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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(106) 06:39

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前六時三十九分


折しも、倫子はサウナ室に連れ込まれるところであった。疲弊したオス達であったが、性への執着は消えなかったのである。彼らに介助されて部屋に入るのと入れ違いに、娘らは大浴場に入ってきたのだ。

「あ、お母さん……?」

娘はもう一度呼びかけたが、今度の声は前より格段に小さかった。大きな声を出して、にわかに注目を集めたことに恥らったからである。

それでも母の姿を見つけ、駆け寄らないわけはない。彼女はサウナ室のドアの前まで行った。が、入ることはせず、曇ったガラス戸の前で一心に手を振って相手を招いた。というのも、ざっと見た限りで、部屋の中が満室に見えたからである。

一方、倫子は招きに応じなかった。ちらりとそちらに一瞥をくれたものの、腰を上げるには至らない。もとい、腰は立たない彼女だ。だが、それだけが理由ではなかった。

(会わせる顔がない)

それが最たる理由である。

「倫子ちゃん、娘さんが呼んでまっせ」

そう囁きながら、背後の一段高い所に座る湊山が、うなじの下に陰茎を押し付けてくる。それは硬くそそり立っていた。

彼女の周囲には先ほど湯船にいた面々が勢ぞろいしていた。そして、右手には矢板の、左手には榊原の男根が握らされている。おまけにそれぞれの手が陰裂をまさぐっていた。愚劣な男達は、背徳的昂揚感の到来で一躍活気を取り戻していた。

(最低……!)

倫子は呆然として虚空を見つめた。そうして覚束ない頭で思いを巡らせる。なぜ娘は来たのかと。普段なら叩き起こしても起きない時間のはずだ。それが今日に限ってなぜ、しかも風呂にまで入りにきたのか。これだから、人間の気まぐれとは予測不能なのである。

扉の外はすぐに静かになった。サウナに入ったばかりの母であるからには、きっとすぐ出る気もないのだろうと、あっけなく諦めて立ち去ったものである。

だが、それだけのことにも邪推せずにいられない母だ。

(バレた?)

額からとめどなく汗がしたたり落ちる。それは暑さのためではなかった。何となれば、そのムッとする熱気にも彼女は気づいていないのだ。とにかく気が気ではない。だから、榊原が体を求めてきた時には、必死で抵抗した。恐らく、これまでで一番の反抗だったろう。だがいかんせん消耗しきった体力だ。いかんせん一対七だ。

「おとなしせえや」

ついには渡瀬に口を抑え込まれて、後ろから榊原の合体を許した。その有り様は、これまでで最も強姦的であった。ただ彼女の性器は、哀しいかな何のストレスもなくペニスを受け入れてしまう。開ききった穴は、挿入癖ともいうべきものが染みついてしまったらしい。

「娘の前でもお構いなしやもんなあ、お母さんは。知ってるでえ」

犯す榊原が囁く。

「言うてみいな。“お母さん、チンポ大好きなの”て」

「イヤッ! やめてぇっ!」

はっきりと拒絶の意思表示をする倫子。その前で、渡瀬がドアノブに手を掛ける。

「開けたろか? 外出て見てもらおか?」

「やめてヤメて! お願い! お願いします!」

必死の倫子、続いて注文通りのセリフを言う。

「お、おお、お母さん、チンポ大好きなの。チンポ好きなの。チンポ好きなのぉ! ほら、言った。言ったから!」

いつになく鬼気迫る彼女の態度に、卑劣漢どもは返って嗜虐心を煽られた。

「ハハハ! 母は強しやな、倫子ちゃん。よっしゃ、あの子に弟か妹プレゼントしたろ」

興奮した榊原は、一気に急騰した熱を倫子の産道目がけて注入した。

「イッヤアァーッ……!」

書き替えられる家族計画。強き母は唇を噛み、枯れたはずの涙をひと筋流した。その頬を撫で、牛滝が話しかける。

「湯けむ輪やで、お母ちゃん。まだまだマワしたるさかい、頑張って子作りしいや」

そう言い様、すぐさま向き直って、

「しっかし暑いなあ。はよしてくれぇ」

と榊原の後を継いだ湊山に呼びかけた。

片や湊山、マイペースで尻たぶを引き寄せ、相手の手を扉横の壁に突かせて後ろからガシガシとやる。その上で囁く。

「あの子はどっちがええやろねえ。妹やろか、弟やろか。どない思う? 倫子ちゃん。聞いてきたろか」

「イヤッ! イヤァ……」

ぶんぶん首を振る倫子。その豊満な脂肪球も揺れる。するとその先端から、まるで母乳のように水しぶきが飛び散った。

それを浴びたのは傍にいた榊原。用事を終えた彼は、手持無沙汰この上なかった。もはや待っていても仕方がない。そこで彼はドアノブに手を掛けた。今度は脅しのためではなかった。

「暑い! 暑うてかなわん」

そうぼやくや、一目散に外へ飛び出していった。それへ渡瀬も続く。さらには、鎌先も音を上げた。

パタパタと扉が開閉される度、輪姦女は気が気でない。外気の冷たさで肝まで冷やされる思いだ。だが輪はまだ解けない。残った四人。いずれもしぶとい。

しかし、暑さは暑し、いかに性欲の猛者といえど衰えた体力には限界がある。

「もうかなわん! ケツで! ケツでさしてえな」

牛滝はそう叫ぶと、強引に女を奪って腰かけの下段まで押していった。そうして、自分はどっかと腰を下ろすと、その膝の上へ座らせた女の肛門に自らの剛直を挿しこんでいく。肛門も挿入癖があり、やはりすんなりと受け入れてしまう。

「倫子入ってんの分かるか。ケツにチンポ入ってるか?」

牛滝がやや焦り気味に尋ねる。倫子は依然恐怖から、すかさず答えた。

「うぅ、入ってます、チンポ――」

と、その時、いきなり入り口のドアが開いた。そこには見ず知らずの小柄な老翁がぎょっとした面持ちで立っていた。彼の目に飛び込んできたのは、男の股の上で大開脚して大きな乳房を揺らす尻穴姦通婦人。

「入ってますぅ……」

発言を取り下げるには遅かった。ただアヌスの満室を告げる彼女。

老翁はそっと扉を閉め、そそくさと去って行った。


<つづく>




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[2013/02/25 06:39] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
湯けむ輪(98) 05:33

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前五時三十三分


さて、赤石が二連射に挑戦中も他の部位が放置されていたわけではない。学生らはまるで憑りつかれたように黙々と姦淫をやめなかった。

口淫の別所は中途から顔ズリに切り替えて気をやり、そこでまたも尿を浴びせたし、川棚は髪コキに切り替えて達し、彼もまたそこで小便を流した。小便と言ってもそうそう出るわけではないので、チョロリと少量の、しかも無色な液体である。

一方、尻穴の三国は跡を東郷に譲り、赤石と交代した玉造は手薄になった口に移動していた。これで、一時は13Pを数えたものも今では4Pとなった。依然やりたい盛りの部員らであったが、ここでちょっと女体から距離を置いたものである。

というのも、ずっと見守っていた大人達の中から、そろそろ自分もやりたいという声が出てきたからである。とりわけこの大浴場に来てからまだ一度も交わっていない藪塚の願いは切実だった。既に三発出している彼だが当たり前のように勃起していたし、しかもそれは破裂しそうな程だった。

そこでここを一区切りとして卓球部一行は上がろうという案が、口内射精を終えた玉造から出された。肛内射精を終えた東郷もその案を受け入れて立ち上がる。

確かにまだやりたい気持ちは誰にもある。が、実際散々やって出し尽くした感もある。そして、一旦落ち着いてくると気持ちも切り替わってくるし、それに団体行動なりの掟めいた不文律も彼らを束縛した。

