おことわり
このブログには、エッチなことがたくさん書いてあります。まだ18歳になっていない人が見ていい所ではありません。今からこんな所を見ていると、将来ダメ人間になってしまいます。早くほかのページへ移動してください。 >googleでほかのページを検索する< なお、掲載している小説はすべて虚構であり、実在の人物・団体等とは一切の関係がございません。 |
お知らせ
「オナこもりの小説」は、エロ小説を気ままにアップしていくブログです。たまに、AV女優や、TVで見た巨乳のことなども書いています。左サイドにある「カテゴリ」から、それっぽい項目を選んでご覧ください。
小説には、連続作品と一話完結作品があります。連続作品は、左「カテゴリ」の各作品名より一話から順番に読むことができます。また「目次」には、各作品の概要などをまとめた記事が集められています。 ■連続作品 ◆長編作品 ▼「子宝混浴『湯けむ輪』~美肌効姦~」 ◆中編作品 ▼「大輪動会~友母姦戦記~」 ▼「青き山、揺れる」 ▼「師匠のお筆」 ◆オムニバス ▼「母を犯されて」 ◆短編作品 ▼「育てる夫」 ▼「最後の願い」 ▼「ママの枕」 ▼「ブラック&ワイフ」 ▼「夏のおばさん」 ▼「二回り三回り年下男」 ▼「兄と妻」 ■一話完結 ▼「ふんどし締めて」 ▼「旧居出し納め・新居出し初め」 ▼「牛方と嫁っこ」 ▼「ガンカケ」 ▼「祭りの声にまぎれて」 ▼「シーコイコイコイ!」 ▼「サルオナ」 ▼「母の独白」 ▼「童貞卒業式」 ▼「お昼寝おばさん」 ▼「上手くやりたい」 ▼「珍休さんと水あめ女」 ▼「栗の花匂う人」 ▼「乳搾りの手コキ」 ▼「妻つき餅」 ▼「いたずらの入り口」 ▼「学食のおばさん便器」 ▼「山姥今様」 ▼「おしっこ、ついてきて。」 ★作品一覧 |
* 大会もいよいよ閉幕というので、最年少組の豊、聡、翼は体育館を出て行った。母親に訝しがられるからである。その点、上の学校に通っている恵太、優斗、そして佳彦と同級の祥吾、雅也、その上級の克弘、俊之はまだ自由が利いたので、彼らはその場に残った。元々誰に遠慮もない、慶介、浩樹、竜二も同様である。他方、役員として、あるいは保護者としての務めがある、高橋、花村、小林、羽根沢、森岳、沼尻は後ろ髪引かれる思いで去らねばならなかった。同じ大人でも、矢板、袋田、藪塚は気兼ねなく残る。結果、閉会式中の体育館には十二人の男と一人の女が残った。 一日がかりの運動会が終わろうという中、こちらの行事はまだ続く見込みである。もっとも、やっている事と云ったら、相変わらず“こすっては出す”の繰り返しだ。 「ア、で、出る……」 折しも、優斗がこの日二発目となる射精を膣内に終えた。袋田の跡を彼が、藪塚の跡を恵太が占めている。恵太は優斗に遅れること数分で昇天した。その後は、口に祥吾、俊之、膣に雅也、克弘と続く。 高橋ら現場を取り仕切ってきた大人達がにわかに抜けて、集団は一見統率を失うかに思われた。が、不良ら三人を中心とし、また矢板らの後見もあってよく治まっている。本来ならヤり急いでいる竜二が自重し、現最年少となった優斗からの順番としたのも、配慮である。 もっとも、優斗と恵太は、さっき先輩らがやっていたように本当は共に乳房で遊んでみたかった。それを言い出せないというのは、まだまだ遠慮があるわけだ。この日童貞を捨てたばかりの者達は、皆一様に体が固かった。周りに、それも知らない大人達に見られながらのセックスは、運動会の競技に出場するよりも緊張するものだ。 「はい次」 そんな風に号令を掛けられ、まるで身体測定さながらに事を進めていく。非常に秩序正しくもあり、且つ非現実的だ。ある者は仕事に没頭し、それが友人の母である事など忘れていた。それよりも、変な事をして、周りに笑われないかが気がかりだった。またある者は、自分の終わるのが早すぎないかを気にした。ただ、今回においてのみ、早漏を指摘する人間は誰もおらず、むしろスムーズに終局することは大変喜ばれた。 彼らにはいつしか、一保護者を集団でレ○プしている認識がなくなり、眼前の肉人形でいかにして精子を搾り出すか、だけが関心事になっていた。その意味で、もはやこれは“競技”であった。協力し、あるいは競争して精を吐くのだ。 「オラオラ、鳴けよメス豚」 途切れた口淫の合間を縫って、竜二が有紀の両頬を片手でつかむ。しかし、女はもう要求通りに鳴けなかった。そこへまた次の者をしゃぶらされる。 翳りゆく部屋の闇は、一層深くなっていった。 * 金光は久しぶりで起きた。この大会中ほとんど寝ていて、起きている時は酒を飲んでいた。しかし、最後の最後にひと仕事、閉会式への参列がある。といっても挨拶するわけでなし、ただ並ぶだけだ。彼の役割は、開会式で終わっていた。 「いいよもう……」 寝起きの彼はしばし不機嫌で周囲を厄介がらせたが、もう終わりだと教えられるとにわかに元気が出て、フラフラとテントを後にした。さすがにずっと寝ていただけあって、気力は充実している。 