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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(28) 21:00

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時


宇川の台詞に、少年たちは一見無感動に見えたが、よく見ればその微かな口元のほころびに、隠しきれない内心が満ち溢れていた。やはり一度ならずまたヤッてみたい、そう思うのは自然であり、そんな彼らにとって宇川の誘いは渡りに船だったわけだ。

「そやかて、もうできんのかいな?」

湊山が彼らの股間を見ながら聞いた。確かに、射精してまだそれほど間を経ていない彼らにとって、いくらなんでも再びの挿入は早すぎると思われた。しかし、それは杞憂に過ぎなかった。

「ああ……こら、できそうやね」

赤石の股間を確認した湊山は、すぐに認識を改めた。宇川がそれに言葉を足す。

「そやで。若いねんから、すぐ復活するわ」

「へえ、こらすまんかった。……若いてすごいねんなぁ」

感心する湊山。赤石の陰茎はもうすっかり勃起して、ビクビクと上下に脈動していた。

「まあでも、いっぺん口でしてもうたらどうや」

ふと思いついたらしく、牛滝が提案する。

「そやな、したことないねんしな。よし、口でもっと大きしてもらい」

宇川もそれに賛同する。

赤石はそれまで栃尾と揃って乳を吸っていたが、彼らの勧めによって、倫子の頭部の方へと移動した。空いたポジションには別所が、これまた勧められて陣取る。

赤石は倫子の頭の傍に立ち、牛滝の方を見た。牛滝は、それに応えて言う。

「かまへん、そのまま口に突っ込んだらエエ。口に入れたら、おばはん勝手にしゃぶりよるわ」

ひどい言われようである。だがそれが事実であることを、倫子は自ら証明してしまうのだった。赤石が倫子の口におずおずと陰茎を挿し入れると、彼女は歯を立てることもなく、それをチュウチュウ吸い始めたのである。倫子はもはや条件反射以上に、むしろ積極的に開放的な性に適応するようになっていた。

「ほれみい、もうおばはんケツまくってチンポ吸いつきまくりや」

“ケツまくって”とは、開き直ってという意味である。確かに倫子の態度はもう、開き直り以外の何物でもなかった。されるがままに輪姦を受け入れて、自ら口淫までするのだから。

「ほんまや、吸い付いてるわ。よっぽどチンポが好きなんやなあ」

赤ん坊が乳を含むように一生懸命肉竿を吸う倫子を見て、宇川が感心して言った。それを受けて、牛滝は彼と軽妙な掛け合いを始めた。

「好き過ぎるやろ。ドスケベ女やでこれ。……そやけど、熟女て皆こんな飢えとんねやろか?」

「そうちゃうか。アンタとこの嫁はんかて、今頃どこで何してるやら分からんで」

「ハハッ、そらないわ。あんなドブス、金もろてもかなんわ。そんな奇特な男がおんねやったら、もうそいつに譲ったるわ」

「そら分からんで。人のもんや思たら良う見えることもあるやろ」

「ほな、ウーちゃんにやろか? あれ」

「いや、そやなしにやな」

「そやろ?」

二人は笑いながら、もはや現状から離れた世間話に興じ出した。すると、それを引き戻そうとするかのように、湊山が倫子の方へと話題を戻す。

「まあでも、人妻はよろしいね。人妻ちゅうか、ちょうど熟れ頃食べ頃の体の時に、たまたまみんな人のもんになっとるっちゅうか。こんなエエ体しといて、それが一人のもんやっちゅうねんから、そらもったいない思いますわ」

「そらそうや! ほんで、これはまた特別上物やさかいな」

“これは”の所で倫子を指さしながら、牛滝は湊山に激しく同意した。それに調子づいて、湊山はさらに言う。

「しかし、この人も、六本チンポ入れて六発中出しさせんねやから、やっぱりとんでもないねえ」

彼は知ろうまいが、真実は“七本・七発”である。もっとも、どちらにしろ驚異的な数に違いない。ソープ嬢であれば、中々に優秀な稼ぎ頭になるところである。

「アホやね。もうこないなったら」

牛滝が湊山に応じて言う。

「チンポでパンパンされてアホなっとんねん。そらそうやわな、こんな牛ちち女、男がほっとかへんわ。きっと若い時分からオメコばっかりしとんねんて」

まるで罵るような口ぶりである。可哀想に、倫子はとんだ淫乱女のレッテルを貼られてしまった。彼女がこれまで経験した人数は、本当は今日経験した人数の半分にも満たないというのに。

牛滝はまだ決めつけ続ける。

「栄養がみんな乳の方に行っとんねん。ほんでアホやからオメコばっかりしよる。オメコしか能がないねんな。乳のでかい女なんかそんなもんやで。結局犯されに街歩いとるようなもんや」

途中から少年たちが耳を傾けているのを察して、彼らに教えを説くように話す牛滝。彼が妙に熱くなっているのを見て、笑顔ながらそれをやんわりとたしなめるように宇川が言った。

「エラい言われようやなあ、奥さん」

すると、それにまた牛滝がかぶせようとしてくる。

「いや、ほんまやて」

宇川はちょっとそれを遮って、倫子の股の間に立った。

「ちょっと自分らの前に、もいっぺんさして。おっちゃんもまた元気なってきてん」

彼は赤石らに断って、肉棒を倫子の股に当てた。彼の肉棒は、確かにまた直立していた。


<つづく>



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