おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
やがて水流は弱まっていき、ついには途絶えた。一呼吸置いて、祐子は口を離す。 すると、彼女があっと思う間もなく、横合いから伸びたいづ美の首が、今の今まで祐子のいた場所に素早く陣取ってしまった。そこで何をしだしたかというと、彼女も陰茎をくわえ、さらにその根元やその下の玉袋を手でグニグニと揉みほぐし始めたのである。 「まだ残っているのよ」 尿道から吸い上げるらしく頬をへこませていた彼女は、プッと管を吐きだしてからそう説明してみせた。 慌てて祐子もそれに倣い、放り出された肉管に吸い付いていく。あくまでも今日の仕事は譲りたくない彼女だ。なるほどやってみると、確かに残尿が、それも結構なまとまりをもって飛び出して来る。 「歳でしょう? だから、一遍に出ないのよ」 いづ美はそう言いつつ、黒岩の下腹部辺りを押さえたりもした。その上、まだ何か言い足りなさそうに、祐子に頬を寄せんばかりにして近づいてくる。 その圧力を察し、渋々祐子は位置を譲った。 「後はこうやって、きれいに……」 再び失地を回復したいづ美は、尿道口からその続きの縫い目を舌先で軽くほじって滴を切り、その後タオルで優しく押さえて湿り気を取った。これが、作法というものらしい。 しかし、その程度の段取りならば言われなくとも分かっていると、祐子はじりじりしながらそれを見ていた。そして、いづ美が退きかけるとまるで奪い返すように肉茎を引っつかみ、もう十分であるのにもかかわらず、さらに尿道口周辺を舐めまわし始めた。ただ彼女の場合、亀頭全体にかけて舌を絡めたので、それはもはや事後処理というよりも口唇愛撫であった。 すると、それに負けん気を触発されたのであろうか、いづ美までが何も言わずに肉竿の方へと唇を寄せてきたのである。結果、黒岩の股間に、二人の女が頬摺り合せてひしめく格好になった。 はじめ、祐子が亀頭に唇をかぶせ、いづ美が陰嚢をついばんでいたが、祐子が口を離した一瞬の隙をついていづ美が竿を奪うと、今度は祐子が袋を吸う番となる。こうして入れ替わり立ち替わり、女達はフェラチオに勤しんだ。 この二人がかりの愛撫に対し、男根の方もやはり黙ってはいられない。たちまちむくむくと頭をもたげ始める。 こうなると、ますますヒートアップするのが女達の動きだ。肉竿を中心として目まぐるしく舌と唇が行き交うことになる。 中でも、きらりと光るのはいづ美の技量、やはり一枚上手である。彼女の攻撃範囲は、時に祐子にまで及んだものだ。隙をつき、同志の唇をも奪ったのである。 これには祐子もドキリとさせられ、途端に心奪われた。競争心も一気に忘れ、ただただ久しぶりのいづ美との接吻に胸躍らせる。柔らかな反撥を優しい髪の香りが後押しして、絶妙な心地よさを演出する、ああこれがいづ美の唇だと、そう思い出すのにつけ、祐子の蜜壷はますます潤いを増した。 いづ美の、今日もきりりと整った眉の下、顎からうなじに至るまで油断なくきれいに形作られた容姿は、片や泥まみれの祐子とは大違いだ。祐子ときたら、まるで公園の便所に比すのが相応しい位の汚さなのである。 「じゃあ、祐子ちゃん」 ここで、唐突に黒岩が言いだした。それは、決して便所の清掃を申し出たのではなかった。 祐子は彼の命令の下、再び土俵へ戻ることになった。 彼女のいなくなった場所を一人占めして、いづ美はこちらを見向きもせずに淡々と連続吸引を行っている。夫と指をからめ合い、首だけをカクカク前後させて肉棒を口から出し入れしている。ジュッポジュッポと盛大な音が鳴り響くところ、相当に強烈な吸着がなされているのだろう。 その音に後ろ髪を引かれる思いで、しかし逆らうことはできずに、祐子は再びフラフラと土の上に立った。 今度は本格的な相撲をやれという。といっても、先程のぶつかり稽古とどこが違うというのでもないが、一応一線を区切って星取りをやってみろということである。 「ほい、青き山、前へ」 安直なしこ名を付けて、黒岩は祐子に土俵入りを促した。“青き山”というのは、彼女の姓をもじったものだ。 青き山は言われた通りに土俵中央に進み出る。対戦相手は黄本だ。号令一下、勝負は始まった。とはいえ、土台敵うわけがない。相撲の体すら成さないで、青き山は転ばされた。 すると、それを見かねた黒岩が、つと立って彼女の後ろにつけた。そして、助太刀とばかり、彼女の腰ら辺を持って支えたのである。 「もう一回」 彼は双方に再戦を申し渡した。 黄本は戸惑いながらも構えをとる。 祐子も虚ろな返事でそれに応えた。彼女は気が気でなかった。尻の間に、さっきいづ美と一緒に育て上げた剛直が、ブラブラと揺れながら当たっていたからである。それがこの後どう収まるのか、まさに期待と不安の入り交じった心境である。 果たして、事が起こったのは、ちょうど黄本と祐子がぶつかった瞬間であった。 「ウ、ウウゥ……ッ!」 祐子は悶絶した、それは決して取り組みからくる痛みのせいではなく、当惑と焦燥と、そして決定的な快楽のもたらす結果であった。 眼前に火花が散る。そしてその後ろから、まぶたに焼き付いて離れない、あのシルエットが浮かび上がる。太くてごつごつとした、あの雄々しさ極まる男性の像。見なくても分かる。いや、見るよりもより正確に認識できる気さえする。 黄本とがっぷり四つに組む青き山の尻穴に、黒岩の男根がすっぽりと刺さっていた。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
名は体を表すというが、その名の通り黒岩の分身は影のように黒く、かつ全体にごつごつとした塊のような印象を与えるものだった。今は何らの変化をも示さず、どっしりとふてぶてしく居座っている。その中枢にある肉の棒をジャリジャリとした縮れ毛ごとつかみ、彼はこちらへ見せつけるようにブラブラと揺さぶってみせた。まるで、犬や猫を餌で誘うかのように。 すると、祐子はまんまと誘われて、素直にそちらへと這っていく。四つ足で移動する様は、まるっきりペットそのものであった。彼女は、主人に愛でてもらおうとでもするかのように、そのまま彼の股の間へ顔から潜り込んでいく。 その頬を撫で、張り付いている砂を払い落としながら、黒岩は支え持った肉茎をその口へと含ませた。併せて片手を伸ばし、彼女の肛門に何のためらいもなく中指を突っ込む。その上それをひっかけて、クレーンのように上へと持ち上げる。 「ンフンゥー……!」 くぐもった声で今や完全に媚びながら、この何の説明もない行為にもちゃんと言うことを聞いて、祐子は自ら尻を高く突き上げた。 