おことわり
R18
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

育てる夫(10)おばさん女房


十八歳



 理生が高校に上がった頃、彼の両親は離婚した。こうした時、いつも割を食うのは子供である。そして、今回の場合、ひとみも不利益を被った。

 母に親権を預けられた彼は、家を出なくてはならなくなった。幸い学校は変わらないし、また母の仕事の都合から遠方への引っ越しではない。しかし、ひとみとはこれまでのように気軽に会うことが難しくなった。

 それでも彼は募る思いを抱いて、精勤にわざわざ家まで訪ねてきた。だが、既に成人然とした男性をしばしば招き入れるのは人目に立つ。仕方なしに、逢瀬はホテルで行うことになった。すっかり背の伸びた彼とは並んで歩いても見劣りしない。ひとみは、若いカレシに誇らしさを感じつつ、デートを楽しんだ。

 もっとも、こと性欲に関しては両者とも不満が残った。あれだけしつこく体を求め合ってきた者達が、限られた時間内で満足出来るわけもない。

 思い切って、ひとみは別にマンションを借りた。仕事部屋の名目である。

「へえ、そうなんだ……ンン……ッ!」

今日もその部屋で電話を受けている。相手は海外にいる娘だ。

「……ねえ、ママ、ひょっとして風邪引いてる? なんかさっきから声変だよ」

「そっ、ォオ、そうかしらぁ? ン……ちょっと風邪気味かもぉ……」

彼女は後ろ手に男の腕をはたく。相手はめげることなく、それを乳房へ伸ばした。ここ数年でまた実り、今ではFカップにまでなっている。成長期でもないのにふしだらに育ったものだ。今しもそれを持ち上げられながら、彼女は全裸で娘と会話していた。

「エー、気を付けてよ。もう若くないんだから」

「バカねぇ、ン、まだまだぁ、ア、若いわよぉ、オオォ……」

ひとみは時折口元を押さえながら、辛うじて意識を保っていた。気を抜くとアクメの波に飲み込まれてしまう。盛りのついた肉体は、とっくに雌と化して男根を食いしばっている。

「あ、真来た。真! グランマだよ」

電話の向こうで、娘が息子を呼び寄せるのが聞こえる。その瞬間にひとみは受話器を押さえ、眉根を寄せた顔で振り返って首を振った。無茶をしないで、という合図である。

 孫である真は現在大学生で、今は休暇の為に実家へ帰省していた。日本に住んだことはないが母親の影響はもちろんのこと、親日家の父の教えもあって、漢字の名前を持つと同時に、日本語もそれなりに流暢に使えた。

「ハイ、グランマ。元気ですか?」

「うん、ン……ッ、元気ぃ! 久しぶりねえぇ……アハァッ……ン……ハハ……」

喘ぎそうになるのを、必死で笑っているようにして誤魔化す。それがとりあえず上手くいって、真は祖母へ親し気に話しかけた。もっとも、彼とて想像だにしないだろう、孫の自分と電話で話しながら、自分より年下の男にペニスを刺されて、今まさにセックスしている最中だなんて。

 理生はこのマンションへ、ほとんど半同棲のような形で頻繁に訪れていた。来れば決まって愛欲の時間となる。今日も今日とて愉しんでいたところ、電話が掛かってきたわけだ。出ない選択もあった、性交をしない選択もあった。しかし、二人が選んだのは最悪手であった。

 彼は電話中のひとみを後背位から貫いたものだ。

「学校はぁ、ア、ァ、楽しいぃ、イ、ヒ……?」

踏ん張って頭を回転させ、会話の接ぎ穂を探す。後ろからは休む暇なく責め立てられ、家族で居たい頭と、雌に堕ちたい体がちぎれ飛びそうだ。

「ガ、ガールフレンドはぁ、いるのぉ、ォ、オ、オオー……?」

真は、仲良くやっているよ、などと答え、照れ笑いを浮かべた。彼が付き合っているのは同じ学校の同級生である。親より一回りの女性が性の対象になるなんて、思いつきもしない彼である。

 その意味では、理生はやはり特殊であったろう。それ以上に、ひとみは異常だ。己の孫より一つ年下の少年を男と定め、劣情を催すというのだから。

 パンパンという、肌と肌のぶつけ合う音が部屋に響き渡る。ぬめりを帯びた剛直はテラテラと光って、淫肉の発情を語るよりも明らかに示していた。

「日本にもまた行きたいよ」

真は人懐こく話し、祖母に会いたいと言ってくれたが、この時ひとみはもう、家族のことなんてどうでもよくなっていた。今体内にある男根が全てである。

「ウン……イくぅ……!」

「あ、グランマが来てくれるの?」

噛み合わない会話も当然だ。それは再び電話口に現れた娘にも同様だった。

「ねえ、ホントに大丈夫? 真も何だか変だったって。お医者さんに行った方がいいんじゃない?」

「イ、    イッてるぅ!」

「ああ、行ってんのね。それじゃ、いいけど」

その間も理生は益々腰を打ち付けて、このどうしようもない淫乱母の痴女穴を苛めぬいている。母はもう母ではなく一匹の淫獣と化して、呆けた顔に涙とよだれを垂れ流し、結合部からは小便まで漏らしていた。

「今度の休みには、またみんなで帰るからね」

電話が切れた途端、ひとみは気を失ってその場に崩れ落ちた。もうあと一秒遅かったら、狂い死にの断末魔を海外に届けていただろう。

「頑張ったね」

理生は彼女の髪を撫でながら、その口へ剛直を押し込んだ。すると、すぐに覚醒したひとみが、それを反射的にしゃぶり出す。

「ひどいわぁ」

「ごめんね。でも、興奮しちゃった」

「バカァ……」

理生は彼女の肉穴が、心なしかいつもよりキュッと収縮していたように感じられ、肉体的にも実際気持ち良かったのだ。

 彼の愛欲には、このところいよいよ拍車がかかっていた。会えない時間が増えてから、彼の中で一層ひとみの存在は大きくなっていった。中学以降、友達は全然いない、同世代のほかの女の子にも興味はない。そんな彼にとって、もはや彼女こそ生きることの全てであった。

 体で繋がった関係だから、セックスを抜きにして語れはしない。しかし、セックスとは関係性の極致ではないのか。互いの全てをさらけ出して向き合うからこそ、内なる愛がダイレクトに、それはもう心から信じられる。二人はこの点、一心同体の境地だった。

 彼の求めに従って、ひとみはかつての夫にさえ開かなかった扉を解放した。

 性交中に、理生がアナルに興味を示していたことは知っていた。そこを何度も愛撫された。彼女は戯れの一部と受け取っていたが、果たしてそうではない。彼はある時から真剣にそこを欲しがった。

 ひとみは戸惑った。アブノーマルが過ぎると思った。だが、彼が単に好奇心のみから所望するのでないことも知らされた。理生は、ひとみの初めてが欲しかったのである。ここまで愛し合う仲となった以上、それに応えるのが正道だと思われた。

 彼女は受け入れた。怖さはあったが、彼との初めてにときめきもした。ローションを加えて、丹念にゆっくりとほぐされていく。事前に念を入れて洗浄したつもりでも、火の出るように恥ずかしかった。尻を突き出し、座薬を入れられるような感覚で、まずは指を挿入される。

「ウッ!」

「痛かった?」

「ううん、大丈夫……」

つい笑顔も固くなった。処女を奪われた時も、こんなに緊張しただろうか。ふと遠い昔に思いを馳せたが、若さ故の勢いで当時は軽くかわしたような気がする。年齢を重ね、常識を積み重ねた今だからこそ、余計に怖いのかもしれない。

 やがて、亀頭が菊門に押し当てられた。ローションの所為で冷たく感じられる。ひとみは中空を睨みながら、それの埋まっていくのに耐えた。

「もう少し、力を抜いて」

そんな指示をされたが、これが難しい。理生は尻を優しく撫で回して出来るだけリラックスさせるように努めながら、最後は思い切って、剛直を突き刺していった。ミシミシと音が鳴りそうな窮屈さがあって、竿が隠れていく。最初の出っ張りが入ると、後は意外にすんなりと通っていった。

「ハッ!」

大きく息を吸い込むひとみ。膣とは全然違う苦しさがある。というより、苦しさしかなかった。

「どう? 気持ちいい?」

逸る気持ちを抑えきれずに理生は問うたが、これに、

「ん……分かんない……」

と答えたのは、彼女の率直な気持ちである。

「全部入ったよ」

肛門の皺に、理生の陰毛が絡まっている。根元まで入った証拠だ。

その報告を受けると、ひとみの脳裏に、あの見慣れた男根の絵が浮かんだ。もはや一流の太さと長さを兼ね備えた、見るからに雄々しい立派な男性器である。比べて申し訳ないと思うが、かつての夫より既にサイズは上だと思われた。

 あれが全部入ったのだという。彼女は信じられない気持ちであった。今はただ、割り箸を刺された飴細工のように、一ミリも動ける自信が無い。

「理生君は、どうなの? 気持ちいい?」

やっとの思いで訊いた。一番の関心事だ。

「うん……気持ちいいよ」

彼は感極まった調子で答えた。そして、こうも言った。

「これで、ひとみさんの処女を、ぼくがもらったんだね」

「ええ……」

それを聞くと、ひとみは全て報われた気分だった。そして、初めてのこの共同作業がどんなに困難でも、二人なら乗り越えられると確信した。

「動くね」

理生は告げると、ゆっくりと肉棒を引きずり出していく。途端に、ひとみの確信が不安定になり出す。

「オ、オオオ……待ってぇ……」

内臓ごと引っこ抜かれるようだ。

「痛い?」

「ううん、そうじゃないけど……」

今度は押し込まれると、また息が出来なくなる。これの何が良いというのか。もしも愛する理生が相手でなかったら、とっくに諦めていただろう。

「ひとみさんのお尻の穴、気持ちいいよ。オマンコとは全然違う気持ち良さで。ひとみさんのアナル、素敵だよ」

彼は興奮して盛んに褒めそやしながら、次第に出し入れを速めていく。ひとみは彼からの称賛を糧に、四つん這いになった肘をグッと張ったまま、彼の満足するまで耐え忍ぶのであった。

 ようやく解放されて、ローションの所為でブブッと放屁のような音が鳴った時は、普段ならもっと赤面したはずだが、苦しさが終わった安堵の方が大きくて、彼女はボーっとしたままだった。

 さて、一旦それが性器に変貌すると、当然それからも役割を与えられていく。理生は以降もそのメンテナンスに余念がなく、ひとみのアナルはどんどん開発されていった。特に生理中や危険日などは、これまで口や胸でもてなしてきたのが、そこに肛門性交もラインナップされることになった。

「ひとみさんのケツマンコ、もうすっかりオマンコと一緒だね」

などと、わざと下品な言い回しで理生が揶揄すれば、

「ヤダァ、理生君の所為で、また広がっちゃうぅ」

と、ひとみも甘えた声で応じる。今ではアナルファックがすっかり日常に溶け込んでいた。その効能で、彼女はお通じもよくなり、益々健康になっていった。

 それだものだから、セックスもどんどん活発になる。互いに準備したコンドームも、一晩で一箱の内に残る枚数が減っていき、果ては二箱目を開けるのも普通になった。

 理生は泊まっていくことも多い。彼の母親は、息子に女が出来たらしいことを薄々察していたが、あえて干渉はしなかった。望みの学校にも通わせられたし、そちらで問題を起こす様子もないし、順風満帆な学生生活を送っているものと高をくくっていた。相手の女がかつての隣人であり、自分より一回りも年上だと知ったら、さすがにひっくり返って驚いただろうが。

 しかし、理生は、実際にはそんなでもないような気がしている。形式的に反対はしてみせるだろうが、あくまで世間体を考えたパフォーマンスに過ぎず、結局は現状を追認するだろう。よしんば認められなくても、たとえ縁を切られても構わないと、彼は考えている。彼は、ひとみと終生を共にする覚悟だ。

