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小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。

■連続作品
◆長編作品
「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」

◆中編作品
「大輪動会~友母姦戦記~」
「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」

◆オムニバス
「母を犯されて」

◆短編作品
「育てる夫」  ▼「最後の願い」  ▼「ママの枕」  ▼「ブラック&ワイフ」
「夏のおばさん」  ▼「二回り三回り年下男」  ▼「兄と妻」

■一話完結
「ふんどし締めて」
「旧居出し納め・新居出し初め」  ▼「牛方と嫁っこ」  ▼「ガンカケ」
「祭りの声にまぎれて」  ▼「シーコイコイコイ!」  ▼「サルオナ」  ▼「母の独白」
「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」  ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」
「栗の花匂う人」「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」
「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」

作品一覧

戯曲 「童貞卒業式」


凸凹30年度 童貞卒業式





式次第

一、開式の辞
二、肉便器入場
三、性交試技披露
四、筆おろし之儀
五、清拭口淫之儀
六、肉便器式辞
七、後見女子祝辞
八、保護者会祝辞
九、非童貞答辞
十、閉式の辞





童貞
大澤 竜心(おおさわ りゅうしん)中 学 2年 生 1 4 歳
向 鐘鳥(むかい かねと)中 学 2年 生 1 4 歳
久家 健斗(くいえ けんと)中 学 1年 生 1 3 歳
辻 晴義(つじ はるよし)小 学 6年 生 1 2 歳
冨士野 生(ふじの いく)小 学 6年 生 1 1 歳
柿川 仁誠(かきがわ にま)小 学 5年 生 1 1 歳
齋藤 泰然(さいとう たいぜん)小 学 5年 生 1 1 歳



肉便器
馬場 梨里杏(ばば りりあ) 24歳



後見女子
原山 明莉(はらやま あかり) 中 学 3年 生 1 5 歳
皆口 寧々(みなぐち ねね)中 学 2年 生 1 4 歳
黒川 桃実(くろかわ ももみ) 中 学 1年 生 1 3 歳
玉城 美空(たまき みそら)中 学 1年 生 1 3 歳
堰沢 結季(せきざわ ゆき)小 学 6年 生 1 2 歳
代々木 ゆら(よよぎ ゆら)小 学 6年 生 1 1 歳
梅木 芹奈(うめき せりな)小 学 6年 生 1 1 歳
船岡 夏子(ふなおか なつこ)小 学 5年 生 1 1 歳
稲本 芽生(いなもと めい)小 学 5年 生 1 1 歳
ギュスターブ 月美(ぎゅすたあぶ らあら)小 学 4年 生 9 歳



見届人 何某







一、開式の辞


会場は体育館。奥に舞台があり、背景に「凹凸30年度 童貞卒業式」の看板が下がる。舞台中央にはベッドマットレス。その下手に演台を前にして見届人が全裸で立っている。上手には斜めに並んだ空席が七つ。ベッドを真ん中にして演台と空席が“ハ”の字形に配置されている状況。
舞台下、三メートル程距離を置き、後見女子達の席が横一列。既に女子達は全裸で着席している。その後ろに保護者並びに関係者の席が並び、中央の通路によって、それらは二つの島に分けられている。なお、保護者及び関係者は着衣である。

見届人「ただいまより、凸凹30年度 英才電子学院 童貞卒業式を開式致します」

見届人「それでは、童貞の皆様、御入場下さい」

七人の全裸童貞が会場後方より中央の通路を通って入場。一同、拍手で迎える。童貞は舞台上に上がり、上手空席を背にして並んで客席へ一礼。一同再び拍手。

見届人「ご着席下さい」

童貞着席。

見届人「申し遅れましたが、私、非童貞を代表致しまして、僭越ながら本日筆おろしの見届人を務めさせて頂きます、何某と申します。宜しくお願い致します」




二、肉便器入場


見届人「続きまして、本日の筆おろしをお引き受け頂きました、肉便器の入場です」

馬場梨里杏、全裸で会場後方より中央通路を通って入場。一同、拍手で迎える。

見届人「この度の肉便器は、英才電子学院 学級主任、馬場梨里杏様、24歳です。スリーサイズはバスト79センチ・ウエスト58センチ・ヒップ83センチ。童貞卒業式での肉便器役は今回が初めてでございますが、かねてより小 児性愛嗜好を公言しており、自ら志願の上お引き受け下さいました。また、華奢な肉体ながら激しいアクションにも耐える床上手であると、立花学園長はじめ皆様の推挙も頂いております。童貞達とは日々に接する間柄で、その気さくな性格からお姉さん的存在として慕われるオナペットです」

梨里杏、ベッドの前に到着すると、見届人の紹介が終わるのを待って、客席へ一礼。一同、再び拍手。

見届人「では、馬場主任、着座の上、ご開帳下さい」

梨里杏、ベッドの上に座ってM字型に開脚し、両手で大陰唇を広げ、以下のように宣誓する。

梨里杏「わたくし馬場梨里杏は、膣、口腔をはじめ、いずれの箇所も病に侵されておらず、この日の為に体調と体型を慎重に且つ万全に整えて参りました。この体全てを供し、童貞の皆様を筆おろしすると誓います」

一同、大きな拍手。なお、梨里杏のプロフィールと医師による健康証明は配布されたプログラムに掲載されている。




三、性交試技披露


見届人「続きまして、性交試技披露に参ります。恐縮ではございますが、見届人として、私がこれより童貞に手本を見せ、併せて肉便器の地ならしをさせて頂きます。なお、慣例と致しまして、膣の中を、本日卒業する童貞の初出し精液のみで充満させる為、私は射精せず、形だけにとどめさせて頂きますことを予めご承知おき下さい」

見届人「それでは、始めさせて頂きます」

見届人、ベッドへ移り、梨里杏に対して一礼。梨里杏もM字開脚のまま礼を返す。見届人は、キス、舌や手を使った全身愛撫、クンニリングスと、一連の前戯の型を披露していく。梨里杏はフェラチオを返し、やがて両者シックスナインの体勢となる。梨里杏の息が荒くなり、頬に赤みが差してきたら、濡れ始めた陰裂に、見届人は勃起している陰茎をあてがい、マイクを通さず、以下のように宣言する。

見届人「わたくし、何某は、僭越ながら非童貞を代表し、手本披露の型に則って、これより馬場梨里杏の膣に陰茎を挿入致します」

梨里杏、それを受け、同じく宣言する。

梨里杏「どうぞ、お入り下さい。わたくし、馬場梨里杏は、童貞に範を示す為、並びに筆おろしの用に耐えうる道具であることを証する為に、これより何某様の陰茎を膣に挿入して頂きます」

見届人、正常位で梨里杏の膣に陰茎を挿入。一気に奥まで沈めた後、ゆっくりと大きく出し入れをして見せる。やがて、次第に加速し、規則的に腰を振りだす。それを一定時間続けた後、交差位、後背位、後背座位、後背騎乗位、騎乗位、対面座位、と体位変更を披露し、それぞれで同じように規則的腰振りを一定時間繰り返す。最後に正常位に戻る。

見届人「射精します」

見届人は宣言し、射精したふりをした後、梨里杏を抱きしめ、しばらくして合体を解く。

見届人「わたくし、何某は、無事馬場梨里杏と性交を終えることが出来ました。この膣は誠に具合が良く、筆おろしの用にも大いに耐えうることを、ここに証明致します」

梨里杏「ありがとうございます」

一同、拍手。見届人、客席へ向き、ベッドの前に立つ。後見人席から立ちあがった夏子、舞台へ上がりその足元へ寄って控える。梨里杏はベッドの上で、元通りのM字開脚に戻る。

夏子「これより、お役目を果たされた何某様の陰茎を、わたくし、船岡夏子の口にてお清めさせて頂きます」

夏子、見届人の陰茎をフェラチオし始める。慣例として射精させなければならないが、慣れないせいで時間が掛かった為、見届人は夏子の頭を掴み、ややイラマチオ風にする。

見届人「射精します」

見届人、夏子の口内に射精する。夏子、緊張と驚きから涙を流し、むせ返りながらも精液を飲み下す。その後もフェラチオをもうしばらく続けてから、口を離して客席に向き直る。

夏子「お清めを終わりました。何某様は性交直後にもかかわらず再び射精をなさいました。まさに見届人に相応しい健全な陰茎をお持ちでございます。また、口の中にお出し頂いた精液は、残らず飲ませて頂いたことをご報告申し上げます」

一同、拍手。夏子、元の席へ戻る。見届人も演台へ戻る。

見届人「これにて、性交試技披露を終わります」


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[2018/08/01 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
詩 「母の独白」

お母さんね、輪姦されちゃった。
あなたより年下の男の子達に、何度も何度も。


この前のキャンプの時ね、お母さん、お手伝いに行ったでしょ?
あの時、お風呂を覗かれて……
可笑しいでしょ? こんなオバちゃんの裸見て、若い子が興奮するなんて。
あるわけないって思うでしょ?


