おことわり
R18
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(45) 23:25

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十一時二十五分


三人は、先の話題の後、すっかり黙って進んでいた。大人を一人介助しながら階段を降りるのは中々に難しいもので、その歩みは遅々としたものである。

やがて、一歩一歩と段差を降りる度、出っ張った脂肪の球体が右へ左へと揺れながら波打ってはずむ様子が、静寂の中で一際目立つようになった。その表面からは、汗ばかりともつかぬ粘ついた汁が滴となって落ち、履物もない倫子は裸足で、その滴を直に踏みつけて歩いていく。

宮浜と奥津は注意深く、そんな彼女の一挙手一投足を常に目で追っていた。むっつりと黙りこくって放つ視線が、女体の上を絡みつくように這っていく。憔悴した倫子はそれを意識する余裕も無く、ただ肩で息をするばかりであったが、それに男達の“ハア、ハア”という荒い呼吸が次第に混ざり込んでいった。

それに比例して、彼らの手はどんどんと柔肌を浸食していく。重い荷物を抱えて進む都合上、時々に手や腕の位置を修正するのは仕方がないとしても、だからといって、いくらなんでも乳房を掴まなければ体を支え切れないなんて法はないだろう。まして相手が女性であるからには、本来もっと慎重に接触すべきところである。

ところが二人ときたら、腰に置いていた手を乳房の下部に、あるいは尻の肉にと、それらの肉を持ち上げるような位置にそれぞれ段々と回して、平気でいるのである。初めの内遠慮をしていたのは、さすがに常識をわきまえていたからのようだが、相手がとがめないものだから、それをいいことに徐々に図に乗っていったものらしい。ついには指先を折って、その先に触れる肉の感触をおずおずと確かめすらし始めたものだ。

初め偶然当たっていた手がなぜか度々当たるようになり、仕舞いには確信的としか言い様のない当たり方をしだしたともなれば、これはもう痴漢の典型例である。あろうことか、四つ目の踊り場を通過する頃には、股ぐらにまで指が滑り込んでいた。とんだ介助があったものだ。それでもなお男達が黙して語らぬ上は、あくまでも建前は人助けである。

もっとも、彼らがいかにとぼけようとも、男というのは本音を隠せない生き物、哀しいかな体は正直に変化を見せていた。すなわち、帯の下の浴衣が、唐突に突っ張り出していたのである。しかも二人揃ってだ。

ここまでくると、男どもが誘惑に流されること、増水した川に漂う木の葉以上に速かった。ほかに誰もいない状況下で、裸の女に触れているだけでも心が揺らぐのに、しかもこれが体を売っている女であり、大いに軽んじ得る存在と認識した時、二人の良心は脆くも崩れ去るのだった。

たとえ自分達の指導監督すべき未成年者が女を買うという過ちを犯していたと前提し、その上で、彼らの実際買った女のおこぼれに預かることになるのだと頭の片隅では思っていても、男の激しい衝動の前でそんなものは何の歯止めにもなり得なかった。

まず奥津が動いた。彼は開き直ったように、膣に指を突っこんだ右手を激しく動かし、そうしながら自身の浴衣の前を開け、中で窮屈にしていた突起を引っ張り出した。突起は、ピーンと直立してブレもしない。

行動あるのみ、相方に対する言葉はなかった。ただ瞬間的に相手の方を見やっただけである。しかし、それで十分であったことは、宮浜が負けじと女の乳首を露骨に愛撫しだしたことで証明されていた。彼は、その裾野からプックリと膨張して見える乳首を指先でつまんで弄び、そうしてそれに負けず劣らず膨張している男根を露出してみせた。

すっかり血が上った彼らの頭は、それら勃起が解消されない限り冷める当てもない。女・倫子は、当たり前のようにその相手を強いられていく。そこに居合わせた女の定めとして当然に。

倫子は拒もうとしない。声も出さない。ただされるがままに、二人の男の勃起したペニスの間に挟まれる。七つ目の踊り場であった。そこで、彼女はレイプされることになった。

“犯されたいわけがない”そう心では誰かに反駁してもみる。だが駄目だ。それ以上に大いなる諦めの情が、曇天のように心を覆い尽くしていて、彼女の本心がどこにあるのか、もう今となっては本人にも見つけられないのだ。

今日一体何人目、いな何本目のペニスか、それをわきまえているのかいないのか、倫子の意思とは無関係に、彼女の穴は寛容に新規参入者を迎え入れていく。まずは奥津、次いですかさず宮浜。いずれもすぐ済む。穴肉は、ゴリゴリと荒々しく突かれながらも、肉棒を慣れた仕事でいなし、吐き散らかしを搾り出してはその身に収めていく。全く上手いものだ。

女の機能の優秀さに、男一同は新鮮な思いで感心した。宮浜と奥津のみならず、本当はその場にもう一人いた男もまた……。


<つづく>


現在時刻23:40(3時間47分経過)
挿入された男根=22本
発射された精液=51発(膣26・尻10・口6・胸5・顔2・手2)




(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53

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[2011/08/30 23:25] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(42) 22:51

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十時五十一分


「お、お前ら……?」

「え……何これ……?」

口々に戸惑いの言葉を口にしながら現れたのは、青年の三人連れだった。彼らは、赤石ら卓球部のOB。今度の合宿の指導者、ないしは引率者として同行していたものである。

折しも、後輩別所が腸内に射精を終え、それに牛滝が入れ替わろうという時だった。牛滝が言う。

「おっ、なんやなんや、まだ仲間がおったんか。自分らもこっちきいな」

彼の言葉は、青年らの煩悩を強烈に揺さぶった。本当なら、力づくでもこの状況を阻止して、後輩達には説教をし、その上で顧問の教師らに報告するべき所なのであるが、すっかり鋭気をくじかれた。

今の彼らの内に湧きあがっていたのは、むしろ後輩らに対する羨望の情だった。どうひいき目に見てもいかがわしいこの状況下で、三人は、自分達年長者よりも下の者らがうまくやっているらしい点に、嫉みに近いものを感じたのである。

