、春の日といっても太陽が西へ傾くにつれて肌寒くなる。カーディガンの上から二の腕をさすりながら、香菜は席を立った。ここ高台の広場は見晴らしも良く、住民にとって絶好の集会場所であるが、用足しに不便なのが玉に傷だ。裏の寺にある公衆便所一択となるが、そこまで参道をはるばる上ってゆかねばならない。 階段の入り口で夫にばったりと出会った。 「トイレか?」 明け透けに言って、フラフラとよろめく。この分ではあの階段を上まで行ってはいまい。そう妻がいぶかる先から、 「その辺で済ましちゃえば」 と、彼はゲラゲラ笑った。日頃にもない粗雑さである。こういうとき、女は理不尽を感じずにいられない。切羽詰まった生理現象が尚更腹立たしくさせた。 山中はひんやりと涼しく、その中を香菜はトボトボと進む。家へ下りるよりは近い。だが上にたどり着いても空室とは限らない。じりじりする焦りもあって、彼女は低い段差で何度か躓いた。 「ちょっと飲み過ぎたかな……」 人のことをとやかく言えた立場ではないと思った。見渡せば周囲の緑は外から見るよりも深く、どこまでも覆い隠すよう。男らが出来心を起こすのも無理はない。実は香菜も娘にごねられて先程その茂みで野 小 便をさせた。寺から例年苦情が出ていることも知っている。だがこれだけの自然だ。実際は何ほどの影響があろうか。 酒で鈍った理性が彼女の脚をそそのかした。道から外れて草を踏み、ようやく身の丈を隠しおおせる位置に来た。緩んだ気持ちが急速に尿意を高める。香菜は下着を下ろし、とうとうその場にしゃがみ込んだ。 「ホッ……」 淡い背徳感が漏れてゆく。出始めると一気だ。普段意識する以上に沢山出るように感じた。 その時である。一体どこから湧いてきたのかと思う位唐突に人の影が動いた。 「えっ!」 咄嗟に身を縮こまらせる。もうこれ以上はしゃがめない程に。水流は未だ衰えない。爪先にぐっと力を込めて踏ん張る。不安定な斜面で窮屈になった筋肉が悲鳴を上げた。 「早くどっか行って!」 必死で念じる。だが、次に目を開いた時、その願いは空しくも砕け散った。 「おっ、奥さん!」 それは、下田という、顔と名前位は知っている程度な、上の年代の男性であった。やはり今日の花見に参加している。 「やあ、驚いたなあ。奥さんも野ションですか」 彼は初めこそ驚いていたものの、すぐに我が事の方が重大とばかり段取りを始めた。ズボンの前を開き、中からイチモツを取り出す。 「えっ、ちょっと!」 香菜の動揺が静まらぬ中、下田は彼女の横に立って立 小 便を始めたのだ。立っているのと座っているのと、男と女との違いはあれど、二人並んでジョロジョロとやる。 すると、そこへもう一人の酔客が現れた。大沢という中年男性だ。下田と親し気に挨拶していたが、その陰に香菜がいると知って驚いた。一瞬二人の関係を疑ったが、そうではないと知ると、 「最近は女の人も立ちションすんだねえ」 と呆れたように言い、彼もまた当たり前に小用を始めた。香菜を挟んで右隣りである。 「ちょ、ちょ、ちょっと……」 顔のすぐ横に男性の性器が並んでいる。自分の夫のだって、放 尿する場面など見たことがないのに。香菜はぐっと下を向いて出来るだけ視界にそれらが入らないようにした。 目を閉じたいがそれは出来ない。身を低くしている方が当然小水と近い位置になる。すると、男らの放つ跳ねっ返りや蒸気が香菜の脚の方へ舞ってくるが、これが気になって仕方がない。変な緊張を強いられて早くも体中が痛い。 「いやあ、大自然の中でのションベンは開放的でいいですね」 下田は呑気なことを言っている。 香菜は耳まで真っ赤にしてただ俯くだけ。悲鳴を上げることも出来ない。恨めしいのは止まらない尿だ。草や葉にぶつかってチョロチョロと流れていく音が実際以上に大きく聞こえた。 「ふう……出た出た」 そう言って先に動いたのは下田だった。香菜はまだうずくまっている。 「あれ? 奥さんまだですか」 酒で出来上がっている下田は露骨に下品である。 「ひょっとして大きい方ですか」 「違います!」 香菜は反射的に否定したが、その瞬間あれが目に入って慌てて下を向いた。彼はまだ仕舞っていなかったのである。薄暗い中で一層黒ずんで見える萎びた茄子だった。 その内に大沢も終わった。やはり気になるのは香菜の様子だ。 「早く行ってよ」 香菜は心に願ってみるが、どうしたことか二人はもたもたしている。この間抜けな場面を面白がっているのかもしれない。そう思うと、一層惨めに感じた。実は香菜、とうに終わっていたのだが、足がつって立てなかったのである。 下田はじっと見下ろしていた。露に剥かれた白い双丘が後ろ髪を引く。彼はゴクリと生唾を飲み込んだ。 「大丈夫ですか。どこか具合でも」 「だ、大丈夫ですから。早く行ってください」 この時香菜はふいにゾッとする寒気を背筋に感じた。羞恥とは異なる危険を感じたのである。それは彼女の心中をざわつかせ、体勢を崩させた。 「あっ!」 ほとんど同時に叫んで、香菜が後ろにひっくり返ろうとするところを、咄嗟に下田が後ろへ回って受け止める。 「大丈夫ですか」 「大丈夫です……」 下田が支えなければ斜面を転げ落ちてしまう。だが、香菜には感謝よりも大きい懸案があった。彼女のショートボブの後ろに、明らかに彼の股間がある。それは今しがた見た茄子とは打って変わって、太く実り切っていた。 「あの、あの、もう……」 やんわりと助けを断ろうとしたが男は離さない。それどころか一層強く密着してくる。今やすりこぎのように成長したものが、後頭部を押している。 大沢の目も爛々と輝きだしていた。彼もまた一歩、一歩とじりじり歩を詰めてくる。 「あの……ホントに、もう……」 「でも離したら転びますよ」 下田の鼻息はいつしか荒くなっていた。心臓の鼓動も早まっている。思いは違えど、それは香菜も同じだった。現場を急速に緊迫感が取り巻いた。 下田は両脇から腕を入れて香菜を助け起こす。その手は明らかに胸に触れていた。香菜の足元がよろめいたのに合わせて、男は前方の木に彼女を押し付ける。咄嗟に手を突かなかったら顔面を強かに打っただろう。 「催してきたんで……こっちの用も足しておきましょうよ」 硬いものが生白い尻に触れる。尻はビクッと痙攣して引いた。それを肉棒が追いかける。男の犯意は明白であった。 「やめてください」 助けを求めて大沢を見るがすぐに目を逸らす。彼の大きなわだかまりが目に入ったからだ。 「奥さんも尻出して誘ってたんでしょう」 「違います」 「どうせ恥ずかしいところ見られたんだから、お互いに恥ずかしいことしましょうよ」 議論の余地など端からなかった。男根は静かに入ってきた、膣に近接し互いの尿の雫をまといながら。 「イヤァッ!」 そんな悲鳴を最初の出会いで上げればよかったのだろうか。汚れるのも厭わずに逃げ出せばこんなことにはならなかったのかもしれない。そう考えてみても、今も現に彼女は声を出せずにいる。声を殺して耐えるしか出来なかった。 下田は尻を引き寄せては押し返し、あるいは自分の腰を押し出しては引いて肉棒を出し入れした。香菜は樹木にすがりつき、尻を突き出してじっと耐えている。肉棒は次第に粘液にまみれテラテラと鈍く光った。それが白い谷間から出たり入ったりしている。 それをすぐ傍で凝視しながら、大沢は自分の肉茎をゴシゴシとしごく。彼も含め三人の熱気は、山と春の冷気の中でもいや増すばかり。呼吸は入り乱れ、ジワリと汗が噴き出してくる。やがては白濁汁も噴き出した。 「うぅっ!」 「やっ、な、中は……!」 下田の終焉を悟って香菜はようやく声を上げたが、言いかけて半分以上は諦めていた。だが下田も思惑は同じだったようで、結局彼は射精の直前に抜いて尻にぶっかけた。勢いついた迸りはスカートにも沢山かかり、それ以外は尻の上にボタボタと落ちた。 彼と入れ替わりで、大沢も当たり前に“用足し”に立つ。香菜も尻を突き出して待つよりほか仕方なかった。