「オ、オオ、オオォウゥ……ッ!」

幸せに失神と覚醒を繰り返しながら、ひとみは一晩中イき続けた。

男性が射精と同時にエクスタシーに達して後も、女性はにわかには体が冷めず、この齟齬がすれ違いを生んでいく。だから心ある男性は、自分の射精後も後戯をして、女性を満足させてやるのだが、理生のような絶倫が相手だと、わざわざそんな気遣いは要らない。火照った体は冷めることなく、何となれば新たに火を点けて、長い長いオーガズムが愉しめるのだ。

 ひとみが目覚めると、ずっと居座っていた肉茎は、その胎内で朝立ちし始めた。彼とてさすがに萎れる時もあるが、その間も挿入しっぱなしにしていたのである。

「ウフフ」

体の中でムクムクと男性が育っていくのは嬉しい。彼らは朝立ちを利用し、早速寝覚めの一発を決めるのであった。

 射精が終わると、いそいそと仕事終わりの男を口で慰める。ひとみにとって、朝一番に口にするものはペニスであった。

 理生は、こちらに向いている彼女の股へ目を向けた。アナルもヴァギナもパックリとくり抜かれたまま穴を広げっぱなしになっている。もう閉じている暇もない。理生は、この次はどちらで愉しもうか、と思案していたが、しかし当座は別のものを催してきた。

 ひとみを見ると、向こうも目配せしている。

「ちょうだい」

理生の下半身から一気に力が抜けていった。それと同時に、ひとみの口の中へ温かい水が流れ込んでくる。すぐに満水になりそうなのを、必死で喉へ送り込む。ひとみは朝起きるとまずペニスを食べ、そのあと小便を飲む。そうやって腹を満たすのだ。これも健康の秘訣である。

 今では日常となったこの行為だが、決して理生が強制したのではない。ひとみの方から望んで飲ませてもらっているのだ。理生だって、交尾使用後の膣からお漏らしを飲んでいる。ギブ・アンド・テイクである。

 それが終わると、二人して浴室へ移動する。といっても、ひとみは腰が抜けて立てないから、理生に運んでもらうことになる。当然のように結合してだ。

「オマンコとケツマンコ、どっちがいい?」

「スケベ。知らない」

プイッと横を向く彼女の、後ろの穴を選んで彼は挿し、その身を抱え上げた。アナルに入れながらヴァギナを責めると、両方の締まりが良くなる。逆もまた然りだ。

「あんまりいじめないでよぉ」

首に腕を回し、落っこちそうになるのを何とか耐えながら、ひとみは運搬されていった。

 風呂場に行ってもやることは同じ。もちろん体も洗うが、結局は淫らな時間となる。

「んもう、お化粧ボロボロォ」

顔に精液をぶっかけられて、彼女は今さらながらに嘆いてみせた。

「ひとみさんはスッピンでも綺麗だよ。出会った時からちっとも変わらない」

理生は言ったが、それはお世辞でなく常々本当に思っていることだった。その綺麗な顔へ、続けざまに小便をかけていく。

「ヤダァ、またおしっこぉ?」

ビチビチと顔面を尿が弾く。終わると海綿体でそこをゴシゴシとこすられもし、ひとみはキャッキャと笑いながら、それを捕まえてしゃぶり込んだ。

 風呂から上がると、彼女の姿は鏡台の前にあった。今日は生憎午後から打ち合わせの予定である。化粧をしながら、鏡越しに会話をする。

「今晩は時間ある?」

「あるけど。あなた、明日学校でしょ?」

「ううん、休み」

それを聞くと急に不安になって、ひとみは振り向いた。

「ダメよ、ズル休みしちゃ」

二人きりの時にどれだけ変態であっても、社会に対しては真っ当でなければならない。これが彼女の方針だ。

「大丈夫だよ。うちの学校、明日は本当に休みだから」

理生は笑って答えた。

「今晩さ、外で会おうよ」

彼は約束の時刻と場所を伝えると、彼女にキスした。

 キスは今までに何回もしてきたが、ここ数年来、特に真に迫った意味を持ち出している。情熱的なそれは、本当に愛し合う男女が、愛を確かめ合う行為だ。

「あ……」

唇が離れる時、名残惜し気にひとみは追いかけた。だが、すぐに思い直した。

「汚れちゃうから、ダメ」

彼女は彼とキスするだけで、アクメする体になっているのだった。

「ねえ、聞いたわよ!」

会社に出ると、理美に早速声を掛けられた。

「あんた、この前男と歩いてたらしいじゃん!」

どこからそんな情報を仕入れてくるのか、油断できないものである。いつぞや理生の父親を見かけたようなことは、当然我が身にもあって然るべきということだ。

「それも、結構年下のイケメンだったって」

「いや、そんな別に……」

ひとみにしてはいつになく歯切れ悪い調子に、女の勘はすぐに気付いた。恋する心は隠せないもので、女は特に良い人を匂わせたがる。彼を褒められでもしたら、つい調子にも乗ってしまうものだ。

「いいな、いいな。上手い事やっちゃって。ね、あたしにも紹介してよ」

「ウーン……」

やっと十八になったばかりの彼を、公明正大に紹介してよいものだろうか。多分良くないだろう。真実の恋ではあっても、茨の道を選んだものである。

「そのうち、ね」

「エー、絶対だよ」

理美は言うと、すぐに違う方を指さして言った。

「ほら、見て。ムッツリーニが拗ねてる」

目を向けると、こちらの方を窺っていたらしい寺山が慌てて視線を逸らした。彼に情報を吹き込んだのも理美だ。一体に噂話を喧伝して回るのが彼女なのであった。

 ひとみは近頃すっかりストレスを感じなくなって、タバコを吸うこともなく、約束の時間に、真っ直ぐ待ち合わせ場所へ向かった。

「ごめん、待った?」

その会話は、完全に恋人同士のそれである。

 理生が指定したのは、垢抜けたレストランだった。

「ヘー、シャレた店知ってんじゃん」

高校生が来るには、ちょっと値段が心配だったが、

「大丈夫。お金貯めてるから」

と、彼は笑い飛ばし、実際その店は彼のおごりであった。高校に進んでから、アルバイトを熱心にやっているのである。

 食事の後は、二人で海沿いの道を歩いた。黒い海の上に、対岸の灯りが揺らめいている。春の風が心地よかった。

「出会ってもう、十三年になるね」

理生は懐かしそうに言った。

「初めての時はびっくりすることばっかりで。ほら、ひとみさん、チンポとキンタマ、丸ごと呑み込んだりしたよね」

「ちょっとちょっと、外でそんな話しないでよ」

周りの目を気にして、声を潜めるひとみ。言われて困るようなことを、幾つも積み重ねてきた彼女である。

「あれからずっとひとみさんに惹かれて……ひとみさんはどんどん魅力的になって……」

ふいに理生は歩みを止めた。

「ねえ、約束覚えてる?」

「え?」

自然、ひとみも立ち止まり、振り返る。

「ぼくもう十八になったよ」

四月二日生まれの彼は、学年で一番に十八歳になっていた。この間、誕生祝いもしたところである。

「ひとみさん」

理生は急に真剣な眼差しになって言った。

「ぼくと、結婚してください」

「え……」

予想外の言葉だった。しかし、待ち焦がれていたような気もした。我知らず、涙が溢れてくる。

「わたしで……いいの?」

搾り出すように言う。

「だって、こんな……」

皆まで言わせず、理生は彼女を抱きしめた。

「結婚してください」

 その夜は、マンションではなく、久しぶりに自宅へ彼を招いた。幾つもの思い出を重ねたベッドで、二人は抱き合う。

 コンドームのストックは尽き、彼らは出会った頃のように、ありのままで結ばれた。何度も絶頂させられ、朦朧とする中、身内に広がる情熱を感じた時に、ひとみははっきりと意識した。

「ああ……受精……」

二人はまどろみながら、幸福な夢の中へ落ちていった。







テーマ:エロ体験談・告白・官能小説 - ジャンル:アダルト

[2023/03/28 22:00] | 「育てる夫」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
育てる夫(6)精通


九歳



 三年生になってクラス替えを経験すると、理生はにわかに友達が増えた。放課後に友人の家へ遊びに行ったり、逆に自宅へ招くようになった。

 昨年からは地域の剣道クラブにも所属し、週一回体育館に通っている。これは親戚の何某がやっているのを見て、自分もとなったからである。

 こうしてようやく日常生活を充実させ始めた彼であったが、同時に隣人との密かな関係は続けていた。それは彼にとってオアシスであり、何もかもさらけ出せる大切な場所だった。

「アアン、ダメェ」

夕暮れになると、その家では女の悶え声が寝室に響く。独り身であるはずの家主が、何者かに股を開いているのだ。

 理生はすっかり能動的な腰使いを会得していた。ひとみの腰に手を添え、自ら肉茎を抜き差し出来る。およそ小学生の動きではなかった。

「イイッ! 上手よ」

指導の甲斐があるというものだ。褒めて伸ばすタイプの彼女の気遣いも手伝って、彼は性のテクニックをメキメキと上達させていた。若い脳みそは吸収も早い。

 よく使う器官は優先して発達するようで、陰茎は加速度的に大きくなっていった。それでなくても成長期。殊に余所の子の成長は早い。近頃では、陰嚢とセットの丸呑み口淫も難しくなってきた。

 背も伸びて、クラスでは常に後ろから数えた方が早く、以前は通り抜けられた生垣の抜け穴も、今では通るのが困難である。それで最近は、上から乗り超えてやって来るようになった。玄関から来ないのは、周囲の目を気にしたひとみの助言による。

 とはいえ、ひとみの背丈にはまだまだ及ばない。同世代では割合高身長な彼女は、ヒールを履くと優に百七十センチを超える。

 今しも、そのスラリと長い手足に絡み取られて、男児はもがくように欲棒をひたすら打ち付けていた。その激しさは、乳房の躍動にも如実に表れていた。

「イく!」

自ら宣言して昇天する。すっかり慣れていた。ビリビリする衝撃が脳天を突き抜ける中、最後までしつこくピストンする。

 そうしてしばし落ち着くまで待つと、ぐったりと胸に倒れ込んで、相手を隙間なく抱きしめた。そのまま二人で余韻に浸る。

 これは、ひとみの所望だった。以前彼は、自分が終わってすぐに感想めいた言葉を口に出したことがある。これが彼女には不評だった。その内容はともかく、男が絶頂した後は、ただ静かに抱きしめてほしかったのである。そこに言葉は蛇足だ。男の満足をその身に受け止め、恍惚とまどろむ時間こそ、女にとっては至福なのである。

 ようやく解き放つと、ひとみはうっとりしながら、頑張った彼に口淫奉仕した。何度も交尾する内に、いつの間にか陰茎の包皮は剥けていた。痛みすら感じぬ内に、女の肉の中でいつの間にか。

「ウフフ、硬いなあ」

わざと淫らに言って、ひとみは目を細める。こういう明け透けな発言を、昔からよくやる。セックス中でなくても、猥褻な冗談には耐性がある方だ。

「エヘヘ」

理生は照れ笑いを浮かべながら、玉の方の奉仕をせがんだ。言われなくてもやるつもりで、ひとみは首を傾け、ハムハムと袋の皮をはんだ。まだ毛は一本も生えていない。それでいて亀頭を剥き出しにしているのだからマセたことだ。

 玉袋を二つとも一気に吸引すると、そのまま伸び上がり、彼女は手で竿を無理矢理折り曲げるように向かせ、もはやお約束となっている、竿玉両呑みに挑んだ。

「ファアァ……」

切なげに呻いて、男児は目をパチクリとさせる。何年か前より窮屈で、引っ張られる時に軽い痛みさえある。だが、己の全てを女の口の中に納める充足感は何物にも代え難い。この歳で、それも一人しか女を知らない癖に、偉く達観したものだ。

 顎が外れるのではないかと心配になる位思い切り口を開け、奥まで一杯にチンポとキンタマを頬張ってくれる。その所為で日頃の美人が台無しとなり、すっかり不細工に相好を歪めさせられた熟女を見ていると、彼は愛しさにたまらなくなって、その髪をよしよしと撫でまわした。歳の差を鑑みれば、まるで立場が逆である。しかし、彼女も満更ではない。

