おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
* 前原はタクシーの車内にいた。佳彦を送り届けた浪岡に拾われたのだ。固辞したが親切を押し売りされた。どのみち線路沿いを歩いてもどこまでいけるかは自信がない。ままよ、とやけ気味になって乗車した。これが前原にとって、今日唯一の好判断となった。車は町を出ていった。 * 大広間での大輪姦はグルグルとまだ続いている。三つの穴は常に満室。膣は松倉から沼尻、尻は浩樹から森岳、口は小林から雅也へと連なっていき、さらに右手と左手にも男根を握らされ、両の乳房は手すきの者によってそれぞれ玩具にされている。 男達は口々に「気持ちいい」「たまらん」「最高」などと言い合い、その内に「かわいい」とか「イイ女だ」などという称賛も増えていった。彼らの率直な欲望は、居並ぶ勃起群が証明している。そしてとうとう「有紀」という彼女の名前を呼ぶ声が出始めた。これまで“金光の嫁”でしかなかったのが、ようやく彼女そのものを認めだしたのだ。 ピクンッと体が反応する。心の敏感な部分に触れられたようなこそばゆい感じ。有紀はまるでつきものが落ちたように無垢な表情で、ピクンピクンとしなやかに体を跳ねさせた。 「有紀」「有紀さん」「有紀ちゃん」…… 老若ないまぜの男らが自分を求めている。性欲の器として自分を欲している。林立する男根の狭間、そこに己の居場所がある。社会も倫理もない。ここにはセックスする為だけに一人の女と無数の男がいるだけ。慰み者となっては自由も利かず、ただいいように消費されるが、返って責任を負わされず、何も決めなくて良い。そして、ここで彼女は絶対的に主役だ。 「これは……?」 有紀はなんだか分からなくなってきた。集団で強 姦されているはずではなかったか。それを飽きもせず、日が暮れても続けられている、もはや人間扱いもされていないような、異様な境遇ではなかったのか。それは間違いではないし、そんなことは分かっている。それなのに……? 「アア……ッ!」 のけ反って両穴に射精を受ける。 「気持ちいい……有紀……マンコ……」 誰かが囁いた。 「マンコ……? わたし……マンコ……」 そうかもしれない、自分は女と思っていたが、もはや“マンコ”そのものかもしれない。正気なら愚にも付かない説だが、今は言い得て妙な気がした。人格ではないのだ。この居心地はもう性器ゆえなのだとでもいうような実に馬鹿々々しい境地。 誰かが耳たぶを亀頭で弾いている。そうかと思えば振り返らされ、別の陰茎をしゃぶらされる。 「有紀ちゃん、チンポ食べて」 待ちきれないとばかり差し出された三本目に彼女は吸い付く。いつしか右には島田、左には鎌先、そして正面には高橋がいて、彼女は渡り鳥のように三本を交互にしゃぶらされた。 「いい子だ」 そう言って島田が髪を撫でれば、鎌先、 「素直に仕上がったね」 高橋は、 「かわいい顔にぶっかけてやろう」 と、毒気の無い笑顔で言った。 尻の森岳が射精すると体を前に倒され、新しく矢板を迎えやすくする。逆に膣の沼尻が済めば今度は後ろに倒され、新たに比嘉を受け入れていく。ギッコンバッタンと前後に忙しなく動いてはペニスの為に尽くすのだ。これが性の器なりの役目。誰でも当たり前にこなせるものではない。 だからこそ男達がやる気を失わない。どうしてここまで彼女一人にこだわって、その身をむさぼり尽くそうとするのか。尋常ではない。彼らが継続することこそが有紀の非凡さを証明していた。 鎌先がかつて評したように、輪姦向きの肉体という特質。故障もせず、使い減りもしないばかりか、時を経て益々艶を増し、男達の血を熱くたぎらせる。そうでなければとっくに使い捨てられていてもおかしくないのだ。今なお酔ったように男らは女肉をむさぼろうとするではないか。 