おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
* 「ふう……」 前原は湯船に浸かって溜め息をついた。大浴場が貸切だ。しかしちっとも嬉しくない。 宿に到着した当初、これからどうなるものかと身構えたが、部屋を与えられ、入浴を勧められ、なんだかんだで人並みの扱い。捕虜には礼を以て遇するということだろうか。 荷物は部屋に入れてきた。旅館的でも、ビジネスホテル的でもない、前時代の文化住宅みたいな垢抜けない部屋。とにかく造りが古い。土壁とか柱にはひっかき傷があちこち見られた。それでも鍵が掛かるだけ有り難く――とはいえ、奴らならば簡単に開けられるのだろう、などと考えると不安は尽きないが――今は文句をこらえてやり過ごすことにした。 実際、ここの宿泊料金は格安であり、日頃は学生らの合宿に利用されもする。あるいは温泉マニアがわざわざ探して当てて来るか、安さのみに惹かれて変わり者が来るか、外からの客はそんなもの。大体が期待もしていず、安いので文句も言わない。 「(それにしても――)」 前原は湯をすくって、バシャバシャと顔を洗った。先程嫌と言う程洗ったが、まだにおいが付いているような気がする。 「(あいつら……)」 彼が別行動をしている間も、鬼畜の所業は飽きずに続いているらしい。頭を振って、その事実を遠ざける。忘れてしまおうと思った。もうそれしか出来ることはないと。 だが思考は続く。結局、比嘉という熱血漢も、服部という刑事も、みんなグルだった。 「(そりゃまあ、そうだろうな)」 分かってみれば、なんら驚くに値しない。あるいは、後から仲間になったのかもしれないが、そんなことはどちらでもよかった。この分ではほかの二人、島田や鈴木も同類なのだろう。 「はあ……」 溜め息をついて湯に沈む。監視はされていないようだ。今の内に逃げ出せないか、ふと思った。来る時に車窓を見ていると、随分急な山道を走ってきたようだったが、あの暗い道を走って下り、行ける所まで行くか。それとも、鍵を閉めて部屋にこもり、朝一番で車を呼ぶか。 やがて、いずれかに決心した彼は、すっくと浴槽から立ち上がった。 * 「おお~っ!」 出会い頭に合体して、七里川は卑猥に歓喜した。組み合う相手とは縁もゆかりもない。顔も知らない。なんとなれば、彼女の夫、金光議員のことさえ知らなかった。そんな輩が、今しがた会ったばかりの女と子作りしている。 「初回からアナルとは、こりゃ参ったね」 松倉もその点同様。しかも彼は、肛門性交というイレギュラーなプレイを見ず知らずの人妻といきなり行っていた。二人は、比嘉と服部が折よく終わったのを見て、挨拶もそこそこに早速輪姦に連なったものだ。 「やれやれ……」 新人二人の悦びようを横目で追いながら、島田は呆れ顔を浮かべた。 「それで、首尾は」 向き直って小林に尋ねる。 「ああ、僕もさっきまた一発ヤッてね。なんとアナルですよ。それからまあ、ずうっとあんな風に、三つの穴を塞ぎっぱなしで……」 「いや、そんなことを訊いているんじゃない」 とぼけた答えに焦れる島田。 「分かってますよ」 小林は笑いながら現状を報告した。前原を別室に泊めていること、金光らは大広間に入ったこと、そして袋田と藪塚もそちらへ奉仕に回ったこと。 「それでまあ、こっちはこの通り、みんなで仲良くやってますよ」 それは聞かなくても分かる、と島田は応じ、とりあえず状況を把握して一息ついた。だが、落ち着くには至らない。そして、“こいつらには不安はないのだろうか”と訝しんだ。 その気を知ってか知らずか、慶介が寄ってきて、人懐っこく言う。 「おっちゃんもヤるんでしょ」 いかにも気楽そうな声音である。それを聞いて、彼らには後先の計算も何もない、というのがはっきりした。