「これ、いつまで出来るかしら」

相手が小児でなければ思いつきもしなかった行為。夫にもしたことがなかった、彼だけの為に編み出した技術。成長すれば、いつかは当然出来なくなる。

 いや、それ以前に、こんな関係をいつまで続けられるだろうか。終わりは、きっと、いつか来る。

 そんな煩悶も、しかし何の不安もない彼氏によって一瞬で断ち切られた。

「ねえ」

彼の申し出で、いわゆるシックスナインの体勢となる。すなわち、二人は天地逆さまとなって、ひとみは仰向けに寝そべった理生の顔面に跨り、前方にそびえる彼の股間へと顔を沈めた。互いの性器をむさぼり合うのである。言うまでもなく、彼女が教えた体位だった。

 子供は覚えも早い。おまけに好奇心旺盛である。教えたことはすぐに吸収し、自ら研究もする。好きなことなら尚更だった。今しも理生は、ひとみの急所を的確に責め立ててくる。もう一々確認することもない。彼女は小学生の彼にすっかり感じる部分を知り尽くされていた。

「アアン、ダメったら、理生君」

ペニスから口を離し、鼻に掛かった声で甘えるひとみ。男児はヴァギナに口を付けたまま、クイックイッと腰を浮かした。しゃぶってくれというのである。仕方なくフェラチオを再開するが、どうにも集中しきれない。

 理生はクリトリスをしゃぶりつつ陰唇を広げると、穴の中へ遠慮なく指をねじ込んだ。この中の構造も経験で熟知している。まだまだ小さな彼の手だから、指といわず、手の甲、果ては手首まですっぽりと膣内へ収まってしまった。

「ハアアァ……ン!」

ひとみは露骨に喘いだ。未熟な陰茎よりも、こちらの塊の方が空洞をはっきりと満杯にする。彼女は寄る辺もなく身悶えた。精々小肉棒に掴まって耐えるのみだ。

 理生は無慈悲にも、肉穴の中をゴリゴリとかき回す。手首を回転させ、時にスナップを利かせながら、したい放題に弄ぶ。次から次へと滴り出てくるラブジュースは、クリトリスごと吸引した。一体にこれが子供のやり方だろうか。英才教育を受けた者こそ恐ろしい。

 穴の奥では指を展開し、闇雲に動かす。それぞれの指を折り、あるいは伸ばして、壁面のひだというひだをこすり続ける。これに腕の回転も加わるからたまったものではない。

「ヒイッ、ヒイイッ!」

ひとみは遂に泣き出して、懇願した。

「ダメェ、もう許してぇ、死んじゃうぅ」

 理生は、しかしすぐには許さない。言葉とは裏腹に、彼女が悦んでいるのを分かっているからだ。末恐ろしくも、女のやり口に気付き始めている彼だ。もっとも、ひとみしか知らない男児のことだから、女のひとかけらも真に理解しているとは言えなかったが。

「イきそう?」

気の大きくなった男児は、生意気にも煽るように問う。

「うん、イきそう。おばちゃん、イッちゃう!」

その淫らな告白を聞くと、理生は満面の笑みでニコニコとしながら、グチャグチャになった肉穴を、とどめとばかり激しくほじくった。

「イヤン、イくぅ! イ、イ、イくぅっ!」

踏ん張っていた膝を硬直させたかと思うと、一瞬後にはすぐ崩して、ひとみは倒れ込んだ。その際目の前に立っていた肉棒に、したたか顔面を打ち付けたものだ。

「おばちゃん、大丈夫?」

体位を解いた理生は、仰向けに寝かせた彼女の顔に近寄って、優しく尋ねた。目の前にぶら下げられたイチモツを、お返しとばかりパクリとくわえながら、

「ひゃいひょうぷ」

と、ひとみは答える。それを見て理生は可笑しそうに笑いながら、

「ねえ、もっかい入れていい?」

とねだる。

「え……」

ひとみはちょっと躊躇した。が、次の言葉を聞いて、にわかにホッとする。

「チンポ」

「ああ……」

今の今でまた腕をねじ込まれたら、さすがに負担が大きいと感じていたのである。このフィストファックは、理生が期せずして独自に発明した、凶悪なテクニックであった。

 彼は許しを得て、そそくさと腿の間に移動する。ひとみの影響で、このところ“チンチン”から“チンポ”に呼び方を改めていた。それを痴女穴にスッと挿し込む。

「ンウン……」

また余裕を戻して、あやすようにひとみが呻く。嵐のようなフィストファックに比べれば、ペニスは凪のような穏やかさに感じられた。

 それにしても、彼は今日既に何度かイッているが、元気なことである。明日が休みだといっても頑張り過ぎではないか。あるいは、射精をしないと、何回もイけるものかしらと、ひとみは漠然と考えていた。

 理生は肉茎をはめたまま自分の尻の裏へ手を回し、玉袋もまた膣内に押し込んだ。広がった肉穴は、難なく男性全部を丸ごと呑み込んでしまう。こうすると、ひとみが悦ぶのだ。

「アアン、ヤダァ、タマタマも入ってきたぁ」

案の定嬉しそうに、彼女は可愛い男児の頬を撫でて歓迎する。彼も、エヘヘと笑う。この技は、元々彼女から仕込まれたものだ。最初はあちらの手ずから始められたが、覚えた今はこちらで挿入するようにしている。

 せっせと腰を振る理生。陰嚢が抜けないようにするのにも慣れてきた。少し動きづらいが快感の度合いは変わらない。むしろ全身が熱くて好ましい。

「上手、上手」

その気遣いを見抜いて、ひとみは微笑ましそうに相手の背をさする。このまま昇天してきたら、その手をぐるっと回して、背中をギュウギュウと抱きしめるつもりだ。肉欲的にはもう満足させてもらえたから、後は客人をもてなすことに注力する。

 やがて、その時は来た。

「おばちゃん、イきそう。イく!」

「うん、おいで」

声変わり前の高い声が切なげに告げるのを聞いて、ひとみは優しく頷いた。

 が、その時である。違和感はすぐに彼女をハッとさせた。心なしか、いつもより躍動する精嚢。ビクンビクンと不穏な跳ね方をする陰茎。そして何よりも、胎内に広がりゆく熱……
それはどんどんと急速に体の奥へ広がっていく。

 ひとみはパッと理生と合体を解いた。例によって抱きしめるつもりだった彼は、突然のことにびっくりして固まる。

「あらっ!」

彼女は見た。そして、思わず口元を覆った。理生の亀頭に白い汁が付いている。自分の膣からも、同じく白濁した汁がはみ出ている。

「いつから?」

と訊こうとして、ひとみはやめた。相手も不審そうに驚いていたからである。その顔には疑問符が沢山浮かんで見えた。初めてだったことは明らかだった。

 理生は、ひとみの膣で精通を迎えたのである。

「これ、何?」

男児はようやくその年頃に相応しい素朴さで、おどおどしながら尋ねる。セックスのことで、久しぶりに不安になった。初めて気をやった、あの日以来の衝撃だ。

「ああ……」

ひとみは言葉を探した。やはり、性交を繰り返し行うことで、著しく成長が早まったのだろう。もっとも、息子のいない彼女には、精通それ自体の知識が浅かった。だが年長者として何かしら言葉を掛けてやり、まずは安心させてやらねばならぬ。

 それで口をついて出たのが、

「おめでとう」

の一言だった。咄嗟のことで、この場合に正しいのかどうか分からない。だが言葉に出してみて、ひとみは返ってそれに心を引っ張られ、本当に嬉しくなってきた。

「おめでとう! リオ君」

改めて、自信を持って言う。当人は呆気に取られており、まだ意味が分かっていない。ひとみは出来るだけ自分を落ち着かせて、諭すように話した。

「これ、精子よ」

「セイシ?」

「そう。精子。大人になった証」

理生は恐る恐る白濁液を摘まんでみる。ネバネバとしていて、何で出来ているのか全く想像つかない。

「大人の男の人しか出ないのよ。リオ君、おめでとう」

彼女もうっかりしており、これがどういう役割を担うのかの説明をすっ飛ばしていた。やはり唐突な事件で、舞い上がっていたのである。

 とはいえ理生も理生で、今は驚きの方が勝っていたから、詳しいことは追々また教えてもらうこととして、この時はそれで無理矢理に納得した。

 二人して浴室へ移動しシャワーを浴びる。

彼を洗いながら、ひとみは考えていた。理生も成長し、射精出来る体になった。片や自分は来年五十の節目を迎える。

「そろそろ潮時かな」

寂し気に彼女は俯いた。






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[2023/03/24 22:00] | 「育てる夫」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
旧居出し納め・新居出し初め
「いやあ、二人のおかげで、ホント捗るな」
啓成(ひろしげ)は隆々と筋肉の盛り上がった前腕で、日光にきらめく額の汗を拭った。褒められた二人は「いやいや」などと謙遜している。彼らもまたいずれ劣らぬ筋肉の持ち主だ。三人は学生時代のラグビー仲間で、啓成の一学年先輩が次郎(じろう)、一学年後輩が義就(よしなり)。今日は啓成の引っ越しを手伝いに来ていた。

 「ほぉんと。たった三人でもう片付いちゃった」
荷物をすっかり運び出した旧居から、セミロングの外はね茶髪を揺らしながら啓成の妻・厚子が出てくる。目鼻立ちのはっきりとした顔に派手なメイクを施した上、いかにも気の強そうな目力を湛えた、一種の美人である。ちなみに彼女と夫は元同級生で、次郎と義就を含め皆同じ学校に通っていた。

「恭章(やすあき)来い。新しいおうちに行くぞぉ!」
啓成は今日の為に借りたトラックの運転席に向かいながら、あと数か月で六歳になる息子・恭章を手招きした。息子は素直に駆けていき、父の太い腕にひょいっと抱え上げられて真ん中の席に納まる。助手席には次郎が乗り込んだ。トラックは定員の都合で全員一遍に乗ることが出来ない。大人の男三人は二人ずつ交代でこれまで二往復し家具を運搬してきた。運び出す荷物はこの便が最後である。

「出発進行!」

「オー!」
親子の元気な号令で、三人を乗せた車は走り出す。それを見送って、厚子と義就が屋内へ戻った。

「もう大体は掃除し終わったんだけど。あとさ、こういう……」
ガランとした家の中で、厚子はフローリングに這いつくばる。後から続く義就は、そのタイトジーンズの尻を絡みつくような視線でじっとりと眺めた。はち切れそうな程ピチピチに張った尻の表面には、くっきりとV字形の曲線が浮き出ている。彼はおもむろにそれへ近づくと、戯れに己の股間をピッタリとその谷間へ押し付けてみた。

「ちょっと、何してんの!」
驚いた厚子が咄嗟に腰を引いて逃れ、振り返る。その緩い胸元を、義就はじっと見つめた。厚子はその意味に気付いてTシャツの襟を押さえる。主張の強いGカップが深く黒い谷を覗かせていたのだ。

「相変わらず、でっけえな」
心の声をそのまま声に出す義就。あえてズケズケと品評するのも昔馴染みの気安さからだ。かつて一度は我が手中に収めた物。厚子と義就は学生当時に恋人同士であった。まだ啓成と付き合う前の話だ。

 彼は今日一日ずっとムラムラしていた。久しぶりに昔の女と会ってみれば、驚く程その体型が変わっていないばかりか、年輪を重ね、人妻となりまた母親となって、むしろ当時より強烈な色香がムンムンと肌から立ち上っている。作業をして汗ばんでくればなおさらの色気だ。

 朝からじっくりと盗み見てきて、義就はもう我慢の限界だった。

「あっちゃん!」
言うが早いか組み付いて、またぞろ股間を尻に押し付ける。

「キャッ!」
厚子は逃げる。床板に指を立て、這いつくばって前進する。男はそれへ覆いかぶさると、ある秘技を使った。

「ちょっと、やめて!」
たちまち苦悶の表情を浮かべ、女の口元が緩む。それは義就の得意技、押し倒しながらの全身くすぐりであった。あらかじめ弱点は心得ているのでツボを押さえるのは造作もない。甘え上手な後輩カレシは、よくこれを使ってじゃれたものだ。彼女の身もだえようは、ウィークポイントが年を経ても変わらないことを証明していた。

