おことわり
R18
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なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

湯けむ輪(86) 02:53

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前二時五十三分


浴場に入って倫子がまずさせられたのは自己紹介であった。男達に向かい、三つ指ついて挨拶する。全裸の年増女が行うそれは、女将が行うそれよりもむしろ土下座のような惨めな印象を見る者に与えた。

「……板橋倫子と申します。――四十二歳です。――スリーサイズは……分かりません……すみません……」

「なんや、分からんのかいな」

牛滝がちゃちゃを入れる。例によって、男らの指導の下にしゃべらされている倫子なのである。

「測るやつおまへんの?」

湊山が尋ねると、慌てて袋田がその道具を取りに出て行った。

その間も告白ないし尋問は続く。

「――結婚して、子供もおります……」

そう話す倫子の顔はぼうっと上気して、その眼は虚ろであり、彼女はまるで催眠下にあるような、全然正気の感じられない様子をしていた。だがどことなく微笑んでいるようにも見えるのは不思議なことだ。

「子供もおんのにチンポ我慢でけへんねんな?」

渡瀬が問う。

「はい。子供もいるのにチンポ我慢できません」

倫子が答える。

「今日かて子供らと一緒に来たのにオメコしてしもたんやろ?」

榊原が問う。

「はい。今日も子供らと一緒に来たのにオメコしてしまいました」

倫子が答える。

「旦那の隣でも犯されてイッちゃったんだよね?」

鎌先が問う。

「はい。旦那の隣でも犯されてイッちゃいました」

倫子が答える。

「どスケベなんだねえ、子供もいるのに。どスケベなお母さんだなあ」

羽根沢が感想を述べると、これにも倫子は答えた。

「はい。子供もいるのにどスケベです。どスケベなお母さんです」

このやり取りがあまりにも機械的だったので、思わず玉造が噴き出した。

「なんか、面白いっすね」

つられて周囲の学生らも笑う。驚いたことには、何と倫子自身も笑顔を見せていた。ただし、その表情には意志の力が見えなかった。ただただ熱に侵されたように上気した頬を緩ませているのだった。

「今日も散々犯されてまあ……。――結局何本入れられたんやろ」

湊山が宇川を見て言う。しかし、宇川がちょっと考え込むような様子を見せると、傍にいた須賀谷が答えた。

「ここにおんのが、とりあえず二十八人やわ」

「うちの店でも四人――」

鎌先もすかさず補助を出す。

「ほな、三十二人か」

湊山がまとめを出す。その言葉に、一同はちょっとざわついた。

「ドヒャー、三十二人て、一晩で!」

鎌先が大げさな声を出して、皆の意見を代弁する。それに続いて、矢板も言った。

「しかもほとんど初対面なんでしょ?」

湊山はじめ、何人もの中年男達がうなずき返す。中で、宇川が情報を足した。

「ここにおんのは、全員や」

それを受けて、羽根沢が隣の森岳に話す。

「オレらだって、会って数分で入れてたもんな」

すると、その向こうにいた沼尻が修正を入れた。

「“数分”じゃなくて、“数秒”じゃない? 会っていきなり中出ししてた」

「超ヤリマンなんすね、奥さん」

玉造が笑いをこらえながら問うた。すると、すかさずその期待に沿う答えをする倫子。

「はい。わたし超ヤリマンです」

それを聞くや、学生らはどっと笑った。

「スゲー、なんかロボットみたいになってる」

川棚が笑いながら言った。

倫子は笑われても、ただ虚ろな微笑を続けるばかりである。彼女はどうしてしまったのか。温泉の蒸気にさらされて、その額には水滴が浮かぶ。他方、それとは別な滴が、彼女の股間を急速に濡らしだしていた。

「マゾやねん、このおばちゃん」

渡瀬が学生らに教えた。そして、さらにその解説を展開しようとする。

――と、そこへ、袋田が帰ってきた。

「すいません、遅くなって」

彼は睾丸をブラブラ揺らしながら、全裸で土下座の女にメジャーをあてがい出す。

「なんぼや」

待ちきれないという様子で牛滝が湯船から出る。次いで、矢板も上がったが、これは袋田の計測を手伝うためであった。それを見て、慌てて藪塚も出る。

「ええっとね――」

袋田が頑張ってメジャーを倫子の乳首の線に引っ掛ける。矢板がそれ反対側から持って補助する。一方藪塚は立ち上がらせた倫子を後ろから支えていた。出ては来たが、結局手持無沙汰な彼である。そんな彼に役割を与えてくれたのは榊原だ。

「垂れとるから測りにくいなあ。ちょっと持ち上げた方がええんとちゃうか」

この一言で、藪塚は倫子の乳房を背後から抱え上げた。しかし、その持ち上げ方が急過ぎて袋田にたしなめられる。一方、

「えっ! 一メートル以上あるんちゃうか、これ」

牛滝が計測者らの発表を待ち切れずに覗き込んで叫ぶ。負けじと袋田は発表を急いだ。

「ええっと……百十センチちょっと――」

それを聞き、宇川が爆笑しながら声を上げた。

「百十て、そんなことあるかい!」

ほかの大人達も笑いだす。吉野も笑いながら言った。

「ちょっと持ち上げすぎなんとちゃうか」

それを聞き、藪塚は唇を尖がらせながら手元をやや直した。

「いや、でも、百センチは超えてそうですよ、確実に」

部下をかばうでもないが、袋田が言った。疑いの目を向ける大人達も、やや信じだす。

「エー、そやけど、百センチもあるやつなんかおるかぁ?」

宇川はまだ納得しきれない様子だが、計測班は早くも次の課題に移っていた。それは、

「百十やとしたら何カップあんねん」

という牛滝の問いに答えなければならなかったからである。

「え? カップ?」

これには、計測班の誰もが戸惑った。彼らのいずれも、その算出法を知らなかったのである。乳房に関心の強い牛滝だったが、彼もまたそれをわきまえていなかった。

すると、唐突に口を開いた者がある。白峰である。

「アンダーバストは何センチですか?」

彼の意外な発言に、皆が一斉に彼の方を見た。見られてからはっと気づき、少年は耳まで真っ赤になる。

「おっ、なんやなんや」

渡瀬が面白そうに絡む。白峰は一層顔を赤くしてうつむいたが、仲間らに励まされて、発言の意図を明かした。

「アンダーバスト……を測ったら……あの、カップが……。トップとアンダーの差なんで……」

「ちょっと前行っておっちゃんらに教えたってくれるか?」

須賀谷は白峰を優しく促した。白峰、言われた通りに湯船を横切って倫子らの方へ行く。その途中、東郷が言った。

「ていうかお前、なんでそんなこと知ってんだよ」

彼のツッコミに、一同はどっと笑った。

計測の場に着くと、白峰は肝を据えて、依然たどたどしいながらも計測法を説明した。それによれば、乳首を結ぶ線、すなわちトップバストのサイズと、乳房の直下の周囲、すなわちアンダーバストのサイズを測り、その落差により二.五センチ刻みでカップ数は決まるということであった。

それを受け、袋田が結果を発表する。

「ええっと……アンダーが七十三.五ぐらいだから……」

と、ここで白峰ら傍の人間に計算を助けられ、改めて袋田は発表を続けた。

「エ、エル、Lカップぐらいですかね」

それを聞いた途端、また宇川が爆笑した。

「なんやそれ! なんかもう話無茶苦茶なってきたな」

「まあ、絶対測り方間ちごうとるわな」

吉野も呆れながら楽しそうに話す。

他方、牛滝は結果を信じているのかいないのか、ただただガハハと大きく笑いながら話にオチをつけた。

「ええやないか、Lで。L! “LINKO”ちゃんの“L”や!」

その言葉を聞いて何人かの少年達の脳裏には、“頭文字はLじゃなくてRなのでは?”という素朴な疑問が浮かんでいた。


<つづく>




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[2012/11/19 02:53] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(79) 01:30

