おことわり
R18
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。

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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

大輪動会-プログラム#41-


「ずりいよ、島田のおっちゃん」

「アハハ、まあそう言うなって。あの人こそ長年の恨みがあるんだから」

唇を尖らせて袖から舞台を覗く竜二を、高橋が笑ってなだめた。マスクはもうかぶっていない。島田に渡したのだ。

「復讐する権利があるってことさ」

彼はそうつぶやくと、服を着に控え室へ下がった。自分はもうそれが達成出来て満足だった。

 一方、舞台に出た島田は、はじめの内そこの明るさや熱に面食らったが、ぎこちない歩みながらもなんとか中央まで進み出た。客席の方などとても見られたものではない。余興でも裸踊りなぞしたことがない堅物である。人前でよくこんな格好が出来るものだと思い、また、出てきてしまったことをこの期に及んで後悔した程だ。

 だが、先に出番を迎えている二人は、当たり前のようにその役を務めている。慶介の振る舞いたるや堂々としたもので、無人の境を行くが如くに平然と公開セックスしていた。若々しい腕が柔らかな女尻を抱え、そこへ向けて性欲の赴くままに腰をぶつけている。そこにはなんの迷いも感じられない。

 大人ぶってはいるが、まだ十七になりなんとする若者だ。ついこの間まで、“おじちゃん、おじちゃん”と自分の後を付いてきていたような子なのに、今はすっかり男の顔で、いつの間に会得したものか、男女の営みを当たり前にやってのけている。

 その熟練ぶりが証拠に、

「オッ、オゴッフ……!」

と、一回りも年上の人妻がメス啼きだ。その身に突き立てられる赤黒い怒張が生々しかった。あんなものでゴリゴリ削られたら、それはたまらんだろうとは、たとえ顔を隠していても傍目に想像するもの。有紀の本心は窺い知れないが、事実として間男の陰茎を受け入れ、それをまた他人に見せている。なんのことはない、これはそういうショーであった。

「何をバカな」

最初に企画を聞いた時、島田は言下に否定した。これ以上自ら危ない橋を渡りに行く必要はないと思った。だが、予期に反して他の者はやる気になっている。

 そんな中で、高橋に囁かれた。

「島田さんもやりましょうよ。憎たらしいアイツに一泡吹かせてやりましょうよ」

「な、何をバカな」

するわけがない、と即座に思った。

 やがて、企画は実行段階に入り、いよいよ宴会場前まで来た。そこでまたも高橋に言われた。

「やりましょうよ」

島田は首を振った。が、切羽詰まった状況もあり、言葉は口にしなかった。そう、この時までは迷いもなかった、はずだった。

 高橋が肛門へ、慶介が膣へ、二人掛かりで有紀を犯す。それを間近に見、あまつさえ交尾汁を金光が顔面に浴びた顛末は既述の通りだ。島田はそれを袖から見ていた。心配で身をこわばらせながら、まんじりともせずに見守っていた。その時だ、何かが心で弾けたのは。

 慶介が目配せし、女の尻たぶを左右に開いている。そこへ挿せ、というのである。

 ただ立ち尽くしている場合ではない。島田は軽く頷き進み出る。これをする為に出てきたのだから。その下半身には、ガチガチに凝固した海綿体。もう袖に居る時からずっとだ。今だけは若い慶介と五分で渡り合える程のその硬さ。

「交代ですよ」

戻ってきた時、高橋はそれだけ言って、マスクを島田へ託した。

 島田はもう何も言わず、服を脱ぎ、それをかぶった。スタンバイしていた竜二が不平を述べたが、気にも留めなかった。

「(俺は……)」

見下ろす先に黒い穴ぼこがある。そこが排出口ではなく挿入口であることは、誰の目にも明らかだった。

 しかし、生憎彼の身長では、立ったままでそこにはめるのは困難だった。そこで慶介が一計を案じ、合体したままで舞台上に寝転んだ。

「おお~」

観客がこの体位変更を好意的に受け入れる。結果的に結合部が見やすくなったからだ。その目の前で、再び二本挿しが始まる。

 島田は後ろからまたがるような形で、有紀の尻の穴へ男根を埋めていった。ズル、ズルズルズル……と、予想以上に一気に飲まれていく。まさにそう、飲まれていく。

「(おお、これは……!)」

歯を食いしばって、彼は耐えた。油断していると、根本はおろか、全身まで吸い込まれていきそうだった。注意深く観察すると、彼の足の指がギュッと閉じているのが確認出来ただろうが、そこに着目する者は一人もいなかった。

「ングァ……ッ!」

愁眉を寄せて、隣人を腹に迎える有紀。ダラダラと垂れる唾液が、慶介の首元に落ちた。

 隣家へ島田は上がったことがないが、家より先にその家の夫人の肛門へ邪魔することになったわけだ、などと下らない思い付きをしつつ、ただ彼女のもてなしぶりには大いに満足であった。腸内の熱が、寸分の隙間なく分身を握りしめる。壁がネバネバと密着する。

 彼は日頃の高飛車な彼女を一瞬思い出そうとしたが、それは既に叶わなかった。目の前にいるのは、夫の前で寝取られ輪姦される、ただの憐れな夫人だった。その可哀想な女を……

「オッ、オッ、オッ……!」

太いものが交互に出し入れされ、女は目を白黒させた。殊に尻に入ったものは、なおも膨らみを増したようだった。

 島田には確かに金光への恨みがある。それは彼の祖父まで遡る深いものだ。彼の家は元々村の名主で、代々当地に暮らしてきたが、そこへ当代金光の祖父――当時はまだ本名のキムと名乗っていた――が流れてきて、その困窮ぶりを憐れに思った島田の祖父が、離れを貸してやったのがそもそもの因縁。結論から言えば、島田家は土地を奪われ、まさに軒先を貸したら母屋まで乗っ取られたような形となった。

 だから、この宿敵を憎むのは理の当然だ、が、今彼の欲棒を逞しくしている根拠が、果たして復讐心なのであろうか。

 一旦気持ちを落ち着かせて、金光の方を見やる。彼は顧問弁護士を相手に酒盛りをしていた。呑気なものだ、自分の妻が輪姦されるショーを肴に笑っている。

「(すごいことをしている)」

島田は改めて思った。隣の家の奥さんとアナルファックしている、それも旦那の前で。しかも、金光からしたって憎たらしいはずの自分がだ。逆の立場だったらどうだろうと、ちょっと考えてみる。発狂するかもしれない。ただ、あまりに突飛な想像過ぎて、具体的には考えられなかった。あるいは金光もそれで安心していられるのだろうか。あるはずのない出来事だから。

 劣情棒がまた一層いきり立つ。こんなになったのは何年ぶりだろうか。妻とはほとんど交渉のない彼。ひょっとしたら、彼女に見せたことのない程の勃起かもしれない。まるで思春期の頃のような勢いだ。

「いいねえ、おっさんの方もビンビンじゃない」

客席の舛添が手を叩いて讃える。彼らから見て、慶介と島田の年齢差は肉体から明らかだったが、その年長の方が勢いを増している様は意外であり、面白味があった。

 その様子を横目で追いながら、村本が司会者へと近づいた。先程までかぶりつきでショーに見入っていた彼だが、にわかに別方面へ動いたものだ。

「あの奥さんってさ、この町の人なの?」

鎌先はごく単純に“ええ、そうですよ”と答えた。そこにはなんの警戒心もなかった。

「いや、あんなすごい体の人妻が、この町にいたかな、と思って」

村本は親しげにそんな会話を交わしつつ、ふとその目を怪しく光らせた。 


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、高橋、慶介
▼舞台袖
島田、浩樹
▼控室
竜二、鈴木、小林
▼廊下
佳彦、比嘉、服部、祥吾、雅也、矢板、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、袋田
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:30本
射精回数:90発
(膣53・口16・尻13・乳5・顔1・髪1・外1)


world200*40



テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

[2018/06/24 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#42-


「そういえばさ、なんで“ヒカル”ちゃん?」

「名前? 本名じゃないの?」

鈴木と小林がボソボソと噂し合っている。有紀の源氏名についてだ。

 実際のところ、ほとんどの者は金光の妻という認識しかなく、その本名など知らなかった。鈴木なぞは地域の仕事に関わっている都合上たまたま把握していたが、小林は同じ町内にもかかわらず知らないのである。

 源氏名は鎌先が適当に付けたもの。金光の“光”から思いついた安直な発想だ。

 だから、このことが何かの影響を与えた、という程のことはない。ただ、村本にだけは、たまたま通じるような感性があった。 

「ヒカルちゃん、二人ヌき達成!」

慶介の終了が祝砲の如くコールされる。それに続いて、司会者がぶち上げた。

「さあ、ここで、なんとなんと、飛び入り挑戦者の登場だ!」

カチャカチャとベルトを鳴らし、あっという間にズボンを脱いだ村本が、意気揚々と拳を突き上げて登壇する。

「ええ!?」

猪瀬らから、驚きと羨望の声が上がった。その発想がなかった彼らだ。

「お調子者め」

グラスをあおる金光の視線の先で、村本が下着を下ろすと、中から臨戦態勢真っ盛りの欲棒が飛び出した。そうして、慶介と交代する。もちろん、彼は一々マスクをかぶらない。

 いよいよ挿入という段になって、村本は客席へ呼びかけた。

「金光さん!」

壇上からしっかりと目を見て手を振る村本。金光は苦笑し、シッシという手ぶりを返した。

「緊張しますね」

村本は誰に言うともなしに言った。相方の島田は言葉を返さない。

「じゃあ、入れますよ――」

彼は、挿入しやすいようにひっくり返された有紀の両腿を力づくで押し広げると、そのまま倒れ込み、相手の耳へ唇を近づけてささやいた。

「金光さんの奥さん」

ゾクゾクッと背筋に悪寒が走り、有紀は肝を冷やした。だがそれもつかの間、劣情棒が先客と摩擦を起こしてはらわたを焼き尽くしていく。慣れ親しんだ慣れない感覚。

「フォグワァッ!」

赤く縁を腫らした目を瞬間的に見開いて、彼女は窮状を訴えた。そろそろ終わりに向かう“後ろ”に比して、新しい“前”はドスドスと杭のように打ち込んでくる。まるで、このまま内臓を突き破ってきそうだ。

「ウッ、ウッ、ウオホオォー……!」

だらしなくよだれだけ垂らして、人語は一つも出てこない。背中は総毛立ち、先程のささやきを反芻しているが、目下対策のしようもない。

「アガハァー……!」

意識に靄の掛かるのが、むしろ有難い位で。

「どうよ、感想は」

舛添から声が掛かると、村本はぎらついた笑顔で応じた。

「最高っすわ」

その上彼は、わざわざ金光に向かっても感想を述べた。

「金光さん、奥さんのマンコ、めちゃくちゃ気持ちいいっすよ!」

余計な報告をされた方は、呆れた調子である。

「若いねえ」

そう笑ってもみた。性の強さで、決して負けているつもりはないのだが。

 彼はよく女を抱く方である。五十半ばにしていまだ性欲は衰えず、若い愛人を複数囲っていることからもそれは明らかだ。愛人を抱き、妻も欲する。よほどの色好みである。

 それだものだから、目の前の痴戯に対してもボツボツと興が乗り出した。最初は全く馬鹿々々しいと思っていたし、やがては距離を置いて構えもしたが、にわかにメラメラと対抗心が勃興したものである。“英雄色を好む”とは、彼の好きな言葉だ。