こんな所まで無理矢理引っ張ってきて、わざわざ延長戦をやろうというのも、結局は目先の欲望に駆られているだけだ。 金光を連れてきたのも場当たり的な対応だった。当初は、運動会の開催中にケリをつけ、旦那が帰宅する前に自宅へ送り届ける手はずだったのが、打ち上げに乗じて延長、挙句場所を移してまた延長。その上、金光までがこの同じ屋根の下に。 「(確かに、あいつがここにいる限り、妻の所在が問題になることはなかろうが、しかし――)」 ワイワイ騒ぐ一同を見回しては眉をひそめる。 「あんまり大きな声出すと、聞こえちゃうよ」 鈴木が大広間を意識してたしなめると、服部も、 「そうだそうだ」 と同調し、唇の前に人差し指を立てた。 七里川はわざとらしく照れを作りながら肩をすくめる。しかし、行為は止めず、むしろ激しさを増して、濡れそぼった勃起を肉穴でこすりまくった。尻の松倉、口の矢板も各々の悦楽壺を離そうとはしない。その奥に溜まった蜜を余さずこそげ取るようなつもりで、肉棒をねちっこく操った。 「ンア……カ、ハ……ッ!」 トロンとした目で明後日の方を見ている有紀。彼女の魂はここに無いようだ。首も座らず、一人ではもう用足しも出来ない状態。この部屋に来てからでも、小林、服部、浩樹、袋田、比嘉、藪塚、矢板と、常に三人同時の連続で凌辱され、またぞろ自然な流れで松倉、七里川を受け入れた。それが今朝から数えてちょうど三十本目のペニスだったことを彼女は自覚していない。 「いいペースだ」 鎌先は満足そうに言った。自分が開発した第三の穴によって、一度に参加出来るプレイヤーが増えたことを誇っているのである。曰く、“輪姦は回転率だ”とのこと。 もはや子 供をつくるというセックス本来の意義は無視され、さりとてなんの為かと再定義されもしない。どれだけ複数のオスと交わったところで、孕めるのは一人の種だけ。それなのに一日で三十人と交尾するなんて、交配としてなんの意味もなかった。そのなんの意味もない行為をしつこくやっているのが有紀という女である。 「ふうむ……」 どことなく以前と違う感想を抱いて、島田は腕を組んだ。今の有紀はいつもの毒々しい虚飾とは似ても似つかない、まるで憑き物が落ちたような、ある種の清々しささえ感じる風貌である。にっくき隣人、金光の妻であったのは本当に彼女だろうか。どことなくしおらくもあり、悩ましそうでもあり…… そんなことを考えていると、それを別な懸念のせいと捉え違えた慶介が、また明るく声を掛けてきた。 「大丈夫っすよ、こっちには警察も付いてるし。向こうより人数も多いし。いざとなったらなんとかなりますって」 あくまでも楽観論の彼である。 するとその時、その楽観路線をさらに助長しうる人物が入り口に現れた。 「よお、ヤッてるヤッてる、ハハ」 高橋である。既に帰宅したはずの彼が、なぜかそこに居た。高橋は、その疑問をぶつけられる前に自ら説明した。すなわち、鈴木から状況は聞かされており、居ても立っても居られなくなって、家族には飲みに行くと偽り出てきたとのことである。彼の後ろには鈴木が居た。いつの間に中座していたものか、玄関まで迎えに出ていたらしい。 「うわあ、しかし、狭い所にまあ大勢お揃いで」 高橋はニヤニヤしながら部屋の中央まで進んだ。大広間を金光用に確保した関係上、次に広い部屋が今の場所しかなかったのだが、それでも人数に比すると確かに圧迫感は否めなかった。 かつての仲間達が集まってきて旧交を温める。ちょうど矢板も終わって合流した。彼の跡は浪岡が継ぐ。 「チンポまみれで嬉しそうだな、この淫乱女」 大きく笑っている内に、高橋の股間は隆起しだしていた。次に空きが出れば、間違いなく入るだろう。 “また厄介な奴が戻ってきたな”という目で島田が見ていると、高橋がふいに振り向いて訊いた。 「あいつ、居るんでしょ?」 