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なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

「青き山、揺れる」(22)

「じゃあ、して……みよっか……」

祐子は消極的な調子で言った。もっと自信を持って言えばいいのであるが、どうしてもまだ気恥ずかしくてできない。

そういう態度は、余計に白木をためらわせる。彼から見れば、相手は大人の女性であり、片や自分は年下、しかも童貞。リードしてもらうのが当たり前だと思っている。

そんな彼の内心に気づかず、しかし彼を気遣っているつもりではありながら、祐子は、

「ちょっと待ってね」

と言いつつ、枕元のピンクのかごの方へと這っていった。中から、四センチ四方ほどの小袋を一枚取り出す。

自分への口唇愛撫は、もう略するつもりだった。これ以上股間に顔を寄せられるのは耐えられない。それにまた、肉棒のおあずけを喰うのにも耐えられない。

彼女は小袋の端を破きながら、正座するような姿勢で待つ白木と相対した。

(これも、わたし、着けるのよね)

何から何まで世話が焼ける白木である。祐子は袋から、ブルーのゴムの円盤をつまみ出した。自分に入るペニスのために、彼女はこれを今から装着しなければならない。自ら積極的にやるのは、初めての経験だった。普通は男の仕事だと思っていた。

(仕方ないわね……。きっと着けるの初めてよね)

祐子は、白木のことを思いやった。そして、肉茎を手に取る。それは、持つ瞬間にピクピクと跳ねた。まるで新鮮な魚を手にしたようだった。

(すごく元気)

祐子は頬笑みを禁じえない。固さもすっかり申し分なかった。これが若さというものかと、彼女は一つ学んだ気がした。

次にその先端にゴムを付け、輪っかを下に転がしていく。だが、慣れない手つきはどうにも危なっかしい。彼女としても探り探りである。ちゃんと出来ているものか、いまいち自信がもてない。

(意外と難しい……)

途中で皺が出来たり、空気が入ったりするのが気になってしまう。簡単にできると思っていたが、いざやってみると、普段どういう風に着けられていたかの記憶さえ曖昧に感じられだす。それでも、引っ張ったりひねったりして、何とか装着を終えた。

と、その時である。ふいに白木が、背中を伸ばし加減で一声喘いだのだ。

「んっ……!」

「ん?」

出来るだけ優しい調子を作って小首をかしげながら、祐子は彼の顔を覗き見る。と、その瞬間だった。コンドームに包まれた手の中の肉棒が、急に激しく脈動を始める。それは活発に動いて、彼女の手のひらから何度も離陸したほどだ。

「え? うそ……!」

今回ばかりは、祐子も思わず声に出してつぶやいてしまった。ブルーのゴムの中に白濁液が溜まっていた。

「すいません……」

白木は弱々しく呟きながら俯いた。

(あ……)

それを見て、祐子は何か悪いことをしたような気になった。彼は、見るからに恥ずかしそうにしょげていた。彼にとって、今日一番の失敗だったらしい。祐子の一言もこたえたのかもしれない。

「うん、いいのよ」

彼を勇気づけようと、祐子はなるべく明るく言った。何だか彼が憐れに思えてきた。コンドームを着けて、さあこれからという時に漏らすのは、それはショッキングなことだろう。それも女の前でだ。きっと無念であり、男のプライドが傷つくことに違いない、祐子は彼に同情した。そして、自身の言動を反省した。

「全然大丈夫よ」

気まずい空気になることを恐れて、間髪をいれずに会話を続ける。

「何回でもしたらいいから」

我ながら破廉恥な言葉が、勢いにまかせて口を出る。だがこれが功を奏した。その日初めて、白木が嬉しそうな顔をしたのだ。思わず祐子もほほ笑む。

「フフフ――」

その場は前よりも返って和やかなムードとなった。時間が経過して、その上三回も射精して、少しずつ白木の緊張も取れてきたのであろう。祐子はほっと安堵した。

「ずっと出そうなの我慢してた?」

尋ねると、白木は素直にうなずく。

(かわいい)

祐子は目を細める。と同時に、改めて彼の射精の早さについて思いを巡らせた。それは、十代という若さの故なのか、それとも、女性経験のなさ故なのか、彼女には分からない。少なくとも、包皮を剥いただけとか、コンドームをはめただけでイッた人を彼女は知らなかった。白木の扱いにはさらなる慎重さが必要なことを、彼女は肝に銘じた。

他方、彼の回復の早さには舌を巻いた。確かに射精の頻度は高いが、その分すぐに起き直るし、ピークの固さにも戻っている。本当に“何回でも”できそうな勢いだ。

「全部出たかしら。よいしょ――」

祐子は彼のゴムをゆっくりとはずした、中の汁がこぼれないように慎重に。外すのは容易だった。陰茎は、やや柔らかくなっていた。ふと、白木がその様子を見ているのに気づく。そんな彼に彼女は、自分でも思いがけない大胆さで、外したコンドームを目線の高さに持ち上げてみせる。

「ほら、いっぱい出てる」

白濁液の入ったブルーのゴムが、それ自体雫のような形に伸びてブラブラと揺れた。

「あ……」

それを見て、白木は照れ笑いを浮かべる。祐子も笑った。

「立って」

彼女は言って、立ち上がった彼の足もとに近寄る。そして、その肉茎をまた口内に収めた。


<つづく>




<目次>
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(51)~(60)

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