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このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
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「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
ショートオムニバス・シリーズ 『母を犯されて』 ケース11 母・琴乃47歳 五月晴れの中に遠く鯉のぼりが泳ぎ、新緑の薫りが窓から流れ込んでくる。琴乃は厨房に立ち、嬉々として料理の仕度に勤しんでいた。彼女の営む食堂は本日休業日であるが、これから訪ねてくる息子のためにもてなす準備をしているのだ。久しぶりの再会、しかも婚約者を連れてくる特別な日である。 と、そこへ、裏口から珍客がやってきた。 「あ、あら、順くん……」 琴乃の顔がこわばる。それは、十一歳になる少年の順一だった。仕入れ先の店の子である。 「おばさん、おはよう」 彼は勝手知ったる様子でズカズカと中に入ってくると、一目散に琴乃へすり寄った。 「あ、あのね、順くん、今日大事なお客さんが来るの。だから今日は……ダメ」 軽く身をかわしながら彼女は諭したが、少年は聞き分けが無い。なおも追いすがって股をこすり付けてくる。 「何時に来るの?」 「何時って、もうすぐよ」 「こんなに早い時間に?」 この辺り、勘が鋭い。確かに、息子達の到着までにはまだ二時間以上ある。それだけ母は張り切っていたというわけで。 順一は腰に手を回してきた。密着すれば、ちょうど琴乃の肩甲骨辺りに彼の鼻先がくる。背比べの結果は歴然である。それはちょうど二人の年齢差と比例するかのように。 我が子よりさらに干支一回りも年下の彼とおかしな関係になったのはつい先日のことだった。そもそもは彼の父親と男女の関係があった。琴乃は独身であるが、相手は既婚者である。その不倫の情事を息子である順一に知られてしまったのだ。 幼い心はさぞかし悲憤慷慨のことと察したが、彼の反応は予想外だった。 「ぼくの方がおばさんのこと好きなのに!」 少年は情熱的に言い放ったものだ。彼にしてみれば、意中の人を寝取られたような感覚だったのである。家族への裏切りよりも、むしろそちらの方が重大事であった。 「な、何言ってるの……!?」 意表を突かれて、さしもの年長者も困惑した。だが少年に駆け引きの意図など微塵もなく、裏表のない純情はただただ迸るばかり。その上中々に強情で、毎度押し倒さんばかりに詰め寄ってきては一向に諦める風がない。琴乃は、父親の方との関係は間もなく解消したものの、順一の方はといえば、元々配達についてきたりして知っていたし、なんとなれば息子の小さい頃と重ね合わせて可愛がってもきたので、そう無下にはできなかった。 「パパとは出来て、どうしてぼくとは出来ないの?」 「だ、だって、あなた……」 「ぼくもう知ってるよ、セックスしてたんでしょ?」 「コ、コラ! そんな言葉使うんじゃありません」 「ぼくもセックスしたいよ!」 順一は既に性に目覚めていた。自慰の習慣もある。彼の求愛は好奇心とも相まって過激さを増していった。 片や、琴乃にも性欲はある。いや、強い方と云えた。でなければ、不倫を承知で一回りも年下の男と寝たりはしない。元をただせば、前の夫と別れたのも己の浮気が原因である。当時隣の部屋で一人暮らしをしていた青年を憐れに思って世話を焼いているうち、深い仲となってしまった。結果、それが露見して離婚。以来独り身となった。三年前の話だ。 「ああ、ダメよ、ダメ……」 押し切られるような格好にして、彼女は順一をとうとう受け入れた。