結果一同はこれで退散ということになり、最後に射精した赤石を待って、一行は浴場から出て行った。

「またヤりとなったらいつでもおばちゃんに言いや」

牛滝はまた勝手なことを言って一同を見送った。ほかの者達も皆口々に明るく別れの挨拶を投げかける。

こうして十二人は去った。

「なんや、急に寂しなったなあ」

吉野がつぶやく。まだ浴場内には十六人が残っていたが、若者らが抜けると確かに活気が一遍に失せたように見えた。

「さてと……」

殊更寂寥に浸るでもなく、藪塚が早速己の欲求のために動き出す。ダッチワイフは頭を縁にもたせ掛けたままだらりと浴槽に浮いていた。藪塚はその漂流体を足の方から手繰り寄せて股間にはまる。瞬間、肉人形の頭部は湯の中に沈むこととなった。

「ンッブホァッ!」

溺れた女がむせ返る。それを見た榊原が声を掛ける。

「良かった良かった。まだ生きとったんやな」

「あんまり無茶しちゃダメだよ」

そう言いながら寄ってきたのは鎌先。彼は言葉とは反対に、湯の中にある自分の肉棒を、湯の中に潜ってしゃぶらせるという非道に出た。仰向けに伸びる女は、膣を犯されつつ水中で口淫を強いられる。

「うわあ、ひどいことするねえ」

矢板が緊張感のない非難を浴びせる。

「ンブアッホ!」

息を吸うために腹筋を使って顔を出す女。手足をジタバタさせる。

藪塚が立ち上がった。立って陰茎を突き挿す。自然、頭部は落下した。

「ほれ、つかまんな」

松倉が助け棒を出す。自分の肉棒につかまれと言うのである。といっても女が自分からそこにつかまるわけではないので、彼は無理やりその手にイチモツを握らせた。

「あ~気持ちいい」

女の苦しみに構いなく自己の欲望を追求する藪塚。ジタバタする足を力ずくで抱え込んで腰を打ちつける。

「ほら奥さん、こっちもこっちも」

水中イラマチオに須賀谷も加わった。代わる代わるにしゃぶらされ、女は生きた心地もない。これこそ奴隷の受ける仕打ちであった。

「ゴホッゲホッ!」

時折呼吸のために上に上げられる。自力ではどうしようもない位に体力が限界に近づいていた。

「ほら奥さん、ちゃんとしゃぶってくれないと」

「好きなんでしょ? 奥さん、チンポ」

主人である男らは勝手気儘を言って性奴隷を責めたてた。彼女は垂直になった肉茎の枕に乗せられて辛うじて息継ぎをし、また沈められていく。既に随分湯を飲んだ。逆さまに潜るので鼻からも入ってくる。

飲精の瞬間こそはもっと悲惨だった。鎌先はその刹那、顎をつかんで抜けないようにし、自分が出終わるまで固定し続けたのだ。これはほとんど殺人行為だった。

「ウウッ締まる!」

藪塚が叫ぶ。その時膣は急激に収縮していた。たちまち彼も射精する。こうして前後から精液を流し込まれる女体。

その時彼女の肉体はばたつきもせずにただプカプカと浮いていた。


<つづく>




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[2013/01/30 05:33] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
湯けむ輪(96) 05:05

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前五時五分


「あ、はい。朝の走り込みがあるんです」

湊山に問いかけられて、赤石は答えた。

「へえ~、大変やな」

湊山は感心して言った。と、そこへ袋田が時間を告げに来た。

「今、五時ちょっと過ぎたところだね」

それを聞き、湊山が再度問う。

「何時からや?」

「ええっと、七時からです」

赤石が朝練の開始時間を答える。それに玉造が補足した。

「まあ、準備とかその前にしとかなきゃいけないけど」

「それじゃあさ――」

そこへ口を出してきたのは松倉である。彼が何をしに寄ってきていたのかは、その勃起を見れば一目瞭然であったが、その口から出たのは別な提案であった。

「学生さん達に先にヤらしてあげたらいいんじゃない」

そう赤ら顔をして言ったものだ。それに湊山、袋田が賛成し、それに伴った布陣が敷かれることになった。すなわち、膣に関、肛門に東郷、胸に大牧、顔に三国の四人乗り体勢で、女は寝そべった関の上にまたがって上体を起こす姿勢となった。

湊山と同じ子宮姦を試みていた関だったが、もうそんな悠長な時間は取っていられないということで、やむなく従来型の二穴挿し型へと移行したものである。それでも、膣の中に様々な快感スポットがあると知った今は、なんとかそこに当てようと一生懸命に奥を突き上げ続ける。

それに負けじと豪快な出し入れをするのは、無類の尻穴ずき東郷だ。一度だけ膣も使ったが、元来全ての精を肛姦に捧げて良いと考えている彼なのだ。

そんな彼が愛おしそうにアナル女の背を撫でまわしだすと、そこへ“どけどけ”とやって来たのが川棚である。

「お前、ほんとアナルばっかりだなあ」

そう揶揄しながら彼自身はというと、そそり立つものを女の背中でスライドさせ始めた。汗と水蒸気でじっとりと濡れた白い地平の上を、テカテカ光る赤黒いペニスが滑り踊る。

「お前こそどこでヤッてんだよ。変態だな」

東郷がやり返す。ただ“変態”という意味では彼もまたその部類に入りうるのではないだろうか。彼の入っている場所は、本来の性交用部位ではないのである。

そんな批判に応えるように、東郷は言った。

アナルファックは普通だろ。そういう言葉も昔からあるぐらいだし。ケツマンコはマンコなんだよ。チンポ入れる穴なの」

強引な言い方ではあったが、要するに女の体は全部生殖器だという話である。となると、結局川棚が犯す背中もまた性器だということなのである。

代わって、こちらは顔の性器を犯す三国。いや、初めは顔面を弄んでいた彼なのだが段々と位置を上昇させ、今はほとんど頭部にまたがる格好になっていた。したがって、陰嚢も陰茎も濡れそぼった頭髪の中である。彼自身を覆う縮れ毛と、しっとり濡れた長い毛髪が、今では親しく交じり合う関係だ。

すると、これに泡を食ったのが大牧である。三国が頭部にまたがるということは、女は勢い前傾姿勢となるわけで、結果胸部が十全な状態で愉しめないというわけである。

それでも健気に乳性器を寄せてズリズリやって、性感は高まっていたところへ、にわかに彼を焦らせるセリフが耳に入った。

「おい、早くイけよ。後がつかえてるんだぜ」

それは川棚の言葉であった。実はこれは、犯される尻肉に亀頭をめり込ませながら、アナル交尾中の東郷に向けて彼が放ったものだったが、大牧はこれを妙に意識したものである。

もし独り占めでパイズリをしていたならばもっとじっくりと時間をかけただろうが、この焦りの所為で彼は計画を早めざるを得なかった。そんなわけで、退出した彼の跡を栃尾が継ぐ。

一方、関の後は赤石が継いだ。手慣れた手つきでポジションに入り込む。つい数時間前まで童貞だった人間とは到底思えない手際の良さだ。もっとも、こんな尋常でない複数姦の段取りを身に着けたって今後の役に立つわけでもないし、そんな異常ケースが初体験では彼のこれからの性生活にどんな影響を及ぼすかも知れないが。

それは他の少年達にも言えることである。ここでまた輪に入ってきた別所は、もうすっかり尊厳ある女性を相手にする気遣いなど念頭にない行動に走っていた。彼のポジションは三国の裏、すなわち後頭部である。彼は後ろ髪の中へペニスを埋もれさせて、ベトベトの肉茎に毛髪を絡ませながら、その奥の温かい地肌を亀頭で犯すのだった。

こうして頭で二本の男根と性交する女。これで、六人乗りとなった。俗に“3P”“4P”などという言い方になぞらえるならば、“7P”ということになる。しかも、女が“1”の男が“6”の“7P”である。一体彼女の積載容量は何本なのだろうか。とにかくその限界を更新し続ける今宵である。

“6”は間もなく“7”にも“8”にもなる。白峰が大牧を伴って横乳にこすり付けにきたし、西浦と伊東も腕やら手に迫っていた。時間制限が彼らを大胆にし、一時は卓球部全員が群がる結果となった。こうなると、“12”対“1”の“13P”である。