黒岩は中指を内壁に沿ってグリグリと回し、門の入り口をほぐし広げていく。アヌスは、女性器としてすっかり出来上がっていた。彼は、それをやりながら、顎をしゃくっていづ美のことをも呼び寄せる。 いづ美はすぐに来た。その頬は、どことなく紅潮していた。 彼女の尻にも手を回しつつ、黒岩は話しかける。 「ほれ、祐子ちゃんの、大分広がった」 彼が言うよりも早く、いづ美は首を伸ばして祐子の尻の方を覗き込んでいた。 「まあ……すご……すごく、広がってるわね」 感嘆と羨望を隠しきれずに、彼女は言う。 その目の前で、黒岩は、今度は両の人差し指を左右からひっかけて、肉門をぱっくりと開いてみせた。 「ンッ! ンンフゥ……ッ!」 尻肉を波立たせ、祐子は呻く。その裏には、己の肛門について二人に噂されることへの照れ隠しの意図もあった。 夫婦は会話を続ける。 「お前より広がったかもしれないぞ」 そう言って夫は笑った、妻の尻の丸みを確かめながら。 「そうねえ……」 妻は曖昧に答えることで微かにプライドを守りながら、それと分からぬ位さりげなく尻を揺さぶって媚びた。妻であればこそ言うまでもなく、彼女もまた黒岩の手によって肛門を性器へと開発された者の一人である。まだ若かりし結婚当初からのことだ。以来夫との交わりは、専ら尻穴で行ってきた。二人に子供がないのも、あるいはこの為といって過言ではないかもしれない。 そんな間柄で久しく歳月を送ってきたものだから、いつしか夫の趣味は妻のそれと同一化していた。現に、彼女は今祐子の尻がいたぶられるのを見て、自身のうずきを禁じえないのである。 そんないづ美をよそに、黒岩の手は容赦なく祐子の肛門を弄ぶ。彼にとって、女性の肛門は格好のおもちゃである。 祐子は、彼ら肛門愛好の夫婦に見物され噂されながら体を熱くしつつも、ただひたすらに与えられた肉茎にしゃぶりつくのみであった。その口は、まるで母の乳を含む子犬のように一心不乱の体であったが、そう振る舞うことで、なんとか建前を通そうとしたのである。 が、そんな彼女も、さすがに想定外の試練にはたじろがざるを得なかった。衆人環視の下、尻性器をいじくられ、男根をしゃぶること以上に、まだ乗り越えねばならない課題が現れたのである。 「ン、ングゥ……!」 突如彼女は、戸惑いの声と共にむせんだ。その唇から僅かに漏れ出たしぶきが、その口内の異変を示していた。 すぐにそれと察したいづ美が、とっさに祐子の顎の下に手をかざす。 「ダメよ、祐子さん、こぼしちゃ。お稽古場は汚しちゃダメよ」 余人には予想だにしないことだったが、さすがに伴侶であるいづ美は落ち着いたものだ。常識的なこととして受け止め、冷静な対応を促す。 おかげで、はじめは度肝を抜かれた祐子も、そして今なお完全に平常の脈拍に戻せはしないものの、何とか最後の一線だけは堪えることができた。彼女は暴発しそうな口唇をきつく締めて、併せて親方と女将の間を泳がせていた目を軽く閉じ、腹をくくった。 黒岩が発したのは、尿だった。 “お稽古場を汚してはいけない”その言葉が、祐子に責任の重大さを喚起させる。相撲に対するある種崇高な気持ちは真実である彼女だ。結果、その喉は迷いなく上下に動きだしていた。後ろでは、今なお稽古が続けられているのである。その気配が、彼女の気持ちを一層引き締めさせた。 「全部飲んであげて」 いづ美は言った。後で聞いたところによると、これは親方の日常だという。つまり、指導に興が乗ってくると、中座して便所に行くのが億劫になる、そんな時、女将が傍に呼ばれるというのだ。そうして親方は彼女を使って用を足す。いわば、女将の口は尿瓶というわけである。くどいようだが、部屋の頂点たる親方の権威は絶対だ。そして女将はそのサポートに徹しなければならない。なればこそ、女将は時に彼の小便も飲んでやらねばならないのである。 祐子は飲んだ。次々と勝手に出てくるものを飲み続けなければならないというのは、かなり難しい仕事である。それでも諦めることなく彼女は飲んだ。僅かに漏れた分がその喉を伝うと、いづ美が手際よく拭き取っていく。いつの間にかその手にはタオルが握られていた。 「大丈夫? 飲めるかしら」 いづ美が聞いてくる。おそらくは思いやりの言葉だろうが、祐子はそれを素直に受け止めることができなかった。この飲尿行為は、通常女将の仕事だ。祐子は今、彼女の仕事を代理しているのであり、そのことは嬉しくもあり誇らしくもあった。女将と同列の立場で、部屋の仕事を請け負えるということがである。 ただ一方で、いづ美への対抗心めいたものも同時に覚えずにいられなかった。軽い嫉妬である。だから、どうしても途中で交代したくなかった。 幸い小便自体の味もにおいも、顔をしかめるようなものではなかった。いやむしろ、自分という便器に男から尿を排泄してもらえることに、幸福をすら感じていた。温かい迸りが食道を通って腹に収まっていくにつれ、心まで満たされていく感じだ。 バチン! バチン! 後ろでは、稽古の激しい音が響く。他方その合い間には、盛んな水音も微かに聞こえるようである。室内の空気は引き締まり、静かだ。 祐子は尻穴をほじくられながら、目を閉じ静かに飲尿し続けた。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
バシャッ! 一瞬気を失った祐子に、水が浴びせられる。休んでいる暇はなかった。次に彼女が参加するのは、ぶつかり稽古である。文字通り、先輩力士の胸を借りて突進していくのである。 黒岩に助け起こされた祐子は、そのまま土俵の内に放り込まれた。股間の穴達がジンジンとうずき、思わずつんのめる。まだとても全身に力が入りそうにない。それでも彼女は、よたよたしながら土俵の上に立った。 その態度のせいもあり、また居並ぶ力士達の中では、いかに骨格のしっかりしている祐子といえどもまるで子供のように細く見えるせいもあって、彼女の存在はとても危うげであった。 「よし、来い!」 パチンと手を合わせた赤井のその一言がきっかけとなって、稽古は再開された。 祐子はほとんど訳も分からぬままに彼の胸にぶつかっていく。初めてのこととて、どう振る舞っていいものか分からない。見よう見まねで組みついていく。結果、それが正解だったのどうかは不明だが、ぶつかった瞬間に彼女の体が宙を舞っていたのは確かであった。 あっという間に世界が回転し、気がつくと彼女の肩は地面についていた。投げ飛ばされたというより、実際にはちょっと脇の方へ転ばされたといった感じであったらしい。しかし、当事者である彼女には、想像以上の圧倒的な力でやられたように感じられた。 