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R18
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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

戯曲 「童貞卒業式」


凸凹30年度 童貞卒業式





式次第

一、開式の辞
二、肉便器入場
三、性交試技披露
四、筆おろし之儀
五、清拭口淫之儀
六、肉便器式辞
七、後見女子祝辞
八、保護者会祝辞
九、非童貞答辞
十、閉式の辞





童貞
大澤 竜心(おおさわ りゅうしん)中 学 2年 生 1 4 歳
向 鐘鳥(むかい かねと)中 学 2年 生 1 4 歳
久家 健斗(くいえ けんと)中 学 1年 生 1 3 歳
辻 晴義(つじ はるよし)小 学 6年 生 1 2 歳
冨士野 生(ふじの いく)小 学 6年 生 1 1 歳
柿川 仁誠(かきがわ にま)小 学 5年 生 1 1 歳
齋藤 泰然(さいとう たいぜん)小 学 5年 生 1 1 歳



肉便器
馬場 梨里杏(ばば りりあ) 24歳



後見女子
原山 明莉(はらやま あかり) 中 学 3年 生 1 5 歳
皆口 寧々(みなぐち ねね)中 学 2年 生 1 4 歳
黒川 桃実(くろかわ ももみ) 中 学 1年 生 1 3 歳
玉城 美空(たまき みそら)中 学 1年 生 1 3 歳
堰沢 結季(せきざわ ゆき)小 学 6年 生 1 2 歳
代々木 ゆら(よよぎ ゆら)小 学 6年 生 1 1 歳
梅木 芹奈(うめき せりな)小 学 6年 生 1 1 歳
船岡 夏子(ふなおか なつこ)小 学 5年 生 1 1 歳
稲本 芽生(いなもと めい)小 学 5年 生 1 1 歳
ギュスターブ 月美(ぎゅすたあぶ らあら)小 学 4年 生 9 歳



見届人 何某







一、開式の辞


会場は体育館。奥に舞台があり、背景に「凹凸30年度 童貞卒業式」の看板が下がる。舞台中央にはベッドマットレス。その下手に演台を前にして見届人が全裸で立っている。上手には斜めに並んだ空席が七つ。ベッドを真ん中にして演台と空席が“ハ”の字形に配置されている状況。
舞台下、三メートル程距離を置き、後見女子達の席が横一列。既に女子達は全裸で着席している。その後ろに保護者並びに関係者の席が並び、中央の通路によって、それらは二つの島に分けられている。なお、保護者及び関係者は着衣である。

見届人「ただいまより、凸凹30年度 英才電子学院 童貞卒業式を開式致します」

見届人「それでは、童貞の皆様、御入場下さい」

七人の全裸童貞が会場後方より中央の通路を通って入場。一同、拍手で迎える。童貞は舞台上に上がり、上手空席を背にして並んで客席へ一礼。一同再び拍手。

見届人「ご着席下さい」

童貞着席。

見届人「申し遅れましたが、私、非童貞を代表致しまして、僭越ながら本日筆おろしの見届人を務めさせて頂きます、何某と申します。宜しくお願い致します」




二、肉便器入場


見届人「続きまして、本日の筆おろしをお引き受け頂きました、肉便器の入場です」

馬場梨里杏、全裸で会場後方より中央通路を通って入場。一同、拍手で迎える。

見届人「この度の肉便器は、英才電子学院 学級主任、馬場梨里杏様、24歳です。スリーサイズはバスト79センチ・ウエスト58センチ・ヒップ83センチ。童貞卒業式での肉便器役は今回が初めてでございますが、かねてより小 児性愛嗜好を公言しており、自ら志願の上お引き受け下さいました。また、華奢な肉体ながら激しいアクションにも耐える床上手であると、立花学園長はじめ皆様の推挙も頂いております。童貞達とは日々に接する間柄で、その気さくな性格からお姉さん的存在として慕われるオナペットです」

梨里杏、ベッドの前に到着すると、見届人の紹介が終わるのを待って、客席へ一礼。一同、再び拍手。

見届人「では、馬場主任、着座の上、ご開帳下さい」

梨里杏、ベッドの上に座ってM字型に開脚し、両手で大陰唇を広げ、以下のように宣誓する。

梨里杏「わたくし馬場梨里杏は、膣、口腔をはじめ、いずれの箇所も病に侵されておらず、この日の為に体調と体型を慎重に且つ万全に整えて参りました。この体全てを供し、童貞の皆様を筆おろしすると誓います」