「デカパイ」とか「爆乳」とか言われて。
そうよね、こんなはしたない体をしているお母さんがいけないのよね。
きっと若い男の子って、性欲が有り余って、好奇心だって旺盛。
相手がオバちゃんでもムラムラしちゃう位。
女だったら誰でもいいって。


だけど、誰彼構わずレ イ プさせるわけにはいかないじゃない。
犯罪を起こさせるわけにいかない、まだ将来のある子達よ。
だったら……
……ええ、あの子達は悪くないわ。
お母さんがレ イ プ、させてしまったのよ。


年長の男の子達のロッジに連れ込まれて、そこからはもうあっと言う間だった。
床に押さえつけられて、服を剥ぎ取られて、オチンチン見せられて、そのまま、いきなり……
逃げられなかった。
寄ってたかって力ずくで押さえられたら動けなかった。


たくさん居たわ。
それも、後から後から増えていって。
その子達が一人一人順番にわたしに入ってきた。
みんなの見ている前で、次から次へと犯された。
一緒に来た子、別のグループの子、向こうの地元の子や知らない子達までみんな。
わたしたった一人で、その場にいる全員の、大勢の男の子達のセックスの相手よ。
ひどいでしょ。
ダッチワイフとおんなじね。
休みなく、ただひたすら。
飽きもせずに、繰り返し……


つらかった。
でも大丈夫だから、聞いて、ね?
お願い。


相手はみんな年下だった。
年下って言っても、普通の年下じゃないのよ。
一番年上の子でもね……じゅ、十八歳。
……そう、あなたより、自分の息子より一回りも年下。
信じられないでしょ?


でも、もっと信じられないのは、一番年下の子で。
一番年下は――本当に、信じられないことだけれど、考えたくもないことだけれど――ア、アーちゃんより、その、年下で……
ああ……怖い。
今でも怖い。
本当に、口に出すのも恐ろしいし、異常なことだって分かってる。
でも、確かに、わたしより……よ、四十五歳も年下だった。
みんなにゲラゲラ笑われたわ。
「このババア、孫より年下のガキにチンポ入れられてるよ」って。


もう現実離れし過ぎて訳分からないでしょ?
頭おかしくなりそうでしょ?
お母さんもね、おかしくなりそうだった。
もう、おかしいのかもしれないね。


――保 育 園 児って言ってたかな。
要するに、まだ小 学 校にも行かない子。
わたしなんかからすると、生まれて間もない、って言ってもいいぐらい。
昨日今日しゃべれるようになったんじゃないかって。
そんな子らと、ね……


あ、もっと上の子ね、小 学 生は小 学 生で沢山いたのよ。
けどどっちみち、みんな、セックスはもちろん初めて。
当たり前よね。
そんな年でね。
自分でもしたことない子が多かったみたいだし。
その……オ、オナニーっていうか。


知ってるのよ、そりゃあ、お母さんだって男の子の母親やってきたんですから。
思春期の男の子がね、部屋で何してるか。
勉強するって言って、部屋にこもってナニにしてたか。
知ってたのよ、言わなかったけどね。
男の子だったら、当然のことよね。


そうそう、射精も初めての子がいてね。
あなた覚えてる? 初めて射精した時のこと。
朝起きてきて、なんか変だって泣きそうな顔して。
あの時は結局、お父さんになんとかしてもらったんだっけね。
わたしも初めてでびっくりしちゃって。


母親だからね、経験があったから、今度は驚かなかったけど。
でも、初めての射精をさせた、っていうのは、やっぱり特別なことよね。
わたしが、初めての射精をさせたんだ、って。


大体射精したこともないのにレ イ プしてるのよ。
そもそもセックスの意味も分かってるの?
まだ学校で習ってもいないでしょ?
それどころか、まだ学校行ってない子だっているんですもの。
何やってるかも分からなかったでしょうね。
そんな子らとよ! わたし、子 供つくってた!
セックスを知らない子に孕まされようとしてた。


周りの先輩達が教えるのよ、呆れる位いっぱいいる先輩らが。
「セックスだ」「射精だ」「初体験だ」って。
「筆おろし」ってね、言うのね。
童貞に初めてのセックスやらせてあげることよ。
わたし、それをやってたわけ、一日にたっくさんね。
沢山沢山筆おろしして、みんなの初めての女になった。
わたしがセックスを教えた。


そうね、結局ほとんど初めての子だったと思う。
生意気に、大人の女を乱暴して、童貞を捨てたのよ。
一体幾つ年上だと思ってるの。
きっとね、自分の母親よりも上。
ひょっとしたら、自分のおばあちゃんぐらいかもしれないのに……
そんなにしたかったの?
そんなにわたしとしたかった?


そういえば射精すら出来ない子もいたわね。
でも、セックスは出来るの。
不思議じゃない?
オチンチンは硬くするの。
こんなオバちゃん、いいえ、おばあちゃんを相手にしても、勃起するの。
わたしを見て、勃起するのよ。


久しぶりだった。勃起したオチンポ。
十年ぶりのセックス。
ううん、もっとかしら。
お父さんね、もうとっくに立たないの。
あら、ごめんなさい、こんな話聞きたくないわよね。
息子のあなたに何言ってるのかしらね。
でも聞いて、ほんとの話よ。
子供を産んでから、セックスもほとんどなし。


ええ、分かってるわ。
そんな問題じゃない。
お父さんにも、あなた達にも、申し訳ないって思ってる。
本当に、本当にごめんなさい。
でも、でも、仕方なかったの。
ねえ、分かるでしょ?


皮もむけていない、お毛けも生えていない、小っちゃな小っちゃなおチンポくん。
でも、ご立派に勃起してるの。
一生懸命、硬くしているの。
わたしの為によ? わたしを見てよ?
小っちゃくても男らしいわ。
うんと年上の女を抱いて、健気に硬くしてくれて。
硬い、ほんとに硬い。
それがコリコリ当たって、一生懸命こすって。


わたし、イッたの!
初めて、セックスでイッた。
お父さん、ごめんなさい。
お父さんとのセックスで一度もイッたことないわたしが、五歳児にイかされました。
何人も何人も連続でこすられて、みんなの前で何度もイきました。
だって、硬いの。
仕方がないの。
分かって。


それに、お父さん、あなたには一度もしたことがないことも沢山しました。
フェラチオなんて、結婚前の彼氏にして以来よ。
あなたってば、不潔だとか言って、させてくれなかったわよね。
あんなことをするのは変態だ、とまで言ってたわよね。
わたし、してあげたかったのに。
三十年ぶり位にオチンポを口に入れたわ。
お母さんね、フェラチオ上手いんですって。
高校生位の子が、「うちのカノジョより上手い」って、「さすが人妻だ」って。
人妻になってからはしてないのにね、おかしいでしょ?
すごく褒めてくれるのよ。
「孫のいるマンコとは思えない」って言ってくれた子もいたわ。


胸だってそう。
お母さん、胸大きいの気にしてるでしょ。
子供の頃から胸ばっかり育っちゃって、いつもイヤらしい目で見られてるの知ってた。
男の人って、おっぱいが好きなのね。
言われたわ、「スケベな体して」って、「スケベな事ばかり考えてるから、こんなデカ乳になったんだろう」って。
恥ずかしかった。


でも、これが男の人の役に立つんだってこと、教えてもらった。
ねえ、“パイズリ”って知ってる?
おっぱいとおっぱいの間にオチンポを挟むの。
挟んで、ズリズリしごくの。
すごく喜んでくれるのよ、おっぱいが大きくないと出来ないんですって。
きっと、この為に大きくなったのね。
おっぱいってオチンポ挟む為にあったのね。
わたしにこんな特技があったなんて、目から鱗が落ちるようだった。


「乳マンコ」とも呼ばれたわ。
お乳でオマンコするから“乳マンコ”、お口だったら“口マンコ”、お尻だったら“ケツマンコ”
面白いこと考えるわよね、男の子って。


ああ、おケツ?
そうなの、おケツの穴にもおチンポ入れられました。
だってね、おチンポ君は沢山いて、その子達の相手を一人でしなきゃならないのよ。
とても間に合わないじゃない。
子 供達に群がられて、体中におチンポ押し付けられて、みんな勃起してて、したくてしたくてたまらないのよ。
それで、ね?
仕方ないじゃない。


初めてよ、初めて。
お母さん初体験。
アナルの処女奪われました。
誰だったのかしら、あの時の相手。
わたしの処女を奪った相手。
ダメね、考えたって分からないわ。
誰だか分からないけど、とにかくその人に処女を捧げたの。
お父さん、ごめんなさいね。
でも、あなたはお尻の穴にチンポ入れたいと思わないでしょ?


わたしね、「汚くない?」って聞いたの。
そしたら、「気持ちいい」って、「オバサンのケツマンコ最高」って、言ってくれた。
ううん、気持ちいいのはこっちの方よ。
おケツとマンコと両方におチンポ挿されると、中でこすれて、びっくりする位気持ちいいのよ。
全然痛くはなかった。
最初の内は訳も分からなかったけど、両方入れられるともうダメね。
わたし、イきました。
ていうか、ずっとイきっぱなし。


こんなの輪姦でしか味わえないわよね。
おしゃぶりしながら、マンコとアナルに一遍におチンポ入れられて。
それどころじゃないのよ。
お口に三本、マンコにもアナルにも三本ずつ入れられたりもしたのよ。
体の中にね、同時に九本もおチンポ入ってたの。
びっくりするわよね。
ちっちゃな子達だから出来たことでしょうね。
それからね、指の間でしょ、右のおっぱい、左のおっぱい、ほっぺた、おでこ、頭、うなじ、背中、脇、太もも、膝、ふくらはぎ、足の裏……もう! もう沢山!
ほんと体中でオマンコした。
二十人以上乗られたんじゃないかな。


でもね、生憎その最中の記憶って曖昧なの。
マンコに三本入ってるとことか実際に見たいじゃない?
でも、やってる時は意識が飛んでて、訳分からないの。
ただ天国に行ってるような感じ。
気持ちいい! っていうすごい感覚だけ。


はっきり覚えてることはね、そうね……精液の味とか。
精液飲んだの、生まれて初めて。
美味しいのよ、若い男の子の精子。
ドロッドロして、甘くって。
若い子って、キンタマにいっぱい精子詰まってるのね。
何回射精してもトロットロ。
男の子ってね、出す時ブルブルッて震えるのよね。
それがかわいいのよ。
全部飲んであげたくなる。
おチンポをストローみたいにしてね、残ってる分までチューチュー吸い出すの。
キンタマ揉み揉みして、溜まってる分まで全部。