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前一時三十分


そんな彼に向かって、亀山は念を押すように訊く。

「い、板橋さん、いいですよね? お、奥さんのおマンコに入れても」

相手の顔も見ず、自分の手元を凝視しながらである。その手に握られた欲棒の切っ先は、今にも陰裂に割って入ろうとしていた。

「ん? ああ。……しょうがないな、まったく」

板橋は呆れきった様子で投げやりに答えた。

「さっさと済ませろよ」

そう言いながら、渋そうな顔をしてみせる。今の彼にとっては、他人のセックスの補助など真っ平ご免こうむりたいのである。それでも一応は仲間が犯す女の腕を抱き、前屈みの彼女を支えてはやる。

「奥さん、どう? ご主人のチンポもお世話してあげたら」

ソファーにふんぞり返った藪塚が、要らぬお節介を焼く。これは本当にお節介なことで、板橋の股間は依然ピクリとも反応していないのだった。倫子が拒絶したのはそれ故である。初めはちょっと鼻先を股間に近づけてみたが、変化がないと知るや迷いなく顔をそむけていた。

一方、亀山の“チンポ”は剛毅である。それはいよいよ女陰を侵犯しようとしていた。

「入れますよ、板橋さん……」

律儀に最終確認を発して、相手の反応を窺う。しかし、板橋はもはや面倒くさいばかりで返答をパスした。もっとも、許容自体には疑いがないわけで、結局亀山はそのまま歩みを進めることにした。豊満な丸尻を引き寄せ、逆に自身の股間を押し出していく。

「ンッ、ホ、オア、ア、ア、アア、アァ……!」

男根のひと沈みごとにくぐもった声を漏らす倫子。つま先に力を込め、前に押し出されるのを耐える。自然、前方の補助役に接近することにもなる。補助役もいささか力を込め、踏ん張らざるを得なかった。期せずして夫婦の共同作業ではある。

「は、入りましたよ、板橋さん。奥さんに入りました」

亀山は言った。ここから先、彼はその都度の状況を板橋に報告していくことになる。

「お、奥さんの中、あったかいです。――すっげ締まります」

「ああっ、すご、気持ちいい! マンコが吸いついてくる」

「板橋さん――、奥さんどスケベですよ。自分で腰振ってます」

この一連の報告に、さすがの板橋も音を上げた。

「いや、別に一々報告せんでいいから!」

それまで無関心を貫いていた彼だが、とうとうたしなめずにはいられなかったものだ。すると、その真に迫った間があまりに絶妙だったもので、釣り込まれるように藪塚が噴き出した。板橋自身もすぐにおかしさに気づくや、彼もまた笑いを禁じえなかった。いまだいまいましいと思う気持ちはあるものの、結果として機嫌が直るきっかけにはなったのである。

その勢いで、彼は突拍子もなく核心に迫ることを言い出した。

「大体、“奥さん、奥さん”って、おれのカミさんじゃあないんだから」

この瞬間、藪塚、そして亀山もまた絶句した。それはほんの刹那的な時間だったが、たしかに一瞬の沈黙はあった。

その静寂を破ったのは、女の啼き声である。

「アアアッ! ンウー……ヒイィー……ッ!」

彼女の腹の中で、亀山の欲棒は一段と膨らんでいた。それがまた唸りを上げて、一層激しく猥門をこすり出したのである。

「アッ、アッ、アッ、アッ、アッ……!」

バックからの連突に負けて、いよいよ倫子は前方にその身をゆだねていく。真っ向から受け止めざるを得ない板橋。倫子は彼の懐の中で、別の男を愛し子作りに励む。前にいる男性は柱と同じ感覚なのだ。

「アン、アンッ、アア~ンッ!」

次第に甘え声で啼きながら、女陰を摩擦してくれる男根に媚びる。板橋はそれをただただ見下ろしていた。時折よろめくのは、亀山の腰振りがあまりに激しいからである。板橋は後輩に犯されている妻を受け止めながら、そのセックスの激しさにひたすら耐えるしかないのだった。その激しさは、彼がついぞ妻に与えてやれなかったものである。倫子が女の悦びを謳うのも故あることなのだ。

ただそれにしても、節操もなく喘ぎ狂う人妻だ。

「アァハアァ~ン……ンはいぃヒィ……イきまふぅ~……イき、イく……」

傍に寄って来た藪塚の囁きに応じて、アクメ近しと他人に告白する。藪塚は板橋のセリフ以来静かに、今度は大笑いではなく妙に静かに笑って見ていたが、にわかに立ち上がって倫子に寄ってきたのである。

他方、亀山は別な話題を振っていた。

「そういえば、この奥さん“リンさん”っていうんですよね」

それを聞いた板橋、また苦い顔をしてわざとらしく鼻に皺を寄せる。だがさほど不機嫌そうでないのは、この話題を後輩による冗談と受けとめたからである。もっとも、冗談にしても悪趣味とは思ったが。

「気持ち悪いこと言うなよ」

彼はいかにも嫌なことを思い出したという風に大袈裟に応じて、周囲の笑いを誘った。そんな中、渦中の人はマイペースにも自身の絶頂を告げる。

「イく……イく、イくイくイくっ、イぐ、イぐぅふぅっ!」

瞬間、どっとくず折れる。板橋は慌てて彼女の脇の下から手を入れて支え上げた。もしこれが妻なら、彼女は我が腕の中で、後輩・亀山のために性的絶頂を迎えたことになる。それは考えるまでもなく馬鹿馬鹿しいことだった。彼は、“リン”のようなメスの悦びの声も、またアクメを宣言する声も、妻からまだ聞いたことがなかった。

そんな彼を残し、妻はどんどんと先へ進んでいく。いつの世も女が先に大人になる。少女が初めて男を知るのと同じように、成熟した女になった今でも、倫子は今宵のわずか数時間で配偶者の知らぬエロスに開眼していた。あまつさえ、何も知らない彼の手の中で、倫子はこれより他の男の子どもの種を注ぎ込まれるのである。

「イくっ! 板橋さん、奥さんに中出ししてもいいですか?」

亀山は最終確認を行う。

板橋はぶっきらぼうに肯きつつ言った。

「だから、一々確認しなくてもいいって!」

それは、先ほど浮かんだうっとおしいモヤモヤをかき消す風だった。また、早く終了することは、彼の元来の望みなのである。

「ううっ!」

亀山は倫子の丸い背中にしがみついて、その精を芯から送り込んだ。三発目だったが、快感の上では今までで最高潮だったから、文句なしに放出できた実感があった。

倫子は顎を微かに震わせながら、今や顔面をすっかり板橋の腹に押し付けて、射精の悦びにひたすら悶絶していた。もしも快感の度合いによって妊娠の成否が分かれるのならば、今の性交で確実に亀山の子を宿していただろう。倫子の悦びはそれだ。メスの役割故のものである。それは、婚姻という社会的関係以前のものだ。

「ああ……すごい……倫子さん、気持ちいいよ」

亀山はうっとりしながら言った。

それを聞き咎め、板橋がすかさず指摘する。

「“リンさん”だろ? しっかりしろよ」


<つづく>




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[2012/05/12 01:30] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(74) 01:13

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前一時十三分


「ハアハア……」

両者はまるで二人だけの世界に没入したかのように甘い時を刻みだす。寸分の隙間もなく抱き合い、お互いから求め合って舌をからめる。射精の前後から、倫子の方も相手の背に腕を回すようになっていた。しっかりと抱きよせて固定し、相手の口を占拠する。まさに愛し合うセックスの体である。

精液を入れてしまわれれば、女体は自分ではなくその男の所有に帰するものだが、倫子もまた亀山によって手なずけられ、彼の命令に従いその種を孕まんとする勢いであった。それをさらに決定づけようとでもするように、彼の男根は一向に萎えない。膣の感覚では射精の有無を感知できない倫子でも、勃起は分かる。そこで彼女は、射精がいつまでも続くことを漠然と疑った。

すると、亀山がその実態を説明した。

「ねえ……もう一回していい?」

やや遠慮気味にではある。一度女を自分のものにして少しは落ち着いた様子だ。しかし、倫子への情熱の炎はいまだ冷めやらず、その驚異的な熱さは抜かずの二発を所望させたのであった。