もちろんハイリスクは承知している。だが実際にことに及んでしまうあたり、本当には理解できていないと言えよう。あるいは厚顔無恥、倫理観の欠落した大人である。 「ねえ、こんなおばさんでいいの?」 恐る恐る確認しつつも、あざとくも答えは確信している。少年の股間は自分のために勃起していた。とはいえ、あくまで未経験の彼。導くのは大人の仕業である。通常なら相まみえることさえないだろう二人の性具はかくして結ばれたのだった。 さて、味を占めたが最後、一度で終えられないのが男の性である。今日も今日とて朝から出張ってきたのはそのためだ。他方の女も毎度後悔と罪悪感を仄かに感じながらも、つい流された体たらくでずるずると続けてしまう。 「ン……ンフ……」 琴乃は早くも跪き、剥き出しのペニスをフェラチオし出していた。口の中で包皮をめくり、僅かに残る恥垢を舌先で器用に絡めとる。亀頭は文字通り小便臭く、まるで朝立ちを継続したまま、ベッド、トイレ、そしてここまでたどり着いたのではないかと疑われた。 「ン……ンブ……」 大人のサイズには程遠いとはいうものの、形式は丸っきり遜色ない。何より硬い。最初は、この年齢でこういう具合に使えるというのが不思議に思えたものだ。琴乃の方にも好奇心はあったわけである。 「ア……ア……」 まだ声変わり前の高音で少年が喘ぐ。その感覚が次第に短くなり、やがて腰の激しい痙攣と共に終息した。琴乃の口の中へ排泄まがいの射精が行われる。 「ンフー、ンフー……!」 鼻から荒い息を吐いて、彼女は朝一番の搾り汁を飲み干した。たっぷりの量。まだ毛も生えそろわぬ子 供ながら、これだけは大人顔負けだ。それ故に琴乃には恐ろしい。こうして先に口内へ射精させてやるのは、後々の量を減らす計算もあるのだ。 続いて琴乃は台に肘をつき尻を突き出す体勢となる。そうしてレギンスパンツを膝まで下ろされ、割れ目をじっくりと愛撫されるのだ。 「アアァ……ン……」 思わず口元を手で押さえる。つい声が漏れてしまう。 「(この子、ホントに小 学 生?)」 ましてや、ついこの前まで童貞だったとは到底思われない程の舌使いだ。実のところ、少年はこの行為に夢中であった。何しろ純粋無垢なもので、琴乃が喜んでくれると思うから熱心にやる。その結果、彼女にとっては今までにない位丹念な愛で方となったわけだ。 「オ、オホォ……!」 指入れなどは一切せず、ただひたすらに舐めしゃぶる。鼻先が肛門に刺さるこどなぞお構いなし。上から下、下から上、外から内、内から外と縦横無尽に、それでいて丁寧に、ひだというひだの一筋一筋を舐め上げていく。彼の好奇心にかこつけて、試みに指示してみた結果がこうだ。 「(イく! イッちゃう!)」 女に最高の悦びを与えながら、なおも彼は責め続ける。舌先が熱に冒され、ピリピリとしょっぱい感覚になるのも楽しい。しかし彼は今朝の場合少々時間をかけ過ぎた。 「こんにちは」 突如入り口のドアが開いて、客人が入ってきたのだ。 咄嗟に起き直り、パンツをたくし上げる琴乃。反動で順一がひっくり返った。 「あっ、ゴメン」 振り返ると縮れ毛を顎に貼り付けた順一が倒れていた。だがそれが無事なことを確認すると、すぐに出迎えの方に向かう。 「いらっしゃい、早かったわね」 「うん、意外と道が空いてて」 見れば、懐かしい顔。途端に琴乃は母の顔に戻る。息子に続いて婚約者とも挨拶を交わす。まだ膨らみは目立っていないが、実は妊娠中である。いわゆる出来ちゃった婚とか授かり婚というやつだ。 「すみません、お休みだったのに」 「いいのいいの! さ、座って、今お料理出すから」 「途中のサービスエリアでちょっと食べたから、別に無理しなくてもいいけど」 「そう言わないで、折角だから食べてってよ」 母は明らかにウキウキとした様子で厨房へ戻っていった。