「大丈夫?」 赤井が声をかけてくる。 「はい……」 祐子は、朦朧とする頭でそれに相槌を打った。転ばされたせいか、少しクラクラする。加えて、さっきの慣れない動きの反復と黒岩からの試練の影響もあり、精神・肉体共に疲れているさ中だ。が、一方で意地と好奇心もある。彼女は果敢にも立ち上がった。 赤井も声はかけたものの本心から心配してというわけではなく、一応の気遣いを見せただけというのが真相だったようだ。それが証拠に、稽古は滞ることなく粛々と続けられていく。 祐子は再びぶつかっていった。あからさまな乳房が、力士の胸にペチャリと頼りなくぶつかってつぶれる。男と女の肌が触れ合い、互いの汗が混じり合うも、しかしこれは性交渉ではなく、あくまでも相撲である。祐子にはそれが心地よかった。平素垂涎の肉体に触れられるだけでなく、彼らの本分たる場で対等に組みあえることがである。そこには、男性を求めると同時に、相撲そのものに対する憧憬もあったのである。 だから、何度投げられようとも、いやむしろ、投げられ続けるうちに興奮度は増していくほどで、彼女はまるでランナーズハイのような感覚で、自ら次々にしごかれに向かうのであった。おかげでほんのわずかな間に、彼女の体は汗と泥まみれになってしまった。到底インテリジェンスなキャリアウーマンの姿とは思えないほどに。 手合わせの相手は、赤井のほかの者にも移っていった。無論、誰に敵うわけでもない。一番格下の白井にですら、小手先で転ばされる位だ。平常でもそうだろうが、疲れている今はなおさらのことである。 白井は、全くの無表情で彼女に応戦していた。黄本も、そして緑川も同様である。白井や黄本には若干の戸惑いと恥じらいが見えないでもなかったが、こと土俵の上においては極力自分を殺すべしとでもいった風で、祐子に言葉一つかけることがなかった。 ただ一人異なったのは、赤井である。彼は当初からニヤついた表情で祐子を見つめていたが、彼女と組みあう間も、その緩みきった口を閉じようとはしなかった。その上、 「マワシがないからつかみにくいなあ」 などと独り言を言ったかと思うと、全身土まみれの祐子の尻たぶを鷲づかみにして抱え上げ、彼女の陰門を全開にした挙句、黒岩同様菊門に指を突っ込み、それを鉤のようにして彼女を持ち上げたまま揺さぶったのである。 「ウッ……ウッ……!」 見るからに苦しそうに祐子は呻いた。そこは黒岩の手によって事前に念入りに洗浄されていたはずだったが、しかし排泄器官を逆流してくる独特の汚辱感は、例えようもない圧迫感をもって彼女を焦らせた。 と、そこへ、思いがけなくも女将のいづ美が現れた。 「あら、まっ! 祐子さん!」 彼女のその一言が発せられた時、既に祐子は地にへばりつかされた後であったが、いずれにせよ彼女の変わり果てた姿に、いづ美は目を丸くして叫んだ。 「まあ、まあ、泥まみれじゃないの! ちょっとやり過ぎなんじゃない?」 誰に向けられたとも断定できない問いかけに、一同はただ沈黙を返すのみであった。 親方も決してやめろとは言わない。そうして、彼がやめろと言うまで稽古は終われないのである。 いづ美もその点はよくわきまえている。ここでは親方こそ絶対なのであって、たとえ女将といえども彼に意見することなどあってはならないのであった。 祐子は、いづ美の来たことが分かると、久しぶりにまた恥じらう気持ちを蘇らせた。土の付いた乳房が、いともだらしない存在に思えてくる。同情めいた言葉を掛けられるのも恥ずかしかった。 ただ、浅からぬ仲のいづ美ではあり、祐子の本性もとうにバレていると思われるから、どこか深刻になりきれぬ所があって、いっそ間の抜けた空気と言ってもよい部分はあった。そういう脈絡で見てみると、いづ美の表情の奥にも、同情は同情でももっと深い理解に基づいたものがあるように見えた。 とはいえ、祐子が一定の緊張から解放されることはない。裸体を衆人にさらすというのは意外にパワーを消耗するものらしく、それだけで彼女はもうヘトヘトである。しかもまた一つ視線が増えたのだ。祐子は、いじり回される肛門と同様、心のタガも緩んできそうなのを必死で我慢して、半分白目を剥くことさえありながらも、まだぶつかり稽古を続けるのであった。 ペチャリ、ペチャリ、と、泥でざらついた乳がぶち当たってはじけ、尻や腿は一動作ごとに震え、汗で張り付いた髪は乱れてボサボサになり、仕舞に真黒な足の裏を見せてひっくり返る。しかしまた起き上がり、あるいは助け起こされ、男の胸に倒れ込むように組みついていく。その連続である。 いづ美も、今は口をつぐんでそれを見守っていた。冷酷なようではあるが、決して憐れむ気持ちがないわけではない。目の前で繰り広げられる過酷な仕打ち、女相撲の力士ですらない素人の女なればこその無残である。ぼろきれのようにされた彼女は、それでも飽き足らず何度も何度も地面に叩きつけられる。その様は、ある種鬼気迫るものがあった。壮絶と言ってもいい。これはレイプなのか、集団暴行なのか、少なくともいじめにしか見えないことは確かだ。 それなのに祐子は、なぜか心が満たされるのを感じていた。今彼女の体は熱している。実際に湯気が立つほどだ。それは単に運動のためばかりでなく、内からの火照りにもよるものだった。擦り合ううちに乳頭は固く隆起し、秘裂からはとろみのある滴が垂れていた。 「ウゥッン……ハッァア……!」 動くたびに漏れる気合いの呻きも、変に艶めかしい響きを帯びていた。 そうして、あと何度突進したことだろう。再び水をぶっかけられて、気がつくと祐子は地べたに這いつくばっていた。残りの者たちはまだ稽古を続けている。自分だけが脇へとずらし置かれたらしい。 「……っし!」 大きな男たちの取っ組みあっている様子が、遠くの方に感じられる。まるで今までのことが嘘であったかのような、平穏な光景である。 だが、もちろん嘘でなかったことは、疲労困憊の肉体が証明していた。しかも体中に土が張り付き、その内は業火のように熱く燃え上がり、ジンジンとうずき、股間からは強欲な汁がにじみ出ていた。 「祐子ちゃん」 呼ばれて顔を向けると、今しがた彼女に水をかけた黒岩が、自分の居場所に戻ってどっかと腰を下ろし、こちらに向かっておいでおいでをしていた。 祐子は震える肘を張って上体を起こすと、恥じらいもなく幼児のようにはいはいをしてそちらに向かっていった。今はこれが精一杯だった。そうまでして彼女が指示を聞いたのは、黒岩のひらひら動く手の横に、白昼堂々と露出された黒いわだかまりを認めたからであった。彼は、ジャージのズボンを膝までずらしていた。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