そこへきて、宇川がダメを押す、倫子の口に陰茎を放り込みながら。

「風呂場でこの子らと仲良なってなあ。ほんで、この奥さん囲んで、さらに親睦を深めよかいうことで――」

相変わらず巧みな雰囲気作りで、論理を丸めこんでいく。

三人は、もはや皆まで聞いていなかった。彼らは、やや媚びを含む乾いた笑みを頬に張り付けて、そろそろと集団に近づいていった。わずかにあった葛藤も、この部屋の内に充満する淫らな気風の前では無力だったようだ。

となると、後はもういずこも同じ男女の営み、早くも新参の一人・玉造(たまつくり)が女陰に挿し、これが終わると続けざまに同志・川棚(かわたな)も挿して、淫猥の宴に染まっていく。

「おっ、自分はアナルかいな」

射精を終えた牛滝が声をかけたのは、東郷(とうごう)。彼は、牛滝が放出したのを見て、それに肌をすり寄せんばかりに次の番を取ったものだ。

「ええアナルやでこれ、よう締まりよる」

さすがの牛滝もいささか押され気味に避けながら、しかし同好の士の登場は嬉しいらしく、快く次を譲った。

譲られた東郷、どうやらアナルには目が無いらしい。なんと一々抜き出しもせず、立て続けに三発も放出したものだ。

「ケツマンコ最高!」

思う存分に尻穴を一人占めして、大満足の彼である。金で買った女では、常々これだけ満喫できたためしがなかったという。

一方、その間も他の新規二人の活躍は続いている。玉造は宇川の後を受けて口内に突っ込み、そこで果てるや、そのまま、やはりこちらも仕事を終えてきた川棚と持ち場を交換した。つまり、口に川棚、膣に玉造、尻に東郷というフォーメーション。彼らもまた、強欲絶倫この上ない男達であった。

こうなってくると、少し可哀想なのは若手達だ。日頃からのタテ関係というものがある以上、どうしてもOB達に道を譲らなければならない。したがって、ますます主要三ヶ所に当たる率が低くなってしまった。

それでも周りを取り巻いて何とか想いを遂げようとし、また新たな指導者の出現で、これまでにないやり方を取り入れたりもする。例えば、膣を出た玉造が、今度は胸の谷間に挟んで精液を搾り出してみせると、それをすぐさま赤石と栃尾が真似る。

パイズリ

そう教えられたこの行為は、少年達に夢を与えた。女性の豊満な胸の間に陰茎を挟み、その圧力でズリズリとやる、これほど象徴的な猥褻行為はない、そう思われたのだ。

赤石も栃尾も、歓喜に浮かされてパイズリを愉しんだ。先輩がやったように、汗と精液まみれの柔肉をかき集めて己が前方に固定すると、直立した肉棒は密着した脂肪の中にすっかり隠れてしまう。その状態で腰を前後する。少年らの心には、ちょうど余裕が出てきていたこともあって、その行為がとてつもないエロスに感じられるのだった。

こうして二人が乳房の狭間に発射している頃、別所はまた別な新境地を開拓していた。これもやはり先輩に倣ったもので、顔面への射精である。

これまで、男らは随所に陰茎をこすりつけて女体を感じてきたが、不思議と顔周りだけは遠慮していた。中年親爺達もそこは特に重視せず、何となくそれは無粋なことのように少年らも感じていたのである。

川棚の行動は、いわばそのタブーを破ったようなわけだ。

「顔コキからの……顔射!」

彼はいと楽しげに、自らのペニスを倫子の顔面にこすりつけると、そのままそこでフィニッシュまで迎えてしまったのだ。

「わたあ……えらいことしよった」

「現代っ子やなあ」

「ビデオの見過ぎやで、しかし」

親爺達は口々に評価を発する。それは非難のようでもあり、一方で歓迎のようでもあった。

別所はそれを見て、心踊らされたわけだ。彼もその歳で既に“ビデオ”なるものを見ていた。そこでは、“顔射”が日常茶飯事だ。そこで、早速に自分もやってみたのである。

既に数度の放出を経ている二人の量は決して多くはなかったが、それでも倫子の鼻柱から頬にかけて、白く濁った粘液は流れ伝った。

OB三人組は、年を喰っているだけに少年らよりも性的知識が豊富であり、一方で若いだけに中年らよりも行動が積極果敢であった。爆発した彼らの欲望は、落ち着くことを知らない。これを受け、後輩らは押しやられてしまうし、他方中年らは体が付いて行かないしで、両者ちょっと後ろに下がり気味で応対せざるを得なくなった。

そうなったとき若者たちが何をしだすかというと、携帯電話を出して“パシャリ”、である。まさに“現代っ子”の振る舞いだ。目の前の犯され女の像を手元に保存して、いずれ自慰のお供に、という稚拙な考えである。

もっとも、こういう傾向は何も若者に限ったことではなく、男に共通したものであるらしい。なぜなら、この部屋に来てからすぐに自室にとって返し、用意よくカメラを持ち込んでいる男が、実は中年の中にいたからである。そのレンズは、輪姦妻の狂乱ぶりを余すところなくストーキングしていた……。

ところで、攻め手がこうして偏ってしまった点や、射精一巡以上で少しく心にゆとりが出来た点などから、折しも顔射で倫子の顔が汚れたのを契機として、ここで宇川がタイミングよく一つの提案を行った。

「もう一遍温泉に降りよか」


<つづく>


現在時刻23:20(3時間27分経過)
挿入された男根=20本
発射された精液=49発(膣24・尻10・口6・胸5・顔2・手2)



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53

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[2011/07/25 22:51] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
湯けむ輪(41) 22:22

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十時二十二分


ワイワイガヤガヤと、男達は寄ってたかって倫子の体にむさぼりつく。儀式、すなわち、童貞少年達の初体験授業が終われば後はもうルール無用と、宇川が音頭を取って、またあの浴場での輪姦遊戯が再現される。

「空いてるとこつこて、好きにしたらええねんで」

「そやそや、女の体は全身オメコやさかいな」

宇川の差配に、牛滝が乗っかって下品に煽る。

すると、もはやそれに気圧される少年達ではなかった。特に年長学年の者が積極的に動けば、それに従って後輩達もその隙間へと押し寄せていく。もはや遠慮をしていても損するばかりだということに気がついた模様である。

たった一人の女の体に、所狭しと肉棒が喰らいつく。割れた先からよだれを垂らしながら、まるでそれ自体生き物のように熟した白肌へと突き進んでいく。そうして各自がその持ち場持ち場で愉しみを見つけていくうち、中にはあらぬ所で本懐を遂げる者も現れた。