公 衆 便 所とは不特定の者に使用を許可された便 所であるが、不特定の者の“用を足す”のに彼女の体が使われるなら、彼女こそ“公 衆 便 所”と言えるだろう。大沢はその道理を証するがごとく、使用済みの便器に男根を突き入れた。 やることと言えば同じく出し入れである。香菜は入れられる時に「グッ」と歯を食いしばり、出される時に「ハッ」と口を開けて眉根を寄せた。彼女はこらえていた。が、こらえる前に飲酒が過ぎたようだ。 「アァッ!」 と切なく啼いた。その直後に大沢も気付いて思わず離れる。バシャバシャと二人の間に水しぶきが起こった。去就を迷っていた下田も近寄って来る。香菜はまた漏らしていた。 「またオ シ ッ コして、しょうがないなあ」 「ごめんなさい……」 なぜ謝罪したのかを当人は自覚していない。大沢も意に介さず、下腹部をびしょ濡れにしたまま再突入する。 ちょうどその頃、少し離れた草陰で彼らの様子を覗き見している者がいた。浅沼という少年である。あらかたの子 供は家に帰ってしまったが、酔っ払い家族の子は一部居残っていた。彼はほかの子との遊びにもいい加減飽き、ふと何気なく山の方へ入ってみた。そこで思いもかけない場面に遭遇したのである。 彼は自分のペニスを握り締めながら、まんじりともせずに現場を見ていた。異様な興奮がその身を包み、既に一度射精している。それへまた思いがけない珍客がやってきた。 「どうしたの?」 見れば幼い女の子。あっと思って、咄嗟に浅沼は右手で彼女の口を塞いだ。あまり慌てていたので精液まみれの手の平だった。彼女こそ香菜の娘であることを彼は知っていたのだ。 娘はびっくりして暴れ出す。浅沼はズボンを上げるのも後回しにして彼女を抑えつけた。それは彼なりの優しさだった。今の今、母親で搾り出した精液を娘の口に付けてさえ、守らねばならない捻じれた優しさだ。 母は輪姦されていた。その事実を隠してやりたい。 そんな気遣いも露知らず、大沢は香菜の膣内に子種汁を注ぎ込んだ。 「ア……ッ!」 香菜は愁眉を寄せて体の芯に熱い汁を感じる。そのしばらく後で、今度は別の汁が怒涛のごとく流れ込んできた。 「こうやって洗い流したら妊娠しないから」 大沢は膣の中で小 便していた。 「イヤァッ!」 さすがに敵わぬと身もだえする香菜だが、大沢はそれを許さじと抑えつけ、隙間なく密着して尿を注ぎ込む。当然穴の中に行き場はなく、それが溢れて香菜の脚を伝ってチョロチョロと滝のように流れた。 すると、それに対抗するかのように、今度は香菜がまた漏らし始めた。既に大沢の栓が抜かれ、ガニ股に開いた脚の間からジャージャーと垂れ流す。 それが終わってへたり込もうとするのを下田が受け止め、待ってましたとばかり海綿体を接続する。 「お行儀の悪い子には、お仕置きしないと」 彼も大沢に倣って、膣 内 放 尿をした。これでは文字通り、香菜の膣は便器である。 「すごいことしてる!」 浅沼はもう辛抱たまらんとばかり右手でペニスをしごき立てた。娘を抱きながら、非情にも母親でオナニーする。シコシコという振動が無垢な少 女に伝わろうとも関係ない。最初は持ち替えた左手でかろうじて彼女を押さえていたが、とうとうそれも及ばなくなった。 「ママー!」 娘は飛び出した。男達は脱兎のごとく逃げ出していく。余談だが、不慣れな山道を酔いどれが走ったために、下田は足を、大沢は腕を骨折する大怪我を負ったという。 「ママもここでオ シ ッ コしてたの?」 娘は屈託ない笑顔で尋ねた。母は水たまりの中で力なく笑い返した。 〈おわり〉 |
「なんか、いっぱい来たっぽいけど?」 脱衣所の騒がしさを聞いて、慶介が大人達の顔を見回した。ちょうど自分の番を迎えようという時だったが、思わず手を止めて。 「ああ、年寄り連中の朝風呂だろ。タダで入れるんだよ」 矢板が答えてやった。 「マズいんじゃねえの?」 「何が?」 彼らの会話が終わらぬうちに、さっそく客達は入ってきた。男が二人、女が三人の老人達だ。 「あれまあ珍しい!」 「先客がいるじゃないの」 彼らが驚くのも無理はない。一番風呂でないのは初めてのことだったのだ。 「まあ、若い人がこんなに」 混浴だから男女が交じるのは普通だが、年若い者と入るのはかつてないことである。年寄り達は嬉しがり、先客に興味津々。特に少年達には質問責めで、問われる方はたじたじとなった。 「こっちの人はエラいベッピンさんじゃのお」 同じく有紀もまた注目を集めた。 「はて、どっかで見たことあるような……」 「すんごい、お尻みたいなお乳!」 色々と話しかけられるも例によって彼女はぼんやりして無反応。 「大丈夫? のぼせてるんじゃないかしら」 「いやいや、実はね……」 鎌先が横から口を出した。 「この奥さん、どうしようもない助平でね。この混浴にも男漁りに来てるんですよ」 突拍子もない話に聞き入る一同。ここぞとばかりに語る鎌先。 「実は今朝もね、我々揃いも揃って搾り取られまして。ね? 有紀さん」 「へ?」 有紀は間抜けな返事をした。新しい客が来たことも、自分が見つめられていることも分かっているが、全く判断力が働かない。 鎌先は論より証拠とばかり彼女の背後に回るやゴソゴソと水中で何かやった後、むんずとその乳房を鷲掴みにし、それを持ち上げる形で彼女の身ごと浴槽のへりへ上がった。 「ウウッ!」 胸の突っ張りに耐え呻く有紀。他方、一同は驚嘆の声を上げた。 「おおっ!」 「まあっ!」 「んんっ、これは!」 水しぶきの中から現れた男女の肉体は、互いの性器でガッチリと結合されていた。 「ズッポリ入っとるでないの!」 「これ、よう見てみい、ケツじゃ。ケツに挿しとる!」 ただでさえ面食らう光景なのに、その上イレギュラーな性交とあって、老人らは目を丸くしてさらに驚いた。 こういう場合、男ならまだしも女の中には顔をしかめる者もいようが、三人の老婆達は全く動じる様子もなく、あけすけな下品さでゲラゲラと笑っていた。その内の一人があることに気付いて指をさす。 「トクさん、あんたほれ!」 指摘された方、白久という老人は中腰になって局部に見入っていたが、その陰茎は硬く持ち上がり出していた。それを見つけて、また老婆らは手を叩いて喜ぶ。 「わしもじゃ、ほれ!」 もう一人の老爺、姥子は自ら立ち上がって勃起を見せつけた。ワーワーと昔の女子達が囃す。子宝温泉の効能はてき面とばかり、年齢に似つかわしくない硬度であった。 「こんなエエおなご見たら、たまらんわ」 「どうぞ、お試しなさいよ」 鎌先が勝手に許可を与えて、肉びらを開いてみせた。 「ええのんか?」 「いいですよいいですよ。このどスケベマンコ、チンポ欲しくて仕方ないんだから。どうかここは人助けだと思って慰めてやって」 「そういうことなら……」 姥子は用意された収納孔へ、いきり立つ肉棒をはめ込んでいく。熱い肉にくるまれる時には、さっきよりもっと若々しく角度を付けていた。この期に及んでまた見ず知らずの男性が有紀の身を貫く。 「そういえば、これ二本も入って」 はめてから男は気が付く。当たり前に入れてはみたが、長年の人生でも初めてだ。だが、有紀にはこれが正常運転。出会って数分の交尾も含めて。 「ほら、こっちの口も空いてますよ。どうぞ、食べさせてやって下さい」 白久は導かれるままに口腔へ肉茎を挿した。口の中でますます膨らみを増す。 「まあ! 三本も!」 ギャラリーは一層喜んだ。セックスは娯楽である。言葉も知識も必要としない、最も古典的な人類共通の愉しみ。一番簡単に人を笑顔にする。 年寄り達はまるで青春時代を取り戻したかのように生き生きと性を謳歌した。白久は有紀の頭を掴んで自ら出し入れし、姥子は腰の振りをよどみなく繰り返した。 「こんなベッピンさんと腰を使えるなんて」 剛直は隆々、白い泡立ちをまぶして光り輝く。姥子は傍で見守る中 学 生よりも無邪気に性の階段を一目散に駆け上った。 「ああっ!」 