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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

「師匠のお筆」4-5-6
『師匠のお筆』


4-5-6


(固い……)

手にした時の固さは、股間で感じていた以上だった。それにとても太くも思えた。それはいつもと違う男の物ゆえだろうか、異様に大きく思えるのは。ふと鈴美は、自然に夫の物と比較していたことに気づいて己の軽薄さに恥入り、そうした背徳感を頭から振り払った。

鈴美は、枕必に手を覆われながら、自身は彼の陰茎を覆っていた。人差し指と親指で輪っかを作って亀頭に密着させ、残りの指を竿に添える。親指の裏に亀頭の底辺の段差が当たる。人差し指から中指にかけて亀頭裏の縫い目が当たる。発情したオスの赤裸々な姿がそこにはあった。

もう片方の手も、そちらに移動させられる。今度は、親指と人差し指を竿に、残りの指をその下に添えさせられた。その下、つまり睾丸は柔らかい皮の印象が強く、たくましい陰茎が大人の男だとすると、こっちはまるで少年のような感じがした。

こうして鈴美は枕必の男性器全体を両手に抱えることになった。枕必はさらに鈴美の手を握り、それを持って一定のリズムで動かした。そうしておいて、やがて手を離す。鈴美は彼の意を汲み取った。そのようにせよというのであろうと。彼女は右手で陰茎を上下にさすり、左手で睾丸を揉んだ。

(ああ、これ……すごい……)

その手に感じるずっしりとした重みは、まるで男性への敗北感のようなものを実感させた。それはそれほどに猛々しく、かつ恐ろしくもあるものだった。

トロトロと秘唇から愛液が湧いてくる。

(やめて、出ないで……)

雄々しい男性器を目前にして、まるで女性器自ら求愛を始めたかのような愛液の漏れ方だった。他方、鈴美の指先には別な粘液がかかり始めた。

(先生も……?)

それは、枕必の鈴口から漏れ出る透明な汁だった。

(ああ、わたし達二人とも、いやらしい……)

鈴美は少し明るくなった。猥褻な行いでも、それを好きな人と共有できることは頼もしかった。

「あっ……!」

鈴美の体がビクビクと跳ねた。枕必が鈴美の肉体への愛撫を再開し、今度は乳首と陰核を同時に責め始めたのだ。どちらの箇所も完全に勃起していた。特にクリトリスは、枕必がそこを的確に探り当て白日の下にさらしたので、脳天に直撃するような強烈な刺激だった。

「んっ! んふっ!」

ペニスを握る鈴美の手に力がこもる。

こうして二人は互いの性器を刺激し、慰め合った。


<つづく>



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