「ハハハ、エラいがっついとんなあ」

実はちょっとウトウトしていた宇川が、ふっと目を覚まして言った。隣の吉野は完全に眠りに落ちている。他の大人達はようやく飲食も無くなってきたこともあり、話題もなげにぼんやりと卓球部一行の活動を見ていた。その内の何本もがいずれに控えて硬く持ち上がっている。部員らが去れば、また彼らの出番なのである。

そんな中、三国がイッた。

「ハア~」

最後はまたがった額に肛門を接着し、勃起を前髪に絡ませての射精だった。生え際でこすれる肛門が気持ちよかったらしい。

さあこれで大人も参入かというとそうではない。まだまだ時間いっぱい、貪欲な少年達はがっつきたいのである。さっき射精したばかりの関が、素早く口の方に回っていた。


<つづく>




(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
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[2013/01/28 05:05] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(95) 04:59

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前四時五十九分


「ア、ガ、ア、グォ、オ、オ、ゴ、オ……」

どこから出ているのか分からないような辛うじて絞り出した感のある唸りを発しながら、倫子はペニスに頬ずりする。

湊山は決して激しい出し入れをせず、腰を回すように微動させながらねっとりと子宮を内覧していた。

「ええ具合や。しゃぶりついてきよる」

彼の自己中心的な解説によれば、出産が使命である女性にとって男性生殖器の侵入は無類の幸福であるので、それが本丸たる部屋にまでたどり着いてきたということになれば、その熱意を讃え最上の悦びをもって歓迎するということである。子宮口が彼の肉茎をしゃぶるのも、その一環だという。

「アハォ~……」

なぜ声が出ているのかもはや本人にも分からないが、倫子の口からは断続的に何かが漏れ聞こえていた。そんな彼女の唇の上を、陰嚢が這いずりまわる。そこから抜けた縮れ毛が、粘液にまみれて口元に張り付いた。付けボクロのよろしく、陰毛を顔に張り付けている倫子である。

その顔と交接中の玉造は、まるでディップをつけるように時折彼女の口の中に肉棒を浸けて濡らし、そしてまた鼻筋辺りをゴシゴシする。時には亀頭の先を鼻の穴に突っ込んだりもした。彼女の鼻から垂れているのは、したがって鼻水ではなく、精液の先走り汁である。

彼はまた玉袋をすり付けることを好み、その様を後輩に見せつけた。

「見ろよ。でこでキンタマこするとチョー気持ちいいぞ」

傍に来た三国が見たのは、熟女の額に陰嚢を乗せる先輩のはしゃいだ姿だった。

それをまた別な方面から見ていた後輩は白峰である。体位の所為で十全な挟み込みができないでいた彼は、半ば無理して乳肉を引っ張りだしてきて陰茎をホールドしていた。もしも貧相な乳房であれば不可能であっただろう。倫子のものがネット入りのメロンほども豊かな嵩で垂れていた故に、脇の方へまで伸ばせたのである。

彼の手で左サイドへと引っ張り伸ばされた脂肪球、その先の赤い突起と彼の突起同士がこすれ合う。亀頭と乳頭のキス、そしてそのためにたわむ胸。白峰はそのまま乳頭を谷間の内側へと引きずりながら深い奥へと突き進ませていく。

ここが彼の膣だ。この膣にもまた、今宵先客らの種汁が注ぎ込まれている。白峰の男根にもこれらの汁がまとわりついていった。

「オ、エ、グェ、ヘ、エ、ヘ~……」

三人の男に乗られた女は、彼らを乗せて相変わらずの言葉をなさない喘ぎ。

「ちょっと待ってや。もうイくさかいな」

順番待ちの関が所在無げに己のブツをいじくり始めたのを見て、湊山が声をかけた。といって、ピストンを速めるわけではない。あくまでじっくりだ。だが、絶頂は近かったようである。

「よっしゃ出すでえ。子宮に直接流し込んだるわあ」

彼の言葉が途切れると同時に、その生殖器はオスの仕事を全うしていた。やることはやった、後はメスの仕事だ、と言うばかりに。

すると、倫子も同じくして絶頂し、ガクリと力を失った。

「ゴッ、オンッ……!」

その声を最後に再び沈黙に戻る。打ち上げられた魚のようにピクピクし、わずかに開閉する口から泡を吹いていた。

「なになに、奥さんイッちゃったの?」

ニヤニヤ笑いながら、玉造が骸と化した女を見下ろす。そうしてその顔に、止むことなく性器をなすり付け続けた。そんなことをされてももう女はうんともすんとも言わない。代わりに湊山が応じた。

「天国逝きや。子宮に精子流し込まれて、女の幸せを感じとるねやろ」

「へえ~、へへ……」

玉造は自分で尋ねておいてすっかり上の空で笑い返した。というのも、彼自身もまた天国に逝きそうだったからである。

「オレもイくわ奥さん。奥さんの顔マンコでキンタマイくわ」

そう報告すると、彼は凝り固まった玉嚢をどっしりと倫子の額に押し付け、それと陰茎とのつなぎ目をそのままの勢いで前髪の生え際まで
進ませて、ようやく射精した。まるで滑走路を突き抜けてやっと停止した飛行機のように。

その機体は大爆発といかないまでも、ボディの過熱を鎮めるための消火剤を必要とする程度ではあり、その白い液はヘッドが突っ込んだ草むらの上にかけて散布された。

「ふぅ~……」

玉造は、抱え込んだ頭を股間に押し付けたまま、しばし動かなかった。海綿体が段々と硬直を解いて、潜り込んだ頭髪の中でまどろみだす。ようやっと密着を解除すると、しなだれかかった亀頭の先からは白く濁った橋が頭部にかけて架かった。その上、長い抜け毛が橋脚に張り付いていた。

「アブアブフゥ……」

玉袋と肛門の間から鼻腔を解放されて息を吹き返した倫子が、その温い下から一瞬だけ吐息混じりの唸りを漏らす。

「お前もやってみろよ」

終わった玉造は、三国に次を勧める。三国の意気は揚々であった。先輩と入れ替わりで倫子の顔面に陣取る。

その頃、胸部でもバトンタッチが行われていた。白峰はめり込ませた乳肉の柔肌の中で射精し、その跡は大牧が継いだ。

大牧はペッタンペッタンと杵で餅をつくように、根元を握った肉茎で乳房の表面を打ち据える。また乳首を尿道口に押し込もうとしたりまする。とかく彼らにとり豊乳とはオモチャなのだ。

他方では、湊山が後任の関に対してアドバイスを行っていた。

「そら中々難しいやろと思うわ」

彼と同じような挿入をしたいという後任者の願いに応え、何とかさせてやろうともがいてはいるが、今度はおいそれと上手くいかなかった。合体だけなら普通にできるのに、それだけに飽き足らないがために陰唇の入り口ででぐずぐずするというのは何とももどかしいものだ。

と、そんな時、玉袋がふいに思いついて言った。

「あっ、ヤベッ、今何時?」

周囲の誰ともなしに尋ねる。

「朝練の時間じゃねえか?」

それを聞きはっとした赤石が、思わず顔を上げて彼を見た。


<つづく>




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[2013/01/25 04:59] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
湯けむ輪(93) 04:48

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前四時四十八分


もうとっくに眉も紅も剥げてしまった顔、それをメイクする道具はペニスだけである。これ一本だけ使ってメイクアップを完成するのだ。

「いやあ、美人の顔は気持ちいいねえ」

亀頭のペンシルが、粘り気のあるラインを眉山に描く。次いでまぶたを彩る。矢板はウキウキと己が筆を走らせていった。今使っている化粧筆はカンバスである顔に対してはるかに極太のものである。その一本で隅々まで器用に仕上げていく。