体の芯から飛び出した精子が、恍惚となる彼の性具から解き放たれる。生気そのものを放出したかのごとき様相だ。胸に沈み込んで、残りの汁まで全部出す。 休む間もなくして、白久と場所を替わった。 「久しぶりだ」 感慨深げに白久は述べた。挿入と同時に湯に浸かった時のような吐息が出る。温く包まれるのは芯棒だけながら、全身がカッカと火照ってくる。思い出以上の快感だった。 打ち下ろされる玉袋がキューッと引き締まっていくのを見ていると、観客の老婆達も段々悶々としだした。発情は連鎖するもの。手近の少年に手を出しはじめる。 祥吾は股間を明らかにまさぐられ困惑していた。相手は彼のストライクゾーンよりかなり上へ外れていたし、何発も出した後だから余計冷めていた。それなのにコチョコチョとペニスを転がされれば、惰性的に勃起してしまう。 「ウフフフフ……」 老婆は不敵な笑みを浮かべた。この時、雅也も別の者から同様の被害に遭っていた。やはり反射的に種付け軌道に入ってしまう。年の功の手練手管もあって、不本意ながら気持ちいい。 もしもこの時袋田が呼びにこなかったら、このまま襲われていたかもしれない。 「先に来たお客さん達、そろそろ上がってください」 ツアー客でも呼ぶような装いで招集されると、真っ先に竜二が立って応じた。その肉茎はビンビンである。実は彼もイタズラされていたのだ。 結局白久と鎌先が打ち上げてすぐに有紀らは風呂を上がることになった。老婆達は恨めしそうに若い勃起群を見送る。 「お姉ちゃん、またおいでよ」 先端から粘り汁を滴らせつつ、白久が去り行く背中に呼びかけた。有紀の割れ目から彼の残り汁がこぼれ、それを踏んだ足がピチャピチャと鳴った。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大浴場 有紀、鎌先、矢板、慶介、浩樹、竜二、松倉、七里川、祥吾、雅也、鈴木、比嘉、浪岡 ▼客室 金光 ▼館内 袋田 ▼バス 藪塚 ▼電車移動 前原 ▼帰宅 恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添、島田、服部、花村、羽根沢、森岳、沼尻、高橋、小林、俊之、克弘 〈輪姦記録〉 挿入男根:37本 射精回数:161発 (膣80・口23・尻41・乳7・顔8・髪1・外1) |
「いやあ、探したよ」
浪岡は松倉の傍へ寄って言った。駆けつけ三杯とばかり、もう既に尻穴へ精を放出してきている。大浴場へ着くなりの一発であった。 彼は同僚に、佳彦を送った後で客一人拾った経緯を話した。前原の顔に覚えがなかった彼にとって、それは夜道を歩く珍妙な男であった。二人が会話に花を咲かせている前で、有紀は慶介らによって全身洗浄されている。 「ヒァ……ッ、アブフゥ……!」 ぶっきらぼうに顔へシャワーをぶっかけられ、まるで洗車のような粗雑さである。少なくとも人間を扱うやり方ではない。 「もうそんな時間か」 島田は袋田から時刻を聞かされ、そわそわとしだした。かれこれ午前2時になろうとしていた。そろそろお開きをと考えた彼だったが、周囲の反応はまちまちである。 「そうだなあ……」 花村は腕組みした。島田は一連の件全体の幕引きを念頭に置いていたのであったが、花村にとっては自分のスケジュールが第一であった。彼のみならず、家庭を持つ身には悩ましいところである。 「うちもそろそろ……」 服部は口をもごもごとさせた。日中有紀の乳房を凝視していただけで咎めだてしてきたような女房を持つ彼。今すぐに帰宅しても肩身が狭くなることは間違いない。 結局、彼と島田がまず先に離脱することとなった。島田は後のことが心配だったが、腹心ともいうべき鈴木が後に残って始末をつけると請け合うので、任せることにした。その上で、“最後に一発”と勧められ、二人は洗車後の女体へ乗車していくことになった。島田は前へ、服部は後ろへ。 「変われば変わるもんだ」 島田は緩んだ割れ目を見下ろしながら思った。彼女の境遇も、そして自分の彼女に対する印象も。もはや怨恨の気持ちは消え、あるのは慈愛の情のみ。すっかり毒気を抜かれた無垢な表情そのままに、女陰もまた何ら抵抗なく男根を収めていく。 「もっと愉しみたかったなあ」 裏側では服部が未練を隠そうともしない。長時間の慰み者役を全うするこんな稀有な女体に、今夜を逃して出会えないだろうことは想像に難くなかった。 島田は右手に乳房の重量を意識しながら、左手で女の頬を撫で、濡れた髪をかき上げた。そこにいるのは二十歳も年の離れた娘であり、且つ妖艶な娼婦だった。彼はその陰裂へ精を搾り取られていく。やや遅れて服部も、その内臓の奥へと。 こうして二人は去った。島田は何度も彼女の処遇計画について鈴木に念を押して帰った。 「減ると寂しいもんだねえ」 小林がつぶやく。競合相手が減るのは歓迎すべきことながら、夜が更けていく静けさとも相まって妙に寂寥感が増していった。二十四本のうちたった二本減っただけでこれだ。 さらに3時前後には、花村、羽根沢、森岳、沼尻が抜けていた。やはり去る前には最後の種付けをしていく。むしろ、出した者から帰っていくような図式となった。 「名残惜しいなあ」 そう言って、花村は直腸に種を置いていった。この穴のお陰で彼は肛門交尾の快楽を知った。もっと早くに知りたかった尻ではある。他の者いずれも複数回射出してきたからそれなりに性的満足はあったが、やはり後ろ髪引かれる思いはある。そういう思いは若い者程より強かった。 4時台に差し掛かる頃には、高橋と小林、そして俊之と克弘が帰宅を余儀なくされたが、中三コンビなどはやりたい盛りの年頃な上に途中一旦抜けていたこともあって、まだまだしがみついていたい心境だった。だが、家族に気付かれる前に密かに帰宅する必要がある。 俊之は念願の尻穴を制覇し、克弘は相棒と向かい合せで巨乳にむしゃぶりついた。俊之はその内の一つを彼から奪い、背中越しに引っ張る。そして長く伸びた乳の先に、脇の下をくぐって無理やり舌を這わせた。ラストのセックスとあって、周囲の者も手出しはしない。二人は仲良く後輩の母をシェアしてむさぼると、一つ体のそれぞれの穴へ種汁を注いで絆を深め、事後には陰茎を彼女にしゃぶらせた。昼間と違い、彼女の表情に悔しさは見えなかった。 「こんなに広げられてまあ……ガキにもヤられまくって……」 高橋は自分の番になり、パックリ広がった尻の穴を見下ろして呟いた。その声音には以前のようなあざけりよりむしろ愛惜の色が濃かった。金光憎しでここまできた彼だが、有紀と奴の間に連関を見出すことはもうあえてしなかった。 「あんな奴と一緒にならなきゃ、こんな目に遭わずに済んだかもな」 心の中でそんな風にも思ってみた。憐れと決める程同情はしないが、彼女個人に対しての愛着めいた思いは芽生えている。一応は体を合わせた仲。何より、欲求いまだ身内につき上がる。 他方小林は前穴を分担しながら、 「奥さん、これからもご近所の誼でちょくちょくヤらせてよ。これからは公衆便女として地域に貢献してもらわないと」 と、その劣情を分かりやすく吐露していた。克弘らにとっても、こういう提案こそ実現すればありがたい。今日仮に満足しても時間が経てばまたヤりたくなるわけで、シたい時にいつでも出来るようになればいいと考えるわけだ。 こうして二時間強の間に十人が家庭へ戻ったところで、ふいに薮塚がハッとして袋田へ尋ねた。 「ひょっとして、今日って“お達者”の日?」 それは地域の老人向けに当施設大輪館の温泉を早朝無料開放する日のことだった。薮塚はバスを出して彼らの送迎を担当することになっている。彼は性欲が強くそれに関する行動も露骨で下品な男であったが、実は年寄りに対して滅法優しく、早朝温泉の送迎も率先して取り組んでいるし、集合場所以外にも寄るなど融通も利かせるので、地元の年寄りからはすこぶる評判が良かった。 日頃の愚かさ加減には何かと悩まされている上司的立場の袋田もその点だけは評価している。