いや、本懐というよりも、むしろ自失と言った方がいいだろうか。本来の性交渉とはあからさまに無関係な場所で、半ば一人でセックスを行い果ててしまうのだ。

例えば、乳房と格闘して精を吐く者がある。二年生の大牧や白峰がそうだ。二人は、己が亀頭を倫子の肉厚な乳に突き立てて、そのままそこに白濁汁をまぶしたのである。

また、西浦と伊東の一年生コンビは、揃って倫子の手の中に射精した。倫子はもう握力もなく、自ら握ることはなかったが、二人は彼女の指を無理やり自分達の陰茎に絡ませて、手淫を行ったのである。やっていることは自慰と変わらなかったが、女の指でしごくというだけで興奮の材料にはなるのであった。

彼らがこうして、ほとんど一方的にセックスを完結させてしまう背景には、興奮の故もあったが、単純に挿入機会が回ってきそうにないからというのもあった。現に今“穴”は三つとも塞がっている。最大限に利用できる箇所の全てが。

口には吉野、膣には湊山、尻穴には渡瀬。さらに交代して、膣には須賀谷、口には三国、続いて関。尻穴は、牛滝の宣伝もあり人気で、渡瀬に次いで榊原、さらに赤石、栃尾、別所までもが入った。まさに、肉食獣が寄ってたかって獲物をむさぼるという感じで、中年・少年入り乱れての突き合いである。

その上、中年はいつも少年のお手本となるので、先輩がやったことは必ず後輩も真似をしていく。例えば、吉野が口の中で射精すれば、三国も関も同じように口内で漏らす。赤石、栃尾、別所に至っては、牛滝から直接レクチャーを受けての腸内射精であった。

「ンッ、ウッ、ンヒイィー……ッ!」

天国の空を突き抜け、さらにさらに上の国まで飛び上がっていく感覚に、倫子のエロスは行き場を失って爆発し、彼女は我を忘れて喘ぎ狂った。絶頂に次ぐ絶頂は既に何度も味わわされてきたが、幾度エクスタシーに達しても、必ず強烈な大波というのが時々やって来るのである。さっき三穴同時に肉棒を突っ込まれた瞬間などが、ちょうどそうだった。

「ング、フェ、ハ、ア、ア、ア、ア……ッ!」

倫子はもう完全に正体を失って、目を裏返していた。表門と裏門と両方から侵入され、グリグリと同時に通路をえぐられれば、誰だって正気を保っているのは至難の業だが、それを休みなくされ続けるのだからもってのほかである。

殊に裏の門はもはや閉めようもない様子で、門番であるはずの筋肉も職場放棄したらしく、そこは終始開きっぱなしで、パックリと黒く深い闇をのぞかせていた。もっとも、門内にはひっきりなしに来客があるので、その闇の奥は常に明らかとならない。

「ングオォー……ッ!」

肛門の奥を深々と突かれ、倫子の咆哮がこだまする。ついさっき失った処女なのに、もう早くも、彼女の人生で普通に膣で交わった男根以上の本数をそこに受け入れていた。こうなると、そこはもう排泄の器官ではなく、完全に交尾の穴として完成した感じだ。心なしか、入れやすいように潤滑液が出て濡れているようですらあった。

とはいえ、本来そういう構造になっていない所へペニスを入れるというのは、やはり相当に無理があるらしく、受け入れる当人には息もできないような苦しさがあった。そこへ持ってきての、口腔への挿入である。

「グッ、フォッ!」

完全なる呼吸困難であった。こちらも陰裂よろしく、勝手に陰茎を挿入され、出し入れされるのである。男達の腰振りは容赦ない。自分の気持ちよさに夢中になって、人の口であることなどお構いなしに、腰を唇に向かって打ち付ける。パンパンと肌のぶつかる音が聞こえる程だ。

硬直した肉茎が入っているのだから、される方はたまったものではない。長い得物は喉の奥まで刺さる。倫子は度々胃液を吐いたが、それでも出し入れは止まないので、口の周りはいつしかネバネバの汁だらけになった。

「アガ……アグァガァ……ッ!」

獣の声で息を吐く。ここは地獄か極楽か、少なくともこの世とは思われなかった。右を見ても左を見ても、立ち並ぶのはペニス、ペニス、ペニス……。オスの本能むき出しで、倫子に種付けしようと勃起するペニス達ばかり。穴に入っている以外にも、胸や手や、さらに腕や腹、背中、脚にまで、隙あらばこすりつけられるペニス。

(こ、こんなことが……)

頭の中は真っ白になり、もうアヌスもヴァギナも、何もかもよく分からない。彼女はただただペニスに使われるマシーン、セックスマシーンだった。

そういう状況に至りなば、たとえ今以上に男根の本数が増えようとも、この際新たな感慨はないというものである。そして実際、本数はまたしても追加されたのであった。


<つづく>



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53

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[2011/07/01 22:22] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(40) 22:03

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十時三分


「これで自分らも、今日から晴れて男やで」

浪花節よろしく、牛滝が豪快に笑いながら少年らをねぎらう。果たして彼の言葉通り、倫子の体を経て、続々と“男”が誕生していった。

三人目は大牧(おおまき)、四人目は関(せき)、そういう名前だったが、名前どころか、彼らの特徴すら倫子にはもう特定できなかったし、またする気もなかった。ただ自分を刹那的に通り過ぎていく男達、そういう自覚が辛うじてあっただけである。

それは、まさしく“通過”であり、間違っても本来の子作りではなかった。そこに目的などはなく、たまたま陰茎が勃起していて、それを手近な女穴に挿し込んだという、たったそれだけの行為の繰り返しであった。倫子がこれまで営んできた、どのセックスとも違う。

もっとも、おかげで少年らは性を学ぶことができたので、その意味では、生産的側面も否定はできなかった。性的に成長した男性が、膣を経て産み出されるという訳で。倫子は自らの性器から、こうして次々と機械的に“男性”を産み落としていったのである。

「どうや、女の体は最高やろ」

宇川が、終わった者達に話しかけている。問われた方は、それぞれ熱に浮かされた表情で頷き返す。誰しもまだ興奮冷めやらない。股間を中心にして熱く血をたぎらせ、また来たるべき時に備えている。