その背を見送って婚約者が言う。 「ね、お母さんキレイだね」 「そうか?」 息子はやや苦笑い。確かに母は年の割に整った容姿をしているが、その魅力故に間違いが起こったわけで。もっとも、父の家庭内における専横ぶりを常々見て育っただけに、母には同情する点もある。それでも彼女が実際に、しかも自分とほとんど年の違わない若者と浮気をしたと知った時は驚いたが。もし、自分が思春期だったら非行に走ったかもしれない。既に成人していたから良かったと思う。 「コラ! お願い、今日は我がまま言わないで」 料理の仕上げをしながら、琴乃は順一を叱った。彼が再びいたずらを仕掛けてきたからである。幸いに、もてなしの下準備は情事の前に終わっていたので助かった。だが、母の声を聞きつけて息子がすかさず尋ねてきた。 「ねえ、誰か来てるの?」 なんとなく胸騒ぎがした彼である。その問いに答えるように、厨房の入り口へひょっこりと順一が顔を覗かせた。 「あら! かわいいお手伝いさん」 すぐに気付いた婚約者がにっこりとほほ笑む。琴乃も咄嗟に取り繕う。 「そうなの、仕入れ先の子がお手伝いに来てくれて。アハハ」 若干取って付けたような笑い方だったが、これは問題にならなかった。さすがの息子も、よもや母がこんな子 供まで性の対象としていようとは想像だに出来なかったからである。それからは順一も邪魔をすることなく、琴乃は準備していた料理をテーブルに並べることが出来た。 「あれ? あの子、帰っちゃったんですか?」 「え、ええと……」 「折角だし、あの子にも食べさせてやんなよ」 無邪気な若夫婦はニコニコと笑っている。もちろん順一は帰ってなどいない。ひたすらに会食の終わりを待っている。琴乃が見に行くと、あろうことか股間を露出し、期待満々の肉棒をシコシコと一人こねていた。 「もう」 琴乃は小さく叱りながら、手の平で相手の肩をはたくふりをした。この小さな不倫相手を今から息子らに引き合わせるという。妙な成り行きではあるが、この期に及んで致し方ない。我ながら恐ろしい恥知らずだと思う。 「わあ、カワイイ! 何歳?」 「十一」 「じゃあ、六年生?」 順一は言うより先に手で五を作って見せた。フィアンセは子 供好きらしく、 「そっかそっか」 と目を細めている。 「なんか付いてるぞ」 その時、息子が気付いて順一の顎に手を伸ばした。さっきのクンニリングスで付いた縮れ毛をまだ残していたのだ。息子は何気なくそれを摘まんで、ポイと捨てた。それが母の陰毛だとは知る由もなく。 それからは若い二人の近況報告や将来を中心に会話が弾んだ。話が途切れると順一に話題が振られる。こういうとき、小さな子の存在というのはコミュニケーションの潤滑油になるものだ。琴乃は思いのほかスムーズに振る舞えた。順一の幼さが功を奏したといえる。セックス以外の彼ときたら全くの子 供なので、秘められた関係も現実味を失うのだ。 「ああ、そうだ」 そろそろ宴もたけなわという頃になって、琴乃は小さな人形付きの菓子を持ってきて息子に渡した。 「ほら、今日、こどもの日でしょ」 「いや、いつまで子 供扱いしてんだよ」 「バカねえ、違うわよ。生まれてくる赤ちゃんの分」 「ありがとうございます。ウフフ」 カップルはこうして幸せいっぱいに車へ乗り込んだ。これから一日ドライブデートをして帰るという。 彼らを見送って琴乃は店へ戻る。すると、待ってましたとばかりに順一が飛びついてきた。当たり前のように続きである。一旦は気持ちの途切れていた熟女も少年の熱にほだされてまもなく発情しだした。入り口に施錠だけして、片付けもせず事に及ぶ。 ギシギシと椅子の軋む音が店内に響きだす。