今日の場合ですら薮塚はバスを出すことについては迷いを見せなかった。 「ほお、随分仕事熱心な」 鎌先は意外に感じたが、ある程度普段を知っている矢板にも些か驚きであった。薮塚は早速次の尻を自分の番にしてもらうと、仕事前の景気づけとばかり合体を始めた。袋田も自身の仕事へ戻る前にと、先に済ますことを勧められ、同僚と組むのは不本意なれど仕方なしに膣交を行った。 窓の外が白々と明るくなりだす頃、この従業員二人は去って、残りは有紀と十二人の男となった。 「もう朝か……」 浩樹は湯船の外に立って誰に言うともなしに言った。彼と同様に股間をブラブラさせながら、慶介も並んで背筋を伸ばす。徹夜で共同作業に勤しんできたような言いぐさだ。 後ろでは比嘉が肛門に剛直棒を挿し込み、女を大開脚させて抱え上げており、それへ向かい合って七里川が挟み撃ちを始めていた。 有紀はもう一声も啼きはしない。全てを失い、地上にこの身一つとなったようで、返って清々しくも感じられた。まだ思考は働いて生きているとはいえたが、あくまで心は動かず、ただここに存在するだけ。たまたま勝手に性処理に使われる。それは排泄するみたいだったから、便器とおんなじだ。便器なら物思うはずがない。 これは、しかし悲観というのではない。達観でもない。ひたすらに存在するだけで、どこか満たされている状態。安定した環境と言えた。 七里川が先に出したら、今度は矢板が比嘉の抱える的へ挿した。そして比嘉が終えると、竜二が後を継いで股を持つ。竜二の次は浩樹で、この時は矢板が湯船の外周に腰掛け、尻を広げて待った。矢板が抜ける時はクルリと裏返って浩樹が腰掛ける形となり、松倉を受け入れる。浩樹の後は鈴木、松倉の次は浪岡…… こうして、ペッタンペッタンと裏返されながら、いつ果てるともなく排泄されていく。もう二十時間近く仕込まれてきた習性だ。これこそ女が便器になるということ。この単純作業を繰り返していく限り、環境は安定しているというのである。 だが、自然が時として大きな変化をもたらすように、状況は刻々として流転するというべきであった。すっかり太陽も昇った頃、大輪館に新たな来訪者が現れた。薮塚のバスが客を乗せて帰ってきたのである。彼らの目的地はただ一つ。間もなく老男女がガヤガヤと脱衣場へ入ってくる声が聞こえた。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大浴場 有紀、鎌先、矢板、慶介、浩樹、竜二、松倉、七里川、祥吾、雅也、鈴木、比嘉、浪岡 ▼客室 金光 ▼館内 袋田 ▼バス 藪塚 ▼電車移動 前原 ▼帰宅 恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添、島田、服部、花村、羽根沢、森岳、沼尻、高橋、小林、俊之、克弘 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:158発 (膣78・口23・尻40・乳7・顔8・髪1・外1) |
克弘と俊之は射精要員として追加で呼びつけられた。高橋はもっと大量な顔面パックをやはり諦めきれなかったのである。
「え……けど……」 克弘はともかく、俊之はつい先程友人から感想を聞かされていた手前、次は初アナル体験へと暗に意気込んでいたので少し渋った。ぼちぼち我が出てきた少年らである。 「若いんだから、まだ何発でも出るだろう」 結局丸め込まれて俊之はスタンバイに立つ。その間に、小林が出た後の穴には鎌先が収まった。 「うん、久々だが具合よく育ってるね」 彼の感想を俊之は恨めしそうに聞いていた。とはいえ、顔射もまた初めての行為ではある。少年は先に出された白濁液を避けて首の方へ勃起を回した。女の首の骨が肉茎の裏筋をコリコリと撫で、亀頭の先は顎下のラインをこする。改めて見下ろしてみると、股間間近に女の顔があって、しかもペニスでそれを弄んでいる特異性に気付き、興奮するものだ。 相方の克弘は逆サイドからうなじへ雁首を滑らせ、そのまま茶髪の森へと陰茎丸ごと潜り込ませていった。後頭部の髪の中へ入れると、シャリシャリとした独特の質感が意外な程気持ちいい。また不道徳的な感じもする。先っぽから漏れた粘り汁が女の頭皮に染み込んだ。 「まだイくなよ。出す時は顔な」 高橋がニヤニヤしながら念を押してきたが、言われるまでもなくわきまえている。ただ、鈴口と亀頭のおもて面にチクチクする毛先の感触が、何か別な方向へ刺激を与えていることに克弘は深い自覚がなかった。 眼下では祥吾が終わり、花村にバトンタッチした。膣合体した彼は、 「ケツ穴経験した後だと、なんだかまた違った実感があるよね」 などと述べている。これには向こう正面の鎌先が同意を与えていた。 そんな中、先に俊之が射精した。それは顎からずり上げたビンビンの肉茎を抑えつけ、その先端の丸く柔らかい肉で有紀の下唇をめくり返していた時だった。裏返った下唇と裏筋の縫い目がネチョネチョと摩擦された時、絶頂を迎えたものだ。彼の迸らせた濁り汁は、歯茎に染みわたり、下の歯の隙間に絡まり、さらに飛んだ分が鼻の穴に入った。 「おお、割と出たな」 高橋が褒めると、まだ居残っていた慶介らも覗き込んだ。これで計四発のザーメンが顔の上に載ったことになる。まもなく五発目だ。 克弘は焦りを感じた。早く出さねばという気持ちは高まるが、海綿体は当初のガチガチからボッテリとした感じで、重量は維持しているもののいつもの臨界感がない。むしろムズムズと落ち着かないのである。彼は側頭部から耳の輪郭をなぞって移動させていき、こめかみから頬骨へと抜けた。その時である。 「あっ! わっ! お前!」 取り巻いている連中が驚いた。 「え? 何?」 下にいた花村は咄嗟には分からず、いち早く状況を把握した鎌先は豪快に笑った。 「お前、これ、ションベンじゃん!」 慶介が叫ぶと、離れて会話していた連中も一斉にそちらを見た。彼が率先して音頭を取り、有紀を浴槽から遠ざけさせる。高橋はただゲラゲラと笑っていた。 一度飛び出した尿は止まらず、有紀の頬を伝って滝のようにどんどん流れ落ちていく。漏らした当人はもう開き直るしかなく、友人らが呆気にとられる中、まるで狙ってやってやったとでもいうように返って堂々と立っていた。顔を赤らめながらではあるが。 「勘弁してよ」 遅れて気付いた花村は薄黄色い滝を散々腹にかぶって苦笑しながら、しかし、己の用事はきっちりと最後まで済ませてから離れた。 「これがホントの肉便器ってやつ?」 よほど可笑しかったと見え、高橋は今や涙目である。そこへ、 「おっ、いよいよそっちも解禁かい」 と、いかにも嬉しそうに集まってきた者がある。その第一が沼尻であった。 「じゃあ、おいらも」 来て早々言うやいなや、彼は迷いなく陰茎をつまむと、呆け面の有紀目掛けて一気に放 尿しだした。バシャバシャと豪快な顔面シャワー。 「わっ! マジか!」 相変わらず驚いている慶介を尻目に、 「あぁ……」 と、沼尻はため息交じりに恍惚としている。その横に並んで、同じように立ち小 便しだしたのは森岳だ。便器は勿論、有紀の顔である。チョロチョロと細い筋からやがて力強く太いものとなって、陰茎と顔面に橋が架かる。 「いやあ、助かるねえ」 実は姦淫の待ち時間に、袋田のサービスで酒類が振る舞われており、温泉に浸かりながら手酌を楽しんでいる者もいたのであるが、彼らもそうした口であった。 ベチベチと音を立てて有紀の頬に黄色い水しぶきが弾ける。緩み切った口に奔流の狙いを定められれば、ジョボジョボと奥へ水たまりが出来る。そのまま外へあふれ出る分も多かったが、人間便器は時にごくりと溜まった分を飲み込みもした。 高い水位を維持するオーガズム状態も、繰り返す波と波の合間に差し掛かれば、やや気が覚めることもある。ちょうどそんな時に真正面の陰茎から鼻先目掛けて放水された。