生産の過程は、二年生から一年生へと移り変わっていった。二年生と一年生とでは、年は一つしか違わないのに、体格には不思議と大きな隔たりがあるもので、一年生の外見には、やはりまだランドセルを背負うイメージこそ似つかわしかった。

このことは、今さらながらに一種衝撃的な情景を現出させた。巨大な胸のせいもあり大柄に見える倫子に、いかにも未完成で華奢な骨格の、これはもうはっきり言って子供にしか見えない者が、挑みかかっているのである。情を知らない者の目には、子供が母親に甘えているように見えたであろう。しかし、実はペニスで繋がっているのだから尋常ではない。

思えば彼らは、人間の長い一生からすれば、まだ本来の意味でのこの世への誕生から幾ばくもない年齢の者たちである。言うなれば、つい先日その穴から産声を上げて出てきた子が、早くも繁殖のためにそこへ里帰りしたようなわけだ。

「オ、オオゥ……!」

立派になって帰ってきた息子達の姿に、母親は泣かされる。大きく、逞しく成長した彼らは、もうすっかり男であった。たといその腰回りが、まだ彼女の太もも程しかなかろうとも、男は男、生殖に不都合はない。むしろ、大女とも見まごう相手に小人のようななりでセックスを挑む様子は、勇壮にすら見えた。

「ウンッ……ウゥッ……!」

山椒は小粒でピリリと辛い、小人の肉棒でも確かな硬度でグリグリとえぐられれば、否応なしにメスの感度は反応してしまう。年齢はもちろん身長も体重も自分に及ばない相手なのに、それにのしかかられてペニスをハめられてしばうと、倫子はもう彼に仕える者、すなわち妻として服従を誓ってしまうのだった。女の哀しい性である。

とはいえ、年が年だけに、そもそも相手の子たちは自慰すらまだ経験していないのかもしれず、だとすれば、倫子はまさしく性の性たるものを、いきなり実技をもって伝授したことになる。もちろん、自慰とは性の擬態であるのだから、性交こそが本来なのではあるが、これが果たして現代社会の通念上許容されうるかどうかとなると、話は別である。

それでも性交は続く。真実親子程に歳の離れた者同士の生殖行為である。さらに厳密に言えば、倫子にとっては、実は自分の子供よりも年下の男子との性交なのだ。

「ウゥフゥ……ン……!」

彼女は我が子よりも若い子を夫として認め、彼とセックスし、女の声で媚びている。彼女の冷静な部分が、相手の素性に気づかないわけはない。それでも受容できるのは、気づかないふりをしているからだ。ちょっと油断すれば、娘の顔が頭をよぎりかねない所を、わざと自らを煙に巻いて、混乱を継続させているのである。

確かに、立て続けの性器の酷使で、意識が朦朧としているのは真実だ。だが、ふとした瞬間に、ぽっと気分的落ち着きが生まれて、その間に我が甦ることはあるのである。

もっとも、肉竿を現にハめ込まれている彼女の乱れようからは、果たしてそういう受容的な立場だけで説明がつくものか、傍目に疑問視されかねない所があった。

「ウッ、ンッ、ンッ……!」

少年と腰をすり合わせながらも、明らかに彼女は性的に喜悦の体であった。たとえ相手が我が子以下の年齢であっても、れっきとした固さと膨らみがある限り、そうしてそれで女穴を埋めてくれる限り、不足はないとでも言う風に。

おそらく、肉体的に常に欲情のピーク状態にある彼女には、もはや選択の余地などないのであろう。少年達が“おばさん”倫子のことを一転“ヤれる女”と認識し、ただただ欲望のままに彼女の膣へ勃起したペニスを挿していったように、倫子もまた彼らのことを、女としての満足を与えてくれる道具のごとく、いわばペニス単位で把握するようになっていたわけである。

そんな彼女に向かって、一年生達も続々と精を放出していく。まずは一人目、西浦(にしうら)。その後、二人目、伊東(いとう)。こうして、この部屋で最後の“男性生産”が終わった。

しかし、まだまだ男根は控えている。何しろ全十六本だ。一旦終わったものも、誰かの番の間にはまた復活している。そういうものが倫子を取り巻いて林立しているのだ。現場は異様なムードである。その中にあってまばゆく輝いて見える熟女の淫肉が、また男根達を奮い立たせてしまう。

この豊富で絶倫なる男達に対して、女体はたった一つ、いわば多夫一妻である。妻はその身一つで、彼ら夫達の飽くことなきセックスに、まだまだ応え続けなければならないのである。


<つづく>



(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53(051)23:54~(060)00:20
(061)00:24~(070)00:50(071)00:24~(080)01:36
(081)01:45~(090)03:59(091)04:12~(100)05:46
(101)05:52~(110)07:07(111)07:15~(120)08:35

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[2011/06/17 22:03] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(39) 21:54

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時五十四分


天井が回る、空間が歪む、流されるままに流されて、ぼんやり映る視界の中で、彼女は揺らめいていた。

エレベーターを出て、移動して、それからほんの五分も経っていないというのに、体の中にはまた男が入っている。大浴場での一件以来、かれこれもう慣れっこになってしまった感覚、それがまた……。

およそ信じがたい成り行きだった。あの後、中年グループと向かった先は、ある一室。そこには、先に上がったあの三人の少年達も待機していた。そう、そこは彼らの泊まる部屋だったのだ。

さらに、そこには別の少年達もいた。やはり先の少年らと同様、部活動の合宿でこの施設に宿をとっていたそうである。聞けば、三人の後輩ということであった。すなわち、二年生が四人、一年生が二人……。

宇川ら中年達は、いい加減なことを言いつつ、勢いで彼ら新参少年達をも巻き込んでいった。既に一味と化した三年生達にも、もはやためらいはなく、毒を食らわば皿までとばかり、後輩達を消しかけた。

そして、その結果が今の状況だ。

「かまへん、かまへん! 今晩でみんな童貞卒業や」

牛滝の煽りを受け、早速に二年生の一人が倫子の中に入った。三国(みくに)という子だった。もっとも、倫子には、この期に及んで彼らの一人ひとりの同定など不可能であった。

彼女はといえば、部屋に入る時から妙に高揚した気分で、わずかに浴衣の前を押さえることで自意識は保っているつもりながらも、促されるままにただ単に足を運びゆくだけだった。一種の諦めの境地とも言えたが、むしろそれを盾にとっている風でもあり、少なくとも後悔や恐怖などは心に追い付いていない情況であった。

(これから、どうなるの?)