そこへ、もう一本加わった。これまた極太を今度は玉造の持ち物であった。

「おお、顔ズリ気持ちいい」

彼は言いながら、容赦なく男根を倫子の顔面にこすり付けていく。

「チンポで顔こするとか、外道っすね。完璧マンコだわ、これ」

性行為としての用を足される女の顔、それはまさに“マンコ”と称すべき代物と化していた。そこには妻として、まして母としての片鱗もない。

「あの子が見たらびっくりするだろうなあ」

矢板がしみじみと言った。

「“お母さん、まだかな”なんて心配してたけど」

“あの子”それは倫子の娘のことだった。

「いい子だね、あの子。ねえ? お母さん」

彼はやんわりと倫子にも話を向けてみたが、彼女にその声は届かなかった。その面上を激しく往来する二本のペニスに揉まれて、アップアップと息も絶え絶えである。二本の先端からは粘っこい白汁が先走り出ていて、それらが前髪から鼻筋にかけてネッチャネッチャと広がり泡を起こす。彼女の顔は現在“マンコ”と化しているのであり、それが口を利くはずもないのだ。

「しかしお母さんは二本のチンポとお顔でおマンコして大忙しときたもんだ」

矢板は揶揄しつつ、袋田に視線を向けた。

「ねえ、フクローさん。あの子も大変な母親を持ったもんだ」

袋田はちょっと離れた所に腰かけて鎌先と談笑していたが、その時矢板の方をたまたま見ていたものである。

二人はその後、倫子の娘やその連れと先程会ったという話をした。それがどのタイミングだったのか、二人の会話からは周囲に判然としなかったが、なんでもその際に倫子の夜更かしへの疑いを逸らすことに成功したというのである。

「へえ~、それで大騒ぎもせずに今まで引っ込んでんのかい?」

鎌先が呆れた風に言った。

「ここの旦那といい、娘といい、よっぽど鈍感というか、異常なのんびり屋だなあ。普通探し回ったり、下手すりゃ警察に駆け込んだりするだろうに」

それを聞き、牛滝も苦笑して言う。

「ちょっと頭おかしいかもしらんな。それか、この奥さんが普段から相当変わりもんか」

森岳も口を挟む。肉棒で乳肉を突き刺しながらだ。

「どうなんだ、奥さん? いつもこうやって男を引っ張り込んでるんだろう」

「ハハッ、そら間違いないわ。こんなえげつないでか乳の女、そらあ毎日盛りまくっとんねんで」

牛滝が大笑いしながら下からピストンを繰り出すと、その“でか乳”が大いに波打った。ただ、いずれの乳房も人の手によって鷲掴みにされているので、その地盤と表面のみの変化である。

乳房は今、右を森岳、左を栃尾に占拠されていじくり回されていた。各々勃起を柔肉に突き立て、思い思いに弄んでいる。たっぷりとした容積のために、底部が胸板の上に垂れる格好になっている所、その狭間に挟み込み、腰を使う二人である。

「下乳パイズリってな」

森岳が栃尾にレクチャーしてやる。栃尾はそれに倣って初体験ながら存分の遊戯だ。豊かな乳は、その垂れに優々とペニスをサンドイッチにできるのである。

「おおっとっと」

胸部組の二人に足場を取られて、矢板がよろめく。仮に盛りのついたメスであれ、それに呼応したオスが多すぎる。現状六人がかりで犯される女体一つだ。男達は互いに身をよじりながらこれをシェアし合った。

そこへ、また一人寄ってくる。

「おおい、ぼちぼち入れさしてえな」

そう呼びかけつつ倫子の背の方から来たのは湊山であった。彼はその見事に勃起した分身を犯され女の背中に張り付けた。これで七人がかり。一人対七人のセックスだ。

それに気圧されたのか、焦ったのか、ここで一人脱落したのは栃尾であった。彼の出したものは、先ほど彼が舐めしゃぶった時の唾液にまみれた赤い乳頭の上へ練乳のようにまぶさった。ただし、その分量たるやもうささやかな程度である。

一つ場が空いたことで、森岳はもう片方を手繰り寄せ、それらの谷間で性交することにした。彼曰く、“下乳パイズリ”よりもやはり両乳房でやる方が良いとのことである。

ところが、これで割を食ったのが大牧と白峰だ。なぜなら彼らは、栃尾が抜けた時、これに取って代わろうとして待ち構えていたからである。結局二人は誰に顧みられることもなく、森岳の終わるまで待つことになった。

と、ここで森岳より先に終了したのが矢板であった。彼と玉造とは互いに女の髪をつかんで彼女の頭を奪い合って腰を振っていたが、先攻の矢板がまずはフィニッシュしたわけである。彼の射精は倫子の額にしたたかぶっかかった。

「おぉ、出る出る」

目を細めた矢板が、濁った汁のほとばしる眼下の白い額を見る。

「おっ、顔射っすか」

玉造が嬉々として言った。倫子の顔を“顔マンコ”呼ばわりする彼の言葉に沿えば、その“顔射”も性交の結末として当然のものである。受精こそしないが、ペニスとフェイスのれっきとしたセックスなのだ。

さらに彼は、“俺もやろ”と宣したが、すぐにするのではなく、両手で相手の頭を独占して、このまままだ楽しむ構えである。

他方、それと前後して射精したのが、こちらは正真正銘の“正統な場で”セックスをしていた牛滝である。彼は湊山に向けて、

「しゃあないから譲ったるわ」

との捨て台詞を吐いて、膣中にリビドーを吐き散らした。もっとも、本当は西浦と同時に出すはずだった彼なのである。彼曰く、“打ち上げ花火”として、前後の穴に同時に子種を注入する計画だったのだ。ところが、西浦がこれに上手く合わせられなかった。

「残念やったなあ」

肉棒をしごきながら、湊山が意地悪く笑う。そうして彼は、牛滝の場所に取って代わった。ただし、彼はそのままの姿勢で合体することに納得しなかった。

「ちょっとおっちゃん、体位変えたいねんけどなあ」

この発言は手前勝手なものとして、あまり評判がよろしくなかった。玉造は反対こそしなかったが戸惑っていたし、森岳に至ってはあからさまに異を唱えた。

「ちょ、ちょっと待ってよ、おいちゃん。オレもうちょっとでイきそうなんだよ」

それを受け、湊山もさすがに我を通そうとはしなかった。少なくとも森岳がイくまでは待つということに合意した。

と、ここで、彼よりも先にイッたのは西浦だった。約束していた牛滝から遅れること数十秒、ようやくのゴールである。彼は静かにプラグを抜きだすと、そっとその場を後にした。

いつしか玉造も、彼はまだゴールしていないながらも女体から密着を解いていた。

そこで森岳が、倫子をパイズリ独り占めである。


<つづく>




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[2013/01/20 04:48] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
湯けむ輪(92) 04:41

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前四時四十一分


別所は瞬間我を忘れていたが、次の番の者達が来たのでその場を明け渡さないわけにはいかなかった。行く者来る者それぞれに、一つ女体が男の交差点である。

宇川が膣門に入った頃、それと前後して沼尻がコトを済ませて去った。すると、

「ウーちゃん、ちょっと裏返って」

と注文をつけてきたのが牛滝である。彼の言うには、宇川が下になり、その上に倫子をまたがらせて尻穴を上から見やすくするということだった。

「なんや、めんどくさいなあ」

宇川はぶつぶつ言いながらも言われた通りにする。

牛滝はそれを見届けてから、伊東を呼び寄せた。この体勢は伊東のためだったのである。

「ほれ、よう見えるやろ。この穴や」

牛滝は少年の肩に手を置いて倫子のアヌスを指し示す。彼は先ほど少年らに約束した通り、膣と肛門の二穴挿しを体験させようと企画しているのである。

「しっかしまあ、ようパックリと開いとんなあ」

彼は自分で指しておいて、改めて見た輪姦妻の尻穴に驚いてみせた。彼女の肛門は確かにまん丸く、大きく開いていた。そこにこれまで入ってきた数々をありありと表す形に。その暗さは、その洞穴の深さを物語っており、見る者を飲み込まんとするようであった。

「なんやなんや、自分もケツか」

これまた面倒くさそうに宇川が声を掛ける。

伊東はそれに曖昧に応じながら、期待に膨らんだ肉茎をそのまま穴の中へと進ませていく。大きな穴はいともすんなりと異物の侵入を許し、少年の下腹部にはたちまちムチムチした尻肉の弾力がぶち当たった。