「ヨネちゃん、この後どう?」 お猪口を持つ仕草で、隣の会社社長を誘う。結果発表や表彰などにはもとより関心がない。誘われた方は、苦笑しながら答えた。 「打ち上げがありますよ、金光さん」 相手の酒臭い息を感じて、“まだ呑むのか”と呆れはしたが、日頃の口利きで世話になっている以上、無下には扱えない。いわゆる癒着業者である。 「う~ん、打ち上げかあ」 金光は何も考えていない頭で、意味もなくおうむ返しした。嫌われ者の彼が行くとなると顔をしかめる人間が少なからずいるのだが、そんなことには一向気が付かない彼である。 「奥さんも来るんじゃないですか、今日大活躍だった」 別の隣人がやや思い切って冷やかす。それを先の社長がまた苦笑いしてたしなめた。もっとも、騎馬戦の一件を金光が見ていないことは考慮済みである。 「ああ、アイツかあ……」 金光は、グッと伸びをしてから周囲を見渡した。その先に妻の姿は見当たらない。ただ、これだけの雑踏であるから、紛れているのだろうと思った。今日しばしば行方をくらましていたことなど、とうに忘れている。 「よおし、行くか」 彼はあくび交じりに呟きつつ、もう一度伸びをした。元々夫婦で参加しているのだから、酒宴に共に参加するのにも否やはない。それに、彼にとって若くて派手な妻は自慢であり、権力を彩る最高のアクセサリーだった。 その脳裏に漠然と妻の尻が浮かぶ。見飽きた裸ではあるが、嫌いではない。よく体型は保っていると思うし、それが為に高いトレーニング器具の購入も黙って認めてきた。社交の場で彼女が色目を使われていることも知っている。なんとなれば、町の男共からオナペットにされているだろうとも自惚れている。 彼は、二人の愛人と同等程度に妻をよく抱いた。性欲は絶倫にしていまだ衰えを知らず、ギラギラと黒光りする脂ぎった顔からも、その並々ならぬ性欲が漂い出ていた。彼が女性に嫌われるのも、その独特の汚らわしさを露骨に感じさせるからである。 「(今晩、久々に抱いてやるかな)」 鼻毛をむしりながら、彼は思った。妻の方に断る事情はない、とも思っていた。 * 「やあ、お待たせお待たせ」 そう言いながら入ってきたのは鎌先である。手には小さなポシェットを持っていた。そこから何やら道具を取り出す。 「わあ、ちょっと暗いなあ」 そうぼやきながら、プラスチックボトルのふたを開けた。夕日の光も途切れ途切れの体育館の中は確かに暗い。 「なんすかなんすか」 藪塚が興味津々に覗き込む。他の者も同様だ。全く想像がつかないでいる。 「ヘヘヘエ、こうするのよ」 鎌先はほくそ笑むと、ボトルを傾けて、トロリとした透明な液体を指の上に垂らした。それが微かな光を反射してきらりと輝く。 「ああ、ローション!」 友人の矢板は言って、早くも何かを察したようである。 「ちょっと抑えてくれる?」 鎌先が頼むと、矢板、それから袋田がすぐ動いた。うつ伏せにした有紀の尻を持ち上げる。それに応じて、克弘の跡に合体しようとしていた竜二が訳も分からず離れた。 「はい奥さん、力抜いて」 まるで医療行為でもするかのように鎌先は指示して、ローションまみれの指で有紀の肛門をなぞりだす。 「ヒッ!」 今までと違う箇所に、それもひんやりとした感触を味わって、有紀は久々に声を発した。 「おっ、おっ!?」 自分の番を中断させられて少し気分を害しかけていた竜二も、予想外の展開に目を輝かせる。それは、初めて見る光景ながら、知ってはいる行為。 「アナルっすか?」 同朋と同じ気分で慶介が聞いた。 「ヘヘ、そうそう」 鎌先はニヤニヤして答えると、慣れた手つきでコチョコチョと菊門を揉みほぐし始めた。適度にローションを追加しつつ。 「マジで?」 浩樹がつぶやく。その股間が今までよりもっと熱を帯びだす。 「ウウ……」 有紀は呻きながら、その場を這いだそうと試みた。これまた久しぶりの抵抗であった。だが、もう力は残っていない。それを男達が寄ってたかって押さえつける。その圧迫で、母乳が床に迸った。 「穴が足りないからねえ」 鎌先は独り語りしつつ、収縮する皺の間に万遍なくローションを塗り込んでいく。それにつれ少し血色がよくなって、そこがほんのりと桜色に染まり、かつまたプックリと膨らんでいくようにも見える。 「使える穴を増やさないと」 その言葉と共に、彼の右手薬指が第一関節まで沈んでいった。 「ンンニィーッ!」 奥歯を噛み締めて、有紀が悶絶する。座薬を入れる時のあのやり場のない拒絶感。あれの何百倍もの感じが一気に押し寄せてくる。 「や、め……て……!」 麻痺していた感情がぶり返す。散々やりたい放題されてきたが、ここへ来てまた新たな恐怖が彼女を焦らせた。 しかし、鎌先は容赦しない。指は粘液を押し出しながらズブズブと深く嵌まってゆく。引き抜かれる。また挿される。回転する。中で関節が曲がる。それにつれ、ジュッポジュッポと音が鳴る。 「アググゥ……ウグガァ……!」 耐えきれないとばかり、有紀は身悶え、否、もはや暴れ始めた。