まるで他人事めいたそんな思いが、ぼうっとした頭に繰り返される。混乱、それが彼女のよりどころであった。ひたすらストーリーを追うだけの人になった気持ちで、肩を抱かれ、背中を押されて進みゆく。女にままありがちな破滅への憧憬を、現実のものとでもしたいかのように。

一度は冷めかかっていた頭も、娘の前で犯されてから、再び熱してしまっていた。そうしてまたしても家族という日常の傍を離れてしまっては、後はもう夢の中の旅路だ。旅の恥はかき捨てというが、この夢幻の境遇は、あまりにも世の常識とは懸隔があり過ぎた。今もまだ酔いは生きているのだろうか、この狂乱の渦中で、それは誰にも分からなかった。

狂乱は健全な精神を瞬く間に蝕んでいく。後輩少年達は、決して浮ついた心で時を送ってきたわけではない。それが、見知らぬおじさん・おばさんの登場で、大いに驚かされたものである。このあまりに唐突な椿事を僥倖と判ずるか否か、その判断も全くままならなかった。

しかし、彼らも男だったのである。どんなリスクをも乗り越えていく、オスの欲求というものを備えていた。かつはまた、そういった本能というものは、えてして鋭敏な計算を行うものである。そうして導き出された答えは明快であった。

「す、すっげ、気持ちいいです……!」

三国は言い、濡れた肉棒を震わせた。その肉棒の膨張度合が、彼の言葉を立証していた。

「そうやろ、そうやろ」

「イきとなったら、そのまま出したらええで」

「何発でもヤらしてもうたらええねんからな」

吉野、湊山、榊原といった面々が口々に囃したてる。

そのわずか数秒後だった。榊原の“何発でも”の言葉に心をくすぐられたようで、三国は急速にこみ上げたものを一気に挿入口深く放出していた。これが、彼の本能が出した答えだったわけである。

すぐに別な二年生が取って代わる。今度は白峰(しらみね)という者であった。彼は、布団の上に仰向かされて方々から親爺達に押さえつけられている倫子の股の間に入り、そのまま彼らの指導に従って分身を潜り込ませていく。

白峰も、三国同様の答えを求めていた。彼だけではない。後に控えている者も皆。

確かにまだ動揺はしているし、不安もある、それは少年達全員だ。しかし、既に賽は投げられたのだ、今さら一人だけ勝負を降りることなどできない。それは返って勇気の要ることだったし、それに、性を通じての男の連帯意識みたいなものもあった。結果、一同揃って順番に倫子と性交していくという掟が形成されたのである。

「ゆっくり腰動かして、チンポこすってみい」

「自分の気持ちええように動いたらええねんで」

「初めてでも、ヤることはわかったあるわなあ」

口々に忠告を行うのは、須賀谷、吉野、渡瀬。初体験でついつい焦りがちな腰使いをなだめた。白峰はそれらに一々応え、淫汁の海に肉竿を押し沈めていく。女体を共有することで、世代を超えた繋がりを感じる男達である。

劣情に支配された現場は異様な空気感だ。頭に血が上っている面々は、平生なら躊躇すべき点も難なく乗り越えていく。すなわち、たった一人の婦人に群がり、これを大多数で犯し尽くすということ、隣人が種付けし終えたのを見てなお、自分も交合しようとすること。あまつさえ、性交自体未経験かつ純情な者達にとっては、強烈過ぎて気持ちが萎えてもおかしくない状況でだ。

そもそも、白昼堂々と会っていれば、若者達はこの女に不埒な衝動を覚えたりしなかったであろう。彼らにとって倫子は“おばさん”であり、そしておばさんは性愛の対象となりえないのが常だからだ。ところが、このような形で出会い、ひと度“抱ける女”と認識してしまえば俄然話は別である。

加えて、倫子自身は知ろうまいが、一時に複数の男を入れた女体は発情しきっており、湯気のようにその身からは色香が立ち昇っている。それを些かでも感じてしまえば、もはやその女を憐れだとか、そういう風には思えないものだ。本当に色情狂の熟女が、わざわざ輪姦されに来ていると合点して、若者達は彼女をためらいなく犯していくのである。

(天井が回る……)

倫子はされるがままになって、彼らの性の相手を務めていく。

いつしか白峰も仕事を終え、三人目の二年生がそれに入れ替わっていた。


<つづく>



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[2011/06/10 21:54] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(36) 21:26

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時二十六分


主役が一旦抜け、浴場が静けさを取り戻しつつあった頃、脱衣所では一つの動きがあった。これまでの例によって、新たな仲間が加わったのである。彼とは牛滝が倫子とともに便所から出てきた所で出くわした。

「オー、誰か思たら」

声をかけてきたのは須賀谷(すがたに)という男、やはり牛滝らの連れである。二人は談笑しながら、憔悴しきった風の倫子を連れて浴場に入った。

倫子ときたら、輪姦された上に便所の世話までされて、もはや人心地がしていない。浴場に連れ戻された彼女はは、まず真っ先に“ウォシュレット”と称してシャワーで股間を洗い流された。

「アーきれいなった。これでいつでも使えるで。ケツの穴準備万端や!」

牛滝は嬉々として言った。

その直後、当たり前のように倫子はまた新しい男、須賀谷に犯された。自然な段取りだった。

「こんなエエことできる思わへんかったわ」

須賀谷は言って、洗い場に四つん這いにさせた倫子の膣を後ろから突きまくった。さらに彼女の口を、湯船から上がった吉野が男根で塞ぐ。勃起はしていないが、性欲は満々だ。

「ほんまやで。こんななんもない宿で、こんなお得ななあ」

吉野は言う。それを聞いて、牛滝がまた例によって、やれ淫乱だの、やれ変態だのと倫子のことを勝手に解説して聞かせる。須賀谷も吉野も、それを聞いて何の不審も抱かなかった。むしろ目の前の肉欲が全てだった。

やがて、須賀谷は倫子の体内で果てる。これまた何の違和感もない膣内射精。彼の肉棒が抜かれると、ドロドロと白い汁がこぼれ落ちる。次々と入れられて飲まされて、まるでミルク飲み人形のような膣だ。

