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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

「師匠のお筆」 4-5-2

『師匠のお筆』


4-5-2


しかし鈴美にとっては幸いなことに、枕必の行動は迅速で、かつはまた強引であり、それはまるで彼女のジレンマを押し流すかのようであったため、シャワーの悩みも一瞬後には吹き飛んでしまい、そればかりか、すぐさま次から次へと新たな対処に常に心を砕かねばならなくなって、内省を深める余裕などとても作れなくなってしまった。それは、この情事を勢いに任せたどうしようのないものと決め付けるのに都合がよいことを意味し、鈴美の心を大いに救ったものだ。

鈴美はこれに力を得て動物的がむしゃらさを決め込みながら、枕必に負けじと彼の服を脱がしにかかった。だが、彼女がどうにかなしえたのは、シャツのボタンをやっと一通りはずすことだけだった。鈴美にとっては、常に枕必に抱き寄せられていたので両手を使いづらかったし、唇を奪われていたので手元の確認もしづらかったしというわけだったが、要するに経験の差が出たということである。

一方枕必の手さばきは彼女に比べれば驚異的で、彼女がジタバタしている間にあっという間に服を脱がし、流れのままにブラジャーまではぎとってしまっていた。反射的に、こぼれ出た乳房を腕でかばう鈴美。と、その瞬間、枕必は鈴美の体をまるで投げ飛ばすかのように軽く、ベッドへと押し倒していた。

「キャッ!」

鈴美は短く叫んだ。その時の枕必はいつになく乱暴に感じられた。だがその乱暴さは決して嫌な感じではなかった。むしろ女にはない男の良さを意識させる力強さだと鈴美は評価した。

すぐに枕必もベッドに追って来た。彼は鈴美の隣に密着して寝そべると、左腕を彼女の頭の下に敷いてこれを持ち上げ、空いた手で彼女の髪や頬を撫でながら、再び接吻を始めた。

そうされると、鈴美の意識にはまた靄がかかり始めて、快楽に酔いしれたようになる。鈴美はもはや何の抵抗もなしに枕必と舌を絡めあい、今度は逆に、彼女が彼の口内へと自身の舌を伸ばしいれるまでになっていた。

やがて枕必の手は頬から首、肩と下がっていき、鈴美の乳房へと至った。彼女の乳房は、枕必が指を揃えて手の平を広げた時に、ちょうどその手の作る弧と外周部分が軌を一にするようにぴったりと収まるもので、椀をひっくり返したようなほぼ真円に近い形をしていた。その中央に位置する円は、指先二本で隠れる程度の直径で、薄淡い肌色をしていたが、鈴美の肌は日に焼けたことがついぞないかのように白かったので、淡いとはいえ存在感はあった。

枕必は今、その中央の輪郭を指の腹でかすかになぞったが、頂上までは触れず、そのままさわさわと優しく通り過ぎて一旦腹部まで手をずらしていった。

鈴美は全身の産毛をそばだたせて快感に酔った。頬に触れられていた時から感じていたことだが、枕必の手のひらは温かく、そこから彼自身の優しい心が伝わってくるようで心地よかった。

枕必はそうやって胸から腹へ指先を這わせつつ、腕枕にした左腕をさらに進ませて、左肩から彼女の体の下へと潜り込んでいった。すると、鈴美は右の半身以上を枕必の体の上に預ける格好になった。枕必はまだ上下の服を脱がないまま、他方鈴美は下着とストッキング以外もはや身につけていない。ほぼ裸の女が、服を着た男性の上にあおむけに寝そべる形である。

そうして枕必は、鈴美のセミロングの後ろ髪に鼻をうずめ、息を吸い込みそして吐き出した。

「ん……」

後頭部からうなじにかけて熱い風が当たり、鈴美はぞくぞくと感じた。枕必はそのまま髪の中へ深く侵入していき、彼女の右の耳に唇を当てた。

「ひ……あ……」

こそばゆさと恥じらいから、鈴美は反射的に吐息を漏らす。枕必はなおもやめずに耳たぶを唇で挟み、さらに舌でそこをなぞった。鈴美は身じろぎして左に倒れそうになったが、それを受け止めるのが枕必の左腕。彼はその腕で鈴美を抱えながら、その先の手を動かして彼女の左の乳房をギュッと揉みしだいた。今度は先ほどのような軽いタッチとは反対の、半ば暴力的な握り方である。

「ううん……」

鈴美は軽くうめいた。痛いほどではないものの、さっきとは打って変わって力強く乳房を揉みしだかれ、鈴美は男に抱かれている実感を覚えた。

枕必は、そのまま右手を彼女の股間へと伸ばした。


<つづく>



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