「どれ、もうちょっと近くで見ようかな」

誰言うともなしに言って、再び舞台に近づいていく。顔をけがされた件もいつしか酒がぼやかしてくれたようだ。

 目当ての観客を得て、演者の頬は一層紅潮した。

「ちょっと、こっちの方行きましょう」

共演者に指示を出し、舞台上でクルリと位置を回転させる。すなわち、床に寝転ぶ島田がさらに前方へとせり出さされて、膝から下を舞台の外へ曲げて出し、その上に客席を向いた有紀が肛門で接続。彼女の足を高く持ち上げつつ、村本が直上から膣穴に挿す形だ。

「どうです、金光さん。奥さんの二穴挿し、よく見えますか」

「君のケツなんか、見たくないよ」

村本の焼くお節介に、金光が顔をしかめる。それでも村本は嬉しそうだ。

「しょうがないじゃないですか。でも、奥さんのどスケベなとこ、よく分かるでしょ?」

「奥さん、奥さんて……」

金光はまた苦笑いして、この若者の興奮ぶりに呆れた。しかし、この手の下衆な感じは嫌いでない。

 村本はこっそりと、また倒れ込んで有紀の耳元に唇を付けた。

「旦那さんから、丸見えですよ、チンポ二本でズボズボやってるとこ」

 有紀は、しかし、無反応だ。彼はなおも続けた。

「オレ、お宅に出入りするたんびに、“一発ヤりてえな”ってずっと思ってたんすよ。奥さんも、あんなオヤジじゃ満足できないんでしょ」

ここで起き直り、再び金光に報告する。

「奥さん、旦那のショボいチンポじゃ満足できないんですって、金光さん」

言われた方はまだ自分のことだとは思っていないから、“人妻という店側の設定を忠実に守って、プレイを満喫する奴だなあ”位に思っていた。

 他方、両者のやり取りに何やら言い知れぬ違和感を感じ出したのが舛添である。心の中がざわつくのだ。ふと彼は、人目をはばかりながら、隣の猪瀬にそっと聞いた。

「おい、この女、この町の女って言ってたなあ」

「ああ……」

猪瀬は短く応じた。その表情から、彼もまた同様の胸騒ぎを感じているらしいことが明らかであった。

 確かに、これもまた店が勝手に言っていることで、設定かもしれぬ。だが、あれだけ立派な肉体美を持っている女を、彼らは偶然、知っていたのである。

「あ、ああ、ヤバい……」

興奮の極致に達した村本は、先行の島田よりスタミナが続かなかった。

「あっ、か、金光さん、中出ししてもいいですか?」

金光はもはや返事をしなかった。有紀に訊いたものではないが、仮にそうだとしても答えは得られていない。

「ああ、イくイくイく!」

村本は島田にもお構いなしにどんどん腰を打ち付け、残らず子種汁を注ぎ込んだ。旦那の目と鼻の先で、ドクリドクリと彼の一番搾りが女房の腹に溜まっていく。  

 その一連を金光はただじっと見ていた。一見酒に酔って呆けているようにも見えるが、果たしてそうではない。彼の中で、極めて可能性の低い仮説が頭をもたげだしたのだ。

「(もしか……いやいや……)」

恍惚とする村本が、小便を終えた後みたいにブルブルッと震えて、接続具を外していく。すると、まだ太さの残る下向き矢印から、水あめのような汁がツーッと垂れた。

「(もし、あれが……)」

渋い顔になる金光。馬鹿げた妄想だとは思うが、あれ程の容姿がそうそういるまいとも思う。

 彼にとって儲けものだったのは、有紀が結婚、そして出産後も体形の維持に勤しむ性質だった所だ。それは社交の場で彼の自尊心を満足させるものだったし、何より性欲を掻き立てるものだった。

 妻がオナペットにされていることにも優越感を覚える程だったから、逆にそういう彼女の方が男遊びに興じだしたのかもしれない、などと極端な考えも浮かんだ。

「(確かめる……か?)」

自嘲気味に笑う。そんなことをするのはいかにも間抜けで、器の小さい奴だと思った。

 だが、確かめようとすれば容易だ。彼女の体には、一か所特徴がある。

 金光が自分も参加するような顔で一歩を踏み出した時、しかし、それに先んじて鎌先が言った。

「さあ、続きましては、当店名物、ミゼットレスラーの登場です!」

客は皆驚いた。見るからに華奢で小柄な挑戦者が、おずおずと舞台袖から出てきたからである。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、島田、佳彦
▼舞台袖
浩樹、竜二
▼控室
鈴木、小林、服部
▼廊下
比嘉、祥吾、雅也、矢板、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、袋田、高橋、慶介
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:31本
射精回数:92発
(膣55・口16・尻13・乳5・顔1・髪1・外1)


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テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

[2019/02/07 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#43-


「なんだ、子 供じゃないか!?」

猪瀬が目を丸くして指摘した。それは、その場にいる誰もが感じたことだった。

「いえいえ、まさかまさか」

鎌先はわざとらしい位に顔の前で手を振って否定する。だが、背格好や肌の張り等から言って、どう考えても中 学 生程にしか見えなかった。

 覆面以外は一切を身にまとわず、いや、亀頭だけはきっちりと包皮にくるまれてはいたが、その貧相なペニスをおっ立たせて、半歩ずつ舞台中央に寄って来る、ぽっちゃり体型の彼。

「さあ、ミゼットレスラーはこの巨大女にどう挑むのか」

司会者の煽りは廊下の者にも届いていた。直に聞こえる分もあるが、こちらでは今、中継動画を見ている。それは、広間にいる薮塚が撮影する映像で、矢板のタブレット端末が受信したものだ。

 皆で一つの画面を覗き込む中で、とりわけ熱心に見入っているのは祥吾と雅也だった。この顛末が意味する所を切実に感じている。

「(あいつ、本当に母親と……!)」

雅也は鼓動が早まるのを感じた。ザワザワする胸の高鳴りの中で、全く考えがまとまらない。ただ、飽きる程よく見知った母と子なだけに、そのとんでもなさが、彼の小さな胸を締め付けるのである。

 それは、祥吾も同様だった。ここに居並ぶ中で、間違いなく当事者に一番近い間柄の二人である。

「(自分のお母さんと、そんなこと……)」

想像もつかない例だった。我が身にはとても置き換えられない。なのに、現に彼はヤろうとしているのが、その体の変化からも明らかである。

「(狂ってるよな……)」

比嘉も思った。もっとも、今さら道義観に直面はしない。そもそも、金光家が被害者でなければ、ここまで許容などしなかった話なのだ。

「(やっぱり異常だよな)」

親と子、双方をよく知る三人は、己らの行状を棚に上げて、彼ら一家の特殊性をやり玉に挙げるのだった。

 比嘉が視線を上げると、そこには入り口に肘をかけ、控え室内に話しかける慶介の姿。中にいるのは浩樹だ。舞台袖まで出張っていたが、高橋に半ば強引に場所を入れ替わられたのである。

 高橋、彼こそがやはり、この件も首謀者だった。慶介のマスクを奪うや、佳彦にかぶせたのである。

「見てみろよ、あの顔」

彼は口の中で呟きながら、不敵な笑みを禁じえなかった。その見つめているのは舞台ではなく、客である金光だ。彼の企画はもはや復讐の度を越え、むしろ嗜虐性を満たす方向へシフトしていた。

 金光は思考が追いついていなかった。つい今しがた有紀の可能性にようやく思い至った彼だが、それを検証するより前に新たな珍事が発生。思考を遮断した。

「ミゼットってのは、キミ、なんだ」

呂律の回らない舌で周囲に問う。

「小人みたいなことですよ」

舛添が答えるのを聞いても、“ほお”と言ったっきりで、分かったのかどうだかも怪しい。

「ウ~ン……」

彼は唸りながら、また酒の席に戻ってしまった。子 供の出てきたことが何となく彼にとって興醒めで、元より妻のことも本気でなかっただけに、とうとう馬鹿々々しくなってしまったのである。

「チッ」

高橋は、ターゲットが視界から消えたことに舌打ちし、急いで廊下に出た。そうしてタブレット画面を覗いた後、袋田を探したが、生憎彼の姿は見当たらない。

 袋田は中広間に戻っていた。舞台移動前に皆が屯していた部屋である。廊下で待っていても仕方がないと気づいた面々を案内していたのだった。

 帰ってきた彼に高橋は、金光のことも映せという薮塚への伝言を命じた。意を受けた袋田が立つ。間もなくして、手元の画面に、金光の表情が映った。

「もうちょっと大きかったらいいのにな」

高橋は直に見られないもどかしさを感じつつも、妥協点としてはそれなりに満足した。袋田に意を含めるに際し付け加えた誘い文句が、きっと功を奏したと察せられたからだ。すなわち、目の前で妻を寝取られる旦那、しかも実の息子との不倫を見せつけられている奴の図、と薮塚にはよく伝えろと。薮塚は意図をよく理解したのだと、画面からは読み取れた。

「いよいよっすね」

近寄ってきた慶介が企画者に同調する。格別当人らに思い入れのない彼だが、企画の趣旨には賛同している。

「(マジで、ヤるんだ……)」

祥吾と雅也は生唾を飲んだ。こればかりは自分達がヤるのとは訳が違うという理解があった。

「(ああ、とうとう……!)」

舞台上の島田も、さっきからソワソワと落ち着かない。

 客の反応で挑戦者の違和感に遅れて気付いた彼。女体の裏から覗いてみて、その体型を見てまず驚いた。

「(子 供を出すなんて!)」

はじめはそう思って、それでも行き過ぎた悪ふざけに肝を冷やしたが、高橋の表情を見、金光を見、そうして覆面少年を見ている内に、じわじわと真相にたどり着いたものだ。

「(なんということだ!)」

途端に空恐ろしくなり、キョロキョロと視線を泳がせる、袖と司会者の間を何度も。

「(バチが当たるな、こりゃ……)」

比嘉と同じで、自分が良心なのだとはもう思えない。大体公衆の面前で人妻と肛門セックスしているような奴だ。ただそれでも、身内からの焦りが彼の心臓を引き絞り、それと同時に肉茎の熱が沸点を超えようとしてくる。

「ウゥ……ッ!」

どす黒い汚辱感が体の芯からいよいよ沸き上がっていく。

「近親相姦」

慶介がにやけた声でささやいた。それは、タブレットを見る皆が同時に思いついた言葉だった。

 島田の射精も同時に起こった。

「(ああ……)」

天井のライトを、呆然と見上げる。その間も、骨盤に乗った巨尻の中へ、自動で悦楽汁が吸われていった。ドクン、ドクン……と、自分でも嫌になる位の量がしわしわの陰嚢から。