この輪姦劇始まって以来の大抵抗である。 「ほらほら、力抜いて~」 鎌先はなお動じず、ただ少し息を荒げながら、相変わらず患者に接するように冷静に処置を続けた。彼が指示するまでもなく、同志達はがっちりと患者を抑え込んでいる。 これでは動くことすらままならず、有紀はひたすら肛門をほじくられるしかなかった。いつしか指が変わり、また増え、流れ込んだ粘液の所為でブチュブチュいう音が次第に大袈裟になって、やがて“ブビビッ!”という、あるものを連想させるような音色になった。 「うわ、おばさん、へこかないでよ」 素早く慶介が鼻に皺を寄せて冷やかすと、同じことを思っていた者達がゲラゲラと笑った。中には、臭いもしないのに鼻をつまんでいる者もいた。 「ンイィ……やめてぇ……!」 少し前まで屍のようだった有紀も、この辱めには断固として意思を示す。だが、その言葉の間にも、“ブビビ、ブブウ”と彼女の尻穴は音を立てている。 「汚くないんですか?」 傍で中腰になっていた雅也が、思わず尋ねた。問われた鎌先は、今度はまるで熟練の職人が社会見学に来た学生に説明するような態で答えた。 「ああ、案外ここはね、きれいなもんだよ」 話しながら、両の人差し指を引っ掛けて穴を広げて見せる。黒い闇がその奥にのぞく。 「ウ○コとか、意外とつかないね」 職人はそう言って、あっけらかんとしていたが、それを聞いた何人かはちょっと信用しかねる風で顔をしかめていた。もちろん、嗜好の違う者がいることは織り込み済みであるから、開発の手が緩むことはない。じっくりと丁寧に、それでいて手際良く、排泄器から生殖器へ。 「そろそろいいな。はい、でっきあっがり~」 鎌先はいと愉しげに宣すると、いよいよ自身の抜き身を取り出した。そして、わざわざそれを有紀の顔の前まで持っていく。 「これが入るからね」 有紀は戦慄した。鼻の先でブンブンと揺らされたそれは今までも散々見せつけられてきたものでありながら、今度ばかりは全く意味の違う新しいものに見えた。言うまでもなく、彼女はこれからどうなるか理解していた。 「イ、イイ、イヤーッ!」 涙声でそう叫ぶと、無我夢中でそこから這い出そうとした。例によって、一歩たりとも動けずに阻止されたが。 「コラコラ、そんなに怖がることないって」 押さえつける手の上から、矢板が温かな声を掛ける。 「奥さん、アナルは処女だね。じゃあ、初めてを貰うね」 鎌先が目尻に皺をたたえて言った。彼が一番手となることに男の誰も否やはない。これだけ開発に尽力したのだから、その労に報いる当然の報酬だと。ただ一人納得していないのは、処女を奪われる当人だけだ。そもそも、そんな所に処女という表現を当てはめる事自体訳が分からないでいる。 「ウゥ……やめて……」 もうどうしようもないと知りつつも、奇跡の助けを信じる菊門処女妻。どこの誰とも知らない中年男に、生まれて初めて直腸へペニスを入れられる。 「ほうら、入れるよ」 「ング……ンン……」 「力抜いて、ほら。抜かないと痛いよ」 「ウウゥ……」 一種の緊張感の高まりから、当事者二人のほか誰も口を利かなかった。周囲の視線を集めつつ、突先が皺の集中に強く接着する。だがさすがに一思いには沈まない。徐々に徐々に肉色の露出が隠れていくのみだ。その時間は、息の詰まるようにゆっくりと流れた。 中でも呼吸を詰まらせていたのは有紀である。今はもう物も言わず、歯を食いしばり目を固く瞑って待つだけ、この拷問のなれの果てを。彼女が息を吐いたのは、先端の塊を呑み込んだ後である。 「ガハアァー……ッ!」 竿の部分に入るや、急速に滑りが良くなった。この機を逃さじと、鎌先は一気に突き通す。呼吸と肉の弛緩を見切ったものだ。 「ンンガアッ!」 有紀は絶叫した。目も口もカッと見開く。時を同じくして、肛門も大きく開いている、そこに男性器が根元まで入って。 「おお、入った入った」 観衆の中から歓声が沸き、幾人かは拍手も贈った。これにて、尻性器の完成であった。 「ぬ、抜いて……」 腹いっぱいの異物に音を上げる有紀。鎌先はそれに意地悪に応じた。 「抜いていいの?」 そう尋ねるや否や、亀頭を中に残し、後はズルリと一遍に引き下がった。 「ンヒイィーッ!」 強烈な摩擦に、またもや絶叫する有紀。 「ね? 抜かない方がいいでしょうが」 鎌先は入り口辺りで少しクリクリと回遊した後、再び元に戻った。後はゆっくりゆっくりそれを繰り返して馴染ませる。 「思った通り」 鎌先は矢板に語る。 「いいアナルだよ。今朝見た時から思ってたんだよ、“ああ、あれはいいアナルになるな。アナル向きのケツだな”ってね」 「“いいアナル”って」 矢板が笑いながら相槌を打つ。 「いやあ、いいアナルだよ。見て、この丸々と肥えたケツ」 ここで鎌先は、有紀の背に覆いかぶさって、その耳元に口を付けた。 「奥さん、あんたアナルに向いてるよ」 「アッハッハ、アナル美人?」 藪塚が大笑いして手を打つ。“そうそう”と鎌先も笑いながら、実際にその美人たる所以を堪能した。