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R18
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なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。

    
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。



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妄想の座敷牢羞恥の風ましゅまろくらぶ



小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

最後の願い〈下〉
 稔は予定より早く帰路に着いていた。今回の学会はどうにも身の入らない内容で、特別責任もなかった彼は、残りを切り上げて帰ってきたのである。明日に備え、浩介の好きな名産品を買いに途中寄り道をしたが、それでも大分時間が余った。

 自宅に着く頃には日が傾きだしていたが、家の灯りはまだ点いていない。通例ならもう灯っていてもおかしくない頃合いである。

「出かけているのかな」

そう思いながら、彼は鍵を差し込んだ。開いている。中に入ると、見慣れた靴が脱いであった。

「浩介が来ているのか」

と、その時だ、いとも不穏な声が上から聞こえてきたのは。

「オオオォォ……ン……」

それは何かの声には相違なかったが、地響きのように低く、獣のような唸りだった。

「なんだ?」

稔はたちまち不安になって、鞄も下げたまま二階へと向かう。屋内はシンとしているが、時折また思い出したように声が上がる。近づくにつれ、それは高みを帯びた女の声に似てきた。得も言われぬ胸騒ぎを覚え、彼は自然と忍び足になった。

 寝室の扉が開いている。光は漏れていないが、断続的な声は確かにそこから聞こえてくるようだ。稔は警戒心を引き上げて、恐る恐る中を覗いてみた。

「これは……!」

その目に飛び込んできたのは、目を疑う光景だった。電気も点けない薄暗がりの中、窓から射しこむ街灯の光にぼんやりと照らされているのは一組の男女。女の方は彼がよく見知った裸で、向こう向きに四つん這いとなり、その背後から細身の男が、やはり全裸で彼女を突き動かしている。彼らの動きに合わせ、女の生白い肌が波打ち、垂れ下がった乳房がブランブランと無尽に揺れていた。

 稔は言葉を失って、少しの間その場に立ち尽くしていた。

「浮気……?」

ややあってこのまさかの事態を把握しようと努める。妻の浮気など今まで想像だにしなかった彼である。しかも我が家に堂々と男を連れ込むなんて。

 だが彼にとって不幸だったのは、それが単なる浮気でなかったことである。

「まさか」

本当は瞬間的に察知していた。あの若々しい背中。張りのある肌。熟れた女と対照的なその姿は、どんなに否定しても疑いようがない。後ろ髪から体格から、そして玄関の靴。何もかも証拠は揃っていた。相手はあの浩介に間違いない!

「約束が違う」

彼は目まいを起こして、鞄を取り落とそうとしたのを慌ててこらえた。なんということだ。あれはあの夜限りの願い事だったはずなのに。

 これはもう看過できないと、稔は震える気持ちを励まして、二人を止めるべく動いた。が、その踏み出そうとした足を、妻の一言が止めさせる。

「あ……あなた……」

夫は驚いて静止した。それはうわ言のような声音で、ほとんど朦朧としながら放ったようである。よく見れば、あちらを向いた彼女の顔にはアイマスクが装着されているではないか。なるほど、妻は自分と性交渉しているつもりらしい。

「そんな馬鹿な」

どういう計略によってそんな大それたことが可能なのか。自分はずっと外に居たのだ。妻の方にその気がないと成立しないのではないか。稔には今日これまでの顛末など想像もつかないことだった。

 いずれにせよ、ここに居る自分に向けて彼女が呼びかけているのではなさそうだった。二人ともこちらに背を向けて、まるっきり主人が帰宅したことにも気づいていない様子だ。それ位夢中で情事にふけっている。

「オッ、オッオッホオオォォ……ッ!」

言語不明瞭な雄叫びが佳子の口から漏れる。さっきから聞こえていたのはこれだったのだ。それは長年連れ添った稔も初めて聞く声だった。何回セックスをしたって、妻がこんな声を出したことはない。まさしく獣のように野性的な、肉体の本能が出す、それは音だ。そうしてまた思い出したように、

「あな……あなたぁ……」

と、挟む。その口からはよだれを垂らし、普段の知性的な彼女の片鱗もない。浩介はほとんど暴力的なまでに激しく腰を叩きつけており、互いの下半身がぶつかる度に、パンパンという音が炸裂する。加えて、グチャグチャとか、ヌチャヌチャといったような、生殖器から発せられる汁の音も聞こえた。