花村が再合流して口腔に射精した。諸々の用事を片付けてきた袋田が尻穴に収まった。チンポは続々と列をなしている。沢山あるので充電も余裕だ。人がしている間にまたやりたくなる。 「ゾーン入ったな」 竜二の一言がしっくりきて、周りの若者が笑った。やがて、彼を膣に、薮塚を尻に挿して担がれ、マンコは宙を泳ぎながら次の会場へと場所を移していく。その周りをブラブラとチンポが続いた。 夜は更けて早日付を跨いだ。金光は既に就寝している。もっとも、彼のことなど皆忘れていた。妻である有紀さえも。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼大広間 有紀、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉、花村、袋田 ▼客室 金光 ▼車中 浪岡、前原 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂、佳彦、村本、猪瀬、舛添 〈輪姦記録〉 挿入男根:35本 射精回数:119発 (膣62・口21・尻23・乳7・顔4・髪1・外1) |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午前零時十八分 その視線の先へと一同振り返る。皆は既に当たり前の感覚になって忘れていたが、そこのテレビモニターに放映中のものこそ、ほかならぬ倫子の凄絶なる痴態なのであった。 倫子は愕然としてまた慄いたが、その恐怖に引きつる顔に向かってトロトロに濡れた肉棒を押し付けながら、矢板は平然と言い放つ。 「ああ、夜だけの特別サービスですよ。大人のビデオ鑑賞会。秘密のお楽しみです」 言いながら、倫子にはペニスに頬ずりさせ、それのまとった粘液を塗りたくる。と、そこへ、横手から袋田のものも伸びてきて、倫子は次にそちらの方をしゃぶらされることになった。ただしこの間、矢板のものも手でしごき続けなければならない。これぞまさしく、ビデオの中の一場面のようであった。 「うわあ、すごいなあ!」 夫はまだ何も知らずに、映像を見て感心している。いかに酔っているとはいえ女優の顔を見ればさすがにその正体に気づくだろうが、いまだ異変は見えなかった。 そんな彼に向かって、榊原が悪魔のように囁く。 「もっと近くで見はったらどうでっか?」 「おう、そやそや!」 渡瀬が横から相の手を入れる。 無力な倫子は、お願いだからもうそれ以上余計なことは言わないでくれ、とひたすら祈ることしかできなかった。 そんな彼女をよそに、夫は誘いに乗って近づいてくる。そして、ついにカウンター席に陣取った。そのテーブルの向こう側には、台を背にしてしゃがんでいる妻がいるとも知らずに。 倫子は、もうこれで終わったと思った。こんな状態で気付かれないわけなどないと。 ところが、夫は相変わらずのん気に感嘆の声を上げている。 「わあっ! すごいことしてる」 画面には、二本の肉茎に串刺しにされる二つ並んだ穴の様子がアップで映し出されていた。それを見る彼は、ほとんどはしゃいですらいるように見えた。 それは、妻の知らぬ顔であった。男同士の会話とはこういうものなのか、と彼女は思ってもみる。だがそれにしても、彼の様子はまるで先ほど来の藪塚や矢板の様子に似通っていた。彼もまた多聞に洩れず、他の男どもと同様の猥雑な輩にほかならないのだろうか。殊更期待していたわけでないとはいえ、妻にはあまり知りたくもない情報であった。 そんな彼女の気も知らず、夫は憚りもなく叫ぶ。 「うわっ! 丸見えですよ、これ」 それを聞き、周囲の男達は下品な声で大笑い。 倫子は男根を頬張りながら、情けなくて恥ずかしくて、その顔を赤くしたり青くしたりした。ばれるばれないの問題もさることながら、この凌辱は精神的にこたえた。 