随時潤滑剤を足してゆけば、つっかかりも減る。そうすれば、そこはもう完全に快楽の穴。それ以外の用途になど使うはずもないほど、れっきとしたペニス専用ホールになる。 一同、新しい穴の誕生に熱視線を送った。とりわけ、矢板、袋田、藪塚を除く尻穴性交の童貞である九人はなおさらだ。その意欲に濃淡はあれども、一度は経験してみたい、“折角だから”という意気はある。 だが、功労者鎌先の勧めは、そこだけに固執させるものではなかった。 「よおし、使える穴も増えたから、どんどん犯して遊ぼうか!」 〈現在の位置関係〉 ▼体育館 有紀、慶介、浩樹、竜二、俊之、克弘、祥吾、雅也、恵太、優斗、袋田、藪塚、矢板、鎌先 ▼運動場(閉会式) 花村、小林、島田、高橋、鈴木、比嘉、豊、聡、翼、羽根沢、森岳、沼尻、金光、佳彦、清美、瑞穂 ▼教室(取り調べ) 前原、服部 〈つづく〉 |
* 大会委員会のテントからは、さっきから雷のようなイビキが鳴り響いている。町議金光だ。パイプ椅子を並べ、今やそこへ横になって本格的に眠り込んでいた。他の役員らは皆出払ってしまっている。 ただ一人同じテントに居るのは長男の佳彦。本当は自分の町内に席があるのだが、そこへは帰らずに父の傍に居た。と言っても、父に懐いているからではない。ここが人目に付かずちょうど良いからだ。 彼は今、先程携帯ゲーム機で撮影した母の、公衆の面前で丸裸にひん剥かれたあられもない姿を凝視していた。もう何度も再生している。そうして、太ももを擦り合わせ、もじもじとパイプ椅子の上で身悶えていた。 佳彦はまだ自慰を知らない。同い年の子の中には既に経験している者もいる。それどころか、性交を経験した者さえいる。同級生はおろか、ずっと年下の者まで。それも今日、彼の母親を相手にだ。上級生・下級生含め実に九人もの男子が、本日彼女で子作りの初体験を済ませていた。 そんなこととは露知らず、息子はただやり場のない感情にひたすら悶々としていた。皆に子種汁を散々注ぎ入れられた、母の裸体を見つめながら。 大会はいよいよ佳境。今はリレーの真っ最中である。騎馬戦でのアクシデントもなかったかのように、俊足を自負する者達がしのぎを削り、それを応援するヤケクソのような掛け声が大盛況だ。 傾いた日差しが校庭に植わる木々の影を長く伸ばしていた。 * 「ゴッ、オオゥ……ッ!」 まるで図ったかのように沼尻と矢板の射精が決まり、有紀は前後から流れ込んでくる熱さに体内を焼かれて目を回した。 体育館では、こちらもこちらでリレーの真っ最中。但し、これは一人の女を連続で侵犯する輪姦リレーだ。参加者の年齢・体格、さらにはフィニッシュに至る時間も様々であるから、さしずめスウェーデンリレーと言ったところか。朝から続くこの団体競技は、この期に及んでなおゴールとはならないでいた。 沼尻の跡に藪塚、矢板の跡に袋田が間髪入れず取って代わる。有紀はその身の脂肪をブルブル震わせながら剛直の突撃に耐えていた。 「ウ~ン、いいっすね。いいっすわ、やっぱ、このエロ乳熟女。口マンコも上手いわあ」 藪塚はそう相方に呼びかけつつ、嬉々として人の口の中で男根をこする。対して、膣交尾に入った袋田は、期せずして同じ職場同士で一つの女体をシェアすることになり、顔には出さぬまでも若干気まずさを感じていた。この点、部下は何ら感じないらしい。 大体藪塚はついさっき終わったばかりである。それが順番を急遽繰り上げて現在のポジションに着いたものだ。というのも、彼があまりにも露骨にヤりたがり、その懇願の仕方が周囲の笑いを誘う程であったので、まだ新入りで発射回数が他より少ないことも考慮され、譲ってもらったのである。 「う~む……」 この場でまだ唯一合体をしていない鎌先が、腕組みして呻った。彼の悩みは、男根の本数に対して“穴”が少なすぎることであった。 「これじゃあ時間が掛かり過ぎるなあ」 藪塚の順番交代なぞ、このシステムの効率の悪さを象徴していた。周りを見れば、ずっと年少の者達が局部を充実させながら黙って見守っている。彼らが割って入るのは難しいのだろう。 もし鎌先がこの年少者位の年齢だったら、別の案など思いつきはしなかったかもしれない。だが彼は、“前例”を知っていた。そして、職掌柄そちら方面の技術に長けてもいた。 「これまだ続くよね? ちょっと取ってくる」 彼は早口でそう矢板に言い残すと、足早に会場を出て行った。 「んん? なんだい、あの人。ヤりもしないでさ。あの人と言い、服部さんと言い、色々と忙しいねえ」 小林が出口の方を見やりながらつぶやく。 「……ウ、ウゥ……ブ……フゴ……ポ……」 有紀は二本の男根を前後にくわえながら、その目を白黒させていた。が、ここで限界を感じているようでは、まだまだ男の性欲を侮っているというものである。 * 「まったく、今日は非番なんだから勘弁してほしいもんですね」 そう愚痴りながら、服部は部屋に入った。 「やあ、服部さん、悪いね、呼びつけて」 待ち構えていた島田が労わる。