反射的に目をつぶったが、生温かいシャワーは途切れることなく続き、鼻頭や頬を叩く。 「熱い……」 穴と言う穴を犯され、自慢の顔すら使われたことは夢うつつながら、既に我が身を男根に捧げ尽くした感のある有紀。ここにきて慌てるということはなかった。 「奥さん、ケツの穴チンポでほじられながら、ションベンぶっかけられるの、たまらんでしょう?」 背後から鎌先が囁きかけてくる。彼の肉棒はいまだ深々と肛門を塞いでいた。彼女は彼女で便をしているような感覚ともいえる。 「オ シ ッ コ……? エ、エー……」 微かに眉根を寄せて、脇へ逃れとする。それが小 便だと教えられれば、さすがに拒絶感はあるもの。だが、足にも腰にも力が入らない。あまつさえ尻穴に男が刺さっている。有紀はすぐに諦めた。虐げられることに慣れ過ぎた女は現実を受け入れるのも早い。 「口開けて……」 言われるまでもなく、口という口は上も下も開きっぱなしである。 「お し っ こ飲んで……」 口内に注がれる二筋、三筋の温水。意外な程スムーズに喉を通った。 「ホントはイヤ……なのに……?」 ゴクリゴクリと喉が鳴る。 「男の人のお し っ こ、美味しいでしょう?」 「男の人の、オ シ ッ コ……あぁ……」 三人目の連れ小 便は羽根沢。彼の放水は頭髪から額に流れたり、耳に当たったりした。 「年取ると近くなって困るねえ」 脱衣場の便所まで行くのも億劫だと言う。 「ああ、ああ、ヤベーな」 慶介は呆れつつ、後ろでまだ頑張っている鎌先に恐る恐る声を掛けてみた。 「ん? 何が嫌だって? 君もやってごらんよ。女にションベンするのは快感だよ。見てごらん、彼女も悦んでるだろう?」 言われて見てみれば、心なしか口角が上がっているようではある。とはいえ、全面的に信じられなかったが。 「後でちゃんと洗ってよ。まだ使うんだからさ」 ちゃんと伝わったかどうか怪しかったが、若者は腕を組んでブツブツ言う。性的嗜好や許容基準は人によって色々である。 鎌先は腸内に精を送り込むと、事後はアナル女に口淫で浄めさせ、そのまま自分も放 尿していった。 「ゴブンッ! ゴブブブ……!」 口の中にまだ太い海綿体を丸呑みさせられたまま小 便されると、一遍に水量が口内にあふれ返って、とても飲み下せるものではない。有紀はむせて、唇からのみならず、鼻の穴からも汁を出しつつ、喉の方へ必死に送り込んだ。 そんな彼女の後頭部から温尿シャワーが降り注ぐ。これは七里川だ。飲 尿と浴尿、二人同時に使用出来る有紀便器である。 「ああっ、俺もかけてえな」 高橋は悔しがったが、生憎彼は今出ないのだった。そうこうする内に、トイレタイムはひとまず終了となった。有紀の顔と頭から湯気が立ち昇っている。 と、そこへ、タクシー運転手の浪岡がひょっこりと浴室の扉から顔を覗かせた。 「ああ、良かった。まだヤッてた」 離れた所から同僚の松倉が手を振る。浪岡は自分も振り返すと、すぐに脱衣所で服を脱いで戻ってきた。 「ねえ、今何時かね」 島田が袋田に問う。そろそろ時間が気になりだした頃だ。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大浴場 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田、俊之、克弘、浪岡 ▼客室 金光 ▼ターミナル駅前ホテル 前原 ▼帰宅 恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:137発 (膣68・口23・尻29・乳7・顔8・髪1・外1) |
大浴場にて大輪姦。会場を変えてもやることは同じだ。二穴は常に塞がるのが当たり前で、今は竜二の跡に俊之、薮塚の跡に克弘が収まり、足だけ浸かった湯をバシャバシャ波立たせながら激しく前後をこすり上げていた。
克弘と俊之は、学校以来とうに帰宅していたものだが、悶々として辛抱堪らず、なんと夜中に家を抜け出してわざわざ駆け付けたものである。 「なんだよ、ガキがまた来たよ」 それは大広間を出た一行がちょうどロビーを通りかかったタイミングだった。正面玄関から覗く二人の顔を見て、慶介は鬱陶しそうに言ったものだ。ただ言葉とは裏腹に全然煙たがってはいなくて、むしろ率先して後輩らを輪に迎えてやったのである。 「ああ、メッチャ気持ちよかった!」 満足そうに克弘は言って、浴槽のふちの方へ向かった。ほぼ同時に終わった相方に初アナルの感想を訊かれ、 「マジ最高! メチャメチャ締まるわ」 などと、今日まで童貞だった少年が調子に乗って評している。二人は祥吾と雅也の傍へ腰かけた。後輩達は問われるがままにこれまでの経緯を説明する。それを聞くと、再合流組は素直に羨ましがった。 「そういえばさ」 俊之も自分達の経験を話し始めた。ここへ来る途中で佳彦を見かけたというのである。 「アイツ、真っ裸でさ、チンコ出して道路にうずくまってんの」 「ヤベーよな。マジでヒいたわ」 克弘も同調した。両名はあえて関わらず、自転車で遠巻きに通り過ぎたのだという。 彼らの視界では尻の七里川、膣に浩樹、口は松倉と服部の奪い合いという安定の四人乗り体勢が繰り広げられていた。四人の少年はそれを見るともなしに見ながら、それぞれに次を期していた。克弘と俊之はまだ半勃起状態、残りの二人はもう充実している。四本とも包皮がツルリと剥けて亀頭が露出しており、表面には皮むき器たる有紀の淫汁が染み込んでいる。もし、単に温泉に浸かるだけだったら、思春期の彼らのこと、とても大っぴらには股間を出したりしないのだが、今となっては何の恥じらいもなかった。 「お前ら来るんだったらさ、ほかのガキも呼んでやったら良かったのに」 兄貴分の慶介が俊之らに言う。日中の企てに参加したのは、まだ年下に五人もいる。だが、彼らは家を出にくい事情があったし、何より自分のことしか頭になかった中三コンビは、誘おうとも思わなかったのが実際である。 とはいえ、日頃からワルぶっている慶介が気に掛ける位、有紀の穴を通じて、彼らに連帯意識が強く芽生えていたのは事実だった。今はまったりと湯に浸かっている者も準備万端で番を待ち構えている者も、この空間にいるのは等しく仲間であった。 「ンン……ンフン……ッ!」 ペニスをくわえながら有紀が鼻孔を広げる。サンドイッチの二本からほとんど同時に熱が上がってきた。 「まだ出てます?」 とは前の穴の浩樹。 「俺まだ三発目だから全然よ」 とは後ろの穴の七里川。彼が続けて、 「若いんだから、まだまだぶっ放せんだろ」 と言うと、彼らは肉棒をびくつかせながら、女の肩越しに目を見合わせて笑った。 間髪入れず、七里川からバトンを受け取ったのは羽根沢、浩樹から繋がったのは鈴木だ。 「僕ね、アナルファック初めてなんですよ。こんなにいいもんだとは! 食わず嫌いしてたんだなあ」 と、羽根沢がおもむろに語り出す。すると、日頃口下手な鈴木も打ち明け始めた。 「わたしなんか、普段こんなに回数出来ないんですよ。でも、このベッピンさんは格別だなあ」 有紀を挟んで、まるで世間話するような二人である。 「なあ、お前ら何発ヤッた?」 慶介に問いを向けられて、祥吾は考え込んだ。冷静に整理すれば分かりそうだが、焦って回答時間を過ぎてしまう。 「なんだよ、分かんねえのかよ」 先輩は小突いたが、彼だってカウントはあやふやだった。一発一発が貴重な一対一のセックスなら覚えてもいようが、いつでも出来ると思うとつい思い入れが希薄になる。 「オレは八発かな」 浩樹が自ら答えた。 「え、何、お前八発もヤッてんの? 普段どんだけオナッてんだよ」 「いや、お前もそれぐらいヌいてっから」 友人同士じゃれていると、小林が会話に加わってきた。 「どうだ、若者諸君、ヤッとるか」 「こいつ、八発出したらしいっすよ」 「なんだなんだ、それぐらいで。まだたったの一桁か。ヤりたい盛りだろ? おっちゃんが中 学の頃は、一日三十発とかザラだったぞ」 「ゲー!」 