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このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
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そんな風だったから、いづ美から黄本とのことを持ちかけられた時は、一も二もなく承諾した。そう、いづ美はあの晩の猥談の内容を実際に祐子に対して実行したのである。 それを聞かされた時、祐子には確かに戸惑う気持ちがあった。もし、事前にあの場面に遭遇していなかったら、――たとえ遭遇していなくとも性欲の旺盛さには変わりがないとはいえ、やはり逡巡はしただろうし、断っていた可能性も大だ。 しかし、祐子は知っていたのである。あの強烈な結合部を目撃していたのである。まして、職場でも性欲を我慢できないほどの淫乱な彼女だ。どうして断ることができよう。彼女にとって、まさに千載一遇のチャンスなのである。 だから、あの日の提案通りに本当にいづ美が仕掛けてきたことに驚きこそしたが、これをきっかけに黄本と近づきになれることへの喜びの方がすぐにそれを上回った。 喜び勇んだ彼女は、その後いづ美が打ち明けた衝撃の告白を聞いても、すんなりと受け入れることができた。いづ美が話したのは、なぜ黄本と性交していたのか、その理由であった。なんと彼女は、祐子が見ていたことを知らないにもかかわらず、黄本との関係を自ら暴露したのである。 彼女いわく、黄本との間柄は不倫ではないという。そこに男女間の愛はないというのだ。いや、というのは少しく言葉足らずである、愛は確かにあるのだから。ただ、好きだの嫌いだのというレベルのそれではないということだ。 あくまでも二人の関係は部屋の女将と弟子であり、つまり彼女は女将として弟子である彼を愛しているというのだ。それは女将の義務であり、望むと望まないとにかかわらず果たさねばならない使命であると。 いづ美は使命感に燃えていた。 「あの子たちは、若いうちから親元を離れて厳しい稽古を受けなきゃならないの」 彼女は語る。 「あたしたちは、親御さんから大事な息子さんをお預かりしているの。だから責任を持たなきゃいけない。相撲だけさせてればいいっていうわけじゃないの。人間としても立派に成長させる面倒を見なきゃいけないの」 熱っぽく語る彼女の表情は、まさに真剣そのものだった。仕事にかける情熱を、そこには見出すことができた。いやそれだけではない。彼女の話すように、弟子たちに対する強い慈しみの情がそこには溢れていたのだ。 いづ美は熱弁を繰り広げる。自分は母にならねばならないと。部屋の母として、彼らをあらゆる面でサポートしてやらねばならないと。食事の世話はもちろん、生活指導もみっちりやる、彼らが非行に走るようなことがあっては、せっかく預けて下さった親御さん方に顔向けできないからと。 まさに部屋の鏡、ここまで誰もがそう評したくなる素晴らしい決意である。彼女はさらに続ける。 とりわけ肝要であるのは、彼らが男の子であるという点である、この点を軽視してはならないという。 あまつさえ最も多感な、そして血気盛んな時期に一つ所に押し込められて、世間をまだよく見ぬままに外界とある種隔絶された生活を送らねばならぬ、そのことが一体どれほどの重圧を彼らに与えるか、それを看過してはならないと。 母はそこをケアしてやらねばならぬ、母として優しく包んでやらねばならない、その過程で、性欲の受け皿になってやることが、とても重要な役割を果たすというのだ。 好奇心、それは誰しも抑えがたいものだ。しかしそれをクリアしてやることで、人間は前に進める、いづ美はそう考える。 時に、彼らは年頃の男子である。性への関心で頭がいっぱいになったとしても、それは健康な男子ならば当然のことだ。それが鬱屈すれば思わぬ衝突が起こるかもしれない。また、相撲への集中を欠き、成長を妨げるかもしれない。 だから、放置してはいけないのだ。放置して、それが数世代にも渡れば、悪しき空気が蔓延し、先輩から後輩へロクな影響が伝わらないこととなろう。それは、部屋にとっても大きな損失だ。 そうならないためには、初めからきちんと教え、そうして欲求をため込まないようにいつでも胸を貸してやること、女には相撲はできないがそうやって力になってやることはできる。いづ美は言うのだ、いつでも股は開かれていると。 それが女将の仕事だと、彼女は凛と胸を張った。そのために、実際彼女は入門する弟子たち全員と寝ているという。寝ることで真に心が通じ合い、彼らの心情を本当に理解することができるとも彼女は言った。 驚くべき話である。いづ美はありふれたこととして説いたが、少なくとも一般にはにわかに信じがたい話だ。実にスキャンダラスではあり、事実だとすれば、この慣習は業界の恥部ともいえよう。 報道に携わる者ならば捨て置けないことだ。だが、今の祐子にそういう問題意識は働かなかった。閉鎖的であり、かつ古い体質の社会ならではに、現代の社会通念が通らない独特のものがあるのだろう、ぐらいに思っていた。 欲望の熱に浮かされた彼女はそれほどに常軌を逸した感覚であり、心の中は早くも自分をいづ美と置き換えた妄想でいっぱいだったのである。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60)
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