小さな子に大女が跨って腰を使う。順一は服をめくって乳房に吸い付いた。少し重力に負けてはいるが、均整の取れた美乳である。先程までそこにいた、かつての少年にも含ませたのと同じ乳である。今二十年弱の時を経て、他所の子に吸わせている。 「あ、待って……」 ふいに琴乃が言ったが時すでに遅し、順一は膣内に射精した。気分的な問題だが、射精は外にさせたかった。だが、ガップリと乳房に食らいついた子は、急にはがしようもないのだった。 ほとんど休みもせず、続いて順一は椅子の上に立ち、片や床に立つ琴乃へ後背位から挿入した。子 供の吸収力とは大したもので、数回の逢瀬にしてもうピストンの要領を掴みつつある。背丈の差もなんのその、対等の男と女として子作りを行う。 「(ああ、これ、今日マズいかも……)」 周期を計算して琴乃は思う。彼女はまだ女性として現役だ。閉経目前故の性欲の高ぶりというものもある。 と、その時、ふいに入り口のドアがノックされた。日覆いが目隠しになっているが、確かに向こうに人影が見える。ガチャガチャと開けようと試みる音も鳴る。二人は驚いて動きを止めた。 すると、続いて携帯電話が鳴り出した。琴乃のものだ。表示を見ると息子である。さては忘れ物でもしたかと予想し、彼女は順一を制して電話に出た。 「母さん、まだお店いる? ちょっと財布忘れたみたいでさ」 案の定である。一方、予想外の仕打ちもあった。順一が欲望にまかせて腰を振りだしたのだ。もうあとちょっとで達しそうだからお仕舞いまでやってしまいたかったのである。 「ちょ、ちょっと、待ってくれる?」 混乱しながらも都合よくどちらともに言って、琴乃は取り急ぎ後ろの彼をタップした。だが言うことを聞いてくれない。さりとてあまり騒ぎ立てるわけにもいかず…… 「あ、アァ、あの……ンン……ッ!」 小さくも固い突起がビショビショに濡れた肉穴をほじくり突っつき回す。 「あった?」 「ウンン……ええっと……」 電話機を握りしめながら、 「ごめんね、ちょっと、その……母さん、その……お、おトイレっていうか……」 琴乃は嘘をついた。下唇を噛んで顎を伸べる。その瞬間、二発目の子種汁が体内に流れ込み、同時に彼女は、息子と会話をしながらオーガズムに達していた。 「ああっ、そっか、ゴメンゴメン!」 息子は知る由もない。さっきまで一緒に食事していた小 学 生にたった今母が犯されていることを。四十七にもなった母が三十六歳も年下の、且つ息子の自分より十二歳も若い、これはもう完全な子 供相手に子作りをしていることを。 しばらくして母はドアを開けた。 「ごめんね」 「ごめんね」 互いに言い合うが、理由は全く違う。母の蒸れたレギンスの中には、若く真新しい子種汁がどっぷりと入っているのだ。 〈おわり〉 |
ショートオムニバス・シリーズ 『母を犯されて』 ケース12 母・聡美31歳 「うん、そのうち……」 僕は言葉を濁しながら、素っ気なく電話を切った。もう何年もこの調子でやり過ごしている。独立してから僕は一度も実家に帰っていない。たまには顔を見せろと母は言うが、どうもそんな気にはなれないでいた。 そもそも僕は、両親と馬が合わない。二人とも血のつながった実の親ではあるのに変な話だろうが、どうしても苦手である。というのも、幼い頃に経験したある出来事が関係していた。夢のようにあやふやながら、確かに事実であろうある出来事が…… 父の知人に岩本という男があった。仕事仲間なのか学生時代の友人なのか来歴はよく知らない。ただ父とはある程度親しくもあり、僕も何回か顔を合わせていた。 その夜は彼を家に招いて共に夕食をとった。この客人がどんな人柄や外見だったか、僕に対してどんな態度だったかなど、全くといっていいほど覚えていない。