 いつ果てるとも知れない交わりも、浩介の休止によって唐突に終わる。彼はグッと引き寄せた尻に股間をめり込ませて倒れ、佳子の垂れ乳を持ち上げてグニャグニャと揉みしだいた。

 その時、稔の脳裏に怖ろしい考えが閃く。これは今日が初めてのことではなくて、あの夜以降何度も繰り広げられてきた展開なのではないか。自分の目を盗んで、二人は逢瀬を続けてきたのではあるまいかと。それは絶望的な仮説だった。稔はいまや顔面蒼白となって立ち尽くしていた。

 その前で、佳子の体が仰向けにひっくり返されていく。稔はその動きに慌てて、壁の裏に身を潜めた。どうしてこちらがコソコソとしなければならないのか、自分でも意味が分からない。混乱する気持ちを抱えながら、しかし彼は再び部屋を覗いた。

 だらしなく広がった股の間に浩介が鎮座して、彼は佳子に覆いかぶさり、その唇を奪っていた。背中が街灯でキラキラと光っている。汗だくなのであろう。おそらく佳子もそうに違いない。あの様子では、いつかの夜の比ではない位に追い込まれているはずだ。稔は怖いもの見たさで二人の接続部を見た。すっかり刺さり切った肉棒の淵から、白いあぶくが沢山垂れている。もはや異次元のセックスに見えた。

 稔は暗澹たる気持ちに沈んでいった。愛していた二人が、同時に遠い所へ行ってしまったように思える。どうしてこうなったのか。言うまでもなく己が蒔いた種である。

「それにしても、あんまりじゃないか」

罰を受けるということ、罪を背負うということはこれ程までのことなのか。理不尽の観を禁じえない。

 そんな彼を深淵から引き戻すように、

「あなた……」

と呼びかける声がする。

「あなた……」

しつこく呼んでくる。それが粘っこく耳にこびりついて、稔の心を倒錯させる。

「あなた」

何度も聞いている内、その声音にはただの惰性ではない真心がこもっているように感じだした。考えてみれば、妻がそう易々と自分を裏切るとは思えない。彼女は賢い女だ。それに情も厚い。彼女はあくまでも真に夫と営みを共にしているつもりではないか。そうだ、佳子は俺を諦めてはいない。

 この時、稔は自身の体に異変が起きているのに気付いた。ズボンの前がこんもりと山になっている。

「なんで……!」

実に久しぶりの懐かしい感覚。彼は思い切ってチャックを下ろした。中から出てきたのは隆々と青筋の立った勃起である。

「何をしようとしている」

狂人を演じようとでもいうのかと、シニカルな理性が笑う。それでも彼がしがみついたのは、妻が自分を信じているという建前である。彼女は俺とセックスをしているつもりなのだ。であれば、現に繋がっている相手が誰であれ、俺と交わっているのと同じことだ、と。

 稔は音がせぬように注意深く鞄を下ろすと、おもむろに自らの竿をしごき始めた。まるで学生時分を思い出すような溌溂とした勃起だ。彼は、しかし決して目の前の痴態に興奮してオナニーをするのではない。これはあくまでも佳子とのセックスである。目前の男と彼の身は同化しており、佳子の膣にそのペニスは入っているのだ。

「あなた……」

「うん、そうだよ」

 稔は浩介の動きにシンクロさせて手を動かした。片や女の柔肉と、片や己の手と。本来あるべき地位が入れ替わっていることは意識の外に置いて。使用した回数では圧倒的に劣る女肉を相手取りながら、しかし今日思うまま回を重ねてきた浩介は落ち着いていた。その点で、ベテランであるべき稔の方がこの度は分が悪かった。同じように動かしながら、彼の方が先に事を済ませてしまったのである。

「何をしているんだ……」

少量の精液がポタポタと手からこぼれていく間に、急速に熱が冷めていく。我に返った稔は恐ろしい程の自己嫌悪に苛まれた。ハンカチを出して床を拭く間も、死んでしまいたい程に情けなくなった。頭上では激しいやり合いが続いている。

「イィーアァアッ……ハンアッ……ア、バァー……!」

相変わらず意味不明に吠える佳子。正体もないとはこのことで、髪を振り乱し、メスの本性丸出しで逝き狂っている。

 性の悦びを知っている熟女と、精力のまま奔放に突き進む青年との体の相性は、憎らしい程よく合うものである。その説を、まさしく身をもって証明していく佳子と浩介だ。彼は今、佳子にペニスをくわえさせている。夢うつつの彼女は、一心不乱にそれへしゃぶりついていた。その口へ、浩介は精液を飲ませる。