「全部入った」

指導者を見上げて、伊東がつぶやく。

「おう、全部入ったなあ。もうガバガバや」

少し残念そうに牛滝は言った。それを見て、伊東が励ますように返した。

「あ、でも、気持ちいいです」

快感があるのは確かなのだ。彼は小さな腰を振って、少しずつ出し入れを始めた。内壁にこすりつけて、アヌスの味をむさぼる。

その様子に力を得て、牛滝は宇川に呼びかけた。

「前と後ろでこすり合わしたらもっと気持ちええねんで。なっ、ウーちゃん」

宇川はまた面倒そうに答える。

「そやなあ……。よっしゃ、ほんな動くでぇ!」

半ばはヤケ気味な彼である。下から膣穴を突き上げる。

「あっ、う、動いてる。アッ、アッ……!」

牛滝に問われて感想を実況する伊東は、もはや呆けて言葉を発しない倫子に代わって喘ぎ声めいたものまで織り交ぜる。彼の高い声は時折女のようなのだ。

「動いてるてか? おっちゃんのが」

ちょっとにやつきながら、宇川が突き上げに拍車をかけていく。どことなく嬉しげである。

その様子を見下ろして同じ様な笑みを浮かべつつ、自分は自分で新境地の開拓に勤しんでいたのは川棚だ。彼はさっきから口性器を占拠していたが、今度はそこから下部へと移動し、閉じさせた腋への挿入を試みている最中だった。

それを見つけて、宇川が話しかける。

「なんや、えらい渋いとこでヤッとんなあ」

「へへ、腋マンコっす」

川棚は歯を見せて答えた。盛り上がった二の腕、そして巨乳の間にあって、閉じるとぷっくりと出来た小山の中に重なった筋――、確かにそれは、陰裂に見えないこともないから不思議だ。彼は正対した向きから犯したので、背中側の腋から赤い亀頭の見えたり隠れたりするのが伊東の方から確認できた。

「奥さんちゃんと腋処理してるからツルツルで気持ちいい」

彼はそう評価してペニスを滑らせた。倫子の腋処理は、この度の温泉旅行に際して念入りになされたものであった。無論このような使い道は想定外であるが、そこへ粘液まみれのペニスはよく映えたものだ。

「ああ、入れてるみたいにいい」

川棚は思い切りよく“腋マンコ”で腰を振りぬいた。睾丸が二の腕に当たってパチパチ鳴る。彼の振動と宇川、そして伊東の振動の所為で輪姦女は揺すられ放題だ。喘ぐことすらしない彼女だが、男達の関心はもはやそのリアクションになぞなかった。

「いいねえ、それ」

いつの間にか矢板も加わり、彼もまた反対の腋を犯しだす。さらに彼はそれに飽き足らず、腕の間や首筋にもこすり付け始めた。ダッチワイフは全身が性欲処理機なのである。

「おおっ、イきそうや。一緒にイこか? ボク」

メインホールを使う宇川が伊東に呼びかける。ところが、この誘いは不発に終わった。伊東は応諾したのだが、彼はイけず、宇川だけが終わってしまったのである。

「おっさんと一緒なんか気持ち悪いなあ?」

牛滝が意地悪を言う。宇川はちょっとすねて見せながら退散した。互いに本気でないことは、その後の両者の笑顔で明らかだった。

代わって牛滝が入る。すると、それと入れ替わりで今度は伊東が終わってしまった。

すかさず呼ばれたのは西浦である。ただ彼の道具でもまた、穴に栓をするにはちょっと足りなかった。

「だいぶ広がっとんなあ」

苦笑しながら牛滝が漏らす。憐れ人妻の肛門は、在りし日の姿も思い出せぬほどに変形させられ、極太の男根の挿しやすい形に無残にも拡張されつくしてしまったのだ。

「そう言うたら、前も緩なっとるもんなあ」

今度は膣をそう評価する。膣はさすがに専門職だけあって修復力に一日の長がありはしたが、それでもこれだけ犯され続けて何の変化もないはずはなく、輪姦された女性器ならではに、昨日とははるかに違う形になっていた。もはや彼女に、元通りの夫婦生活はないであろう。

そんな変わり果てた女の、あの世を見る目、力なく開いた口の、その横を矢板の男根が往来する。様々な場所での性交を模索していた彼だったが、遂に行き着いたのは女の顔の上だった。

「顔マンコってやつですか」

そう言って笑いかける矢板に、川棚は去りながら笑い返す。川棚は“腋マンコ”の中に“中出し”し終えていた。ぐっと押し込んだ腋の深奥、亀頭を寸分の隙なく腋肉で覆い隠した状態からの射精だった。

そんな川棚と入れ違いで寄ってきたのは栃尾で、彼は来るなり倫子の乳首に吸い付いた。赤ん坊のようにチュパチュパと吸う。ただ、母はやはりそれでも無反応であった。

これはもう子育てのものではなく愛欲のためのものである、そう証明せんとでもするように、ここで帰ってきた森岳が乳肉へと男根を突き立て始める。その段になって、

「狭いなあ」

と、牛滝が苦笑しながら言った。胸に群れが集まると、どうしても下に寝る者との距離は近くなる。これは致し方のないことだった。皆々最優先は自分の快楽である。

そして最劣後に回されるのは犯され女の尊厳である。今しもチュパチュパと倫子の顔周りから汁を吸う音がするのは矢板が彼女の顔でファックしているからだ。その濡れた頬はペニスを吸着し、まるで頬がフェラチオしているかのようだった。あるいは、性器同士による性交というべきだろうか。精液や愛液、さらには小便で濡れた顔は、まさに陰門同然だからである。


<つづく>




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[2012/12/15 04:41] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(91) 04:12

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前四時十二分


吉野と入れ替わったのは袋田である。“サービス”の功績を讃えられ、急遽譲られたのだった。

尻穴には東郷が入った。やっと念願叶ったわけである。つい先程エレクトしたばかりの彼だったが、こと肛門となると凄まじい勢いでリバースしていた。

一方、口の“ソーセージ”はそのままそこで肉汁を吐いて萎れた。だが数には事欠かないわけで、次々と新しい肉棒が差し入れられる。松倉、榊原、鎌先と順調に白濁汁を放出していった。一度に三本同時にしゃぶらされる瞬間もあった。

「奥さん、ウインナー大好物だね」

と松倉が言えば、

「フランクフルトと言いなさいよ、あんた」

と鎌先が返し笑い合う。

倫子の口はすっかりふやけてしまって、硬くて太い肉棒でかき混ぜられても、もはやミルク飲み人形ほどの吸引力もない。だがペニス容器としては十分だ。むしろそのための穴だとすら言っていい。

「ンア……フハ……」

休みなく勝手にモゴモゴさせられながら、倫子は次第に酸欠状態になって意識が朦朧としてきた。

しかもそこへ、渡瀬が余計なことまでしだしたから大変だ。

「どや倫子ちゃん、倫子ちゃんも一杯どうや」

そう言いながら、彼がよこしたのはお猪口である。そこになみなみと注いだ酒を、なんと彼女の口の隙間から流し込んだのである。

わけの分からぬままに何でも飲み干してしまう倫子。おまけに酒をまぶした陰茎までしゃぶらされる。これも渡瀬の仕業である。

「こういうのなんて言うのかね。“松茸の酒蒸し”かな」

羽根沢がそんな命名をし、自身もそれをやってみる。

こうして倫子は精液の連射に続いて、清酒、そして清酒の沁みた陰茎、さらに精子と清酒の混合液、そしてまた清酒、また陰茎、と前代未聞のチャンポン飲みをさせられることになった。

さらに、さらに、だ。

「ああ、酒入ると近うなってかなわんわ」

と言い様、渡瀬が次に飲ませたのは小便である。彼はなんとあろうことか、倫子の口の中で放尿を始めたのだ。

「ビールやビール。生ビールや、へへ」

彼はそう茶化しながら、悪びれもせずに笑った。

「おや、奥さんはビールもいける口ですか」

そう言いながら、何も知らずに寄ってきたのは浪岡である。すっかり出来上がっている彼は、持っていた缶ビールを傾けて、彼女の口にこれまた流し入れた。

「ゴホッ! ゴホッゴホッ!」

大いにむせながら、しかしどちらもちゃんと飲み干す倫子。冷たいビールも、そして“温かい生ビール”も。たとえそれが小便であっても、彼女の喉は支障なく潤されていく。

もちろん浪岡は、“つまみ”を出すのも忘れない。ビールのあてはウインナーである。ただ今の場合、つまみは大量にあるので彼のものだけが食されるわけではない。先の羽根沢の分もまだあるし、後からは別所もこれに加わった。