ただ、こういう店には本来種々の制限があって、この店のように女性が回転して接客する場合にはなおさらシビアに判断されるものだ。もし今のような特殊なケースでなかったら、この願いは叶わなかった可能性もある。しかし、そこはやはり特別な今夜である。事情を知らない酔客にとっては、ただただ幸運であった。

新人風俗嬢は拒まない代わりに、濃厚な唾液の応酬によって答えた。業界の習いに則さない彼女にとって、これはただの性交に過ぎないのである。鎌先も何も言ってこなかった。彼女は軽くアシストすらように、自ら股間をすりよせていく。

対して、最初はさすがに及び腰だった亀山も、段々と最前の活況を取り戻していった。間もなく激しい腰振りを再現しだし、併せて持ち上げた乳房の先端を吸い上げていく。

「ンン、フ……ッ!」

倫子はその責めを受け、己が手の甲を口に当てながらのけぞった。思わず声が漏れる。愛を求められ、あまつさえ発情しきっていた肉体はあまりに脆かった。ことに乳首は敏感甚だしい。

その反応に気を良くして、亀山は一層責める。右・左、左・右と絶え間なく移動しては、母乳も吸い出さんとばかりに強く吸引する。その上吸われてたわんだ脂肪をその根本から両手で先端へと揉み搾っていく。

「ンッンッ、ンフ~ン……!」

かかる不埒な搾乳に、身も蓋もなくよがり鳴く豊乳熟母。暴れん坊の赤子の頭をきつく抱き寄せる。これは苛烈な求愛を耐え忍ぶためでもあったが、同時に更なる刺激を欲してのことでもあった。現に膝を揺り動かしては、自ら性交を助長している。貪欲なのである。

これに亀山も男気で応える。

「エロいよ、倫子。またいっぱい中出ししてやるからな」

実に驚くべき持続力によって連射を現実のものとする彼である。メス穴も受精の悦びに勇んで締め上げる。ところが、続いて発せられた彼の一言が、にわかにこの悦びに水を差した。

「旦那の横で思い切り孕ませてやるからな」

この時倫子はちょうどまたのけ反って宙空を見上げている最中だった。そこでこの言葉を聞いて、思わず彼女は左に視界を広げた。左側の席にいる者を見たのである。すると、たまたま相手もこちらを見ていた。

「アアァッ!」

たちまち彼女の口から断末魔の喘ぎがほとばしる。決して忘れていたわけではない、が、その存在が意識から遠のいていたのは事実だった。

「旦那よりオレの子供を産みたいんだろ?」

亀山は己の言葉に陶酔した様子で囁く。彼の中ではいまだ“リン”と“倫子”の同一視が続いているのである。すなわち、彼は倫子のみならず、恩人であるその夫をまで辱めんとするつもりなのだ。

「ンギ、イ、ヒ、イ、イ、イ……!」

倫子は歯を食いしばってこの凌辱に耐える。否、これは果たして凌辱なのか。女の体は、現に占拠されている男根の持ち物ではなかったか。折しもウィークポイントを亀頭で削られて、彼女は迷いだした。夫、それは我が子の父親であり、絶対的な存在のはずなのに。

「イッ、イッ、イィヒッ……!」

その腰は遠慮しない、迷いの中でも。ヴァギナは静止することなく仕事を続ける。ペニスを芯までしゃぶり尽くし、その精を自身に取り込もうとする考えだ。

熟妻は目まいを覚えながら打ち震えた。ゾクゾクする感じが背中から腹から同時に上ってくる。今は顔を右に向けて、その上念入りに目まで閉じていたが、さっき見た視線はその網膜から離れなかった。確かに目が合った、次の客と。忘れてはならない、次の客は決まっているのだ。

彼はまだ観ているのだろうか、そう思ってみても、発情した女体の欲するところは変わらない。厚かましくも素直に快楽に向けばく進していく。それでも保険はかけておきたい。

(あの人も気づいていない……気づいているわけない……!)

そう自分に言い聞かせて、少しでも安心を得ようとする。安心の中でこそ最高の快感が得られると思うから。ところが、それをあざ笑うかのように亀山が、

「見てるよ、旦那。倫子が中出しされるとこ」

と囁きかければ、途端に脳髄がしびれて不思議な満足感が降りてくるのだ。倫子は反動で亀山の背中をかき寄せた。膣門がぐっと閉まる。

(来る……来ちゃう……っ!)

暗闇の中でも肌に突き刺さる視線が分かる。マスク越しとはいえ見られているのだ、かつての部下に種付けされる淫乱妻のアクメ顔を。そうと分かっていながらあえて登り詰める性感は、もはや如何ともしがたい。

「ンッ! アフッ!」

倫子は節操を保てなかった。昇天――。同着で亀山の精液が膣房に広がる。その激しい脈動の中、彼女は亀山と接吻を交わした。たとえ社会上の配偶者が誰であろうと、動物本来としての夫は常にどういう者であるかを傍観者に知らしめるかのように。


<つづく>




(001)19:53~(010)20:15(011)20:18~(020)20:44
(021)20:47~(030)21:07(031)21:09~(040)22:03
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[2012/03/10 01:13] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
乳搾りの手コキ

人差し指と親指で輪っかを作る。それをゆっくりとすぼめていく。やや遅らせて、中指、薬指、小指も丸めていく。最終的には、中央に空洞のある握りこぶしが出来上がる。また開く。再び人差し指から順に締めていく。これを繰り返す。

「やってみて」

メグミは説明を終えると、アキハルに場を譲った。アキハル、おずおずと手を伸ばす。言われた通りにやってみる。が、上手くいかない。

「こう」

すぐにメグミがとってかわって、もう一度手本を見せる。指先の群れは、滑らかなウェーブを描いて開閉する。アキハルとは違って、連続した動きだ。

再び彼の番となる。が、やはり容易にはできない。メグミのような指使いができない。

しかし彼女は焦れることもなく、今度は彼の小さな手に優しくその手をかぶせて、

「こうやって、上から下へ……」

と、手ずから指導を行った。アキハルは少し照れた。その手の神経は、内よりも外の方に余計に注意が向いていた。そんな彼の気持ちを余所に、メグミは説明を続ける。彼女のソバージュからほのかに甘い香りが漂って、アキハルの鼻腔をくすぐった。

「やらせてあげる」

それは昨日の夜のことだった。

「したことないでしょ?」

そうして、今日の体験が決まった。

「おばちゃんが教えてあげるから」

半ば強制的だった。もっとも、アキハルにしても否やはなかった。興味がないわけはないのだ。

「おっきいでしょう?」

初めて目の当たりにして、思わずのけ反って驚いたアキハルを見て、彼女は笑いながら言った。確かに大きかった。

「ほら、今ここ、お乳張ってるでしょ?」

ポンポンとそこを叩きながらメグミは言う。そんな大胆な扱いをして大丈夫だろうかと心配しながらも、アキハルは怖々近づいていった。ただし、同じように触ることは遠慮した。

「乳首をこうやって……」

それから、さっきの説明が始まったわけだ。

「もっと強くしてもいいよ」

忠告を受けて、アキハルはやや力を込めてみる。すると、プシャーッと勢いよくミルクがほとばしり出た。

「そうそう、上手上手!」

嬉しそうにほほ笑むメグミ。アキハルも上機嫌で笑い返した。初めて感じた手ごたえだった。

彼にとって、ここでは何もかも初めてづくしだ。伯父夫婦の家を訪れ、彼らの家業を知り、実際に現場に足を運んで、そして間近で見た牛たち――。

牧場の規模は決して大きくないと伯父達は言ったが、並みいる乳牛を目の当たりにすると、初めて実際に見る光景に少年は圧倒された。牛の大きさも然りだ。そんな中企画された、今日の乳搾り体験である。

「あらぁ、上手いじゃない。うちで働いてもらおうかしら」

伯母はそんなことを言って彼をおだてる。実際には機械を使って搾乳することを教えられていたので、それがお世辞であることにアキハルは気づいていたが、それでも褒められて悪い気はしなかった。