何しろまだ保 育 園 児だった自分であり、記憶が曖昧だ。彼に興味もなかったのだろう。 ともあれ、食事が済むと、 「もう寝なさい」 と母に言われ、僕一人先に床に就いたのは確かだ。母は僕を寝かしつけるために、しばらく付き添ってくれていた気がする。 それからどの位の時間が経ったのか、夜中にふと僕は目を覚ました。真夜中のように感じたが、今の感覚でいうとそれ程遅い時刻ではなかったのかもしれない。とにかく僕は布団を出て、ふらふらと夢遊病者のように部屋を出た。尿意を催したのではなく、寝室に母も父も見当たらなかったからである。 リビングに出ると煌々と灯りが点いており、テーブルの上には皿やら空き缶やら、まるでさっきまで宴会をやっていたままの状態に残されていた。が、そこにも人影はない。となると、当時住んでいた3LDKのもうひと部屋ということになる。話し声や物音など、人の居る気配は確かにそちらからしていた。 その時、なぜだろうか、僕は胸がワクワクするのを感じた。これは大人になった今忘れてしまった感覚。夜には何か得体の知れない楽しみがあって、大人達は子 供にそれを隠しているのだと。無論夫婦の営みもその中に含まれるのだからあながち間違いではないが、そういう明け透けなものではなくて、その頃はもっと神秘的で幻想的な世界が広がっているように感じていた。多分そういう昂りでもって、僕は大人の世界を覗いたのだ。 だが、世界の深淵はあまりにも深過ぎた。部屋には予想通り父と母がいた。それに岩本も。裸だった。三人とも裸だった。後になればその意味も分かるが、分かりたくないことだったし、克明に描写したくもない。しかし、あれを夢でなかったと認めるならば、その上で乗り越えなければならないならば、やはり記録するべきだろう。 部屋の奥にこちら向きの岩本がいた。ちょうどその股間に母の頭がある。母は彼の腿を掴む体勢で、斜めになって奥を向いており、こちらから見ると体の左側面が後方寄りから見える格好。彼女は膝を床についており、その背後から父がくっ付いている。有り体に言ってしまえば、母は岩本にフェラチオしながら、父にバックで挿入されていたのだ。そういう視覚情報が、バンッと一気に僕の目に飛び込んできた。 もちろん僕には、その時何が起こっていたのか分からない。それでもしばらくは見ていたのだろう、続きの記憶も僅かにあるから。 父も母も斜め奥を見ているから僕の存在にはまだ気付かない。だが、岩本とは目が合ったと思う。彼は、しかしリアクションすることなく、悠然としていた。母の髪をまるで犬でも撫でるようにグシャグシャに撫でまわして、息子である僕に見せつけるかのように自分のペニスをしゃぶらせていた。 そう、まさに母は犬のようだった。四つん這い気味で岩本の下半身にじゃれつき、右手で竿を握ってそれをペロペロと舐める。思い出すだに気持ち悪いが、その時は無知だから返って観察できたのかもしれない。 「ンーンー、ンーンー……」 母から定期的に発せられる、声というより喉から鳴る音のような唸りがいまだに耳にこびりついている。いやこれは、あるいは後から付け足された印象だろうか。それとも真実の記憶だろうか。 目の前では狂った大人達が次なる展開を見せる。間もなくして父と岩本が位置を入れ替えた。“狂った”というのはこの時の父ゆえの表現である。岩本の位置に彼が来たということは、当然僕が視界に入るという意味だ。現に奴は僕を認識した。しかし行為をやめなかった! 夫である奴が知人に妻を抱かせるということ。つまり、夫が許可しているわけで、これは浮気でないことになる。公認で妻をシェアし、さらにあろうことか二人一緒に妻とセックスを愉しむという。イカレタ野郎である。では、妻の方はどうなのか。 イカレチ○ポが抜けた直後、穴を見た。