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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(24) 20:50

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後八時五十分


「お先、お先」

胸の前辺りに手のひらを立てながら、湊山は軽く言って倫子の傍を離れた。一仕事終えた男根は、濁った糸を垂らしながら斜め下方を指している。

それがブランブランと行き過ぎるのと入れ違いに、赤石はおずおずと前へ進み出た。

「おっ、いよいよデビューやな」

牛滝が横から声をかける。

「ボクらがつこた後のお古で申し訳ないけど」

宇川も声をかける。中年親爺お得意の、年少者への冷やかしである。

赤石は彼らのそういう言葉に、顎を軽く引くようにして浅い会釈で応じながら、若干きまり悪そうに倫子に近寄っていった。

「自分からか?」

牛滝が問う。

「……っす」

ごく自然な形で譲られて、三人の内では赤石が一番手に行くことが決定していた。

彼は、倫子の背中あたりに触れようとする、が、勝手が分からない。本来ルールなど無用だからやりたいようにやればいいのだが、大人たちの手前、どうしても段取りがあるのではないかと思ってしまい、遠慮してしまうのだ。

そう彼がためらっている間に、ちょうど宇川が思いついて言った。

「前向きでしぃ」

彼はそれと同時に行動していた。すぐに倫子に近寄って、彼女を仰向けにし浴槽の縁の平たい岩の上に寝かせる。“前向き”とはすなわち、互いに向かい合って合体する意味らしい。

「せっかく“男にしてもらう”ねんから、ちゃんと相手の顔見てあいさつせなあかん」

すっかりセッティングを終えて、彼は赤石に訓示する。すると、傍から湊山もそれに賛意を示した。

「そやそや、初めての人やねんからな。ほんで、わざわざヤらしてくれはんねんから」

他方、牛滝は別の方向から注釈を加える。

「このおばちゃんかて、顔見ながらしたい思てはるわ。チンポしてもうてる男の子の顔をな」

倫子はそうして勝手に内心を解説されながらも、それには一切の無反応を決め込んでいた。ただ彼女の蜜壷から、大粒の濁り汁を一粒漏らしただけだった。

赤石はいよいよそんな倫子の腿の間に立った。彼の怒張は精一杯に膨れ上がり、今にもはじけ飛んでしまいそうである。見るからに若いペニスだった。それを縮れ毛の割れ目に密着させていく。

「分かるか? さっき見た穴やで」

股間を覗き込んで、宇川が脇から世話を焼く。それに対して、大丈夫、のリアクションを返しながら、赤石は膣口に亀頭を沈めていった。鮮烈な桃色の先端が、肉の襞の中にその身を隠していく。

「気持ちエエやろう?」

牛滝が聞いたが、聞くタイミングが早すぎて、赤石にはまだ実感はなかった。彼は反応を示せないまま、とにかく進路に沿って奥へ奥へと亀頭を進めていくだけだった。

「ンフゥン……」

少年赤石が男になると同時に、倫子もまた女になっていた。子作りの筋道が、彼の剛直に一直線に占拠されていくのが分かると同時に。

太さや長さはまだ成長途中と思われたが、その固さは倫子のメス肉も十分に満足のいくものだった。彼女はそれがために、彼の腿の裏にひそかに足をひっかけたりもしたものだ。そうして少年を引き寄せ、肉壁にコリコリと当たる剛直を体感する。既に盛り上がっている彼女の気は、もはや天まで上り詰めそうだった。

「ウッ、エェ……アェゥイー……!」

目と口を共に半開きにして倫子は喘ぐ。

「見てみぃ、おばちゃんも気持ちいい言うてはるわ。チンポ気持ちいいて、なあ?」

牛滝が倫子の顔を示しながら口を挟む。彼の解説は相変わらず倫子の許可を得ないものだったが、しかし今度ばかりは当たっていた。ほとんどその台詞をきっかけにして、彼女の心は性の悦楽一色に染まっていく。

(気持ちいい……! ああっ! 気持ちいい! 気持ちいい!)

彼女は心に叫びながら、けた外れのエクスタシーをただもう一心に追い求めていた。ある意味もうずっと快楽の頂点を極め続けてきたような感覚ではあったが、もう一つ天井を超えた快感が確かにあるはずなのだ、その境地にもうすぐ達せられる、倫子はそれを信じて待った。

一方、赤石は行ける所まで行った後、そのまま動かなかった。そうして倫子の腹や腰のあたりに頼りなく手を添えたりしていた。その手つきは恐る恐るといった感じで、まだ遠慮のある様子がはっきりと窺えた。

「そのまま動いてみ」

隣で見ている牛滝が、じれったそうに促す。宇川はそれをいささかうっとうしく思ったようで、

「かまへんで、ゆっくりしいや」

と、赤石に優しく加勢した。

赤石はそんなギャラリーたちに気を使ってか、ちょっと腰を前後しだした。だが、それもちょっとのことですぐにやめてしまう。そうして、さりげなく宇川の方を見、なぜかきまり悪そうにしだした。

「ん? どないした? 気持ちええか?」

宇川がやんわりと尋ねる。それに対し、赤石は下腹をかすかに痙攣させて、ただただ困った表情を浮かべていた。

彼がなぜ困っているのか、それに真っ先に気づいたのは倫子だった。彼女の股間には、本日もうすっかりお馴染みとなった、例のあの熱さが一遍に広がっていたからである。


<つづく>



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