小林は反応に満足すると、 「じゃあ、おっちゃん行ってくるわ」 と、言って、羽根沢の次に陣取った。そして、時間差で鈴木が抜けると、少年らの方へ手招きした。 「あ、はい」 素早く祥吾が応じ、そそくさと肛門へ入る。 他方、口内で出した服部が屯する少年らに声を掛けた。 「オーイ、口空いたぞ」 しかし、その時たまたま膣か肛門を密かに志望する者ばかりだった為、その誘いは宙に浮いてしまった。 「コラ、贅沢言うな。遊ばしたらもったいないじゃないか」 冗談半分で叱る高橋がつと立って、自ら後継に名乗りを上げる。彼は男根を有紀の顔面になすり付けて、ズリズリとこすった。 「そうだ!」 さらに思いついて、準備完了している少年らを呼びつけた。 「なんすか、なんすか」 ブーブー言いながらも、慶介とそれに連れられて雅也がやって来る。高橋は彼らに提案した。 「どうせすぐ洗えるからさ、顔射してやろうぜ」 「エー、いやっすよ、そんなガキみたいな」 「うるせえっお前らこそガキだろうが」 結局二人もリーダーに倣うことになった。もっとも、この企画が心底嫌だったわけではなく、むしろ面白がっていた部分はあったが。 三人は射精に向けて動いた。といっても、今更己が手でシコシコとしごいたりなぞしない。こすらせるのは今回全て有紀の顔だ。生え際、額、眉間、眉、目蓋、鼻筋、小鼻、頬骨、頬、こめかみ、唇、顎、耳、あらゆるパーツに、三本のペニスが這いまわる。 「ムベァ……レルァエムゥ……」 生温かく硬い肉棒が縦横無尽に顔面を走る下を、開ききった口からだらしなくよだれを垂らし、有紀は息苦しさの中に特有の恍惚を覚えていた。匂いは感じず、濡れているのも精液か唾液か汗か蒸気か不分明。ただ肌は経験ない程カッカと熱い。 「有紀ちゃんの可愛いお顔が、すっかりマンコだねえ」 高橋のうっとりする呟きに対し、 「あんなに憎んでたのに」 と慶介が揶揄したが、反論はなかった。 有紀にも否やはなく、ただひたすらにペニスの居場所として自らの顔を提供し続けるのみ。小さな顔マンコにチンポが三本乗って、これぞ顔面ファックの4Pだ。 そうして、この顔面交尾の結果、彼らの種付けが行われた。高橋の精液が左小鼻の窪みに、雅也のが右目頭に流れ、そして、頭にまたがる格好だった慶介のが額へ掛かった。 だが、 「あんまし出なかったな」 と、高橋が苦笑した通り、彼が思い描いていたほど盛大には迸らなかった。 「やっぱりこういうのは、一発目の方がいいんだろうなあ」 彼が反省する一方で、ほかの二人はそれなりに満足し楽しめていた。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大浴場 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田、俊之、克弘 ▼客室 金光 ▼車中 浪岡、前原 ▼帰宅 恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:132発 (膣66・口23・尻27・乳7・顔7・髪1・外1) |
* 前原はタクシーの車内にいた。佳彦を送り届けた浪岡に拾われたのだ。固辞したが親切を押し売りされた。どのみち線路沿いを歩いてもどこまでいけるかは自信がない。ままよ、とやけ気味になって乗車した。これが前原にとって、今日唯一の好判断となった。車は町を出ていった。 * 大広間での大輪姦はグルグルとまだ続いている。三つの穴は常に満室。膣は松倉から沼尻、尻は浩樹から森岳、口は小林から雅也へと連なっていき、さらに右手と左手にも男根を握らされ、両の乳房は手すきの者によってそれぞれ玩具にされている。 男達は口々に「気持ちいい」「たまらん」「最高」などと言い合い、その内に「かわいい」とか「イイ女だ」などという称賛も増えていった。彼らの率直な欲望は、居並ぶ勃起群が証明している。そしてとうとう「有紀」という彼女の名前を呼ぶ声が出始めた。これまで“金光の嫁”でしかなかったのが、ようやく彼女そのものを認めだしたのだ。 ピクンッと体が反応する。心の敏感な部分に触れられたようなこそばゆい感じ。有紀はまるでつきものが落ちたように無垢な表情で、ピクンピクンとしなやかに体を跳ねさせた。 「有紀」「有紀さん」「有紀ちゃん」…… 老若ないまぜの男らが自分を求めている。性欲の器として自分を欲している。林立する男根の狭間、そこに己の居場所がある。社会も倫理もない。ここにはセックスする為だけに一人の女と無数の男がいるだけ。慰み者となっては自由も利かず、ただいいように消費されるが、返って責任を負わされず、何も決めなくて良い。そして、ここで彼女は絶対的に主役だ。 「これは……?」 有紀はなんだか分からなくなってきた。集団で強 姦されているはずではなかったか。それを飽きもせず、日が暮れても続けられている、もはや人間扱いもされていないような、異様な境遇ではなかったのか。それは間違いではないし、そんなことは分かっている。それなのに……? 「アア……ッ!」 のけ反って両穴に射精を受ける。 「気持ちいい……有紀……マンコ……」 誰かが囁いた。 「マンコ……? わたし……マンコ……」 そうかもしれない、自分は女と思っていたが、もはや“マンコ”そのものかもしれない。正気なら愚にも付かない説だが、今は言い得て妙な気がした。人格ではないのだ。この居心地はもう性器ゆえなのだとでもいうような実に馬鹿々々しい境地。 誰かが耳たぶを亀頭で弾いている。そうかと思えば振り返らされ、別の陰茎をしゃぶらされる。 「有紀ちゃん、チンポ食べて」 待ちきれないとばかり差し出された三本目に彼女は吸い付く。いつしか右には島田、左には鎌先、そして正面には高橋がいて、彼女は渡り鳥のように三本を交互にしゃぶらされた。 「いい子だ」 そう言って島田が髪を撫でれば、鎌先、 「素直に仕上がったね」 高橋は、 「かわいい顔にぶっかけてやろう」 と、毒気の無い笑顔で言った。 尻の森岳が射精すると体を前に倒され、新しく矢板を迎えやすくする。逆に膣の沼尻が済めば今度は後ろに倒され、新たに比嘉を受け入れていく。ギッコンバッタンと前後に忙しなく動いてはペニスの為に尽くすのだ。これが性の器なりの役目。誰でも当たり前にこなせるものではない。 だからこそ男達がやる気を失わない。どうしてここまで彼女一人にこだわって、その身をむさぼり尽くそうとするのか。尋常ではない。彼らが継続することこそが有紀の非凡さを証明していた。 鎌先がかつて評したように、輪姦向きの肉体という特質。故障もせず、使い減りもしないばかりか、時を経て益々艶を増し、男達の血を熱くたぎらせる。そうでなければとっくに使い捨てられていてもおかしくないのだ。今なお酔ったように男らは女肉をむさぼろうとするではないか。 花村が再合流して口腔に射精した。諸々の用事を片付けてきた袋田が尻穴に収まった。チンポは続々と列をなしている。沢山あるので充電も余裕だ。人がしている間にまたやりたくなる。 「ゾーン入ったな」 竜二の一言がしっくりきて、周りの若者が笑った。やがて、彼を膣に、薮塚を尻に挿して担がれ、マンコは宙を泳ぎながら次の会場へと場所を移していく。その周りをブラブラとチンポが続いた。 夜は更けて早日付を跨いだ。金光は既に就寝している。もっとも、彼のことなど皆忘れていた。妻である有紀さえも。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大広間 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田 ▼客室 金光 ▼車中 浪岡、前原 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:119発 (膣62・口21・尻23・乳7・顔4・髪1・外1) |
