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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(106) 06:39

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前六時三十九分


折しも、倫子はサウナ室に連れ込まれるところであった。疲弊したオス達であったが、性への執着は消えなかったのである。彼らに介助されて部屋に入るのと入れ違いに、娘らは大浴場に入ってきたのだ。

「あ、お母さん……?」

娘はもう一度呼びかけたが、今度の声は前より格段に小さかった。大きな声を出して、にわかに注目を集めたことに恥らったからである。

それでも母の姿を見つけ、駆け寄らないわけはない。彼女はサウナ室のドアの前まで行った。が、入ることはせず、曇ったガラス戸の前で一心に手を振って相手を招いた。というのも、ざっと見た限りで、部屋の中が満室に見えたからである。

一方、倫子は招きに応じなかった。ちらりとそちらに一瞥をくれたものの、腰を上げるには至らない。もとい、腰は立たない彼女だ。だが、それだけが理由ではなかった。

(会わせる顔がない)

それが最たる理由である。

「倫子ちゃん、娘さんが呼んでまっせ」

そう囁きながら、背後の一段高い所に座る湊山が、うなじの下に陰茎を押し付けてくる。それは硬くそそり立っていた。

彼女の周囲には先ほど湯船にいた面々が勢ぞろいしていた。そして、右手には矢板の、左手には榊原の男根が握らされている。おまけにそれぞれの手が陰裂をまさぐっていた。愚劣な男達は、背徳的昂揚感の到来で一躍活気を取り戻していた。

(最低……!)

倫子は呆然として虚空を見つめた。そうして覚束ない頭で思いを巡らせる。なぜ娘は来たのかと。普段なら叩き起こしても起きない時間のはずだ。それが今日に限ってなぜ、しかも風呂にまで入りにきたのか。これだから、人間の気まぐれとは予測不能なのである。

扉の外はすぐに静かになった。サウナに入ったばかりの母であるからには、きっとすぐ出る気もないのだろうと、あっけなく諦めて立ち去ったものである。

だが、それだけのことにも邪推せずにいられない母だ。

(バレた?)

額からとめどなく汗がしたたり落ちる。それは暑さのためではなかった。何となれば、そのムッとする熱気にも彼女は気づいていないのだ。とにかく気が気ではない。だから、榊原が体を求めてきた時には、必死で抵抗した。恐らく、これまでで一番の反抗だったろう。だがいかんせん消耗しきった体力だ。いかんせん一対七だ。

「おとなしせえや」

ついには渡瀬に口を抑え込まれて、後ろから榊原の合体を許した。その有り様は、これまでで最も強姦的であった。ただ彼女の性器は、哀しいかな何のストレスもなくペニスを受け入れてしまう。開ききった穴は、挿入癖ともいうべきものが染みついてしまったらしい。

「娘の前でもお構いなしやもんなあ、お母さんは。知ってるでえ」

犯す榊原が囁く。

「言うてみいな。“お母さん、チンポ大好きなの”て」

「イヤッ! やめてぇっ!」

はっきりと拒絶の意思表示をする倫子。その前で、渡瀬がドアノブに手を掛ける。

「開けたろか? 外出て見てもらおか?」

「やめてヤメて! お願い! お願いします!」

必死の倫子、続いて注文通りのセリフを言う。

「お、おお、お母さん、チンポ大好きなの。チンポ好きなの。チンポ好きなのぉ! ほら、言った。言ったから!」

いつになく鬼気迫る彼女の態度に、卑劣漢どもは返って嗜虐心を煽られた。

「ハハハ! 母は強しやな、倫子ちゃん。よっしゃ、あの子に弟か妹プレゼントしたろ」

興奮した榊原は、一気に急騰した熱を倫子の産道目がけて注入した。

「イッヤアァーッ……!」

書き替えられる家族計画。強き母は唇を噛み、枯れたはずの涙をひと筋流した。その頬を撫で、牛滝が話しかける。

「湯けむ輪やで、お母ちゃん。まだまだマワしたるさかい、頑張って子作りしいや」

そう言い様、すぐさま向き直って、

「しっかし暑いなあ。はよしてくれぇ」

と榊原の後を継いだ湊山に呼びかけた。

片や湊山、マイペースで尻たぶを引き寄せ、相手の手を扉横の壁に突かせて後ろからガシガシとやる。その上で囁く。

「あの子はどっちがええやろねえ。妹やろか、弟やろか。どない思う? 倫子ちゃん。聞いてきたろか」

「イヤッ! イヤァ……」

ぶんぶん首を振る倫子。その豊満な脂肪球も揺れる。するとその先端から、まるで母乳のように水しぶきが飛び散った。

それを浴びたのは傍にいた榊原。用事を終えた彼は、手持無沙汰この上なかった。もはや待っていても仕方がない。そこで彼はドアノブに手を掛けた。今度は脅しのためではなかった。

「暑い! 暑うてかなわん」

そうぼやくや、一目散に外へ飛び出していった。それへ渡瀬も続く。さらには、鎌先も音を上げた。

パタパタと扉が開閉される度、輪姦女は気が気でない。外気の冷たさで肝まで冷やされる思いだ。だが輪はまだ解けない。残った四人。いずれもしぶとい。

しかし、暑さは暑し、いかに性欲の猛者といえど衰えた体力には限界がある。

「もうかなわん! ケツで! ケツでさしてえな」

牛滝はそう叫ぶと、強引に女を奪って腰かけの下段まで押していった。そうして、自分はどっかと腰を下ろすと、その膝の上へ座らせた女の肛門に自らの剛直を挿しこんでいく。肛門も挿入癖があり、やはりすんなりと受け入れてしまう。

「倫子入ってんの分かるか。ケツにチンポ入ってるか?」

牛滝がやや焦り気味に尋ねる。倫子は依然恐怖から、すかさず答えた。

「うぅ、入ってます、チンポ――」

と、その時、いきなり入り口のドアが開いた。そこには見ず知らずの小柄な老翁がぎょっとした面持ちで立っていた。彼の目に飛び込んできたのは、男の股の上で大開脚して大きな乳房を揺らす尻穴姦通婦人。

「入ってますぅ……」

発言を取り下げるには遅かった。ただアヌスの満室を告げる彼女。

老翁はそっと扉を閉め、そそくさと去って行った。


<つづく>




(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53(051)23:54~(060)00:20
(061)00:24~(070)00:50(071)00:24~(080)01:36
(081)01:45~(090)03:59(091)04:12~(100)05:46
(101)05:52~(110)07:07(111)07:15~(120)08:35

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コメント
読みました!
これまた次の展開が楽しみですね!
外にまだ娘はいるのでしょうか?元気になった倫子さんが抵抗しながらもやられていく展開にワクワクします!
続き楽しみにしてます!
[2013/02/25 08:56] URL | ぱんだ #- [ 編集 ]
修正
ぱんだ様

いつもありがとうございます。
娘はサウナ室の前からすぐに去ったのですが、読み返してみると確かに分かりづらかったので、一言加筆修正しました。
[2013/02/25 22:49] URL | ジーズリー #- [ 編集 ]
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