「搾りたての生ビールは格別でしょう、奥さん」

羽根沢はそう言って、彼もまた“生ビール”を飲ませた。事情をわきまえている彼のものは、もちろん温かい方だ。倫子はゴクゴクと飲んでいく。飲みきれない分が、大量に喉を伝って流れ落ちる。精子の残滓の混じった、濁った液体である。黄味はあまりなかった。

「うわぁ、ちょっと勘弁してぇや」

下にいた須賀谷が、その液を下腹にしたたか浴びて苦言を呈する。彼は袋田の後を継いでいたのだ。

「ひどいことするねえ」

女体の裏からそう感想を吐いたのは、東郷の後を継いでいた沼尻である。後ろにいる彼は、幸い被害を免れていた。

倫子は今、湯船のへりに座って前後を挟み撃ちされつつ、仁王立ちした男らから口淫を強いられているのだ。数あるワイフの中でも、ダッチワイフはとりわけ忙しい身分なのである。

一方、男達の方はというといい気なもので、自分の出番でない間は離れて談笑したり飲食したりし、そうしてまた気分が出てくると、女に寄っていく気ままな生活である。酒席でちょっと席を立って用を足しに出ていき、また戻ってくるような感覚だ。

さて、羽根沢、浪岡が済むと、ちょっとの間単独になった別所は、なんと彼も口内放尿を始めた。

「こらこら、未成年のくせに“ビール”か」

下から須賀谷が苦笑いする。だが、無論飲酒ではないから、その意味で咎められる筋合いはない。

「へへへ」

当初に比べれば随分大胆になった彼は、諦めることなく行為を貫徹した。特に口を独占しているわけであるから、彼は倫子の頭をがっしりと押さえ、手で陰茎を支えることもなく、思い切り口内に小便を出した。

「オォ……」

尻をプルプルと震わせ、うっとりとため息をつく別所。

片や、飲尿妻は必死だ。むせ返りながら涙を流す。その半開きの目は、とうに何物をも見ていない。さっき須賀谷が袋田と交代し、そして射精したあたりから意識がなくなっていた。だから、素直に飲むというよりも、勝手に喉へ流し込まれているといった方が正しい。反射的にせき込みはするが、基本はされるがままである。彼女の喉は、尿瓶なのだ。

射精後の陰茎はまだ勃起していたが、それが次第に治まってくると、別所はどんどんと腰を前進させていった。それにつれ、海綿体が舌の上を滑って、奥へ奥へと侵入する。そして遂には、倫子の尿瓶喉へ直接尿が注ぎ込まれるという寸法だ。

別所は下界を見下ろして恍惚となった。女に小便を飲ませている。女の口に根元までペニスをくわえさせて、自分は女の口の中で小便を出している。深く挿入するが故に、彼女の唇はこちらの陰毛に覆い隠されているほどだ。彼の欲情は歪んだ快楽に目覚めていた。少年は女を支配する悦びを知ったのである。

すると、再び海綿体が硬直し始めた。別所は倫子の髪をつかんで、やや乱暴に腰を前後に振りだす。

「フゴッ! ングォッ!」

完全に目を裏返して、尿瓶女は断末魔の唸りを上げた。口辺からは泡を飛ばしている。様々な汁が雑多に混じった泡である。

別所は自分の出した尿の温もりの中で、ゴシゴシとペニスを滑らせる。性交に続き排泄、そしてまた排泄と、やりたい放題の彼である。人を人とも思わぬ所業だ。その穴は彼にとってただのオモチャなのである。

その強烈な飲尿イラマチオによって、彼は再び射精した。彼の性器もまた、放尿と射精を繰り返すだけのただのオモチャになっていた。

「フー、フゥー……」

快感に目を細めながら、荒い息をついて別所は口性器の舌を無理やり引っ張り出す。そうして尿道口をその先でほじくらせた。すると、粘っこい汁に続いてまたぞろ生温かい液体がチョロチョロと湧き出す。彼は震えながら、時にはビクンと大きく尻を跳ねさせながら、夢中で女の口をもてあそび続けた。

その様を見て、宇川が呆れながらつぶやいた。

「悪ガッキゃなあ」

彼は須賀谷の後を受けて、そろそろ自分も、と陰門に入らんとしていたのだった。


<つづく>




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[2012/12/10 04:12] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(90) 03:59

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前三時五十九分


東郷が離れると玉造がそれにとって代わる。そうして始まったまぐわいをバックに、宇川が川棚へ話しかけた。

「君ら二十歳やったんか」

「そうですね、今年。僕はまだ十九なんですけど」

川棚は気さくに答える。

「お、ほな十代最後の思い出子作りやな」

脇から湊山が会話に加わる。羽根沢も参加した。

「十九か。じゃあ、言っても三国君とかとそんな歳変わんないっちゃ変わんないんだね」

それに対して異を唱えたのは須賀谷だ。

「いやあ、そらそんなことないで。この子らぐらいの時は、だいぶ歳の差感じるもんやで」

すると、それにやり返したのが沼尻である。

「こんな親爺達に言われたくないよなあ」

そう川棚に呼びかけた。これを受け、一本取られたという調子で笑う須賀谷。宇川は改めて言った。

「ええ成人式できて良かったなあ」

すると川棚は、

「はい。ありがとうございます」

と満面の笑みで応じた。和気あいあいとしたムードの一同である。

一方少し離れた輪では、別の話題に花が咲いていた。

「そやけど、そないにアナル好きか」

渡瀬が聞けば、まだ体の温まったままの東郷がそれに答える。

「そうですね。なんかあの独特の締め付け感がいいんですよ。特に根元までギュウッて絞られる感じが」

「ああ、確かにおもっくそ締まるな。“くそ”の穴だけに」

牛滝が応じる。彼は倫子の髪を集め、それでペニスをくるんで手遊びをしていた。

周りにいた伊東と西浦が不思議そうにその手元に注目している。その視線をこのアナル談義への興味と受け止めて、牛滝と東郷は一層濃く語り出した。

「――で、こっちの穴ってめちゃめちゃ熱くないですか」

と東郷が問いかければ、

「そうやな、腹ん中の熱が直接伝わってくるな」

と牛滝も同調する。それに力を得て、東郷はさらに持論を展開した。

「動物って、結局みんなアナルファックじゃないですか、それもバックで。だからやっぱ、こっちの方が実は本当なんじゃないかって、そんな気もするんですよ」

それを聞き、牛滝は大笑いである。

「ほんまや、確かにアナルファックやな」

だが、渡瀬は笑いながらも呆れながら反駁した。

「せやけど、子供はでけへんがな」

そう指摘されると、東郷に代わって牛滝がそれを受けて立った。

「ええねん。子供作る時は前ですんねん」

そうして無理やり議論を片付けておいて、彼は少年らに向かって呼びかけた。

「前と後ろと両方に挿してヤッたらなあ、目茶苦茶気持ちええねんで。後でおっちゃんとヤろか」

伊東と西浦は大きく肯き返した。

――と、その時、いつの間にか席を外していた袋田と藪塚が、手に手に何かを持って浴場に帰ってきた。

「ハーイ、サービスですよ」

袋田が言い、彼が差し出したのは盆の上に乗せられたスナック菓子などの軽食であった。藪塚の方には、ソーセージやポテトフライなどが乗っている。

「こっちも差し入れです」

後に続いて入ってきた矢板は、熱燗のセットを持っていた。

「うわっ、ええんかいな」

牛滝が嬉しそうに立ち上がって、そちらの方に向かう。

「これ何? ほんまにサービス?」

宇川も寄っていく。

「サービスサービス。今夜は祭りだ!」

矢板は大仰に言って、大浴場にその声を響かせた。それを聞き、歓声を上げる者、手を叩く者、早速に食糧に手を伸ばす者、皆々大喜びである。

「よっしゃ、腹ごしらえして頑張ろか」

牛滝が近くにいた少年二人の肩にそれぞれ手を置いて号令する。三本の勃起が水面に並ぶ。二人は言わずもがなにやる気満々である。その手には缶ジュースが握られていたが、それは矢板に続いて入ってきた鎌先が、