 稔はもはや後をも見ずにその場を離れ、書斎に引きこもった。暗い部屋のまま、ドッカと椅子に身を預ける。後はもう、ただそこで時の過ぎるのを待った。

 それからどれ位の時間が経ったのか、例の声が収まって、玄関の扉の開閉するらしい音が聞こえた。稔はゆるゆると立ち上がり、そっと廊下に出てみる。恐る恐る寝室を覗けば、放心した佳子がベッドの上に放置されていて、浩介の姿は見当たらない。玄関に下りると、そこに彼の靴は無く、扉は施錠されていた。

「帰った……のか」

彼はひとまずホッとして、さてこの後の始末をどうしたものかと思案しながら寝室へ取って返す。

 佳子は寝息を立てていた。素っ裸で布団もかぶらず、だらしなくベッドの上に仰向けで伸びていた。まさに犯された事後の女といった体たらくである。稔はその傍に立って、彼女の体を見下ろした。所々赤くなっているのは、いわゆるキスマークを付けられたのだろう。ほとんど至る所に見られた。どれだけしつこく愛されたのだろうか。

 その顔はさぞかし疲れ切って老け込んでいるのではないかと思いきや、案に反して気力の充実した、肌艶の良いものだった。口惜しいが女としての多幸感が見て取れる。目は優しく閉じており、さっきまでの狂ったような態度が嘘のような穏やかさだ。

 そこまできて、稔はハッとした。アイマスクが外されている。慌てて辺りを見渡すと、足元には剥ぎ取られた衣服が散乱しており、その中にそれは落ちていた。拾い上げて、また考え込む。これは果たして事後に外したものだろうか、それとも最中に外したものだろうか。事後自ら外したのなら問題はなし、もし最中にだったら事である。全ての前提を覆すことになるからだ。

 しかし、考えても分からないことだし、推理を働かせるには彼はもう疲れ過ぎていた。諦めて片づけに着手する。使用済みのコンドームがそこここに散らばっているのを、一つ一つ摘まみ上げ回収していった。ご丁寧にもこういう教えを守った点は彼らしいと思った。計五つ。これは例の夜を前に稔が買い求めた品で、六枚入りだった。あの晩に一つと今日とで全て使い切った計算になる。

 またちょっと立ち止まって、稔は思案した。

「五枚で、足りたのか……?」

五枚も一挙に使ったこと自体驚愕であったが、逆に言えば五枚も必要な絶倫が、それが切れたからここまで、といって諦めるだろうか。よく思い返してみれば、あの時の結合部にはそれらしい色が見えなかった気がする。

 彼はたちまち不安になって、それでも確かめずにはいられなかった。緊張しながら妻の股の間を覗き込む。シーツはぐっしょりと濡れており、その大きな染みの上にふやけた尻が乗っている。その水源は言うまでもなく女の園。縮れ毛の先からも滴が垂れ、早くも乾き始めた滝の跡は陰肉から下へ下へと無数に筋を残していた。

 水源地の淵は無残にもパックリと開きっぱなしになっており、突貫工事の凄まじさを物語っている。そして、その穴の下辺から白濁した汁がダラリとこぼれ出ていた。泡立った粘液にとどまらない、それは明らかに男が残していった子種汁に相違ないと思われた。もし指で掻き出せば、奥にはまだ残りが溜まっているかもしれない。稔はそう思ったが、一層惨めに感じる未来を恐れ、手は出さなかった。

 代わりに別の挙動に出た。さっきはあれ程の勃起をしたのだから今また挑めるかもしれない。ふいに思い付き、股の間に座り直す。妻を抱き、これまでの一連を夫婦の営みだったことにしてしまえば、彼女と浩介を取り戻せるかもしれない。いかにも稚拙な筋書きだが、彼は本気でそう考えた。

 股間を露出する。そこは今のこの家同様、静まり返っていた。竿をしごいてみる。が、あの情熱はどこへやら、うんともすんとも言わない。意固地になってしばし弄り回してみても、期待した反応は得られなかった。ハーッと彼はため息をつき、一物を仕舞う。妻は眠ったままだ。あるいは気絶しているのか。もしも勃起を挿入されたら、またあの淫獣が起動するかもしれないが、今は叶わぬ夢である。