そして、前原の方へ向き直ると、 「――彼が、さっき話した、警察の方」 と、簡潔に紹介した。 前原は軽く会釈したが、その面持ちには不信が露わに出ている。その原因を解消するべく、島田は服部に促した。服部、不承不承懐から警察手帳を取り出して見せる。 「まったく……」 あくまで機嫌のすぐれない彼である。職務時間外にあまり身分を明らかにしたくないのだ。 「それで? 大体の所は聞きましたけど、あなた、わいせつ事件を起こしたんだって?」 高圧的な質問を受け、前原はややたじろぎながらも、強気で言い返した。 「いいえ! 事件には関わっていません。この人達が言い掛かりをつけているんです」 彼にとって、突然現れたジャージ姿の警察官には反感しかなかったが、公権力が出てきたとなれば無下にはできない。そこで、法律の全くの素人共を相手にするよりはマシだろうと思うことにした。 もっとも、その前向きな姿勢も、気に食わない人間がいる。 「言い掛かりってねえ。あなた、学校で不埒なことをしていたって言ったばかりじゃないですか!」 比嘉がすぐに口を挟む。彼がここまで噛み付くのには、その根底に嫉妬があるからだ。保護者と担任として接しつつ、不本意ながらも女として有紀を見てきた彼。そいつと前原が宜しくやっていたことに、我知らず腹立たしさを覚えているのだ。 「まあまあ」 と、島田が諌める。彼が止めなければ、服部が止める所だった。実の所、服部にしても話が逸れるのはやりづらかった。 前原は比嘉の勢いに押されつつも話を他所へ向ける。 「そんなことより、彼女は大丈夫なんですか?」 以前のような引っ掛け問題はごめんだとばかりの攻めに出る。 「そうそう、さっきはまたゴチャゴチャしていたみたいだけど」 島田もそれに乗っかる。 「ああ、普段通りでしたよ。いや、さっきはびっくりしましたけどね、服脱げちゃうんだから。というか、よく競技に出ているもんだと思いますよ、この人の件が本当だったら」 服部はそう話し、前原を顎でしゃくった。話はまた逆戻りだ。 「だから、違うって――」 前原が否定に掛かると、また比嘉が噛み付こうとする。これでは堂々巡りになってしまう。そう危惧したものか、服部が提案した。 「あの、ちょっといいですか。議論してもらちが明かないので、とりあえず個別に話をさせてもらっていいですか。本来なら交番でということになるんですけど、その前にお話を、ね?」 これによって、服部、前原以外の者は部屋から出ることになった。一応簡易の取り調べという訳である。本職の言い分に、誰もが納得するほかなかった。 二人きりになった部屋で、服部はまず、被疑者に氏名と職業を申告させた。続いて、校内での性交、集団ごう姦の目撃、ムカデ競争中の猥褻事件と、順番に事実を列挙する。メモは取らない。とりあえずの確認であるという。 「集団ごう姦というのは、実際見たんですか?」 「え、ええ……」 「確かなんですね?」 「はい……そう思います」 前原の返答はどうも歯切れが悪かった。 「体育館の裏ですよね? その端から目撃したと聞いていますが。確かに見えたんですか?」 見えたし、間違いがあろうはずもない。確かに愛人は集団で犯されていた。何より、教室に乗り込んできた男達に連れ去られる音声を、自分は聞いていたのだ。が、となると…… 「まあ、この点は後で先生にも確かめてみましょう」 服部は淡々と話を進めた。 「あなたはどうして体育館の裏なんて行ったんです? それに、そもそも愛人がそういう事件に巻き込まれるまで何をしていたんです?」 「(来た)」 前原の弱みはそこである。どうしても愛人を見捨てた経緯に言及しなければならないのだ。彼は、不良らに絡まれたこと、そこで気絶していたこと、起きたら誰も居なかったことを端的に話した。そして、体育館裏へ行ったのは、依頼人である金光に見つからぬように、人目に付かない方を通り抜けようとしたからだと、体面を捨ててそこは正直に答えた。 「フーン……」 服部は見下したように前原を見つめた。被疑者の説明には怪しい所が多過ぎた。そこには彼の自己保身欲が大いに見え隠れしていた。 「なるほどねえ。つまり、愛人が連れ去られたくだりから集団ごう姦を見つけるくだり、そしてそのあなたと先生が出会うくだり、このあたりのあやふやさが、あなたが一連の件の首謀者という説に結びつくと、彼らはそう言うわけだ」 服部はそう述べると、何か口を挟もうとする前原を制し、なお続けた。 「しかし、見ず知らずの余所者がそんな大それた扇動を急になしうるとは、常識的に考えられませんなあ」 「そ、そうでしょう? そうでしょう!」 前原は驚いた。そして、我が意を得たりとばかり喜んだ。予想外に冷静で的確な判断をされ、目の前の警官がにわかに頼もしく見えだしたものだ。 しかし、その評価はまだ確定するに早かったようだ。 「まあねえ、そういう趣味の人もいるからねえ。寝取られ趣味っていうかなんていうか。