それを目で追いながら、牛滝は言う。

「おしっ、次誰や。自分らまだヤりたいやろ」

彼は少年たちに問いかける。しかし、三人が答える代わりに発言したのは宇川だった。

「そのことなんやけどな。さっき話してたんやけど、ええ加減のぼせてきたさかい、ぼちぼち上がろかちゅうてんねん」

「エー上がる?」

牛滝は不満そうだ。続けて須賀谷も、

「今来たとこやのに……」

と、冗談混じりながら本音を漏らす。

「うんまあ、お風呂は入ったらええねんけどな。ボクらはもう十分浸かったし、一遍上がってやな、ほんで、奥さんと一緒に上行こか、上行ってみんなで続きしょうか言うててん」

宇川がこう説明すると、牛滝らも納得した様子だ。すると、須賀谷が、

「あ、そう言うたら、渡瀬さんと榊原さんもこっち来る言うたはったし、どっちみちここにしばらくおりますわ」

と申し出、彼だけはまだ浴場に残ることになった。

こうして彼らの今後のプランは決まった。この輪の中心人物ともいうべき倫子の意見が聴取されることもなく。

「ええやんな? 奥さん。まだまだ夜は長いし」

宇川がささやく。すると牛滝も、

「チンポは仰山あるさかいな、一晩中犯してまだまだイかせまくったんで」

湊山も、

「奥さん、忘れられへん夜にしましょか。思い出づくりですわ」

口々にささやく。

「思い出づくりっちゅうか、子づくりちゃうか」

牛滝の言葉に皆笑った。

(ああ……)

倫子はどうしていいか分からないままに、そのまま男たちに連れ去られていった。足は地面に着いていたが、現実に歩いているものかどうかも分からなかった。それでも、これから起こるのがどれほどとんでもないことかというのだけは肌で感じられた。大変な大仕事をまだまだしなければならないのだと。

もっとも、その大仕事の前に、彼女にはまだ一つ二つこなさなければならない仕事が残っていた。その一つが、早速に脱衣所に出た彼女を待ち受けていた。


<つづく>



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[2010/09/04 21:26] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(35) 21:21

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん





――午後九時二十一分


「へへへぇ」

笑みを浮かべた吉野は、陰茎の先を迷いなく倫子の膣に押し込んでいった。そこにはさんざっぱら男たちの精液が放出されていたが、それらは何ら彼をためらわせるものではなかった。

「おお……具合ええ……!」

彼は湯に浸かるのと同じようにため息ついて、その快感を表現した。

一方、彼がすっかり倫子の内にその身を埋めると、牛滝は彼女ごとおもむろに起き直った。

「ちょっとこう、挟んでしょうか」

彼が言うには、倫子を二人の間で持ち上げ、その前後から挟み撃ちにしようというのである。すぐにそれは実行され、二人は男根を挿入したまま倫子の体を宙に持ち上げた。

「サンドイッチや」

牛滝は言った。やや不自由な体勢ながら、両者はカクカクと腰を振りだす。するとそれにつれ、倫子の足がブラブラと揺れた。

彼女にとっては、たとえ相手が一人でも初めての体位である。もし気が確かなら、それなりの心の動きがあっただろう。だが、生憎今は、

「アウアフ……」

などと、意味不明な声を微かに上げ、口辺からよだれとザーメンを垂らすだけだった。

その口を吉野が吸う。そうすると、密着する二人の間で倫子の巨大な乳房がつぶれ、さらに余った脂肪が隙間からあふれた。それは、彼女の体が上下する度に、吉野の胸板の上でツルツルと滑る。

吉野はその感触を楽しみつつ、深々と肉棒を彼女の前の穴に挿し入れた。二人の縮れ毛が入り口で絡み合う。他方、後ろの穴の入り口にも縮れ毛はへばりついていたが、それは牛滝もまた深々とその穴に肉棒を挿し込んでいたからだった。

「どないでっか、吉野はん」

彼は問う。

「ええ具合や、こんなん初めてや」

吉野は答えた。ユッサユッサと二人は倫子を抱え揺する。しばらくそうしていたが、やがて牛滝が言った。

「もうぼちぼち出そうやわ。どない? 一緒に出しまひょか?」

「そうやな」

吉野は彼の意図をすぐに汲み取って、その申し出を受けた。すなわち、前後で同時に射精しようというのである。二人は申し合わせてラストスパートのピストンを行った。

「アウフウゥヒエヘエェ……ッ!」

倫子は白目をむいてだらしなく二人にもたれかかる。本来なら前の男にしがみついてでも体を安定させたいところだが、もはやそんな防衛意識すら放棄してしまうほどに、彼女は手いっぱいだった。もしも二人が一気に手を引いたら、そのまま湯の中にドボンである。

その様子を指さして、宇川が笑う。

「重そうやなあ。こら重労働やで」

その指摘は当意即妙で、確かに今の倫子はすこぶる重そうだった。普段なら決して太っては見えないのだが、大の大人の女ひとり、こうやってだらけきった格好で抱えあげられていると、たとえ二人がかりでも重そうに見えた。

もっとも、労働中の男達が音を上げることはなかった。彼らが宣言したのは、むしろ仕事の完遂である。

「ああっ!」

「うっ!」

口々に快感の叫びを上げて、前後の両者は倫子の体内に精液を吹きあげた。

――同時射精。膣内と肛門内に、一斉に熱いスペルマがほとばしる。生殖行為としては概念上ありえないことだ。そもそも二人の男と同時に性交渉することもだが。

「うわあ、すごいなあ」

湊山が感嘆の声を上げた。まるで二発同時の打ち上げ花火を見たようだった。

ひとしきり脈動を終えた所で、まず吉野が肉棒を抜く。すると、栓が抜けた穴ぼこから、ツーッと白濁液が流れ落ちた。

続いては牛滝の番だ。だが彼は大股開きに倫子を抱え上げたまま、容易に男根を抜こうとしなかった。

「このままお風呂でブリブリされたらかなんからなあ」

意外な彼の心配りだった。もしものことを心配し、彼は彼女を抱えたまま脱衣所の方を目指す。

「おいおい、どこ行くねんな」

宇川が尋ねる。すると、牛滝はそれに答えて、

「ん? トイレ、トイレ」

そう言って、男性の脱衣所の方へ入って行った。

「なんや……、そやからアナルはめんどくさいねん」

宇川はいささか不満そうである。

「……しかしあんたら、ずっとここおったんかいな?」

ふと吉野が問う。

「そやねん」

宇川が応じる。

「さすがにのぼせてきたわ」

彼はそう言って笑った。


<つづく>



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[2010/08/31 21:21] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(34) 21:18