――ある日の稽古のことである。例によって努素毛部屋に来ていた祐子は、その日なんと自分も稽古に参加することになった。親方黒岩の計らいである。これまでに相撲のけいこ風景は、取材で何度となく目にしてきた。しかし、自らがその輪に加わるというのは考えもしなかったことである。彼女は喜び勇んでこの案を承諾した。単純に、力士と同列の体験をできるのが嬉しかったのだ。 ただ、いざ現場に臨む段となると、尻ごみせずにはいられなかった。なぜなら、力士は当然に裸ということで自分も脱がなければならず、しかも、彼女用のマワシが無いということで、下半身まで丸出しで土の上に立たなければならなかったのである。 稽古場には黒岩のみならず、お馴染みの面々も顔をそろえていた。確かに、いずれの男ともすべてをさらけあった間柄ではある。しかし、白昼堂々、しかも全員の前で裸になるというのは、これがセックスの場ではなく、少なくとも建前上は彼らの仕事場であるという事情とも相まって、ほとんど耐えがたい羞恥であった。 「さあ祐子ちゃん、こうぐっと脚を開いて」 親方らしく、熱心に指導をする黒岩。もし身なりのことがなければ、ただの楽しい体験教室であったろう。しかし、祐子は全裸なのだ。大人の女が丸裸で男に混じるというのは、やはりただごとではない。 そんな彼女の気遅れを見通して、黒岩が重ねて言う。 「ほい、もっと真剣にやりなさい」 まるで、稽古場の土を踏んだからには公私混同の甘えは許さない、とでもいった風のしかめつらしい調子だ。が、日頃の彼の所業から考えて、その低俗な真意は見え透いている。現に、ついさっきまでも祐子のアヌスをいじくりまわしていたのである。 祐子はその弄ばれた所を意識しながら、しかし隠すこともままならず、彼の建前に従って黙々と耐えるしかなかった。これはあくまでも相撲体験なのである。なんとなれば、平生自ら志願してさえいたのだ。そう心に念じながら、とにかく真面目に教えられた通りのことをこなしていく。 脚を大きくがに股に開き、交互に土を蹴り上げる。いわゆるシコを踏むという動作である。仮に外見への憂いがなくとも、慣れない身には相当難しい動きだ。運動には自信のある祐子でもかなりきつい。すぐさま全身から汗が噴き出してくる。爽やかなだけでなく、妙な脂汗まで交えて。 足を高く上げる時、腿の裏はもちろん、その付け根、繁茂する性毛の様子まで丸見えになる。さらには、上げた脚に引っ張られて、陰唇まで開くようすにすら彼女には感じられた。外気に触れたその陰唇の内にも、じっとりと汗がにじむ。 後ろから見守る黒岩の目にも、その様子は丸見えだ。特に彼のご執心の場所は、彼と面と向かう位置にあったから、そこの皺の一本一本までがよく確認できた。息を吹きかければ、その周囲の縮れ毛がそよぐ程の近さである。そもそも、彼女のこの肛門周りの剛毛ぶりは、彼の好みによって処理されずに保存されてきたものである。 今そのコンプレックスでもある部分に痛いほどの視線が刺さっていることを、祐子は肌で感じていた。それは、体の前面についても同様だ。輪になって同じ構えをとっているために他の面々もこちらの様子をよく確認できる位置にあったが、彼らの前に我が豊乳は放り出されているわけである。赤井なぞはニヤつく表情を隠そうともしなかった。 彼らの中には間違いなく勃起している者もあったろうが、生憎とその様はマワシに隠れて見ることができない。片や、水滴で濡れて尖っている下の毛までさらけ出している祐子である。マワシという布切れ一つでこうも境遇の違うものかと、彼女は嘆いた。もっとも、彼女は女なれば、そのためばかりでないことは言わずもがなである。胸を覆わない時点で猥褻のそしりは免れないのが世間である。 「ほれ、もっとケツに力入れて」 黒岩は言い、それと同時に祐子の尻を平手で打った。ピシャン! と、大層な音が天井にこだまする。 「はいっ……!」 痛む尻を震わせながら、祐子は健気にも返事を返す。体育会系であり、かつ嗜虐傾向もある彼女ならではの忍耐であろう。言われた通りに意識して力を込める。と、尻のみならず背中の筋肉までも動く。 シコを踏む。土を蹴り上げ、それをまた下ろす。黙々とそれをこなす。傍目には滑稽な姿である。きれいにメイクを施した妙齢の女が、全裸ながら真顔でがに股の姿勢をとっていいるというのは。ともすると、いじめのようにも見える。そして、その色を強めるかのように、親方の平手は続々と飛ぶ。 尻、腿、背中、腹、といとも衝撃的な音響を響かせて、重量感のある張り手が打つ。 「ンッ……クッ……ンハッ……はいぃ……!」 その度ごとに呻きながら、祐子は耐えに耐えた。相撲の稽古において、叩かれるのは当たり前である。現に、赤井はじめ他の者たちも、ビシバシと叩かれている。これを体罰とは呼ばない。一般のスポーツでは考えられない風習である。だがこれが、角界なのだ。祐子もその辺りはよくわきまえており、暴力だ何だと騒ぎたてる気などは毛頭ない。それに、女の彼女に対してはこれでも加減されているのが明らかなのである。 ジンジンとうずく痛みが体を火照らせていく。それは、苦しみよりもむしろ喜びを感じさせた。呼吸は慌ただしくなり、心臓は高鳴るが、次第に恥ずかしいという気持ちは後退していく。それに合わせて、祐子はいつしか運動に集注していった。 と、そんな時だ。折角没頭しだしたというのに、それを阻む出来事が持ち上がった。 「ほい、もっとケツ締めんかい」 その一言とともに、黒岩の強烈なしごきが始まったのである。あるいは、それは邪魔ではなく新たな試練の提供だったのかもしれない。 「ングウフ……ゥ……!」 祐子は眉根を寄せ歯を食いしばった。彼女の毛深いアナルに、彼の親指が深々と喰い込んでいた。これはもう稽古どころではないと、愁眉を彼の方へ振り向ける。 だが、そんな彼女に、彼は冷徹に言い放った。 「ほれ、しっかりシコ踏まんか」 命令は、有無を言わさぬ威厳を備えていた。祐子は気力を振り絞り、再び脚を上げ始める。ドクンドクンという脈の音が耳元で響き、視界はグラグラ揺れだす。滴り落ちる脂汗によって、おくれ毛はぴったりと顔に張り付いていた。アナルに入った指は、そのまま彼女の全身を持ち上げてしまいそうである。そんな中、とても脚など上がらない。 「ダメだダメだ。もっと力強く!」 指導者として、親方はそれに納得しない。空いている方の手で相変わらず尻をスパンキングしながら、彼は祐子をせき立てた。 祐子は、顎をガクガク震わせながら、何とか頑張って脚上げを試みる。