キンタマもかわいいわよね。
キュッキュキュッキュ引き締まったり、ポニョポニョしたりして。
お尻の穴をほじくって、股の間から顔出して、キンタマ丸ごと頬張って、それからね、キンタマとおチンポ、一遍に丸呑みしちゃうのよ。
ちょっと苦しいけど、おチンポとキンタマの欲張りセットで大満足。


キンタマを舌で転がしている間に、顔の上に乗ってたおチンポから射精してもらったりもした。
顔射”って言うんでしょ?
お母さん、もう顔射され放題でね。
なんだか、アダルトビデオでやってることを真似してるらしいわ。
あと、普段偉そうにしてたり、真面目そうに叱ったりしてる顔にザーメンぶっかけるのがいいんですって。
わたし、そんなに普段澄ましてるかしら?
でも、もしそうだとしたら申し訳ないから、いっぱいぶっかけてもらった。
顔中ドロドロに精液を塗りたくられて、もう、折角お化粧していたのに台無しよ。
顔で妊娠しちゃいそう。
その顔でまたオチンポこすったりして。


そうそう、お母さんね、顔だけでおチンポイかせられるのよ。
手を使わないでね、ほっぺたや鼻やおでこでこすって、おチンポ射精させるの。
二人一遍でも出来るわよ。
“顔マンコ”っていうの。
“ケツマンコ”や“口マンコ”とおんなじね。
ああ、覚えることが多くて大変だわ。


それとね、“マンコ顔”なんですって、わたし。
マンコ見せながら、外歩いているみたいな。
顔自体が猥 褻物だってこと。
捕まっちゃうわね、そのうち。
だから、みんなこの顔見て勃起するんだって。
それは嬉しいけどさ、スケベがバレちゃうみたいで恥ずかしいわ。
でも、おチンポにお似合いの顔って言われて、やっぱり喜んじゃった。


ベチンベチンっておチンポで顔面叩かれたりもした。
不思議ね、幸せな気持ちになるの。
顔射もそうだけど、おチンポに支配されるのって気持ちいいわ。
ねえ、ザーメンパックのお陰で、お母さん肌きれいになったと思わない?


それだけじゃなくてね、その内に、おしっ こしだす子が出てきて。
射精した後にね、お漏らししちゃうのよ。
それがね、一人二人と増えて、今度は“おしっ こぶっかけ”が始まったわ。
顔中おしっ こシャワー。
髪の毛にもかけられた。
精液がシャンプーでおしっ こがシャワーって感じ?
頭からおしっ こいっぱいかぶっちゃった。


そしたら、ある子が笑ってね、「これじゃ、ほんとに便器だよ」って。
その前にね、“精液便所”って呼ばれ出してたの。
わたし、自分がダッチワイフのようとは思っていたけれど、もうそんなレベルじゃないのね。
精子を排泄するだけの、便所だったみたい、わたし。
そういえば、“肉便器”って言葉もあるのよ。
ほんと、男の子って面白いこと思いつくわよね。


それでね、今度はほんとにおしっ こまで出されちゃったから、もうほんとの意味で便器ってわけ。
マンコにもアナルにも、ザーメン中出しされた後、おしっ こ入れられた。
体の中に流れ込んでくる感じってすごいの。
ねえ、お尻とお口って繋がってるでしょ?
お口から飲んだおしっ こと、浣腸されたおしっ こって、体の中で出会うのかしら。
とにかくね、若い男の子のおしっ こ、本当に美味しいの。
もうね、大好物。
グラスにおしっ こを注いで、上からザーメンを入れて、黄色いクリームソーダみたいのがあったらすぐに飲み干すわ。
でも、やっぱり直接おチンポから飲む生搾りが一番だけど。


ああ……もう、お母さんね、お母さんもう頭おかしくなってきて。
いい歳をして、ね? ほんと情けないわよね。


朝から晩まで輪姦輪姦
若い男の子の性欲って、ほんとにすごいのね。
一晩中かかって犯され続けたと思えば、次の日もずっと中出しセックス。
セックス漬け、おチンポ漬け。
麻薬と一緒。
もうオチンポなしじゃ生きていけない。
オチンポ狂いよ。


ねえ、許して。
仕方ないの。


アナルもすっかり拡げられて、おチンポの形にくり貫かれたまま開きっぱなし。
お口だって、ご飯食べてるより、オチンポくわえている方が多いわ。
もうね、輪姦の良さを知ってしまったら、普通じゃ満足できない。
マンコもアナルもお口も同時に塞いでもらって、そこからのスタートじゃないと、輪姦中毒者には無理なの。
もう輪姦専用の体になってしまったのよ。


実は、キャンプから帰ってからもね、毎日肉便器してるの。
近所では“乳マンおばさん”って呼ばれて、すぐヤらせてくれるって有名になっちゃった。
今日もね、これからマワされに行くのよ。
ああ、今日は何人かしら。
しばらく帰らないと思うから、後のこと宜しくね。


スケベなお母さんを許してね。


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[2018/09/01 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
随筆 「サルオナ」
猿がオナニーを覚えると一生やり続けるという巷説がある。
しかしこれは、男が己の性(さが)を披露しているに過ぎないトートロジーのような気がする。
それ位男はオナニーをするものだし、回数について変遷や個体差はあれど、年齢の上下を問わず、する時はする。
俗に“溜まる”“ヌく”とは言いえて妙だ。
もはや習性、いっそ宿命と言えるかもしれない。
いやはやこの世にはオナニストが溢れているのだ。
それだものだから、他人のオナニーを目撃することもさして難しいことではない。

幼少のみぎり、団地に住んでいた。
ある晩、外出先から帰ってきて、ふいに三階の廊下から外へ顔を出した。
ちょうど両親が玄関の鍵を探していた時だ。
すると、眼下の駐車場に一人の青年が立っていて、今まさにナニを握りしめている所だった。
年の頃なら十代後半から二十代か。
そいつとバッチリ目が合った。
癖(へき)なのであろう。
大団地を見上げ、見られるかもしれない状況で、彼はそうせざるを得なかった。
あるいは魔が差したのかもしれない。
立ち小便をした直後に、ちょっとした長めの水切りを試しただけかもしれない。
いずれにせよ、それは確かに秘め事であった。
同じ男として直感がそう教えてくれた。
早熟な私は、既にしてその意味に通じていたからである。
私は慌てて頭をひっこめた。
今にして思えば、もっと見ていてやってよかったのかもしれない。
奴がそれを歓んだかもしれないから。
それとも単に逃げ出しただろうか。
その時の私は親に告げ口すらしなかった。
これはただ憐憫の一種である。
紳士として、もしくは武士の情けとして、私はそういう場合に見逃す選択を採っている。
己ばかり高尚であるわけがない。
一皮剥けば彼も我も痴 漢だ。
まして、一人の時間を満喫しているだけならば、放っておけばよろしい。

大浴場に一人きり、などというシチュエーションはままあることだ。
その場合に、ふと大胆になる輩がいる。
まさか見られているとは思わなかったのであろう。
ある少年が一人、まさに最中であった。
循環させた湯を浴槽に流し続ける注ぎ口があって、そこのは拳二個分程の平たい石で出来ていた。
彼はそこへ、自身のナニを乗っけたのだ。
中 学 生位だろうか、ちょうど立ち上がったら股間がその位置になっていた。
きっと湯の流れをせき止める時、陰茎に当たる刺激が心地よいのだろう。
好奇心にして出来心。
果たして若さだけのことで片付けられるだろうか。
大分間があって、時には竿をしごくなどして盛り上がって、彼は素知らぬ体で出て行った。
その間、ゆるゆるゆるゆるとシャツのボタンに手をかけ続けた私は、間抜けなお人よしである。
私もまた、あたかも今来た様子を装いながら素知らぬ体ですれ違い、浴場に入った。
ただ、件の湯船に浸かることをためらったのは言うまでもない。
何やら浮いているものを見つけたりなどしたら、ようやく苦々しい思いを抱くであろうから。
だが、公衆浴場などという所は、えてしてそういうものではないだろうか。
サウナの椅子に付いていたぬめり、シャワーを終えた者の足元から滴るなぜかとろみのある雫。
ジャグジーバスなどもってのほかだ。
危惧し始めたらキリがない。

もっとも、裸の場では覚悟の前であっても、服を着た日常こそ実は危ういことがある。
“外から帰ったら手洗い・うがい”なんて標語、子 供ならずまだ多くの人が切実に捉えていないであろう。
誰が触ったか分からないのに?
例えば、ズボンのポケットに手を突っ込んでシコシコ。
これはもう古典的光景であって、こんな奴は変態でも強者(つわもの)でもない。
あるショーケースの前に男がいて、まさに今これをやっている。
熱い視線の先には美少女フィギア。
晴れてオカズと認定されたわけである。
好みは人それぞれであって誰に否定する権利もない。
問題は、タダで用を足そうとする奴の卑しさである。
えてして、オナニーとタダは親和性が高い。
手軽さ故のことであろう。
我々は、これを必要なものと認めながら、いやむしろその普遍性故にか、どこまでも卑屈に蔑視を送り続ける。
それが哀しくもあり、愛おしくもあり……
湯船の少年も、フィギアの男も、実に低いハードルを越えて、あちら側へ逝った。
年は関係ない。
要るのはただ機会。