僕は母と風呂に入っていても、そういう所はまじまじと見てこなかった。だからそこがどういう風になっているかなど知る由もなかったし、そもそもあまり疑問にも感じなかったと思う。その日たまたま見せつけられたそこは、なんとも不可思議で、それが何なのかも全く分からなかった。またご丁寧にも岩本は自分が挿入する前に割れ目を広げて観察してみせたものだ。 その時、母は確かに言ったと思う。 「やだ、恥ずかしい」 媚びたような、じゃれ合うような調子。女、だった、と思う。女もイカレ野郎とグルで、二人の男に挟まれて、いや二本のチ○ポを一度に相手にして、愉しんでいたんじゃないだろうか…… 女は夫でない男に後ろからハめられながら、やっぱり、 「ンーンー、ンーンー……」 と繰り返し鳴きながら、さっきまでハめていたチ○ポをしゃぶり出した。もし僕が泣き出さなかったら、こんなことを代わる代わるずっと続けていったことだろう。 そう、僕は気づくとワンワン泣いていた。目まぐるしく与えられる情報量に、とうとう頭がパンクしたような感じ。あるいは本能的にこれ以上見てはいけないと察知したのかもしれない。とにかく僕が泣き出したことで、母が慌てて服を着て飛び出してきた。父は動かず、笑っていたような気がする。岩本は知らない。 「お し っ こ?」 そう決めつける母によって、僕は行きたくない便所に無理矢理連れていかれ、そこを出た足で再び布団へ戻らされた。今度も母は付き添ってくれ、散々泣いた僕もいつしか眠りに落ちていた―― 翌朝、目が覚めると岩本の姿はなく、父もなぜか居なかった。いつもよりかなり早くではあるが既に出勤したらしい。母はけろりとした表情で、まるで昨日何もなかったかのよう。そうだ、それ故に、僕自身の幼さとも相まって、夢か現か分からないといった結論に至ったのである。 だが本当は、夢であってほしかったとの願望なのである。成長するにつれて当然知識も増えてくると、返ってまざまざと記憶のリアリティが増してくる。これには散々困らされた。僕はイカレ野郎とは違う。少なくとも両親の3Pで欲情する変態ではない。気持ちが悪い。 考えたくないことだが、あの晩はあれで終わったのか。あの厚顔無恥共はあの後も続けたのではあるまいか。息子さえダシに使って、コソコソと興奮していたのではないか。あの日以前も、あの日以降もヤッていたのでは? ひょっとしたら別の野郎とも? 考えたくないことだが。考えたくないことだが! 夢と言い切っていいほどに昔の、それも人生における些細な出来事であったが、それでもいまだに親と必要以上に距離をとりたがるのは、やっぱりあの件が関係しているからだろうと思わずにはいられないのである。 〈おわり〉 テーマ:エロ体験談・告白・官能小説 - ジャンル:アダルト |
ショートオムニバス・シリーズ 『母を犯されて』 ケース13 母・遥40歳 文化祭の日、オレは為す術もなくコソコソと校舎の隅を歩いていた。夏を過ぎてもまだ友達が出来ず、部活もしていなかったオレは、祭りを楽しむ輪にも入れず、一人で周りの目を恥じながら、表向き何食わぬ顔を演じることしか出来なかった。休むかバックレるかすれば良かったのだが、そんな知恵も勇気も働かず、無為に自分を紛れさせる場所を探すばかり。 そんな時、母に見つかった。 「あ、ケイちゃん、ケイちゃん」 オレンジ色のモコモコとしたジャケットとタイトスカートのセットアップに身を包んだ母が自分を目ざとく見つけて手を振ってきた。周囲には、おそらく誰かの母親であろう似たような年恰好の女性を連れている。 オレはしかめっ面を作って、ろくすっぽ挨拶もせずに早々にその場を立ち去った。後ろでおばさん達の笑い声がする。いまだ思春期を引きずっているオレの、これがいつもの処世術であった。 