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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

「青き山、揺れる」(28)

大人の女としての威厳を保っていられたのも、その時までだった。アクメの膣を鼻先で観察されて、もうこれ以上秘密にすべきものなど何もない。眼前で愛液をダラダラ垂れ流し、その間、口はパクパク開いてよだれを滴らせている。

その顔も見られてしまった。腑抜けたアクメ顔をである。今日に限ったことではない。もうとっくの昔から、そういうあられもない姿を知られてしまっているのである。指導教官も形無しであった。

そのせいでもあろう、白木があけすけにリクエストをしてくるようになったのは。今も彼は、例によってさっさとコンドームを装着すると、ぐったりとした祐子をそのまま四つん這いにさせて、後ろからバコバコと突きまくりだしたものだ。

「オッ! オォーンッ!」

バックから犯されて、切なげに祐子は吠えた。かわいがりなどと称していたのも今は昔、現在はひたすら肉棒によっていいようにあしらわれる発情したメスである。

白木の腰つきもすっかり板について、体重をかけながら、ズバンズバンと最奥へ連続ストライクを決めてくる。今日も祐子をダッチワイフにする気満々だ。

「いいっ! イヒィッ!」

感想を伝えることで、まだ対等以上の地位を守ろうともがきながら、しかし実際には、白木によってただただこき使われつつ、祐子は狂おしく啼いた。

白木のリクエストは続く。彼はバックで一度果てると、交差位でさらに一発、続いて肉人形と化した彼女を自分の上にまたがらせ、騎乗位をさせた。

祐子はその求めに応えて上にはなったが、もうとても自発的に腰は使えない。気を失ったまま乗馬する人のようだ。ゆらゆら揺れて、しまいに相手の胸へとへたり込んだ。

しかし白木はそれを許さず、彼女の乳を押さえて起き直らせると、それをグニャグニャ揉み回しながら、肉棒で彼女をゆさゆさ揺さぶった。

「オッ、オッ、オンッ、オンッ――!」

激しい波の上で、祐子は何度も絶頂した。

(気持ちよすぎる……!)

肉欲に翻弄されて、彼女にはもうそれしかなかった。幸せな時間である。

白木はその後も、彼女の穴で数発を搾り出した。そして、最後に極め付きとも言えるリクエストをしてきた。

「ゆ、祐子さん……顔……か、顔に……かけ……させて……」

なんと、彼が願い出たのは、祐子の顔面への射精であった。初めての日、偶然ながら行ったことが、それから彼の中で大きな地位を占めるに至ったらしい。

「はあ……へ……」

それに対し、祐子はいいとも悪いとも応じられなかったが、白木は半ば独り決めして、膣から抜いた陰茎のコンドームをはずし、早々と彼女の顔の上に移動していた。そして彼女の唇に押しつけながら、シコシコとそれをしごきだす。後はもう出すだけだ。

実は、白木の祐子への顔面射精はこれが初めてではない。以前には彼女がはっきり許可を出してやらせたこともある。彼女としては、白木の所望にはなるべく応えてやりたいのだ。

しかしそれにしても、彼女はアナウンサーであり、顔はいわば商品である。そういう所まで捧げるというのは、以下に彼女が性に没頭しているかということの証左であろう。

ほどなくして、白木はイッた。もう何発も出しているのに、このためにセーブしていたのではないかというぐらい、それなりの量が出た。あるいは、よっぽど気持ちよかったのかもしれない。

祐子は、その顔の下半分にかけて、ポタポタと白濁汁の雫を受け取った。受精するはずのない場所に受ける子種、いや、彼女としては、もはや顔面までが性器の感覚なのかもしれない。

その日は後続が控えていることもあり、白木はそれで退散した。

祐子はしばらく呆けていたが、

(そうだ――)

と、次が来ることを思い出し、気だるい動きでやっとタオルに手を伸ばした。

だが、それで顔を拭う暇はなかった。次の来客が、思いがけない早さでやって来たからだ。


<つづく>




<目次>
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