部屋に入ると、ジイサンが慌てて股間から手を引き、こちらを直視したことがある。
何をしていたものか、何を隠したものか。
古希を超えたジイサンだ。
男への讃歌、精子への挽歌。
やんぬるかな、この行為の魅惑性よ。
なんて手で生活しているのだろう我々は。
目に映るものが決して無菌でないことを、ゆめゆめ忘るることなかれ。


羞恥の風
ましゅまろくらぶ
ひとみの内緒話
妄想の座敷牢




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[2018/12/06 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
シーコイコイコイ!
静江さんは綺麗な人だった。亜麻色のソバージュは派手だったが、クリクリとした大きな目と、彫刻のようにそり立った鼻筋とはよく釣り合いがとれていて、決して違和感はなかった。よく着ていたイメージのある肩から胸の辺りにかけてふわりと襟の広がったライトブルーのワンピースは、まるでドレスのような着こなしであり、古典的な表現ながら、フランス人形を連想させたものだ。

十代や二十代の頃はもっと美人だったというから驚きであるが、その当時でも十二分に美しかった。むしろ色っぽさを加えて魅力は増していたのではないだろうか。あの時、僕は十歳だったから、母の同級生である静江さんは三十四ということになる。まさしく女盛りという表現がピッタリであった。

母ら友人達は、息子や娘らを連れて時々ピクニックに出かけた。もっとも、四人いた同級生の中で静江さんだけが独身。子 供もなかった。学生時代からモテたらしい彼女は、理想が高く選り好みが激しいのだと母達はよく冷やかしていた。実際の所、真相は分からない。ただ、美貌に比して男勝りでサバサバとした性格が問題なのではないかとは密かに思った次第である。

そう、あの人はおしとやかとは無縁の人だった。豪快な笑い声を上げて、はっきりと物を言った。黙っていれば幾らでも寄って来るだろう男達も、その姉御気質に少しく辟易となる程に。ただ、同性には好かれただろうと思う。確かに友人としては最高のキャラクターだった。実際、会話の中心はいつも彼女だったから。

僕は静江さんに憧れていた。否、正確に言おう。彼女を性的な目で見ていた。僕は早熟で、性の目覚めも早かった。十歳のその時には精通も終えていた。自慰の習慣があったから。そして、その時妄想していたのが静江さんにほかならなかったのである。

いつも思い描いていたのは、幼き頃、一緒に風呂に入ったことだった。小顔の割に豊満な胸を今でも鮮明に覚えている。それが水面にプカプカと浮いて、ローズピンクの華やかさを湯船に飾っていた。

「あ、ヒデくん、今、あたしのおっぱい見てたでしょ」

静江さんは、そう言って僕をからかった、それも浴室にこだまする程大きな声で。

「見てたやん。絶対見てた。いつからそんな助べえな子になったん? お姉さん悲しいわあ」

お国訛りでじわじわと僕をなぶる。その内一緒に入っていた子らも声を揃えて「スケベ、スケベ」と囃し立てだしたものだから、僕は必死に「違う違う」と否定しながら、いたたまれなくなって浴室を飛び出した。あの時知った恥ずかしさ、思えば、あれが性への目覚めだったのかもしれない。

小 学校に上がると、もう女風呂へ入ることはなくなったが、静江さんによるからかいは収まることがなかった。

「ヒデくんは好きな女の子いてるん? え、アイちゃん? わあ、アイちゃんなんや、言うてきたろ」

こんなのは可愛い方で、

「なあなあ、ヒデくんてチュウしたことあるん? まだないんやろ。お姉ちゃんがしたげよか? あ、今本気にした? イヤやわ、この子。オマセさんやわあ」

果ては、

「そろそろオチンチンに毛生えてきたんとちゃう? なあ見してえや。そや、今晩一緒にお風呂入ろか? エー、なんでイヤなん!」

などと、露骨な下ネタまで飛び出す始末。万事子 供と同じ目線で会話するこの人は、僕らにとって大いに親しみを感じる愉快な味方であった反面、子 供でも手を焼く位面倒な時もあったわけで、それはまるでガキ大将のようですらあった。ただ、今になってよく思い返してみると、僕のことを殊更狙い撃ちしていたようでもあったし、あるいは僕の密かな想いをとっくに見抜いていたのかもしれない。

ともかくも、僕はいつしか悶々とした想いを抱えるようになり、そのやり場のない気持ちで股間をさすっていたら、我知らず手淫に至っていたようなわけで。とはいえ、性の知識もなんにもまだない僕は、ただ闇雲にいじって、肉体的な快楽を得るに過ぎなかった。そんな、ある意味ウブな、しかしある意味好色なといういびつな人格が出来上がった絶妙な機会をとらえて、あの日のささやかで強烈な奇跡は巡ってきたのだった。

例によって、僕達は弁当を持ち寄り野山へ出かけていた。列の最後尾に僕。歩くのが遅いのには訳があった。尿意を催していたのだ。もっとも、その辺りは延々と草木の生い茂る山道で人通りも少なく、一般的な感覚からすれば、立ち小便もやむなしとする所であろう。ところが、その当時の僕には妙にこだわりがあって、屋外で小用を足すことに強い抵抗があった。都会の温室育ちから、自然の中で過ごすことにおっかなびっくりな面もあったろう。しかも、その直前に蛇を見かけたとあればなおさらだ。

だが、それ以上に決断を鈍らせる理由が、すぐ傍にあった。

「ほら、はよ歩きいな。みんな見えへんようになってしもたで」

こんな時に限って、静江さんが歩調を合わせてくれていたのだ。それは彼女なりの優しさだったかもしれないが、その時の僕にはありがた迷惑だった。その上、勘の鋭い彼女は、すぐに僕の事情にも気付いた。

「なんやおし っこかいな。そんなんその辺で済ましいな」

静江さんは、いつの間に拾ったものか木の枝を振り回して足元の雑草を退屈そうに薙ぎ払いながら言った。

「大丈夫やて、誰も見てへんから。ほら、あの辺の木のとこでしい」

その口ぶりは、いつものようにからかう感じではなくて、むしろ淡々としたものだった。早く前の列に追いつきたい様子がありありと窺えたし、いつまでもグズグズとためらっている僕への苛立ちも次第に見て取れた。それが僕を一層委縮させた。

しかし、彼女は怒りはしなかった。あくまでも僕の幼稚な迷いに付き合ってくれた。それは静江さんの母性だったのだと思う。ガサツなようでいて根は優しい女性なのだ。

「どないしてんな、もう辛気くさいなあ。手つどうたろか?」

僕は渋々道から外れ、草むらに恐々分け入っていった。好きな人の前で格好悪いことこの上なかったが、出物腫れ物所嫌わずで、人間生理現象には勝てない。また漏らすよりはずっとマシだろうと覚悟を決めた。大人の静江さんが十歳児の僕を対等に男と見なしているはずもない。それでも十歳児には十歳児なりの体面があったのだ。

ところが、ここで生来のお節介な気性が発揮されて、静江さんはその心細いプライドに土足で踏み込んできた。「手伝う」と言ったことを本気で実行するらしく、用を足そうとする僕の横にぴったりとくっ付いて立ったものだ。

「ほら、はよズボン下ろして」

彼女は僕が「いいから」と拒むのにも一切頓着なく、半ズボンもブリーフもすっかりずり下ろしてしまった。あっという間にポロンと股間を露出させられる僕。静江さんも確かにそれを見た。僕は顔から火の出る思いをして羞恥に耐えた。一時は尿意も後退した程だ。だが、経験豊富なご婦人にとって、そんなことはなんでもないらしい。陰茎を見たって子 供のものだと思えば当たり前に動じることはないわけで。

「はい、『ミミズもカエルもごめんなさい』て」

いきなりそう言い出した静江さん。僕は意味が分からず、彼女の目を反射的に見返して、それからすぐまた目をそらした。

「あれ、最近の子は言わへんの? こない言わなアカンねんで。言わな、オチンチン腫れてしまうんやで」

その丁寧な解説によって意図を理解すると、腫れてしまっては大変だということで僕はその謎の呪文『ミミズもカエルもごめんなさい』を彼女と合唱した。それから今日まで、僕の陰茎に異常が見られなかったということは、このお祈りが効いたのだろう。

続いて放 尿が始まる、はずだったが、一旦引っ込んだものはすぐに出なかった。ためらいが最後の抵抗をして、膀胱に待ったをかけているらしい。すると静江さんは、さらに驚くべき大胆さを見せてきた。

「はよしな、人来るで」

そう言って周囲をキョロキョロと見渡した後でやや腰をかがめると、なんと僕の陰茎をちょいと摘まみ上げたのだ。長くほっそりとした人差し指と親指が、芋虫程の海綿体を上下から挟んで浮かしている。淡い紅色のマニキュアが、僕の生殖器に初めての女を添えた。その柔らかな弾力と、ひんやりする感触が劇的に脳髄を駆け巡る。

「ほら、シーコイコイコイ……」

彼女はまたしても謎の呪文を唱えて、僕に排尿を促した。その心地の良いささやきがゾクゾクと耳の裏をしびれさせると、僕はもう何がなんだか分からなくなった。罪悪感も恐怖も一遍に洗い流して、体の中枢から奔流が飛び出していく。

「あっ、出てきた。シーコイコイコイ……」

その場の枯れ葉と下草にだけ温い雨が局地的にジャージャーと降り注ぐ。陰部が外気に触れることで、まるでお漏らししているような諦めが心地よい。しかもその世話の一切を静江さんがやってくれるのだ。僕はといえば直立不動で両手をぴったりと体に貼り付け、ただただ放 尿の先に視線を落とすばかり。その間静江さんは僕の陰茎を支え続けてくれた、相変わらずのささやきを唱えながら。