ここに来て、彼の初めて知ったことがもう一つある。それは、女性としてのメグミの魅力だった。

コツをつかんだ彼は、用意された容器をわずかの間にいっぱいにした。

「じゃあ今搾ったのを飲ませてあげるからね」

そう言って器を抱えて立ち上がるメグミ。アキハルはその後について歩きながら、目の前で左右に揺れる尻を、見るともなく見ていた。





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[2012/02/29 23:59] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top
湯けむ輪(72) 01:01

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前一時一分


「よかったよ」

鶴巻は言った。ちょうど倫子が立ち上がった瞬間だ。彼女の身には、しっかりと親子の種が植え付けられている。

倫子はよろめきながらも、鎌先の介助によって次の相手のもとへと移動した。さりげなく振り返ってみると、どこかから現れた女が鶴巻の足元に近寄り、彼の股間をウェットティッシュやおしぼりで清めていた。

「お疲れ様」

などと、笑顔で語りかけてもいる。要するに、事後の世話を買って出ているわけである。見ていると不思議な感じがした。いわば、セックスがシステム化されているわけだ。男の世界ならではのものだと思った。

そのシステムに乗って、倫子は隣の客の上にやって来た。客は、おいでおいでをしている。先ほどとは違って、話はダイレクトだった。いきなりの挿入である。彼がおっぴろげている股の上にまたがって、何の前触れもなく交合するのだ。こうやって次から次へと客の上を移動して、ただただ精液を絞り出していく、これぞ職業的性交だ。そこに情は必要ないのである。

中出しされたの?」

合体するなり、客は問うた。これまた普段の彼からは想像もつかないセリフだった。彼は新木(あらき)。風呂場で倫子と戯れ、彼女の乳を無心に吸っていた子達の父親である。鶴巻よりはずっと若い。倫子よりも年下である。その彼が、平生ならば敬語であるにもかかわらず、今は対等に話しかけてくる。もちろん、相手を倫子と知らないでのことだが。

中出し、いいんだ?」

彼はややはしゃいだ様子で聞いた。ここでの会話は、皆こんなに露骨に猥褻な調子なのだろうか。即席のホステスである倫子には全く分からなかった。それもあって、彼女は相変わらず無言だった。沈黙が返って怪しさを増すかもしれないと一瞬は危ぶんだが、新木は特に意に介さない様子だった。

「ああ、すげえ。久しぶりのマンコ、すげえ気持ちいい――」

彼は言って、倫子の腰をつかみ、前後に揺さぶった。勢いのままにこうなったが、当たり前のように二人は男女の仲となっていた。無論、仮面なくしてはありえない構図であり、鶴巻の時と同様、改めて激しい抵抗感はある。やはり、これは裏切り行為であるからだ。

そういえば、彼は“久しぶり”などと話しているが、家では近頃ないのだろうか。倫子はふと疑問に思った。この辺りは、彼女が狂っている為というよりも、女ならではの厚かましい好奇心の故であった。さすがに聞いてみることはできないが、彼の妻を知っている手前、気にはなった。鶴巻の妻と同様、彼女とも倫子は親しくしているし、夫の愚痴なども互いに言い合っているのだ。

しかし、

「ンッ……ンッ、ンフ……ッ!」

そんな殊勝な考えはすぐさま雲散霧消した。ゴリゴリと硬いもので奥の壁を削られると、途端に浅ましいメスの姿となって快感に身悶える。折しも、先客のおかげで興奮しているさ中、またぞろ卑しい背徳感まで込み上げてきて、不徳の悦楽に拍車をかける。しかもその思いは、思わぬ形で飛び火した。

「ああっ、いいっ! うちの嫁よりいいよ!」

なんと新木からこんなセリフまで引き出してしまったのである。これには倫子も、少なからずショックを受けた。

だがよく思い合わせてみれば、新木の妻は、極めて子煩悩な上に気さくで話しやすい好人物であるが、髪型や着る物にはほとんど気を使わないし、体型も中肉中背で、いわゆる女らしさには些か欠ける印象を否めなかった。辛辣なものであるが、女はそういう値踏みをして常に生きている。倫子は刹那的にそれらを思い浮かべ、一人納得してしまった。

そして得た結論は、ズバリ、己の勝利であった。年は上だが、女としての優位は確実と思えた。いつの間に、彼女はこんな悪性になってしまったのだろうか。ここまでの価値観の解放は、女故ではなく、やはり狂ったが為であっただろう。

「アアン……ッ!」

彼女は勝ち誇ったように吠えた。現に今体内に新木の陰茎がある、これが勝利の証だと。

さっき隣を窺い見た時にはまだ眉をひそめたものだったが、あの後から急速に彼女の中で何かが変わっていた。性そのものを直視するようになったというのであろうか。要は、ここに集っている夫達も自分も、生活とは別個の所で性を発散しているのだと、それ自体が目的化しているのだと悟ったようである。

しかも、ここでの彼女の役割は職業的なセックス士である。次から次へと精子を抜き取っていく仕事だ。その中で倫子は、まるで花粉を運ぶ蝶のように柱頭から柱頭へと渡っていき、しかもそのことに一種の陶酔をすら感じるようになっていたのだった。

見渡せば、他の女達も順々に渡り歩いている。彼女らにとっては、これぞ本職である。よく見れば、今鶴巻の世話をしている女がどうやら先ほど新木の所にいた者であるようで、女達はこのように座席の前を巡回しているのだ。だが、やっている内容には、倫子との間に決定的な差があった。すなわち、彼女らは口で奉仕するのみであって、その中の誰一人として挿入行為にまでは及んでいなかったのである。

「本番ありだなんて、びっくりしたよ」

新木もそのことに触れて言った。

「穴場だねえ。こんな田舎でさあ。――あ、田舎だからかな」

彼にはよほどこのサービスがお気に召したらしい。ハイテンションで、言わなくてもいいことまでしゃべる。

「実はさ、ここ結構年齢層高いじゃん。で、“あ、まあ田舎だし、こんな流行らない店に、しかもいきなり来たんじゃしょうがないか”なんて思ってたんだけどね――」

他の者には聞こえないように一応気は使いつつ、ひそひそと彼は続ける。

「でもさ、リンさんみたいなお姉さんなら大歓迎だよ。後から出て来たの見てびっくりした。こんなナイスバディーとヤれるんだ、って。外人みたいな乳だよね。たまんねえ」

言いながら、彼は倫子の乳房を持ち上げ、そしてストンと落とし、また持ち上げてはストンと落とし、というのを何回か繰り返した。急降下した後に軽く弾んで揺れる脂肪の塊からは、説明不要の重量感がにじみ出ていた。

それにしても、鶴巻といい新木といい、その女の乳の扱い方に実際に接してみればみるほどに、どんどんと彼らの生々しい性の実態を目の当たりにしているようで、倫子はまた最初とは違った感想を抱くようになっていった。この時点では、もはや不快感よりもむしろ妙な高ぶりの方が先に立っていた。向こうは想像だにしないことだろうが、こちらは彼らが誰なのか知っているのであり、それが一種の覗き趣味のような気まりの悪さを生む。家で奥さんにどうやっているか、そんなことまで妄想が膨らんでしまうのだ。

「ンンッ! ンフゥ……ッ!」

舌をからめ合いながら、彼女は身悶えた。その身をたぎらせるのは、またしても背徳感。

さっき新木は、“年齢層”などという言葉を使ったが、倫子が誰かは知らずとも、相手がそこそこの年増であることを察してはいる風である。おそらく彼にとってこういう店に期待するのは、もっと若い相手なのであろう。だが、それでも倫子ならいいと言う。現に陰茎を激しく勃起させ、子供のように無邪気に乳房と戯れているではないか。