右と左の乳房の間には羽根沢がいる。有紀は松倉の上に跨り、後ろからは浩樹に接続されながら、左側面に立つ羽根沢に対して乳での性交に応じていた。つまり、胴をひねって左の方を向かされている状態。加えて、首を右に向け、小林に顔面や口唇による接待をさせられている。四人乗りの身は忙しい。 羽根沢は乳房を持ち上げ中央に寄せて、その狭間に陰茎を挿入する。有り余る脂肪の塊は余裕を持って肉棒の全体を包み込み圧迫した。下から上へ斜め角度で挟まっても、先端から根本、下手をすれば陰嚢までくるみ込んでしまう。 乳の谷間で男根をしごく、いわゆる“パイズリ”は有紀の十八番芸だ。今日からそうなった。夫にはしたことがない。彼は造形美としての機能は認めているものの、そこを性器として使うなどという嗜好はなく、そういうことは幼稚だと思っていた。ちょうど妻に対する認識と似ている。装飾品としての役割を果たせばいいのである。 彼女が初めてパイズリをしたのは大学時代のことだから、かれこれ二十年近く前になる。当時付き合っていたカレシに求められたのが最初だ。爽やかな二枚目で、おまけに羽振りもよく、女子から人気がある人だった。それ故軽薄なところがあり、交際自体は長続きしなかったが、今となってはいい思い出である。 思えば、学生時代が一番楽しかった。実家から離れて上京し、なんの束縛もない自由な時間を過ごせた。その後一旦は就職したが、間もなく見合いで結婚し金光家に嫁いだのは既述の通りである。斜陽の実家を助ける為だった。親に頭を下げられた時、彼女は軽い優越感を禁じえなかったものだ。理想主義的、非行動的でありながら、自尊心だけは強い彼らを、彼女は日頃から憂えていたのである。それでも一切反抗することなく、自ら犠牲となる道を受け入れたのは、肉親との切り離せない繋がりを信じたからにほかならないが。 谷間に受け入れられた肉棒がズリズリと内側をえぐる。その場で唯一の硬いものだ。それが柔らかさしかない肌と接着してもつれ合う。初めてやった時、彼女は笑ってしまった。そんなことをする発想はなかったし、冗談かとも思った。だが、当時のカレシは本気で、 「お願い!」 と手を合わせてきた。好きな人の頼みだったし、行為自体も不快という程ではないので、結局喜んで受け入れた。 不思議な感覚だった。何がいいのかもいまいち分からなかった。だが妙な興奮はした。ペニスが胸の間にはまっている。そのイレギュラーな状態を卑猥に感じたのである。彼の硬さを肌で感じる程にその感覚は高まっていった。とはいえ、膣のように直接的な刺激ではない。快感とすれば、乳腺を通じたものであるが、これは手で揉みしだかれる時と遜色なく、やはり精神的な要素が大きいと思われた。 一方相手の方は、実際の所、期待していた程の快感をその時得ていなかったのが真実であった。有紀は手で捧げ持ったり、言われるがまま肘で乳房を寄せるなどして頑張ったが、何分不慣れな為に、押さえた指の腹で亀頭をこする格好になったり、胸の肉から竿を飛び出させたりして上手く固定出来なかったのである。彼も彼とて、初めて付き合った巨乳であったが為に思い通りに指示出来ず、結局消化不良に終わってしまった。 それが、時を経て行う今回の場合、見事にガッチリとホールド出来ているのである。有紀が上の空であることと、複数人が絡む体位の都合上、彼女が能動的に行っているのでない違いはあるが、乳肉だけで竿を包めているのは確かであった。昔より形が緩んでいる点も影響している。とにかく彼女の乳は、いつの間にかパイズリに相応しい快楽球に仕上がっいた。 「ああ、イくわ……」 羽根沢が言うと、埋もれ潰された亀頭が中で蠢動する。やがて、ジワリジワリと谷間の筋に白濁液が湧きだした。パイズリ自体を知っていた有紀も、今日初めて経験したことがある。それがこのように、乳のみで射精させることだった。前述の彼は、最後までやらなかったのである。ここへきて彼女の乳房が得た称号を羽根沢が呼ぶ。 「乳マンコ、たまらん」 今日晴れて彼女の乳房は、性器“乳マンコ”として完成した。 * タクシーが金光邸の前に停まる。だが、ドアが開いても乗客は降りなかった。支払いが長引いているのではない。そもそも料金は免除されている。 佳彦は車に乗せられるまで散々抵抗したが、無理やりに押し込まれ、やがて発車した後は黙って俯き、一点を見つめたままで動かなくなった。“服を着たらどうだ”と運転手に勧められても微動だにしない。共に投げ入れられた彼の衣服は、座席シートの上に散乱していた。 降車を促されても降りないのは、最後の抵抗である。浪岡は何度か催促した後、あからさまにため息をついて運転席のドアを開けた。こうなったらもう引きずり下ろすしかない。しかし、彼が降りようとする先に、佳彦の方が降りた。力づくでこられるのが嫌だったのだ。 やがて、タクシーが走り去る。その後には素っ裸の少年が一人、ポツンとその場に残されていた。彼は来た道を振り返り、山の上を仰ぐ。 「(アイツらはまだ愉しんでいるに違いない)」 そう思うと、嫉妬で狂いそうになる。特に同級生の祥吾らがまだ居残っているのが悔しかった。思い出すと、一旦衰えていた勃起がムクムクと再始動を始める。 「お母さん!」 彼は右手で肉竿を握りしめ、人生で初めて能動的オナニーをした。包皮を引っ張りながらゴシゴシと芯を摩擦する。 その時、犬を散歩させていた主婦とその高 校 生になる娘がたまたま近くを通りかかった。二人は全裸手淫男を発見すると、悲鳴をこらえて咄嗟に来た道を引き返していく。 それに気づいた佳彦は、激しく竿をしごきながら二人を追っていった。 「キャーッ!」 今度は悲鳴を上げる主婦ら。娘は犬を抱え上げ、二人して目に涙を溜めて、一目散に逃げていく。 「うぅっ!」 佳彦は途中で躓き膝をついた。そのタイミングでエレクトする。冷えたコンクリートの上にボタボタと排泄汁が滴った。 「チクショー!」 孤独の嘆きが夜空にこだました。 * 祥吾は羽根沢の真似をして乳性器を堪能していた。体育館でも試したが、彼はこれを気に入っていた。日頃から見てきて、やはり有紀の象徴だと思うわけで、そこで愉しむのがスタンダードとも思われた。ただ、彼の道具では、乳の長さの三分の二程埋め込むのがやっとで、奥の胸板までは到底届かない。そこまで亀頭を接地すれば、大きく球体がひしゃげてしまう。 ピッチャ、ピッチャ……出し入れの度に鳴る響きも心地よく、祥吾はマイペースに腰を前後する。乳の間に掴まった亀頭は包皮もすっかり剥けて、圧迫面を押し返しながらヌルヌルと快適に滑っていた。 だがこれと反対に、苦しい思いを強いられていたのは有紀だ。 「グッ……ウ、ウ、ウゥ……」 身長差のある祥吾と小林のこと、左に向けた乳房が前より低い位置になると、右の方へはもっと首を伸ばさなければならなくなる。これが苦しい。しかも、ただでさえ窮屈な姿勢なのに、輪をかけて喉奥まで剛直を飲まされるのだ。小林は顔面に前任者の精子を塗りたくった後、その道具をそのまま口腔に押し込んでいた。 「ヴェエ……ッ!」 窮地に追い込まれた有紀は返って躍動的となり、生を求める本能から両手で空をかいては小林にすがりつく。股間の二本は相変わらず内臓をかき回すようだし、この上呼吸も絶たれては、進むも地獄戻るも地獄で行き場がない。 「アッハッハ」 小林は明るく笑って肉棒を引き抜いた。途端に、ゼーゼーハーハーと有紀が息を吹き返す。まだその息が整わない中、彼はすぐさま彼女の顎を持ち上げると、眉間に深く刻まれた縦皺に亀頭を押し当てた。裏筋の縫い目には眉毛がシャリシャリとこすれる。 「ああ……っ」 亀頭を眉間にめり込ませて彼は発射した。皺に中出しされた濁り汁は、彼女が上向いていたことで、右の目蓋や頬を伝って耳たぶの下へと流れていった。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大広間 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉 ▼大浴場 金光、村本、猪瀬、舛添、花村 ▼客室 袋田 ▼車中 浪岡 ▼夜道 前原 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:106発 (膣59・口17・尻19・乳6・顔3・髪1・外1) |