「シーコイコイコイ……」

我慢していた分大量に出る。それでも僕は、もっともっとと、このまま永遠に出続けてくれたらいいと願った。尿管を通る振動が静江さんの指にも伝わっているだろう。その肌と肌の体温が同化して、さらに温められた尿が迸るように僕は夢想した。

「ようけ出るなあ」

クスクスと笑う静江さんの声で、ようやく僕はやや落ち着きを取り戻した。しかし、直後に彼女が姿勢を直したことで、よりその身が接近することになると、立ちどころに理性は崩壊した。静江さんは右手で陰茎を摘まみながら、左手で僕のむき出しになった左の尻の上部に手を回し、自分と僕の体を支えようとしだしたのだ。そうして僕の右腕に顔をつけ、放 尿を覗き込む。幼くはあっても既に性に目覚めている男子にとって、このシチュエーションは琴線に触れるものがあった。

「全部出た?」

静江さんはご丁寧にも最後の水切りまでやってくれた。尿が出切った後で、海綿体をプルプルと振って仕上げをしてくれたのである。異変はその時に起こり始めた。

「ん? あっ! いやいやいや! これ、ちょっと!」

静江さんはバチンと僕の左腰をはたいて非難の意思を表明した。

僕の男根が、静江さんの指の間で勃起しだしたのである。



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[2019/05/05 05:05] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
祭りの声にまぎれて

「あの人、誰? あの、黒い服の」

俺はさりげなく連れに訊いた。目線の先には黒い細身のワンピースを着た女が立っている。ずっと気になっていた。祭りの本番である今夜は浴衣姿の女が多い中で、我が道を行く洋装。また、凡庸な主婦連中が並ぶ列にあって、明らかにヤンキーちっくな、あるいは水商売的な雰囲気が浮いて見えた。

「高木の母親だろ」

それは後輩の名だった。後輩といっても年はずっと離れているし、ほとんど口をきいたこともない。祭りに関わっている奴なので、かろうじて知っている程度だ。確か、聖也とかいう名前だったと思うが、それすらあやふやである。ぽっちゃりした、比較的大柄な奴で、今確か中坊だったか。

「ああ、アイツの……」

俺は口の中で言って、それ以上興味がない風を装った。高木の家は商店を営んでおり、通りに面した大型店舗はよく目にしている。そこの跡取り息子の嫁ということだろう。これまで見かけない顔だったが、今年から手伝いに出だしたのだろうか。

 それにしても、ケバい女だ。化粧を塗りたくった白い顔にかかる、ほとんど金髪に近い明るさの髪が夜目にも際立っている。おまけに昼間近くを通った時に見たが、薔薇の刺繍の入ったタイトなワンピースの背中はシースルーになっており、ブラジャーの紐がすっかり透けていた。欲求不満なのか。こんな晴れの場で自分を売り込もうとする魂胆が分からない。バッチリとオシャレを決めて、一体誰に対するアピールなのか。

 続いてその肢体を確認する。細い体のようだが、二の腕はムチムチして丸いし、ケツの肉づきもいい。胸は、Dってところか。それなりにある。そういうラインがよく分かる服だ。彼女の術中にハまったと言うべきか、まんまと俺は劣情を覚えだした。

 二十代後半……いや、息子の年からいってそれはないか。であれば、三十代。俺より一回り位上か。いずれにせよ、見た目からして抱くのに問題はない。そんなことを考えながら、俺は動き出した行列に歩調を合わせていった。掛け声と鳴り物が喧しく響きだす。

 ガキの頃は大真面目に祭りに参加していた。将来は主要な役をやるんだと決めていた。だが冷める時は一気だ。もうすっかり飽きて惰性で関わっている。今はそんなことより、女の方が一番だった。なんとかしてヤりたい、そう妄想しながら俺は股引の中を固く膨らませた。

 出発してすぐは走って進まない。俺は周りの奴と声を合わせながら、ノロノロと歩き、未練がましくも例の女の方を振り返った。すると、高木の母は早くも見物の列を離れて、後ろの路地へ入ってゆく。大方順路をショートカットし、路地の先の旧街道へ抜けて先回りするつもりだろう。そこへ行列がたどり着くのは、まだずっと先なのだが。

 と、ここで不意に企てを閃いた。旧街道は古い町屋が軒を連ねる細い道だが、その中に旧会所がある。今は使われていないが、ガキの頃から出入りしていた俺は入り方を知っている。小塚のババアがまだ鍵を管理しているはずだ。それを拝借して入れば、誰もいない空き家で……実は、以前にもそこへ女を連れ込む妄想をしたことがあった。

 一旦ムラムラしだすと止められない。俺は勢いで計画を立てた。もはやこの機会を逃すと次はないかもしれない。俺はのぼせた頭を自覚しながら、角を曲がるタイミングで密かに仲間から離れた。沿道の人垣に混ざり、路地の闇へと紛れる。そのまま小走りに小塚の駄菓子屋へと向かった。ほぼ開店休業状態の店だが、今日は祭りなので灯りを煌々と点けている。運よくババアは見物に行ったらしくいなかったので、俺は堂々と表から入り、上がり框から座敷に身を乗り出すと、入り口裏の壁に掛けてある鍵を首尾よく持ち出した。

 あとは偶然を装って女と合流すればいい。彼女の通ってきた道に出ると、果たして五メートル程先にその姿を見つけた。俺は旧街道に出た所で追いつくと、いかにも困った風を装って声を掛けた。

「あの、すいません」

「はい!?」

急に声を掛けられて面食らっている女。それはそうであろう、暗がりから出てきた男からいきなりだから。だが、装束を見れば祭り関係者だとは一目瞭然なわけで、怪しい人という程の印象もないことは表情の変化から見て取れた。

「いや、中のさらしがね、破けちゃって。ちょっと直すの手伝ってもらえません?」

「あ、ああ、はい。でも、あたし、縫ったりとか分かんないんですけど」

「いや、大丈夫っす。ちょっと、押さえててもらうだけでいいんで。一人じゃ出来ないもんで」

「あ、それなら」

「ほんと、すんません」

「いいえ、いいえ、全然」

本当はさらしなど破れていないし、仮に破れていたとしてもどうということはないが、そんなことは素人の相手に判断できないであろうことは察しがついていた。実は袢纏の紐を直してほしいと言おうか迷っていたのだが、裁縫が出来ないと聞いて結果的にラッキーだった。我ながら好判断である。

「そこに前の会所があるんで……」

俺は、明るい所で且つ新しいさらしがあると理由を付けて、旧会所へと誘導した。彼女も疑う様子なく付いてくる。その途上で俺は、今の会所へ戻るには遠いこと、こちら側へ来た方が行列に合流しやすいことなどを念の為説明した。すると相手は、自分も行列を先回りして待っていようとしていたのだと、分かり切ったことを言う。

「あの、高木……くんのお母さんですよね」

「ああ、はい」

短い会話の中でさらに距離を詰めていく。おそらくだが、彼女は地元の人間とあまり交流がないようで、俺と話すことで初めて祭りの関係者に近づけたと感じているらしい。それを察して、息子の話などを向けると、喜んでペラペラとしゃべる。自分が手伝いに出るのは今年が初めてだということ。まだ祭りのことがよく分かっていないこと。来年には次男も参加予定だということなど。

「聖也を宜しくお願いします」

その媚びたような目じりを提灯の灯りが照らし出す。やがて俺達は目的の家に着いた。




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[2019/08/23 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ガンカケ
「うちの母ちゃんなんかどうだ」

加藤の言葉がさっきから隆の頭の中をグルグルと回っている。一滴も飲んでいないはずの酒なのに、まるで匂いだけで酔ってしまったかのようだ。相手は何かしゃべり続けているが、まるっきり耳に入ってこない。

 どうしてそんな話になったのか。付き合っている女はいるのか、好きな女はいるのか、お節介な年配者らしいそんな話題を向けられて、いずれもいないと答えたら、挙句これまでに交際したことがないこと、開けっ広げに言えば、女性経験がないことを白状させられた。といってもまだ十九の自分にとって、はっきりした焦りはないのだ。

「ダメだよ、それじゃ」

だが、加藤は言う。女を知ってからが男だと。そうして身に付いた度胸こそが勝利を呼び込むのだと。

「はあ」

いまいちピンと来ていない風の隆に業を煮やした加藤、

「よし、明日吉原連れてってやろう」

と、ソープランドへ誘った。奢ってやるから度胸を付けてこいというのだ。

「発表見に行ってな、その後直行だ。受かっても落ちてもソープ。決まりだ、な?」

 隆は、そもそもソープランドというものを理解していなかったので、まずはその説明から聞くことになったが、どういう店かを把握するや、途端に難色を示した。いわゆる風俗営業というものを犯罪まがいに考えていた彼は、そのような場所に首を突っ込むことを大変問題視していたのである。

「なんだよ、お堅い奴だな、お前は。こういうのは勢いが大事なんだぞ」

呆れ顔の加藤を見て、しかし隆は軽蔑はしなかった。この親戚の小父はどこか憎めない愛嬌がある。

「じゃあ何か、一人でシコシコやるばっかりか」

あくまで下世話な男だ。自分には真似出来ないあけすけさがある。ただ、そこに微かな憧れがあった。こういう人がいてもいいんだと思った。

 隆は頭を掻いた。性欲はもちろんある。それで相手がいないのだから、やることは自然と決まっている。言わずもがなだが、言葉に出して言うのはまだ恥ずかしかった。

 自慰は二日と置かずにする。勉強で机に向かっていても、つい気が緩むと弄ってしまう。もう思春期でもあるまいしと僅かに考えないでもないが、到底やめることは出来ない。この家に来てさえ、やったことがある。