何が“丸見え”だと言うのか。それは妻の股間であろう。夫はそれに気付かずに笑っているのである。まんまと出し抜かれて、己が妻の輪姦ビデオを見せられているのだ。なぜ気楽に笑っていられるのか。伴侶の恥部に見覚えはないのか。自分以外の男のペニスが、避妊もせずに妻を犯しているというのに! さらに、自分さえ使ったことのない性器、尻の穴まで知らぬ間に貫通させられているというのに! 男達はそれを承知の上で、彼を愚弄しているのだ。度を越した悪趣味である。彼らこそ稀代の悪党であることは言うまでもない。しかし、夫もまたあまりにも間抜け、あまりにも不用心である。そしてまた、この夫にしてこの妻ありで、彼女こそある種諸悪の元凶といって過言ではないだろう。要するにこの空間には狂気だけが渦巻いており、ここにはまともな人間など一人も存在しないのである。 それを象徴するかのように、ビデオの中の倫子が狂おしく喘ぐ。 『アァハアァ~……ァンン! アアッ! アッ! アッ! ハッ! イヤッ! イヤァッ……イ、イイィ~……ィヒイッ!』 その声を耳にしても、夫はまだ無邪気に見入っていた。なんとなれば、興奮すらしている様子だ。 そんな彼に、榊原がまた囁きかける。 「どうです? こういうの見てたら、おさまりつかへんようになってくるのとちゃいますか」 彼はそうして次の店への移動を勧めるのであったが、今までの流れからして、それが健全な提案であるはずなどないのであった。 「いい店あるんですか?」 夫は乗り気である、情けないことに。 「そういう話でっせ? ねえ、マスター」 榊原は向きを変えて矢板に尋ねた。 「ええ。お連れさんはもう行ってらっしゃると思いますよ」 矢板はそう答えながら、電話を取って番号をプッシュしだす。タクシーを呼ぶのである。彼はその間も、倫子に男根をしゃぶらせることに余念がなかった。現在の番は彼であった。もちろんのごとく、空いた袋田の竿をしごきながら、倫子は彼らの肉棒に奉仕し続ける。 冷静に会話を運びながら淫らな行為に及ぶことは、矢板にとって朝飯前である。とうとう最後までその状態のまま通話を終えた。すると、彼は口淫中の倫子の髪を撫でながら、おもむろにこんなことを言いだした。 「わたしもちょっと行ってみようかな。――じゃ、準備するか」 それは言わずもがなの独り言、特に後半の一文はそうに違いなかったが、その折に際して、彼は袋田、榊原、そして倫子に向けて素早く目配せをした。果たして、これは意味のあることであった。 突然その場にしゃがみ込んだ彼は、やおら倫子の体を組み敷いたのである。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53、(051)23:54~(060)00:20 (061)00:24~(070)00:50、(071)00:24~(080)01:36 (081)01:45~(090)03:59、(091)04:12~(100)05:46 目次へ |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午前零時十五分 「……はい、もしもし――」 夫は無精をして寝返りもせずに電話に出た。その声は低く呂律も不確かで、電話の向こうの相手にも明らかに寝起きと悟られる風情である。 「――ここ? ん……?」 その相手に居場所を尋ねられたらしく、ここでようやく振り向いて顔を上げる。その寝ぼけた表情には、完全に戸惑いの色が浮かんでいた。 「おはようさん。ようやっとお目覚めでっか?」 榊原が笑顔で応じた。 「よう寝たはりましたなあ。起きはんの待ってたんでっせ」 その顔と言葉に接して、やっと夫は気がついたらしい。 「ああ! ハハ、いやどうも、すいません――」 頭をかきながら照れ笑いを浮かべ、電話の相手に、ここがスナックである旨を伝える。