果たして妻との交渉でも、彼はこんなに愉しめるだろうか。彼女も倫子より年下である。それでも彼はリンの肉体を選んだ。オスの性欲は、もっと熟した女との繁殖をあえて望んだのだ。彼だけではない、彼の息子達だって倫子の裸を見て勃起していたではないか。まだ機能は未熟だというのに、一人前に彼女をメスと見定めて、これを孕ませようと反応していたのだ。

「なんか、リンさん、すげえエロい……」

新木は言った。それは気持ちを高ぶらせ、体を火照らせて、痴穴からバシャバシャと煮え立った汁をわき出させる熟女を見て、自然に出てきた表現だった。熟れた肉体は、今宵数々の男を経てさらに熟成し、その上タブー破りの連続によって精神的にもかせが取れて、オスの本能を刺激せずにはおかない作品にまで仕上がっていた。

新木の股間はいよいよヒートアップした。より角度をつけ、熱を帯びて突き上げる。倫子も負けじとこれを受け止め、さらには絞り上げさえする。

彼女はふと思った。翔太や修次もいずれこのようなことをするのだろうか、と。思えば、肇も昔は小さかった。彼のことは、ほんの幼い頃から知っている。そういう子と、あんなことをするようになるとは思わなかった。今では、父もろともに子作りをする仲だ。だから、ひょっとすると……。

「あっ、イく! イくイくイッ……うっ!」

倫子の邪まなる欲情に飲まれたのか、新木は急激な絶頂を迎えた。派手な宣言とともに、陰門内部へ怒涛の射出。

「ウッ……フウゥ~……ン!」

倫子は彼の肩を抱きしめて、その全てを迎え入れた。その脳裏を、今はまだ幼い兄弟達の、この父親のとよく似た形がよぎっていた。


<つづく>




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[2011/12/31 01:01] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(66) 00:39

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午前零時三十九分


「ほな奥さん、お次は運ちゃんにサービスしたってぇな」

藪塚が終えたのを見届けると、すぐに渡瀬は倫子を催促しにかかった。

「いえいえ、わたしは別に……」

運転手は“サービス”の相手として指名されていながら、まだ応じるとは言っていない。他方、はっきりと拒んでもいない。ただ、彼の心の弱さだけは明々白々であった。

もっとも、彼がどう逡巡していようとも、渡瀬が既に決定した事項である以上、それは絶対的方針にほかならなかった。倫子はいまだ藪塚の脈動とともに彼にしがみついていたが、やがて窮屈に体を折り曲げた態勢で、まだ直立して余韻に浸っている肉棒をズルリと抜き出させられた。

と、ここで一つの問題が持ち上がった。どうやって次の相手のもとへ移るかである。言うまでもなく相手は前方の座席にいるわけだが、そこに至る道にはタクシー故の障害があって、とても車内からスムーズに移動できそうもないのだった。渡瀬も普通の車の感覚でいたものだから、ついうっかりとこれがタクシーであることを失念していたものである。

「しゃあないなあ……」

彼は言ったが、しかしこれぐらいでめげたりはしない彼だ。次いでその口から飛び出したのは、倫子にも運転手にも思いがけない提案であった。

「外から回ろか」

なんと一旦車から降りて、助手席に乗り直せというのである。真っ裸の倫子にだ。

これにはさすがに渋る彼女だったが、渡瀬は問答無用で強行しようとする。

「大丈夫や、一瞬やからバレへんわ」

結局のところ彼の指示で、車は信号もない道で急遽停止することになった。繁華街でもない夜の街は暗く、また人っ子一人歩いていない。が、最大の難関は後続車である。それだけは彼の言うとおりに“大丈夫”ではない。既にこんな何もない場所で停車したこと自体、不審がられているであろう。

「ほれ、はよしなどっちみちバレんで。奥さんが行くまで動かへんからな」

これが最後通告となった。これ以上の時間のロスが、そのままゲームオーバーに直結するのである。もはや選択の余地はなかった。

とうとう倫子は走った。ドアをこじ開け、転がるように車外へ出る。そして、できるだけ身を低くして助手席のドアノブをつかんだ。確かに“一瞬”だった、ここまでは。

ところが、ここで小さなハプニングが起きた。なんとドアが開かないのである。運転手がカギをかけたままにして忘れていたのだ。

(開かない!)

ガチャガチャとノブを引っ張って、泣きそうになりながら倫子は焦った。それもまた一瞬のことだったろう。しかし、足裏に伝わる路面の冷たさが、この時間を永遠のように錯覚させた。無論、ドアはすぐに運転手によって開けられ、彼女はまた転がるように中に飛び込んだが、彼女の焦りようは、勢い余ってサイドブレーキのレバーに乳房をしたたか打ちつけたほどである。

「ハハハ――いや焦ったなあ!」

後ろでは渡瀬が大笑いである。この男は、人の人生をおもちゃにしてなんともないのである。

倫子は今日初めて大きな怒りを覚えた。これまでにも怒る機会は十分あったろうにおかしなものであるが、えてして自然の感情とはそういうものである。ただし、感情は靄のように移ろいやすく、彼女の心もすぐに恥ずかしさ、そして情けなさの方にシフトしていった。髪を振り乱し肩で息をして、真剣に馬鹿な試練に立ち向かっている自分……。

(終わった……)

何もかも、人生も全ておしまいだと、彼女は思った。犯された上に嬲られて、むしろどこに明日への光明があるだろうかと。そう思うと、さっきの行為が客観的に蘇ってくる。ひたすら精液を流し込まれた膣や肛門、恥ずかしげもなく出っ張り垂れた乳房、だぶついた尻や腰、くたびれきった四十路の肉体……、そういうものを公然とさらして、ガニ股でなりふり構わず走る女……。

男達は彼女の噂をする。

「さすがにバレたんじゃないっすか?」

と、藪塚。

「そうかもしれんな。そやけど、さっきもあんだけまともにビデオ見て、全然気づきよらへんかったからなあ――」

と、渡瀬。彼の言うのは、倫子らが店を出た直後の様子だった。トイレから出てきた倫子の夫は、まだ回っていた彼女の輪姦ビデオを見、しかもそこには彼女の顔まですっかり映っていたのに、まるっきり気がつかなかったというのである。

これを耳にした倫子の胸に、ほっと少し安堵の情が浮かんだ。彼女はそれに気付くと、また嫌な気持ちになった。だが希望とは容易に捨てきれぬものである。

やがて、車は再び走り始めた。


<つづく>



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[2011/12/09 00:39] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
熟女・オブ・ザ・イヤー 中園貴代美

発表します!
熟女・オブ・ザ・イヤーは……

中園貴代美さんです!

おめでとうございます。中園貴代美さんには、全世界のスケベ男子より、全てオナニーによって絞り出されたザーメンと、「お世話になりました」という賞賛の声が送られます。

※この賞は、容姿、演技、実績等を総合考量して、いわゆる“熟女カテゴリー”内におけるナンバー1を選び出すという権威あるデタラメです。


ふぅ……。

素晴らしい。素晴らしいよ、彼女は。
ここのところ、ずっと彼女にばかりお世話になっているんだ。

ヌける! この人はヌけるっ! 今一番、最高にヌけるぅっ!


――ということで、どハまり中です。
正直言って、欠点が見当たらない。

一瞬は、山口玲子さんが改名したのかな? なんて見当違いなことを考えてもいました。
(山口玲子嬢にも、もちろんお世話になったことがございます。ちょっと仏像系の御顔立ち)
いずれにせよ、きれい、かつエロい顔。
でも、顔がどストライクに好みというわけではない。

最初はおっぱいに惹かれて、サンプルを見ました。
確かにおっぱいはすごかった。
そしてパイズリが上手い。そう、これがまず素晴らしい点。

爆乳のくせしてまともに挟めない女なんて、一体なんのためにでかいのぶら下げてんの、チンポ挟むためだろうが、って思いますよね。
胸板と指先で摩擦するって、そんなもん詐欺やないか! 実際には結構気持ちいい? 関係あるか! ビデオでは、おっぱいのお肉だけでパフッと、ギュッと挟んでなんぼなんじゃい! 手は添えるだけ! 添えるだけぇっ!

