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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(52) 23:55

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十一時五十五分


「何言ってんすか」

それを一向意に介さず、薮塚はいきり立った肉棒の真っ赤な先端を白い素肌に押し付ける。

「あんなガキにまでヤらせといて、今さら何カマトトぶってるんですか」

彼が指摘しているのはビデオの中の場面である。それは、見るからに骨格の未成熟な少年が、巨大な倫子の股の間に入って必死に小さな尻を振り、覚えたての射精で母親ほどの熟女に種付けを完了している所だった。

倫子は顔を赤らめた。“カマトトぶって”いるわけではなく、心から恥じらっていた。

「俺もおマンコさせて下さいよ」

そう言って、薮塚は彼女の左の耳の裏に唇をつけてそこを震わせる。

「あ……っ、アー……」

倫子は嫌がる意思を示すつもりで呻いた。が、後ろから抱きすくめられ、あの慣れ親しんだ固いものを体にくっつけられると、途端に戦意をくじかれて女々しい声に変わる。折角まともに戻りかかっても、それが持続したのはほんのわずかの間だけだった。ひと度地獄に落ちた者がそこから這い上がろうなどと片腹痛い、とばかりに、まるで運命が嘲笑っているかのようである。

そのように変心した裏には、一瞬の気の緩みもあった。すなわち、娘は確かにここに来ていたが、今はもうここにはいない、という事実が、結局のところ安心を呼び込んだものである。

「いいですよね? 入れても。好きなんでしょ? チンポ」

薮塚は彼女の腰をつかみ、ぐっと引き寄せた。今にも後背位で合体する構えである。たとえ相手が断ろうとも、どのみち実行するつもりなのだ。

「よかったなあ奥さん。また新しいチンポ入れてもらえるで」

観客である榊原が、無責任な声をかける。

倫子はいやいやと首を振るも、腰だけは自然と受身の姿勢を取り始めていた。哀しいかな、これが今の彼女の真実である。男の性欲をいやというほどしつけられた肉体は、元からの年の功もあって、もはや従順になるしか術を知らなかった。

「入れますよ」

薮塚はいよいよ切っ先を裂け目に食い込ませていく。しおらしく控えた女尻は、その角度といいとても挿入に適していた。肉棒はなんのストレスも感じることなくすんなり潜り進んでいく。

「おっ、おっ、あったけえ!」

内部へと己を進ませるにつれその表面にまとわりつく肉壁の印象を、彼は狂喜して叫んだ。女穴は肉棒を優しくくるんで、その身に彼の全身を飲み込んでいく。

「ンッ、ンン~……ッ!」

倫子は下唇を噛んで、長いものの入り終わるのを待った。しがみついているカウンターに、垂れ下った乳房がぶつかってつぶれている。

すると、渡瀬が横から手を伸ばして、わざわざそれを引っ張り上げて台に乗せた。おかげで、悦楽を謳歌する尖った乳首も、男を誘惑する深い谷間も、みんな向こう側のマスターに丸見えとなる。

もっとも、間もなくしてそれらの位置取りは、乱雑に崩れることになった。乳房がスベスベと台の上を前後に行き来しだしたからだ。それは、薮塚が腰を使い始めたからであった。

「どや、具合は」

渡瀬が尋ねる。

「やっぱ生、最高っす」

薮塚は腰を止めることなく答えた。

「そうやろ」

大きくうなずく渡瀬。

「そのまま中に出したったらええからな」

彼は、端から避妊の気遣いなどしてこなかった者の一員として、当然の如く新人にも膣内射精を勧めた。無論、避妊具を装着していない時点で、どこに射精しようが結果は同じなのであるが。

「マジっすか。うわ、生中出しとか最高っす」

薮塚は大いに喜んで返事したが、最前からのビデオでそんなシーンはとうに確認済みであるから、びっくりするというほどのことはなかった。代わりに、実体験でなくては分からない感想を述べる。

「意外とまだ締まりいいですね、この奥さん。――ねえ、奥さん」

彼は、渡瀬から倫子の方へと話を向け変えた。そうして、言いながらバチンと尻をぶつ。

「ングゥッ……!」

倫子は一瞬のけぞって震えた。

「奥さんのマンコ締まりいいですよ。わざわざ締めてくれてるんですか」

もう二、三発も尻をぶちつつ、薮塚は卑猥な質問を浴びせかける。倫子を征服した後から、彼はどんどん強気になって、一応敬語らしい言葉は使うものの、その内容たるや破廉恥一辺倒になっていった。

「最高ですね、肉便器のくせに締まりいいとか」

「肉便器!?」

薮塚の発したキーワードに、渡瀬が敏感に反応する。

「ハハハ、肉便器ときたか! そらええわ。――奥さん、あんた肉便器やて」

彼は豪快に笑って、倫子の髪の毛を乱暴に撫で回し、さらに言葉を付け加える。

「あんたにぴったりの名前やなあ。なあ? あんだけマワされて、中出しされ放題やもんなあ」

言いながら、顎でテレビの画面を指し示す。画面の中は、相変わらずの輪姦ショーだ。

すると、ふいにマスターが思いついて言った。

「そういえば奥さん、自分で自分のセックス見て、どうなんです?」

これを受け、榊原も、

「おっ、そうや。自分が犯されてるとこビデオで見ることなんか、今までなかったやろしなあ」

と、手を打って身を乗り出す。

「しかも、それ見ながらまた犯されてるんですからねえ」

マスターはニヤニヤしながら言葉を足した。


<つづく>



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