と、すぐにまた新しい質問が投げかけられたようだ。 「――え? お母さん?」 再び怪訝な表情に戻って、周囲を見回しだす。しかし、その視界に目当ての人物の姿は映らなかった。 その時倫子は、死んだような心地でその身を縮こまらせていた。間一髪だった。不幸中の幸いだったのは、渡瀬が満了した後だったことである。もしも彼が現役であったならば、夫の起きることなど物ともせずに、無理やりしがみついて己が本望を果たしていたであろう。ほんの一瞬が明暗を分けた。 とはいえ、今なお決して安心できる状況ではない。現に彼女は二人の男に挟まれて、その股間へ代わる代わるの口淫奉仕を強いられているのである。遮蔽物を隔ててといえども、いまだ夫の、しかも覚醒した夫の傍であることには変わりがない。 一度は倫子を助けたかに見えた矢板であったが、やはり彼に誠実な思いなど期待できようはずはなかった。あの時あの瞬間、とっさにカウンターの裏側へと彼女を伴って移動した彼。ほとんどその直後からイラマチオは始まった。しかもすぐ後から袋田も付いてきて、同じく露出した下半身を彼女に向けてきた。それからはカウンターの下で、交替ごう替の強制フェラチオである。 「……奥さん、でっか? 探したはるのん」 榊原が夫の会話に割って入る。 これだから油断できないというのだ。この鬼畜どもときたら、一体どんな暴挙に出るものやら分からないのである。倫子の心臓は今までになく激しく鼓動し、もう爆発寸前であった。まるで生きた心地もしない。 「ひょっとしたら、さっき来はった人ちゃうかなあ……?」 榊原の発言は、その実際の声音以上にいわくありげに響いた。 夫の口ぶりからして、電話の相手が娘であることは既に見当がついている。そしてそのことは、榊原についても同様であったらしい。元来、夫の存在に疑念を抱いていた彼。その推理を基に、いわば鎌をかけたわけである。 その罠に、夫はいともあっさりと引っかかった。端から疑いを持つ理由もないのだ、無理からぬことである。だがそうだとしても、倫子には不甲斐なく感じられた。 「来ました? ここ」 夫は言い、それから榊原の話す特徴を聞いて、そうそう、と無邪気にうなずいている。これで、倫子との関係は確定したわけだ。 「どこ行ったんだ、あいつ……」 彼はぶつぶつと言ったが、どこも何も、ほんの目と鼻の先にいるというのが、残酷にして滑稽な現実であった。 尋ね人は、辛うじて彼に見えない所で無法者たちの世話に勤しんでいた。海綿体はふてぶてしくもよく育ち、育ての母を苦しめる。その鋭い矛先は、上顎や舌、さらに喉奥にまでつっかえ、倫子は何度も咳き込みそうになりながら、すんでのところでこらえていた。ギリギリの賭けである。ここで音を立てないということが、事なきを得る唯一の正解なのだ。 無論、それをやりおおせたところで助かるかどうかは、男どもの気まぐれしだいである。倫子としてはいずれにせよ、彼らの言いなりになって卑劣な行為に加担するしか道はないのであった。 さても、それを一層思い知らせようとでもいうように、矢板が言った。 「ああ、あの人ですか。さっき来られましたねえ、たしか……」 ニコニコとほほ笑みながら、さりげなく首を下へと傾ける。なんという卑劣な男か! 女にペニスをしゃぶらせながら接客するだけでも驚きなのに、相手がその女と夫婦であると知ってもなお、その妻の口を犯しながら夫と堂々と会話を交わしているのである。しかも、わざわざ妻の話題すら口にしてだ。人倫のかけらも解しない男である。 それでも倫子は逆らうことができないでいた。喉の奥まで欲棒を押し込まれ、涙さえ流しているのに逃れられないのである。彼女の望みは矢板の次の一言だけ。その生殺与奪の権は、今まさに彼によって握られていた。 その悲壮な願いを重々わきまえつつ、彼は言った。 