 それが収まり切らぬ内から、彼は上体を起こした。体位を動かしたことで、また残りの汁が搾られる。

「(そうか――)」

彼はぼんやりとした気持ちを立て直していく。

「(あれがこれの夫で、これがあれの妻だったな。金光の、そうだ、嫁だ)」

一つ一つ確認するように思い返すのは、平生の恨みが何やら遠い昔になった気がしたからだ。

 ふと、覆面少年に目を止める。その時、彼の脳裏にある光景が思い出された。人の家の庭に、ホースで水を撒いていた少年の姿だ。彼の態度はワンパクとかヤンチャといったそれではなく、もっと陰にこもったものだった。見とがめた島田はすぐさまクレームを入れたが、結局謝罪の言葉はいまだ聞かれていない。

「(ああ、あの時の子か……)」

ふいにそんなことを思い出して、彼は視線を避けると、有紀の腰を持って、ズルリと陰茎を引き出した。

「ンフィッ!」

有紀は悲鳴を上げ、島田の抜けた床へドスンと尻もちをつく。その時彼女の瞳孔が、ようやく佳彦の存在を識別した。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、佳彦、袋田
▼控室
島田、鈴木
▼廊下
比嘉、祥吾、雅也、矢板、高橋、小林、慶介、浩樹、竜二
▼中広間
服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


〈輪姦記録〉
挿入男根:31本
射精回数:93発
(膣55・口16・尻14・乳5・顔1・髪1・外1)


ましゅまろくらぶ



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[2019/02/13 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#44-


その悲鳴は、ちょうど浩樹がモニターへ接続を終えた時に起こった。慌てて消音ボタンを探す。彼は今中広間に移動し、薮塚から送られるライブ映像を大きな画面で見られるように設定した所だった。

「音デケえよ」

慶介もびっくりしている。彼や竜二、さらには小林、島田、鈴木といった面々もこちらの部屋に移動していた。

またしても悲鳴が空気をつんざく。“キャー”とか“ギャー”とかいう擬音では表せない複雑な声色。それが断続的に直接大広間から館内へ響き渡る。

「何事だ」

事情をよくわきまえない浪岡がボソリとつぶやいて画面に近寄った。逆に理由を知っている慶介はニヤニヤと笑った。

「近親相姦っすよ」

一斉に彼の顔へ視線が集中する中で、島田だけが一人“ウウム”と唸って頭を抱えた。

その頃、画面の中ではちょっとした格闘が繰り広げられていた。

「おい、そっち押さえろ」

花村が迅速にも舞台へ飛び上がって有紀の肩をつかみ、足の方を薮塚に押さえさせる。中継用の端末は袋田に継承されていた。

「おおっと、ヒカル選手、ここにきて激しい抵抗! これはどうしたことだ」

リングアナウンサーの煽りが突然の暴動を滑稽に彩る。有紀は暴れ、ブンブン首を振って何事かを絶叫していた。佳彦はただ棒立ちで微動だにしない。

「なんだなんだ」

金光も呆気に取られて事態を把握できないでいる。その横で前原はただ冷笑を含んでうつむいていた。

有紀の抵抗は佳彦を佳彦と認識した時点から始まった。散々人間性を否定されてきた有紀も、我が子による姦淫をそう易々と諦めへ解消することは出来なかったのである。

「(離せ! キ チ ガ イ!)」

脳内で周囲を罵っているが、考えは飽和状態でまとまらない。真に拷問に掛けられる恐怖を、彼女は今痛感したと言っていい。追い詰められ、もはやこの先は死あるのみと。

自分最優先で情愛の薄い彼女、お腹を痛めた子でありながら、それへ向ける視線はこれまで冷淡だった。それでも禁忌の関係は拒絶しようとする。彼女自身、これは一つの発見であった。だがその実は、背徳というより気持ちの悪さが先に立つのである。吐き気を催すような生理的なそれだ。

佳彦は怖がって、凶暴化した母に近づけないでいる。その時、その背をそっと押した男がいた。村本だ。勘のいい彼は佳彦の正体を察したのである。覆面女の中身が有紀でほぼ確定ならば、彼女のこの異常な暴れようと、目の前の少年から推して、さもありなんと仮説を立てることは容易だった。何度も金光邸を訪問している彼は、息子とも面識があったのである。

「ほら、金光さん!」

彼は佳彦を励ましつつ金光を呼び、相手が渋っていると、わざわざそこまで迎えに行って半ば強引に立たせた。もし金光が酔っていなかったら互いにこんなフットワークではなかったろう。

「プロレスですよ、プロレス! やっと女子プロがやる気だして、らしくなってきましたよ」

卑俗な村本の、それが愉しみ方だった。推定とはいえ夫である金光を相姦鑑賞の一等席へと誘いゆく。コバンザメの彼がどういう本性を抱いているか、これでよく分かろうというものだ。そうとは知らぬ金光は“もういいよ”などと面倒そうに言いながらも多少の好奇心を刺激されたと見え、連れられるがままに舞台の下まで行った。

舞台上では女体を取り押さえている二人が佳彦に行動を促していた。その陰茎はいまだ包皮にくるまれているというものの、十二分に性交の役に立ちうるコンディションだ。

彼は見た、毛の生えた穴の濡れてひくついている様子を。鮮烈な赤と沈んだ鼠色が混沌と渦巻いているのを。初めて目にする母の恥部、そして中。マスクの内は過呼吸のように鼻息荒く、心臓の拍動は全身を揺らさんばかり。そんな時、ちらりと脳裏をよぎるのは同級生の顔。自分より先に母を愉しんだ彼らだ。

「(ぼくのお母さんなのに)」

彼は一歩踏み出した。有紀は歯を食いしばって全身を硬直させる。仰向けで押さえつけられている彼女は、背中の筋肉が今にもつりそうだ。いよいよ逃げ場はなかった。

佳彦はまた一歩前進する。既に亀頭の先端が肌に接触するかしないかの位置に来た。だがここでしばし躊躇う。それは、勝手の分からないが故だった。世話焼きの薮塚が、頼んでもいないのに的を教え、あまつさえ陰唇を開いてみせる。恥をかきたくない佳彦は普段ならへそを曲げるところだが、今は素直に受け入れた。

「ウググ……」

有紀の大きく“い”の字に結んだ口から、声にもならない唸りが漏れ出る。彼女は固く目をつぶった。奇跡など起ころうはずもなかった。

次の一歩で、佳彦の男根はとうとう外界から姿を消した。

「入った! 入りました! なんとこの小兵レスラーが、爆乳大女を遂に征服しました!」

間髪入れずの実況が感動を押し売りする。もっとも、感動自体は確かに一部実在した。

「(あああっ!)」

えもいわれぬ満足感が佳彦の中心から広がり、体内をくまなく駆け巡っていく。“入れた”と思ったのは最初だけで、後はもうズルズルと勝手に沈んでいく感じ。あるいは飲み込まれていく感じ。強い感触はないが、ぬるい液体の中に全部浸けたような印象だ。

親子の肉体には今や一部の隙間もなくなっていた。生殖器のみにとどまらず、彼の中では全てが入った位の感覚がある。果たして、子が母の中に帰ったと言うべきだろうか。

有紀は硬直したまま動かず、目も開けない。ここに至りなば、全ては手遅れだ。しかし、状況は一瞬で終わるはずもない。

射精は挿入と全く同時に起こった。むしろ、噴出しながら入れ進んでいった観がある。

「あぁ……」

少年の口からか細い声が漏れた。尿道を抜ける快楽の極み。佳彦はどっぷりと射精していた、我が母の胎内で。自らが出てきた産道で。

精通だった。初めて陰茎から尿以外の汁を出した。だが怖くはなかった。焦りもなかった。これまで同年配の子 供 達が母の体を使って気持ちよさそうに搾り出すのをさんざっぱら見てきたから手本は十分だった。だから当たり前のように精通した、母の体で。

自慰すら未体験だった。だが性欲には目覚めている。衆人環視の中辱められる母を見て、激しく勃起した。ムラムラと興奮を覚えた。その解消方法、それはオナニーならぬセックス。それが自分を鎮める術だと知った。彼は童貞を捨てた、自分の母親で。

母の表情はよく分からない。セックスに同意は得ていない。だが問題はないと思われた。あんなに大勢のペニスを受け入れる女だ、どうして自分だけ拒絶されよう。

佳彦は初射精汁を漏れ出るに任せて母に注いだ。後から後から湧いて出るのが思春期の精液である。

一方、有紀の生理的嫌悪感はこの時ピークに達したと言っていい。胃液がこみ上げ、涙がこぼれる。

「(キモチワルイ)」

その感想が息子の人格否定に転化するのに時間は掛からなかった。それは世に数多いる蔑視の対象、すなわち彼女が日頃偏見の目で見ているモテない男達、就中オタクと呼ばれる連中と彼が同等であり、且つ自分の遺伝子とは相容れない、全て金光に端を発するものだと確信せしめた。

これも親の心子知らずというのか、そんな結論が出ているとは露知らず、佳彦はただ子種汁を注ぎ続ける。己を産んだ母を、子である己がまた孕ませようというのか。その子は果たして子か孫か。

「なんだい、あのちっちぇえのも動かなくなりやがった」

動きを止めた男女を見て、金光が回らない呂律で言った。

佳彦はそんな言葉も耳に入らず、父の前で母の膣内に射精し続ける。

村本が金光の肘をつついて言った。

「金光さんもどうぞヤッて下さいよ。オレもヤりましたし」


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、佳彦、袋田
▼廊下
比嘉、祥吾、雅也、矢板、高橋
▼中広間
服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、慶介、浩樹、竜二、小林、島田、鈴木
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


〈輪姦記録〉
挿入男根:32本
射精回数:94発
(膣56・口16・尻14・乳5・顔1・髪1・外1)


world200*40




テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

[2019/04/04 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#45-

 *

「なんだ、アイツ、もうイッてんのか?」

中広間で中継を見ていた竜二は、動かなくなった男女を見て拍子抜けした。

「仕方ねえじゃん、童貞ちゃんなんだから」

隣の浩樹が同じ画面を見つめながらフォローを入れる。手に持った袋からスナック菓子を取り出しながら。竜二もそこに手を伸ばし、映像を鑑賞しながら菓子を食う。飲食物は袋田が用意したものだ。

 部屋にいた残りの連中は、慶介や小林から説明を聞いて、ようやくこの性交が特別なものだと理解していた。

「ヘー……近親相姦って初めて見たな」

七里川が呟いたが、それはその場にいる全員に共通する事実だった。アダルトビデオの企画などではない、疑惑を差し挟む余地など微塵もない、正真正銘実の母子による相姦劇である。

「すごいな……」

謎の感慨が一同を包み込む。圧倒されて、ともすると正気付いてしまう。島田はそんな雰囲気に触れ、周りが事の重大さに気付いたものと思い、小さなため息をついた。罪深いことをしたものだと。