「ちょ、ムリムリ、ほんっと無理ってば」
多少の懐かしさも覚えつつ、厚子は苦しそうに笑いながら身をよじって逃れようとする。義就はもちろん逃すまいと押さえ、巧みに服を脱がそうとする。まずジーンズに手を掛ける。と、厚子がそこをガードしにくるので、今度はシャツをたくし上げにかかる。慌てて厚子がそちらに向かえば、改めてジーンズを。こうして、厚子の肌は徐々に剥き出しになっていった。

 さあここまでくると後は簡単だ。確かに昔馴染みの油断もある。大体レ○プというのは知人によって行われるものだ。厚子も無論抵抗し続けたがそこは女の細腕。所詮男の、しかも剛腕な彼には敵いようもなかった。床に突っ伏して抑え込まれ、

「ちょぉっとぉ!」
非難も虚しく義就の勃起が厚子の背後からぶっ刺さって消える。下着を肉棒そのものでずらし、汗まみれの素肌を滑って、熱く蒸れた肉穴の奥へと、深く深く。

「スッゲ! 寝バックのマ○コ気持ちいい!」
家具もないガランとした部屋の中で重なり合う男女。強引にブラジャーごとめくり上げられ、露出した乳房がひんやりとしたフローリングの上にひしゃげる。横にはみ出たスライムのようなそれを、義就は倒れ込んだまま撫でまわした。手の平にポチャポチャした柔らかさが心地よい。そうしながら、じっとりと汗ばんだ後ろ髪の生え際に唇を寄せる。

 ゾワゾワと総毛だたせて、厚子は歯を食いしばった。過去の男に情愛など無く、今は純粋に友人として見ている。夫が助っ人に彼を連れてきたのには驚いたが、吹っ切れている分素直に受け入れられたものだ。だからこそ、この仕打ちは悔しかった。何より己の脇の甘さに腹が立った。

 とはいえ、事ここに至りなばもう終わるまで耐えるほかない。新居まで片道ニ十分。これまでの経験上、大体トータル一時間前後で行き来するはずだ。それまでになんとか! 夫も子 供も悲しませたくない彼女である。

 ゴリゴリに固まり切った怒張が、パチュンプチュンと小さなあぶくを弾かせながら、入り口の肉壁を両脇へこんもりと盛り上げつつ、しっかりとくっ付いたまま激しく出入りする。

「たまんねえよ厚子。お前も久しぶりのチ○ポ気持ちいいだろう」
勝手な男は一人悦に入っている。黙りこくっている女にもお構いなしに、密着して腰をくねらせる。男の腹と女の背中。裸の体温が互いに伝わり合う。それが男には心地よく、女には不快に受け取られた。

「旦那のチ○ポよりいいだろ。なあ、お前オレのチ○ポ大好きだったもんな」

「(そんなわけあるか!)」
厚子はどちらの問いも一蹴したが言葉には出さなかった。ただただムカムカした。入室を許可していない男は、しかし強引に居座って室内を荒らしまわっている。例えば天井を叩き、例えば床を踏み鳴らし、その上壁に汁気を撒き散らす。

「あの頃は生でヤらせてくれなかったけど、やっぱ生気持ちいいわ」
そう言われて厚子はハッとする。案の定、彼の台詞は次の通り続いた。

「なあ、このまま中出ししていい?」

「は? テメェ、ふっざけんな!」
これには遂に厚子も声を荒らげざるを得なかった。それも若い頃のようなお里の知れる口ぶりに戻って。冷静に言えば、避妊せずに交わりだした時点で危険なのだが、それよりもコイツの吐き散らかしが体内に注がれることこそ不愉快だったのだ。

「いいじゃん、いいじゃん」
義就は笑いながら言って上体を起こした。うつ伏せの女体に騎乗するような格好となる。その体勢で尻の両肉を広げると、肉棒をくわえている膣がパックリと開いてよく見えた。フニャフニャとした尻肉を両手で持って水面のように揺らすと、汗のたまった肛門までパクパクと開閉する。彼は上からその光景を見下ろしつつ、自身を出し入れして愉しむ。挿入当初は湿り気程度だったのが、いつしか穴の内部までヌルヌルと濡れそぼっている。

「エー、ダメ?」

「外に……ていうか、早くして!」
急かしたのは終わりを促す意味だったが、相手には伝わらなかった。むしろ気分が乗ってきたと捉えたものだ。義就は厚子の腰を持ち上げると、そのまま四つん這いにさせて後ろからガシガシと腰を叩きつけた。

「ちょ……早く(終わって)」

「なんだ、まだ早く? そっか、激しく突かれるの好きだもんな」

「ちが……」
パンパン、パンパンと空の室内に響き渡る、男と女の肌がぶつかり合う音、それから豊満な乳房同士が弾け合う音。厚子の鼻腔から刹那的に甘い吐息が漏れる。女とは経験を積むほどに男が恋しくなる生き物。まして日頃は夫婦という許された関係の中でのみ体を重ねていたら、その反動でどうしてもその場に臨んで慣れた反応を示してしまうもの。恥部が濡れるのも声が漏れるのもそういう理屈だ。

 義就は義就で、この久しぶりに手に入れた肉体を我が手に取り返すべく、まさに男を見せつけるべく奮闘したものだから中々に粘った。元々性には強い方だ。厚子が彼をフッたのも、実は彼の求めるしつこさとその態度の軽薄さの故である。

 男女はくんずほぐれつ揉み合い、ほかに誰もいない住居で恥知らずな営みを続ける。綺麗にした床を汗まみれで転がり、二人でハアハア言いながら、我が物顔でこの家を占拠している。本来主人夫婦がするべき営み。しかし夫は既に去り、残った妻だけが頑張っている。この家で最後に作られる命は、妻と間男による婚外子となってしまうのか。

 時間は刻々と流れる。体位は後背位から正常位へと移っていた。厚子は間男の手で大股開きさせられ、揺れ回る乳房も全部さらけ出している。ドスドスと上から下へ杭のように打ち付けられる男根。まだイかない。

「ンッンッ……!」
向かい合う相手の体を突き放そうともできず、厚子はしおらしく手の甲を口元に当てて眉根を寄せた。目は開けない。一つには男を見ないためで、もう一つには自分との闘いだ。女故に体が返してしまう反応を認めたくない。

 そんな中、遂に恐れていた時が訪れた。外に車のエンジン音が聞こえだす。それほど長く交わっていたのか、あるいは想定より早く戻ってきたのか。とにかく厚子にはすぐに危機が分かった。義就の胸をドンドンと叩き首を横に振る。

「ムリ! もうムリ!」

「あとちょっと、もうちょっとでイくから」

「ムリだって! 終わって! 早く!」

「中で、中でいい?」
厚子は遂にヤケクソでブンブンと頷いた。

「いいから、早く終わってぇ……!」
義就はラストスパートを掛けた。玄関の外ではもう話し声がする。ひと際高く聞こえるのは恭章の可愛い声だ。それを聞きながら、父ならぬ余所者男は全部の種汁を膣内に流し込んだ。そうしながら倒れ込み、厚子に唇を重ね、無理やりそれを開くと舌をねじ込む。ネロネロと舌を絡め、最後のとどめとばかりねぶり倒す。厚子はされるがままだ。

 気が気ではないスリルの中、痴穴を収縮させる厚子。肉体は桜色に染まり、少し前とは違った発汗で全身を濡らしながら肩で息をする。しかしその後の行動は速かった。彼女はすぐさま起き直って身支度を整える。

「おう、どうだ片付いたか」
息子を伴って啓成が入って来る。

「うん、まあ、大体」
そう言いかけて、厚子は慌てて手元の雑巾を取り寄せ床をさっと拭いた。先程自分が付けた背中の汗が跡になっているのを見つけたからである。彼女はそれを気取られないように早口で続けた。

「まあ、残ったとことか、あっち片付けてからまた来てやろっかな。後でまた思い出すこととかあるかもしれないし」

「そうか」
夫は特に気にすることもなく、

「しっかし、暑いな、この部屋」
と、室内に漂う独特の熱気に辟易し、シャツをつまんでパタパタとやった。その後ろで義就は涼しい顔をしていた。





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[2022/04/13 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#58-

 有紀はまた例の運搬方法で輸送されていく。後ろに矢板、前に比嘉。二穴結合でガッチリ固定され、盤石の態勢で廊下から玄関へと至る。当たり前に全裸だ。外へ出る時も、靴さえ履かせてもらえない。一方の男達は服を着る。ただ一部、慶介、浩樹、竜二のトリオを除いて。開放的な気分の三人は屋外へ出ても素っ裸で、役割を終えた前任者達から引き継ぎ、浩樹が膣、慶介が尻に入れて大空の下豪快に挟み撃ちした。

「ア~最高!」

慶介の歓喜が澄み切った空気に吸い込まれていく。同時に鳴りやまない肉ひだのさざめきもまた静かな木立ちの揺らめきに消えた。振り仰げば朝日を浴びてきらめく建物の窓々。その一つにはかの夫もいようが見られたらアウトだ。開けたロータリーに集団が屯し、女一人を公然と輪姦である。

 終わって服を着る二人に代わって、男でただ一人まだ裸の竜二、しかし恥ずかしがりもせず膣に組み付く。向かい合う相方は七里川。

「いやあ、今日はよく働いたよ」

重労働でもこなしたかのように言う。実は先程来帰宅する者が出る度に運転手達は交代で車を出していたのであり、その点で確かに働いてはいた。もっとも、彼の意味するところは別にあるのだったが。とまれ、これから最後の奉仕が残っている。

「チェッ、もう終わりか~」

全行程を終え、あれだけヤッたのにまだ足りたい風で後ろ髪を引かれている竜二と友人二人を乗せて、七里川のタクシーが発車していった。これが最終第一便。歩いて下りられない距離でもないがサービスである。松倉と浪岡もそのつもりで待機中だ。

「これが最後だよ」

鈴木に念を押されて、祥吾と雅也が周囲の顔色を窺った。若さ故どうしてもヤりたい。そのことは重々承知で大人達は彼らに次を促した。残った大人は、残り時間が少ない事も勘案し、余裕の精神で遠慮を決めている。ただ一人、バス送迎を終えた薮塚だけがいきり立っていたが。

 寛容に勧められた二人は、しかしか細い体躯故に立位でサンドイッチできず、やむなく一人ひとり順番に済ませることになった。いよいよ最終種目リレー。バトンは友人母の産道だ。地べたに背中を付かせるのは忍びなく、必然的に後背位を選んでのスタート。それも女が膝を地につかんばかりに腰を下げ、バスの下部にやっと掴まる体勢での合体だ。裸足が冷たいアスファルトを踏みしめ、息子の同級生の最後の頑張りに耐える。

 まずは祥吾、続いて雅也。万感の思いを込めて腰を繰り出す。いびられた過去などもう遠い昔。こうやってただ気持ちよくしてもらうだけの肉の穴だ。今となってはモンスターペアレンツや問題児の影さえちらつかない。彼らは幸福に包まれながら種付けした。

「もう満足した?」

鈴木に訊かれて、少年達ははにかみながら素直に頷いた。

 他方、当然のように次を始めようと進み出たのが薮塚だ。助平と呑兵衛は元来往生際が悪い。

「おい、いい加減にしないか」

袋田にたしなめられるも両手を合わせて頼み込み、半ば強引にぶち込んだ。バスの側面に手をつかせ、足を広げさせて後ろから太い物をガシガシと突っ込む。彼の腰のグラインドのせいで車体がゆさゆさと揺れた。

 それを背景に祥吾と雅也は浪岡の、鎌先は松倉の車に乗って帰っていった。矢板は自分の店に戻る。袋田は鈴木らに申し訳なさそうに愛想笑いしていたが、同僚が望みをかなえて戻ってくるとこれを蹴飛ばして叱責した。

「さあ奥さん、帰りますよ」

鈴木が声を掛けた時、有紀はタイヤに額をもたせてうずくまっていた。彼女を使い終わった薮塚がそのまま手を放して放置したからである。比嘉がこれに肩を貸して起き上がらせ運ぶ。乗るのは彼女の家のワゴン車である。彼が裸体の女を後部座席に積み込む頃、運転席の鈴木がエンジンを掛けた。袋田と薮塚が去り行く車を見送る。