途中離れていた為もあってか、彼の怨恨はいまだ衰えていないらしい。それが今再び発露しようとしていた。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼中広間 有紀、佳彦、慶介、浩樹、竜二、小林、比嘉、祥吾、雅也、服部、矢板、鎌先、羽根沢、森岳、沼尻、島田、鈴木、浪岡、松倉、七里川、高橋 ▼大浴場 前原 ▼大広間 金光、花村、猪瀬、舛添、村本、袋田、藪塚 ▼帰宅 俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:30本 射精回数:86発 (膣52・口15・尻11・乳5・顔1・髪1・外1) |
彼をこれまで躊躇わせていた存在、それはまだそこに居る。何も語らない瞳で、しかし大いに熱気を迸らせて、じっとりとしつこい目線をこちらに送ってくる存在。佳彦だ。 バスからこの部屋まで、一団の最後尾に付いてきて、そのまま今も入り口付近に座っている。どうして佳彦が居残るのか、比嘉にはいまださっぱり分からない。狂気の沙汰だと思った、そう仕向けた人間も、素直に従っている彼自身も。 「ワッ、フゥ……」 有紀が軽い呻きを発して前に倒れる。服部が気を利かせて仰向けになってくれたのだ。おかげで比嘉は挿入しやすい位置に女体の背を眺め降ろすことが出来た。合体中の服部に覆いかぶさって、有紀の臀部から背中にかけての曲線が鮮烈に艶めかしく映える。もう辛抱堪らんと、比嘉はその尻に手を掛けた。 いつだったか、学校の階段で、彼女の尻を下から眺める機会があった。バレてはまずい、そうは知りながらも、彼は盗み見ないわけにいかなかった。網タイツの奥、ショッキングピンクに黒いラインの入ったテカテカした下着。そしてその脇からあり余る脂肪の丸み。鮮明に記憶している。これで彼の中のオカズは、さらにリアリティを増したのだ。 「ンウヴンンフ……ッ!」 排泄器官にまた硬いものが逆流してきて、有紀は口の中に居る同種のものをモゴモゴしながら呻った。 三つの内二つまで埋まっていたから、比嘉が選べるプレイスポットは一穴しかなかった。もっとも、彼にとっては端から望むところである。アナルファック、初めての体験。 熱い熱い圧迫が握り締めてくる。進ませると、思いのほかスムーズに入った。むしろ、あれよあれよと言う間に引き込まれていく感じ。気がついたら、根元までいっていた。モジャモジャした陰毛で、桜色に縁取られたおちょぼ口がすっかり隠れてしまう。今、彼の全部が彼女の中に居た。 「ああ……」 声が出ていた。廊下で幾度となく見送った、プリプリ揺れるあの尻。ハイヒールの靴音高く、その度左右に触れていたあの尻を、妄想ではなく現実に征服したのだ。 それは、これまでの躊躇が嘘みたいに小さく感じられる程の感動だった。息子の眼前で犯す禁忌の所業、いや、彼だけでなく、それ以外の生 徒だって居る前で、しかし踏み出したこの一歩は大きかった。きっと、何か大事なものを失っただろう。教師として、人間として。いずれ後悔する日が来るかもしれない。だが今は悩まない。素直にクズだと認めよう。性欲に支配された、ただの獣でいいじゃないか。 「ああ……くっ……」 されている方以上に気分を出して、比嘉は肛虐を愉しんだ。教え子らの前で、保護者を犯すことを。否、決して背徳が彼の心を昂らせているのではない。もっと純粋に、快楽への探求心が勝ったのだ。立場も理性も吹っ飛んだ。 「ンボヘ……エ……ッ!」 人並み以上にサイズの大きい剛直で、しかも遠慮なしに激しく摩擦を繰り返され、有紀は背筋をピーンと硬直させて震えた。ブベッ、ブボッ、と肛口の縁から粘り気を伴った空気が漏れる。 この激しさは、下で頑張っていた服部にも影響した。壁越しに伝わる振動と熱、さらには自分が使っている穴自身の悦び方にも圧倒されて、射精してしまったのだ。 