 去年、そして今年と二年続けて泊まらせてもらった。受験の度に上京して、この親戚の家に世話になっている。加藤は下品な男だが隆の志望校でもある最高学府出のエリートで一家の信頼は厚く、彼の影響を受けられればとの望みもあって、両親が頼み込んだものだ。ところが、昨年は惨敗。すると今年は加藤の方から打診してきてくれた。

「俺の後輩になるわけだからなあ」

そう言って歓迎してさえくれたものだ。彼の妻も同様に前向きな姿勢を見せてくれた。内心では面倒ごとだと思われていても仕方がないが、そういう素振りは微塵も見せなかったから、日頃の明朗な性格を勘案しても、あるいは本気で応援してくれているのであろう。そうだといいと隆は思った。

 こうして恥を忍んで二年連続やってきたわけであるが、もちろん一念発起して勉強に勤しんできたわけで、今年にかける思いは当然強かった。だからこそ、合格発表も現地で確認したいと、わざわざ再上京を決意したのだ。実際先日の試験の出来は我ながら自信を持てるものだった。そのことを加藤に話すと、当初は一人で日帰りする計画だったところが“水くさい”と言われ、試験の日に続いて発表の日もと、短い間に再び訪問することとなったのが今日である。

「よし前祝いだ」

加藤はもう合格を決め込んで、発表前夜から盛大に宴会を開いた。彼の妻もやはり協力的で、食卓には美味しそうな料理をうんと並べてみせた。隆はまだ酒を飲める年ではないし、人生の懸かった明日を控えて緊張もしていたのであるが、あっけらかんと大騒ぎする加藤の相手をしていると、次第に気持ちが緩んできた。この小父は、前回の時もそうだったが、およそ落ちるという想定をまったくしていない。自分自身一発で合格したからというのもあるが、昨年の結果が出た時の驚きようといったらなかったものだ。

「もう、隆君は明日があるんだから、程々にしときなさいよ」

小母は夫の能天気さにほとほと呆れ返った様子でそう言い残すと、自分だけ先に寝室へ行ってしまった。明朝から仕事があるらしい。去る前には再三再四宴の終了を促していたのだが、加藤は取り合う気配がないし、隆も気を使って亭主を立てたので、とうとう折れざるを得なかった。

 妻が去ると、加藤の本領発揮で、ここぞとばかりに女の話である。それで隆は童貞であることを告白、果ては風俗店へ連れられそうになったわけだ。

「そうかあ。しょうがねえなあ……」

加藤はこの硬派な親類にさすがに手を焼く風だったが、つまらない奴だとは言わなかった。なんだかんだ言っても、気に入っているのである。

「童貞なんかなあ、大事にとっといたってなんの価値もないぞ。プロでも相手にとっとと捨てちまった方がいいんだ」

まだ諦めきれず、諭すように持論を吐く。だが、隆は賛成できかねた。お金を払って無理矢理済ませるなんて、ズルいやり方ではないかと思ったからである。すると、そんな疑問に答えるように、加藤は続けた。

「誰としたって、セックスはセックスよ」

そうして、半ば投げやりに言い放った。

「うちの母ちゃんなんかどうだ」

「え?」

「母ちゃんだよ」

加藤は頭を後ろに振って、妻の去った方を指し示す。

「あいつに筆おろししてもらうか」




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[2020/02/17 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
牛方と嫁っこ
昔々ある所に、清六という牛方がおったそうな。
清六は正直者で気の優しい男じゃったが、頭が鈍く、見た目も不格好だったので、皆から馬鹿にされておった。

「あらいやだ、牛六さんが来たわよ」
「見ちゃ駄目よ、おみつちゃん、あばたがうつるわよ」
「牛のくそを食べて生きているそうよ」
「怖いわ。化け物じゃない」

女達は姦しく噂し合い、清六のことを避けて通った。

幼い頃から大人には可愛がられず、孫次郎のおっかあなぞは“うじ虫”呼ばわりで水をかけた。
それでも子 供同士はまだ遊んでいたが、少し大きゅうなるとのけ者にし始め、幼馴染のお絹は、味方の振りをして清六をだまし、落とし穴に連れて行ったりした。
大人になったらなったで、今度は目下の者が侮りだす。
花の名前を教えてやったお弓坊も、少し色気づき出すとたちまち近寄らなくなって、ほかの者と指差して“くさいくさい”と罵った。

じゃが清六は、どんな仕打ちを受けても腹を立てず、ただ穏やかに笑っておった。
「おらがうすのろじゃから、仕方がない」

そんな有り様だから、当然嫁の来手もなかった。

「おっかあ、今日も無事に務めが果たせただ」

清六は家の裏手へ回って、墓石に手を合わせる。
清六のおっかあは物心ついて間もなく死んだ。
おっとうは初めからいない。

清六はおっかあの墓に続いて、横に並ぶ漬物石大の墓にも手を合わせた。

「べこ、あの世でみんなと仲良くしとるか」

それは世話していた牛の墓じゃった。
同じような石が、ほかにも幾つか並んでおる。
みんな、清六の牛じゃ。
中でも去年亡くなったべこは清六と一緒に大きゅうなってきた牛で、一等思い入れが深かった。
おっかあが死んだ時よりもわんわん泣いた位じゃ。

「おらの子が、みんな元気でいてくれたらええんじゃがのう」

立ち上がって見上げると暮れかけた空に一番星が輝いておる。
その横をスーッと流れ星が落ちた。

さて、その夜のことじゃ。
囲炉裏の前で草の根の汁をすすっておると、トン、トン、トンと、表の戸を叩く音がする。

「誰じゃ」
「清六さ、開けて下さいまし」

女の声じゃ。
清六は訝しみながらも扉を開けてみた。
すると、そこには浅黒い肌をした若い女が立っておった。
背丈は五尺五寸程もあり、清六より高い。
おまけに、着物がはち切れそうな程に恰幅が良く、大柄な女に見えた。

「あんた、どちらさんじゃ」
「へえ、わしゃあお前さまの嫁になりに来た、お福いうもんじゃ」
「なに、嫁?」

清六は目を丸くしてのけ反った。
するとお福という女はその脇を抜けてずけずけと家の中に入ってしもうた。

「ふつつかもんでごぜえますが、よろしゅうたのんますだ」
「ま、待て待て待て」

早くも囲炉裏の前に座って風呂敷包みを解き始めた女を、清六は大慌てで止めた。

「どうしたんじゃ」
「ど、ど、どうしたもこうしたも、嫁をとるなんて話、おら聞いとらん」
「そりゃあ、そうじゃ。誰も言うとらん」

澄ました顔で言ってのけると、お福は風呂敷の中を見せ、

「ほれ、魚と酒じゃ。夫婦の祝いに宴じゃ宴じゃ」

と、まるで勝手知ったる我が家とばかりに、テキパキと夕飯の準備を始めた。

「ほれ、いつまでそんなとこ、突っ立っとる。お前さまもはようこっち来んさい」

まだ呆気にとられたままの清六じゃったが、仕方なしに座る。

「だ、だ、だいたいあんた、どっから来たんじゃ」
「星の子村じゃ」
「なんじゃ、ほしのこ村? 聞いたこともない……」
「高い所にあるでよ」
「高い所? 向こうの山ぐらいか」
「いんや、もっと、もっとじゃ。うんと高い所じゃ」

お福は手際よく魚をさばく。
草の汁の残りは別へ移して、鍋には水を張り、徳利をつけ、囲炉裏に掛けた。
清六はその背中へ、気になることを問い続ける。

「そいで、ど、どうして、おらの、よ、嫁っこになるんじゃ」
「お前さまがよ、牛っこを大事に大事にして、真面目に働いとるんを知っとるからじゃ」
「知っとる? どうして知っとる」
「見とったんじゃ全部。高い所におるからのう」
「はあ、そないに高いか。高かったら全部見えるんか」
「そうじゃそうじゃ。そんでうちの長老も、よかろうちゅうて、わしを嫁に出したんじゃ」

そうこうする内に魚をさばき終えたお福が座に戻ってきた。
改めて明るい所で見ると、お福はクリクリと黒目が大きゅうて、福々しい丸顔の、美人とはまた違うが、愛嬌のある可愛らしい顔をしておった。

「ほれ、酒が温もった」

清六は勧められるがままに、飲みなれない酒を飲み干す。

「おお、温い酒じゃ」
「初めて飲んだんけ?」

ポオッと頬を染めながら、お猪口を片手にお福が笑う。こうして、さしつさされつする内に夜は更けていった。

さて、次の日の朝。

「なんじゃ、いつの間にか眠っておったんか」

目を覚ました清六が、大あくびをして辺りを見渡すと、ガランとした家の中にお福の姿はなく、昨日使った皿も茶碗も綺麗に片付いておる。

「はて、それにしても昨日は変な夢を見たわい。まだ頭がぼんやりするのう」

するとその時、ガラリと戸が開いた。

「お前さん、起きたかえ」

見れば、まごうことなき夕べのお福じゃ。

「や、おめえはゆんべの。夢やなかったんか」
「何寝ぼけとる」

呆気にとられる清六じゃったが、お福は一向気にも留めん。

「まだオラんとこにおったんか」
「そらぁおるで。わしゃお前さまの嫁じゃからのう。そんなことより、ほれ、はよう顔洗ってきんさい」

こうして清六は、何が何やら分らぬままに、お福と暮らすことになったそうな。

お福は働き者じゃった。
炊事洗濯掃除はもちろん、牛方の仕事もテキパキとこなす。
体は清六よりも丈夫な程で、大きな牛を相手にしても一向引けを取らない。
清六はお福の働きぶりと、また牛をよく可愛がる風を見て、すぐに心を許すようになった。