一同、大きな拍手。なお、梨里杏のプロフィールと医師による健康証明は配布されたプログラムに掲載されている。




三、性交試技披露


見届人「続きまして、性交試技披露に参ります。恐縮ではございますが、見届人として、私がこれより童貞に手本を見せ、併せて肉便器の地ならしをさせて頂きます。なお、慣例と致しまして、膣の中を、本日卒業する童貞の初出し精液のみで充満させる為、私は射精せず、形だけにとどめさせて頂きますことを予めご承知おき下さい」

見届人「それでは、始めさせて頂きます」

見届人、ベッドへ移り、梨里杏に対して一礼。梨里杏もM字開脚のまま礼を返す。見届人は、キス、舌や手を使った全身愛撫、クンニリングスと、一連の前戯の型を披露していく。梨里杏はフェラチオを返し、やがて両者シックスナインの体勢となる。梨里杏の息が荒くなり、頬に赤みが差してきたら、濡れ始めた陰裂に、見届人は勃起している陰茎をあてがい、マイクを通さず、以下のように宣言する。

見届人「わたくし、何某は、僭越ながら非童貞を代表し、手本披露の型に則って、これより馬場梨里杏の膣に陰茎を挿入致します」

梨里杏、それを受け、同じく宣言する。

梨里杏「どうぞ、お入り下さい。わたくし、馬場梨里杏は、童貞に範を示す為、並びに筆おろしの用に耐えうる道具であることを証する為に、これより何某様の陰茎を膣に挿入して頂きます」

見届人、正常位で梨里杏の膣に陰茎を挿入。一気に奥まで沈めた後、ゆっくりと大きく出し入れをして見せる。やがて、次第に加速し、規則的に腰を振りだす。それを一定時間続けた後、交差位、後背位、後背座位、後背騎乗位、騎乗位、対面座位、と体位変更を披露し、それぞれで同じように規則的腰振りを一定時間繰り返す。最後に正常位に戻る。

見届人「射精します」

見届人は宣言し、射精したふりをした後、梨里杏を抱きしめ、しばらくして合体を解く。

見届人「わたくし、何某は、無事馬場梨里杏と性交を終えることが出来ました。この膣は誠に具合が良く、筆おろしの用にも大いに耐えうることを、ここに証明致します」

梨里杏「ありがとうございます」

一同、拍手。見届人、客席へ向き、ベッドの前に立つ。後見人席から立ちあがった夏子、舞台へ上がりその足元へ寄って控える。梨里杏はベッドの上で、元通りのM字開脚に戻る。

夏子「これより、お役目を果たされた何某様の陰茎を、わたくし、船岡夏子の口にてお清めさせて頂きます」

夏子、見届人の陰茎をフェラチオし始める。慣例として射精させなければならないが、慣れないせいで時間が掛かった為、見届人は夏子の頭を掴み、ややイラマチオ風にする。

見届人「射精します」

見届人、夏子の口内に射精する。夏子、緊張と驚きから涙を流し、むせ返りながらも精液を飲み下す。その後もフェラチオをもうしばらく続けてから、口を離して客席に向き直る。

夏子「お清めを終わりました。何某様は性交直後にもかかわらず再び射精をなさいました。まさに見届人に相応しい健全な陰茎をお持ちでございます。また、口の中にお出し頂いた精液は、残らず飲ませて頂いたことをご報告申し上げます」

一同、拍手。夏子、元の席へ戻る。見届人も演台へ戻る。

見届人「これにて、性交試技披露を終わります」


羞恥の風
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妄想の座敷牢
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[2018/08/01 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#41-


「ずりいよ、島田のおっちゃん」

「アハハ、まあそう言うなって。あの人こそ長年の恨みがあるんだから」

唇を尖らせて袖から舞台を覗く竜二を、高橋が笑ってなだめた。マスクはもうかぶっていない。島田に渡したのだ。

「復讐する権利があるってことさ」

彼はそうつぶやくと、服を着に控え室へ下がった。自分はもうそれが達成出来て満足だった。

 一方、舞台に出た島田は、はじめの内そこの明るさや熱に面食らったが、ぎこちない歩みながらもなんとか中央まで進み出た。客席の方などとても見られたものではない。余興でも裸踊りなぞしたことがない堅物である。人前でよくこんな格好が出来るものだと思い、また、出てきてしまったことをこの期に及んで後悔した程だ。