「……旦那さん、探しておいででしたよ」 言いながらほくそ笑む。 「なかなか口の達者な女性でね。――気持ちのいい人ですね」 不穏な発言であった。しかも話しながら、彼は倫子の髪を撫でそしてつかみ、彼女の頭をぐぐっと股間に近寄せた。心なしかその剛直は、先ほどよりも一層強張っているように思える。 それで口腔深く突き刺されたというのだから、される方はたまったものではない。もしあと一秒その状態が長く続けば、間違いなくギブアップして吐き出していただろう。本当によく耐えたものだ。白目を剥き、涙を流し、その滴はドロドロの粘液と混ざって顎から滴り落ちたが、彼女は決してペニスを口から出さなかった。 男達はひそかにアイコンタクトを取り合って目を細めている。矢板が今何をしているか知っている彼らには、この言葉遊びが娯楽なのである。 他方、夫を取り残してはまずいと、榊原が矢板の言葉を継いで言う。 「あっちまで行ったんとちゃうかなあ、ほら、さっき言うてた――」 それは、倫子一行がほかの店へ梯子していることを知らせるものだった。夫も行くはずだったのだが寝てしまい、結局残りの者たちだけで行ったということである。 「そうですか――」 夫は言い、そのことを伝えて電話を切った。どうやら、娘はそちらの方には行っていないらしい。 「ほな、これからそっち合流しましょか。あんさんが起きんの、待ってたんでっせ」 榊原は軽快に誘う。 「すいません――」 夫はへらへら笑いながら了承した。彼は、酒を注がれた時も“すいません”と返事していた。その態度は酔態とも相まって、いかにも愚鈍であった。妻が目の前の男達に何をされたか、現に今もそこで何をされているか知らず、呆れるほどに愚かな役者である。 だがその朴念仁も、ようやく肝心な所に気がついた。 「あっ! あれ、なんですか?」 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53、(051)23:54~(060)00:20 (061)00:24~(070)00:50、(071)00:24~(080)01:36 (081)01:45~(090)03:59、(091)04:12~(100)05:46 目次へ |
やがて水流は弱まっていき、ついには途絶えた。一呼吸置いて、祐子は口を離す。 すると、彼女があっと思う間もなく、横合いから伸びたいづ美の首が、今の今まで祐子のいた場所に素早く陣取ってしまった。そこで何をしだしたかというと、彼女も陰茎をくわえ、さらにその根元やその下の玉袋を手でグニグニと揉みほぐし始めたのである。 「まだ残っているのよ」 尿道から吸い上げるらしく頬をへこませていた彼女は、プッと管を吐きだしてからそう説明してみせた。 慌てて祐子もそれに倣い、放り出された肉管に吸い付いていく。あくまでも今日の仕事は譲りたくない彼女だ。なるほどやってみると、確かに残尿が、それも結構なまとまりをもって飛び出して来る。 「歳でしょう? だから、一遍に出ないのよ」 いづ美はそう言いつつ、黒岩の下腹部辺りを押さえたりもした。その上、まだ何か言い足りなさそうに、祐子に頬を寄せんばかりにして近づいてくる。 その圧力を察し、渋々祐子は位置を譲った。 「後はこうやって、きれいに……」 再び失地を回復したいづ美は、尿道口からその続きの縫い目を舌先で軽くほじって滴を切り、その後タオルで優しく押さえて湿り気を取った。これが、作法というものらしい。 しかし、その程度の段取りならば言われなくとも分かっていると、祐子はじりじりしながらそれを見ていた。そして、いづ美が退きかけるとまるで奪い返すように肉茎を引っつかみ、もう十分であるのにもかかわらず、さらに尿道口周辺を舐めまわし始めた。ただ彼女の場合、亀頭全体にかけて舌を絡めたので、それはもはや事後処理というよりも口唇愛撫であった。 