 それと入れ違いで一台の黒塗りの車が入ってきて玄関に横付けした。金光を迎えにきた車だった。

「先生はまだ?」

車から出てきたスーツ姿の男は開口一番尋ねる。

「さあ……まだお休みかと思いますよ」

袋田は答えたが男は一瞥もくれず、黙って携帯電話を操作しだした。

「ああ、もしもし先生、着きました」


  *


 有紀を乗せたワゴン車は自宅に到着した。外で待ち構えていた島田がもどかしそうに駆け寄る。

「遅いじゃないか」

 そうして三人で有紀を助け下ろすと彼女の自宅へと運び込む。途中門扉の脇に裸の佳彦が座っていて一団を睨んだ。この少年はとうとう一晩中素っ裸で屋外にいたのである。男らは荷物――かつてこの家の女主人だった物を、屋内に入って一番近くの部屋にあったソファーへ投げ出した。

 有紀は呆然と天井を見ている。満たされた疲労と反比例な空虚が体内に渦巻いてクラクラする。帰宅したのは分かっているが思考は随分と遅れてくるようだ。いざ何から手をつけて良いか判断がつかない。

「ぼ、ぼく、お母さんを頼んだよ」

後から付いてきていた佳彦に対し、手持無沙汰だった鈴木がとりあえず声を掛けた。当然のように相手は無視である。そして彼は真っ直ぐに母のもとへ歩んでいった。大人達の胸には、

「この子に任せて大丈夫か?」

という不安が一斉によぎったが、これ以上打つ手はなかった。三人はそそくさと退散した。

〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼自宅
有紀、佳彦、清美、瑞穂
▼大輪館
袋田、藪塚、金光、枝野
▼電車移動
前原
▼帰宅
恵太、優斗、豊、聡、翼、村本、猪瀬、舛添、島田、服部、花村、羽根沢、森岳、沼尻、高橋、小林、俊之、克弘、慶介、浩樹、竜二、七里川、祥吾、雅也、浪岡、鎌先、松倉、矢板、鈴木、比嘉


輪姦記録〉
挿入男根:37本
射精回数:170発
(膣86・口23・尻44・乳7・顔8・髪1・外1)


world200*40



[2022/03/14 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | page top
大輪動会-プログラム#53-

 *

 前原はタクシーの車内にいた。佳彦を送り届けた浪岡に拾われたのだ。固辞したが親切を押し売りされた。どのみち線路沿いを歩いてもどこまでいけるかは自信がない。ままよ、とやけ気味になって乗車した。これが前原にとって、今日唯一の好判断となった。車は町を出ていった。

 *

 大広間での大輪姦はグルグルとまだ続いている。三つの穴は常に満室。膣は松倉から沼尻、尻は浩樹から森岳、口は小林から雅也へと連なっていき、さらに右手と左手にも男根を握らされ、両の乳房は手すきの者によってそれぞれ玩具にされている。

 男達は口々に「気持ちいい」「たまらん」「最高」などと言い合い、その内に「かわいい」とか「イイ女だ」などという称賛も増えていった。彼らの率直な欲望は、居並ぶ勃起群が証明している。そしてとうとう「有紀」という彼女の名前を呼ぶ声が出始めた。これまで“金光の嫁”でしかなかったのが、ようやく彼女そのものを認めだしたのだ。

 ピクンッと体が反応する。心の敏感な部分に触れられたようなこそばゆい感じ。有紀はまるでつきものが落ちたように無垢な表情で、ピクンピクンとしなやかに体を跳ねさせた。

「有紀」「有紀さん」「有紀ちゃん」……

 老若ないまぜの男らが自分を求めている。性欲の器として自分を欲している。林立する男根の狭間、そこに己の居場所がある。社会も倫理もない。ここにはセックスする為だけに一人の女と無数の男がいるだけ。慰み者となっては自由も利かず、ただいいように消費されるが、返って責任を負わされず、何も決めなくて良い。そして、ここで彼女は絶対的に主役だ。

「これは……?」

 有紀はなんだか分からなくなってきた。集団で強 姦されているはずではなかったか。それを飽きもせず、日が暮れても続けられている、もはや人間扱いもされていないような、異様な境遇ではなかったのか。それは間違いではないし、そんなことは分かっている。それなのに……?

「アア……ッ!」

のけ反って両穴に射精を受ける。

「気持ちいい……有紀……マンコ……」

誰かが囁いた。

「マンコ……? わたし……マンコ……」

そうかもしれない、自分は女と思っていたが、もはや“マンコ”そのものかもしれない。正気なら愚にも付かない説だが、今は言い得て妙な気がした。人格ではないのだ。この居心地はもう性器ゆえなのだとでもいうような実に馬鹿々々しい境地。

 誰かが耳たぶを亀頭で弾いている。そうかと思えば振り返らされ、別の陰茎をしゃぶらされる。

「有紀ちゃん、チンポ食べて」

待ちきれないとばかり差し出された三本目に彼女は吸い付く。いつしか右には島田、左には鎌先、そして正面には高橋がいて、彼女は渡り鳥のように三本を交互にしゃぶらされた。

「いい子だ」

そう言って島田が髪を撫でれば、鎌先、

「素直に仕上がったね」

高橋は、

「かわいい顔にぶっかけてやろう」

と、毒気の無い笑顔で言った。

 尻の森岳が射精すると体を前に倒され、新しく矢板を迎えやすくする。逆に膣の沼尻が済めば今度は後ろに倒され、新たに比嘉を受け入れていく。ギッコンバッタンと前後に忙しなく動いてはペニスの為に尽くすのだ。これが性の器なりの役目。誰でも当たり前にこなせるものではない。

 だからこそ男達がやる気を失わない。どうしてここまで彼女一人にこだわって、その身をむさぼり尽くそうとするのか。尋常ではない。彼らが継続することこそが有紀の非凡さを証明していた。

 鎌先がかつて評したように、輪姦向きの肉体という特質。故障もせず、使い減りもしないばかりか、時を経て益々艶を増し、男達の血を熱くたぎらせる。そうでなければとっくに使い捨てられていてもおかしくないのだ。今なお酔ったように男らは女肉をむさぼろうとするではないか。

 花村が再合流して口腔に射精した。諸々の用事を片付けてきた袋田が尻穴に収まった。チンポは続々と列をなしている。沢山あるので充電も余裕だ。人がしている間にまたやりたくなる。

「ゾーン入ったな」

竜二の一言がしっくりきて、周りの若者が笑った。やがて、彼を膣に、薮塚を尻に挿して担がれ、マンコは宙を泳ぎながら次の会場へと場所を移していく。その周りをブラブラとチンポが続いた。

 夜は更けて早日付を跨いだ。金光は既に就寝している。もっとも、彼のことなど皆忘れていた。妻である有紀さえも。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田
▼客室
金光
▼車中
浪岡、前原
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添


輪姦記録〉
挿入男根:35本
射精回数:119発
(膣62・口21・尻23・乳7・顔4・髪1・外1)


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[2021/04/03 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
我が子の誕生日に新たな種を孕まされた母
ショートオムニバス・シリーズ 『母を犯されて』


ケース8
母・マリ子 47歳


 マリ子はキリの良い所で作業を止めると、腕をピンと上げて背筋を伸ばした。そうして視線をカラフルな紙袋に落とす。味気ないデスクにはちょっと浮いた存在感だ。息子への誕生日プレゼントである。

 息子といってももう社会人二年目の大人。それでもまだ同じ屋根の下に住んでいるし、何より親から見れば子 供はいつまでも子 供。誕生日祝いは毎年欠かさず行ってきた。今日は早めに仕事を切り上げ、家でささやかな会を開く予定である。

「わっ、びっくりした」

席を立った時、ふと研究室の入り口に人影を見つけ、マリ子は驚いた。

「ええっと……」

すぐに名前が出てこないのは年の所為か。だが顔は覚えている。インターンとしてこの間から来ている学生の一人だ。すると、彼は物も言わず、ズカズカと室内に入ってきた。それも足早に一気に間合いを詰めて。

「ちょ、ちょっと!」

あっという間に白衣の肩を掴まれ、訳も分からぬうちに揉み合いとなる。そのまま体勢を崩され、押し倒されてしまった。

「松浦君だ」

やっと名前を思い出したが、今それどころではない。松浦は今や馬乗りになってマリ子を組み敷いている。

 彼女は一瞬笑顔を作り相手をなだめようかと反射的に試みたが、それは面へ完全に現れる前に立ち消えとなった。命の危険へと考え至ったからである。動機に全く心当たりはなかったが。

 他方で現実はまるで予想だにしない方向へと展開していった。松浦の手はスカートの中へと潜り込み、パンティストッキングの上を粗雑に滑々と遡っていく。

「嘘でしょ!?」

まるっきり想定外の行動だった。自分が性の対象となることも、会社という空間と性が結びつくことも彼女には想像つかないことだった。

「ちょっと!」

必至に押しのけようとするも、青年の力は思うより強い。

「そうだ、名村さん!」

警備員の名村は心やすい老人である。彼に駆け付けてもらうほかない。マリ子は声を上げようとしたが腕で口を塞がれた。暴れた手足が当たって、書類やらトレイやらが落ちるがそう大した音にはならない。名村は何をしているのか。彼女の脳裏に、警備室で大口を開けて寝ていた、いつかの姿が思い起こされた。

 松浦は尋常とも思えぬ器用さで既に欲棒の塊を露出。股間のストッキングは破かれ、下着の縁に指が掛けられる。

「イヤッ!」

この時になって初めて、マリ子は女としての恐怖を実感した。生まれてから初めてでもあった。思い返せば、これまで出会ってきた男性はたまたま優しい人ばかりだったのかもしれない。それだものだから、ついこの時も最後の奇跡を漠然と信じずにはいられなかった。

 しかし、希望は簡単に砕かれた。松浦はマリ子に入ってきた。

「悟史さん……!」

夫の顔が浮かんだ。それとは別物の男が、ゴツゴツとした憎たらしい塊が、体の芯をえぐっていく。さっき顔を合わせてから実にあっという間の出来事。これがレ イ プ。正真正銘、自分はレ イ プされたのだ。

 間もなく、松浦のエキスが膣内に迸り始める。マリ子は顔を背けた。腹の中に種汁が注ぎ込まれるのと反対に目から出た雫が床に落ちた。彼女は己の意思に反して泣いたことも悔しく、また腹立たしく、しばし動かぬ男に向かって、

「もう気が済んだでしょ?」

そんな言葉を吐き捨てようとした。

 が、彼にはまだ続ける意思があった。萎まぬ肉塊は硬さをいや増し再動を始める。

「ええっ!?」

信じられぬ気持ちだった。マリ子は確かに射精を感じた。それは認めたくない恥ずかしさながら、確かに感知したのだ。だが松浦にとっては終わっていないというのである。

 肉棒はゴリゴリと壁を削り、穴をこじ開け、ただ単調にズンズンとえぐり込んで打つ、打つ、打つ。今度は先程よりか長く続いたが、それも間もなく終わった。つい今しがたの再現とばかり、二発目が入ってくる。勢いと量は先程よりあるのではないか。

「ウウゥ……」

マリ子は相変わらず横を向いたまま、勝手にされる屈辱に耐えた。なんて惨めなのだろうか、そう感じながら彼女はこの後のことに思いを馳せ始めた。

 その時である、三回目が始まったのは。休憩といってもごく僅かの時間だったろう。そんなに深く物思いに沈んでいた覚えはない。それなのに、松浦はまた、始めた。

「嘘……!」

とても信じられない現象だった。少なくとも夫の若い頃でもこんなことはなかった。あるいは隠していただけだったのか。男はみんなこうなのか。異常な興奮状態にある男の心情がマリ子にはまるで分からない。

 分からないといえば、なぜ彼が自分を選んだのかもそう。申し訳ないが、彼女には松浦の印象があまりない。口数も少なく、影も薄かった。好意を寄せられていたなんて考えるのは、自惚れも甚だしいだろう。だけど、親子ほど年の離れたおばさんを性の対象に選ぶだろか。どうせなら若い方が。いや、おばさんだから気安く犯せると思ったのだろうか。