「おほぉ……気持ちよかった……」 しばらく待って、全部出しきった後、服部は女肉の下から這い出た。 彼に代わってその場所を受け持つのは藪塚である。比嘉は服部がしてくれたように、今度は自分が仰向けに体勢を変えて、藪塚が入れやすいようにしてやった。 「ンンミイィー……ッ!」 前倒し状態から一気に反り返させられる有紀。この頭の遠心移動は地味に体力を消耗する。加えて、移動後にすぐ口を塞がれるのもこたえた。どんな体位になろうと、袋田はすぐ付いてきて口腔に収まるのだ。 「ンブッ、ンゴッ、ブヒッ、ウヒッ……!」 前よりもっと高い位置へ快感の水位が上がったのではないかと思われる程、有紀は意識を高みへ飛ばした。キーンと耳鳴りするような緊張感か、逆に一切の力みを失った弛緩か、まるで自覚出来ない体調。だがもやは混乱もしない。ただされるがまま。 「フン、フン、フン……ッ!」 上の藪塚は相手のふくらはぎを高々と肩に乗せて、一気呵成にリビドーをぶつける。下の比嘉といい、どうもこの二人は速くて大きなグラインドに方向を見出しているようだ。おまけに両者とも体格が良く、そうして剛直も並より太く長い。 「グフィイィー……ッ!」 有紀はすっかり正体を失って、宇宙を彷徨うかのよう。その下半身にて、発火しそうなまでにドスドスと叩き込まれる二本の肉棒。これらが発動機となって、彼女を果てまでぶち上げる。 彼らが剛だとすると、こちらは柔とも言うべき袋田、強い振動を受けながらも静かに我が事を終えた。 「可愛いもんだ」 頬に張り付いたほつれ毛を直してやりながら、自分の汁を飲む女を撫でてやる。ただその顔を見た何人の人が、彼同様に“可愛い”と讃えるかどうか。かつて傍若無人に取り澄ましていた彼女も今は昔、現在はあの世へ逝ったかのような目つきである。 袋田はすぐさま矢板にバトンタッチ。矢板は笑顔で友人の排泄し終えた口に性具を挿し入れた。まるで小便器の順番待ちをしていたかのようだった。有紀は呆けた口を開いたまま、勝手に男根を頬張らされる。外からは、くわえる相手の変わったことに気付いていないようにも見えた。 比嘉は下から乳房を鷲掴みにして揉み回した。ちょうど雅也がそこで淫ら遊びを終えた直後である。だから、乳房を握る手にも、青くさい吐き終わりが付着した。だがそれでも構うことはない。教え子の精液に触れようと、彼の目に己の痴態を焼き付けようと、もうどうでもよかった。それ程までに、良かった。 過去に“無能”とまで罵られた憎むべき敵。比嘉の歪んだ欲望は、彼女を否定しながらも妄想で凌辱することで調和を図ってきた。だが今はどうだろう。不思議と憎しみはなかった。逆に憐みもない。袋田ではないが、愛おしさのようなものだけが湧いてくる。 彼女のみならず、男達の方でも心境に些か変化が見られだしていた。一つには長丁場のせいであり、また一つには一体感のせいであり。情とは千変万化、流転し続けるものらしい。 ここに一人、新たな具体的行動に出る者も居た。すると、目ざとくそれに気づいた者達が傍へ寄ってくる。 「何してんの、金光君?」 佳彦はビクッと肩をこわばらせて、手の動きを止める。その手は股間の上にあった。被服越しではあるが、彼は初めての自慰を試みていたのである。誰に教えられたわけでもなく、本能的に、興奮を鎮めようと。 「オナニー、してたの?」 祥吾が言った。 「お母さん見ながら?」 雅也も言った。二人は立ったまま、床に座り込んでいた佳彦を見下ろしている。その表情に感情の起伏は見えなかった。 佳彦は答えない。ビクビクしながら尋問に耐えている。彼は初めての自慰を同級生に見つかったのだ。 「おばさん、レ イプされてるんだよ。いいの?」 「自分のママがセックスしてるの見て、興奮出来るんだ?」 