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なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(76) 01:21

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前一時二十一分


さてどんじりに控えしは藪塚であった。彼ときたらついさっきここへ来る車の中でやったところだというのに、もう次の性交に備えて機能を充実させていたのである。フル充填された肉竿は申し分なく、まるっきり前二回に遜色ない雄々しさを誇っていた。はじけそうなほど溌溂とした真紅の膨らみと、その口から湧き出るつゆがメス肉を誘引してやまない。

狂った発情妻がその誘いに乗らないわけはなかった。倫子はまるで久々に再会できた愛する人の胸に飛び込むかのように、彼の股間に突進していった。そして、そのままストンと一気に腰を落とす。抱きつくなり己の股ぐらで男をくわえ込んだ倫子である。

するとそれを受け止めて、藪塚がささやいた。

「今女の子のフェラでイきそうになったけど、やっぱり倫子さんに入れてからにしようと思って、我慢してたんすよ」

その刹那、もう倫子はイッていた――。

「――ン……ッ!」

声は上げず静かに、しかし果てしなく昇り詰めた。

(あなた!)

目の前の人に対する感謝の念が湧きあがってくる。心身両面から満足感を与えてくれた彼だ。彼女の中の“あなた”は、今すっかりと彼にすり代わっていた。ギュッとその胸にしがみつく。大柄な彼の胸板は広く、それがまた愛おしさに拍車をかけた。

ところが、当の男は全然見当違いなことを訊いてきた。

「旦那さん、どうだった?」

胸の中の女を撫でながら、表向き優しさに満ちてではある。

倫子は答えなかった。一瞬は、何のことかすら分からなかった。例えば、すれ違っただけの無名な人の印象を、いつまでも記憶しているなんてことがあるだろうか。そういう感覚である。

すると、藪塚は重ねて訊いてきた。

「旦那さん――。あれ、ご主人なんでしょ?」

そう言われてみて、ようやく倫子は質問を理解した。と同時に、少し嫌な気分になった。折角の幸福に水を差されたような気がしたからだ。

“主人”と言うなら、今の彼女にとりそれは藪塚だった。妻として、いやメスとしてどちらが必要なオスかなんて、とっくに答えは出ている。隣の席の人がそれに当たらないことは明々白々で、それどころか男かどうかすらもはや彼女の中では疑わしいのだ。倫子は自分が一体誰の物なのかを、今はしっかりと理解していた。

それだものだから、彼女は答えに窮するというよりも、その辺りの理由を説明するのが億劫であった。とにかく隣の人の話は面倒くさい。もうどうでもいいのである。そこで倫子は、言葉よりも態度で示すことにした。相手の首に手を回して、ゆっくりと腰を使い始める。

「ンッ……アフ……」

敏感になった所に依然硬い肉肌がこすれると、倫子の口から恍惚の吐息が漏れた。幸せな硬さである。彼女は女としての悦びに打ち震えながら、頑張って腰を動かした。男を差し置いて自分だけがイッてしまって申し訳ない、あるいは恥ずかしいという気持ちもあり、また女として相手に射精してもらいたい、あるいはさせてやらなければならないという気持ちもある。実際のところは、膣満杯のペニスから早く子種を受け取りたいというのが本心かもしれなかったが、とにかく確かに言えることは、何よりも彼に誠を捧げたいということであった。

しかし、藪塚はそういった女の幸福にも感謝にも、また愛情にも無頓着である。倫子の腰振りは受け入れつつも、なお食い下がって尋ねる。

「ねえ、旦那さん、奥さんだって分かんなかったんでしょ? そういうプレイってどうっすか? 興奮しました?」

彼はどうしても背徳感を味わいたいらしい。どこまでも“元”夫にこだわった問いを発する。ただ、想像力に欠ける彼には、倫子が現にそういった期待を一時は抱きながらも、後には幻滅に至った経緯など微塵も予想できないのだった。ここに両者のジレンマがあった。

いつまでも答えない倫子に対し、藪塚は諦めない。あるいは、この行為自体が彼にとっての興奮材料なのかもしれなかった。

「旦那さん、奥さんだって分からずにチンポギンギンでした?」

倫子は黙って腰を動かしている。もっとも、今回の質問だけは明確に答えやすいものであった。イエスかノーか二択の内、答えは自明だったからだ。ただ、これにも応答しなかったのは、その答えがあまりにも情けなく、また恥ずかしかったからである。妙なところに、まだこだわりが残っていたものだ。

その脳裏に、つい今しがたのふやけた海綿体がよぎる。彼女はそれを慌てて打ち消した。思い出すだにいまいましい、侮蔑すべきものだった。ただそれの反動のおかげで、次の硬直棒で一気にアクメに達することができたこともあるから、その限りにおいては彼女にとって存在価値があったのかもしれない。もしあったとすれば、だが。

そんな折に、ようやく返答しやすい問いかけが来た。

「旦那とオレと、どっちのチンポが気持ちいい? オレの?」

藪塚はわざわざ言葉を付け足してまで訊いた。それは、質問というより要求だった。もっとも、たとえ求められなくとも、倫子は率先して答えてやりたかった。そこで彼女は素直に、それはもう世界中の女達の中で、今この瞬間一番だろうという程素直に、コクリと一つ肯いた。

このことは、藪塚を大いに喜ばせた。彼の喜んでいることは、言葉よりも表情よりも、彼の体の反応がいち早く示していた。

(ああっ!)

倫子も悦んだ。体の中でやんちゃ坊主が反り返り一段と硬く引き締まっている。それは再び連続したオーガズムを呼び込んだ。ピクピクと膣奥が収縮する感覚に酔い、倫子はしばし上下運動を忘れる。

「旦那のチンポよりいいんだ?」

図に乗った藪塚は、さらに返事を欲しがる。倫子は倫子でまた夢中で肯き返す。互いに有頂天の二人である。たどる道は違ってもゴールは同じとばかりに、噛み合わないはずの会話で上手く歩調を合わせていく。

「旦那よりデカい? ――硬い? ――デカいチンポ好き?」

立て続けに発せられる問いに、倫子は一々頷き返した。しかも次第に大きく、力強く。藪塚は不倫の背徳に興奮し、他方の倫子はもはや不倫など眼中にないのだが、二人の悦びは確かに同調しているのである。

とうとう藪塚は、隣の人にまで話を振った。

「奥さん、オレのチンポの方が好きなんですって、ご主人」


<つづく>




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(081)01:45~(090)03:59(091)04:12~(100)05:46

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