 そんな答えの出ぬ堂々巡りをしている時、視界にプレゼントの袋が映った。

「親子ほど……」

思わず、彼女は目をつぶった。インターン生、松浦。社会人二年目、息子の亮。ちょうど同い年か、あるいは、年下……

「こんな……」

松浦は三発目も中に出した。

「こんな日に……」

マリ子の涙は止まらない。もはや名村も来てほしくない。こんな所を見られたら終わりだ。彼女は自分で口元を覆った。

 さて、彼女の家ではさすがに母の帰りが遅すぎるということで、夫が苛立ちを見せていた。既に何度も電話を掛けているが一向に出ない。会社に掛けてみようかと言ったが、それは息子が止めた。勤めに出るようになって仕事の辛さを知った彼である。だが夜も八時を回る頃、さすがに待ちきれぬとなって、とうとう二人で食事を始めた。その途中でようやく電話が繋がる。

「今どこ?」

「ア、 ええ……」

「会社?」

「ンンン……」

「もしもし?」

「ア、 大丈夫、ウゥ……あの、ちょっと、ね……」

要領を得ない返事だった。電波が悪いのではないか、と息子。父はスピーカーホンにして会話を続けた。何とか聞き取れた所では、どうしても外せない仕事が増えてしまったという。

 マリ子は必死の思いで正気を維持していた。何度も掛かってくる電話。松浦がそれに勝手に出たのだ。声を聞けばすぐ家庭の母に戻る。たとえ、他人の男根が挿さっていても。今も今とて彼女はうつ伏せに抑え込まれ、背後から不倫合体を強いられていた。

 もう何度精液を注がれただろう。その何発目かの時に彼女は気づいてしまっていた。

「これは……ダメ……イ……ッ!」

忘れかけていた感覚。新婚の当時、若かりし夫によって僅かに味わわされたアレがまざまざと身内に蘇ってくるのを。

「来ちゃう……!」

アクメ。絶頂。オーガズム。これは一度来ると癖付く。

「今日、誕生日会だって言ったじゃんか」

「ウン……ごめんね……」

夫の非難は最もだ。その後ろから遠く、

「いいよいいよ、無理しないで」

と、息子の気遣う声。夫もそれ以上責めはしなかった。

「あんまり根詰めんなよ。まだ遅くなりそう?」

「ウウン……もう、もうすぐ、出……!」

松浦に精子を出された。いまだ濃く若い精子が子宮にまで侵入してくる。優しい家族に代わって責めるのは絶倫男の役割とばかり、精子を悶絶女の不貞穴、それも奥へ奥へと追い込んでいく。電話口の向こうへ聞こえぬかと案じられる位、粘り汁の摩擦音が鳴る。

「イ……ク……から……!」

恥も外聞もなく、母はエクスタシーを家族に報告。ついに「おめでとう」の一言も言いそびれて電話は切れた。

 その後も散々“残業”は続き、気が付くと時計は午前零時を越していた。

「とうとう終わっちゃった……あの子の誕生日……」

 嵐は去り、後には出がらしのような女の肉が残された。シャツのボタンは幾つか弾け飛び、剥かれたブラジャーの中身も露に。そして、ブクブクと泡を吹く性器。ピクピクと時折筋肉が引き攣り、かろうじてそれがまだ生きていることを知らしめた。

 時は流れ、マリ子は新たにまた人の親となったことを知った。よりにもよって息子の誕生日に孕んだ種。確実にあの夜の受精だと、女の体は言っていた。


〈おわり〉


ましゅまろくらぶ




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[2021/04/02 22:00] | 「母を犯されて」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#48-

 *

「おいおい、あのオッサン、マスク剥がそうとしてるぜ」

竜二のそんな指摘を聞いて、ちょっと目を逸らしていた者達も一斉にモニターを注視した。見れば、確かに金光が有紀のマスクに手を掛けている。

「ヘッ、いよいよ感動のご対面ってか」

慶介がフライドポテトをかじりながら言った。

 その後ろで、比嘉がゴクリと固唾を飲んで見守る。

 *

“この町の女”であり“稀に見る爆乳”の持ち主。こんなに恵まれた容姿の者がそう身近に何人もいるものだろうか。金光の中で、今一度忘れていた疑念が湧き始めた。

「(そうだった、一応調べるんだった、一応)」

あるわけない話だとは今でも思っている。第一、妻の尻の穴はこんなに拡がってなどいないし、そもそもアナルセックスをしたことがないはずだ。

 彼は半信半疑でうなじに手を伸ばした。有紀には身体的特徴がある。それは、うなじの毛の中に、トライアングルに並んだ三つのホクロがあることだ。今は髪の上からさらにマスクで覆われていて確認出来ない。必然的に覆面の裾をめくることになる。

 すると、そこに手を掛けた瞬間、すかさずレフェリーの制止が入った。

「ウェイッ、ウェイッ!」

鎌先が金光の手を掴む。

「駄目ですよ。マスクを剥がすのはルール違反です」

「いや……」

誤解だと言いたいが、説明するのは面倒である。妻かもしれないと疑っている点も知られたくない。

「(チッ、なんだよ。いっそ脱がしてやればいいのに)」

袖の高橋は物足りなく思った。それでも欲棒は隆々だ。

 一方、その時その瞬間の有紀は、身の縮こまる思いをしていた。

「(バレる!)」

咄嗟にそう感じた。もし正体がさらされれば、この狂った宴に終止符が打たれる。だからこそ、先程はそれを覚悟した、つもりだった。が、いざその可能性が現実味を帯びだすと、途端に怖くなったのだ。諦めきれない、人間のサガである。

 彼女のそんな防衛本能は即座に体へ反応を及ぼす。心身の緊張は随所の筋肉を収縮させた。

「ん、ぐ……!」

括約筋に締め上げられ、金光は思わず顔をしかめる。急激な変化が、目下の課題を見失わせた。朝から呑み続けの頭ではなおさら頼りない。

「ええい……クソ……ッ!」

踏みとどまれなくなった彼は、そのまま終えるしかなかった。諦めて出し入れを加速する。

 他方、膣の収縮も相当なものだった。

「あっ! ああっ!」

思わず喘ぎながら、佳彦は快感に震えた。もう動けない。僅かでも動けば、漏らしてしまう。いや、動かなくてももう無理だ。ここに至って、彼もまた最後の攻めに出るしかなかった。

「(お母さん! イく! イくよっ! 一緒に、イッて!)」

父と子は溜まった種を全部出し切るつもりで、パンパン腰を打ち付けた。やはり血は争えない。土壇場でそっくりの選択をする。間もなく、

「(イくっ!!)」

親子揃って絶頂。全く同時だった。妻の尻、母の膣に劣情汁が一斉に流れ込む。

「グッ……」

眉間に深い溝を作って、その違和感に耐える有紀。体内に染み込む熱に反し、その身は冷え切っていた。

「(終わった……)」

今は安堵の思いで夫を外へ送り出す。金光は、フーフーと息を荒げながら、ベトベトに濡れそぼった陰茎をズルリと抜き出すと、ダラッとだらしなく垂れ下がったそれを服の中に仕舞った。

 その横手から彼を押し出すように舛添が並んでくる。彼は金光が放出した瞬間から早くも舞台に上がっていた。

「お疲れさんです、先生」

「お、おう……」

金光はまた少しフラフラしながら、彼へ場所を譲った。何か心に引っ掛かっていた感覚はあるが、もう思い出せなかった。とりあえず射精した満足感だけを持って舞台を降りていく。

 その父が傍を通り過ぎるのを佳彦は優越感に浸って見送った。まだ挿入を続けている彼は、父が先に出ていったことで自分が“勝った”と解釈したのだ。彼はまだヤり続けるつもりだった。

 しかし、それは許されないことだった。

「ボク、オジサンに代わってくれるかな」

猪瀬が少年の肩に手を置く。交代の要請である。

 だが、佳彦は譲らなかった。無視を決め込んで合体を解かない。

 そこで、今度は司会者が言った。

「アナル、ヴァギナ、双方の挑戦者、中出しが決まりましたので、選手交代となります。……ミゼットレスラー君、バトンタッチ」

 それでも佳彦は聞こえないふりで続ける。平生の我儘な地が出たのだ。ただ、学校ならこれで通せたが、今は大人の、それも狂気の世界である。

「おい、交代しろ」

薮塚は威圧的に言うと、要請にとどまらず、今度は少年の体を掴んで引っ張った。これには敵わず、佳彦は、最後は自分の意志でというものの、不承不承合体を解かざるを得なかった。彼のまだ勃起した陰茎が、その不本意さを物語っていた。

「(後でまた……)」

次回を期し、彼は脇へずれる。

 その眼前で、母は早くも次の客をとり始めた。今度は尻に舛添、膣に猪瀬が収まる二穴挿しである。

「オブ……オブゥ……」

新しい男達を迎えて、有紀は呻いた。先程来の嫌悪感が取り払われただけで、些か爽快である。同じ機能を持つ道具の、同じ意図の行為なのに、さっきと今とでは決定的に違う。不安と違和感の勝り過ぎたのがよくなかったのか。ある種の安心感が必要なのか。彼女にはよく分からない。

「(アイツ、まだ見てる……)」

横目で窺うと、手持無沙汰に立ち尽くす佳彦が視界に入る。近親という最も禁忌の関係。逆に、夫婦という最も認容される関係。両極端のそのどちらもが、彼女の体に火を点けなかった。

「オォ……ン……」

二本の肉棒が前任の吐き散らかしをこそぐと、有紀は久しぶりの鳴き声を漏らした。

「(お母さん……?)」

媚びた印象の吐息に佳彦は少しく動揺する。客観的に眺めた時、こういう感じ方を自分の時にはしていなかったような気になる。

 有紀の視界がとろけ、佳彦の存在が消える。彼女の淫肉は、この時再スタートを切ったと言っていい。

 それを見た薮塚が、もう辛抱たまらんとばかりに鎌先へ問うた。

「ねえ、口は使えないの? もうこれ外してもいいんじゃないすか」

 有紀が装着している口枷を外す提案である。これを外せば口淫が可能となる。と同時に、当然発言も可能となる。有紀はそれを聞き、確実に意味を理解していた。ここで夫に全てを明かすか、彼女に決断が迫られていた。

 他方の夫、舞台を降りて膳の前に戻っていた。

「いやぁ、疲れた」

相変わらず置き物のような前原に愚痴っぽく感想を語る。そうして、袋田を呼ぶと、

「風呂湧いてるって言ってたな」

と、尋ねた。

「へえ、湧いていますよ」

答えを聞くと、ゆらりと立ち上がる。疲れと汚れを落としたいのだ。前原を誘うが、先に入ったからと固辞される。

 そのやり取りを見ていた鎌先が持ち場を離れて寄って来た。

「お話し中すいません。あの、それで、このショーのお代を先にお支払い頂きたいですが」

「何? 支払い?」

「はい。うちも商売なもんで」

金光は袋田の顔を見る。すると、袋田も頷きながら、

「ええ、ここの部屋代とはまた別で……」

この際自分の所の代金も併せてアピールする。

 途中まで聞くと、金光は“分かった分かった”とうるさそうに手を振り、

「いくら?」

と、鎌先に向き直った。

「通常おひとり様五万二千円のところ、大輪館様ご利用ということでサービスさせて頂きまして、合計五万円ポッキリになります」

「五万? 高いね」

「いえいえ、スペシャルコース付きでこれですから、業界の相場から言っても破格ですよ」

「そうかあ? ……今日あんまり持ってきてないからなあ」

金光はブツブツ言いながらも、財布から紙幣を出すと、いかにも惜しそうな手つきでそれを渡した。

「あの、全員のお客様の分も先生がもたれますか?」

「なんでだよ! ほかの奴のはほかの奴が出すよ」

「承知しました」

 そんなやり取りが行われる中、有紀の口枷が外された。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、佳彦、袋田
▼控え室
矢板、高橋
▼中広間
服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、慶介、浩樹、竜二、小林、島田、鈴木、比嘉、祥吾、雅也
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:35本
射精回数:96発
(膣57・口16・尻15・乳5・顔1・髪1・外1)


world200*40




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[2019/10/04 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
戯曲 「童貞卒業式」