* 大浴場では金光らが貸しきり温泉を満喫していた。彼らの為にわざわざ開けられたものだ。猪瀬らも既に合流し、一緒に湯につかっている。 会話は少なかったが、自然と先程のプレイの感想には触れられた。金光は何気なく話していたが、他の三人には疑問であった。あれは本当に奥さんじゃなかったのか、夫はそれに気付いていなかったのだろうか、と。黙っている瞬間も考えるのはそんなことばかり。しかし、金光にそれを教えようとする者は一人もいなかった。 間もなくして、花村が入ってくる。一緒に宿まで乗り合わせてきた仲なので、ここでもわざわざグループ行動に合わせたのだ。 「おお、遅かったね」 「ヤッてたの?」 メンバーからの問いに一々反応しつつ、花村は早速湯につかる。例の女達については、 「帰りましたよ」 と、嘘をついた。すると誰もが疑わず、話題は値段の感想に移っていく。予期せぬ出費にしては高額で、特に村本にとってはかなりの痛手だった。いつもの不正経理でまた金策せねばならないと密かに計算する。そんなだから、今晩泊まっていこうと誘われても、応じることが出来なかった。財布の中身はスッカラカンである。 猪瀬と舛添も宿泊は断った。ちなみに、彼らは鎌先に支払いをせずに部屋を出てきたので現金の持ち合わせは村本よりあるが、単純に一緒に泊まるのが億劫だったのである。取り巻きではあるが、友人ではない。これ以上主人に気を遣うのは面倒だった。まして、すぐに帰れる地元なのだからなおさらである。 結局花村だけが宿泊に付き合うこととなった。金光が思い直してキャンセルしない為である。但し彼は、金光と違い普通に寝るだけのつもりは毛頭なかったが。彼以外の誰も、自分達のほかにもこの宿に大勢の男がいて、さっきの女を姦淫し続けているとは想像もしない。 同じ女体を貫いた陰茎が、まだその生々しい感触を記憶しながら、一つ湯船の中でたゆたっていた。 * 「儲けたねえ、おっちゃん」 佳彦を追い出して戻ってきた慶介が、思い出して鎌先に言った。金光らの払った金のことだ。 横から高橋が口を出す。 「そういえば、金出してたなアイツ。自分のカミさん犯されて、金まで払わされて。何代だよ」 相変わらず愉しそうにゲラゲラ笑う。 「取れるところからは取らないとね。商売、商売」 鎌先は冷静に答え、別の二人からは集金していなかったのでは、と尋ねられると、そっちはもうあえて追求しない、二人分の儲けで十分だと話した。これで猪瀬らの“喰い逃げ”が保証されたわけだ。 「あんたんとこの店は、いつもあれ位の値段取ってるの?」 服部が別の角度から質問を投げかける。 「いやいや、うちはもっとリーズナブルですよ」 「そうだよね。割といいクラスのソープ行ける位の値段だったもんね」 小林が鎌先の言葉を聞いて頷いた。 「じゃ、吹っ掛けたんだ」 服部が問うと、鎌先はニヤニヤ笑って認めた。服部はさらに問う。 「店は普段から本番あり?」 すると、鎌先はいよいよ笑って、 「なんですか、取り調べですか?」 と逆質問してきたので、服部は、そうじゃない、と手を顔の前でブンブン振って否定した。彼は純然たる好奇心から訊いていたのである。鎌先は正直に、店としては原則認めていないが、嬢との個別交渉は黙認していると説明した。彼の店はいわゆるピンクサロンである。 さて、そんな会話がされる中も、舞台上では輪姦劇が続いている。一体何場構成のショーなのか、かなりの長時間公演だ。下で見ている者も、時機が来たら自分が出演者となる。まるで、今日の運動会で、出場競技の出番待ちをしているようだ。 現在は、松倉が膣、浩樹が尻、鈴木が口、羽根沢が乳房の間の四本。その前に、薮塚から受け継いだ服部が腸内射精していた。初感触の締まりは刺激的だとて、彼は自分でも思いがけなく早くに発射した。今入れている浩樹も尻性交は初めて。ほかにも、その経験自体はあるものの、今回はまだという者も何人か控えている。そんなわけで、目下オナホール有紀の一番人気はアースホールであった。 有紀はもうあまり鳴かない。ちょっと高位の絶頂が続き過ぎて正体を失っているのだ。 「ヘヘヘエ、イッてんのかい」 騎乗する彼女の頬を愛おしそうに撫でる松倉。島田など積年の恨みを持つ者ですら認識が変わってきているのに、なんの因縁もない彼などには尚更ただの可愛い女であった。 口に挿入している鈴木も改めて感慨ひとしおである。あの居丈高な猛女がどうだ、口にペニスを出し入れされ、為す術もなくひとりでに使われるがままではないか。その受動性とまるでCGのように作り上げられた体躯が相まって、本当にラブドールのように見えてくる。整ったその顔を見下ろしていると、自分の汚い性器をくわえているのがフィクションのようだ。そんな思いが強まると、彼の性感は急速に高まった。 「わあ、顔射っすか」 後背位中の浩樹が視線の先にそれを見る。鈴木の吐き散らかしはそれ程量が出たわけではなかったが、鼻の下から顎にかけてトロリと一筋垂れた。実は口内で出すつもりが、抜くのが早すぎてこうなったものだ。 鈴木が頭を掻きながら離れると、代わって収まったのは小林である。 「うわあ、奥さん、風呂入った方がいいんじゃない?」 白濁汁を乗せたそのほっそりと尖った顎を、彼は持ち上げた。そして、己の勃起でその汁を伸ばして肌に塗りつけていった。彼女の小顔の上では、大抵の男根がその顔面を縦断しつくしてしまう。小林の道具も特別大き過ぎることはないのだが、有紀の顎先に玉袋を当てれば、自然と亀頭の先は前髪の中に埋まった。割れ目から先走り汁が滴り落ちる。鼻すじは肉棒で完全に隠れた。 小林はねっとりと腰を出して、竿の裏を顔面になすり付ける。長時間の輪姦運動で化粧は大分落ちていたが、それに追い打ちをかけるような仕打ちだ。というよりむしろ、新たに化粧を施しているとも言えた。白濁子種汁のファンデーションである。これを海綿体パフで塗り込んでいくわけで。 「奥さん、スッピンの方がカワイイじゃん」 肉竿越しに見る有紀の顔は、今朝のケバケバしいギャル然とした濃いメイクとは打って変わって、素朴で且つ幼く見えるものだった。 「あ、ホントっすね」 浩樹も納得している。今朝の“ババア”呼ばわりもどこへやらだ。有紀の好感度もにわかに上昇したものである。 そのふっくらと盛り上がった薄桃色の下唇に沿って裏筋を下降させていくと、だらしなく開きっぱなしの口がめくれて歯と歯茎が露出する。その隙間にも粘々した汁が染み通っていった。小林は下の歯に親指を引っ掛けて口を開かせると、その奥へ亀頭から順に埋め込んでいった。 「おお……」 恍惚としてため息をつく。人妻は眠った少女のように無垢な健気さで当たり前のようにペニスを頬張っている。だが、一定の域を過ぎた辺りで、苦し気にむせ返った。 「オグォホッ!」 たちまち眉間に皺を寄せる。目覚めだった、喉まで男根を挿し込まれて。反動で歯を立てそうになると、小林は彼女の小鼻をクイクイと摘まんでたしなめた。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大広間 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉 ▼大浴場 金光、村本、猪瀬、舛添、花村 ▼客室 袋田 ▼車中 佳彦、浪岡 ▼夜道 前原 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:104発 (膣59・口17・尻19・乳5・顔2・髪1・外1) |