同級生達は口々に言った。責めているようでもあり、尋ねているだけのようでもあった。またその顔は、笑っているようでもあり、軽蔑しているようでもあった。 わずか数分前にも、子種汁を女に発射した二人。雅也は乳に、祥吾は頭髪にそれぞれ擦り付けて発散した。そしてその足で、女の息子のもとへ来た。 佳彦は沈黙を守っている。 「変態だね、君」 「マザコンってさ、ほんとに母親とセックスしたいんだ」 普段と力関係が逆転した。顎で使ってきた二人に、何も言い返せない。虎であったはずの母から、もう借りられる威は無い。 祥吾と雅也は、佳彦を挟んで座った。 「金光君のおばさんさ、すっげえ気持ちよかったよ」 実のところ、二人にはまだ戸惑いがあった。急に力を得てしまって、まだ使いこなせている気がしないのだ。ただ彼らを支えていたのは、相手との圧倒的な経験の差、そしてそこから来る自信である。男と少年の違いだった。 彼らは自分達の実力を、一つ一つ確信していけるように、とつとつと言葉を紡ぎだす。 「金光君もさ、おばさんとヤりたい? ヤッてみたら?」 この時、もしこのまま何事もなければ、この審問会に何らかの結論が出たかもしれない。しかし実際には、最後の発言と、それを聞いて佳彦が顔を上げたのと、慶介が注進を告げたのとはほぼ同時であり、会話は中断されることになった。 「旦那さん来たよ」 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼中広間 有紀、佳彦、慶介、浩樹、竜二、小林、比嘉、祥吾、雅也、服部、藪塚、矢板、鎌先、羽根沢、森岳、沼尻 ▼大浴場 前原 ▼廊下 金光、花村、猪瀬、舛添、村本、袋田 ▼玄関前 松倉、七里川 ▼移動中 島田、鈴木、浪岡 ▼帰宅 高橋、俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:28本 射精回数:83発 (膣51・口14・尻10・乳5・顔1・髪1・外1) |
「着いたぞ」 小林が言った。すぐ後から来ていたバスも停まり、その中からわらわらと乗客が降りてくる、皆々待ち切れぬといった風情。強奪者達はまだまだ果実の芯までもむしゃぶりつくすつもりだ。 「ほら奥さん、着いたよ。運んであげよう」 車を降りるなり、小林は飛び掛からんばかりに後部座席のドアを開けた。 「フェ……」 よだれと精液を垂らした有紀が引っ張り出される。まだ呆けたままだ。 小林が彼女を抱き上げようとした時、慌てて服部が駆け寄ってきた。 「ひとりじゃ危ないですよ。一緒に運びましょう」 「ああ、では、わたしは後ろを」 「わたしは前を」 二人は有紀の腿を開いて抱え上げ、小林はアナルに、服部はヴァギナに当たり前のようにスッと串刺しし、二人して女体の運搬を開始した。 「あっ、ズルい。もうヤッてんすか」 走ってきた竜二が妬むと、服部が、 「うるせえ、オレはまだ一発しかヤッてねえんだ。お前散々ヤッたんだろ」 と一喝。強引にこれを退けた。 「悪いね、おじさん達にも花持たせてよ。すぐ順番回ってくるからさ」 小林も同じく譲らず、二人とその荷物は後から追いついてきた男共に囲まれて玄関へ進む。急いで先回りした袋田が、鍵を開け屋内の照明を点けた。 「おっさんら、体力もつの?」 慶介が憎まれ口を叩く。 「うるせえ」 服部がやり返す。 「そのプレイ、今までやったことあんの?」 「初めてだよ!」 一行は談笑しながら輪姦移動していった。小林と服部は横歩きして有紀を運ぶ。率直な所、前進しながら腰を振るのには無理があった。一人ならまだしも二人挟み撃ちである。だから、結局彼らが本腰を入れたのは目的の部屋に着いてからであった。そして、その時には浩樹が素早くもう一つの穴、すなわち口腔へ挿入していた。 もはや有紀の定位置となった三穴挿入体位。