「こんなのもあるよ」

と言いながら差し出したものなのであった。彼はほかにも、缶ビールを用意していた。

「どうぞどうぞ」

「や、すんません」

早速徳利を傾ける浪岡、受ける吉野。

「乾杯!」

ジュースとビールで乾杯する湊山と白峰。そういう光景が至る所で見られた。そうなってくると、メインの趣向に段々注目が集まらなくなる。

この間交わりを続けていた玉造だったが、彼が折角精を打ち上げても、誰の気も引かなかった。そういう彼自身、自分も食べ物にありつきたくて、終わるや否やポテトに駆け寄る。

それと入れ違いに榊原がソーセージを手に倫子に近寄った。

「ほれ倫子ちゃん。あんたにも食わしたろ」

そう言って手にしたものを彼女の唇の間に含ませる。しかし倫子はそれを噛むということを既に忘れていた。彼女の口はここ久しく性器なのであって、ペニスをしゃぶることしか思い出せなかった。そこでどうしたかというと、ソーセージをフェラチオし始めたのである。

「アハハ、しゃぶっちゃってるよこの女」

それを目ざとく見つけた鎌先が笑う。

「もう口マンコしかできないんだなあ」

松倉も同情するような調子で、その実冷やかしにかかる。

「ソーセージだったらこっちの方がいいだろう」

そう言ってずいって囲みを割って現れたのは森岳だ。彼は自身の“ソーセージ”を彼女の口に含ませた。倫子はやはりそれもしゃぶり出す。むしろこちらの方が落ち着くとでも言うように。

「あ~、いいねえ。口もいいよこの奥さん」

森岳は言った。ここにきてこれまでのルールはいよいよ破綻しだした。

次に膣に入ったのは、順序無視で吉野である。最年長だが関係ない。

彼のはめる後ろから、倫子の肛門をいじるのは東郷である。挿入こそしないが、人差し指で容赦なくそこをほじくる。その傍には、別所と関が陣取って、先生による解説に耳を傾けていた。

「気ぃつけな、この兄ちゃん、自分らのケツ穴も掘りよるか分からんで」

後ろから渡瀬が揶揄する。別所と関にはぞっとする話だ。さすがに東郷は、“それはない”と大きく手を振って否定した。

そんな中、肛門への刺激によって膣のゆがみに気付いた吉野が、

「おっ、なんや締まるで」

と、いささかこそばゆそうな声を漏らした。そうして彼は、そのまま精液も漏らしていた。


<つづく>


現在時刻04:12(8時間19分経過)
挿入された男根=35本
発射された精液=82発(膣55・尻12・口6・顔2・胸5・手2)
発射された小便=3発




(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
(041)22:22~(050)23:53(051)23:54~(060)00:20
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[2012/11/27 03:59] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(89) 03:33

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前三時三十三分


「三年の――」

主役は粛々と次学年に移っていく。すなわち赤石・栃尾・別所の三名である。既に段取りをわきまえている彼らは落ち着いたものだ。おまけに、この集団で過ごした時間も長い。もはや古参といってもいい。すっかりくつろいだ様子で、各々用事を済ませていく。

「自分らもう何発した?」

真っ先にコトを終えた別所に向かって、牛滝が尋ねた。別所はちょっと考え込む風である。栃尾も答えない。すると、赤石が現に腰を使いながら器用に答えた。

「よ、五発。五発」

「まだ五発か」

牛滝は赤石の方へ向き直って言った。さらに訊く。

「ほんな、自分は?」

赤石は、以前にこの場でやった時よりもすっかり上手くなった腰使いに合わせて答えた。

「これで……五発です」

彼の言葉とともに、今宵四発目の種汁がその身から放たれていった。

「ンン、ヒイィー……!」

カエルのようにひっくり返った状態で、倫子はそれを受け入れる。もっとも、その不恰好さに接しても、周囲の人間はもう一々反応したりしない。淡々と会話を続けていく。

「五発。なんや、自分ら数揃えてんのかいな」

試合後の選手にヒーローインタビューでもするように赤石を呼び寄せて、にこやかに牛滝は尋ねた。

赤石は肩を抱かれながら、

「いやあ~……」

と照れ笑いである。言葉を濁したのはそういう意識が全くなかったわけでもないからだが、同時に、何やら大人の世界に足を踏み入れたかのような、そういう気恥ずかしさもあったからだ。一つの女体を囲むこの小さな集まりが、まるで前近代の村落におけるそれのように、一種のコミュニティ的機能を有しだしたものである。

――さて、赤石ら三人組の後を受けたのはOBの川棚であったが、彼が後輩らにも増して悠々と自己紹介をして倫子に入った中、牛滝は宇川の方を見て尋ねた。

「これ、このパターンで行く?」

要するに、一人一人の自己紹介形式を続けていくのか、という意味であった。かれこれ九人は消化していたが、それでも残り十九人が控えているのだ。

問われた方はやや苦笑いしながら悩む風である。言いだしっぺの彼であったが、少年らを囲んで触れ合う下りまでしか念頭になかった彼は、今や残りが大人だけになった状況に接して、半ば興味を失いだしていたのだ。

また、理由はもう一つあった。

「そうやなあ……」

そうつぶやきつつ、宇川は吉野の方を顧みた。すると、吉野はうつらうつらと船を漕ぎ出していたのである。

「吉野はん、吉野はん」

牛滝もそれに気づいて笑いながら彼に呼びかける。

「お? おお、おお……」

吉野は鷹揚に挨拶を返した。みんな笑っている。

「まあ、おっちゃんら普段寝てる時間やからなあ」

須賀谷が言った。その会話に川棚が割って入る。

「スンマセーン、すぐ回しますんで」

彼はそう言うと、腰の刻みを激しく細かくしだした。

「ア、ア、アッ、アッ、ハッ、アッ……!」

一段と激しくなった肉穴の摩擦の中で、吉野とは別の形で船を漕ぎだす倫子。胸肉の地盤が揺れる。

「でも、吉野さんまでまだまだかかるな……」

湊山が言った。この場で最年長と思しき吉野まで順番が回るには、まだ多くの時間を要しそうなのである。

「吉野はん、先やらしたってくれへんかな」

牛滝が次に控える東郷に呼びかける。それを見て吉野は、

「いや、ええてええて」

と遠慮した。そんな中、交わり中の二人は、

「イッ、イッく、ヒぐ……ヒィぐぅ……っ!」

「アー、イくイく、出る……ウッ!」

と口々に言って同調し、そのシンクロのままに絶頂に達した。

「さあ、吉野はん」

なおも牛滝が勧めるが、吉野は頑として腰を上げなかった。結局、東郷が順番通り立つことになる。

「あのぅ、おれケツで……」

肛姦好きの彼はここでもまたアヌスを所望したが、今度ばかりはそれを許されなかった。

「アカンアカン、ここはオメコや」

なぜかそういうルールを設けて、牛滝が指定する。全員で“穴兄弟”という定義を厳密に守りたいというのが、彼の妙なこだわりであった。

「この人“前”もええんやで。いっぺんヤッときて」

慰めるように彼に言われ、東郷は仕方なしに正常位セックスをすることになった。ゴリゴリした突起で濡れ穴に入っていく。

「――あっ、そうだ、すんません」

挿入してから気づいて、慌てて彼は自己紹介を始めた。

「ハハハ、まあ、もうええような気もするけどな」

牛滝はそれを聞いて笑う。だが、東郷は半分冗談交じりで、律儀に挨拶を続けた。

「――二十歳です」

陰門への出し入れに合わせて話す。

「はいはい」

牛滝はそれを聞きながら、倫子の頬を撫でまわして話しかけた。

アナルが好きなんやて、こいつ。後でいっぱいサしたってや」

それを受け、夢うつつの中で彼女は答えた。

「あ、後で、アナルもいっぱい犯してね」

東郷はそんな彼女を見て一層硬くなった剛直を、ズバンズバンと高角度から叩き下ろした。

「イ、イイィー……ッ!」

倫子はのけ反って喘ぐ。そんな彼女の後ろ側に回って、牛滝は股間の上に倫子の後頭部を乗せた。そのしっとりしたセミロングが、どす黒いペニスを包む。先端から漏れ出る粘液が彼女の頭皮にしみ込んだ。

