おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午後十一時四十六分 袋田達も、程なくしてそれに出くわした。 「オーイ、奥さん」 大浴場の暖簾の前から大声で呼ばわる男がある。倫子達がまだ二十メートル程も離れている内から手を振って。 「ん?」 こちらの男達は、戸惑いながら顔を見合わせる。そうして、肩を貸している倫子に答えを求めた。 「あ、お知り合いの方ですか?」 袋田が問う。 知り合い、確かに知ってはいる、それもうんざりするほど、体で。だが知らない。今もって彼の何も知らない。交流の極みまで行ったはずなのに何も。 よく見れば、顔もあまり知らない。倫子は、今日初めて彼の顔を真正面から見た気がした。といっても、何ら特別な感慨はないが。 男は、例の中年グループの一人、渡瀬であった。 袋田はちょっと不思議そうな顔をして両者を見比べた。彼の職掌がら、倫子と目の前の男が同じ一行でないことは分かっていた。客の少ない宿舎であるからなおさらだ。“旅先で親しくなったのだろうか”とは思われたが、何しろ女は裸である、一体どんな関係であるのか、彼ならずとも気になるところであった。 一方、不思議に思ったのは、相手の男も同様だったのである。 「あれ? 奥さん、あの子らは?」 渡瀬は彼女の後ろを目で探す。しかし、すぐにいないと分かるや、端から倫子の返事には期待せず、袋田に話しかけた。 「あんたらが連れてきてくれはったん」 「あ、はあ……」 問われた方は、迷いながら答えた。ありのままの経過を話していいものかどうか、判断つきかねる状況である。彼が覗き見た男達二人、すなわち宮浜と奥津とも、渡瀬は別の団体の客なのだ。一体何がどうなっているのか訳が分からない、と、彼は混乱した。 「え、せやけど、ほかのもんはどうしたんや」 渡瀬は素朴な調子で疑問を口にした。彼は彼で訳が分からないのだ。 このままでは険悪な空気になりそうであった。仕方なしに袋田は、これまでの経緯を説明することにした。といっても、藪塚と駆け付けた後からのことである。 「ヘー、ほんな、ほったらかされとったんかいな」 渡瀬は目を丸くして言った。そうして、 「なんでやねん。あいつらも、わけわからんなあ……」 と、心底腑に落ちない風に呟いた。が、追及はそれで終わりだった。 「ま、ええわ」 あっけらかんと彼は言った。袋田らにしてみれば、肩すかしをくらったようである。しかし、渡瀬は、自分の仕事の方が大事とばかりにどんどん話を進めていく。 「もっぺん温泉つかろ、いう話やったけどな、あんたらがあんまり遅いさかいな、ちょっと話変わって、やっぱり飲みに行こか、いうことになってん」 と、ここまで彼は倫子の顔を見ながら言った。 倫子は曇った目を足元に落としている。傍目には、聞こえているのかいないのか分からない。 渡瀬は、また袋田に目を戻して言った。 「しゃあないさかい、あんたら、すまんけど、この人このまま連れったってくれへんかなあ」 「は、はあ……」 袋田にはまだ話が見えようはずもなかったが、今の話の中で、とりあえず要請を受けたことだけは明らかだった。ただ、さしあたって関門はある。 「あの、このままですか?」 「ん? そう、このまま。今から」 渡瀬は、相変わらずあっけらかんと軽い。 袋田は、質問の意図が伝わらなかったのかと、倫子の方を気遣いながら重ねて質した。 「ええっと……あの、裸、で……?」 すると、渡瀬は、フフンと笑って答えた。 「そや。裸や」 彼はニヤニヤした。ただ、一応とってつけたように、 「どうせすぐそこやがな。スナックて、ここ出てすぐのとこにあるんやろ?」 と、提案の意図を補強した。 「ベルのことですか?」 横から藪塚が初めて口を挟む。“ベル”とは件の店の名前である。ただこれは、愚問の種類に属する問いであった。なぜなら、この宿舎の周りに今開いている店といえばそこしかなく、館内にもそういう店はないので、どう考えても行き先は一択なのである。 「ベルっちゅうんかいな、知らんけど。とりあえずそこまで頼むわ」 渡瀬は、まるでタクシーに命ずるように言いながら、最後に目を細めて藪塚を見、こう付け加えた。 「この奥さんな、めちゃめちゃスケベやねん」 藪塚は、さりげなく股間を後ろへと引いた。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53 目次へ
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