……すみません、取り乱しました。
ちょっと待って下さい――。


ふぅ……。

失敬。
この中園貴代美さんのパイズリは素晴らしいですよ。というか、“出来て当然ですけど、何か?”みたいな感じです。本当にすみません。おっしゃる通りです。
そして実は、このことが彼女を語る上でとても重要なポイントなのです。すなわち、おっぱい女優なのにパイズリのシーンがピークではない、それだけが見せ場ではないということ。ひいては、おっぱい女優にカテゴライズすること自体再検討を要するのかもしれません。

まず、ベロチュー。
おっさんとのディープキスシーンは、早送りすることも多い。しかし、この人は見られる。むしろ思わず見入る。そこに視聴に耐えられるだけのエロさと美しさと、そしてテクニックがあるからでしょうな。
実際、キスシーン多いですよ、どの作品も。分かっていてやっておるんでしょう。

次にフェラシーン。
一生懸命ほおばっているときの口元の表情が、みやびつづる氏の漫画に出てきそうだと思ったのは私だけでしょうか。男根を本当に慈しみながらくわえる様がかわいらしい。
また、舌をチロチロと小刻みに動かしながら竿を舐め上げるテクは、これまでの豊富な経験数を窺わせます。
やはり風俗上がりでしょうか?

そして、合体。
遺憾なく威力を発揮する柔らか爆乳。いいですね、垂れ乳。好きだなあ。この人の騎乗位はほんとにヌけますよ?
垂れ乳って生々しい感じがいいんだと思います。仰向けの時広がって左右へ滑り落ちる所とか、バックの時のブランブランとか……。あっ、斜め後ろから背中越しに眺める垂れ乳も大好き。ていうか一番好き。

その熟れ乳を駆使した見事なパイズリに関してはもう書きましたね。
ほんとにスゴ技なんですよ。でもそれを決して誇らずに、普通に流れの中でやってる。すごく贅沢です。本来なら、ここメインで一本作ってもいい位な屈指のパイズリなんですけどね。

考えてみると、結局彼女の魅力って、こういう奉仕する姿勢なんじゃないでしょうか。パイズリもそう、フェラチオもそう。その根底に通じているのは、サービスの巧さのような気がします。
責め好きとか、責めが得意と豪語する女性は沢山います。AVにも風俗にも。でもそういう方々の場合は、えてして独りよがりなことも少なくありません(風俗の場合は、単純に触られるのが嫌だから、あらかじめ予防線を張っているということもあるでしょう)。“気持ちいいでしょ?”とかって、一方的に盛り上がる感じ。
中園貴代美さんとの違いはそこです。彼女は男の側から男のためを思ってやっているように見えるのです。
そういう意味で言うと、かなり出来る人、あるいは男を知っている人、ということになるでしょう。

さらにその長所を、彼女ならではの魅惑的な母性が倍加しているのですが、その点については動画の後にお伝えします。まずは基本中の基本、欲求不満の人妻さんです。

「引越ししてきた隣の新婚夫婦」

引越ししてきた隣の新婚夫婦

[高画質で再生]

引越ししてきた隣の妻は欲求不満1 [アダルトホームページ] [アダルト動画]
[高画質で再生]

引越ししてきた隣の妻は欲求不満2 [情報商材] [アダルト動画]

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ミラー2  

ふぅ……。

ええっと、なんでしたっけ。そうですね。
演技はまずまずですよ。楽しんでやっているみたいです。
声が高くて、時折間の抜けた調子には聞こえますが、そもそも何がエロいかをよくわきまえてらっしゃるので、前述の母性的な雰囲気とも相まっていい感じです。柔らかく、温かく、かわいい。
この方、よくカメラ位置を視界の端で確認してしまうんですけど、もはやこういう見当違いなプロ意識ですら許せてしまう。

――ダメだ。ハマってるから何でもありになってきた。ブームが去った後に見たら、自分でも首をかしげるようなことを書いているに違いない。
ウーン……でも……ま、いっか。勢いで書いちゃえ。

あ、そうそう、セックス中に相手にかけるセリフはアドリブ的でとてもナチュラルです。この辺は感情移入しやすいのかな? あるいは板についているのか。あえて覚える必要もないみたい。

では、続いてもう一本見て下さい。今度は禁断の近親相姦ものです。実はこの人、母子ものが非常に多いんです。
そっち系はちょっと……という方も、食わず嫌いしないで一度見て下さい。私もこの設定自体には全く興味がありませんでしたが、何を隠そう、以下の作品で中園さんにハマったのです。アー、もうガマンできない!

「母子交尾 [蓼科路]」

母子交尾 [蓼科路]
[
高画質で再生]

Nakazono Kiyomi 1.flv [アダルトライブチャット] [アダルト動画]
[高画質で再生]

Nakazono Kiyomi 2.flv [エロチャット] [アダルト動画]

ミラー1  
ミラー2  

ふぅ……。

いかがでしょうか。これを見ると、なるほど、母子ものが多いのもうなずけるのではないでしょうか。彼女の包容力(肉体的な意味でも)は、母親役にうってつけなのかもしれませんね。

こんなきれいでエロ乳の母ちゃんがいたら、そりゃあおかしな気分にもなりますわな。ま、いないから心配ないですが。第一、こんなに若い母親だったら、血のつながりをまず疑えっての。
もとより男優の年齢設定や見た目とのギャップにはツッコんだら負け。昔からのお約束。要はロマンですよ、ロマン。

ところで、この作品を見ると、カメラワークにも随分助けられているなと思いますね。長回ししてじっくりと追ったりとか。もちろん、被写体が良いのが大きいですがね。え? カメラワークって何って?

……さ、さて、こんな動画もありますよぉっと。

「たびじ 後家と義弟」

たびじ 後家と義弟 中園貴代美



ミラー1  
ミラー2  

ふぅ……。

あ、あれれ、やっぱり近親相姦ものですねえ。やはり手近な所に性処理の相手がいるっていうのが、いいんでしょうかねえ。
もいっちょ。

「背徳相姦遊戯 義父と嫁 #05」

背徳相姦遊戯 義父と嫁 #05 中園貴代美



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うっ……! ふぅ……。

ああ、何回でも立っちゃう。幸せだなあ。
でも、彼女みたいな体型って、若くてくびれがあって、とかが理想の人にとっては、まったくの射程圏外だったりするんだろうなあ……。信じられないけど。





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[2011/11/30 23:30] | AV女優 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(53) 23:57

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十一時五十七分


「ンアッ! アアッ!」

倫子は答えを言う代わりに、短いあえぎ声を発した。それは無意識に出たものではあったが、結果として羞恥心を庇うことにもなった。こういう知恵は、男に対していつも受け身である女という生き物の構造上、必然的に処世術として備えられたものである。

一方、男はそういう誤魔化しを容易には許さない。

「どや、自分の見てたら興奮するか」

しつこくも渡瀬が問いかける。男は女を我が物にしただけでは飽き足らず、骨までしゃぶるが如くなお徹底的に辱めようとするものだ。

「ウ……ウウゥ……ッ!」

倫子は愁眉を寄せて、低く呻いた。寄ってたかって猥褻な話題を向けられ、ただでさえ後ろからの激しい責めを受ける身は気もそぞろ、一つ事に集中できなくてパニックになる。そうして、追い詰められて苦しくなると、むずがゆいような切なさが体の芯から込み上げてきて、急速に眼の前が真っ白になっていく。

「どや、またイくのとちゃうか」

渡瀬が彼女の反応を目ざとく指摘する。

「イく時はイく言わなあかんで」

まるでそれが定まった慣わしであるかのように彼は言った。

「奥さん言って下さいよ。ほら、もっとエロい声聞かせて」

薮塚も彼の尻馬に乗って、卑猥な指令を出す。それと並行して、硬直した男根をより一層精勤に突き立てる。

「そや奥さん、遠慮せんと声出したらええんやで。あの時みたいに」

榊原はビデオの画面を指し示す。

「見てみいな、あんな大きい声で喘いで」

言われて、倫子は思わず、その霞がかった目の端でそちらを窺いみた。別に彼の指摘を真に受けていたわけではなかった。そこに映っているのは、されるがままに男達の相手をさせられている、ただただ哀れな女の姿ばかりだと思っていた。が、真相は少し違った。

『アンッ! アッアッアッ……!』

女は男達の輪の中で、明らかに媚びを含んだ声で啼いていた。それを見る限りでは、決して被害者であるとばかりは言えないほどに。

(え……ええっ!?)