「どや、オメコも悪ないやろ」

そのまま問いかける。

「あ、はい。気持ちいいです」

東郷は答えた。既に彼の中では発射前のムズムズした感覚が始まっていた。

「でも、まだアナルがええのん?」

横から渡瀬が問う。

「そ、そうですね、やっぱり」

東郷は照れながら言った。そうして彼は、周囲の笑い声の中で精を放出した。

「やっぱりアナルがええねんて、おばちゃん」

相変わらず後頭部を陰茎で突っつきながら牛滝が呼びかけると、細めた目で倫子は種付け主を誘った。

「わたしもアナル好きよぉ、――後でおばちゃんの使って、シましょうね」

ゴクリと唾を飲む東郷。その勃起は、穴を出てもまだ垂直立ちで脈動していた。


<つづく>




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[2012/11/26 03:33] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(1) | page top
湯けむ輪(88) 03:03

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前三時三分


「んっ、ふぅっ……!」

伊東は呻きつつ小さな尻を痙攣させた。少年のか細いため息は、男子でありながらどこかなまめかしかった。だが男であることに相違はないわけで、それが証拠に、熟女の臨んだものはしっかりと彼女の体内に注ぎ込まれたのである。

彼が離れると、そこの空洞からトロリと白いよだれが押し出されてきて、その大玉はそのまま湯の中へと落ちていった。

「アーアー、またもうお湯を汚してからに」

渡瀬が苦情よろしくその様を揶揄する。すると、はたと思いついて牛滝も言った。

「そない言うたら、この人かかり湯もしてへんのとちゃうの」

そうして、先の出来事に触れて、

「ションベンかぶったまんまやんか。うわ、きったな」

と、かなり大げさにザブリと湯を倫子へ振りかけた。

「ほんまや、あろたらな」

渡瀬も追随して湯を浴びせかける。それら両方の飛沫は対象の顔面にしたたか命中し、彼女をアップアップさせた。ちょっとした体罰のようであった。だとすれば、汚れた身で浴場に現れた挙句、入浴という本来の目的も果たさずに性交に興じていることへの報いであろうか。

もっとも、参会者達にはさして関心のない事実である。実際、順番を待つ者は次々と汚れた女に挑みかかっていく。

「えっと、二年の――」

次からは年齢が一つ上がって、その分男女の年齢差も少し縮まった。無論、一年だけのことであり、依然として親と子程の間柄である。

もっとも、発情したメスにそんな事象は関係ない。我々人間は、例えば虫や動物の交配を考えるとき、飼育員でもない限りあまり年齢などで区別して考えないが、あるいは他の種の生物から今の有り様を見たら、このセックスもただのセックスとして案外平常に見えるのかもしれない。

ともあれ、嬉々として喜びを謳うメスである。

「アアン! アアンッ、いいわぁ、いいわぁ関くぅん!」

周囲の大人達の入れ知恵で、相手の男の名を今宵初めて口にする倫子。虚ろな頭のはずながら、満ち足りた表情の故に彼女の望み通りかとも見える。

「せ、関君の、せっくんのおチンチン、かったぁい!」

こういうセリフはいかにも稚拙で安直でありながら、未熟な男子にとっては効果絶大であった。関は、あっという間に精を搾り取られてしまう。

続く者達も、

「上手ぅ、アッ、アッ、白峰君、上手よぉ! おばさんイかされちゃうぅ!」

「アン、すごっ! 大牧君の、すごいのぉっ! もっとグリグリしてぇっ!」

と、魅惑の口撃に遭って次々と陥落していく。少年達、いや、男の習性と言おうか、己の道具を褒められること、そうしてそれによって女が敗北宣言を発することに弱い。どうしてもそういう傾向が男にはある。

「おっきいわぁ! おっきいわよぉ、大牧君のおチンチン。おばさん、気持ちいい! 気持ちいいおチンチンよぉっ!」

こんなことを言われると、年若い者ならば余計にその気になってしまう。果ては情が移ってしまう。今しがた終えた関なども、つい特別に熱っぽい視線を倫子に送っていた。

そんなほのかな恋情に水を差すがごとく、中年達は下世話なインタビューを始める。その結果を受けて、

「――はあ、ほなら、あんたらのお母さんより年上なんやなあ」

と、灌漑深げに吉野がつぶやいた。たった今明らかになったことには、西浦、関、さらには栃尾の母親の年齢が、倫子のそれよりもずっと若いという事実であった。これは、ちょうど宇川が周囲にいた子らに尋ねたところの結果であって、実際には、そういう例はまだまだあるのかもしれない。だとしても別段不思議なことではなかった。

「ヘー、ほんなら自分のお母さんより年上の人で童貞卒業して、その上中出ししたんやな」

湊山が満面の笑みで言った。

「ということは、倫子ちゃんが君らの子供産んだら、君らのお母さんは、自分より年上の人が息子の嫁、つまり娘ということになるなあ」

彼の解説に、当の本人達は困惑顔である。代わりに、榊原が話題を引き取った。

「なるほど。母親より年上のおばちゃんを犯して孕ませたと。渋いねえ」

すると、それを受けて須賀谷が、

「渋いか?」

と言って苦笑した。その横から浪岡が会話に加わる。彼もまたタクシーを置いて、この集団に普通に合流していた。

「しかし、この子らから見たら十分おばちゃんでしょうに、しっかり勃起するもんですねえ」

彼の発言を受けて、関はそっと顔を赤らめた。

折しも、そんな“おばちゃん”相手にしっかり劣情満開の少年が今も現に交渉の真っ最中である。

「オッ、オッ、し、しっかり腰振れて、立派だわぁ! 素敵よぉ、三国くぅん、ウゥ~ン! おばさん感じちゃうぅ!」

三国は同学年中で最も背が低い。が、中々のしっかり者で、時期部長候補である。そんな彼が、賞賛に応えようと大いに頑張ってピストン運動をする。

「よしっ、ほらほら、おばさん喜んでるよ」

自分で言わせておいて、まるで彼女が自発的に言ったかのように矢板は三国のことを持ち上げた。三国も気づいてはいるのだが、やはり女の口から聞かされると、半分以上真に受けてしまうものだ。

「――美人は美人だもんねえ」

森岳が、先ほどの浪岡の話題を継いで言った、揺れる倫子を見つめながら。

広い大浴場のこと故、どうしても倫子の位置と近い遠いが出てくる。今、近い方には牛滝・渡瀬・矢板ら、遠い方に榊原・浪岡・森岳らがいた。

「おまけにLカップだし」

ほとんど冗談のつもりで彼は笑いながら言った。ただ、その肉竿は天を向いて立ち、若干反り返っていた。その反りを軽く愛撫しながら、彼は向こうの肉房を目で犯している。

その視線を知りもしないながら、倫子は淫らにわめき続けている。

「こ、こんなおばちゃんだけど、いっぱいおチンポしごいてねぇん! おばちゃんの体、いっぱい使ってぇ!」

彼女に性をぶつけるのは、ほとんどオナニーのようである。だが一部に思いやりめいたものがないでもない。彼女は、いわば温かみのある人形なのである。性愛の対象としてこれ以上はない。

「倫子おばちゃんでヌいてぇ! おばちゃんを使ってぇ!」

その利用を申し出た股間は、がに股開きでピクピク痙攣し、もはや本来の用途など忘れて、ただ男根撹拌のための中古容器と化していた。


<つづく>




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