あるいは、あの奥さんも含めて愉しんでいたとか……」 「い、いやいや、そうじゃなくて……」 名推理から一転、冗談とも本気ともつかない言葉に、前原はブンブンと首を横に振る。だが話はダラダラと核心を逸れた方へ転がっていった。 「大体あの奥さん、今日だってあんな派手ななりをして。わたしはね、いつかこんな目に遭うんじゃないかって思ってたんですよ。ほら、あの人、嫌われもんでしょ?」 「そ、そうなんですか?」 「おや、知らないですか、依頼人なのに。あそこの家はね、色々と有名なんですよ。まあ、悪名というかね」 「はあ……」 まるで世間話のような流れに困惑しながら、前原は相手の出方を窺った。 「……まあ、あの家の立場から言って、揉め事にはしたくないだろうし。事件だってねえ、そもそもあったのかどうか」 「あ、え? ええ……?」 前原は益々戸惑った。 「(ごう姦がなかった? それは通らないだろう。しかし、確かに議員だしな。揉み消すか。じゃあ、有紀は泣き寝入りか……?)」 彼はどこまでも自己愛主義者である。もし彼に正義があれば、有紀に真相を証言させることで己の潔白は簡単に証明されるはずだった。だが、それは望めない。今でも彼の脳裏に思い出されるのは、ムカデ競争列に並んだ時の、彼女の暗い目だった。 「ムカデ競争中の件もねえ、ほんとにそういうことあったんだか。あなたもさすがに止めるでしょう。え? まさかヤッたわけじゃないんでしょ?」 「ヤッてませんよ!」 前原が反射的に叫ぶと、服部は笑った。 「ま、あなたもね、立場がある身だし、大ごとになっちゃ困るでしょ。正直わたしもね、この小さな町で事件は困るんですわ」 服部は、わざとヒソヒソ話をするような手振りで茶化すと、ペシンと膝を打った。これで話はひと段落、という風に。 「じゃ、そういうことで」 「は、はあ……?」 前原はとっさに訳が分からなかった。 「(これで、終わり……か?)」 あまりにも簡単に話が付いたもので、些か拍子抜けである。 「ああ、そうだ。一応手荷物だけ検査させてもらえます? 形式的なことなんで」 やる気のない警官だが、ここは仕事に徹する。服部は鞄を受け取ると、中の物を取り出し始めた。そこにあったノートパソコンを開き、パスワードを解除させる。他の担当案件の資料等、守秘義務に触れる物を入れていなかったのは、弁護士前原にとって幸いであった。 前原はもう解放が間近と思って、我知らず口元が緩んでいたのだろう。それを目ざとく見つけて、服部が注意した。 「教室でヤッてた事は事実なんだから、それは反省して下さいよ」 彼はそうたしなめながら、気だるそうに首をグルリと回した。すると、その動きにつれて、さっき有紀に注いだ肉汁の残りが漏れ出て下着を濡らした。 〈つづく〉 |
* 四人は揃って言葉を失っていた。前原を糾弾している最中、あまりに外が喧しいので窓へ集まったものだ。するとどうだ、女が一人、裸で担ぎ上げられて、運動場を行ったり来たりしているではないか。それも、ちょうど今まで話題にしていた女がだ。 彼女を戴いた馬とそれを追う馬、会場は騒然となり、途中から動いているのは二騎だけになった。間もなく競技は中断され、有紀らはグラウンドの端から退場させられていった。 それが視界から消えるのを見送った後、島田はブラインドに引っ掛けていた指を外し、おもむろに振り返って口を開いた。 「あれも、アンタの指図ですか」 彼は、いかにもうろんな者を見る目で睨んだが、内心は今見た光景のあまりの突拍子の無さに肝を冷やしていた。そして、あの無鉄砲な悪だくみは、大方高橋の思い付きだろうとあたりを付けつつ、勝手な振る舞いに苛立ちを覚えていた。 他の同士も同様だ。とりわけ、ことが大きくなり過ぎて、犯され女の身体の現状が露見してしまうことを恐れた。憎たらしい彼女がどんな災厄に見舞われようとやぶさかではないものの、我が身に危急が及ぶのはご免である。 「(幕引きを急がねばならぬ)」 島田は策士らしく念じると、前原の顔を一層鋭く見つめた。 「指図……?」 前原は呆気にとられて相手の目を見返した。ちょっと何を言っているのか分からなかった。 「指図? わたしが?」 脇の二人にもその意図を質そうと視線を移したが、彼らにはただ猜疑の目で突っぱねられるだけだった。動揺して島田に視線を戻す。 「わ、訳が分からない。わたしが、わたしが指図? 一体なんのことです」 なんとも突飛な推理である。素人が書く探偵小説でもこんな荒い筋書はないだろう。他所から来た男が、しかもたった一人で、一体何を企めるというのか。 「何を言って――」 「証拠があるんですよ」 前原が言いかけるのを遮って、比嘉が核心に迫る。 「証拠?」 「そう――」 比嘉の言葉を引き継いで、島田がジャージのポケットからスマートホンを取り出した。それは、慶介から預かったものだった。 「ここに……」 彼はそう言って操作をし始めたが、生憎慣れないもので上手くいかない。そこで、脇から鈴木が手を貸す。すると、途端にそこから大きな声がし始めた。 