しかし、頑張ろうとすればするほど肛門は異物を締め上げる形となり、彼女から気力を奪っていくのだ。どうにも集注できそうにない。あまつさえ、指は中で向きを変えたり、またそれ自体上がったり下がったりする。 膝に置いた手からも力が抜けていく。それでもリタイヤは許されない。尻穴に指を挿され、尻を叩かれてなおピョコピョコと脚を踏み変えるその様子は、なんとも間抜けな操り人形であった。 「ウッ……ウッ……」 うっすらと涙がにじむ頃には、祐子は軽い目まいを覚えだしていた。しかし、既に性器としての役目をも担って久しい淫肛であったから、彼女はその目まいのさ中にも、一種の快感を覚えずにはいられなかったのである。それを、自身情けないと知りつつも、倒錯した悦楽からは逃れる術などなかった。 だから、肛虐の親指がグリグリと容赦なくスナップを加えだすのに合わせて、前方の性門までも別な指でほんのちょっぴりながらほじくられだした時には、ひとたまりもなくへたり込んでしまうのだった。それまでぎりぎりまで突っ張ってきた精神もついに決壊した。完全にノックアウトである。 ところが、これだけで稽古が終わりというわけではなかった。角界の鍛錬は、実に厳しいのである。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
その指令に従って、祐子は赤井の背中に抱きついていった。今さっき泡だてたボディーソープが、既に彼女の胸から下腹にかけてまとわりついている。その状態のまま密着し擦り合わせることによって、相手の背中を洗うというわけである。 白い泡はこんもりと乳房に付着し、初めはそのトップの輪郭まですっかり覆い隠していたが、ズリズリと擦りつけ始めるうちに広がっていき、いつの間にか尖り立った乳首を露わにしていった。 「ン……」 敏感な乳首が感じて、祐子は甘え声を洩らす。力士の厚い皮膚で直接性感帯を刺激する気持ちよさだ。祐子は夢中でしがみつき、乳房を上から下、下から上へと滑らせていった。圧迫された脂肪が外へ外へと逃げていくのを、胸部で弧を描くことによってまた元へ返す、その繰り返しである。 続いて、くっついたまま相手の腰の辺りまで下がっていき、今度は脇腹に沿わせた手を前へと伸ばしていく。本当は両脇から同時に手を回すべきところであるが、彼の肥大した胴周りではとても前に届かない。まるで、樹齢数百年の大樹に抱きつくようなものだ。だから、右の方に体を片よせていって、側面から陰部を掴むことになる。 目指す先は、出っ張り垂れた脂肪の球体の奥地にあった。既に一仕事終えてきたと聞いた通り、袋まで萎れたそれは揉んでみても何ら手ごたえがない。この点は黄本や白井とは大違いだ。彼らなら触れるより先、おそらく乳房を目撃した時点で反応しているだろう。 祐子は、しかしめげることなく、局部を揉んだまま、そこを中心に今度は全身を彼の前方に回り込ませていった。そうして、腿の上にまたがって座り、そのまま腰を前後に揺り動かす。 「ン、ン……」 また吐息が漏れる。陰核、会陰、肛門にザラザラした刺激が心地よい。それでも仕事は忘れず、左手で相手の乳首を、右手で肉竿を揉みこむ。 そんな彼女を見て赤井が言った。 「上手くなったね、祐子さん。これなら指名も取れるかもよ」 そして相手の腰に手を回し、さらに接吻を求めていく。 祐子はそれを素直に受け入れた。股間、乳房、唇と、全身の官能が解放されていく。“指名”というシステムについて詳しくは知らないが、やはり風俗店に関するものだろう位には分かっている。とにかく、彼女のこれまでの一連の技は、全部赤井によって仕込まれたものなのである。若い子好きであると同時に風俗好きでもある彼の道楽で、彼女はこうしていわゆる“イス洗い”というやつや、時にはローションを使ったものまで教え込まれていた。いわば、彼は師というわけだ。師に褒められて悪い気はしない。 その師は、彼女の奉仕だけを待ってはいられないといった風で、相手の体を自分からもまさぐりだした。胸、背中、さらにずっと下の方までも。 「ンンッ……!」 ある所を触られて、祐子は軽く呻いた。偶然触れたというのではなく、明らかにピンポイントでそこを狙っている感じだ。その上、突起の先端は、その場所の内部にまで侵入しようとしてきたのである。そこは、遊びなれた洞穴ではなく、そのちょっと後ろの穴だ。 「今日さあ、親方いなかったから、こっちはまだ新品なんじゃない?」 赤井は言いながら、事実本日未使用の細道へ、その閉じられた門を開いて、ぐっと指先を押し入れていった。 「ンッ! ン……フゥ……ッ!」 “前”とは違う独特な緊迫感が、祐子の背筋を突き抜ける。 指は、穴の入り口でしばらく屯し、浅く掘ったりぐるぐる周回したりして、何やら探検に向かう下準備をしているようである。石鹸のせいか、それが動くたびクチャクチャという音が鳴った。 「残念だったねえ、親方いなくて。でも、ちゃんときれいに準備はしてきたんでしょ?」 そう問いかける赤井。その言葉に、祐子は心で照れながらうなずいていた。確かに、今朝がた念入りに“準備”はしてきていた。 「使ってもいい?」 彼は尋ね、その返答を待つより先に、一気に指を潜り込ませた。 「ンヒイィッ……!」 細道を逆流してくる強烈な刺激に合わせ、祐子は鋭い叫びをあげた。それは歓喜とオーケーのサインを示す叫びだった。頼りとばかりしがみついていた肉茎は、いつの間にか手の中で太さを増し、頼もしい存在になっている。そのこともあり、二重の喜びである。 使ってもらえるならやはり嬉しい。ただ、親方がいないのは確かに残念だ。何しろこのトンネルは、彼の手によって日頃から開発されてきたものだったから。 彼のこの掘削工事にかける情熱は実に余念がなく、来る日も来る日もトイレで、風呂で、祐子はこの穴を拡げられ弄られたものだ。そうして丹念に丹念に育てられた結果誕生したのが、この道、いわば第二の生殖道なのである。 彼とは、おそらく正規のルートよりもこちらの裏道から迎え入れた数の方がはるかに多いだろう。それほどに彼・黒岩親方は、アナルにご執心なのである。 思い返せば、中々にアブノーマルなプレイにも付き合わされてきた。忘れられない出来事もある――。 <つづく> <目次> (1)~(10)、(11)~(20)、(21)~(30)、(31)~(40)、(41)~(50) (51)~(60) |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午後九時二十一分 「へへへぇ」 笑みを浮かべた吉野は、陰茎の先を迷いなく倫子の膣に押し込んでいった。