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[2020/05/05 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
旧居出し納め・新居出し初め
「いやあ、二人のおかげで、ホント捗るな」
啓成(ひろしげ)は隆々と筋肉の盛り上がった前腕で、日光にきらめく額の汗を拭った。褒められた二人は「いやいや」などと謙遜している。彼らもまたいずれ劣らぬ筋肉の持ち主だ。三人は学生時代のラグビー仲間で、啓成の一学年先輩が次郎(じろう)、一学年後輩が義就(よしなり)。今日は啓成の引っ越しを手伝いに来ていた。

 「ほぉんと。たった三人でもう片付いちゃった」
荷物をすっかり運び出した旧居から、セミロングの外はね茶髪を揺らしながら啓成の妻・厚子が出てくる。目鼻立ちのはっきりとした顔に派手なメイクを施した上、いかにも気の強そうな目力を湛えた、一種の美人である。ちなみに彼女と夫は元同級生で、次郎と義就を含め皆同じ学校に通っていた。

「恭章(やすあき)来い。新しいおうちに行くぞぉ!」
啓成は今日の為に借りたトラックの運転席に向かいながら、あと数か月で六歳になる息子・恭章を手招きした。息子は素直に駆けていき、父の太い腕にひょいっと抱え上げられて真ん中の席に納まる。助手席には次郎が乗り込んだ。トラックは定員の都合で全員一遍に乗ることが出来ない。大人の男三人は二人ずつ交代でこれまで二往復し家具を運搬してきた。運び出す荷物はこの便が最後である。

「出発進行!」

「オー!」
親子の元気な号令で、三人を乗せた車は走り出す。それを見送って、厚子と義就が屋内へ戻った。

「もう大体は掃除し終わったんだけど。あとさ、こういう……」
ガランとした家の中で、厚子はフローリングに這いつくばる。後から続く義就は、そのタイトジーンズの尻を絡みつくような視線でじっとりと眺めた。はち切れそうな程ピチピチに張った尻の表面には、くっきりとV字形の曲線が浮き出ている。彼はおもむろにそれへ近づくと、戯れに己の股間をピッタリとその谷間へ押し付けてみた。

「ちょっと、何してんの!」
驚いた厚子が咄嗟に腰を引いて逃れ、振り返る。その緩い胸元を、義就はじっと見つめた。厚子はその意味に気付いてTシャツの襟を押さえる。主張の強いGカップが深く黒い谷を覗かせていたのだ。

「相変わらず、でっけえな」
心の声をそのまま声に出す義就。あえてズケズケと品評するのも昔馴染みの気安さからだ。かつて一度は我が手中に収めた物。厚子と義就は学生当時に恋人同士であった。まだ啓成と付き合う前の話だ。

 彼は今日一日ずっとムラムラしていた。久しぶりに昔の女と会ってみれば、驚く程その体型が変わっていないばかりか、年輪を重ね、人妻となりまた母親となって、むしろ当時より強烈な色香がムンムンと肌から立ち上っている。作業をして汗ばんでくればなおさらの色気だ。

 朝からじっくりと盗み見てきて、義就はもう我慢の限界だった。

「あっちゃん!」
言うが早いか組み付いて、またぞろ股間を尻に押し付ける。

「キャッ!」
厚子は逃げる。床板に指を立て、這いつくばって前進する。男はそれへ覆いかぶさると、ある秘技を使った。

「ちょっと、やめて!」
たちまち苦悶の表情を浮かべ、女の口元が緩む。それは義就の得意技、押し倒しながらの全身くすぐりであった。あらかじめ弱点は心得ているのでツボを押さえるのは造作もない。甘え上手な後輩カレシは、よくこれを使ってじゃれたものだ。彼女の身もだえようは、ウィークポイントが年を経ても変わらないことを証明していた。

「ちょ、ムリムリ、ほんっと無理ってば」
多少の懐かしさも覚えつつ、厚子は苦しそうに笑いながら身をよじって逃れようとする。義就はもちろん逃すまいと押さえ、巧みに服を脱がそうとする。まずジーンズに手を掛ける。と、厚子がそこをガードしにくるので、今度はシャツをたくし上げにかかる。慌てて厚子がそちらに向かえば、改めてジーンズを。こうして、厚子の肌は徐々に剥き出しになっていった。

 さあここまでくると後は簡単だ。確かに昔馴染みの油断もある。大体レ○プというのは知人によって行われるものだ。厚子も無論抵抗し続けたがそこは女の細腕。所詮男の、しかも剛腕な彼には敵いようもなかった。床に突っ伏して抑え込まれ、

「ちょぉっとぉ!」
非難も虚しく義就の勃起が厚子の背後からぶっ刺さって消える。下着を肉棒そのものでずらし、汗まみれの素肌を滑って、熱く蒸れた肉穴の奥へと、深く深く。

「スッゲ! 寝バックのマ○コ気持ちいい!」
家具もないガランとした部屋の中で重なり合う男女。強引にブラジャーごとめくり上げられ、露出した乳房がひんやりとしたフローリングの上にひしゃげる。横にはみ出たスライムのようなそれを、義就は倒れ込んだまま撫でまわした。手の平にポチャポチャした柔らかさが心地よい。そうしながら、じっとりと汗ばんだ後ろ髪の生え際に唇を寄せる。

 ゾワゾワと総毛だたせて、厚子は歯を食いしばった。過去の男に情愛など無く、今は純粋に友人として見ている。夫が助っ人に彼を連れてきたのには驚いたが、吹っ切れている分素直に受け入れられたものだ。だからこそ、この仕打ちは悔しかった。何より己の脇の甘さに腹が立った。

 とはいえ、事ここに至りなばもう終わるまで耐えるほかない。新居まで片道ニ十分。これまでの経験上、大体トータル一時間前後で行き来するはずだ。それまでになんとか! 夫も子 供も悲しませたくない彼女である。

 ゴリゴリに固まり切った怒張が、パチュンプチュンと小さなあぶくを弾かせながら、入り口の肉壁を両脇へこんもりと盛り上げつつ、しっかりとくっ付いたまま激しく出入りする。

「たまんねえよ厚子。お前も久しぶりのチ○ポ気持ちいいだろう」
勝手な男は一人悦に入っている。黙りこくっている女にもお構いなしに、密着して腰をくねらせる。男の腹と女の背中。裸の体温が互いに伝わり合う。それが男には心地よく、女には不快に受け取られた。

「旦那のチ○ポよりいいだろ。なあ、お前オレのチ○ポ大好きだったもんな」

「(そんなわけあるか!)」
厚子はどちらの問いも一蹴したが言葉には出さなかった。ただただムカムカした。入室を許可していない男は、しかし強引に居座って室内を荒らしまわっている。例えば天井を叩き、例えば床を踏み鳴らし、その上壁に汁気を撒き散らす。

「あの頃は生でヤらせてくれなかったけど、やっぱ生気持ちいいわ」
そう言われて厚子はハッとする。案の定、彼の台詞は次の通り続いた。

「なあ、このまま中出ししていい?」

「は? テメェ、ふっざけんな!」
これには遂に厚子も声を荒らげざるを得なかった。それも若い頃のようなお里の知れる口ぶりに戻って。冷静に言えば、避妊せずに交わりだした時点で危険なのだが、それよりもコイツの吐き散らかしが体内に注がれることこそ不愉快だったのだ。

「いいじゃん、いいじゃん」
義就は笑いながら言って上体を起こした。うつ伏せの女体に騎乗するような格好となる。その体勢で尻の両肉を広げると、肉棒をくわえている膣がパックリと開いてよく見えた。フニャフニャとした尻肉を両手で持って水面のように揺らすと、汗のたまった肛門までパクパクと開閉する。彼は上からその光景を見下ろしつつ、自身を出し入れして愉しむ。挿入当初は湿り気程度だったのが、いつしか穴の内部までヌルヌルと濡れそぼっている。

「エー、ダメ?」

「外に……ていうか、早くして!」
急かしたのは終わりを促す意味だったが、相手には伝わらなかった。むしろ気分が乗ってきたと捉えたものだ。義就は厚子の腰を持ち上げると、そのまま四つん這いにさせて後ろからガシガシと腰を叩きつけた。

「ちょ……早く(終わって)」

「なんだ、まだ早く? そっか、激しく突かれるの好きだもんな」

「ちが……」
パンパン、パンパンと空の室内に響き渡る、男と女の肌がぶつかり合う音、それから豊満な乳房同士が弾け合う音。厚子の鼻腔から刹那的に甘い吐息が漏れる。女とは経験を積むほどに男が恋しくなる生き物。まして日頃は夫婦という許された関係の中でのみ体を重ねていたら、その反動でどうしてもその場に臨んで慣れた反応を示してしまうもの。恥部が濡れるのも声が漏れるのもそういう理屈だ。

 義就は義就で、この久しぶりに手に入れた肉体を我が手に取り返すべく、まさに男を見せつけるべく奮闘したものだから中々に粘った。元々性には強い方だ。厚子が彼をフッたのも、実は彼の求めるしつこさとその態度の軽薄さの故である。

 男女はくんずほぐれつ揉み合い、ほかに誰もいない住居で恥知らずな営みを続ける。綺麗にした床を汗まみれで転がり、二人でハアハア言いながら、我が物顔でこの家を占拠している。本来主人夫婦がするべき営み。しかし夫は既に去り、残った妻だけが頑張っている。この家で最後に作られる命は、妻と間男による婚外子となってしまうのか。

 時間は刻々と流れる。体位は後背位から正常位へと移っていた。厚子は間男の手で大股開きさせられ、揺れ回る乳房も全部さらけ出している。ドスドスと上から下へ杭のように打ち付けられる男根。まだイかない。