倫子は瞳を見開いた。そこに見たのは、レイプというよりもセックスであった。輪姦というよりも複数プレイであった。要するに、嫌々やっているという風には、どうにも見えづらかったのである。

(どうして……!?)

倫子には理解できなかった。なぜなら、自分では決して心から受け入れているつもりなどなかったからだ。それなのに画面の中の彼女は、AV女優さながらに派手な声を出して喘いでいる。その様子たるや、見ていて恥ずかしくなるほどである。もしこれが、倫子自身でなかったとしてもだ。

『イッ、イ、イヤァ……ッ!』

言葉では、一応拒否の姿勢を示してはいる。だが、それが全然本心からのものに聞こえない。そもそも、そういう拒絶の意思も含めて、あらゆるリアクションを抑え、ほとんど無反応を決め込んでいたつもり、あるいは声を出す気力もなかったはずなのだ。それがどうだ。現実には生き生きとして、男と対等に性交しているではないか。倫子は、自身の記憶とカメラの記録との懸隔に驚愕した。

「ほれ、見てみい。チンポくわえて離しよらへんわ」

渡瀬が耳元でささやく。彼の言葉通り、確かに、一度口から離れた肉茎が再び口元にあてがわれた時、何のためらいもなく吸いつき、何なら自ら迎えに行きさえする彼女の姿が画面にはあった。

倫子の顔は、カーッと耳元まで熱くなった。初めてこの映像に気がついた瞬間とはまた別種の恥ずかしさが込み上げてきた。初めの時のは、自分の裸とセックスが記録され公開されていることに対する単純な印象であった。それが今は、確固とした知識として、その破廉恥さを理解した感じなのである。例えて言うならば、大人になってから幼き日の無邪気な行為を思い出し、赤面するといったところだろうか。

もちろん、男達がそういう見方を強調するためも、また撮影者がこぞって卑猥に見える映し方をし、しかもそれを客観的に見ることで、被写体がいかにも淫乱そうに見えたためもあったろう。ただそれにしても、倫子には衝撃的に過ぎた。自分はいつもこんな顔で、こんな声で性を営んでいるのだろうかと、不審にも思う。

『どや奥さん、チンポええか、ええのんか』

誰かが問うている。それに応えて、

『ア……イー……イ、イイ……ッ!』

と、倫子は臆面もなく叫んでいた。聞きようによっては誤魔化しているようでもあるが、今の倫子には、確実に質問に答えているように聞こえていた。さらに間違いようのないことには、

『イ、イ……く……イく……イぐ……ヒぐ……っ!』

男になじられて、情けなくもエクスタシーをすら告白している。

(やめて! もう、やめて……!)

悲壮な思いで、倫子は火照った顔をしかめた。折しも、込み上げた切なさが絶頂に上り詰める時だった。性器への摩擦はいよいよ加速し、またぞろあの昇天境地へと肉体はいざなわれていくようだ。ここ数時間来、むしろこちらの方にいることの多い境地である故に、行くというよりは帰るといってもよい位である。

かかる肉体的責めに加え、今は精神的プレッシャーもある。それが極地に達すると、脳天がジンジンとうずいて、頭の中は真っ白になる。羞恥の極みと女体の高ぶりが化合するのである。それは紛れもなく、快感の一種と認めざるをえないものだった。

「ン……ンヒィッ! アアアッ! アハァー……ン!」

ついに倫子は、ビデオの映像よろしく高らかに啼いた。その瞬間にはもう、自意識は飛んでいた。グーンと天に昇っていき、そのまま惰性で空に放り出される感じである。そうしてその漂う間に、彼女は心からの肉の喜びを謳歌するのである。

「ハハッ、奥さんまたイッてはるわ! 大きい声出してまあ」

榊原を筆頭に、男らは倫子のアクメ姿を揶揄して笑う。

しかし、倫子はもはやそんなものには構わない。

「ンッンッンッオッオッオッ……!」

喉奥から絞り出すような咆哮を上げ、薮塚の交尾に応じている。彼の絶え間ないピストン運動のおかげで、今晩は乾き知らずの恥部から、グッチャグッチャと液状音が鳴りやまない。

心の砦を落とされた彼女は、今や性の権化であった。加速度的に淫靡の色を増し、秘めていた性欲を露わに漏らしていく。それは、ある種幸せなことであったかもしれない。ひと度何もかも打ち捨てて、性の追求にまい進できるということは。

ところが、運命とはいたずらなものである。折角自分を諦めきれたのに、彼女が性に狂いきることはまだまだ許されはしないのだった。

それは、薮塚がバックから彼女の体を助け起こし、それと合体したまま、カウンターを背にして椅子に座った時に発覚した。彼女は気が付いてしまったのだ。部屋の角のソファーの上に、横たわっている人間がいることに。そしてその人間が、とても赤の他人とは思えないことに……。


<つづく>



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[2011/10/09 23:57] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
だらしない体の若妻・荒木瞳

荒木瞳さん。近頃そそられる女優さんです。殊更に強い衝撃を受けたではありませんが、いつの間にか我がエロポケットに居座って、健気に股間を温めてくれていた感じ(なんじゃそら)。デビューから堂々の熟女カテゴリで、単体女優として割合に扱いも良く、順風満帆な売れっ子であります。

それにしても、三十五過ぎてのAVデビューというのは、一体どのような経緯であったのか。ここのところ思うに、彼女はこれまで風俗にいたのじゃないかということです。いえ、確かに初めから熟女として世に出る方々は多々おられます。つまりは、そういう人達もこれに類する場合が多かろうということですが、彼女の場合は特に即座にそういう来歴を邪推したくなってしまうのであります。

というのもその体型! ポチャもポチャ、はっきり言えばダルダルですよ。割かしその辺りオブラートに包んで、“豊乳”とか表現する向きもありますが、――いや、豊乳というのも彼女の乳房にとってぴったりの形容ではあるのですが、やはり際だっているのは、波打つお腹、太ましい腕! そう、それがこの人の魅力なのであります。

公称ウエスト、七十センチ! 大体が女性のサイズについては嘘をついても罰せられないというこのご時世において、七十センチの発表ですから、まあ実寸は推して知るべしというわけですね。しかし、決しておデブではない。ここは強調しておかなければならない。福々しいというのもなんか違う気がする。日本語というのは難しいですね。まあ、ポッチャリさんというのが結局適当でしょう。

そのポチャ感が絶妙。いま旬。もちろん主観には個人差があるので、“太ってんじゃねえか”だの“ババアじゃねえか”だの、とにかく“てぇしたこたぁねえ”とおっしゃる諸兄もさぞ多かろうとは存じますが、ある一定の層におきましては、中々に需要のある、そのお眼鏡に適うバランスの良い肉体美ということになろうかと存じます。まずは一本。

「お盛んな熟女たち」
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それでその、話を元に戻しますが、彼女の体型がポチャ、というよりもダルダルということについてですね、その緩み方というのがどうもこれ、避妊薬の影響によるのじゃないかなんて、そんなうがった見方をしたくなるのですよ。いや、全くもって下世話な妄想で申し訳ない。本当にただの妄想で、ただチンチンを立てているだけなんですけどね。

でも、熟女とはいえまだ若いでしょ? まあその、何をもって熟女となすかという定義問題はこんな所で軽々しく片づけられませんのでここでは立ち入りませんが、上には上の先輩方が並み居るこのジャンルにおいては、少なくとも大御所というには遠く至らないと思うのです。

それなのに彼女の体ときたら、なんだか設定以上に熟々して見えるのです。あの弛み方ときたら! 他方、肌の張り・色艶を見れば、画面を通して確認する限り、ああやっぱりまだまだ若いな、とも思うんですよね。