凸凹30年度 童貞卒業式





式次第

一、開式の辞
二、肉便器入場
三、性交試技披露
四、筆おろし之儀
五、清拭口淫之儀
六、肉便器式辞
七、後見女子祝辞
八、保護者会祝辞
九、非童貞答辞
十、閉式の辞





童貞
大澤 竜心(おおさわ りゅうしん)中 学 2年 生 1 4 歳
向 鐘鳥(むかい かねと)中 学 2年 生 1 4 歳
久家 健斗(くいえ けんと)中 学 1年 生 1 3 歳
辻 晴義(つじ はるよし)小 学 6年 生 1 2 歳
冨士野 生(ふじの いく)小 学 6年 生 1 1 歳
柿川 仁誠(かきがわ にま)小 学 5年 生 1 1 歳
齋藤 泰然(さいとう たいぜん)小 学 5年 生 1 1 歳



肉便器
馬場 梨里杏(ばば りりあ) 24歳



後見女子
原山 明莉(はらやま あかり) 中 学 3年 生 1 5 歳
皆口 寧々(みなぐち ねね)中 学 2年 生 1 4 歳
黒川 桃実(くろかわ ももみ) 中 学 1年 生 1 3 歳
玉城 美空(たまき みそら)中 学 1年 生 1 3 歳
堰沢 結季(せきざわ ゆき)小 学 6年 生 1 2 歳
代々木 ゆら(よよぎ ゆら)小 学 6年 生 1 1 歳
梅木 芹奈(うめき せりな)小 学 6年 生 1 1 歳
船岡 夏子(ふなおか なつこ)小 学 5年 生 1 1 歳
稲本 芽生(いなもと めい)小 学 5年 生 1 1 歳
ギュスターブ 月美(ぎゅすたあぶ らあら)小 学 4年 生 9 歳



見届人 何某







一、開式の辞


会場は体育館。奥に舞台があり、背景に「凹凸30年度 童貞卒業式」の看板が下がる。舞台中央にはベッドマットレス。その下手に演台を前にして見届人が全裸で立っている。上手には斜めに並んだ空席が七つ。ベッドを真ん中にして演台と空席が“ハ”の字形に配置されている状況。
舞台下、三メートル程距離を置き、後見女子達の席が横一列。既に女子達は全裸で着席している。その後ろに保護者並びに関係者の席が並び、中央の通路によって、それらは二つの島に分けられている。なお、保護者及び関係者は着衣である。

見届人「ただいまより、凸凹30年度 英才電子学院 童貞卒業式を開式致します」

見届人「それでは、童貞の皆様、御入場下さい」

七人の全裸童貞が会場後方より中央の通路を通って入場。一同、拍手で迎える。童貞は舞台上に上がり、上手空席を背にして並んで客席へ一礼。一同再び拍手。

見届人「ご着席下さい」

童貞着席。

見届人「申し遅れましたが、私、非童貞を代表致しまして、僭越ながら本日筆おろしの見届人を務めさせて頂きます、何某と申します。宜しくお願い致します」




二、肉便器入場


見届人「続きまして、本日の筆おろしをお引き受け頂きました、肉便器の入場です」

馬場梨里杏、全裸で会場後方より中央通路を通って入場。一同、拍手で迎える。

見届人「この度の肉便器は、英才電子学院 学級主任、馬場梨里杏様、24歳です。スリーサイズはバスト79センチ・ウエスト58センチ・ヒップ83センチ。童貞卒業式での肉便器役は今回が初めてでございますが、かねてより小 児性愛嗜好を公言しており、自ら志願の上お引き受け下さいました。また、華奢な肉体ながら激しいアクションにも耐える床上手であると、立花学園長はじめ皆様の推挙も頂いております。童貞達とは日々に接する間柄で、その気さくな性格からお姉さん的存在として慕われるオナペットです」

梨里杏、ベッドの前に到着すると、見届人の紹介が終わるのを待って、客席へ一礼。一同、再び拍手。

見届人「では、馬場主任、着座の上、ご開帳下さい」

梨里杏、ベッドの上に座ってM字型に開脚し、両手で大陰唇を広げ、以下のように宣誓する。

梨里杏「わたくし馬場梨里杏は、膣、口腔をはじめ、いずれの箇所も病に侵されておらず、この日の為に体調と体型を慎重に且つ万全に整えて参りました。この体全てを供し、童貞の皆様を筆おろしすると誓います」

一同、大きな拍手。なお、梨里杏のプロフィールと医師による健康証明は配布されたプログラムに掲載されている。




三、性交試技披露


見届人「続きまして、性交試技披露に参ります。恐縮ではございますが、見届人として、私がこれより童貞に手本を見せ、併せて肉便器の地ならしをさせて頂きます。なお、慣例と致しまして、膣の中を、本日卒業する童貞の初出し精液のみで充満させる為、私は射精せず、形だけにとどめさせて頂きますことを予めご承知おき下さい」

見届人「それでは、始めさせて頂きます」

見届人、ベッドへ移り、梨里杏に対して一礼。梨里杏もM字開脚のまま礼を返す。見届人は、キス、舌や手を使った全身愛撫、クンニリングスと、一連の前戯の型を披露していく。梨里杏はフェラチオを返し、やがて両者シックスナインの体勢となる。梨里杏の息が荒くなり、頬に赤みが差してきたら、濡れ始めた陰裂に、見届人は勃起している陰茎をあてがい、マイクを通さず、以下のように宣言する。

見届人「わたくし、何某は、僭越ながら非童貞を代表し、手本披露の型に則って、これより馬場梨里杏の膣に陰茎を挿入致します」

梨里杏、それを受け、同じく宣言する。

梨里杏「どうぞ、お入り下さい。わたくし、馬場梨里杏は、童貞に範を示す為、並びに筆おろしの用に耐えうる道具であることを証する為に、これより何某様の陰茎を膣に挿入して頂きます」

見届人、正常位で梨里杏の膣に陰茎を挿入。一気に奥まで沈めた後、ゆっくりと大きく出し入れをして見せる。やがて、次第に加速し、規則的に腰を振りだす。それを一定時間続けた後、交差位、後背位、後背座位、後背騎乗位、騎乗位、対面座位、と体位変更を披露し、それぞれで同じように規則的腰振りを一定時間繰り返す。最後に正常位に戻る。

見届人「射精します」

見届人は宣言し、射精したふりをした後、梨里杏を抱きしめ、しばらくして合体を解く。

見届人「わたくし、何某は、無事馬場梨里杏と性交を終えることが出来ました。この膣は誠に具合が良く、筆おろしの用にも大いに耐えうることを、ここに証明致します」

梨里杏「ありがとうございます」

一同、拍手。見届人、客席へ向き、ベッドの前に立つ。後見人席から立ちあがった夏子、舞台へ上がりその足元へ寄って控える。梨里杏はベッドの上で、元通りのM字開脚に戻る。

夏子「これより、お役目を果たされた何某様の陰茎を、わたくし、船岡夏子の口にてお清めさせて頂きます」

夏子、見届人の陰茎をフェラチオし始める。慣例として射精させなければならないが、慣れないせいで時間が掛かった為、見届人は夏子の頭を掴み、ややイラマチオ風にする。

見届人「射精します」

見届人、夏子の口内に射精する。夏子、緊張と驚きから涙を流し、むせ返りながらも精液を飲み下す。その後もフェラチオをもうしばらく続けてから、口を離して客席に向き直る。

夏子「お清めを終わりました。何某様は性交直後にもかかわらず再び射精をなさいました。まさに見届人に相応しい健全な陰茎をお持ちでございます。また、口の中にお出し頂いた精液は、残らず飲ませて頂いたことをご報告申し上げます」

一同、拍手。夏子、元の席へ戻る。見届人も演台へ戻る。

見届人「これにて、性交試技披露を終わります」


羞恥の風
ましゅまろくらぶ
妄想の座敷牢
ひとみの内緒話



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[2018/08/01 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#35-


 彼をこれまで躊躇わせていた存在、それはまだそこに居る。何も語らない瞳で、しかし大いに熱気を迸らせて、じっとりとしつこい目線をこちらに送ってくる存在。佳彦だ。

 バスからこの部屋まで、一団の最後尾に付いてきて、そのまま今も入り口付近に座っている。どうして佳彦が居残るのか、比嘉にはいまださっぱり分からない。狂気の沙汰だと思った、そう仕向けた人間も、素直に従っている彼自身も。

「ワッ、フゥ……」

有紀が軽い呻きを発して前に倒れる。服部が気を利かせて仰向けになってくれたのだ。おかげで比嘉は挿入しやすい位置に女体の背を眺め降ろすことが出来た。合体中の服部に覆いかぶさって、有紀の臀部から背中にかけての曲線が鮮烈に艶めかしく映える。もう辛抱堪らんと、比嘉はその尻に手を掛けた。

 いつだったか、学校の階段で、彼女の尻を下から眺める機会があった。バレてはまずい、そうは知りながらも、彼は盗み見ないわけにいかなかった。網タイツの奥、ショッキングピンクに黒いラインの入ったテカテカした下着。そしてその脇からあり余る脂肪の丸み。鮮明に記憶している。これで彼の中のオカズは、さらにリアリティを増したのだ。

「ンウヴンンフ……ッ!」

排泄器官にまた硬いものが逆流してきて、有紀は口の中に居る同種のものをモゴモゴしながら呻った。

 三つの内二つまで埋まっていたから、比嘉が選べるプレイスポットは一穴しかなかった。もっとも、彼にとっては端から望むところである。アナルファック、初めての体験。

 熱い熱い圧迫が握り締めてくる。進ませると、思いのほかスムーズに入った。むしろ、あれよあれよと言う間に引き込まれていく感じ。気がついたら、根元までいっていた。モジャモジャした陰毛で、桜色に縁取られたおちょぼ口がすっかり隠れてしまう。今、彼の全部が彼女の中に居た。

「ああ……」

声が出ていた。廊下で幾度となく見送った、プリプリ揺れるあの尻。ハイヒールの靴音高く、その度左右に触れていたあの尻を、妄想ではなく現実に征服したのだ。

 それは、これまでの躊躇が嘘みたいに小さく感じられる程の感動だった。息子の眼前で犯す禁忌の所業、いや、彼だけでなく、それ以外の生 徒だって居る前で、しかし踏み出したこの一歩は大きかった。きっと、何か大事なものを失っただろう。教師として、人間として。いずれ後悔する日が来るかもしれない。だが今は悩まない。素直にクズだと認めよう。性欲に支配された、ただの獣でいいじゃないか。

「ああ……くっ……」

されている方以上に気分を出して、比嘉は肛虐を愉しんだ。教え子らの前で、保護者を犯すことを。否、決して背徳が彼の心を昂らせているのではない。もっと純粋に、快楽への探求心が勝ったのだ。立場も理性も吹っ飛んだ。

「ンボヘ……エ……ッ!」

人並み以上にサイズの大きい剛直で、しかも遠慮なしに激しく摩擦を繰り返され、有紀は背筋をピーンと硬直させて震えた。ブベッ、ブボッ、と肛口の縁から粘り気を伴った空気が漏れる。

 この激しさは、下で頑張っていた服部にも影響した。壁越しに伝わる振動と熱、さらには自分が使っている穴自身の悦び方にも圧倒されて、射精してしまったのだ。

「おほぉ……気持ちよかった……」

しばらく待って、全部出しきった後、服部は女肉の下から這い出た。

 彼に代わってその場所を受け持つのは藪塚である。比嘉は服部がしてくれたように、今度は自分が仰向けに体勢を変えて、藪塚が入れやすいようにしてやった。

「ンンミイィー……ッ!」

前倒し状態から一気に反り返させられる有紀。この頭の遠心移動は地味に体力を消耗する。加えて、移動後にすぐ口を塞がれるのもこたえた。どんな体位になろうと、袋田はすぐ付いてきて口腔に収まるのだ。