 だが、先に出番を迎えている二人は、当たり前のようにその役を務めている。慶介の振る舞いたるや堂々としたもので、無人の境を行くが如くに平然と公開セックスしていた。若々しい腕が柔らかな女尻を抱え、そこへ向けて性欲の赴くままに腰をぶつけている。そこにはなんの迷いも感じられない。

 大人ぶってはいるが、まだ十七になりなんとする若者だ。ついこの間まで、“おじちゃん、おじちゃん”と自分の後を付いてきていたような子なのに、今はすっかり男の顔で、いつの間に会得したものか、男女の営みを当たり前にやってのけている。

 その熟練ぶりが証拠に、

「オッ、オゴッフ……!」

と、一回りも年上の人妻がメス啼きだ。その身に突き立てられる赤黒い怒張が生々しかった。あんなものでゴリゴリ削られたら、それはたまらんだろうとは、たとえ顔を隠していても傍目に想像するもの。有紀の本心は窺い知れないが、事実として間男の陰茎を受け入れ、それをまた他人に見せている。なんのことはない、これはそういうショーであった。

「何をバカな」

最初に企画を聞いた時、島田は言下に否定した。これ以上自ら危ない橋を渡りに行く必要はないと思った。だが、予期に反して他の者はやる気になっている。

 そんな中で、高橋に囁かれた。

「島田さんもやりましょうよ。憎たらしいアイツに一泡吹かせてやりましょうよ」

「な、何をバカな」

するわけがない、と即座に思った。

 やがて、企画は実行段階に入り、いよいよ宴会場前まで来た。そこでまたも高橋に言われた。

「やりましょうよ」

島田は首を振った。が、切羽詰まった状況もあり、言葉は口にしなかった。そう、この時までは迷いもなかった、はずだった。

 高橋が肛門へ、慶介が膣へ、二人掛かりで有紀を犯す。それを間近に見、あまつさえ交尾汁を金光が顔面に浴びた顛末は既述の通りだ。島田はそれを袖から見ていた。心配で身をこわばらせながら、まんじりともせずに見守っていた。その時だ、何かが心で弾けたのは。

 慶介が目配せし、女の尻たぶを左右に開いている。そこへ挿せ、というのである。

 ただ立ち尽くしている場合ではない。島田は軽く頷き進み出る。これをする為に出てきたのだから。その下半身には、ガチガチに凝固した海綿体。もう袖に居る時からずっとだ。今だけは若い慶介と五分で渡り合える程のその硬さ。

「交代ですよ」

戻ってきた時、高橋はそれだけ言って、マスクを島田へ託した。

 島田はもう何も言わず、服を脱ぎ、それをかぶった。スタンバイしていた竜二が不平を述べたが、気にも留めなかった。

「(俺は……)」

見下ろす先に黒い穴ぼこがある。そこが排出口ではなく挿入口であることは、誰の目にも明らかだった。

 しかし、生憎彼の身長では、立ったままでそこにはめるのは困難だった。そこで慶介が一計を案じ、合体したままで舞台上に寝転んだ。

「おお~」

観客がこの体位変更を好意的に受け入れる。結果的に結合部が見やすくなったからだ。その目の前で、再び二本挿しが始まる。

 島田は後ろからまたがるような形で、有紀の尻の穴へ男根を埋めていった。ズル、ズルズルズル……と、予想以上に一気に飲まれていく。まさにそう、飲まれていく。

「(おお、これは……!)」

歯を食いしばって、彼は耐えた。油断していると、根本はおろか、全身まで吸い込まれていきそうだった。注意深く観察すると、彼の足の指がギュッと閉じているのが確認出来ただろうが、そこに着目する者は一人もいなかった。

「ングァ……ッ!」

愁眉を寄せて、隣人を腹に迎える有紀。ダラダラと垂れる唾液が、慶介の首元に落ちた。

 隣家へ島田は上がったことがないが、家より先にその家の夫人の肛門へ邪魔することになったわけだ、などと下らない思い付きをしつつ、ただ彼女のもてなしぶりには大いに満足であった。腸内の熱が、寸分の隙間なく分身を握りしめる。壁がネバネバと密着する。