「ンッンッ……!」
向かい合う相手の体を突き放そうともできず、厚子はしおらしく手の甲を口元に当てて眉根を寄せた。目は開けない。一つには男を見ないためで、もう一つには自分との闘いだ。女故に体が返してしまう反応を認めたくない。

 そんな中、遂に恐れていた時が訪れた。外に車のエンジン音が聞こえだす。それほど長く交わっていたのか、あるいは想定より早く戻ってきたのか。とにかく厚子にはすぐに危機が分かった。義就の胸をドンドンと叩き首を横に振る。

「ムリ! もうムリ!」

「あとちょっと、もうちょっとでイくから」

「ムリだって! 終わって! 早く!」

「中で、中でいい?」
厚子は遂にヤケクソでブンブンと頷いた。

「いいから、早く終わってぇ……!」
義就はラストスパートを掛けた。玄関の外ではもう話し声がする。ひと際高く聞こえるのは恭章の可愛い声だ。それを聞きながら、父ならぬ余所者男は全部の種汁を膣内に流し込んだ。そうしながら倒れ込み、厚子に唇を重ね、無理やりそれを開くと舌をねじ込む。ネロネロと舌を絡め、最後のとどめとばかりねぶり倒す。厚子はされるがままだ。

 気が気ではないスリルの中、痴穴を収縮させる厚子。肉体は桜色に染まり、少し前とは違った発汗で全身を濡らしながら肩で息をする。しかしその後の行動は速かった。彼女はすぐさま起き直って身支度を整える。

「おう、どうだ片付いたか」
息子を伴って啓成が入って来る。

「うん、まあ、大体」
そう言いかけて、厚子は慌てて手元の雑巾を取り寄せ床をさっと拭いた。先程自分が付けた背中の汗が跡になっているのを見つけたからである。彼女はそれを気取られないように早口で続けた。

「まあ、残ったとことか、あっち片付けてからまた来てやろっかな。後でまた思い出すこととかあるかもしれないし」

「そうか」
夫は特に気にすることもなく、

「しっかし、暑いな、この部屋」
と、室内に漂う独特の熱気に辟易し、シャツをつまんでパタパタとやった。その後ろで義就は涼しい顔をしていた。





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[2022/04/13 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
ふんどし締めて
 村祭りの日、男達はみんなふんどしを締めるのが決まりだった。女も、さすがに全員というわけではないが、結構な数が締めていた。同年代の女子や、威勢のいいギャル、運動神経が良さそうなおばさんまで年齢問わずである。こう書くと、露わになった尻がいかにも性欲をそそるという話に思われようが、今回はそういうことではない。

 あれは僕が十一歳の年だった。僕はふんどしをいつも母や知り合いに締めてもらっていたので自分一人ではまだ締められないでいた。ところがその日は頼れる人が周りにおらず、多分そろそろ一人で出来て当たり前だと思われだしていたからだろう、つい取り残されてしまった。集会所には、自分よりずっと小さい子が二人ぐらい、金髪ポニーテールのお姉さんに手伝ってもらっている。

 その人は辛うじて顔は知っている程度の人で、おばさんと呼ぶにはまだ早い気がするも、それほど若いというわけでもない。直接話したことはなかったが地元ではそれなりに名の通った人で、いわゆるヤンチャな後輩達にも一目置かれているらしく、祭りの時になると活発に動き回って指示を出している場面をよく見かけたものだ。いわゆるヤンキーのノリでそのまま大人になったような人だろう。

「おいで」

突然お姉さんに手招きされた。まごまごしている僕を視界の端で気に掛けてくれていたらしい。自分から頼む勇気は無かったので渡りに船ではある。だが、正直言うと少し怖かった。怒られるんじゃないかと思った。こんなことなら一人で出来るようになっておけば良かったと、その時になって初めて後悔した。

 先客達がキャッキャと騒いで部屋から出ていくのを背中で感じながら、僕はお姉さんの前に立った。確かみんなから加代さんと呼ばれていたことを何となく思い出しながら。

 加代さんは無言でテキパキと作業に移った。ふんどしを締めるからには当然下半身は全裸になる。加代さんは手っ取り早く僕の半ズボンとブリーフを一遍にずり下げた。上も脱げと言う。ちなみに、上半身は半被を着て、頭には鉢巻きを巻く。僕はしゃべったこともないお姉さんの前で素っ裸となる羽目になった。ここへきて恥ずかしさが込み上げてくる。さらに自分は何もせずにされるがままという状況も落ち着かない。さりとて手伝えることもない。

 僕は手持無沙汰に加代さんの作業を見守った。彼女もまた半被を着ていた。女はその下にさらしを巻く。ギューッと締め付けるように巻くから当然胸が盛り上がる。二つの塊がくっきりと黒い溝を間に作っていた。加代さんの肌は浅黒い。それよりもなお暗い、漆黒の谷間だ。さらしの隙間からは白い肌も見える。日焼けをしているのである。

 いつだったか、連れ立って歩いていた男に、服の胸元から手を入れられている場面に遭遇した。そういえば、あれはこの人だったのではないだろうか、と、ふと思い出した。下品な二人はヘラヘラ笑い合いながら、白昼の路地へと消えていった。あれはかなり衝撃的な場面だった。

 加代さんが動くと、かなりキツい香水がツンと鼻をつく。クルリと垂れ下がったこめかみの毛から汗の雫が落ちて、胸の上をスーッと丸く流れた。

「ちょっと!」

突然僕は太ももを叩かれた。相手と目が合う。理由は歴然だった。いつの間にか僕は勃起していた。加代さんは「チッ」と舌打ちした。その瞬間、先程の緊張感がまた蘇る。忘れていたわけではないが怖い人だったのだ。

 僕は既に自慰を経験していた。だが誓って、この時は初めから卑猥な目的を持って近づいたわけではない。それは何とか釈明しなければならない所だが、勃起の意味は知ってしまっているし、現に反応してしまったわけで……

 しかし、加代さんに言葉は不要だったようだ。次の瞬間、僕は息を飲んだ。

「あ……!」

まず僕の視界から僕のチ○ポが消えた。代わりに、僕のチ○ポがあった場所へ加代さんの顔がピッタリとくっ付いている。自慰経験はあってもこういう具体的な知識はまだない。僕の頭は混乱した。だが気持ちを整理する余裕など与えられなかった。間髪入れず、チ○ポが吸引されはじめたのだ。それもえげつないバキュームである。

「ジュ、ジュジュジュウー……ッ!」

異様な音を立てて股間が吸われる。僕がバランスを崩してよろめくと、ピシッと尻を両手で叩かれ、そのまま鷲掴みにして引きつけられた。誇張なしに、このまま加代さんに体ごと吸い込まれてしまうのではないかと思った。尻を引き寄せる彼女の両手はそれ程強かったし、頬は顔の輪郭が変わったのではないかという位ペッコリとへこんでいた。寸分の隙もなくきつく棒を締め上げている唇には縦皺が寄り、僕にはまだ毛が生えていなかったからそれがよく見えたものだ。

 チ○ポが熱い。まるで熱湯の熱さだ。完全に何かにくるまれて空気を感じる部分がない。口の中は空洞のはずなのにおかしなものだ。その時ふと気づいた。僕はキ○タマも食べられていると。文字通り、股間を丸呑みされていた。

「ンーッ、フーッ、ンンー……!」

僕の口から変な声が漏れる。自分でももう何が何だか分からない。よだれが垂れて、加代さんの胸に落ちる。辛抱堪らずに腰を引こうとしても全く離してくれない。まるで根元から引きちぎられそうだ。これはもう本当に駄目だと思ったから、僕はとうとう思い切って加代さんの頭を掴んだ。怒られるのも覚悟の上だ。だが、微動だにしない。よくスッポンは一度噛み付いたら離れないと聞くがまさに同じである。

「ンンーッ! ンンーッ!」

僕はいよいよ居ても立っても居られなくなって、もっと強く相手の頭を掴んだり、逆に離して宙を掻いたり、自分の口に手を当てたり、とにかく落ち着かず、さらには全身がガクガクブルブルと激しく痙攣しだして、白目を剥きそうな有り様だった。いつの間にか目の端に涙も溜まっている。

「ンムウー……ッ!」

目いっぱいへの字にした口から恥ずかしい声が出る。これは気持ちいいのか何なのか分からない。正直な所、いつイッたのか、あるいはイキ続けているのかも分からなかった。ただとにかくありとあらゆるものが吸い出されていく感じだった。

 パッと加代さんが離れた時、僕はまだガクガクと痙攣しっぱなしだった。可哀そうに縮こまったキ○タマと下を向くチ○ポ。まずは千切られなかったことに安堵した。確かに射精はしたはずだし、もしかしたらそれ以上のものも加代さんの口の中に排泄してしまったかもしれない。股間周りがスースーして、妙に軽い。

 加代さんは手ぬぐいで僕のチ○ポとキ○タマを拭くと、元の仕事に戻った。自分の口は拭かず、何かを吐きだしもしなかった。僕は触れられる度にピクピクとしていたが、彼女は淡々と残りの作業をこなしていく。やがて、何事もなかったかのように着付けは完了した。

 加代さんは何の説明もしないし、何の感想も言わない。ただ、出ていく時に一言だけくれた。

「頑張ってきな!」

そうしてドンと僕の背中を叩いた後で、そっと僕の手を取り、それを自分のふんどしの中に導いた。引き締まった浅黒い尻のさらに奥、生温かくてヌルヌルとした穴に指を入れさせられる。

「今度はこっちでな」

そう囁く声が強烈な香水と共に心に突き刺さる。鋭い切れ長の二重がほんの少しだけ笑ったように見えた。


〈おわり〉





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[2022/07/17 22:00] | 一話完結 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top
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