「『ア、アッ、アア……』」 明らかに性を享楽する女の鳴き声である。島田が向けた画面には、教室内で性交に励む男女の姿があった。すなわち、今朝の有紀と前原の情事である。 「あっ!」 前原が驚いて、とっさに手を伸ばす。それをかわして、島田が訊いた。 「これ、あなたでしょう」 「驚きましたよ」 鈴木も大仰に口を挟む。 前原は思い出していた。あの後、不良が三人入ってきた時のことを。そうだ、そういえば撮られていたと。それが回り回って、今目の前にあるのだ。 「(流出させたのか)」 その拡散具合の速さに愕然となりながら、しかし、彼は考えた。 「し、しかし――」 “証拠”と言われたが、それは有紀との不倫現場のことであって、その後の事件に連なるものとは断定できないはずだ。 「た、確かに関係があったことは認めますが――」 「学校で? 教室で? あんなことを?」 比嘉が強く批難する。 「え、ええ、すみません。そんな所でシてしまったことは反省しています。ですが――」 「ですが?」 すかさず比嘉が詰め寄る。まるで自分の非道は忘れたかのような口ぶりだ。もっとも、真相を知らない前原は、ただたじたじとなるばかり。 「で、ですが! 本当に悪いと思っていますが、それとこれとは――」 「“これ”?」 今度は鈴木が追及する。 「こ、これ、その……あの、さっきの……」 前原は比嘉を見る。一緒に目の当たりにした“あの件”だと言いたいのだ。が、比嘉には通じない。 「だから、あの……集団で……“ああいう”ことですよ!」 前原はもうしどろもどろになりながら、それでも最後の力を振り絞って弁明した。 「あれとは一切関係ないんです! わたしはただ、彼女と浮気をしただけなんです!」 「ただ浮気をって」 鈴木が呆れ顔でつぶやく。 「そうだ!」 唐突に前原が思いついて叫んだ。 「あの三人! あの不良の三人ですよ!」 彼は島田の両腕に抱きついた。とっさに比嘉がそれから庇おうとするのを、島田が止めて尋ねる。 「三人?」 「そう、三人! その動画を撮った奴ら! そいつらがひどいことをしたんです、わたしの後で」 「“ひどいこと”? ……それを、あなた見ていたんですか」 「み、見ました」 「止めずにですか」 鈴木も横から訝しむ。すると、前原は今度はそちらにすがり付いて言った。 「止めました。止めたんです。でも殴られて」 「助けを呼びに行くとか」 比嘉も怪しむ。前原はもう鈴木にしがみついたままで言い返した。 「気を失っていたんです」 「気を失って、ねえ……」 比嘉の目は冷静であった。実は前原、気絶していたわけではなく、その振りをしていただけだったので、後ろめたさに一瞬ゾッとする。 「でも見ていたんでしょう?」 馬鹿にしたように鈴木が問う。何もかも見通したような口ぶりに、自分がとんだ狂言を演じさせられているような気持ちになる前原。 「信じて下さいよ!」 そう叫びながら、少しずつ考えを巡らせた。追い詰められて、返って落ち着いてきた感じだ。 「(どうもピエロだな、完全に)」 日頃から人情の機微に触れる仕事ではある。その中で揉まれ、駆け引きをしてきたのだ。どんな局面も切り抜ける自信はある。 「(この田舎者ども、なんでオレだと決めつけてるんだ)」 頭の悪い素人どもと見下している相手に言い掛かりをつけられ、まるで論破されたかのように馬鹿にされ、彼はイライラの極地であった。 それに構いなく、島田があっさりと言ってのける。 「ま、これ以上わたし達から言うことはない。後は警察で話して下さい」 「警察?」 「はい。今日もちょうど来られていますから」 * 「おおっ! いいね、こりゃ。母ちゃんとは全然違う」 服部は鼻息荒く、有紀の蜜穴で肉茎をしごいた。先程の騎馬戦で小林らと組んでいた彼。小林とは普段から心安い仲である。それで付いてきたらこういうことになった。 「いやあ、この乳! この爆乳だよ」 それは今朝来散々目で追ってきた脂肪球。妻に白い目で見られさえしてもなお劣情とは抑えがたいもの。今しも自身の欲棒を出し入れする度にタップンタップンと暴れ回る様を目の当たりにすれば、さながら徒競走時の体操服の中身を露わにしたような、まるで夢のような景色にウキウキとなる。彼の妻ではこうはいかないのだ。 「スゲーデカパイ。あんな揺れるかフツー」 横抱きに腰を打ちつけられる有紀を見下して、濡れた勃起を脈動させながら藪塚が言った。ついさっきまで自分がヤッていた。例の秘密の閨房、体育館の中に連れ込んですぐさま、辛抱堪らずねじ込んだものだ。そしてたっぷりと一発注いだ。それでもまだ興奮冷めやらぬ彼の勃起は、隆々と起って次回を期している。 「こういう淫乱は――」 腕組みして傍に立っている鎌先が言う。 「男の共有にしないわけにいかないね。こんなスケベな体ぶら下げて、ただの奥さんぶってるのがおかしい」 すると、それを聞いた森岳がウンウンと頷く。彼は今、有紀の口に肉棒を頬張らせ、その髪の毛をグシャグシャにしながら無理矢理頭を前後させている。