すると、それに負けん気を触発されたのであろうか、いづ美までが何も言わずに肉竿の方へと唇を寄せてきたのである。結果、黒岩の股間に、二人の女が頬摺り合せてひしめく格好になった。 はじめ、祐子が亀頭に唇をかぶせ、いづ美が陰嚢をついばんでいたが、祐子が口を離した一瞬の隙をついていづ美が竿を奪うと、今度は祐子が袋を吸う番となる。こうして入れ替わり立ち替わり、女達はフェラチオに勤しんだ。 この二人がかりの愛撫に対し、男根の方もやはり黙ってはいられない。たちまちむくむくと頭をもたげ始める。 こうなると、ますますヒートアップするのが女達の動きだ。肉竿を中心として目まぐるしく舌と唇が行き交うことになる。 中でも、きらりと光るのはいづ美の技量、やはり一枚上手である。彼女の攻撃範囲は、時に祐子にまで及んだものだ。隙をつき、同志の唇をも奪ったのである。 これには祐子もドキリとさせられ、途端に心奪われた。競争心も一気に忘れ、ただただ久しぶりのいづ美との接吻に胸躍らせる。柔らかな反撥を優しい髪の香りが後押しして、絶妙な心地よさを演出する、ああこれがいづ美の唇だと、そう思い出すのにつけ、祐子の蜜壷はますます潤いを増した。 いづ美の、今日もきりりと整った眉の下、顎からうなじに至るまで油断なくきれいに形作られた容姿は、片や泥まみれの祐子とは大違いだ。祐子ときたら、まるで公園の便所に比すのが相応しい位の汚さなのである。 「じゃあ、祐子ちゃん」 ここで、唐突に黒岩が言いだした。それは、決して便所の清掃を申し出たのではなかった。 祐子は彼の命令の下、再び土俵へ戻ることになった。 彼女のいなくなった場所を一人占めして、いづ美はこちらを見向きもせずに淡々と連続吸引を行っている。夫と指をからめ合い、首だけをカクカク前後させて肉棒を口から出し入れしている。ジュッポジュッポと盛大な音が鳴り響くところ、相当に強烈な吸着がなされているのだろう。 その音に後ろ髪を引かれる思いで、しかし逆らうことはできずに、祐子は再びフラフラと土の上に立った。 今度は本格的な相撲をやれという。といっても、先程のぶつかり稽古とどこが違うというのでもないが、一応一線を区切って星取りをやってみろということである。 「ほい、青き山、前へ」 安直なしこ名を付けて、黒岩は祐子に土俵入りを促した。“青き山”というのは、彼女の姓をもじったものだ。 青き山は言われた通りに土俵中央に進み出る。対戦相手は黄本だ。号令一下、勝負は始まった。とはいえ、土台敵うわけがない。相撲の体すら成さないで、青き山は転ばされた。 すると、それを見かねた黒岩が、つと立って彼女の後ろにつけた。そして、助太刀とばかり、彼女の腰ら辺を持って支えたのである。 「もう一回」 彼は双方に再戦を申し渡した。 黄本は戸惑いながらも構えをとる。 祐子も虚ろな返事でそれに応えた。彼女は気が気でなかった。尻の間に、さっきいづ美と一緒に育て上げた剛直が、ブラブラと揺れながら当たっていたからである。それがこの後どう収まるのか、まさに期待と不安の入り交じった心境である。 果たして、事が起こったのは、ちょうど黄本と祐子がぶつかった瞬間であった。 「ウ、ウウゥ……ッ!」 祐子は悶絶した、それは決して取り組みからくる痛みのせいではなく、当惑と焦燥と、そして決定的な快楽のもたらす結果であった。 眼前に火花が散る。そしてその後ろから、まぶたに焼き付いて離れない、あのシルエットが浮かび上がる。太くてごつごつとした、あの雄々しさ極まる男性の像。見なくても分かる。いや、見るよりもより正確に認識できる気さえする。 黄本とがっぷり四つに組む青き山の尻穴に、黒岩の男根がすっぽりと刺さっていた。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
| ホーム |
|