そう、あの母親がいるからオレは逃げられない。休むわけにはいかなかったし、つまりは情けない話、怒られるのが嫌だったわけだ。オレは母に恨みを向けながら校内を訳もなく移動した。屋台で何かを買い食いするわけでもなく、やがて講堂にたどり着いた。 そこでは吹奏楽部の演奏やら、何かしらの発表会やらが行われていた。それらに全く興味はなかったが、ただ暗がりに座っていれば何となく時間をやり過ごせるので、オレは寝たふりなどをしながら、そこに居座ることにした。 随分と時間が経って、もうあと少しの我慢だと思った頃、オレはふとトイレに立って、その帰りに妙な騒ぎを聞きつけた。 「なあ、誰かヤッてるらしいぜ」 “ヤッてる”といえば、そういうことだろう。オレはムラムラと好奇心を覚えて、さり気なく後をついて行った。自分は社会の輪から離れた傍観者で、ただ飄々と気の向くままに旅する大人だ、などと余裕をかましながら。 普段から施錠されている校舎の角にある非常口の前、本来ならそんな所に溜まるはずもない場所に、既に七、八人程の男女が集まって窓の向こうを見つめていた。 「え、マジじゃん、あれ」 「ねえ、ヤバくない?」 口々にヒソヒソと噂し合っている。漏れ聞くところによると、既に誰々が先生へ通報したようである。 「んだよ、好きでヤッてんだから、そっとしといてやれよ」 調子に乗ってそんなことを言った男子が周囲の女子から糾弾されていた。ただいずれの者にとってもこれはあくまで人ごとであり、退屈な日常に起伏を付ける格好の題材に過ぎないであろうことはその声音から明らかだった。自分が踊るのはご免だが、誰かがピエロ役を引き受けてくれるなら良しとする、いかにも無責任な下衆が群集というものである。 オレもまた、さっきまでの余裕をあっさりと捨てて、野次馬根性丸出しで爪先を上げた。 確かにそこには男女がいた。男が三人、女が一人。一人の男はケツを見せて壁の方へ向けて腰を振っている。その壁に手をついて、女がいるようだ。いるようだ、というのも、腰を振る男の背に隠れてよく見えないからだ。だが、状況的に明らかにそういうことだろう。残りの二人は彼女を両脇から抑えつけているようである。 「ねえ、あれってレ○プ……じゃないよね?」 オレもそう思った。恋人同士の忍び合いで、ほかの男が同席するわけもない。ましてや抑えつけてまで。それにそう考えるのは、当事者の正体によるところも大きかった。 「矢吹」 誰かが言った。今ヤッているヤツをオレは知っていた。オレだけじゃない。ちょっとした有名人である。二学年上の先輩だが、留年しているから本当はとっくに卒業しているヤツだ。周りの取り巻きはそいつの舎弟だろう。 オレの胸はいつしか高鳴っていた。不良が女を犯すなんて話は噂レベルのことで、それを目の当たりにする日が来ようとは思わなかった。矢吹は、いかにもセックスしてます、という風に乱暴に激しく腰を振った。浅黒い尻の窪みが、ヤツの力みを物語っているようだった。オレは股間がムズムズとしてきた。だがさすがにここで勃起してはマズいと思った。今は目に焼きつけておいて、帰ってからオカズにしよう。きっと周りの男子もそう思っていたのではないか。 「あの人って、うちの生徒じゃないよね?」 「うん、うちの制服じゃなさそう」 「外の人かな。カノジョ呼んだのかな?」 「先生じゃないよね」 「いや、さすがにそれはないっしょ」 「だよね。良かった」 途切れ途切れの話題は、やがて女性へと関心が向き始めた。矢吹らの会話は一切聞こえないし、角度的に女の裸が見えないのももどかしい。オレはほとんど脚がつりそうになりながら身をよじって目を凝らした。