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時十八分


その人物は、呆気にとられて固まっていた。だがそれも、宇川が声をかけるまでの一瞬の間だけだった。

「吉野はん! 吉野はんやないか!」

「お、おお……!」

長四角の顔には縦に深い皺が刻まれ、そのてっぺんに申し訳程度に髪の毛が乗っている、まるでそれが野菜のヘタのように見える、そんな男だ。やはり宇川らの一行の一人で、名を吉野(よしの)という。

「な、なんや……どういう……?」

だいぶ酔っているらしくそれは赤くなった顔にも明らかだったが、さすがに目の前の状況を見ては、酔いながらも戸惑わざるを得ないよう。

「いやあ、ここで知りおうた奥さんでな、ほんでこの子らもここでおうたんやけど、まあ折角やしみんなで仲良うしょうか、いうことで」

宇川が言えば、湊山も、

「そうですねん。混浴やさかいに、色々出会いがありますわ」

と、ほのぼのした調子で説明する。それを聞いて吉野は、

「へえ……そうか、混浴か……」

と、基本的なことに感心しつつもまだ心おさまらぬ様子で、しかし口元は明らかに俗な興味で緩ませながら、湯船の中へ入ってきた。

「えらい仲良なったもんやなあ」

言いながら、吉野はついに満面をほころばせた。それと同時に、彼の股間の肉棒は早くも持ちあがりだす。

「そやで。どスケベな奥さんでなあ、一人で混浴風呂にマワされに来とんねん」

牛滝がそう話す途中で、吉野はあることに気づいた。

「いやっ、牛ちゃん! エラいとこに入ってるやんか」

そう指摘したのは、牛滝のペニスが倫子のアナルに入っていることである。

「どこから声出してんのかと思たら」

吉野の指摘を受けて、牛滝は答える。

「へへ、ケツや。ケツでしてんねん。混浴に奥さん一人やさかいな、女手一つでは穴が間に合わんねや」

まるで、混浴風呂に入ったら女はペニスを入れられるのが当たり前といったような口ぶりである。さらに、

「この奥さんも、ケツの穴つこてくれ、言いよるさかいな。見てみぃ、後ろから前から挿されて、ずっとあの世に逝きっぱなしやわ」

相変わらず勝手なことを並べ立てていく。もっとも、倫子の気持ちが昇天し続けているのは事実だ。

そんな彼女を取り巻いてずらりと残りの男根が居並ぶ。彼女にとっては、もはや男たちというより男根たちといった方がイメージしやすい。彼らという存在を、男根だけで認識しているのである。その部分だけが意味を持つと。

ここは彼女にとって天国なのか地獄なのか。快楽が精神を凌駕した今となっては、彼女に聞いてみてもはっきりしないだろう。

さて、吉野は彼ら男根たちを見まわして言うよう、

「これ、みんな?」

全員が倫子とまぐわったのかという意図である。

「そや、兄弟や」

宇川がニヤニヤと言う。その上、

「この子らなんかもう二回したで」

と、赤石と別所を指した。

「そや、自分の番やんか」

牛滝が気づいて、栃尾に言う。栃尾は待ってましたとばかりに倫子に挿入した。再びの二本挿しである。

「次、しまっか?」

宇川が吉野に聞いた。

「へへっ」

吉野は笑ってはっきり言わなかったが、その意思はもう明白だった。

「あ、別に焦らんでもエエねんで」

次が控えていると知って慌てないようにと、宇川は栃尾を気遣った。だが、栃尾にはそう言われようが言われまいが関係なかった。彼はあまりにもあっけなく射精を終えてしまっていたからである。

引きさがる彼、それと入れ替わりに、吉野が前に進み出た。


<つづく>



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[2010/08/30 21:18] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(33) 21:15

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時十五分


「おお、入る入る。柔らかいさかいどんどん入る」

牛滝の言葉とともに、彼の剛直はまっしぐらに肛門の内へ突き進み、そのたわんだ穴筋を次々と一直線に伸ばしていった。

「ほんまに入るねんなぁ。初めて見たわ……」

顔を近づけて見ながら、湊山は感心する。少年たちにしても、それは同じ思いだろう。

「そやで」

それに応じるべく牛滝が言う。

「ケツの穴もなあオメコやねん女は。チンポの穴やねん。そやし、入るようになったあんねん」

いかに無知な少年たちといえど、それを素直に認めることは普段ならなかったろうが、こうして目の前で実演されてみると、そうだったのか、という気にもなってくる。

ところが、それに水を差すように宇川が言う。

「まあしかし、ボクはエエわ」

手を顔の前でひらひらさせて言う。

「なんでやねん」

牛滝はこれを認めない。

「食わず嫌いやで。一遍やってみぃて。癖なるさかい」

さらには、

「自分らも後でやってみ」

と少年らにも勧める。彼らは否定も肯定もしなかった。それに代わって湊山が問う。

「気持ちよろしいの?」

「そらもう」

大仰にうなづく牛滝。

「めちゃくちゃ締まるしねぇ、ごっつぅエエ具合や。奥さん、あんた名器やね」

倫子はそれに答える代わりに咳き込んだ。むせるような、あるいは吐き気のような感じがある。彼女はそれを、咳で何とか回避しようとしたものだ。

と、そこへ、ようやく許しを得て、赤石が再突入してくる。倫子は悶絶した。

「ンゥッヒィッィッ!」

強烈だった。男の上に寝そべり、下の彼は尻の穴へ、そして覆いかぶさってきた彼はその上の膣の穴へ……。上下、いや前後というべきなのか、とにかく性交の穴と排泄の穴、両方を同時に男根で塞がれてしまったのだ。想像だにしない衝撃、非常識な行い。