 だが、果たして他の者達は、そこまでの罪悪感は覚えていなかった。逆に、こういうシチュエーションに興奮を覚える趣味の者もたまたまいなかった。ただただ珍しい物を見た、という気持ちで、どちらかと言えばドキュメンタリー映像を見たような印象である。これは彼らが普段の親子をよく知らないから生じた現象だ。

 そこへ、彼らとは真逆の立場の者達がやってきた。比嘉、祥吾、雅也の三人である。廊下から部屋に帰ってきたものだ。三人はここに来る途中、一切言葉を交わさなかった。それは、有紀と佳彦に特別な思い入れがある故に、その強さ故に返ってであった。

「(アイツ、ヤりやがった)」

三人の脳裏に、在りし日のモンスターファミリーが浮かぶ。何故、彼は拒否しなかったのか、決して強制されたわけでもないのに。三人に佳彦の心情は分からない。いや、分からないからこそ、モンスターなのか。結局そう結論付けるほかなく、彼らはそんなトートロジーを暗澹たる興奮の中で反芻するのだった。

 *

「いや、おれはいいよ」

村本に参戦を勧められた金光だったが、言下にこれを退けた。だが、脈が全くないわけでもないことを、村本は太鼓持ちならではの勘で察していた。

「ヤッた方がいいですって。メチャメチャ気持ちいいんすから、この奥さん」

「おれは間に合ってるよ」

「いやホント。騙されたと思って。一発」

「しかしなあ……」

「何照れてんすか」

「照れやしないけどなあ」

金光にとって、村本のようにお祭り騒ぎするのにはまだ機が熟しきっていなかった。

「穴兄弟の契りを結んで下さいよ」

「ガハハ、なんでお前と兄弟にならんといかんのだ。いやだね、おれは」

 二人がそんなじゃれ合いを続けていると、横から舛添が会話に合流してきた。

「ああ、じゃあ、金光さん。わたし、先に行かしてもらってもいいですか。いやあ、恥ずかしながら、ヘヘ、こんなんなっちまって」

彼は膨らんだ股間を隠そうともせずに頭をかいてみせた。彼が先に行きたいのは駆け引きではなく本心からだった。

「ほらあ、どんどん先越されますよ」

村本は肘でつつきながら非難すると、一方で舞台上を指し示した。

「見て下さいよ。あんなガキだって、まだ粘ってんすよ」

一同が見れば、先程来のミゼットレスラーがいまだ股の間で頑張っている。

 佳彦はとうに一度射精していた。だが硬さは硬し、意欲はいまだ衰えずで、膣内から一歩も出ようとしなかった。射精して終わり、そういう常識が備わっていなかった為もある。

 周りの大人達も、少年の射精があまりに早かったこと、彼が初めてだったこと、そして有紀との特別な関係に配慮して、無理に引き剥がそうともしなかった。

「(コイツ、いつまで!)」

目を見開いて天井を睨んだ有紀は、一気に顎を引くと、息子を、否、前まで息子と思っていた男をキッと睨みつけた。恐怖、絶望から、嫌悪、憤怒を経て、憎悪へと感情が移り変わっていく。今や輪姦男達のこれまでの仕打ちも忘れて、佳彦への憎しみに心は支配されていた。

「(なんなの、コイツ!)」

助けもしない、拒みもしない。普通にペニスをおっ起てて、実の母親を犯す。

「(キ チ ガ イが!)」

そうじゃないかと、かつて疑ったことはあった。少し頭が足りないのではないかと。こういうことは、多くの母親が一度は危惧するものだ。だがまさか、こんな形でそれが証明されようとは思いもよらなかった。それと同時に、仮に世間一般よりは少なかろうとも、僅かばかりあったかもしれない母性愛が、この時完全に消滅した。

「(離れろ! この! このっ!)」

もしも足の自由が利いたなら、何度も蹴りつけてやっただろう。有紀は醜い獣を見るような目で、憎々し気に眼前の輩を蔑視した。

 だが、佳彦はそれに気づかない。なんとなれば、彼は両想いだと信じている。ムカデ競争のあの時、後ろにいた母が初めて言葉に発してくれたこと。あれが愛だと思い込んでいる。大輪姦劇を知った後にもかかわらず、むしろ美化さえして。

 *

 あの時何があったか、言うまでもない。

 スタートの直前、有紀は背後の高橋によって、さんざっぱら女穴をほじくり返された。それによって潮を吹かせられ、不本意にアクメする責め苦を負わされた。

 なおかつ彼は、である。号砲一下、己の分身をねじ込んできたのだ。

「ハッ! ンッ!!」

明るい日の光が有紀の瞼の上をグルグル回る。三人四脚の時と同様な、狭から広、陰から陽への極端な状況変化が、それに即応できなくなっている鈍い体の感覚を翻弄する。それ故に感じ方も体育館時代と異なって、あんなに挿入されまくってきたのに、まだ新鮮味のある鋭さで襲ってくる。

 高橋はピッタリと股間を密着させたまま前進する。憎らしい程器用な男だ。ジャージのゴムを玉袋の下に引っ掛けて、露出した竿をホットパンツの裾から潜り込ませている。手は縄ではなく、有紀の腰を掴んでおり、これはもう“立ちバック”ならぬ“歩きバック”プレイである。

「ヒッ! ハッ! ヒーッ! ハーッ!」

運動の呼吸が有紀は荒い。他のメンバーよりひと際大きい。彼女はその出っ張った胸を息子の背にきつく押し付けた。

「ちょ、そんなに押さないでよ」

即座に非難される。それに対し、ただ短く謝るのが今は精いっぱい。追い込まれた状況が、彼女の身も心も弱くしていた。

 そのまま直線で突きまくられ、コーンを曲がる所では、とうとう膝が耐え切れなくなり、その場にくずおれてしまった。将棋倒しになった間も、高橋はこれ幸いと突きまくってくる。有紀の尻にのしかかって、今度は“寝バック”だ。もはや隠す気もないとばかり、彼の腰は上下する。有紀の尻はブルルンブルルンと波立つ。

 息子の背に掴まりながら、母は産道を野太い棍棒でゴリゴリ削られ続けた。それは時間にして僅かの間だったが、弱り切った女にとどめを刺すには十分だった。もし彼女の顔を近くで見ることが出来たなら、その表情の著しい変化に誰もが気付いただろう。

「行くよ、ほら」

佳彦に手を取られた時、彼女は完全に女の顔で応えた。彼の背によだれを垂らしながら。

「やめて、もう……イ、イくから……イきます……アァ……」

そこに母親の面影はなかった。限界を超えた体は悲鳴を上げていた。もう女以上ではいられなかった。

 復路でも高橋の攻めは止まらない。おまけに彼の指示で、卑猥な台詞を言わされる羽目になった。従わなければどうなるか、考えるだに恐ろしかった。

「ごめんね、佳彦ちゃん、お母さん、おマンコ好き過ぎて、運動会中もガマンできないの」

一言一言、後ろから囁かれる言葉を、オウム返しに言っていく。その多くは、佳彦を意識したものだった。息子の後ろで母親を寝取っている、という状況が高橋にとって琴線に触れるポイントであり、彼はそれをさらに強調したいのだった。

 いくつかの台詞を言わせて、興奮の極致に達した高橋は、結局ゴールテープを切るより先に自分がフィニッシュした。たけり狂った男根が、膣内で跳ねる。

「佳彦ちゃんの背中で、お母さん今、中出しされてるの」

最後の言葉を言った後、有紀はまたしても絶頂した。オスの生命感あふれるたぎりに、女体が耐えられなかったのである。

 佳彦の愛する母は、こういう女である。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、佳彦、袋田
▼控え室
矢板、高橋
▼中広間
服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、慶介、浩樹、竜二、小林、島田、鈴木、比嘉、祥吾、雅也
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


〈輪姦記録〉
挿入男根:32本
射精回数:94発
(膣56・口16・尻14・乳5・顔1・髪1・外1)


羞恥の風




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[2019/10/01 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#46-


 *

「おっ、また動きだした」

画面の中の佳彦を見て、竜二が指をさす。

「やるねえ、“抜か二”か」

沼尻が言うと、森岳が、

「何、ヌカニって?」

と尋ねるので、それが“抜かずの二発”すなわち射精後も陰茎を抜き出すことなく次戦に挑む意であることを彼は説明した。

 そのやり取りを聞きながら、服部がスルメを噛む。袋田が持ってきた菓子やつまみを食べながら、一同は雑談しつつテレビモニターを見つめていた。さっきまでは立ち見であったが、今は皆座っている。

「コラ!」

缶チューハイに手を伸ばそうとして、慶介が島田にたしなめられる。酒やジュースも用意されていた。煙草を吸っている者もある。飲み食いしながら和気あいあいと集っている様は、さながら地域の祭りか何かのようだった。

 *

 一向に鎮まる気配のない肉茎を、佳彦は前後に微動させて快楽を探る。腰はまだ上手く使えない。だが、手本は散々見てきたわけで、やりたいイメージはつかめている。現に動かしだすと気持ちいいわけで。

 彼は夢中になって、眼下の蜜ツボをまさぐり続けた。集注するあまり、周りの状況も気にならない。

 そんな彼の背後では、すったもんだの末、ようやっと金光が重い腰を上げようとしていた。

「ヤッたことありますよね、複数プレイ?」

「そりゃあ、ある」

村本の挑発的な問いかけに、金光は即答する。今は一対一のセックスしかしないし、それしか興味がないが、若い時分は舎弟と結託して、何人もの女を無理やり乱暴してきた。ちなみに、村本にも学生時代にそういう経験がある。

 結局 金光は、なんだかんだでとうとう舞台に上がることになった。階段を上がりながら、ブツブツ言う。

「大体、プレイとかそういうチャラついた言い方じゃなくてだな、集団暴行とか、集団レイ――」

途中でふいに足元をふらつかせ、こけそうになる。咄嗟に鎌先が手を貸したが、彼はそれをうるさそうに振り払った。鎌先は肩をすくめて引き下がる。

「ウウー……ウ、ウ」

酒臭い息を吐きながらちょっと伸びをして、金光はノソリノソリと舞台中央へ向かった。

「イヨッ! 待ってました!」

客席の取り巻きが囃し立てると、

「うるせえっ!」

と言ってはにかみながら、右手を大きく掲げてから下ろした。

 佳彦の隣へ立つ。そして、彼の接続部を覗き込むも、少年はやはり全く気付かない。

 その間有紀は、努めて冷静に状況を見守っていた。彼女にとって、もはや佳彦を受け入れたこと以上の衝撃はないと思われた。と同時に、夫の登壇により、いよいよもって今日一連の悪夢に終止符が打たれるものと確信していた。

「(フッ……アハハ……これで終わり。何もかも終わり)」

心の中で自嘲しながら、彼女は静かにその時を待った。また、終わる時は呆気ないものだ、とも思った。

 それよりも今の関心は、佳彦が金光によっていかなる制裁を受けるかにある。間違いなくなんらかの鉄槌は下るだろうが、その時の佳彦が見ものだと思った。この坊主ときたら異様なまでに父親を恐れているのだから。