そこにはさんざっぱら男たちの精液が放出されていたが、それらは何ら彼をためらわせるものではなかった。 「おお……具合ええ……!」 彼は湯に浸かるのと同じようにため息ついて、その快感を表現した。 一方、彼がすっかり倫子の内にその身を埋めると、牛滝は彼女ごとおもむろに起き直った。 「ちょっとこう、挟んでしょうか」 彼が言うには、倫子を二人の間で持ち上げ、その前後から挟み撃ちにしようというのである。すぐにそれは実行され、二人は男根を挿入したまま倫子の体を宙に持ち上げた。 「サンドイッチや」 牛滝は言った。やや不自由な体勢ながら、両者はカクカクと腰を振りだす。するとそれにつれ、倫子の足がブラブラと揺れた。 彼女にとっては、たとえ相手が一人でも初めての体位である。もし気が確かなら、それなりの心の動きがあっただろう。だが、生憎今は、 「アウアフ……」 などと、意味不明な声を微かに上げ、口辺からよだれとザーメンを垂らすだけだった。 その口を吉野が吸う。そうすると、密着する二人の間で倫子の巨大な乳房がつぶれ、さらに余った脂肪が隙間からあふれた。それは、彼女の体が上下する度に、吉野の胸板の上でツルツルと滑る。 吉野はその感触を楽しみつつ、深々と肉棒を彼女の前の穴に挿し入れた。二人の縮れ毛が入り口で絡み合う。他方、後ろの穴の入り口にも縮れ毛はへばりついていたが、それは牛滝もまた深々とその穴に肉棒を挿し込んでいたからだった。 「どないでっか、吉野はん」 彼は問う。 「ええ具合や、こんなん初めてや」 吉野は答えた。ユッサユッサと二人は倫子を抱え揺する。しばらくそうしていたが、やがて牛滝が言った。 「もうぼちぼち出そうやわ。どない? 一緒に出しまひょか?」 「そうやな」 吉野は彼の意図をすぐに汲み取って、その申し出を受けた。すなわち、前後で同時に射精しようというのである。二人は申し合わせてラストスパートのピストンを行った。 「アウフウゥヒエヘエェ……ッ!」 倫子は白目をむいてだらしなく二人にもたれかかる。本来なら前の男にしがみついてでも体を安定させたいところだが、もはやそんな防衛意識すら放棄してしまうほどに、彼女は手いっぱいだった。もしも二人が一気に手を引いたら、そのまま湯の中にドボンである。 その様子を指さして、宇川が笑う。 「重そうやなあ。こら重労働やで」 その指摘は当意即妙で、確かに今の倫子はすこぶる重そうだった。普段なら決して太っては見えないのだが、大の大人の女ひとり、こうやってだらけきった格好で抱えあげられていると、たとえ二人がかりでも重そうに見えた。 もっとも、労働中の男達が音を上げることはなかった。彼らが宣言したのは、むしろ仕事の完遂である。 「ああっ!」 「うっ!」 口々に快感の叫びを上げて、前後の両者は倫子の体内に精液を吹きあげた。 ――同時射精。膣内と肛門内に、一斉に熱いスペルマがほとばしる。生殖行為としては概念上ありえないことだ。そもそも二人の男と同時に性交渉することもだが。 「うわあ、すごいなあ」 湊山が感嘆の声を上げた。まるで二発同時の打ち上げ花火を見たようだった。 ひとしきり脈動を終えた所で、まず吉野が肉棒を抜く。すると、栓が抜けた穴ぼこから、ツーッと白濁液が流れ落ちた。 続いては牛滝の番だ。だが彼は大股開きに倫子を抱え上げたまま、容易に男根を抜こうとしなかった。 「このままお風呂でブリブリされたらかなんからなあ」 意外な彼の心配りだった。もしものことを心配し、彼は彼女を抱えたまま脱衣所の方を目指す。 「おいおい、どこ行くねんな」 宇川が尋ねる。すると、牛滝はそれに答えて、 「ん? トイレ、トイレ」 そう言って、男性の脱衣所の方へ入って行った。 「なんや……、そやからアナルはめんどくさいねん」 宇川はいささか不満そうである。 「……しかしあんたら、ずっとここおったんかいな?」 ふと吉野が問う。 「そやねん」 宇川が応じる。 「さすがにのぼせてきたわ」 彼はそう言って笑った。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53 目次へ |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午後九時十八分 その人物は、呆気にとられて固まっていた。だがそれも、宇川が声をかけるまでの一瞬の間だけだった。 「吉野はん! 吉野はんやないか!」 「お、おお……!」 長四角の顔には縦に深い皺が刻まれ、そのてっぺんに申し訳程度に髪の毛が乗っている、まるでそれが野菜のヘタのように見える、そんな男だ。やはり宇川らの一行の一人で、名を吉野(よしの)という。 「な、なんや……どういう……?」 だいぶ酔っているらしくそれは赤くなった顔にも明らかだったが、さすがに目の前の状況を見ては、酔いながらも戸惑わざるを得ないよう。 「いやあ、ここで知りおうた奥さんでな、ほんでこの子らもここでおうたんやけど、まあ折角やしみんなで仲良うしょうか、いうことで」 宇川が言えば、湊山も、 「そうですねん。混浴やさかいに、色々出会いがありますわ」 と、ほのぼのした調子で説明する。それを聞いて吉野は、 「へえ……そうか、混浴か……」 と、基本的なことに感心しつつもまだ心おさまらぬ様子で、しかし口元は明らかに俗な興味で緩ませながら、湯船の中へ入ってきた。 「えらい仲良なったもんやなあ」 言いながら、吉野はついに満面をほころばせた。それと同時に、彼の股間の肉棒は早くも持ちあがりだす。 「そやで。どスケベな奥さんでなあ、一人で混浴風呂にマワされに来とんねん」 牛滝がそう話す途中で、吉野はあることに気づいた。 「いやっ、牛ちゃん! エラいとこに入ってるやんか」 そう指摘したのは、牛滝のペニスが倫子のアナルに入っていることである。 「どこから声出してんのかと思たら」 吉野の指摘を受けて、牛滝は答える。 「へへ、ケツや。ケツでしてんねん。混浴に奥さん一人やさかいな、女手一つでは穴が間に合わんねや」 まるで、混浴風呂に入ったら女はペニスを入れられるのが当たり前といったような口ぶりである。さらに、 「この奥さんも、ケツの穴つこてくれ、言いよるさかいな。見てみぃ、後ろから前から挿されて、ずっとあの世に逝きっぱなしやわ」 相変わらず勝手なことを並べ立てていく。もっとも、倫子の気持ちが昇天し続けているのは事実だ。 そんな彼女を取り巻いてずらりと残りの男根が居並ぶ。彼女にとっては、もはや男たちというより男根たちといった方がイメージしやすい。彼らという存在を、男根だけで認識しているのである。その部分だけが意味を持つと。 