 稔はゴミを捨て、散乱した衣服を畳むと、タオルで妻の体を浄めていった。出来るだけ痕跡を消してやることで、忌まわしい記憶も薄らぐように思えたからである。乳房の裏側も股間周りも順次拭いていく。妻が他人とした情事の後始末は惨めである。拭われている最中も佳子は目を覚まさない。微かに開いた口から、時折艶めかしい吐息が漏れる。何だかまだ淫らな戯れを続けているようだった。

 一通り仕事が終わると、稔は妻を見下ろしてまたため息をついた。股を閉じさせたから前よりだらしなさはない。彼はその上に布団を掛けると、最後にアイマスクを着けさせて、当てどもなく部屋を出、後ろ手に扉を閉めた。

 翌朝、いつもよりかなり遅い時間になって佳子は起きてきた。

「あら……」

居間にいた夫を見て、明らかに極まりが悪そうである。

「ごめんなさい、寝坊しちゃって……」

夫にどこまで知られているのか分からないから、どう話していいか迷う。朝起きてみれば、部屋は綺麗に片付いていた。彼女にはそれが、浩介によるものか、夫によるものか判然としない。それでつい、相手の出方を窺うのだった。

「朝飯はもう食べちゃったよ」

夫は平然と変わらぬトーンで静かに新聞を読んでいる。少なくとも特別な緊張感は漂っていない。

「あの……昨日は……?」

佳子はかまを掛けてみる。ベッドに夫が寝た痕跡はなかった。自分はアイマスクだけを付け、裸のままで眠っていた。寝間着を着ずに寝た経験など一度もない。

「昨日は」

稔は意外なことを言い出した。

「結局外に泊まったよ。ほら、あんまり遅くなったからね。連絡したろ?」

嘘をついた。彼自身驚く程スムーズに口から出たものだ。

「ああ……」

佳子は携帯電話を取り出す。確かに連絡が来ていた。ここは駆け引きである。

 彼女には昨日の記憶が途中から無かった。セックス中に意識を飛ばしたのは初めての経験である。浩介がいつ帰ったのかも知らない。ただ体だけは昨日のことを誰よりも覚えていた。口の中は妙にネチャネチャとしていたし、痴穴に至っては言うに及ばず、使い込んだ実感が今も残っている。恐ろしいまでに激しい情熱だった。一体彼がどれだけ種を残していったのかしれない。

「こ、浩ちゃん、何時頃来るかしらね……」

何気なくそう言いながら、彼女は部屋を出て風呂場へ行った。こんな時間にシャワーを浴びる習慣はなかったが、もし問われれば、浩介が来る前に身支度を整える、などと言って誤魔化すつもりだった。

 だがその日、浩介は結局来なかった。そればかりではない。もう二度と家に来ることも、佳子に迫ることもなかったのである。

 あの逢瀬の後、浩介の容態は急変していた。それはまるで、佳子に全ての精を吸われたかの如くに著しく衰弱していったのである。そうしてそのまま帰らぬ人となった。

「それはあんまり卑怯だよ、浩介」

弔いを終えてふと空白の時間が出来た時、稔は寂しく微笑みながら、一人ポツリと呟いた。間男の最期にしては、あまりにも潔さが過ぎる。いや、そもそも死を目前にしなければ、彼がああいう望みを掛けることもなかったのである。今はただ後悔も、まして恨みもなく、寂寥と虚無が稔の胸には去来するのみ。

 浩介の死に顔は穏やかだった。人生の心残りを叶えた彼だったが、その心に最期に浮かんだのは、決して佳子を抱いたことではなく、おじさん、おばさんと三人で山へ遊びにいった思い出だったことを、夫婦は知る由もなかった。

 それから瞬く間に三カ月以上が過ぎた。

 あの日以来泣き通して、憔悴しきっていた佳子も少しずつ落ち着きを取り戻していた。そんな彼女が、ある日、思い詰めた様子で稔に話があると言ってきた。

「実は……」

緊張した面持ちをしている。

「あの……わたし……」

極めて言い出しにくそうにしていたが、その覚悟はもう決まっていたのだ。

「赤ちゃんが出来たの」

稔は目を見開いた。そして、一瞬で全てを悟った。浩介の子だ! 浩介の子だからこそ妊娠を打ち明けたのだ。そして、妻はもう産む決断をしている!

「おめでとう!」

稔は思い切り妻を抱き寄せた。

 佳子ははらはらと涙を流しながら、夫の胸の中で言った。

「ありがとう」

 稔は、この運命を、責任を受け入れていこうと、そして、妻と生まれてくる子に生涯を捧げようと固く天に誓った。



〈終〉
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[2023/03/12 22:00] | 「最後の願い」 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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