 暗い期待の高まりだけが、彼女の今の慰めだ。我が世界の崩壊に際して、もはやほかに何もない。夫――それは平生彼女が財布や金庫位にしか見なしていない物――が、どんな反応を示すかにも興味はあったが、もう想像するのは面倒だった。どうせもうすぐなるようになる。

「(みんな傷つけばいい!)」

家畜のように裸で縛られて、皆に交尾を見られて、しかも交尾相手が息子で、傍に夫も来て……そんな女の心の内は、茫漠たる荒野の如く荒れ果てていた。

「おい、ボウズ、そろそろ代われや」

金光が唐突に佳彦へだみ声を浴びせかける。“ドラマが始まった”と有紀は意地悪にほくそ笑んだ。一方、佳彦はこれでも無反応。そこで、金光がもう一度何か言おうとした時、村本が口を挟んだ。

「金光さん、後ろが空いてるじゃないですか」

「ん? 後ろ?」

言わずもがな、それは肛門のことだった。実は金光もそれは承知していた。知っていて、あえて“前”を選択したのだ。

「ア・ナ・ル!」

村本が指をさして念を押すように強く言う。その上で尋ねた。

「ヤッたことないんすか?」

「うん」

素直に頷く金光、この時ばかりは、いともあっさりと。彼は、汚らしいと思う肛門性交を、どうしてもやりたくなかったのである。

「てことは、アナル童貞なんすね?」

「いや、童貞っておかしいだろ……」

目下の者に自尊心を煽られて、金光はやや気色ばむ。

 そのやり取りを見ていた舛添がまた申し出た。

「あのぉ、ヤらないんだったら、わたしに先ヤらせてもらえます?」

場を和ませようという意図もないではないが、やはり本音は早くしたいのである。

 そんな彼に、ふと村本が問うた。

「舛添さんって、アナルヤッたことあるんすか?」

「おれ? あるある、もちろんある、好きよ」

答えを聞いて、村本が視線を移すと、それに応えるように猪瀬が自ら告白した。

「おれもあるよ」

直後に彼は、

「風俗だけど」

と付け足したが、それはこの際問題ではなかった。

 追い打ちをかけるように、薮塚が口出しする。

「オレもありますよ! あと、あっちのオジサンも」

薮塚が親指を立てて指し示した先で、袋田が“言うな”みたいな顔をして手の平を上から下に振っている。

「ねえ、普通ありますよねえ」

村本が真顔で言うと、花村もウンウンと頷いていたが、これはウソである。彼はまだ経験がない。

「ウーム……」

あまりにも皆が経験者だと知らされて、遂に金光は黙ってしまった。すると、彼の不安を鋭く察した鎌先が、やんわりとフォローする。

「意外と汚くはないんですよ。特にヒカルちゃんの場合は事前にしっかりと洗浄していますし」

ここで鎌先は有紀の黒い洞穴に指を向けて断言した。

「それ、もう完全に性器ですよ」

舛添も追加で後押しする。

「アナルヤらせてくれる女なんて、みんなじゃないからなあ。貴重なもんですよ」

それを聞いて村本の放った次の一言が、結果的に金光の背中を押す決定打となった。

「奥さんじゃ出来ないことをヤるからいいんじゃないですか」

「ウーン……そうかあ?」

金光の重たい足が、有紀の背後へとゆっくり動き出す。

「(え……?)」

有紀は呆然として固まった。夫がすぐ真相に気付く展開しか、彼女は考えていなかった。

「(なに……? アナ……ル?)」

夫がアナル。ついぞ考えたこともなかった。彼女だって今日まで処女だった。それはとりもなおさず、彼が夫だったからでもあるわけで。

「ここにか……?」

ぽっかり空いた口を見下ろし、金光はベルトを緩める。鎌先がさりげなく遠巻きに後ろへ寄ったが、特に手伝うことはしなかった。さっきの二の舞はごめんである。それに、穴に入れるだけのこと、馬鹿でも出来るだろう。

 やがて、金光はいちもつを取り出した。一応勃起していたが、まだ本調子ではなくブヨブヨしていた。その根元を握って、彼は覚悟を決める。

「よし!」

 その時になって、佳彦はやっと視界にその存在を捉えた。彼にとり絶対的存在、恐怖の権化、父の姿を。

 脇から支える薮塚と花村が、金光の入れやすいように有紀の角度を工夫する。何しろ、“前”の佳彦と親父とでは、かなりの身長差があり、“サンドイッチ”がしづらい。

 彼らの気遣いに押されて、佳彦は少し後ろへよろめき後ずさった。途端に、脇の両名も姿勢を崩しそうになる。それを見て、金光が声を掛けた。

「おい、しっかり立てよ、ボウズ」

期せずして、まるで父親らしい物言いになった。

 佳彦は思わず俯いて視線を逸らす。いつもとおんなじだ。気後れして逃げ出したくなる。先程まで愉しかったのが嘘のよう。ペニスも入っているのだか、なんだか分からなくなってきた。

 他方、有紀は有紀でゾーッと薄ら寒い気持ちを禁じえなかった。

「(親子で……この人ら、親子で何してんの? 親子……よね?)」

 彼女の尻の穴に、亀頭があてがわれる。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、佳彦、袋田
▼控え室
矢板、高橋
▼中広間
服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、慶介、浩樹、竜二、小林、島田、鈴木、比嘉、祥吾、雅也
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


〈輪姦記録〉
挿入男根:32本
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(膣56・口16・尻14・乳5・顔1・髪1・外1)


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[2019/10/02 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#47-

 *

「さあ、飛び入り参加の挑戦者さん、いよいよ初アナルです!」

鎌先のアナウンスが室内に響く。

「おお、おお、とうとう家族でヤるってか」

缶ビールを煽りながら、テレビを見つめる小林。その隣で腕組みしている島田は、

「(来るところまで来たな……)」

と、感慨深げに唸った。ざまあみろ、などという気持ちはとうになく、恨みが自分の手を離れて独り歩きしていくのを遠くから見守っているような不思議な感覚。

「どんな気持ちなんだろうな」

浩樹は佳彦の内心を推し測り、次いで傍の友人に問うた。

「お前出来る? 親父と3P」

「は? 出来るわけねえじゃん。気持ち悪い」

竜二はチキンナゲットをかじりながら、吐き捨てるように答えた。心からの意見だった。

 佳彦の同級生二人も全く同じ考えである。彼らにとって、この数奇な運命をたどる親子の心情は、あまりにも想像の枠を超えていた。

 *

「こういうのも“親子丼”っていうのかな」

控え室から袖の方へ身を乗り出しながら、ギラギラした目を舞台へ向ける高橋。

 後ろにいる矢板は、その異様な興奮ぶりにやや距離を置きながら、黙って成り行きを見つめていた。

 彼らが窺い見る先で、金光が今にも結合しようとしている。ガニ股になって腰を落とし、手で位置を調整しながら。

「(狂ってる)」

有紀は寒気を感じていた。夫婦の営みが気持ちよかったことなど一度もないが、ここまで嫌悪感を覚えたこともなかった。

「(気持ち悪い)」

妻と知らず、また向かい合うのが我が子とも知らずに挟み撃ちし、妻の肛門で初めての性交を試みようとする夫。父の目の前で母を犯し、あまつさえ父と共同でそれをまだ続けようとする息子。夫と息子と同時に性交しようとする妻であり母でもある己。そして、それらを仕組み、鑑賞しようとする悪趣味な連中……

 この異常すぎる状況に、マスクの下は顔面蒼白。これまで蓄積されてきた淫肉の火照りもどこへやら、冷や水を浴びせられたように呆然となる。

 そこへ、金光が押し込んできたものだ。

「(は、は、入ってくる)」

ブヨッとした輪郭の太いモノが、便よろしく穴を塞ぐ。その感覚は性というよりもっと生理的な感じだった。今日今までされてきた時は、どんなに不本意でもあくまで性の一環として捉えられたものだが、今度のは決定的に何か違う。夫と妻という唯一許された関係でありながら、それが返って不自然さを生じ、特別な痴情を遮断している状態。

 有紀は口枷の下でいの字に口を結び、奥歯を噛み締めた。ただただこの気色の悪さ、狂気の悪夢に耐えるのみだった。一体こんな所業の何が面白いのか、男らの愉しみ方がさっぱり分からない。これならただの輪姦の方がマシだ、などという極端な考えもチラリと浮かんだ。

「どうですか、初体験のご感想は?」

全部入った頃合いを見すまして、司会者がインタビューを始める。

「ん……キツいな」

問われた方は素直な感想を述べた。彼の陰茎はズルズルと押し込まれ、そのまま根元まで埋まっていた。

「でも、立派にマンコになってるでしょう?」

「そう、だな」

異存はない。確かに彼の基準からいっても性具として申し分なかった。

 鎌先の視界を、舞台袖から覗く高橋の顔が一瞬かすめる。その喜色満面を見て、彼はふと思いついて言った。

「どうです? 奥さんじゃあ出来ないでしょう?」

彼個人に金光への思い入れはないが、寝取られ夫をだしに使うのは、趣味として好ましい演出だったのだ。

「あ、カミさん? ないない! ヤるわけない!」

「どうです、これを機に、今後奥さんも開発されてみては?」

「いやあ、いいよ、アレは。面倒だ」

鎌先のこの趣向は高橋にとって大当たりだった。もう有頂天になって小躍りしている。

「(バカだ、アイツ! 今ヤッてんのが嫁だろうが。“ヤるわけない”だって。ソイツもうヤりまくってんだよ! 何本もチンポぶっ込まれて、ケツの穴ガバガバなんだよ。あっ、そうか、ガバガバだから分かんないのか。ガバガバにされた嫁のケツ見るの初めてだもんな)」

目の縁に涙さえ溜めて笑っている。もし声を出せる環境だったら、大笑いして喝采を送っていただろう。

 金光は本腰を入れて動かし始める。穴の中で肉壁に握られ、彼の肉も引き締まりだした。

 硬くなるのは女体でもすぐに分かる。

「(こいつは何を考えて……)」

妻の正体にも気づかず、ということは他所の女だと思って、それも初めてヤるという肛門性交で勃起。愛人がいることは先刻承知であるが、ここまで見下げ果てた変態だとは思わなかった。有紀は金光を、あくまでも性欲旺盛な中年男位の認識でしか見ていなかったのだ。バイタリティ溢れる実業家によくいるタイプと、彼女の中でなんとなくカテゴライズされる程度の。そもそも、彼自体に興味がないということもあったが。

 輪をかけて意外なことには、勃起しているのに全然性的興奮に結びつかない。決して背徳感で興奮を覚えてきたつもりはなかったが、ほかの男だったら体が反応していた。無理やりでも発情させられてきた。ヤられていることは同じなのに、この結果の差はなぜだろう。有紀には答えを出せない。ただ言えることは、冷めていく一方ということ。とにかく不愉快。