 彼は日頃の高飛車な彼女を一瞬思い出そうとしたが、それは既に叶わなかった。目の前にいるのは、夫の前で寝取られ輪姦される、ただの憐れな夫人だった。その可哀想な女を……

「オッ、オッ、オッ……!」

太いものが交互に出し入れされ、女は目を白黒させた。殊に尻に入ったものは、なおも膨らみを増したようだった。

 島田には確かに金光への恨みがある。それは彼の祖父まで遡る深いものだ。彼の家は元々村の名主で、代々当地に暮らしてきたが、そこへ当代金光の祖父――当時はまだ本名のキムと名乗っていた――が流れてきて、その困窮ぶりを憐れに思った島田の祖父が、離れを貸してやったのがそもそもの因縁。結論から言えば、島田家は土地を奪われ、まさに軒先を貸したら母屋まで乗っ取られたような形となった。

 だから、この宿敵を憎むのは理の当然だ、が、今彼の欲棒を逞しくしている根拠が、果たして復讐心なのであろうか。

 一旦気持ちを落ち着かせて、金光の方を見やる。彼は顧問弁護士を相手に酒盛りをしていた。呑気なものだ、自分の妻が輪姦されるショーを肴に笑っている。

「(すごいことをしている)」

島田は改めて思った。隣の家の奥さんとアナルファックしている、それも旦那の前で。しかも、金光からしたって憎たらしいはずの自分がだ。逆の立場だったらどうだろうと、ちょっと考えてみる。発狂するかもしれない。ただ、あまりに突飛な想像過ぎて、具体的には考えられなかった。あるいは金光もそれで安心していられるのだろうか。あるはずのない出来事だから。

 劣情棒がまた一層いきり立つ。こんなになったのは何年ぶりだろうか。妻とはほとんど交渉のない彼。ひょっとしたら、彼女に見せたことのない程の勃起かもしれない。まるで思春期の頃のような勢いだ。

「いいねえ、おっさんの方もビンビンじゃない」

客席の舛添が手を叩いて讃える。彼らから見て、慶介と島田の年齢差は肉体から明らかだったが、その年長の方が勢いを増している様は意外であり、面白味があった。

 その様子を横目で追いながら、村本が司会者へと近づいた。先程までかぶりつきでショーに見入っていた彼だが、にわかに別方面へ動いたものだ。

「あの奥さんってさ、この町の人なの?」

鎌先はごく単純に“ええ、そうですよ”と答えた。そこにはなんの警戒心もなかった。

「いや、あんなすごい体の人妻が、この町にいたかな、と思って」

村本は親しげにそんな会話を交わしつつ、ふとその目を怪しく光らせた。 


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、高橋、慶介
▼舞台袖
島田、浩樹
▼控室
竜二、鈴木、小林
▼廊下
佳彦、比嘉、服部、祥吾、雅也、矢板、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、袋田
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


輪姦記録〉
挿入男根:30本
射精回数:90発
(膣53・口16・尻13・乳5・顔1・髪1・外1)


world200*40



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[2018/06/24 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
大輪動会-プログラム#40-


「さあ、ヒカルちゃん、完全に技が決まって逃げられない。オチンチン、入るか、入るか! どっちに入る」

司会者鎌先が気分を出して実況すれば、否応なしに緊張感が場にみなぎる。

 そうして衆目が一か所に集中する中、とうとう、そしていともすんなりと挿入は実行された。

「おおっ!」

人々が妙な感動に包まれる前で、男根は深々と、一気に深々と肛門にめり込んでいった。

「ン、オゴ、オッフ……ッ!」

「入ったぁ! 入りました、アナルです。アナルに決まりました」

有紀が呻くのと、鎌先が叫ぶのとはほとんど同時だった。

 男根は完全に勃起していた。それなのに、その太い肉の棒はいかにもスムーズに、一度もつかえることなく、本来狭いはずの入り口を通って侵入に成功していた。広げて入ったというより、広がっていたところに入った感じだろうとは、先程確認した穴の具合から、客達が連想した次第である。

「(どうだ、ブタ野郎)」

高橋は金光を冷酷に見下ろしつつ心で罵った。

「(オメーの自慢のカミさんは、ケツマンコもガバガバだぜ)」

 彼の肉棒は垂直に昇り、玉袋の継ぎ目が挿入口の輪っかに隣接するまで埋まっていた。決して短小なサイズではない彼のもの、それが全部有紀の腹の中に収まる。

「ほお……エラい所に入れおったなあ」

金光は目を丸くして凝視している。自分にはそんな趣味はないし、一度も経験はない。見るのも初めてだったが、興味がなかった割には意外と見ていられた。同じ立場の見物仲間が居たせいもあっただろう。