白く泡立つ彼女の唇から漏れているのは、先発した羽根沢の子種汁だ。 上の口にも下の口にも休みなくペニス、ペニス。騎馬戦から引き上げるや即座に乱交セックス再開。もはや男と男の間に挟まれるのが定位置の共有女は、口も膣もズブズブに潤ませて、飽くなき欲求を受け止めている。潤んでいるのはその目も同じ。但し、悲しみの為ではなく、単純な苦しみの反動だ。 「ウゴッ、カハッ!」 森岳の射精が喉に粘ついて、有紀はむせ返った。 「ほら、歯立てんじゃないよ」 ペシペシと軽く頬をはたく口内種付け男。彼の手の平を苦悶の涙が濡らす。運動場このかた、頬を伝う筋は乾く暇がない。そこをペッコリへこませて、言われるがままネバネバ汁を吸い取る女。その口は女陰に等しく男根を包み込む型へすっかりしつらえられていた。 森岳を吐き出してもぽっかり開いたままの口淫膣。アーンして、次の肉棒を受け入れる。次は沼尻だ。友人が終わると、当たり前にその跡地を使いだす。 「美人の口マンコはいいなあ。どうしてこう、顔かたちで気持ち良さが違うかねえ」 そんな感想を述べながら、彼は他人妻でイラマチオを愉しんだ。彼からしてみれば、有紀は年増の派手な美人妻という印象でしかない。羽根沢や森岳もそうだ。あまり詳しくは素性を知らないし、まして恨みなどなかった。ただ集団で辱められている淫乱女と出会ったというに過ぎない。 「思い出しますねえ、この奥さん見てると」 藪塚が依然活発な剛直をしごきながら言った。それは彼を含む新入り七名に共通の体験のことを指していた。 「ああ、そういえば、前にもマワしたことあるんすよね」 先程ちらりと話したことを勘良く思い出して、慶介が話を振った。 「そうそう、あれもいい乳マンコだったなあ」 藪塚は些か優越感に浸りながら、後輩達に語リ出す。 「デカかったんすか、その女も」 横から浩樹も話に加わる。 「おう、相当デカパイだったな」 「このおばさんと比べたら?」 「う~ん、甲乙つけがたいな。この奥さんも相当デカいからな」 「え? このおばさん位あったんすか。爆乳っすね」 三人が話していると、鎌先もそこへ口を出す。 「だから、こんな恥ずかしい乳ブラブラさせてる女はな、結局ヤりたくてヤりたくて仕方がないんだって」 「ハハハ、そうかもね。この奥さんもこんなヘンタイボディーじゃ、一本のオチンチンじゃ満足できないんだろうね。毎日オチンチン欲しくて仕方ないんだろうね」 友人の解説を受け、そう言ったのは矢板だ。彼は言いながら、そっと服部の方へと近づき始めた。次の順番を狙っているのである。 「いやハハ、恥ずかしいんだけど、いいよね」 誰に言うともなしに言って、笑いを誘う。 「いいよいいよ、ヤりなよ、おじさんも」 慶介が調子よく囃し立てる。 そのやり取りに急かされたというのでもないが、服部がちょうどフィニッシュを迎えた。 「オウ、金光さんの奥さん……オウ、そんなにオマンコしゃぶりついて……オ、オゥフ、あ~、す、吸い取られる」 彼の印象によれば、有紀の淫穴は吸着し、また収縮し、淫棒から注入される精液を、一滴余さず抜き去ろうとしているという。やがて、彼が当面満足して離れると、時間差を置いて鈴口から溢れ出た白濁汁の残りが床に垂れた。これと同じものが、有紀の腹にたっぷりと残してゆかれたのである。 「ではでは、恥ずかしながら」 順番待ちの矢板が、これまた当たり前に連続生殖に挑む。彼が抑えるまでもなく、回され女はまるで解剖台の上のカエルのように仰向けで股を開きっぱなし、また指で開くまでもなく、女陰は男根の跡をさらしてスッポリくり貫かれっぱなし。簡単にその淫汁の海へ硬直をズブリと沈め込んだ。 「おおっ、これこれ。久しぶりだなあ」 矢板は感嘆しながら、そろそろと腰を振り下ろし始める。彼の痩せた尻のえくぼが、動きに合わせて時に影を濃くした。 高かった陽もようやく落ちかかっている。騎馬戦も終わり、大会はいよいよ大詰めだ。 「もう少し早く気付いていればなあ」 袋田がボソリと呟いた。 一方、彼の部下は後輩達相手に例の経験談を本調子で語ろうとしていた。 「その人、うちの温泉のお客さんでさあ――」 しかし、その会話は突然扉を開けて現れた人物によって中断させられた。一瞬緊張の走った現場であったが、それが“身内”と分かると高橋、花村をはじめ、見知った一同に安堵が広がる。 それは鈴木であった。鈴木は暗がりの中で目を凝らしつつ、しばしキョロキョロとしていたが、やがて目当ての人物を探し当てたと見え、ズカズカとその人の方へ近寄っていった。もっとも、また知らない面々が増えていることにギョッとしはしたが。 「服部さん、ちょっとちょっと」 彼は小声で呼んで、服部を手招きした。小林の手はず通り彼がここに来ているであろうことは、先程窓から見えた人馬の状況からも確かだった。島田もそれを見越して策を練ったものだ。すなわち、鈴木は島田との話し合いで浮上した策に従い、服部の本業を必要として来たのであった。 〈つづく〉 |