おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午前零時四十八分 さて、車を降りた一行は、次なる戦場へと向かう。“リング”という名の店だ。ピンクの看板に枠ぶちの豆球が寂しげである。知る人ぞ知る、といった所だろうか。宿泊所よりも駅に近い場所ながら、少し奥まった場所にあって、土地勘がないと探し当てられそうもない。大方は、やはり矢板らの手配客によって成り立つ仕組みであろう。 そこへ倫子は、藪塚と渡瀬に伴われて入っていく。この間も、無論全裸である。その姿はまるで、護送される囚人どころか、運搬される家畜同然であった。己の意思も何もあったものではない。 店に入ると、中はひと際暗かった。街灯の下にいた方がまだ見通しがきく位だ。そして、けたたましい音楽が鳴り響いている。曲は、かれこれ二十年程も前のヒットソングだ。その中に、時折男の声でアナウンスが入る。一種のマイクパフォーマンスのようだが、何を言っているのか倫子にはさっぱり聞き取れない。 そのマイクの男が、間もなくこちらへとやって来た。蝶ネクタイ、吊りバンド、ズボン、靴と、カッターシャツ以外はすべて黒で統一したいで立ち。店の制服らしい。 さらにその後ろから見知った顔も現れる。宇川だ。 「遅かったやないかぁ」 満面の笑みで新参の客達を迎え入れる。その上で、 「これが言うてた人、本日の主演女優様や」 と、さっきの制服の男に向かって倫子を紹介した。 紹介された方は、興味津津と相手の体を上から下まで舐めるように眺めまわす。 その彼に向かって、脇から矢板が挨拶する。 「鎌先(かまさき)さん、どうも――」 「ああ! どうもどうも――」 呼びかけられた男、愛想笑いを浮かべながら応対した。 「今日はすごいことになりますよ! わたしもびっくりしまして――」 矢板が話し始める。 すると、それを引き取って宇川が言う。鎌先と呼ばれた、この店の人間に対してだ。 「――そういうことやねん。ほんで、さっきも言うたように頼むわな」 この一言で、倫子は鎌先へと引き渡された。彼の背へ向けて、宇川が見送りの言葉をかける。 「すまんな、無理言うて」 何が“無理”なのか、その内容を倫子が知る由もなかったが、それはつまり、普段の店の営みとは違うことをやるという意味なのであった。 「――じゃあ、これをかぶってもらえますか」 そう言いながら、鎌先はある物を取り出した。それは、いわゆるプロレスラーがかぶるようなマスクであった。目、鼻の穴、口がそれぞれ開いており、後は側面に何やら飾りがついているようであったが、一瞬のこととてよく確認はできなかった。ほとんど無理やりに、倫子はそれを着けさせられる。 「よお、似合うやないか」 横から出てきた牛滝が、そんな彼女に声をかける。なるほど、先発した一団は確かに皆ここへ来ているようだった。店内は狭い。先ほどいた入り口、その続きのわずかな空間、見れば、そこいらに見知った男らの姿が揃っている。 「わしら、もう退散や。ちょっと見してもうたら、先帰るわ」 誰かが言っている。それに応えて、 「奥さんで散々満足さしてもうたさかいな。ほんで、この後もあるし……」 「ちょっと充電やな」 などと口々にしゃべる声が聞こえる。いずれも、もはや倫子にとり、他人ではない男達である。そういう声は不思議と聞こえるものだ。 「じゃあ、行きますよ」 どぎまぎしている倫子の背を、鎌先が押した。途端に視界が開ける。二人は狭い足場を縫って、真向かいの壁まで移動した。 「レディース・エン・ジェントルメン!」 スピーカーから声が響く。角度の所為か、今度は聞き取れる。 「皆様お待ちかね、本日のメインタイトルマッチ! 挑戦者はこちら――」 倫子は皆まで聞く耳を持たなかった。眼下の光景に言葉を失っていた。サイコロのような背の低いソファー、それが五つ六つひしめきあっていて、それらの前にひざまずいている女性が三人ある。彼女らは皆一様に、椅子に掛ける男性陣の股間に顔をうずめていた。情を知らない女にとって、初めて見るその状況は異様そのものである。 しかし、真の問題はそこではなかった。椅子の上にいたのが、なんと揃いも揃って確かに“見知った”男達の顔ぶれだったのである。それも、ある種今日肉欲を交わした男達以上に恐ろしき面々だ……。 そこへ、マイクの声が高らかに宣する。 「――リンさんです!」 耳をつんざくその名前に、倫子は思わず司会者の顔を見た。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53、(051)23:54~(060)00:20 (061)00:24~(070)00:50、(071)00:24~(080)01:36 (081)01:45~(090)03:59、(091)04:12~(100)05:46 目次へ
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