 他方の妻は、夫がこれなものだから、当然今日が初めてだった肛門性交。にもかかわらず、猛スピードで使い込んで、今やベテランの域にまで達していた。尻穴での浮気だけで十数人を数える。その安定感からか、見る者の目にはもはや、彼女の尻が自ら肉茎をしゃぶり込んでいったかのように映る程だった。

 しかし、慣れるものではない。特に意識が一度はっきりしてしまった今は尚更。

「グ、フ、クウゥ……ッ!」

小刻みに震えながら有紀は啼いた。この場合、どこに力を込めていいかがいまだに分からない。口にボールをくわえさせられている分、奥歯も噛み締められない。おまけに見世物にされて、心理的圧迫は極度のものだ。妙な悪寒すら覚える。

「(マヌケ……ミジメ……)」

現状を表すそんな言葉が頭を巡る。分娩みたいな恰好で抱えられて、肛門に陰茎を入れられる姿を見せびらかしている。果たして、これはなんなのだろうか。男らは、しかし、夫も含め楽しんでいるらしい。

 考察はここで中断される。なぜなら、現段階が最高位ではないからだ。男はもう一人控えている。この意味を輪姦慣れした女には理解出来るはずだった。

「おおっと、タッグパートナーも動いた。これは、ルール無用の挟み撃ちだ!」

第二の男、慶介が有紀と向かい合う。彼がその位置についてから、彼女の中に入るのに時間は要さなかった。

「ングギイヒイィーイー……ッ!」

大量のよだれが流れ落ちた。肛門と膣と両方で性交、彼女のもはや正位置。ただ、今でもやはり衝撃は大きく。

 別穴に突き刺さる二本目の男根。よりスムーズな挿入。互いに慣れたものだ。後ろの男も前の男も、また受け入れる女さえも。慶介は高橋を手伝って、有紀の膝の裏辺りに腕を通した。

「おおっ、なんだ? 二本挿しか!」

「なんと! そんなこと、出来るのか」

口々に客達から驚き怪しむ声が上がる。

 鎌先がそっと指示して、三人を横向きに立たせる。正面から合体した為、慶介の背で有紀が完全に隠れてしまっていたからだ。この配慮で客席から多少見易くはなった。女が持ち上げられ、その体内に二人の男根が入っている様子が。

 それでも結合部はどうしても見づらい。それまで食い入るように見つめていた村本は、自然と前へ這い出ていた。

 それを見て、鎌先が勧める。

「いいですよ、どうぞ、もっと近くで見て下さい」

 許可を得て、村本は舞台に頭を乗せ、演者の股の下から覗き込んだ。

「スゲー……」

思わず本音がこぼれる。僅かに離れた穴二つに、大の男二人がそれぞれペニスをはめ込んでいる様は、空前絶後の迫力で彼の視界を圧倒した。殊に尻穴に入れた方は、子作り的に何の意味もない行為。人間が快楽の為にここまで非常識になれることの証左を示されたようだった。

 村本の行動に続き、猪瀬、舛添も同じように覗き込みを始める。感想は同じだ。こんな状態を生で見たことは今までにないことだった。

「こんなこと、ほんとに出来るもんなんだねえ」

さも感心したらしく、まだ信じられないという風に猪瀬が首をひねっている。

「さあさあ、お兄さんも、どうか遠慮なく近くで見てやって下さいよ」

やや出遅れた金光に、鎌先が促す。

 別に勿体つけていたわけではないが、金光は鷹揚に頷き、舛添が譲ってくれた場所から結合部を見上げてみる。当人は知ろうまいが、妻の足の間に入って、その寝取られ現場を確認しているわけだ。

 高橋にはそれが愉快で仕方なかった。ここぞとばかりに腰を振り、彼の妻を辱めていく。夫が未経験のアナルファックを、まざまざと彼に見せつけてやる。妻は知らない男にその処女を奪われて、挙句何回も犯されまくってきた。そのせいで変わり果てた尻穴、無様に拡がった穴、ペニスの形に広がり、交尾専用に作り変えられた、いわば精液搾取器、男のおもちゃ、そんな肛門で今もまさに憎い男を喜ばせているのだ。