輪姦経験者でも、誰もがこれ程迅速にこの体勢となれるものではないだろう。これもシェイプアップの賜物か。いずれにせよ、並み居る男根達を全て愉しませなければならない役回りから、精液便所らしく使える穴は常に開放しなければならないのだ。 「オッ、ゴッ、グゥ~……ッ」 有紀はキョロキョロジタバタしだした。不思議なもので、三穴挿入という過激な合体にも関わらず、快感度合の波は高いから低いに移ろう場合がある。要するに、波は波であって、一定高止まりすることはないのだ。水位そのものは高い所にあり続けるとしてもだ。そうして、波の落ちていく時にまた意識が戻ってくる。その時彼女は狼狽える。 欲しい欲しい、と彼女の肉を求める怨嗟の声。その心はある種純粋、すなわち劣情一辺倒だ。すると、その欲しがられていることが、“必要だ、必要だ”に変換されてくる。どこへ行ってもしっくりこなかった自分が必要とされていると錯覚しだす。 「アァ……」 目の周りにほんのりと赤みが差す。 「おぉ、おばさん、積極的じゃん」 今までになく吸引されているのを感じて、浩樹が誰に言うともなしにぼそりと呟いた。その思いがけぬ口撃に隙を突かれ、彼は我がペースを取り戻そうと腰を振る。されているのではない、しているのだと、女の口にペニスを出し入れする。その陰嚢が、彼女の顎で押されてムニャリと形を歪めた。 彼が頭を掴む逆側で、別の者が股間を彼女の後頭部にこすり付けだす。髪の毛にまみれた勃起から我慢汁が出て、地肌に染み通っては塗りつけられていく。 「ああ、気持ちいい……」 恍惚とする少年は祥吾だった。このまま射精しそうな勢いである。待ち切れなくて、女体を感じていたくて寄って来たものだ。 見渡せば所狭しと男が群がり寄っていた。ある者は亀頭で乳頭をめり込ませ、またある者は脇の下に挟み、背中、腿、ふくらはぎ、二の腕、手、いずれにも肉棒がこすりつけられていた。まさに全身性交の観。 気が付くと、有紀は一か所も地面に接着していなかった。完全に他人に支えられている状態。いわば、擬似的に宙に浮いている格好だ。その不安定かつ他者に依存しなければいられない境遇と、覚醒しきらない意識が、激しく迷妄を助長していく。日頃の彼女なら一笑のもとに否定する愚行。すなわち、男への奉仕に自己の価値を見出すということ。 もっとも、それの延長は幸か不幸かまた断絶させられることとなった。 「ンブホァッ!」 亀頭の隙間から悶絶する。一見むせたようであるが、その実アクメだ。それも複数同時姦にならではの、強烈なやつがバシンと叩き付けてくる感じの。 「(あが……また……またぁ!)」 揺り戻しの波に押し切られ、スーッとこだわりが抜けていく。洗い流されて、矮小な己という檻が去っていく。 「いい顔になったもんだ」 さも満足そうに鎌先がそれを見下ろして言った。 「悔しそうな顔も悪くなかったが、ようやく自分の立場を受け入れたね。ここまできたら折角なんだし、やっぱり輪姦の愉しさを満喫してもらわないと」 「チンポのハーレムだからね」 矢板が同調して続く。 「今この人が世界で一番気持ちいいんじゃない」 「ハハハ、いや全く。こういう輪姦体質の人は幸せだね」 「ちょ、“輪姦体質”ってなんすか」 と、ここで思わず疑問をぶつけてきたのが慶介だ。中々順番が回ってきそうにないからと、こちらの輪に入ってきた。 「ああ、それは――」 好奇心旺盛な生 徒を得て、鎌先は得意げに語り出す。 「向き不向きかな。あんだけ連チャンでパコパコやられりゃ、とうに体が参っちゃってもおかしくないだろ? 怪我したりとかさ。集団レイ プなんて、悲惨な結末がほとんどじゃん」 「でも、それがイイってヤツもいる」 「もちろんもちろん。ただ、それは男側の趣味の話でね。今問題にしてるのは女の方の資質のこと。