「ンブッ、ンゴッ、ブヒッ、ウヒッ……!」

前よりもっと高い位置へ快感の水位が上がったのではないかと思われる程、有紀は意識を高みへ飛ばした。キーンと耳鳴りするような緊張感か、逆に一切の力みを失った弛緩か、まるで自覚出来ない体調。だがもやは混乱もしない。ただされるがまま。

「フン、フン、フン……ッ!」

上の藪塚は相手のふくらはぎを高々と肩に乗せて、一気呵成にリビドーをぶつける。下の比嘉といい、どうもこの二人は速くて大きなグラインドに方向を見出しているようだ。おまけに両者とも体格が良く、そうして剛直も並より太く長い。

「グフィイィー……ッ!」

有紀はすっかり正体を失って、宇宙を彷徨うかのよう。その下半身にて、発火しそうなまでにドスドスと叩き込まれる二本の肉棒。これらが発動機となって、彼女を果てまでぶち上げる。

 彼らが剛だとすると、こちらは柔とも言うべき袋田、強い振動を受けながらも静かに我が事を終えた。

「可愛いもんだ」

頬に張り付いたほつれ毛を直してやりながら、自分の汁を飲む女を撫でてやる。ただその顔を見た何人の人が、彼同様に“可愛い”と讃えるかどうか。かつて傍若無人に取り澄ましていた彼女も今は昔、現在はあの世へ逝ったかのような目つきである。

 袋田はすぐさま矢板にバトンタッチ。矢板は笑顔で友人の排泄し終えた口に性具を挿し入れた。まるで小便器の順番待ちをしていたかのようだった。有紀は呆けた口を開いたまま、勝手に男根を頬張らされる。外からは、くわえる相手の変わったことに気付いていないようにも見えた。

 比嘉は下から乳房を鷲掴みにして揉み回した。ちょうど雅也がそこで淫ら遊びを終えた直後である。だから、乳房を握る手にも、青くさい吐き終わりが付着した。だがそれでも構うことはない。教え子の精液に触れようと、彼の目に己の痴態を焼き付けようと、もうどうでもよかった。それ程までに、良かった。

 過去に“無能”とまで罵られた憎むべき敵。比嘉の歪んだ欲望は、彼女を否定しながらも妄想で凌辱することで調和を図ってきた。だが今はどうだろう。不思議と憎しみはなかった。逆に憐みもない。袋田ではないが、愛おしさのようなものだけが湧いてくる。

 彼女のみならず、男達の方でも心境に些か変化が見られだしていた。一つには長丁場のせいであり、また一つには一体感のせいであり。情とは千変万化、流転し続けるものらしい。

 ここに一人、新たな具体的行動に出る者も居た。すると、目ざとくそれに気づいた者達が傍へ寄ってくる。

「何してんの、金光君?」

佳彦はビクッと肩をこわばらせて、手の動きを止める。その手は股間の上にあった。被服越しではあるが、彼は初めての自慰を試みていたのである。誰に教えられたわけでもなく、本能的に、興奮を鎮めようと。

「オナニー、してたの?」

祥吾が言った。

「お母さん見ながら?」

雅也も言った。二人は立ったまま、床に座り込んでいた佳彦を見下ろしている。その表情に感情の起伏は見えなかった。

 佳彦は答えない。ビクビクしながら尋問に耐えている。彼は初めての自慰を同級生に見つかったのだ。

「おばさん、レ イプされてるんだよ。いいの?」

「自分のママがセックスしてるの見て、興奮出来るんだ?」

同級生達は口々に言った。責めているようでもあり、尋ねているだけのようでもあった。またその顔は、笑っているようでもあり、軽蔑しているようでもあった。

 わずか数分前にも、子種汁を女に発射した二人。雅也は乳に、祥吾は頭髪にそれぞれ擦り付けて発散した。そしてその足で、女の息子のもとへ来た。

 佳彦は沈黙を守っている。

「変態だね、君」

「マザコンってさ、ほんとに母親とセックスしたいんだ」

普段と力関係が逆転した。顎で使ってきた二人に、何も言い返せない。虎であったはずの母から、もう借りられる威は無い。

 祥吾と雅也は、佳彦を挟んで座った。

「金光君のおばさんさ、すっげえ気持ちよかったよ」

 実のところ、二人にはまだ戸惑いがあった。急に力を得てしまって、まだ使いこなせている気がしないのだ。ただ彼らを支えていたのは、相手との圧倒的な経験の差、そしてそこから来る自信である。男と少年の違いだった。

 彼らは自分達の実力を、一つ一つ確信していけるように、とつとつと言葉を紡ぎだす。

「金光君もさ、おばさんとヤりたい? ヤッてみたら?」

 この時、もしこのまま何事もなければ、この審問会に何らかの結論が出たかもしれない。しかし実際には、最後の発言と、それを聞いて佳彦が顔を上げたのと、慶介が注進を告げたのとはほぼ同時であり、会話は中断されることになった。

「旦那さん来たよ」


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼中広間
有紀、佳彦、慶介、浩樹、竜二、小林、比嘉、祥吾、雅也、服部、藪塚、矢板、鎌先、羽根沢、森岳、沼尻
▼大浴場
前原
▼廊下
金光、花村、猪瀬、舛添、村本、袋田
▼玄関前
松倉、七里川
▼移動中
島田、鈴木、浪岡
▼帰宅
高橋、俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:28本
射精回数:83発
(膣51・口14・尻10・乳5・顔1・髪1・外1)


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テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

[2018/05/26 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#33-


 *

――今を遡ること三十分前。有紀はまだ車中にいた。

「いやあ、いい体だね、奥さん。三人も子 供産んでるなんて思えないよ。こりゃ相当鍛えてるね」

腰のくびれをさすりながら森岳が言った。有紀は今、彼と対面し、その男根に刺さっている。彼女が何も返事しない代わりに、隣の羽根沢が答えた。

「頑張って体型維持してるんだ、偉いもんだよ。うちのカミさんに爪の垢煎じて飲ませてやりたいくらい」

言いながら、備え付けのティッシュペーパーを取って、濡れそぼった自分の陰茎を拭く。それは、本来子 供達が食べ物やら飲み物やらで付けた汚れを拭き取る用に置いてあったものだが、今はその設置者自身で付いた汚れを拭き取るのに使われていた。今友人が使うその穴の奥には、彼の排泄した白濁汁が残っているだろう。

「この引き締まったケツ!」

森岳はむんずと鷲掴みにして尻たぶを左右に開き、離して戻し、またつかんでは引っ張り、また離しを繰り返した。手を離した瞬間、重力に引かれて戻る際に一瞬上に跳ねてから元の形へ返るのを隣の羽根沢は見逃さなかった。自然と手を伸ばす、まるで赤ん坊が一々手で触って好奇心を満たすように。

「うん、いいケツだ。肉付きがちょうどいい」

やたらと褒めそやす両名である。これは世辞ではない。そのことは、有紀にも分かっていた。というより、こちらは過信からきている。こんな低俗な男共には過ぎた体だと思う。本当なら触れることさえままならない高貴な肉体。あろうことか、それを愉しめているのだ。こんな幸運はない。己が男だったら感涙していただろう。だから、男共がこぞって発情し、襲い掛かってくるのも無理はない。今日まで無かったのが不思議な位だ。つくづく罪な体だと思う。

 一方で、ふと別な考えも思い浮かぶ。こんな男達の慰み者になる為に体を鍛えてきたわけではもちろんないが、では何の為にやってきたのか。夫の為ではない。確かに人前に立つ生業の彼にとって、妻のルックスはプラスになるだろう。だが、彼女にはそんな内助の功的な考えはさらさらないのだ。では夫以外の男性の目を引きたいからか。それも違う。前原との不倫は特別であって、それ以外の男性に興味はない。

 結局は自分の為だ。成功者の証、羨望の眼差し、そういったものだけが自分を満たしてくれる。誰に望まれていなくとも。そう、彼女が綺麗になることを、一体世の誰が喜んでくれただろう。

「可愛い顔して……悪い評判ばっかり聞いてきたけど、なんだ、可愛い女じゃないの」

ほつれ毛を耳の後ろに流しながら、羽根沢が交尾中の女を覗き見る。

 そこへ、バックミラー越しに小林が会話に加わった。

「女はね、チンポ入れて、自分の立場を分からせてやれば、素直に腰振るようになるの。チンポ入ってるときの女は、みんな可愛い顔。女が一番可愛い顔するのは、チンポ入ってる時よ」

「確かに一理あるね」

何を分かっているのか、妙に納得した様子で助手席の服部が相槌を打つ。

 それに勢いを得た小林は、一層自説を展開した。

「女って奴はね、マンコで分からせるしかないの。話し合ったってムダムダ。嫁さんだってそうでしょ? セックスするから妻たりえる」

「じゃあ、あんた、奥さん抱いてるの?」

「ああ、わたしは抱いてますよ。今でも週に一回は抱く」

「偉いねえ」

「義務ですから、紳士の」

 二人の掛け合いが耳を通り過ぎていく中、有紀はまだ先程の思考に捕らわれていた。誰にも求められず、ひたすら自己満足で磨いてきた美貌。ある種苦行ともいえるその活動を、思えば初めて褒められたのが今日ではなかったか。初めて必要とされ、あまつさえ役に立っているのではあるまいか。

 と、ここまで連続的に考えが及んで、さすがに彼女は鼻白んだ。今の境遇に迎合出来ようはずはない。ただ、以前程には必死で否定しえない自分がいた。

「(ウウ……また、大きいの……来る……!)」

それは波のよう。大波小波。この性交漬けの一日で、彼女は性悦のバイオリズムをいつしか感じ取るようになっていた。

「アゥ~……グゥ……ク、ククゥ……ッ!」

必死になって男の肩の上で握り拳を作って俯く。

「おお、かわいい、かわいい」

森岳が泣いている子をあやすように言って、ただそんな場合には絶対にしないであろう、肛門に指を引っ掛けて、巨尻を上げ下げした。また、

「ほうら、おっぱいでちゅよ」

とも言って乳房を持ち上げ、有紀に自分の乳を含ませた。

「ンブ……ンベァ……」

有紀は一瞬己の乳首を吸い込んだが、支えが無くなるとたちまち口から離した。その時に自分のよだれで自分の乳輪を濡らすことになった。その際の緩みきった面そのまま、大きな波の後はまた呆けて頭が使い物にならなくなる。

「しかし、そんなに愛妻家のあんたが、よく人の妻まで抱く気になるね」

服部と小林のやり取りはまだ続いている。

「それは愚問でしょ」

「そうそう」

と、今度は羽根沢が割って入った。

「別腹だよ、人妻は。自分とこのカミさんとは全く違うね」

「まあ、そりゃそうだ。それに――」

服部は後ろを振り返りながら目を細めた。

「コレは別格の上物だからね。町の共有財産にしないと」

「そうだね、こんなに頑張って磨いてくれたボディだから、みんなで美味しく食べてあげないとね」

小林は言って、ハンドルを握る手に力を込めた。早く車を降りて、自分もまた彼女を味わいたい、そんな思いが迸る。だが競争者は多い。向こうに着いても、すぐに順番が来るかは微妙だ。

「ン……フー……ッ!」

つばを飲み込む有紀。と同時に、膣では森岳の種付け汁を飲んでいる。誰も知らないが、今朝から数えてちょうど五十発目の子種である。

 こうして、彼女が愛でてきた虚栄の肉体は、まるで果実がちょうどその食べごろに、生産者の努力も知らぬ泥棒によってもぎ取られてしまうが如く、その育ち切って熟した美味しい所を、全く望まぬ形で男達に奪い尽くされてしまうのであった。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼中広間
有紀、佳彦、慶介、浩樹、竜二、小林、比嘉、祥吾、雅也、服部、藪塚、袋田、矢板、鎌先、羽根沢、森岳、沼尻
▼別室
前原
▼移動中
金光、花村、猪瀬、舛添、村本、島田、鈴木、浪岡、松倉、七里川
▼帰宅
高橋、俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:28本
射精回数:77発
(膣50・口12・尻9・乳4・顔1・外1)


world200*40




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[2018/05/15 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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