ここは彼女にとって天国なのか地獄なのか。快楽が精神を凌駕した今となっては、彼女に聞いてみてもはっきりしないだろう。 さて、吉野は彼ら男根たちを見まわして言うよう、 「これ、みんな?」 全員が倫子とまぐわったのかという意図である。 「そや、兄弟や」 宇川がニヤニヤと言う。その上、 「この子らなんかもう二回したで」 と、赤石と別所を指した。 「そや、自分の番やんか」 牛滝が気づいて、栃尾に言う。栃尾は待ってましたとばかりに倫子に挿入した。再びの二本挿しである。 「次、しまっか?」 宇川が吉野に聞いた。 「へへっ」 吉野は笑ってはっきり言わなかったが、その意思はもう明白だった。 「あ、別に焦らんでもエエねんで」 次が控えていると知って慌てないようにと、宇川は栃尾を気遣った。だが、栃尾にはそう言われようが言われまいが関係なかった。彼はあまりにもあっけなく射精を終えてしまっていたからである。 引きさがる彼、それと入れ替わりに、吉野が前に進み出た。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53 目次へ |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午後九時十五分 「おお、入る入る。柔らかいさかいどんどん入る」 牛滝の言葉とともに、彼の剛直はまっしぐらに肛門の内へ突き進み、そのたわんだ穴筋を次々と一直線に伸ばしていった。 「ほんまに入るねんなぁ。初めて見たわ……」 顔を近づけて見ながら、湊山は感心する。少年たちにしても、それは同じ思いだろう。 「そやで」 それに応じるべく牛滝が言う。 「ケツの穴もなあオメコやねん女は。チンポの穴やねん。そやし、入るようになったあんねん」 いかに無知な少年たちといえど、それを素直に認めることは普段ならなかったろうが、こうして目の前で実演されてみると、そうだったのか、という気にもなってくる。 ところが、それに水を差すように宇川が言う。 「まあしかし、ボクはエエわ」 手を顔の前でひらひらさせて言う。 「なんでやねん」 牛滝はこれを認めない。 「食わず嫌いやで。一遍やってみぃて。癖なるさかい」 さらには、 「自分らも後でやってみ」 と少年らにも勧める。彼らは否定も肯定もしなかった。それに代わって湊山が問う。 「気持ちよろしいの?」 「そらもう」 大仰にうなづく牛滝。 「めちゃくちゃ締まるしねぇ、ごっつぅエエ具合や。奥さん、あんた名器やね」 倫子はそれに答える代わりに咳き込んだ。むせるような、あるいは吐き気のような感じがある。彼女はそれを、咳で何とか回避しようとしたものだ。 と、そこへ、ようやく許しを得て、赤石が再突入してくる。倫子は悶絶した。 「ンゥッヒィッィッ!」 強烈だった。男の上に寝そべり、下の彼は尻の穴へ、そして覆いかぶさってきた彼はその上の膣の穴へ……。上下、いや前後というべきなのか、とにかく性交の穴と排泄の穴、両方を同時に男根で塞がれてしまったのだ。想像だにしない衝撃、非常識な行い。 倫子はイッた。イッたという言葉通り、完全に意識がイッてしまった。あるいはイカれてしまった。恐るべき性感が全身に充満すると、人は狂わずにはいられないのである。 「ア、ア、ア、ア、ア、アアア……」 体内に二本、――いや違った、三本だ、口腔にも入っている、――そう、三本もの男根が倫子の体内に同時に入っているのである。もはや、気持ちいい、などとおさまり返って感想を述べている段階ではない。この状況に至りなば、アダルトビデオなどの所詮作りごとの女優の反応が馬鹿みたいに思えるほどだ。本当に絶頂を超えると、全身これ無に等しくなったようになるものである。 「どや、おっちゃんのが中で当たるやろ」 牛滝は赤石に問うた。 「気持ちの悪いこと言いないな。おっさんのチンポなんか当たりたないなあ?」 傍から宇川も赤石に問う。 「ちゃうがな、オメコとアナルに一遍に入れたら、お互い擦れて気持ちエエんやがな。アーもう、分からんかなあ」 宇川の否定的な台詞に、じれったそうに牛滝が言う。彼の指摘通り、膣に入った肉棒と直腸に入った肉棒とが、その仕切りの内壁をゴリゴリと行き来して擦り合っているのは事実だった。 赤石にもそれは実感できている。彼は二人の問いかけには答えそこなったが、自分の道はしっかりと押さえている。だが、いささか押さえ過ぎた。いや、経験の乏しさの故だろうか。窮屈になった膣内に、牛滝の腰つきに気を使いながら五、六遍も突き入れた頃、彼はそれ以上を望むことができなかった。 「オーなんや、出てもたか。分かるわ、出てんの」 赤石の脈動は、しっかりと牛滝にも確認できたようだ。両穴挿しの一方が射精する脈動は。 と、その時、湊山がにわかに声をひそめて叫んだ。 「誰か来たんちゃうか!」 言うが早いか、脱衣所の扉が開く。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53 目次へ |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午後九時十二分 別所が離れると、それに替わって交接するのは赤石だ。彼は、もうすっかり慣れっこになったザーメンでグチャグチャのヴァギナに、ためらうことなくペニスを押しこんだ。 彼らの交代劇に、もはや中年達も一々反応しない。また、少年たちの方でも彼らに促されなくても自ら交替を行うようになっていた。 牛滝もまた、そんな彼らのことは放っておいて、自分の指使いに没頭していた。 「ああ、エエ感じでほぐれたあるわ。ズボズボ入りよる。だいぶ柔らかなっとるわ」 彼の中指は、倫子の尻穴に入るとその内壁をぐるっとなぞりつつ、らせん状にゆっくりとその身を沈めていった。穴をほぐし、さらに広げているのである。 「ウゥ……ウッ、ウッ、ウ、ウ……」 強烈な不快感に、倫子はいたたまれない思いだ。座薬を入れる時の違和感の、何百倍もの凄さがある。倫子の腰は常に浮き気味だった。 だが、それを自由にさせまいとするのが少年たちである。彼らとは今、性交の最中なのである。結合する陰茎が、重しのように倫子の腰を逃れさせまいとするのだ。 性交と肛門愛撫、その強烈な板挟みに遭って、倫子は身も世もなく震えた。かたやオーガズムのただ中なのである。その引かない波の中で、訳も分からない内に肛門をほじくられているのだ。 「ウヒァー……!」 開きっぱなしの倫子の口から、言葉にならない声が漏れる。するとその口へ、別所の肉茎が放り込まれた。宇川の手引きによるものだった。