 夫は彼女と反比例式に激しさを増していく。急性不感症に罹った尻穴性器に己の欲棒を突き立て、むさぼるように独りよがりに愉しむ。

 一方、それと反対に失速していたのが息子の佳彦だ。少年は父と相対した瞬間から戦意を喪失していた。

「(いつまで入れてんだ)」

有紀がイライラと見下すのも無理はなく、硬直も溶け始め、なぜ挿入を継続しているのかも分からない状況。

 もうこのまま終わってしまうのか、しかし、そう思われた時、彼を司会者のある一言が救った。

「さあ、新挑戦者、ガンガンアナルを攻めておりますが、対するミゼットレスラーも負けてはいられません。ここは意地を見せてほしいところ。もうひと頑張りして、ヒカル嬢をイかせられるか。いや、イかせてくれ!」

ハッとして佳彦は顔を上げた。

「(そうだ、マンコは僕が入れてるんだ)」

その身に勇気が湧いてくる。父と取り合っている、これは勝負だ。対等の勝負だ。母の膣を攻め、アナルの父ではなく、自分がイかせるのだと。

「(お母さんは……お母さんは……)」

生まれて初めて父に立ち向かう。その時、少年の分身はこれまで以上に力み返っていた。負けられない戦いがそこにあった。

「(お母さんは、僕の女だ!!)」

息子は満を持して躍動を再開した。ちょっと押された父親も、すぐに立て直して腰を振る。間にいる母を、妻を、父と子は二人して、パコパコ、パコパコと突きまくった。

 もはや涙を流して指差し笑うのは高橋。

「(スゲーよ、コイツら! 家族で3P二穴挿しとか。変態一家だな。マジで、頭おかしいだろ!)」

 ただどんなに嘲笑されても、当人らは自覚がないから仕方ない。息子が必死で母を突き上げれば、父もアナルを突き下す。補助を買って出ている薮塚と花村は腕が痺れてきて互いに顔を見合わせ苦笑した。それに頓着することなく、親子は夢中で摩擦する。

「(まだだ、まだイくもんか! どうだ、お母さん! お父さんより気持ちいいんでしょ? 僕のオチンチンの方が、お父さんより気持ちいいでしょ?)」

「(よく締まるな……なるほど、確かにアナルも美味いもんだ)」

「(早く終われ。このキ チ ガ イ親子が!)」

家族三人、三者三様の思いが交錯する。

 されるがままに親子間で弄ばれる有紀。その乳房に男達の手が伸びたのはほとんど同時だった。

「あ!」

「ん!」

父と子の手が乳の上でぶつかって、互いに声を上げる。だがどちらも引かず、奪い合うようにして両者はそれを揉みしだいた。父の手が子の上に重なる時もあれば、またその逆の時もある。

 子の側にとってこれは重大な挑戦であったが、父の側では、それが鬱陶しいと思いこそすれ、さほど重要な案件ではなかった。それよりも、別な思い付きが彼の中で芽生え始めていた。

 それは、背中越しに両の乳房を持ち上げた時だ。

「(この重量感、どこかで……)」

ズシリとくるそれは、ちょっと容易にはお目にかかれない程のボリュームであったが、彼にとってはむしろ馴染み深いものであった。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、佳彦、袋田
▼控え室
矢板、高橋
▼中広間
服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、慶介、浩樹、竜二、小林、島田、鈴木、比嘉、祥吾、雅也
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


〈輪姦記録〉
挿入男根:33本
射精回数:94発
(膣56・口16・尻14・乳5・顔1・髪1・外1)


官能小説セレクション




テーマ:官能小説 - ジャンル:アダルト

[2019/10/03 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#48-

 *

「おいおい、あのオッサン、マスク剥がそうとしてるぜ」

竜二のそんな指摘を聞いて、ちょっと目を逸らしていた者達も一斉にモニターを注視した。見れば、確かに金光が有紀のマスクに手を掛けている。

「ヘッ、いよいよ感動のご対面ってか」

慶介がフライドポテトをかじりながら言った。

 その後ろで、比嘉がゴクリと固唾を飲んで見守る。

 *

“この町の女”であり“稀に見る爆乳”の持ち主。こんなに恵まれた容姿の者がそう身近に何人もいるものだろうか。金光の中で、今一度忘れていた疑念が湧き始めた。

「(そうだった、一応調べるんだった、一応)」

あるわけない話だとは今でも思っている。第一、妻の尻の穴はこんなに拡がってなどいないし、そもそもアナルセックスをしたことがないはずだ。

 彼は半信半疑でうなじに手を伸ばした。有紀には身体的特徴がある。それは、うなじの毛の中に、トライアングルに並んだ三つのホクロがあることだ。今は髪の上からさらにマスクで覆われていて確認出来ない。必然的に覆面の裾をめくることになる。

 すると、そこに手を掛けた瞬間、すかさずレフェリーの制止が入った。

「ウェイッ、ウェイッ!」

鎌先が金光の手を掴む。

「駄目ですよ。マスクを剥がすのはルール違反です」

「いや……」

誤解だと言いたいが、説明するのは面倒である。妻かもしれないと疑っている点も知られたくない。

「(チッ、なんだよ。いっそ脱がしてやればいいのに)」

袖の高橋は物足りなく思った。それでも欲棒は隆々だ。

 一方、その時その瞬間の有紀は、身の縮こまる思いをしていた。

「(バレる!)」

咄嗟にそう感じた。もし正体がさらされれば、この狂った宴に終止符が打たれる。だからこそ、先程はそれを覚悟した、つもりだった。が、いざその可能性が現実味を帯びだすと、途端に怖くなったのだ。諦めきれない、人間のサガである。

 彼女のそんな防衛本能は即座に体へ反応を及ぼす。心身の緊張は随所の筋肉を収縮させた。

「ん、ぐ……!」

括約筋に締め上げられ、金光は思わず顔をしかめる。急激な変化が、目下の課題を見失わせた。朝から呑み続けの頭ではなおさら頼りない。

「ええい……クソ……ッ!」

踏みとどまれなくなった彼は、そのまま終えるしかなかった。諦めて出し入れを加速する。

 他方、膣の収縮も相当なものだった。

「あっ! ああっ!」

思わず喘ぎながら、佳彦は快感に震えた。もう動けない。僅かでも動けば、漏らしてしまう。いや、動かなくてももう無理だ。ここに至って、彼もまた最後の攻めに出るしかなかった。

「(お母さん! イく! イくよっ! 一緒に、イッて!)」

父と子は溜まった種を全部出し切るつもりで、パンパン腰を打ち付けた。やはり血は争えない。土壇場でそっくりの選択をする。間もなく、

「(イくっ!!)」

親子揃って絶頂。全く同時だった。妻の尻、母の膣に劣情汁が一斉に流れ込む。

「グッ……」

眉間に深い溝を作って、その違和感に耐える有紀。体内に染み込む熱に反し、その身は冷え切っていた。

「(終わった……)」

今は安堵の思いで夫を外へ送り出す。金光は、フーフーと息を荒げながら、ベトベトに濡れそぼった陰茎をズルリと抜き出すと、ダラッとだらしなく垂れ下がったそれを服の中に仕舞った。

 その横手から彼を押し出すように舛添が並んでくる。彼は金光が放出した瞬間から早くも舞台に上がっていた。

「お疲れさんです、先生」

「お、おう……」

金光はまた少しフラフラしながら、彼へ場所を譲った。何か心に引っ掛かっていた感覚はあるが、もう思い出せなかった。とりあえず射精した満足感だけを持って舞台を降りていく。

 その父が傍を通り過ぎるのを佳彦は優越感に浸って見送った。まだ挿入を続けている彼は、父が先に出ていったことで自分が“勝った”と解釈したのだ。彼はまだヤり続けるつもりだった。

 しかし、それは許されないことだった。

「ボク、オジサンに代わってくれるかな」

猪瀬が少年の肩に手を置く。交代の要請である。

 だが、佳彦は譲らなかった。無視を決め込んで合体を解かない。

 そこで、今度は司会者が言った。

「アナル、ヴァギナ、双方の挑戦者、中出しが決まりましたので、選手交代となります。……ミゼットレスラー君、バトンタッチ」

 それでも佳彦は聞こえないふりで続ける。平生の我儘な地が出たのだ。ただ、学校ならこれで通せたが、今は大人の、それも狂気の世界である。

「おい、交代しろ」

薮塚は威圧的に言うと、要請にとどまらず、今度は少年の体を掴んで引っ張った。これには敵わず、佳彦は、最後は自分の意志でというものの、不承不承合体を解かざるを得なかった。彼のまだ勃起した陰茎が、その不本意さを物語っていた。

「(後でまた……)」

次回を期し、彼は脇へずれる。

 その眼前で、母は早くも次の客をとり始めた。今度は尻に舛添、膣に猪瀬が収まる二穴挿しである。

「オブ……オブゥ……」

新しい男達を迎えて、有紀は呻いた。先程来の嫌悪感が取り払われただけで、些か爽快である。同じ機能を持つ道具の、同じ意図の行為なのに、さっきと今とでは決定的に違う。不安と違和感の勝り過ぎたのがよくなかったのか。ある種の安心感が必要なのか。彼女にはよく分からない。

「(アイツ、まだ見てる……)」

横目で窺うと、手持無沙汰に立ち尽くす佳彦が視界に入る。近親という最も禁忌の関係。逆に、夫婦という最も認容される関係。両極端のそのどちらもが、彼女の体に火を点けなかった。

「オォ……ン……」

二本の肉棒が前任の吐き散らかしをこそぐと、有紀は久しぶりの鳴き声を漏らした。

「(お母さん……?)」

媚びた印象の吐息に佳彦は少しく動揺する。客観的に眺めた時、こういう感じ方を自分の時にはしていなかったような気になる。

 有紀の視界がとろけ、佳彦の存在が消える。彼女の淫肉は、この時再スタートを切ったと言っていい。

 それを見た薮塚が、もう辛抱たまらんとばかりに鎌先へ問うた。

「ねえ、口は使えないの? もうこれ外してもいいんじゃないすか」

 有紀が装着している口枷を外す提案である。これを外せば口淫が可能となる。と同時に、当然発言も可能となる。有紀はそれを聞き、確実に意味を理解していた。ここで夫に全てを明かすか、彼女に決断が迫られていた。