「(バカが、見てるよ。こいつ、カミさんがサンドイッチでマワされてるとこ、ほかの男にチンポ入れられてるマンコとアナル、見ながら笑ってやがるよ)」

興奮した彼の勃起はますますアナルを激しく摩擦する。すると、その反動でどこかから飛び散ったものであろう、それが何かは分らぬが、いわゆる飛沫が金光の顔面に降り注いだ。

「ブワッフ!」

素早く顔を手で拭って立ち上がる金光。

「きったねえなあ」

 それは、妻の愛液であったかもしれないし、間男らの精液だったかもしれない。精液だったとして今までの誰のものかは判然としないし、あるいはいくつもの汁が混じりあったものかもしれない。いずれにせよ、我が妻と他人のセックスの産物が彼の顔を汚したのは確かである。

 金光は辟易となりながら、その場を離れた。

「いやしかし、とんでもない女だ、ケツとマンコ、両方一遍にチンポぶっ込まれて」

呆れ顔で話しかけてくる金光に、前原は力ない笑みで返した。もっと前で見ることを勧められたが、彼はやんわりと断った。

 一方、散々見慣れているはずなのに、花村と薮塚はかぶりつきで見に行っていた。

 その眼前で、高橋が終焉を迎えた。極度の興奮状態のまま、彼の目は真っ直ぐに金光を射抜いている。

「(オラッ、ケツマンコにっ、中出しだっ、オラァッ! バカ亭主のバカ妻! ケツでチンポしゃぶるメスブタが!)」

いきり立ったペニスから子種汁がほとばしり、直腸を逆流する。憎悪のこもったそれは、心なしか粘り気が強く、しつこく内壁へまとわりつくいてはそこを焼くようで、

「ウッ、ンッ、ムエァ……ッ!」

有紀は下腹に力を込めて、それに耐えねばならず、するとその為に尻性器周りの筋肉が引き締まって、慶介の方を喜ばせてしまう結果となった。

「おおっと、アナルに中出しが決まりました。ヒカルちゃん、一人ヌき成功!」

司会者がアナウンスし、高橋の射精を知らしめる。リングアナ風に実況しているが、この場合、どちらが勝ちなのかは誰にも分からない。

 彼のマイクパフォーマンスの後ろで、復讐を完了した高橋が、ズルリと分身を引き抜いた。

「ヒッ、ウッ」

栓を抜かれて、ビクビクッと痙攣する有紀。

 金光はその様子と、高橋の濡れそぼった抜き身を見やりながら、膳の前へ戻ってグラスに酒を注いだ。傍に座る前原が自然と相手になる。前原は元の場所から動いていなかったのだ。すっかり無気力になったこの男は、思考を停止してこの宴の末席に連なっていた。

「とんだ変態女だな、ありゃ。あんな女がいるもんなんだなあ」

「そうですね……」

「ああいう商売をするしかないのかねえ。可哀そうな女かもしれん」

「……そうですね」

「いい体してんのになあ」

金光のあくまでもひと事な物言いにも心揺さぶられることなく、前原は相変わらず最低限度の作り笑いで応じた。省エネルギーな彼の返答に、しかし金光も特別不審がらない。それだけ信用している証だった。

「おっ、なんかまた出てきたなあ。あれ、さっきと違う奴だよな」

枝豆を口に運びながら金光が舞台を指し示す。そこには、明らかに先程よりも年を食っていそうな男が、やはり覆面姿で袖から出てきていた。


〈つづく〉




〈現在の位置関係〉
▼大広間
有紀、金光、花村、猪瀬、舛添、村本、藪塚、前原、鎌先、高橋、慶介
▼舞台袖
島田、浩樹
▼控室
竜二、鈴木、小林
▼廊下
佳彦、比嘉、服部、祥吾、雅也、矢板、羽根沢、森岳、沼尻、浪岡、松倉、七里川、袋田
▼帰宅
俊之、克弘、恵太、優斗、豊、聡、翼、清美、瑞穂


〈輪姦記録〉
挿入男根:30本
射精回数:90発
(膣53・口16・尻13・乳5・顔1・髪1・外1)


羞恥の風




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[2018/06/18 22:00] | 「大輪動会」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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