まだ固さを残している海綿体は全身精液まみれで、まっとうな心境で正視していたならば、とても口に入れようなどとは思い及ばない代物だった。直前の別所の精液のみならず、これまでの吐き溜まりの分も含んでいるのだ。 「ン、ア、ンッンッ!」 倫子はそれを飲み込んだ瞬間、気が遠くなるのを感じた。口中を穢す強烈無類の男臭さが、まるで脳髄を圧迫するようだ。その影響で、閉じた瞼から一瞬白眼が見え隠れする。 不思議なもので、そうなってくるといつしか肛門へのいたぶりも性戯の一環と理解するようになる。そもそも、筋肉と神経の集中する箇所だけに、独特の感じが得られることはあるわけで。 「どや、ケツがオメコみたいになってきたやろ」 牛滝は言いながら、中指をさらに押し進めた。既に第二関節辺りまで隠れている。加えて、彼はそこと陰唇の間の、いわゆる会陰と呼ばれる個所をさすり始めた。 (ケツがオメコ……ああっ、わたし……もう……) とっくにエクスタシーは極まっていたものの、それから気が遠くなったりやや近く戻ったりして、倫子の精神と気力はもはや危うい状態を往来していた。それはそうであろう、口と膣を犯され、さらに肛門までも……。並大抵のことではない。 「ぼちぼちなあ、入れよう思うねん」 それは宣言なのか了解を求めているのか、誰に言うともなしに言って、牛滝はその準備に取り掛かりだした。彼の頼みで男たちは一旦離れ、倫子は体を浮かされ、その下の岩場に彼は寝そべるように位置した。つまり、牛滝の体の上に倫子は仰向けに寝そべる格好となったわけだ。すると、ちょうど彼女の尻の谷間に肉棒が挟まるようにべったりとくっつく。その剛直は、まるで彼女の体を押し上げるかのようだった。 さて、体勢が定まると、別所と赤石は再び倫子へ近寄った。ところが、口へと向かう別所は良かったが、下半身を目指す赤石は止められた。 「ちょっと待ってや。先こっち入れてからな」 赤石は制止されてちょっと恥じらったが、牛滝の言葉を聞いて、素直にそれを見守った。彼とてこれから始まることには興味津々である。そんな彼の目の前で、牛滝のいきり立った肉棒が倫子の尻の下から現れる。 それはピーンと立って、そのまま陰唇に突き入りそうだったがそうはならず、持ち主の手によって制圧されて下腹との間を鋭角に設定されるのだった。その先端は、迷いなく膣の下を狙って、ロケットのように発射を待っている。 「入れるでぇ」 彼はその言葉とともに、一気にそれを進発させた。皺の凝縮するその中央へ赤黒い突起がぶち当たり、やがてそれは皺の中に埋もれていく。確実に、埋もれていく。まだその棒の先は長いが、全部埋まるのも時間の問題だろう。 それを見ていた宇川が言う。 「うわあ……ほんまに入ったある」 そしてさらに、 「ようやるわ」 と苦笑しながらつぶやいた。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53 目次へ |
子宝混浴 『湯けむ輪』 ~美肌効姦~ こだからこんよく ゆけむりん びはだこうかん ――午後九時九分 汚辱感が尻から突き上がってくる。それがどうしてなのかは、いかに平常心から離れた心境とはいえ、倫子にも知ることができた。 (ど、どこを触って……) セックスなのだから、日常触れることのあり得ない相手の部位、典型的には胸などに触るのは当然としても、およそ性とは無関係と思しき場所も肉体にはあるわけで、そこに触れられることがあろうとは、ちょっと考えられないことだった。 すなわち牛滝は、倫子の肛門に指の腹をグリグリと押し付けてきたのである。 (や、やめて……) たまらなく不安な気持ちが心に押し寄せる、これからどうなってしまうのかという不安が。汚らしさしかない場所をわざわざ触るとは! 確かに、性交の器官と排泄の器官は近い所にある。しかし、両者は絶対に別物だ。決してどちらかの最中に他方の存在が意識されるようなことがあってはならないはずだ。倫子はそう信じてきた。 それなのに、牛滝はまるで前戯のように肛門をいじくるのである。きつく集約する筋肉を揉みほぐすように、穴の入口を押したり、撫でたりする。 「ウゥ……」 倫子は目を閉じて口を歪ませた。彼女にとっては、膣に陰茎を挿入されることよりもやるせない瞬間だった。 「奥さんは、こっちも普段使いはんの?」 牛滝は聞いた。 「ええ? どやねんな、あるんか? つこたこと」 まさに拷問のような仕打ちだった。倫子は、とてもそんな卑猥な詰問には応じられなかった。彼女が黙っていると、それに代わって湊山が応じた。 「いやアナル経験のある人て、普通そんなおらんでしょ」 それに続けて宇川も、 「そやで、世の中あんさんみたいな変態ばっかりちゃうで」 と指摘する。それを聞いて牛滝は笑いながら、 「そうかなあ」 と言いつつ、しかし一方で反省することはなく、 「ほなら奥さん、あんたアナルは処女かいな」 と、むしろ現在の状況を肯定的に評価するのだった。そうして、とうとう中指を倫子の肛門に潜り込ませる。 「ヒッ! ゥヒィッ!」 (ア……ナル……? 処女……?) 倫子は混乱していた。だが、これからどういうことになるのかはもはや明らかだった。倫子はその運命から逃れるべく、これまでにないほど腰を跳ねさせた。 「おっ、しっかり押さえてや」 肛門に挿した指をクニクニ動かしながら、牛滝は別所に指示する。今倫子の膣と合体しているのが別所なのである。彼は、牛滝が肛門をまさぐる間に、栃尾から早々に後を譲られていたのだ。 「はい。……あっ……うっ……!」 彼は牛滝の指示通り倫子の腿を押さえにかかったが、その後なぜか軽くうめいた。その理由について、牛滝がいち早く気づいて言う。 「締まりが良うなったやろ?」 彼の言わんとするのは、ヴァギナが収縮して、よりペニスを締め上げるようになったということである。 「ケツの穴ほじられたらな、オメコ締まりよんねん」 (ケ、ケツの穴……) 倫子には、とても自分のことを言われているとは思えない話だった。しかし、事実、自分の“ケツの穴”の話なのである。 一方、無知な別所はただただ感心していた。ただ、大人しく感心している場合ではなかった。膣の締め上げが、彼には刺激的過ぎたのである。とうとう彼は、栃尾らのように次へバトンタッチすることができなかった。 「うぅっ……」 別所はまた小さくうめいた。それとともに、精液を垂れ流していた。 <つづく> (001)19:53~(010)20:15、(011)20:18~(020)20:44 (021)20:47~(030)21:07、(031)21:09~(040)22:03 (041)22:22~(050)23:53 目次へ |