 他方の夫、舞台を降りて膳の前に戻っていた。

「いやぁ、疲れた」

相変わらず置き物のような前原に愚痴っぽく感想を語る。そうして、袋田を呼ぶと、

「風呂湧いてるって言ってたな」

と、尋ねた。

「へえ、湧いていますよ」

答えを聞くと、ゆらりと立ち上がる。疲れと汚れを落としたいのだ。前原を誘うが、先に入ったからと固辞される。

 そのやり取りを見ていた鎌先が持ち場を離れて寄って来た。

「お話し中すいません。あの、それで、このショーのお代を先にお支払い頂きたいですが」

「何? 支払い?」

「はい。うちも商売なもんで」

金光は袋田の顔を見る。すると、袋田も頷きながら、

「ええ、ここの部屋代とはまた別で……」

この際自分の所の代金も併せてアピールする。

 途中まで聞くと、金光は“分かった分かった”とうるさそうに手を振り、

「いくら?」

と、鎌先に向き直った。

「通常おひとり様五万二千円のところ、大輪館様ご利用ということでサービスさせて頂きまして、合計五万円ポッキリになります」

「五万? 高いね」

「いえいえ、スペシャルコース付きでこれですから、業界の相場から言っても破格ですよ」

「そうかあ? ……今日あんまり持ってきてないからなあ」

金光はブツブツ言いながらも、財布から紙幣を出すと、いかにも惜しそうな手つきでそれを渡した。

「あの、全員のお客様の分も先生がもたれますか?」

「なんでだよ! ほかの奴のはほかの奴が出すよ」

「承知しました」

 そんなやり取りが行われる中、有紀の口枷が外された。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、佳彦、袋田
▼控え室
矢板、高橋
▼中広間
服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、慶介、浩樹、竜二、小林、島田、鈴木、比嘉、祥吾、雅也
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:35本
射精回数:96発
(膣57・口16・尻15・乳5・顔1・髪1・外1)


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[2019/10/04 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#49-
 
 *

「あれ、やっぱなんか外すみたいだぜ」

「ああ、あれだよ口のやつ」

「猿轡?」

「なんとかいう名前だって言ってたな、あのオッサン」

「ボール……なんだっけ?」

“ボールギャグ”である。視聴者は中継映像を肴に飲み食いしていた。

「でもさ、あれ外したら、しゃべっちゃうんじゃない?」

竜二が疑問を口にしたが、実際それは他の者にも気になるところだった。その中には、別にしゃべられても構わない者もいれば、そうでない者もいる。

「さあ、これからどうなりますでしょうか」

ひと事みたいに言う小林。こちらは自分のことを暴露されても気にならない口だ。酔って気が大きくなった所為もあるが、最初から当人に顔も知られているし、この期に及んで焦っても仕方がないと思ったのである。

 他方、祥吾と雅也は恐れていた。彼らは自宅に“金光邸へ泊まる”旨を連絡した後で、この嘘が果たして良い選択だったのかどうかと不安になっていた。

 *

「アガハァー……」

口を塞いでいた玉が取れて、有紀は大きく息を吸い込んだ。間もなく肉棒でまた塞がれるだろうが、その前に声を発する方がもちろん早い。彼女は夫に視線を定めた。

 その頃、相手は部屋の奥からこちらに向かって大きく呼びかけていた。

「おい、村本君、風呂行くぞ、風呂」

「へ、風呂ですか」

呼ばれた方は名残惜しそうに、しかし拒むことは出来ず、仕方なしに舞台から遠ざかる。やってきた彼に、金光はさらに言った。

「ああ、君、プレイ代払わんといかんよ」

「え、金要るんですか?」

「そりゃそうだろう」

二人がそんな会話をしているのを、有紀は遠めに見つめていた。ケチで人望がない夫。いつも通りの態度だ。そう、ついさっきしていたことも忘れ、すっかり興味を失った今こちらには目もくれず、もはや有紀など置き物のごとし。

「(コイツが当てになるだろうか)」

答えは自明だった。妻の為に動いたことなど一度もないではないか。いつも自分のことだけで。

 彼女が逡巡している僅かの間に、男達はフォーメーションを変更。猪瀬が仰向けになり下から、舛添が後背からそれぞれ突っ込む体勢となって、薮塚と花村が代わる代わるに口淫を強いることになった。

「ほら奥さん、お口が寂しかったでしょ」

薮塚が先行で口に挿入する。有紀は拒むが、結局くわえさせられてしまう。ボールギャグの所為でベトベトになっていた口周りと、彼の男根が共にヌメヌメと光を反射した。

 男なんて勝手な生き物だ、なんて、今更悟りを得たかのように謳うつもりはなかったが、続柄にも濃淡がない点に有紀は初めて気づかされた。それは同時に、先程までの課題に一応の仮説を打ち立てさせるものだった。

 つまり、我が身をむさぼった男共は皆自分本位であるが、その中に含まれていた家族はこちらの仲間であるべしと無意識に信じていたのが問題だったのだと。妻の裸を見て正体に気付かない夫や、知っていて救出したりせめて抵抗したりもせずに率先して悪事に加担した息子。そういう心のつかえが、性的反応を阻んだのだと彼女は結論付けたのである。

 そんな中、薮塚は、

「三つの穴を全部塞いでもらわないと気持ちよくなれないよね?」

と、調子づいて有紀を辱めた。彼女の理論と全く一致しない見立てだ。有紀はただ、口を大きく広げ、太くて硬いものを喉奥まで挿し込まれる苦しさの中で、しかし、いつしか瞳をとろけさせ、割れ目から愛液を滴らせていった。

「オーイ、君らも風呂行かんか?」

遠くで夫が呼んでいる。猪瀬と舛添は、

「もうちょっとで終わりますから、先に行ってて下さい」

「奥さんが気持ちよくて……すいません。ああっ、しゃぶらされて、また締まりが良くなった」

と、口々に答えて行為を継続した。金光はあっさり見限って、村本を連れて部屋を出ていく。

「スマンが、宿代の方は事務所に請求書を送ってくれるか」

先導に立つ袋田に掛けたのが、この大広間で聞こえた彼の最後の声となった。

 有紀はとうとう助命嘆願の機会を逸してしまった。もっとも、今の彼女は四人の男との性行為に忙しい身となってしまい、ほかへ気を回す余裕をなくしていた。リスタートしたその淫肉は、やはり慰み者として即応機能してしまう。まさに鎌先が賞した“輪姦向き”の体質を証明する結果となっていた。

 花村のモノを深く押し込まれる。交代した薮塚の分は左手で握り締めさせられた。無理やりくわえさせられて、頭を掴まれ出し入れされるので、右手は竿を支えることを許されず、不安定を回避する為に自然と花村の腿に巻き付ける格好となる。傍目にはまるで媚びているようだった。

「おお、いいアナルだ。粘り付いてくる」

剛直を埋めた肛門を見下ろしつつ、舛添は快感に打ち震えた。二穴挿しが生む初めて知る快楽が彼とその相方である猪瀬を一種の感動に導いた。一体こんな世界があるものかと。

 この行為を目の当たりにするまでは、両人とも複数プレイをしたいとは思いもしなかった。独り占めする方がいいと決め込んでいた。ところが、いざ目にしてみると参加せずにはいられない誘惑がある。有紀の肉体美には大いにそそられたし、何よりこの痴戯自体が愉しそうだった。

 そうして始めてみるとどうだ、二本の肉棒が内部で擦れ合って絶妙な刺激を生むではなか。直接ほかの男と触れ合うと想像すれば気持ち悪いが、実際はそうではなく、強くなった圧迫の中で、ただひたすら女の味わいが増すのである。これはもうヤッてみないと分からない。

 このことは女の方にも、いや女の方にこそ強く言えることである。現に有紀は三本の男根を難なく身内に受け入れているではないか。これが正ポジションだとばかりにすっかり当たり前に。本人がどう考えようと、結果が全て。彼女はヤッてみたら出来た人であり、且つそれで何度も絶頂させられてしまったのである。

「……く……ッく!」

“イく”と言った。花村から再び薮塚へ渡る刹那に。それが口枷を外されて最初に発した言葉だった。マスクの下の表情こそ悔しそうに眉根を寄せていたが、言葉は正直になっていた。

 結果的に小休止となった親子の時間を経て、女体は再び燃え上がった。腹の奥がカーッと熱くなって、汗も全身から吹き出す。求められ、自分の位置を再自覚する。真に存在を認められている感覚。前の部屋でぼんやり感じていたものが、夫の態度を前にして余計浮き彫りになったものだ。

「うわあ、エロいなあ奥さん」

薮塚と自分の間を行ったり来たりして肉茎をパクついている有紀を見下ろし、花村が気持ちも新たに言った。この女を選んだこと、この女を輪姦する愉しさを改めて噛み締めたものだ。もし有紀ではなく、例えば今日の運動会に来ていた他の人妻であったなら、ここまで愉しめなかっただろうという確信がある。そういう意味で、男から見ても彼女は“輪姦向き”だった。その容色、匂い立つエロティシズムに刺激されて、欲情が止まらない。

「ンブゥアァー……」

唇の膨らみを乗り越え、よだれの滝が猪瀬の腹に垂れる。有紀の口は締まりがなかった。同様に緩んできた精神で先程来の感覚が渦を巻く。男達にエロスを感じられ、素直に劣情を向けられることによる一種の快感。これが確かにあって、次いで極めて無邪気に体を求めてくる彼らへの母性みたいな優しさが湧いてくる。続柄や身分を超えた、純粋な肉体に対する評価、これが輪姦の正体であるように彼女は解した。

 もっとも、こういう解釈は自尊心を守るのに都合がよいとも取れる。誰しも己を正当化しないと存在し続けられない。血脈を憎悪してみたり、快楽に流されたり、要するに希望通りの選択にその都度フラフラしているだけだ。

「おお……おっ、おおっ!」

猪瀬は射精しそうだった。だがこういう場合、“イく”などと言う習慣がない彼は、それを宣言するのが気恥ずかしく、終わらせ方が分からなかった。それで黙って精液を発射し、目を閉じて動かないことにした。女体に騎乗されている体勢上、抜け出しにくくもある。

 すると、舞台に戻っていた司会者が目ざとく見つけてくれた。

「おおっと、ヴァギナの挑戦者、フィニッシュか!」

猪瀬は目を開け、はにかみながら頷く。

「お見事! 中出しを決めました!」

その宣言に連れて、彼が抜けやすいように周りが動く。口淫の両名は有紀の腕を取って引き上げた。すると、猪瀬が起きようとするタイミングで、ちょうど相方も腸内射精した。

「ああ、待ってくれ、おれも……出る!」

「アナルもフィニッシュ! ダブル中出しが決まりました!」

二人の中年がほくほく顔で輪から外れる。

「いやあ、気持ちよかったな」

感想を言い合いながら、彼らはそのまま部屋を出て行った。主人と風呂場で合流する為である。

 彼らと入れ替わりで、花村と薮塚、二本の勃起が動く。さらに袖からはもう覆面なしの高橋が出てきた。有紀が入れる次の三本である。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、花村、藪塚、鎌先、佳彦、高橋、矢板
▼中広間
服部、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、慶介、浩樹、竜二、小林、島田、鈴木、比嘉、祥吾、雅也
▼大浴場
金光、村本、袋田
▼移動中
猪瀬、舛添
▼?
前原
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:35本
射精回数:98発
(膣58・口16・尻16・乳5・顔1・髪1・外1)


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[2019/10/07 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#50-
 
