おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
『師匠のお筆』
4-2-3 二人を乗せた車は住宅地を抜け竹林の中で停まった。風が若々しい青い葉の間を抜け、全体をさやさやと揺らして過ぎた。静かな場所だった。 車は鈴美を先に降ろし、コンクリートに覆われた暗がりへと降りて行った。それを目で追いながら、きっとさぞかし豪邸が現れるに違いない、と鈴美は何となく考えていた。 だがその予想は裏切られた。枕必の先導に従って目の当たりにしたのは、実にこじんまりとした純和風の木造建築であった。「工房」と彼は呼んだが、まさしく芸術的作業にぴったりな質素な建物だった。 「どうぞ」 鍵を開け、ガラガラと格子戸を引いた枕必が鈴美を誘った。しかし、自身は中に入らず表へと出て行く。 鈴美は手持無沙汰に屋内を見まわした。民芸品のような置物や壁掛けが並んでいる。と、奥の方からぱっと光が差し込んできた。どうやら枕必が雨戸をはずしたらしかった。 「これですっきりするでしょう。さ、上がって」 玄関の仕切り一つ隔てて、左にガラス板の机と向かい合わせの二対の椅子があり、枕必は鈴美をその一つに座らせておいて、自分は流しの前へ立ちやかんを火にかけた。 「どうも散らかっていて……」 やがて茶を持って来た枕必がそう言いながら座った。 「いいえ、とても趣があって……」 鈴美は言った。お世辞ではなくそう思っていた。 確かに玄関の民芸品や目の前の机などの調度品といい、ただ乱雑に設置しただけで何らの統一感もなかったが、その乱雑な感じが仕事に徹する男らしさならではに見え、鈴美には好ましく思えた。 枕必が言うには、家具は昔住んでいた家からの余り物ばかりだそうで、ここはまったくの私的な作業場であり、誰気兼ねなく過ごせる場所なのだという。 「ここに来るのは気の置けない人ばかりですからね、まあ、後は仕事をするだけで」 「ありがとうございます、そんなところにお招き頂いて」 実際鈴美は名誉に感じていた。枕必はそれに対して鷹揚な感じだった。鈴美の言葉をそのままに受け取り、さもありなんという態度だったが、それは日頃から集めてきた名声が彼を慣れさせたものであろう。 「いやしかしまあ、男やもめの気楽さですよ」 この庵で寝泊まりもし、食事もするのだと枕必は言い、茶をすすった。 「どうぞ、飲んで下さい」 茶に手をつけない鈴美に枕必は促す。 「はあ、頂きます」 それまで両手を膝に揃えていた鈴美は、それでようやく茶を飲んだ。すっかり畏まっている彼女に対して、相変わらず枕必は話の道を付けるのが上手く、この日も一人でしゃべった。 「実は茶室もあるんですがね、使ったことが無くて、今じゃ布団が敷きっぱなしなんですよ」 その日は結局他愛もない話に明け暮れ、鈴美は帰宅した。次回この庵を訪れる約束を交わして。 <つづく> << 前回 | 次回 >> <4章 目次> 1 2 { 1 2 3 } 3 4 { 1 2 } 5 { 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 } 目次へ
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