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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(19) 20:40

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん





――午後八時四十分


湊山は、倫子を後ろから激しく突き始める。

「ンアッ! アッ……アァァ……!」

ずっと入っていたはずのものなのに、後背位から出し入れされ始めたそれは、まるで息を吹き返したかのように活き活きとした別物に感じられた。再び真価を発揮しだしたそれを悦んで、倫子の性器はうるみだす。

(ああっ! 感じる! 深い……!)

角度としてはさっきまでの姿勢の方がよく入っていたのだが、大きな幅で動かれた方がより存在感を感じるものである。倫子の膣も活気を取り戻したようで、口も良いがやっぱりセックスは膣だ、という印象を彼女に植え付けた。

もっとも、湊山の後背位は、それだけでは終わらなかった。彼は、そのまま前進を始めたのである。湯船の一方の端、それも、少年たちが居並んでいる方へ向かってだ。

「あっ、やっ! ダメ……イヤァ……!」

倫子はうわ言のように喘いで、彼の進行を阻もうとした。だが、止めても無駄だろうということは分かっていた。いやそればかりか、彼女の淫らな好奇心は、最悪の結末をすら諦めの境地の中で期待していたのかもしれない。

あっという間に、湯船の淵へと到達する二人。そこにある黒く平たい岩に、倫子は指示されて手をつく。湯船から半身を乗り出す形になる。もちろん、乳房も丸見えだ。

その姿は、多感な少年たちに一体どんな影響を及ぼすだろうか。見知らぬおばさんが、自分たちの方に身を乗り出してセックスしている姿。乱れ動く巨大な乳房。そもそも、乳房を見ただけでも興奮してしまう年頃ではないだろうか。

ちょっと振り返ってみれば、ほんの二メートルも離れていないところで繰り広げられている大人たちの痴態、想像だにしない光景が目に飛び込んでくるのだ。体を洗い終えて、振り返ってみれば……。

(洗い終え……る?)

そう言えば変だ、と倫子は気づいた。さっきまで快感の波に漂ううち、いつしか少年の存在すら忘れかけていたが、ふと考え直してみれば、彼らは一体いつまで洗っているのであろうか、と気になってきた。

かれこれもう十分はとっくに経っているわけで、時間感覚に自信のない倫子でも疑問に思う位なのだ。少年が温泉に入る前にそんなに念入りに洗うことがあるだろうか。

と、その時、宇川が唐突に、なんと彼らに呼び掛けたのである。

「おい、僕ら!」

少年たちの背中が、一瞬縮こまったように見えた。咎められるのを恐れたような感じだ。

だが、宇川の声はあくまで優しかった。

「いつまでもそんなとこおらんと、ぼちぼちこっち入っといでぇな」

彼は誘ったが、少年たちは用心しているらしく、こちらを見ようともしない。

すると、今度は牛滝が声をかけた。

「怖がらんでもエエがな」

彼はそう言うと、湯から上がって三人の方へズケズケと歩いていく。そうして、

「見とったやろ? なあ」

列の左端につけ、満面の笑みでそばにいた者の顔を覗き込む。

「隠さんでもエエて。ほれ、ちょっとそれ、取ってみぃ?」

彼が何を指示し、何を確認したかは次の一言で分かった。

「勃ってるやん! ほれ!」

この指摘には、宇川や湊山も笑った。

「こっちおいで。エエことしょうな?」

改めて宇川が勧誘する。

「オナニーよりよっぽどエエこと教えたろ」

続いて湊山も呼び掛ける。

「そや! だまされた思て、おっちゃんらの言うこと聞いときて! 絶対損せぇへん!」

牛滝も力を得て力説する。まるで熱心な商売人のようだ。

果たして彼らのどの言葉が効いたのかは分からぬが、結果三人の少年たちは互いに顔を見合せながらも、順々に立ち上がっていった。


<つづく>



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(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
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