 *

「なんだよ、あのオッサンまたヤんのかよ」

竜二が不服そうに画面の端の高橋を指さす。

 カメラは薮塚の手を離れ、随分前から定点に固定されていた。その為、一応全体の展開は追えるものの、角度によっては見づらい場面も多かった。

「ていうか、もうお客さんいなくなったんだから、あっちに行ってもいいんじゃね?」

慶介の言葉に同意して、我も我もとその場の者達が部屋の移動を始める。

 そんな中、比嘉が島田の傍に寄って、別な提案を持ち掛けた。島田も思う所あるらしく、大いに頷いている。二人の視線は、まだ舞台上に居残っている佳彦に向けられていた。

 *

「おお、これがアナルか」

にやけた面で呟いて、花村が排泄穴を突き下す。さっきは経験者を装っていたが、これで晴れてアナル童貞卒業である。実は薮塚も、有紀の肛門はまだ試していないので使いたかったのだが、ここはアナルファックそのものが未経験だと打ち明けた花村に先を譲り、自分は本日四回目の膣に甘んじた。

 高橋は口を使いながら花村の感想を聞き、

「何、そんなにイイの? やるね、奥さん! アナルも名器か?」

と言って、まるでペットを愛しむように彼女の髪をグシャグシャと撫でた。役割を終えた覆面は既に剥ぎ取られていた。

「さすがに夫をイかせただけのことはあるな」

彼はこうも言って笑った。すっかり上機嫌である。

「でも金光の奴、自分のカミさんとヤッてもまだ気づかないなんてバカ過ぎるよな」

彼の手が相変わらず髪の毛をまさぐる時、うなじの中にある彼女のホクロが見え隠れした。金光が確認しようとしたものだ。

「知り合いに目の前でマワされてさ……そんで、おまけに自分はケツの穴だぜ」

「好きだねえ、あんたはそういうノリ」

呆れたように鎌先が評する。彼と矢板は周囲で成り行きを見守っていた。

「だって息子と二穴挿しだよ? 自分の息子が母親に中出ししてんの、目の前で。その間に自分はケツマンコ。なんにも知らないでさ。知ったらどんな顔するんだろうね」

唾を飛ばして高橋はまくしたてる。まだしつこくも先の趣向を味わい尽くすつもりだ。彼は佳彦にジロリと目線を向けた。

「お前はどうよ? 親父と一緒にお母さんレ イ プしてどうだった?」

佳彦は黙っている。律儀にもまだマスクはかぶったままだ。彼は答えなかったが、その陰茎はピーンと起立していたので、それを見た高橋はあえて追及しなかった。

「仲のいい家族なこった」

そう吐き捨てると、ヘラヘラと笑う。

 そこへ、仲間の男連中がガヤガヤと入ってきた。

「こりゃまた賑やかになったな」

舞台の上から矢板が呆れていると、早くも竜二が駆け寄ってきて、次回の予約を始める。

「次、オレ! アナル!」

「ダメだ。アナルはオレが使う」

有紀の下から薮塚が反対した。

「オッサ……お兄さん、マンコヤッてるじゃん」

「だから、ここで出さないでケツで出すの」

「なんだよ、それ」

「そん次はおれがアナルだからな」

高橋が割って入り、さらに話を混迷させた。

「エー、じゃあいいよマンコでも。早くヌかしてくれよ」

「いや、やっぱマンコにしようかな」

高橋はさらに言って竜二をやきもきさせたが、これで冗談だと知れた。上機嫌の彼は、

「ウソウソ。とりあえず口使いな」

と、気前よく口腔を明け渡した。勃起したままで後ずさる。

 竜二は喜んで舞台に上がったが、その進路上に佳彦が突然出てきたので、

「邪魔なんだよ」

と、思わずこれを突き飛ばした。実は佳彦は自分も口を犯そうとしていたのである。自己中心的な彼は周りの存在が見えていなかった。

「おいおい、手荒にしてやんなよ」

高橋が言うと、竜二は素直に謝った。彼としてはそこまで力を入れて突いたつもりはなかったのだが。

 尻もちをついたことで、佳彦はマスク以外全裸だったことを思い出した。板張りに叩きつけられた陰嚢が痛い。理不尽に感じた彼は、バンバンと床を叩いて怒りを表した。思い通りにいかない時はいつもこうだ。

 そんな態度を見て、普段を知らない者達も些か彼の人間性に疑問を持ち始めた。加えて、実の母親と性交し、なおまだヤりたがる異常性も見ている。彼の存在はなんとなく場を白けさせだしていた。

 *

 前原は夜道を一目散に駆け下りていた。途中盛大に躓き、冷たい道路に叩きつけられては、手の平と膝を擦りむいて流血した。彼は歯を食いしばって地面から顔を起こすと、強い決意を持って再び走り始める。

 空気のように影の薄くなっていた彼は、金光らが風呂場へ行った後、猪瀬らが合体を始めたどさくさに紛れて部屋を出ると、荷物をまとめて旅館を脱走していたのだ。

 この時間この田舎で交通機関に頼ることは難しいが、とにかく一刻も早くこの町から、たとえ一歩でも出ることを、固く心に誓っていた。

 *

 竜二は薮塚に早めに交代してもらい、膣内に収まった。実は、薮塚がこのまま漏らしてしまいそうになったので譲ったのである。尻で出したいという彼の願望は本当だった。

「ングバグ……」

両腕を頭上に高く引っ張り上げられながら、有紀は今度は七里川の勃起をしゃぶっている。腕ごと前後に振られる度に、そのたわわな胸肉が揺れ踊った。

 その動きに催眠術をかけられたかのようにフラフラと進み出た羽根沢が彼女の横にしゃがむと、その巨大な膨らみの一つを左脇腹の方へ真横に引っ張りだす。横に向けられてもなんのその、大量の脂肪なので十分にボリュームがある。彼はそれを両手でギューッと引っ張り伸ばしたままで、手の輪っかで搾った先をプルプルと揺すった。まるでオモチャである。

「アー……出る!」

おっとりと気持ち良さそうに言って、花村が射精した。ブルブルッと、用足しの後みたいに震える。排泄穴への排泄である。

 彼が退出すると、予約の通り薮塚の番だ。だが、ここで、また佳彦が進み出てきて、横入りしようとした。

「おい、次オレって言ってたろ」

子 供相手にも本気になって、薮塚が彼を押し出す。もちろん腕力で敵わない少年は、またしてもよろめいて倒れた。

 そんな彼を押しとどめて、鎌先が声を掛ける。

「ボク、キミだけのマンコじゃないからね」

彼はまた、“これもう返してくれるかな”と言いながら覆面を取ると、

「公衆便女だからね、これ」

とも言って、柔らかく、しかし厳然とルールを伝えた。無法なことをしながら、彼らなりには秩序があるのだ。

 佳彦は物凄い形相で、鎌先を睨みつけた。

「(僕のお母さんだぞ)」

自分の物だから自分が優先的に使う権利がある、というのが彼の言い分だ。彼にとって母は自分の家の便器なのだ。それに、口も尻もまだ未経験である。どうしてもヤッてみたい。だが彼は、そういう者が自分のほかにまだいることには思い至らなかった。

「おおコワ」

睨まれても動じることなく、鎌先は矢板と顔を見合わせた。矢板も肩をすくめている。

 一連を見ていた慶介が口を挟んだ。

「おい、お前、あんま調子乗んじゃねえぞ」

彼としては、先程友人にとった態度からして気に食わないのだ。もっとも、友人本人は今快楽に夢中で、過ぎたことをもう忘れていたが。

 そこへ、少し遅れて島田と比嘉が到着した。彼らは真っ直ぐに佳彦の許へ向かう。事前に話し合った結果、彼を先に帰そうという結論に達したのである。二人としては、やはり近親相姦を長々と見せられることに寝覚めの悪さを感じていたのだ。

 また、中広間へ片付けに戻ってきた袋田から、金光が今晩宿に泊まる気らしいことを知らされた点も影響していた。つまり、有紀を帰宅させる必要は取り急ぎなくなったわけで、ということは、淫乱至極の男共のこと、まだ粘って輪姦するだろうという見立てである。もちろん自分達のスケベ心も否定出来ない。ここにきて有紀に対するある種の愛しさと、素朴な性欲がムラムラと沸き上がっていた。そうなると、有紀が不憫にも思えてくるし、それに純粋な性戯の前に息子の存在は邪魔だった。

「イヤだ!」

佳彦は激しく抵抗した。慶介と比嘉が両脇から掴んで、動こうとしない彼を連れ去ろうとする。その際、屹立し続けの包茎ペニスがブンブンと空を切った。

「あいつらだってまだいるじゃないか!」

佳彦は同級生の二人を指し示す。脱ぎっぱなしの彼の衣服を控え室から持って出てきた島田は、

「ああ……」

と、立ち止まって考えた。子 供はもう帰すべきかもしれないと。

「一緒にすんじゃねえよ。キモいんだよ、お前」

慶介が一喝する。それに次いで、浩樹が冷静に言った。

「こんな半端な時間に帰したら怪しまれるだろうが」

これを聞いて、島田は“なるほど”と思った。祥吾と雅也は金光家に泊まると伝えているのだから、夜中に帰ってきたら家族から変に見られるかもしれない。ただ、相手が金光であるから、そういう異例があるかもしれないと思われそうな気もしたが。

 まだギャーギャーと騒いで居残ろうとするクラスメイトを祥吾と雅也は終始冷めた目で見ていた。ついさっきまで借りて来た猫のように大人しかったが、やっと普段通りの獣ぶりに戻ったなと思った。

 他の者はというと、ある者は驚き呆れ、ある者は冷ややかに笑うなど、様々な反応であったが、競争相手が減ることは皆歓迎していた。二十人以上もいて便器一つとなると、中々用足しの順番が回ってこないのである。

「お前、車出してやれ」

松倉がイラマチオ中の後輩に命ずる。

「エー、オレっすか」

七里川は不満そうに唇を尖らせた。すると、

「ああ、いいよいいよ、まっつぁん。おれが出すよ」

と申し出たのは、同僚の浪岡である。七里川は“あざっす”と満面の笑み。松倉も礼を言って彼を送り出した。

 佳彦を連れて慶介、比嘉が出ていき、タクシーを出す浪岡と佳彦の服を持った島田も去った。ひと悶着が終わって、会場は一転静かになる。

 その間、問題児の母は、すっかり息子の存在など眼中になくて、前後左右の性欲処理にひたすら勤しみ、合間合間に断続してアクメしていた。

「アアー……!」

膣、尻、口と三穴立て続けに精液を飲まされ、有紀はまた意識を天国に飛ばした。ここにはまだ何本もの男根が己の肉を欲して待ち構えており、これらを一身でこれからも満足させてゆかねばならない。そのゾッとする未来を前にどうしてもアクメがこらえられなくなるのだった。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、花村、藪塚、鎌先、高橋、矢板、慶介、浩樹、竜二、羽根沢、森岳、沼尻、松倉、七里川、服部、祥吾、雅也、小林、鈴木、島田、比嘉
▼大浴場
金光、村本、猪瀬、舛添
▼客室
袋田
▼車中
佳彦、浪岡
▼夜道
前原
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:35本
射精回数:102発
(膣59・口17・尻18・乳5・顔1・髪1・外1)


ましゅまろくらぶ




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[2019/10/08 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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