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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(108) 06:56

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前六時五十六分


「さっき見てたらなあ、ちょうど入って来よったわ」

目を細めて話す宇川。さらなる深みを求める彼のモノと、唖然とする事実が同時に体内に入ってきて、倫子は運命に逆らうべく気だるい頭を振った。

「懐かしいなあ。あの子から全ては始まったんや」

それはもはや遠い過去の出来事のようだった。考えてみれば、あの一事からして大事件にほかならなかったのに、あれから発展してここまでの境遇に陥ろうとは想像だにしないことだった。

もしもあの時肇を拒み切れていれば、何も始まらずに済んだはずである。そう考えると諸悪の根源は彼ということになるが、果たして自分にそう言い切れるだろうかと、彼女は著しく弱気であった。

女体のボルテージは多重構造で、高く低くオーガズムの連動が続く。男と繋がっている限り、それが止むことはない。彼女の自己嫌悪も無理からぬことではあったが、彼女がどう思おうと、それが女の体である以上はどうしようもないことなのである。

「ほんまに一晩中ヤッてもうたなあ、倫子ちゃん。その間ほとんどチンポ入れっぱなしやろう? 入ってへん時間の方が短かかったんとちゃうか」

それは本来なら到底現実にありえない話だったが、彼女の場合一切の誇張を含まない事実だから異常である。肇と過ちを犯してから、既に十一時間近くになる。もうすぐ半日だ。半日近く体内にペニスを入れ続けてきた。

休みなく犯され、限りなくイかされ、その姿を見られ、笑われ、それでも子作りに励み、無様に発情し続けて生き長らえてきた。もはや人としての尊厳など失い、男根と精液だけにすがって存在してきた時間。肇のことを思い出した時、それらの時間が一瞬でフラッシュバックした。

「あの子もびっくりするやろなあ。まさかこんななってるとは」

宇川は笑いながら、倫子と接吻を続けた。それは唇を重ねるといったような甘いものではなく、ほとんど舐め回す感覚に近かった。汗と粘液にまみれながら、口の中と外とを問わず舌を這いずらせるのだ。

彼と初めて関係を結んだ時も、やはり唇を奪われた。肇との巧拙の差は歴然で、その所為で今次の歯車の狂いが生じたといっても過言ではない。思えば、肇といた時はまだきれいな体だった。今の体を見て、彼はどう思うだろうか。変わり果てたこの体を。倫子は眩暈を覚えながら、目の前の肩にすがりついた。

「ほんまに助べえやで、倫子ちゃんは。そらあのボンボン一人では満足でけんわ」

その反応を歓びながら、宇川は彼女の足を己の尻の後ろに巻き付けさせる。密着の度が増し、乳肉が二人の間でつぶれる。

「ンンン……ンンー……」

苦し紛れに呻く倫子。だらしなく伸ばした手はいつしか相手の背中に回り、体全体を相手に巻きつかせる。それと同時に女陰の中肉も入っている棒に巻きついていくようだ。彼女は飴細工のように、もはや串刺しの棒なくしては姿勢を保っていられないのである。

「ああ、ええオメコや」

宇川はその言葉と共に、彼女をきつく抱きしめた。熱しきった肌と肌が摩擦し合う。中でも一際激しく擦れ合うのは男女の性器。精一杯汗をかいて仕事に励む。

「アヒェア~……」

倫子は顎を上げ、力なく開いた口の端から舌を垂らした。舌は惰性で男の到着を待っている。宇川はそれを追って、我が口内にその舌を収めた。再び始まる濃厚な唾液の交換。倫子は、彼に頼り切って、その分厚い背中を抱いた。その様はまるで、子が親を求めるかのようだった。

「可愛いなあ、倫子は」

彼女の髪を撫でる宇川。その手はそのまま尻の方まで下りた。

「久々の二人きりで嬉しいけど――」

そう言いながら、彼は下ろした手を肛門の上へ滑らせ、その入り口をゴニョゴニョとさすり始めた。

「倫子はこっちにも入ってな寂しがる、困った子やからなあ」

彼は苦笑しながら、中指を穴の中へと潜り込ませていった。主がいなくなってもパックリ開いたままのアヌス。見る者が見れば、そこで何をしていたのか一目瞭然の開き方だ。

「こんな穴見せびらかして外出たら、変態丸出しやで」

宇川もそう指摘しつつ、指一本で物足りないと知るや、すぐに薬指も追加した。

「ングゥッ! ンヘェ……」

一層強く相手を抱きしめる倫子。それに同調して、宇川も叫んだ。

「おおっ、締まりがようなった。そないにエエのか倫子」

彼は穴の中の指で、壁越しに自分の硬さを確かめた。もう終末も近い肉棒だ。その脈動が如実に伝わってくる。興奮の度は極地に達した。

「この助べえ! 一晩中ヤッてまだ欲しがるか。ほれ、イけ! イけ!」

宇川は肩を抑え込んで脱出を防ぐと、思い切りよく彼女の体内に噴射した。

「ウヒィー……ッ!」

口をパクパクさせて震える女。感じる肉体は誰にも止められない。改めて男にすがりつき、その身に頼る。

その荒い息の中、彼女はふと視界の端に違和感を覚えた。とっさには状況が呑み込めない。が、そこには確かに幼い少女が一人立っていた。彼女はドアノブを握ったまま微動だにしない。

倫子の瞳孔が大きく開いた。途端に大きな震えが全身を襲う。それは恐怖と、そして快楽によるものだった。

「ママー!」

女の子はパッとドアから手を放すと、後ろを向いて走って行った。

(ダメ! イッちゃ……!)

子宮がジンジン痺れる。少女は亀山の娘だ。


<つづく>




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[2013/03/20 05:02] | # [ 編集 ]
読みました!
またドキドキの展開ですね!
どうなるんだろワクワクです!

次も楽しみにしてます!
[2013/03/21 00:05] URL | ぱんだ #- [ 編集 ]
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