おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午後八時十三分 ――と、ここで男がそれまでの表情から一転、急に真顔になって言う。 「そや奥さん」 しかし、言った尻から、すぐにせっかく作った相好を崩す。 「あ、“奥さん”でよろしいか? ご結婚は?」 「してます……」 緊張の合間に、唐突にもそれを緩和する彼の独特の間――。倫子もつい釣り込まれてしまう。恐ろしく凄まれるのかと思いきや、どうやらそうでもないような、何とも不思議な間。 男は、その三枚目風な外見の印象に違いなく、どうもシリアスに徹しきれない性質らしい。それでも、もとい、という感じで、改めて真顔に戻って言う。 「ひょっとして奥さん、さっきのん……無理やり?」 「あ、あの、いえ……」 「あきまへん! あきまへんでそれは!」 男は急に大きな声で、大袈裟に言った。彼女の腕に手を回して立ち上がろうともする。冗談とも真面目とも判然としない態度だ。 「無理やり! それやったら警察行かなあかん!」 「け、警察!?」 彼の極端な振る舞いに、呆気にとられる倫子。 (何なの? この人。……面倒な人に関わってしまった) それが今の率直な気持ちだった。今もって、彼の狙いが分からない。脅しているのかと思えば、茶化しているようでもある。見た目からしてひょうきんではあるが、それを信じてよいものか……。ただ何となく倫子は、彼の滑稽な雰囲気に呑まれて、いつしか恐れを失い、急速に快活な気分に立ち戻りつつあった。今もって困惑は隠せないものの、彼と対峙できる位の胆力は、どうやら持てそうなのである。 それにしても、彼が指摘したのは実際問題として悩ましい点であった。無理やり、といえばそうなのだが、肇を憎んではいないし、まだ年若い彼を許す気持ちもある。男が本当に警察に行く気かどうかはさすがに疑わしかったが、一応それなりの姿勢は示しているので、ともかくも倫子は説明を試みて彼を落ち着かせることにした。 「あの……あの、違うんです」 義憤に燃える男に向かって、倫子は言った。とりあえずここは、肇を、そしてもちろん自分を守らねばならぬと。 「ちゃう?」 「ええ、その……無理やりでは……」 言いにくいことである。 だが、それを男はいともあっさりと言ってのけた。 「ちゃうちゅうたら、ほな、ヤらせたったと?」 「いや、まあ、そんな……」 説明しようとする倫子を、男はこれ見よがしのため息で遮った。 「フー……」 それからややあって、落ち着いたトーンで言う。 「……まあ、そうやろうとは思てましたけどね。あこから見てた感じでは」 このざっくばらんな一言は、彼女の負担を急激に軽くした。 (あっ、なんだ、……そうだ、見てたんじゃない!) 一転腹を立てだす倫子。何だか真面目に話をするのが馬鹿らしくなってきた。 (ただの酔っ払いなんじゃないの?) そんな気がしてくる。 男は、またニコニコと笑いだした。もしもこんな状況で出会ったのでなければ、親しみやすいキャラクターのおじさんだ、などと好意的に見ていたであろう角のない雰囲気だ。 彼の正体は依然として謎だったが、そう危惧するほどの人物ではないかもしれない、などと、本来抱くべき危機感がぼやけていくのを、倫子は感じだした。そして、実のところ、彼はただ下世話な好奇心でもって、自分と戯れたいだけで近づいたのではないか、と、彼女はようやくそこに思い至った。 果たして、それを裏付けるかのように、この機を逃さじとばかり男は大胆に倫子へ絡みだした。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53 目次へ
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