すると、その甲斐あってやっと手掛かりが見えた、オレンジの、ジャケット…… 「え……」 その頃、問題の女性は、どうやらオレら世代より上の女性らしいという見方が支配的となった。 「ひょっとしたら、誰かのお母さんとかかも」 「え、ちょっと、ヤダ」 「でもさ、そんなオバサンとヤる?」 彼らの推理は、しかしここで中断せざるを得なかった。その時、矢吹の動きが止まり、硬直した尻が小刻みに震えたかと思ったら、ややあってヤツが硬いままの抜き身をこちらに向けたからだ。それを見た瞬間、 「キャーッ!」 と、女共が悲鳴を上げてドッと後ろへ押し寄せた。現場は騒然となった。いつの間にか、オレの後からも数名の野次馬が増えており、かれこれ十二、三人にはなっていただろうか。 矢吹が傍観者に気付いて、不敵にもニタニタと笑いながら、勃起したままのペニスをティッシュで拭っていた。ヤツが抜けた後の割れ目から、長い汁がダラーッと垂れ落ちたのを、確かにオレは見た。二人が行った証…… そして、矢吹が離れたことですっかり露になった女性の後ろ姿。破かれたストッキング、剥き出しにされた白い尻。 「そのデカいケツをどけろよ」 いつの時だったか、父にからかわれていた。母もまた、自身の尻が大きいことをよく自虐的に言っていた。そんなことをぼんやりと思い出す。 矢吹はそんな尻を玩具にして、ピシャリと打つ。女性は二人の男らにまだ抑えつけられていて、相変わらず身動きできないでいた。その二人が、左右から彼女のジャケットの中に手を回して、中をまさぐる素振りをしている。前がどういう風にされているのかは分からない。ジャケット、そう、オレンジ色で、モコモコとした起伏のある生地の、オレもよく知っているあれ…… まだ別人の可能性はある、そんな希望的観測はあまりに空しい。十中八九というのも未練がある。もうダメだ。ほかならぬ息子の目はごまかしようがない。 母が犯された。衆人環視の中で。 「だけどさ」 ふいに、耳に入った言葉が、オレの心臓をギュッと握り締めた。 「あれって、ホントに誰かの母親なんかな?」 「だとしたら……そいつ、かわいそうだよな……」 オレは誰にも気づかれぬようにそっとその場を後にした。その直後に教師が来て、屯している連中に解散命令を出しているのが聞こえたが、それを察していち早く逃げたのではない。率直に言って、ただバレるのが怖かったのだ。あれが自分の母親だと気づかれるのが恐ろしかったのである。 あとまだ二年以上も残している。この学校でその間暮らしていかねばならない。そんな時、犯された母親を持つ息子として見られ続けたくはない。オレはとことん利己主義に傾いた。 幸いこの学校には同じ地元から進学した者はいない。同級生の母親の顔を覚えているヤツなんてそうそういないだろう。そういえば、今朝会ったあの母親共とはどれだけ親しいのだろう。子 供同士は親しくないのに、その母親同士で仲良くなりやがって。オレの考えはどんどんと暗い方へ落ち込んでいく。 あの母親連中はどうなったんだ。やはり矢吹らに犯されたのか。いや、いっそ犯されていてくれればいい。どうしてうちの母親だけが、どうして…… 母さんは、あの人はあれからどうなった。あの脇にいた舎弟共にやっぱり……続きで……いや、先生が来ていたんだ。当然止めに入っているはず。そうだ、オレごときが助けに入る必要はない。むしろ、知らなかったということにした方が、みんなが幸せなんだ…… オレは元居た講堂の隅に戻り、ただひとり泣いた。この涙は母を奪われたショックから来る部分ももちろんあったが、大部分は自分自身への失望から来るものだった。 これからどうしよう。いっそ死んでしまおうか。だが、真っ先に保身を考えるようなオレに、果たしてその覚悟があるだろうか…… <おわり> テーマ:エロ体験談・告白・官能小説 - ジャンル:アダルト |