輪姦を受けるに相応しいマンコ、輪姦受けが上手なね。あるいは、そこに悦びを感じられる体質ってこと」 「う~ん、能力者、みたいな話?」 慶介は振り返って、竜二と笑い合った。依然彼らの性欲は絶倫なるも、段々とその昂りは和やかになっていた。確実に性処理出来る安心から、焦りがいつしか失せている。 そこへ、もう一人の仲間、浩樹が合流した。アクメ息を吐く有紀の口へ、結局彼も早々に果てたものだ。 すると彼と入れ替わりで要領よくその後釜に座った者がいる。いつの間にか会話の輪をすり抜けて行った矢板である。彼はまず分身を有紀の口に収めてから、懇意の袋田を手招いた。次に空くいずれかの穴の跡を継げという意図である。 袋田は些か控えめな性分で、つい人に先を譲ってしまうことが多い。まして、己の職場であるここに来た場合なおさらで、奉仕精神が自然と出てしまうのだ。とはいえ、いずれ何かと用事に立ってもらうことも必然で、その辺の配慮から矢板は彼を気にしたものである。 一方、そんな気遣い無用なのが藪塚だ。袋田と同じ立場ながら、彼は厚かましさを隠そうともしない。 「早く代わってくれよぉ」 やる気満々で、服部にプレッシャーを掛けている。但し、掛けられている方は素知らぬ体で、己の快楽追求に没頭しているが。 矢板は横目でそういったやり取りを追いながら、他の二穴が空かないことに焦れだした。それで、とうとう袋田に言った。 「ここ、先に使っちゃってよ」 そうして、腰を引く。唇から糸を引いて、勃起が外気に触れた。 「いやいや、いいよいいよ」 慎み深く固辞する袋田。だが矢板も引かない。 「どうせさ、旦那達が来たらまた色々動いてもらわないといけないんだから。ね、それまでに。ほら、時間無いから先に」 また、こうも付け足した。 「なんかね、いい具合にこなれてきてるよ。おしゃぶりのコツをつかんできたみたい」 こうして肩を押さんばかりに勧められ、袋田も遂に折れた。無論、元来好き者ではある。いそいそと股間を露出して、肉茎を彼女の口元へ持っていった。 「お、おお、おお!」 途端に矢板を振り向き、納得した様子で肯いて見せる。蕩けた唇からのどの始まりまで、柔らかな温もりがトロトロと肉棒を包み込む、それも微かな蠢動を伴って。なるほど、これは美味だと、彼は得心した。そして、これなら果てるまでここで愉しめそうだとも。 「――運もあるけどなあ」 一方こちらでは鎌先の講義がまだ続いていた。不良少年らも面白そうに聞いている。猥談は世代間の溝を埋めるらしい。 「段々とアイドリングしていく、段階を踏んで育てていくっていうのが女体で、それもちょうどいい加減で出来上ったんじゃない、彼女の場合。それはまあ、運だよね」 「アナル作ってたもんね、おっちゃん」 「そうそう、あれもちょうどいい時だった」 竜二の言葉に目を細める鎌先。 「マジ気持ちいいよなアレ。オレ今まで全然興味なかったけど」 そう慶介も続けると、鎌先は益々気を良くした。 「ありゃ傑作の輪姦マンコだから、それに、まだまだ若いチンポも沢山あることだし、バンバンマワして愉しんであげようじゃない」 そうやって話している時、ちょうど小林が退いて、すぐさま別の者が取って代わった。それは、藪塚でも矢板でもなく、ここへきて初めて積極的に立候補して出た比嘉だった。 〈つづく〉 〈現在の位置関係〉 ▼中広間 有紀、佳彦、慶介、浩樹、竜二、小林、比嘉、祥吾、雅也、服部、藪塚、袋田、矢板、鎌先、羽根沢、森岳、沼尻 ▼別室 前原 ▼移動中 金光、花村、猪瀬、舛添、村本、島田、鈴木、浪岡、松倉、七里川 ▼帰宅 高橋、俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂 〈輪姦記録〉 挿入男根:28本 射精回数:79発 (膣50・口13・尻10・乳4・顔1・外1) |