倫子はイッた。イッたという言葉通り、完全に意識がイッてしまった。あるいはイカれてしまった。恐るべき性感が全身に充満すると、人は狂わずにはいられないのである。

「ア、ア、ア、ア、ア、アアア……」

体内に二本、――いや違った、三本だ、口腔にも入っている、――そう、三本もの男根が倫子の体内に同時に入っているのである。もはや、気持ちいい、などとおさまり返って感想を述べている段階ではない。この状況に至りなば、アダルトビデオなどの所詮作りごとの女優の反応が馬鹿みたいに思えるほどだ。本当に絶頂を超えると、全身これ無に等しくなったようになるものである。

「どや、おっちゃんのが中で当たるやろ」

牛滝は赤石に問うた。

「気持ちの悪いこと言いないな。おっさんのチンポなんか当たりたないなあ?」

傍から宇川も赤石に問う。

「ちゃうがな、オメコとアナルに一遍に入れたら、お互い擦れて気持ちエエんやがな。アーもう、分からんかなあ」

宇川の否定的な台詞に、じれったそうに牛滝が言う。彼の指摘通り、膣に入った肉棒と直腸に入った肉棒とが、その仕切りの内壁をゴリゴリと行き来して擦り合っているのは事実だった。

赤石にもそれは実感できている。彼は二人の問いかけには答えそこなったが、自分の道はしっかりと押さえている。だが、いささか押さえ過ぎた。いや、経験の乏しさの故だろうか。窮屈になった膣内に、牛滝の腰つきに気を使いながら五、六遍も突き入れた頃、彼はそれ以上を望むことができなかった。

「オーなんや、出てもたか。分かるわ、出てんの」

赤石の脈動は、しっかりと牛滝にも確認できたようだ。両穴挿しの一方が射精する脈動は。

と、その時、湊山がにわかに声をひそめて叫んだ。

「誰か来たんちゃうか!」

言うが早いか、脱衣所の扉が開く。


<つづく>



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湯けむ輪(32) 21:12

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後九時十二分


別所が離れると、それに替わって交接するのは赤石だ。彼は、もうすっかり慣れっこになったザーメンでグチャグチャのヴァギナに、ためらうことなくペニスを押しこんだ。

彼らの交代劇に、もはや中年達も一々反応しない。また、少年たちの方でも彼らに促されなくても自ら交替を行うようになっていた。

牛滝もまた、そんな彼らのことは放っておいて、自分の指使いに没頭していた。

「ああ、エエ感じでほぐれたあるわ。ズボズボ入りよる。だいぶ柔らかなっとるわ」

彼の中指は、倫子の尻穴に入るとその内壁をぐるっとなぞりつつ、らせん状にゆっくりとその身を沈めていった。穴をほぐし、さらに広げているのである。

「ウゥ……ウッ、ウッ、ウ、ウ……」

強烈な不快感に、倫子はいたたまれない思いだ。座薬を入れる時の違和感の、何百倍もの凄さがある。倫子の腰は常に浮き気味だった。

だが、それを自由にさせまいとするのが少年たちである。彼らとは今、性交の最中なのである。結合する陰茎が、重しのように倫子の腰を逃れさせまいとするのだ。

性交と肛門愛撫、その強烈な板挟みに遭って、倫子は身も世もなく震えた。かたやオーガズムのただ中なのである。その引かない波の中で、訳も分からない内に肛門をほじくられているのだ。

「ウヒァー……!」

開きっぱなしの倫子の口から、言葉にならない声が漏れる。するとその口へ、別所の肉茎が放り込まれた。宇川の手引きによるものだった。まだ固さを残している海綿体は全身精液まみれで、まっとうな心境で正視していたならば、とても口に入れようなどとは思い及ばない代物だった。直前の別所の精液のみならず、これまでの吐き溜まりの分も含んでいるのだ。

「ン、ア、ンッンッ!」

倫子はそれを飲み込んだ瞬間、気が遠くなるのを感じた。口中を穢す強烈無類の男臭さが、まるで脳髄を圧迫するようだ。その影響で、閉じた瞼から一瞬白眼が見え隠れする。

不思議なもので、そうなってくるといつしか肛門へのいたぶりも性戯の一環と理解するようになる。そもそも、筋肉と神経の集中する箇所だけに、独特の感じが得られることはあるわけで。

「どや、ケツがオメコみたいになってきたやろ」

牛滝は言いながら、中指をさらに押し進めた。既に第二関節辺りまで隠れている。加えて、彼はそこと陰唇の間の、いわゆる会陰と呼ばれる個所をさすり始めた。

(ケツがオメコ……ああっ、わたし……もう……)

とっくにエクスタシーは極まっていたものの、それから気が遠くなったりやや近く戻ったりして、倫子の精神と気力はもはや危うい状態を往来していた。それはそうであろう、口と膣を犯され、さらに肛門までも……。並大抵のことではない。

「ぼちぼちなあ、入れよう思うねん」

それは宣言なのか了解を求めているのか、誰に言うともなしに言って、牛滝はその準備に取り掛かりだした。彼の頼みで男たちは一旦離れ、倫子は体を浮かされ、その下の岩場に彼は寝そべるように位置した。つまり、牛滝の体の上に倫子は仰向けに寝そべる格好となったわけだ。すると、ちょうど彼女の尻の谷間に肉棒が挟まるようにべったりとくっつく。その剛直は、まるで彼女の体を押し上げるかのようだった。

さて、体勢が定まると、別所と赤石は再び倫子へ近寄った。ところが、口へと向かう別所は良かったが、下半身を目指す赤石は止められた。

「ちょっと待ってや。先こっち入れてからな」

赤石は制止されてちょっと恥じらったが、牛滝の言葉を聞いて、素直にそれを見守った。彼とてこれから始まることには興味津々である。そんな彼の目の前で、牛滝のいきり立った肉棒が倫子の尻の下から現れる。

それはピーンと立って、そのまま陰唇に突き入りそうだったがそうはならず、持ち主の手によって制圧されて下腹との間を鋭角に設定されるのだった。その先端は、迷いなく膣の下を狙って、ロケットのように発射を待っている。

「入れるでぇ」

彼はその言葉とともに、一気にそれを進発させた。皺の凝縮するその中央へ赤黒い突起がぶち当たり、やがてそれは皺の中に埋もれていく。確実に、埋もれていく。まだその棒の先は長いが、全部埋まるのも時間の問題だろう。

それを見ていた宇川が言う。

「うわあ……ほんまに入ったある」

そしてさらに、

「ようやるわ」

と苦笑しながらつぶやいた。


<つづく>



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