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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

「師匠のお筆」4-5-8
『師匠のお筆』


4-5-8


視界がふっと白くなる。体中がかっと熱くなる。強烈な波が、快感のバロメーターの針を一気に振り切った。“イく”という感覚が生半可なものでないことを、その時鈴美は知った。これまで気持ちいいと思ってきたものは一体なんだったのかと、疑わしい思いすら湧いてきた。

快感の波はさらに続く。

「んあっ……! あはあぁぁ……」

奥の方で短いストロークのピストンが始まる。長い棒の先端が、ズン、ズンと奥を打つ。今度もやはり己になじませるかのように、膣の内壁をズリズリと行き来するペニス。

第二波ともいうべき波が鈴美を襲った。

「んんうふ……っ!」

それは新たなオーガズムと呼んでよいものか、カウントの難しいものだった。といって、完全にさっきの余韻というわけでもない。女の性は、一旦エクスタシーに達したからといって急に冷めるものではないので、高い水準の快楽が続く中に時折山が生じるというのが適切であり、鈴美もまた、その高水準の波の上で漂いだしたというわけだった。

枕必はまたリズムを変えた。今度は、奥まで突っ込んだ男根を一気に入り口まで引きずり出し、そうしておいて次の瞬間には一気に奥へと取って返す、浅い所から深い所への長いストロークだ。

「お、おぉっ……!」

巨大な暴君に体内をえぐられるかのような気がし、鈴美は枕必の存在の偉大さを知った。この間に鈴美の膣はすっかり押し広げられ、枕必のペニス用生殖器として準備を整えたのだった。

そのことを、鈴美はすぐに自覚させられることになる。というのも、枕必の手に導かれ、再び彼の陰茎を握らされたからだ。それも、鈴美の膣に深々と刺さっている所を。

(いや、いやぁ……っ!)

目をつむっている鈴美の脳裏にも、はっきりとその像が浮かぶ。いきり立つ肉棒、その先にある肉穴。あの太い陰茎が自身の秘穴を広げて押し入っているところ。太いものが入るせいで、卑猥に歪められている柔らかな秘唇。
恥じらい、後ろめたさ、そして幸福感。それらが一緒くたになって鈴美の心に押し寄せる。

(ああ……入っています、先生)

手のひらに、膣穴を出入りする陰茎がヌルヌルと滑る。それは愛しいもの。しかし、そこにいてはならないはずのもの。

枕必はそうやって挿入部位を確認させると、己の手は陰核へと移した。

「ああっ!」

クリトリスの快感はしびれを伴う。鈴美の体に電気が走った。乳房からも淡い刺激がくる。枕必のもう一方の手が揉んでいるのだ。鈴美は狂わんばかりに悶えた。


<つづく>



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