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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(88) 03:03

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前三時三分


「んっ、ふぅっ……!」

伊東は呻きつつ小さな尻を痙攣させた。少年のか細いため息は、男子でありながらどこかなまめかしかった。だが男であることに相違はないわけで、それが証拠に、熟女の臨んだものはしっかりと彼女の体内に注ぎ込まれたのである。

彼が離れると、そこの空洞からトロリと白いよだれが押し出されてきて、その大玉はそのまま湯の中へと落ちていった。

「アーアー、またもうお湯を汚してからに」

渡瀬が苦情よろしくその様を揶揄する。すると、はたと思いついて牛滝も言った。

「そない言うたら、この人かかり湯もしてへんのとちゃうの」

そうして、先の出来事に触れて、

「ションベンかぶったまんまやんか。うわ、きったな」

と、かなり大げさにザブリと湯を倫子へ振りかけた。

「ほんまや、あろたらな」

渡瀬も追随して湯を浴びせかける。それら両方の飛沫は対象の顔面にしたたか命中し、彼女をアップアップさせた。ちょっとした体罰のようであった。だとすれば、汚れた身で浴場に現れた挙句、入浴という本来の目的も果たさずに性交に興じていることへの報いであろうか。

もっとも、参会者達にはさして関心のない事実である。実際、順番を待つ者は次々と汚れた女に挑みかかっていく。

「えっと、二年の――」

次からは年齢が一つ上がって、その分男女の年齢差も少し縮まった。無論、一年だけのことであり、依然として親と子程の間柄である。

もっとも、発情したメスにそんな事象は関係ない。我々人間は、例えば虫や動物の交配を考えるとき、飼育員でもない限りあまり年齢などで区別して考えないが、あるいは他の種の生物から今の有り様を見たら、このセックスもただのセックスとして案外平常に見えるのかもしれない。

ともあれ、嬉々として喜びを謳うメスである。

「アアン! アアンッ、いいわぁ、いいわぁ関くぅん!」

周囲の大人達の入れ知恵で、相手の男の名を今宵初めて口にする倫子。虚ろな頭のはずながら、満ち足りた表情の故に彼女の望み通りかとも見える。

「せ、関君の、せっくんのおチンチン、かったぁい!」

こういうセリフはいかにも稚拙で安直でありながら、未熟な男子にとっては効果絶大であった。関は、あっという間に精を搾り取られてしまう。

続く者達も、

「上手ぅ、アッ、アッ、白峰君、上手よぉ! おばさんイかされちゃうぅ!」

「アン、すごっ! 大牧君の、すごいのぉっ! もっとグリグリしてぇっ!」

と、魅惑の口撃に遭って次々と陥落していく。少年達、いや、男の習性と言おうか、己の道具を褒められること、そうしてそれによって女が敗北宣言を発することに弱い。どうしてもそういう傾向が男にはある。

「おっきいわぁ! おっきいわよぉ、大牧君のおチンチン。おばさん、気持ちいい! 気持ちいいおチンチンよぉっ!」

こんなことを言われると、年若い者ならば余計にその気になってしまう。果ては情が移ってしまう。今しがた終えた関なども、つい特別に熱っぽい視線を倫子に送っていた。

そんなほのかな恋情に水を差すがごとく、中年達は下世話なインタビューを始める。その結果を受けて、

「――はあ、ほなら、あんたらのお母さんより年上なんやなあ」

と、灌漑深げに吉野がつぶやいた。たった今明らかになったことには、西浦、関、さらには栃尾の母親の年齢が、倫子のそれよりもずっと若いという事実であった。これは、ちょうど宇川が周囲にいた子らに尋ねたところの結果であって、実際には、そういう例はまだまだあるのかもしれない。だとしても別段不思議なことではなかった。

「ヘー、ほんなら自分のお母さんより年上の人で童貞卒業して、その上中出ししたんやな」

湊山が満面の笑みで言った。

「ということは、倫子ちゃんが君らの子供産んだら、君らのお母さんは、自分より年上の人が息子の嫁、つまり娘ということになるなあ」

彼の解説に、当の本人達は困惑顔である。代わりに、榊原が話題を引き取った。

「なるほど。母親より年上のおばちゃんを犯して孕ませたと。渋いねえ」

すると、それを受けて須賀谷が、

「渋いか?」

と言って苦笑した。その横から浪岡が会話に加わる。彼もまたタクシーを置いて、この集団に普通に合流していた。

「しかし、この子らから見たら十分おばちゃんでしょうに、しっかり勃起するもんですねえ」

彼の発言を受けて、関はそっと顔を赤らめた。

折しも、そんな“おばちゃん”相手にしっかり劣情満開の少年が今も現に交渉の真っ最中である。

「オッ、オッ、し、しっかり腰振れて、立派だわぁ! 素敵よぉ、三国くぅん、ウゥ~ン! おばさん感じちゃうぅ!」

三国は同学年中で最も背が低い。が、中々のしっかり者で、時期部長候補である。そんな彼が、賞賛に応えようと大いに頑張ってピストン運動をする。

「よしっ、ほらほら、おばさん喜んでるよ」

自分で言わせておいて、まるで彼女が自発的に言ったかのように矢板は三国のことを持ち上げた。三国も気づいてはいるのだが、やはり女の口から聞かされると、半分以上真に受けてしまうものだ。

「――美人は美人だもんねえ」

森岳が、先ほどの浪岡の話題を継いで言った、揺れる倫子を見つめながら。

広い大浴場のこと故、どうしても倫子の位置と近い遠いが出てくる。今、近い方には牛滝・渡瀬・矢板ら、遠い方に榊原・浪岡・森岳らがいた。

「おまけにLカップだし」

ほとんど冗談のつもりで彼は笑いながら言った。ただ、その肉竿は天を向いて立ち、若干反り返っていた。その反りを軽く愛撫しながら、彼は向こうの肉房を目で犯している。

その視線を知りもしないながら、倫子は淫らにわめき続けている。

「こ、こんなおばちゃんだけど、いっぱいおチンポしごいてねぇん! おばちゃんの体、いっぱい使ってぇ!」

彼女に性をぶつけるのは、ほとんどオナニーのようである。だが一部に思いやりめいたものがないでもない。彼女は、いわば温かみのある人形なのである。性愛の対象としてこれ以上はない。

「倫子おばちゃんでヌいてぇ! おばちゃんを使ってぇ!」

その利用を申し出た股間は、がに股開きでピクピク痙攣し、もはや本来の用途など忘れて、ただ男根撹拌のための中古容器と化していた。


<つづく>




(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53(051)23:54~(060)00:20
(061)00:24~(070)00:50(071)00:24~(080)01:36
(081)01:45~(090)03:59(091)04:12~(100)05:46

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