だから、なんなんでしょうね、顔を見てたら若妻、しかも美人なのに、脱いだらぱっと見おばさんであるという、年齢よりも遥かに上のね。ギャップなんですよ。そうして、そういうだらけきった体というのを見ていると、あれ? こういう体つき、風俗でよく見るぞ、なんてね、そういう所に繋がったわけですよ。

まあ、実際どうなんでしょうね……。女優はさておき、普通のアラフォーっつったら大方あんなもんかも知れませんけどね。わたしも実例を数々知らないので何とも申せません。

ただ、ああいうきれいな顔の人が、あんなだらしない体をぶら下げているという、フェイスケアは頑張っているのに(元がいいという部分が大きいような気もしますが)、ボディケアはてんでほったらかしという、その絶妙のバランスたるや、まさに逸材であると言っていいと思うんです。

「叔母さんが綺麗でいやらしいから・・・」
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ところで、彼女の作品には母子設定のものが多いですね。この実母姦というものを一体世の中の人はどれほど求めているのか今もって謎ですが、このシチュエーションが既に看過できない程のシェアを確立しているのは事実です。

ただまあ、彼女のママぶりを見ていると、結構ありなのかな、とか思っちゃったりしたので、初めはこういうところからこの分野に入っていくものなのでしょうかね。

「ムッチリ熟女の僕のママ 裸族の癒し系」
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この人はね、美人だもんでチヤホヤされて育って、それでいて特に欲もなく何も考えず、流されてその日暮らしをしてきたギャルの展開型ですね。高望みしない美女っていうね。それでいてスレていず、なお作品を重ねても変に玄人っぽくならなくてかわいらしい。それが彼女の魅力ですね。……まあ、妄想です。

[作品紹介]

「ようこそ瞳のヌルポチャ部屋へ」


巨乳母子相姦 実録郊外の禁断交尾」








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[2011/09/11 00:00] | AV女優 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
湯けむ輪(40) 22:03

子宝混浴
『湯けむ
~美肌効


こだからこんよく
ゆけむりん
びはだこうかん






――午後十時三分


「これで自分らも、今日から晴れて男やで」

浪花節よろしく、牛滝が豪快に笑いながら少年らをねぎらう。果たして彼の言葉通り、倫子の体を経て、続々と“男”が誕生していった。

三人目は大牧(おおまき)、四人目は関(せき)、そういう名前だったが、名前どころか、彼らの特徴すら倫子にはもう特定できなかったし、またする気もなかった。ただ自分を刹那的に通り過ぎていく男達、そういう自覚が辛うじてあっただけである。

それは、まさしく“通過”であり、間違っても本来の子作りではなかった。そこに目的などはなく、たまたま陰茎が勃起していて、それを手近な女穴に挿し込んだという、たったそれだけの行為の繰り返しであった。倫子がこれまで営んできた、どのセックスとも違う。

もっとも、おかげで少年らは性を学ぶことができたので、その意味では、生産的側面も否定はできなかった。性的に成長した男性が、膣を経て産み出されるという訳で。倫子は自らの性器から、こうして次々と機械的に“男性”を産み落としていったのである。

「どうや、女の体は最高やろ」

宇川が、終わった者達に話しかけている。問われた方は、それぞれ熱に浮かされた表情で頷き返す。誰しもまだ興奮冷めやらない。股間を中心にして熱く血をたぎらせ、また来たるべき時に備えている。

生産の過程は、二年生から一年生へと移り変わっていった。二年生と一年生とでは、年は一つしか違わないのに、体格には不思議と大きな隔たりがあるもので、一年生の外見には、やはりまだランドセルを背負うイメージこそ似つかわしかった。

このことは、今さらながらに一種衝撃的な情景を現出させた。巨大な胸のせいもあり大柄に見える倫子に、いかにも未完成で華奢な骨格の、これはもうはっきり言って子供にしか見えない者が、挑みかかっているのである。情を知らない者の目には、子供が母親に甘えているように見えたであろう。しかし、実はペニスで繋がっているのだから尋常ではない。

思えば彼らは、人間の長い一生からすれば、まだ本来の意味でのこの世への誕生から幾ばくもない年齢の者たちである。言うなれば、つい先日その穴から産声を上げて出てきた子が、早くも繁殖のためにそこへ里帰りしたようなわけだ。

「オ、オオゥ……!」

立派になって帰ってきた息子達の姿に、母親は泣かされる。大きく、逞しく成長した彼らは、もうすっかり男であった。たといその腰回りが、まだ彼女の太もも程しかなかろうとも、男は男、生殖に不都合はない。むしろ、大女とも見まごう相手に小人のようななりでセックスを挑む様子は、勇壮にすら見えた。

「ウンッ……ウゥッ……!」

山椒は小粒でピリリと辛い、小人の肉棒でも確かな硬度でグリグリとえぐられれば、否応なしにメスの感度は反応してしまう。年齢はもちろん身長も体重も自分に及ばない相手なのに、それにのしかかられてペニスをハめられてしばうと、倫子はもう彼に仕える者、すなわち妻として服従を誓ってしまうのだった。女の哀しい性である。

とはいえ、年が年だけに、そもそも相手の子たちは自慰すらまだ経験していないのかもしれず、だとすれば、倫子はまさしく性の性たるものを、いきなり実技をもって伝授したことになる。もちろん、自慰とは性の擬態であるのだから、性交こそが本来なのではあるが、これが果たして現代社会の通念上許容されうるかどうかとなると、話は別である。

それでも性交は続く。真実親子程に歳の離れた者同士の生殖行為である。さらに厳密に言えば、倫子にとっては、実は自分の子供よりも年下の男子との性交なのだ。

「ウゥフゥ……ン……!」

彼女は我が子よりも若い子を夫として認め、彼とセックスし、女の声で媚びている。彼女の冷静な部分が、相手の素性に気づかないわけはない。それでも受容できるのは、気づかないふりをしているからだ。ちょっと油断すれば、娘の顔が頭をよぎりかねない所を、わざと自らを煙に巻いて、混乱を継続させているのである。

確かに、立て続けの性器の酷使で、意識が朦朧としているのは真実だ。だが、ふとした瞬間に、ぽっと気分的落ち着きが生まれて、その間に我が甦ることはあるのである。

もっとも、肉竿を現にハめ込まれている彼女の乱れようからは、果たしてそういう受容的な立場だけで説明がつくものか、傍目に疑問視されかねない所があった。

「ウッ、ンッ、ンッ……!」

少年と腰をすり合わせながらも、明らかに彼女は性的に喜悦の体であった。たとえ相手が我が子以下の年齢であっても、れっきとした固さと膨らみがある限り、そうしてそれで女穴を埋めてくれる限り、不足はないとでも言う風に。

おそらく、肉体的に常に欲情のピーク状態にある彼女には、もはや選択の余地などないのであろう。少年達が“おばさん”倫子のことを一転“ヤれる女”と認識し、ただただ欲望のままに彼女の膣へ勃起したペニスを挿していったように、倫子もまた彼らのことを、女としての満足を与えてくれる道具のごとく、いわばペニス単位で把握するようになっていたわけである。

そんな彼女に向かって、一年生達も続々と精を放出していく。まずは一人目、西浦(にしうら)。その後、二人目、伊東(いとう)。こうして、この部屋で最後の“男性生産”が終わった。

しかし、まだまだ男根は控えている。何しろ全十六本だ。一旦終わったものも、誰かの番の間にはまた復活している。そういうものが倫子を取り巻いて林立しているのだ。現場は異様なムードである。その中にあってまばゆく輝いて見える熟女の淫肉が、また男根達を奮い立たせてしまう。

この豊富で絶倫なる男達に対して、女体はたった一つ、いわば多夫一妻である。妻はその身一つで、彼ら夫達の飽くことなきセックスに、まだまだ応え続けなければならないのである。


<つづく>



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[2011/06/17 22:03] | 「湯けむ輪」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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